JP3462344B2 - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物Info
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Description
衝撃強度のバランスのとれたポリカーボネート系樹脂組
成物に関する。
衝撃性)、電気特性、透明性等にすぐれ、代表的なエン
ジニアリングプラスチックとして、OA機器、電気・電
子機器、自動車分野等様々な分野において、幅広く利用
されている。そして、これらの利用分野の中には、OA
機器、電気・電子機器分野を中心として、難燃性が要求
される分野がある。
でも酸素指数が高く、一般的には自消性を有する樹脂と
いわれている。しかしながら、OA機器、電気・電子機
器分野で要求される難燃性のレベルは一般的にUL94
規格でV−0レベルと高く、難燃性を付与するには、通
常、難燃剤や難燃助剤を添加することによって行われて
いる。
薄肉・軽量化しており、成形材料としては高流動性が要
求される。その具体的解決策として、ポリカーボネート
とABS樹脂をブレンドする方法が特開平7−1334
17号公報、特開平7−179673号公報等で提案さ
れている。
本来有する優れた耐候性、耐熱安定性、良離型性を犠牲
にして、ABS樹脂の有する耐溶剤性の欠如から工業的
に重要な一部用途で使用不能という問題点を有してい
る。このようなABS樹脂等の他樹脂をブレンドせず、
流動性を向上させるには、ポリカーボネート樹脂の分子
量を20,000以下にする方法があるが、分子量を下
げることにより衝撃強度が著しく低下してしまい、これ
を防止するためにはエラストマーを添加する方法もある
が、エラストマー添加量が多いと難燃性が低下してしま
う。
たポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体
をポリカーボネートとのブレンド物に用いた樹脂組成物
は現在までに、種々提案されてきているが(特開昭63
−28059号公報、特開平1−210462号公報、
特開平4−202465号公報、特開平6−27967
0号公報、特開平6−313103号公報)、流動性・
難燃性・衝撃強度の物性バランスは充分なものではな
い。
で12×10-2ml/s以上、難燃性がt=1.0m
m、V−0レベル、アイゾット衝撃強度が−10℃で6
0%以上延性破壊を示す、流動性・難燃性・衝撃強度の
物性バランスのとれた優れた難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物を提供することを目的とする。
を解決するため鋭意検討した結果、ポリカーボネートに
ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体、
特別の複合ゴム系グラフト共重合体、ハロゲン系化合物
及びポリテトラフルオロエチレンを得定量配合すること
により、樹脂組成物全体として、流動性・難燃性・衝撃
強度の物性バランスのとれたものが得られることを見い
だし、本発明を完成させた。
る。 (1)(A)ポリカーボネート0〜95重量%と(B)
ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体で
あって、ポリオルガノシロキサン部の割合が(A)ポリ
カーボネートおよび(B)ポリカーボネート−ポリオル
ガノシロキサン共重合体の合計量に対し、0.1〜5重
量%であるもの5〜100重量%に更に、(A)成分と
(B)成分の合計量を100重量部として、(C)複合
ゴム系グラフト共重合体であって、ポリオルガノシロキ
サンゴム成分1〜99重量%とポリアルキルアクリレー
トゴム成分99〜1重量%とが相互に絡み合った構造を
有し、且つ平均粒径が0.01から0.6μmである複
合ゴムに1種又は2種以上のビニル系単量体がグラフト
重合されてなるもの0.1〜8重量部と(D)全組成物
中のハロゲン含有率が0.1〜6重量%に相当する量の
ハロゲン系化合物と(E)ポリテトラフルオロエチレン
0.05〜1.0重量部とを配合してなる樹脂組成物。 (2)(D)ハロゲン系化合物が臭素化ポリスチレンで
ある上記(1)記載の樹脂組成物。 (3)(A)成分及び(B)成分からなる樹脂組成物の
粘度平均分子量が10,000から30,000である
上記(1)記載の樹脂組成物。
する。本発明の難燃ポリカーボネート樹脂組成物を構成
する各成分について、順に説明する。 (A)成分のポリカーボネート (A)成分のポリカーボネートとしては慣用された製造
方法、すなわち、通常、二価フェノールとホスゲンまた
は炭酸エステル化合物等のポリカーボネート前駆体とを
反応させることにより、製造することが出来る。具体的
には例えば、塩化メチレンなどの溶媒中において、公知
の酸受容体や分子量調節剤の存在下、更に、必要により
分岐剤を添加し、二価フェノールとホスゲンのようなカ
ーボネート前駆体との反応により、あるいは二価フェノ
ールとジフェニールカーボネートのようなカーボネート
前駆体とのエステル交換反応などによって製造される。
るが、特に、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン〔通称:ビスフェノールA〕が好適である。ビ
スフェノールA以外のビスフェノールとしては、例え
ば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン;1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン;2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)オクタン;2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フェニルメタン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−1−メチルフェニル)プロパン;ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ナフチルメタン;1,1
−ビス(4−ヒドロキシ−t−ブチルフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニ
ル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−テトラメチルフェニル)プロパン;2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3−クロロフェニル)プロパン;2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−テトラクロロフェニ
ル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5
−テトラブロモフェニル)プロパン等のビス(ヒドロキ
シアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロペンタン;1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−3,5,5−トリメチルシクロ
ヘキサン等のビス(ヒドロキシアリール)シクロアルカ
ン類、4,4’−ジヒドロキシフェニルエーテル;4,
4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェニルエー
テル等のジヒドロキシアリールエーテル類、4,4’−
ジヒドロキシジフェニルスルフィド;4,4’−ジヒド
ロキシ−3,3’−ジメチルジフェニルスルフィド等の
ジヒドロキシジアリールスルフィド類、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホキシド;4,4’−ジヒドロ
キシ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホキシド等の
ジヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4’−ジ
ヒドロキシジフェニルスルホン;4,4’−ジヒドロキ
シ−3,3’−ジメチルジフェニルスルホン等のジヒド
ロキシジアリールスルホン類、4,4’−ジヒロキシジ
フェニルなどのジヒドロキシジフェニル類などが挙げら
れる。これらの二価フェノールは、それぞれ単独で用い
てもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
ェニールカーボネート等のジアリールカーボネートやジ
メチルカーボネート、ジエチルカーボ等のジアルキルカ
ーボネート等が挙げられる。そして分子量調整剤として
は通常、ポリカーボネートの重合に用いられるものでよ
く、各種のものを用いることができる。具体的には、一
価フェノールとして、例えば、フェノール,o−n−ブ
チルフェノール,m−n−ブチルフェノール,p−n−
ブチルフェノール,o−イソブチルフェノール,m−イ
ソブチルフェノール,p−イソブチルフェノール,o−
t−ブチルフェノール,m−t−ブチルフェノール,p
−t−ブチルフェノール,o−n−ペンチルフェノー
ル,m−n−ペンチルフェノール,p−n−ペンチルフ
ェノール,o−n−ヘキシルフェノール,m−n−ヘキ
シルフェノール,p−n−ヘキシルフェノール,p−t
−オクチルフェノール,o−シクロヘキシルフェノー
ル,m−シクロヘキシルフェノール,p−シクロヘキシ
ルフェノール,o−フェニルフェノール,m−フェニル
フェノール,p−フェニルフェノール,o−n−ノニル
フェノール,m−ノニルフェノール,p−n−ノニルフ
ェノール,o−クミルフェノール,m−クミルフェノー
ル,p−クミルフェノール,o−ナフチルフェノール,
m−ナフチルフェノール,p−ナフチルフェノール;
2,5−ジ−t−ブチルフェノール;2,4−ジ−t−
ブチルフェノール;3,5−ジ−t−ブチルフェノー
ル;2,5−ジクミルフェノール;3,5−ジクミルフ
ェノール;p−クレゾール,ブロモフェノール,トリブ
ロモフェノールなどが挙げられる。これらの一価フェノ
ールのなかでは、p−t−ブチルフェノール,p−クミ
ルフェノール,p−フェニルフェノールなどが好ましく
用いられる。
1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン;α,
α’,α”−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1,
3,5−トリイソプロピルベンゼン;1−〔α−メチル
−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4−
〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロキシフェニル)エチ
ル〕ベンゼン;フロログリシン,トリメリト酸,イサチ
ンビス(o−クレゾール)等の官能基を3つ以上有する
化合物を用いることもできる。本発明において用いられ
るポリカーボネートは通常、粘度平均分子量が10,0
00〜100,000のものが好ましく、より好ましく
は15,000〜40,000である。
ロキサン共重合体 (B)成分のポリカーボネート−ポリオルガノシロキサ
ン共重合体であって、ポリオルガノシロキサン部の割合
が(A)ポリカーボネートおよび(B)ポリカーボネー
ト−ポリオルガノシロキサン共重合体の合計量に対し、
0.1〜5重量%であるものである。この(B)成分の
共重合体は、様々なものがあるが、好ましくは一般式
(1)
原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子)又は炭素数1
〜8のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、アミル基、イソ
アミル基、ヘキシル基など)であり、それぞれ同じであ
っても異なってもよい。a、bは0〜4である。Yは単
結合、炭素数1〜8のアルキレン基又は炭素数2〜8の
アルキリデン基(例えばメチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基、ブチレン基、ペンテリレン基、ヘキシレン
基、エチリデン基、イソプロピリデン基など)、炭素数
5〜15のシクロアルキレン基又はシクロアルキリデン
基(例えばシクロペンチレン基、シクロヘキシレン基、
シクロペンチリデン基、シクロヘキシリデン基など)、
アルキレンエステル基、アルキレンカルボニル基、−O
−,−S−,−SO2 −,又は−CO−結合で表される
結合を示す。〕で表される構造の繰り返し単位を有する
ポリカーボネート部と一般式(2)
〜5のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基など)又はフェニル
基であり、それぞれ同じであっても異なるものであって
もよい。また、p及びqはそれぞれ0または1以上の整
数である。〕で表される構造の繰り返し単位を有するポ
リオルガノシロキサン部からなるものである。
〜100が好ましく、また、ポリオルガノシロキサン部
の重合度は2〜500が好ましい。上記のポリカーボネ
ート−ポリオルガノシロキサン共重合体は上記一般式
(1)で表わされる繰り返し単位を有するポリカーボネ
ート部と上記一般式(2)で表わされる繰り返し単位を
有するポリオルガノシロキサン部とからなるブロック共
重合体であって、粘度平均分子量が10,000〜4
0,000、好ましくは12,000〜35,000の
ものである。
れたポリカーボネート部を構成するポリカーボネートオ
リゴマー(PCオリゴマー)と末端に反応性基を有する
ポリオルガノシロキサン(例えばポリジメチルシロキサ
ン、ポリジエチルシロキサン等のポリジアルキルシロキ
サンあるいはポリメチルフェニルシロキサン等)とを塩
化メチレン、クロロベンゼン、クロロホルム等の溶媒に
溶解させ、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液
を加え、触媒として、トリエチルアミンやトリメチルベ
ンジルアンモニウムクロライド等を用い、界面重縮合反
応することにより、製造することができる。
−ポリオルガノシロキサン共重合体であって、ポリオル
ガノシロキサン部の割合が(A)ポリカーボネートおよ
び(B)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共
重合体の合計量に対し、0.1〜5重量%であるものが
好適に用いることができる。このポリオルガノシロキサ
ン部の割合が0.1重量%未満では衝撃強度が不充分で
あり、5重量%を超えると経済的に不利となるばかり、
耐熱性が低下し好ましくない。
比は(A)成分0〜95重量%、(B)成分100〜5
重量%である。また、(A)成分及び(B)成分の全体
の粘度平均分子量が通常、15,000〜40,000
であり、より好ましくは組成物の良流動性を向上させる
ため、15,000〜20,000が好適である。
リオルガノシロキサンゴム成分1〜99重量%とポリア
ルキルアクリレートゴム成分99〜1重量%とが分離で
きないように相互に絡み合った構造を有し、且つ平均粒
径が0.01から0.6μmである複合ゴムに1種又は
2種以上のビニル系単量体がグラフト重合されてなるも
のである。
公知な方法、例えば特開昭64−79257号公報、特
開平1−190746号公報に開示された製造方法によ
って製造可能である。それはポリオルガノシロキサンゴ
ムのラテックスを調整し、次にアルキル(メタ)アクリ
レートゴムの合成用単量体をポリオルガノシロキサンゴ
ムラテックスのゴム粒子に含浸させてから、アルキル
(メタ)アクリレートゴムの合成用単量体を重合して製
造する方法である。
ルシロキサン等鎖状オルガノシロキサンと多官能シラン
系架橋剤、例えばトリメトキシメチルシラン、テトラエ
トキシシラン等を0.1〜30重量%配合して乳化重合
して得られる。また、このラテックスの製造は米国特許
第2891920号公報等に開示された方法を用いるこ
とができ、前記乳化重合に際し、重合開始剤でもあるア
ルキルベンゼンスルホン酸、アルキルスルホン酸等のス
ルホン酸系乳化剤の存在下で、例えばホモジナイザー等
を用いて水と混合する方法により製造することにより、
得られる。
キサンゴムラテックスに水酸化ナトリウム等のアルカリ
水溶液を添加して中和し、アルキル(メタ)アクリレー
トとしてメチルアクリレート、n−ブチルアクリレート
等を、架橋剤としてエチレングリコールジメタクリレー
ト等を、グラフト反応促進剤としてアリルメタクリレー
ト等を添加して、ポリオルガノシロキサンゴム粒子に含
浸させた後、通常のラジカル重合開始剤を作用させて重
合する。重合反応の進行と共に、ポリオルガノシロキサ
ンゴムの架橋された網に、絡んでポリアルキル(メタ)
アクリレートゴムの架橋された網が形成され、実質上分
離できない複合ゴムのラテックスが得られる。
チレン等のアルケニル芳香族化合物、メチルメタクリレ
ート等のメタクリル酸エステル、メチルアクリレート等
のアクリル酸エステル、アクリルニトリル等のシアン化
ビニル化合物等の各種ビニル系単量体を用いることがで
き、上記複合ゴムのラテックスに加え、ラジカル重合を
1段または多段で重合させる。更に、得られたラテック
スに塩化カルシウム等を投入して、塩析、凝固して分離
・回収する。
(A)成分と(B)成分の合計量を100重量部とし
て、通常、0.1〜8重量部が好ましい。更に、より好
ましくは3〜7重量部である。0.1重量部未満では衝
撃強度が不充分であり、8重量部を超えると難燃性が低
下して好ましくない。
ので、具体的には例えば、ハロゲン化エポキシ化合物、
ペンタブロモベンジルアクリレート、ハロゲン化アミド
化合物、ポリ(ジブロモフェニレンオキシド)、ポリト
リブロモスチレン、ポリジブロモスチレンなどの臭素化
ポリスチレン、テトラブロモビスフェノールA、テトラ
ブロモ無水フタール酸、ヘキサブロモベンゼン、トリブ
ロモフェニルアリルエーテル、ペンタブロモトルエン、
ペンタブロモフェノール、トリブロモフェノール、2,
3−ジブロモプロピルエーテル、トリス(2,3−ジブ
ロモプロピル)ホスフェート、トリス(2−クロロ−3
−ブロモプロピル)ホスフェート、オクタブロモジフェ
ニルエーテル、デカブロモジフェニルエーテル、オクタ
ブロモビフェニル、ペンタクロロペンタシクロデカン、
ヘキサブロモシクロドデカン、ヘキサクロロベンゼン、
ペンタクロロトルエン、ヘキサブロモビフェニル、デカ
ブロモビフェニル、テトラブロモブタン、デカブロモビ
フェニルエーテル、ヘキサブロモビフェニルエーテル、
エチレン−ビス−(テトラブロモフタルイミド)、テト
ラクロロビスフェノールA、テトラブロモビスフェノー
ルA,テトラクロロビスフェールA、テトラブロモビス
フェールA,テトラクロロビスフェノールA又はテトラ
ブロモビスフェールAのオリゴマー、臭素化ポリカーボ
ネートオリゴマーなどのハロゲン化ポリカーボネートオ
リゴマー、ポリクロロスチレン、ビス(トリブロモフェ
ノキシ)エタンなどが挙げられる。
化ポリスチレンおよびポリ(ジブロモフェニレンオキシ
ド)が好適である。臭素化ポリスチレンはポリジブロモ
スチレン、ポリトリブロモスチレン又はそれらの共重合
体であってもよい。また、臭素化ポリスチレンはポリス
チレンを臭素化して製造してもよいし、臭素化スチレン
を重合したものでもよい。これらの難燃剤の臭素含有率
は50%以上であるのが好ましい。
全組成物中のハロゲン含有率が通常、0.1〜6重量%
で用いられ、より好ましくは2〜4重量%である。0.
1重量%未満では難燃性が不充分であり、6重量%を超
えると、熱安定性が損なわれ、耐衝撃強度も低下するな
ど好ましくない。
E)は溶融滴下防止効果を付与するもので、フィブリル
形成能を有するものを用いると、高い難燃性を付与する
ことができる。
は、特に制限はないが、例えばASTM規格によりタイ
プ3に分類されるものを用いることが出来る。このタイ
プ3に分類できるものとしては、具体的にはテフロン6
−J(商品名三井・デュポンフロロケミカル社製)、ポ
リフロンD−1,ポリフロンF103(商品名ダイキン
工業製)等が挙げられる。
もよい。上記のようなフィブリル形成能を有するPTF
Eは例えば、テトラフルオロエチレンを水性溶媒中で、
例えばナトリウム、カリウムあるいはアンモニウムパー
オキシジスルフィドの存在下で、1〜100psiの圧
力下で温度0〜200℃、好ましくは20〜100℃で
重合させることにより得ることが出来る。
00重量部として、(E)成分としては通常、0.05
〜1.0重量部、より好ましくは0.1〜0.5重量部
がよい。0.05重量部未満では充分な溶融滴下防止効
果が得られず、1.0重量部を超えると耐衝撃性および
成形外観に悪影響を及ぼすのみで好ましくはない。本発
明の樹脂組成物は前記各成分(A),(B),(C),
(D)および(E)の他に、必要に応じて(F)成分と
して各種の無機充填剤、添加剤、その他合成樹脂等を本
発明の目的を阻害しない範囲で配合することが出来る。
的強度、耐久性または増量を目的として配合される前記
無機質充填剤としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、
ガスビーズ、ガラスフレーク、カーボンフレーク、カー
ボンブラック、硫酸カルシウウム、炭酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウム、参加チタン、アルミナ、シリカ、アス
ベスト、タルク、クレー、マイカ、石英粉等が挙げられ
る。また、前記添加剤としては、例えばヒンダードフェ
ノール系、リン系(亜燐酸エステル系、燐酸エステル系
等)、アミン系等の酸化防止剤、例えばベンゾトリアゾ
ール系、ベンゾフェノン系の紫外線吸収剤、例えば脂肪
族カルボン酸エステル系、パラフィン系、シリコンオイ
ル、ポリエチレンワックス等の外部且つ剤、常用の難燃
剤、離形剤、帯電防止剤、着色剤等が挙げられる。
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、AS樹脂、ABS
樹脂、ポリメチルメタクリレート等の各樹脂を挙げるこ
とができる。該配合及び混練は通常、用いられる方法、
例えばリボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、バンバ
リーミキサー、ドラムタンブラー、単軸スクリュー押出
機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー
押出機等を用いる方法により行うことができる。混練に
際しての加熱温度は通常、240〜300℃の範囲で選
ばれる。
成物は既知の種々の成形方法、例えば射出成形、中空成
形、押出成形、圧縮成形、カレンダー成形、回転成形等
を適用することができ、OA機器、電気・電子機器、移
動体通信機器分野の成形品を製造するのに供することが
出来る。
により詳しく説明する。 製造例1−1 〔PCオリゴマーAの製造〕400リットルの5重量%
水酸化ナトリウム水溶液に60kgのビスフェノールA
を溶解し、ビスフェ ノールAの水酸化ナトリウム水溶
液を調整した。
ルAの水酸化ナトリウム水溶液を138リットル/時間
の流量で、また塩化メチレンを69リットル/時間の流
量で、内径10mm、管長10mの管型反応器にオリフ
ィス板を通して導入し、これにホスゲンを並流して1
0.7kg/時間の流量で吹き込み、3時間連続的に反
応させた。ここで用いた管型反応器は二重管となってお
り、ジャケット部分には冷却水を通して反応液の排出温
度を25℃に保った。また、排出液のpHは10〜11
を示すように調製した。
ことにより、水相を分離、除去し、塩化メチレン相(2
20リットル)を採取して、これにさらに塩化メチレン
170リットルを加え、十分に撹拌したものをPCオリ
ゴマーA(濃度317g/リットル )とした。 ここ
で得られたPCオリゴマーの重合度は3〜4であった。
チルシクロテトラシロキサン、96gの1,1,3,3-テトラ
メチルジシロキサン及び35gの86%硫酸を混ぜ、室
温で17時間攪拌した。その後オイル相を分離し、25
gの炭酸水素ナトリウムを加え1時間攪拌した。濾過し
た後、150℃、3torrで真空蒸留し、低沸点物を除き
オイルを得た。60gの2-アリルフェノールと0.00
14gの塩化白金−アルコラート錯体としてのプラチナ
との混合物に、上記で得られたオイル294gを90℃
の温度で添加した。この混合物を90〜115℃の温度
に保ちながら3時間攪拌した。生成物を塩化メチレンで
抽出し、80%の水性メタノールで3回洗浄し、過剰の
2-アリルフェノールを除いた。その生成物を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、真空中で115℃の温度まで溶剤を
留去した。得られた末端フェノールPDMSはNMRの
測定により、ジメチルシラノオキシ単位の繰り返し数は
30であった。
1,3,3-テトラメチルジシロキサンの量を18.1gに変
えた以外は、製造例2−1と同様に実施した。得られた
末端フェノールPDMSは、NMRの測定により、ジメ
チルシラノオキシ単位の繰り返し数は150であった。
得られた反応性PDMS−A185gを塩化メチレン2
リットルに溶解し、製造例1で得られたPCオリゴマー
10リットルを混合した。そこへ、水酸化ナトリウム2
6gを水1リットルに溶解させたものと、トリエチルア
ミン5.7ccを加え、500rpmで室温にて1時間
攪拌、反応させた。
水酸化ナトリウム水溶液5リットルにビスフェノールA
600gを溶解させたもの、塩化メチレン8リットル及
び p-tert-ブチルフェノール81gを加え、500rp
mで室温にて1時間攪拌、反応させた。反応後、塩化メ
チレン5リットルを加えさらに、水5リットルで水洗、
0.01規定水酸化ナトリウム水溶液5リットルでアル
カリ洗浄、0.1規定塩酸5リットルで酸洗浄、及び5
リットルで水洗を順次行い、最後に塩化メチレンを除去
し、チップ状のPC−PDMS共重合体を得た。
おいて、 p-tert-ブチルフェノール81gを113gに
変えた他は、製造例3−1と同様にして、チップ状のP
C−PDMS共重合体を得た。
おいて、反応性PDMS−A185gを42gに変え、
p-tert-ブチルフェノール81gを96gに変えた他
は、製造例3−1と同様にして、チップ状のPC−PD
MS共重合体を得た。
おいて、反応性PDMS−Aを反応性PDMS−Bに変
え、p-tert-ブチルフェノール81gを113gに変え
た他は、製造例3−1と同様にして、チップ状のPC−
PDMS共重合体を得た。
S共重合体A1 〜A4 については、それぞれ120℃で
一昼夜乾燥後、280℃の押出機でペレット化した。そ
して、それぞれについて、その物性評価として、PDM
S鎖長、PDMS含有率及び粘度平均分子量を測定し
た。その結果を第1表に示す。
粘度平均分子量の測定は、次に従った。 1.PDMS鎖長(n:ジメチルシラノオキサン単位)1 HNMRで0.2ppmに見られるジメチルシロキサ
ンのメチル基のピークと、2.6ppmに見られるPC
−PDMS結合部のメチレン基のピークとの強度比から
求めた。
のイソプロピルのメチル基のピークと、0.2ppmに
見られるジメチルシロキサンのメチル基のピークの強度
比から求めた。 3.粘度平均分子量(Mv) ウベローデ型粘度管にて、20℃における塩化メチレン
溶液の粘度を測定し、これより極限粘度〔η〕を求めた
後、次式にて算出した。 〔η〕=1.23×10-5×Mv0.83
1 〜A4 及び市販のポリカーボネート、複合ゴム系グラ
フト共重合体、ハロゲン系化合物及びPTFEを第2表
に示す配合割合で配合し、ベント付き二軸押出機〔東芝
機械(株)製、TEM−35B〕によって温度280で混
練し、ペレット化した。得られたペレットのPC/PC
−PDMS中のPDMS含有率、組成物中のBr含有率
及びPC/PC−PDMS共重合体の粘度平均分子量(M
v)を第3表に示す。
5時間熱風乾燥した後、射出成形機〔東芝機械(株)製、
IS100EN〕を用いて、280℃の成形温度、80
℃の金型温度でキャビティー内に射出成形して、試験片
を作製した。なお、実施例及び比較例において用いた各
原料は、次の通りである。 〔ポリカーボネート樹脂〕 B1 : タフロン A2200 〔出光石油化学(株)製
Mv=21,000〕 B2 : タフロン A150
0 〔出光石油化学(株)製 Mv=15,000〕 〔複合ゴム系グラフト共重合体〕 C1 : メタブレン S−2001 〔三菱レイヨン
(株)製〕 〔ハロゲン系化合物〕 D1 : パイロチェック 68PB〔日産フェロ有機化
学(株)製;ポリトリブロモスチレン(臭素含有率68重
量%)〕 D2 : ファイヤーガード FG−7500〔帝人化成
(株)製;テトラブロモビスフェノールAオリゴマー(臭
素含有率52重量%)〕 〔PTFE〕 E1 : アルゴフロンF5 〔モンテフルオス社製;フ
ィブリル形成能有り〕〔ポリジメチルシロキサン〕 F1 : SH200 〔東レダウコーニングシリコーン
(株)製、PDMS鎖長n=130〕 得られたペレット及び試験片の性能評価として、アイゾ
ット衝撃強度、難燃性、Br含有率及び流れ値を測定し
た。
7110に準拠し、測定温度−10℃で測定した。測定
本数10本のうち、脆性破壊せず、延性破壊する本数を
求め、その100分率(%)を算出した。 2)難燃性:UL94規格1.0mm(厚さ)アンダー
ライターズラボラトリー・サブジェクト94に従って垂
直燃焼試験を行なった。
て、測定した。 4)流れ値:JIS K7210に準拠し、測定温度2
80℃,荷重160kgで測定した。 以上の性能評価の結果を第4表に示す。
撃強度のいずれにも優れた、ポリカーボネート樹脂組成
物を提供することができる。従って、本発明によって得
られる樹脂組成物は、例えば、OA機器、電気・電子機
器、移動体通信機器分野等に好適に用いられる。
Claims (3)
- 【請求項1】(A)ポリカーボネート0〜95重量%と
(B)ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重
合体であって、ポリオルガノシロキサン部の割合が
(A)ポリカーボネートおよび(B)ポリカーボネート
−ポリオルガノシロキサン共重合体の合計量に対し、
0.1〜5重量%であるもの5〜100重量%に更に、
(A)成分と(B)成分の合計量を100重量部とし
て、(C)複合ゴム系グラフト共重合体であって、ポリ
オルガノシロキサンゴム成分1〜99重量%とポリアル
キルアクリレートゴム成分99〜1重量%とが相互に絡
み合った構造を有し、且つ平均粒径が0.01から0.
6μmである複合ゴムに1種又は2種以上のビニル系単
量体がグラフト重合されてなるもの0.1〜8重量部と
(D)全組成物中のハロゲン含有率が0.1〜6重量%
に相当する量のハロゲン系化合物と(E)ポリテトラフ
ルオロエチレン0.05〜1.0重量部とを配合してな
る樹脂組成物。 - 【請求項2】(D)ハロゲン系化合物が臭素化ポリスチ
レンである請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】(A)成分及び(B)成分からなる樹脂組
成物の粘度平均分子量が10,000から30,000
である請求項1記載の樹脂組成物。
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