JP3461978B2 - 木造軸組の接合金物 - Google Patents

木造軸組の接合金物

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、木造軸組におけ
る軸組部材の接合用金物に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、柱と梁等を接合する木造軸組の接
合用金物として、金属板を折り曲げて形成される金物の
当接部等を柱等の側面に当接してボルトで固定し、一対
の挿入部を梁の端面等に形成したスリットへ挿入して、
ボルト或いはピン等によって固定するものが考えられて
いる(特開昭59−217850号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の接合用金物
においては、金物の挿入部を梁等の端部のスリット等へ
挿入してボルト等によって固定するものであるため、金
物が大きく目立たず、また、接合作業が容易であるとい
った利点がある。しかしながら、金物の当接部は、ボル
トによって柱へ固定されているだけであるから、それら
のボルト挿入穴との間のクリアランスのために、地震等
の際にクリアランスの範囲で初期変形を生ずるという問
題がある。 【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、地震等の際に金物と柱部材との間で変形を生ずる
ことのない接合用金物を提供することを目的とするもの
である。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、柱などの一方の軸組材の側面に当接
して固定される当接部と、その当接部より直角方向に張
り出した挿入部とからなり、その挿入部を他方の軸組材
のスリットへ挿入してその軸組材側面から挿入したボル
トなどの固定部材で固定する接合金物であって、前記当
接部より突出して前記一方の軸組材へ喰い込むような突
起を形成してあることを特徴とする。 【0006】また、上記において、挿入部の下端に連設
して水平方向の底部を形成してある。 【0007】そして、前記突起は、挿入部に連設し且つ
側面から見て三角形状の突片と、底部に連設し且つ平面
から見て三角形状の突片とからなるとともに、これら両
突片が互いに連設されている。 【0008】 【作用】上記のようにして、金物には一方の軸組部材へ
食い込む突起が形成されているので、この軸組部材と金
物との間で確実に位置決めされた状態で固定され、この
ため、地震の際等の初期変形を防止することができる。
また、金物には他方の軸組部材を載せるための底部が設
けられているので、地震の際等にその他方の軸組部材が
金物に対して下方へ落ちるのを防止することができる。 【0009】 【実施例】図1において、(1)は、この発明の一方の軸
組部材である柱、(2)は、その柱(1)の側面に接合され
る他方の軸組部材としての梁であって、その梁(2)の接
合端面には、一定深さのスリット(3)(3)が、その梁
(2)の上下に貫通して形成されている。また、両スリッ
ト(3)(3)間の先端が切り落としされて、梁(2)先端中
央に溝(4)を形成している。 【0010】(5)が、この発明の接合金物を示してい
る。(6)は、前記柱(1)の側面に当接される金属板から
なる当接部であって、この当接部(6)には、図3で示す
ように、上下方向に一定間隔をおいて形成した上部側4
個のボルト穴(7)(7)…と、同様に一定の間隔をおいて
形成した下側4個のボルト穴(8)(8)…とが 形成され
ている。当接部(6)の左右方向の両端が、平面から見て
直角方向に折り曲げられて、この発明の挿入部(9)(9)
を形成し、更に、これら挿入部(9)(9)の下端を、とも
に水平部内方向に折り曲げて底部(10)(10)を形成してい
る。これら底部(10)(10)の対向端部間に隙間(15)を有
し、当接部(6)とは反対側におけるこれら底部(10)(10)
先端部分を前記隙間(15)を埋めるようにして溶接(16)し
て一体に連結している。 【0011】挿入部(9)(9)は、その上端部近傍と下端
部部分に一対のボルト穴(11)(12)が形成され、上部側ボ
ルト穴(11)の下方と、下側のボルト穴(12)の側方にピン
挿入穴(13)(13)が形成されている。上部側のボルト穴(1
1)は、挿入部(9)の上端から切欠したV字型切欠(14)に
よって上端側に開放され、これによって、上方からボル
トを落とし込んで挿入できるようにしている。 【0012】他方、挿入部(9)の下端部における前記当
接部(6)側の端部には、側面から見て三角形状の突片(1
7)が形成されている。他方、この突片(17)に連設するよ
うにして底部(10)の端部に平面から見て三角形状の突片
(18)が形成されて、これらによって、この発明の突起(1
9)を形成している。 【0013】上記の金物(5)を用いた柱(1)と梁(2)の
接合方法を説明すると、まず、金物(5)の当接部(6)の
外側面を柱(1)の側面に当接させて、その柱(1)のボル
ト穴(20)と金物(5)のボルト穴(7)(8)を合致させて位
置決めし、この状態でボルト(21)をそれらのボルト穴
(7)(8)(21)を貫通するように挿入して、この金物(5)
を柱(1)へ固定する。通常、金物(5)は予め固定した状
態で現場へ搬入されるが、現場で取付けることとしても
よいものである。図示していないが、この金物(5)の反
対側の側面にも、梁(2)が接合される場合には、同じ金
物(5)をその金物(5)と対称に配置して、同じボルト(2
1)によって共締め固定する。また、直角な方向に梁(2)
が接合される場合には、当接部(6)の前記ボルト穴(7)
(8)の位置を互いにずらせ、例えば、一方向において
は、上部側4個のボルト穴(7)(7)…のうち、最上段と
3段目のボルト穴(7)及び下部側ボルト穴(8)(8)…の
最上段と3段目のボルト穴(8)を使用し、それと直角な
方向に対しては、残りの4個のボルト穴を使用して交叉
状に接合する。このボルト(21)を強く締め付けることに
より、前記の突起(19)が柱(1)の側面に食い込み、確実
に位置決めされることになる。 【0014】次いで、梁(2)をそのスリット(3)(3)
へ、前記挿入部(9)(9)を挿入するようにして取付け
る。このとき、これらの挿入部(9)(9)に対応するよう
にして形成された一対の梁(2)側のボルト穴(22)(23)の
うち、上部側のボルト穴(22)には、予めボルト(26)が取
付けられており、前記切欠部(14)より、このボルト(26)
を落とし込むようにして設置することで、そのボルト(2
6)がボルト穴(11)へ自動的にはまりこみ、これによっ
て、梁(2)の位置決めを行うことができる。このとき、
梁(2)の下面が前記底部(10)(10)の上面に載置されるよ
うに形成されている。この状態で、梁(2)に形成された
ピン挿入穴(24)(24)と挿入部(9)のピン挿入穴(13)(13)
とが互いに合致しており、梁(2)の側面からこれらのピ
ン挿入穴(24)(13)へドリフトピン(25)を打ち込むととも
に、残りのボルト穴(12)(23)へボルト(27)を挿入して締
め付けることで、この梁(2)が金物(5)へ固定されて、
それら梁(2)と柱(1)とが互いに接合されることとな
る。 【0015】 【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、柱等の
一方に軸組部材へ当接して固定される金物の側面にその
軸組部材へ食い込む突起を形成していることから、その
金物を固定しているボルト等の穴部分にクリアランスが
あったとしても、この突起部分で確実に位置決めした状
態で保持されるから、地震等の際の初期変形を防止する
ことができる。また、梁等の軸組部材は、金物の底部等
によって支えられているから、同様に地震等の際にもこ
の底部によってその軸組部材を下方へ移動することを防
止することができて、このことからも初期変形を防止で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施例を示す柱と梁との接合部分の
分解斜視図である。 【図2】この発明の接合金物の要部の斜視図である。 【図3】この発明の接合金物を用いた接合部分の要部縦
断面図である。 【符号の説明】 (1) 柱 (2) 梁 (3) スリット (5) 接合金物 (6) 当接部 (9) 挿入部 (10) 底部 (17) 突片 (18) 突片 (19) 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−330131(JP,A) 実開 平4−41002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/26 E04B 1/38 E04B 1/58 508

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 柱などの一方の軸組材の側面に当接して
    固定される当接部と、その当接部より直角方向に張り出
    した挿入部とからなり、その挿入部を他方の軸組材のス
    リットへ挿入してその軸組材側面から挿入したボルトな
    どの固定部材で固定する接合金物であって、前記当接部
    より突出して前記一方の軸組材へ喰い込むような突起を
    形成するとともに、前記挿入部の下端に連設して水平方
    向の底部を形成してあり、前記突起は、挿入部に連設し
    且つ側面から見て三角形状の突片と、底部に連設し且つ
    平面から見て三角形状の突片とからなるとともに、これ
    ら両突片が互いに連設されていることを特徴とする木造
    軸組の接合金物。
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JP5847113B2 (ja) * 2013-04-23 2016-01-20 株式会社タツミ 木材接合金具
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