JP2009162037A - 結合金物 - Google Patents

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Kenji Kanai
建二 金井
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Abstract

【課題】柱と横架材あるいは横架材同士の接合箇所に用いる金物であって、接合箇所に形成する座掘り作業が簡単であり、また、取付け時に金物が回転して位置ずれが生じるのを防止できる結合金物の提供。
【解決手段】結合金物1は、円盤状の基部2と基部2の面に対して下端を固定された板状の差込み部3とからなる。差込み部3は基部側に基部2の直径を越えた張出し部分7を有し、張出し部分7に基部側へ突出した回り止め突起8を有する。座掘り穴は円形であるから、回転工具で簡単に形成できる。結合金物1をビスで取り付けるとき回り止め突起8が梁11などの表面に係合して結合金具1が回転して位置がずれてしまうのを防止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、建築物において梁などの横架材に管柱を固定する場合や通し柱に梁などの横架材を固定する場合あるいは大梁間に小梁を固定する場合などに使用する結合金物に関する。
木造住宅では、柱と横架材(梁など、土台を含む)あるいは横架材同士の接合や補強に金物を用いる工法がある。
特許文献1は、円形の座板5の中心に杆材4を立設して固定した接合金物1とピン9(ドリフトピン)を利用して土台2と柱3を結合した構造を開示している。特許文献2は、ほぞパイプ2に取付プレート3を一体に溶接した固定金物1とドリフトピン13を利用して梁11に管柱12を結合した構造を開示している。
また、特許文献3は、柱に梁の一端を接合する場合や一方の横架材に他方の横架材端部を突き当てて接合する場合に用いる結合金物(接合金物1)を開示している。この結合金物は、背板11と両側板12を備えた箱形であり、背板11にボルト孔18と一方のボルト孔18を環状壁で取り囲んだ状態の係止部15を有し、また、側板12にあご掛け溝14を有している。特許文献4は、柱4に固定した受け金具2のあご掛け24に梁5の端部に連結金具3と共に取り付けた受けボルト62を係合し、両者にドリフトピン64を挿し込むことにより、柱4に梁5の端部を接合している。
特開2002− 38592号公報 特開2002−106075号公報 特開2001−207537号公報 特開2005−155196号公報
特許文献1の接合金物1は、座板5を下方にして杆材4を土台2の貫通孔へ下方から差込、土台2から突出した杆材4に柱脚を挿し込んで柱側から杆材4の孔にドリフトピンを挿し込んで固定することになるが、座板5は円形であるために、取付け時に回転して杆材4の孔がずれてしまい、ドリフトピンが挿し込みにくくなる恐れがある。また、特許文献2の場合も同様であって、ほぞパイプ2は円筒であるために回転が可能で土台側からこのパイプ2へドリフトピン13を差込みにくくなる恐れがある。
特許文献3の場合は、接合金物1の背板11にボルト孔18が2箇所にあるので接合金物1が回転することはないが、背板11が柱の表面に接して外面に突出する格好となるので、梁の端部を柱の面へぴったりと付けた状態で接合することが難しい。柱側に背板11を埋め込む座掘りを施せばこの問題は解決できるが、矩形の座掘りは手間を要する。特許文献4の場合も同様であり、受け金具2の背板部を埋め込む矩形の座掘りを行うのに手間を要する。
この発明は、接合箇所に形成する座掘り作業を簡易な工具で簡単に行え、また、取付け時に回転してしまうなどの位置ずれが生じない結合金物の提供を課題とする。
円盤状の基部と基部の面に対して下端を固定された板状の差込み部を備えた金物とする。
差込み部は基部側に基部の直径を越えて張り出す張出し部分を有する。
張出し部分に基部側(下方)へ突出する回り止め突起を設ける。
この金物は、例えば、土台の上面に形成した円形の座掘り穴に基部を沈ませ、基部をビスなどで土台に固定する。このとき、差込み部の張出し部分の回り止め突起が土台の表面に係合し、ビス止めの際に基部が回転してしまうのを防止する。
円盤状の基部とは、ある程度の厚みを有する単なる円盤の他に、円形の底壁とその周囲に形成された一定高さの環状壁を含めた全体として容器形の構成を含む。環状壁は円形の底壁周縁から上方へ立ち上がる場合と下方へ下がる場合とがある。
基部を柱あるいは横架材の表面へ沈みこませる座掘りは、基部が円盤状に合わせて、円形に作ればよいので、回転工具により簡単に形成できる。
基部を柱や横架材へビスなどで固定するとき、差込み部下方の張出し部分に設けた回り止め突起が柱などの表面へ食い込み、係合するので、結合金具が回転してしまうのを防止することができる。
基部は厚みのある円盤あるいは円形の底壁とその周囲の環状壁で構成されているので、底壁に対して垂直方向からの力(圧縮力、引張力)及び底壁に対して水平方向からの力(せん断力)による曲げや変形に対して耐力が高く、柱の傾斜が生じにくい。
図1〜3は、第1の実施例であり、横架材と柱頭、柱脚を接合するのに適した結合金物1である。結合金物1は、肉厚3.2mmの鋼板をプレス加工した円盤状の基部2とこれに固定した同じ鋼板からなる板状の差込み部3とからなる。
基部2は外形60mmの円形とした底壁4とその周囲から立ち上がった環状壁5とからなる。環状壁5の高さは一定で10mmである。差込み部3は、高さ60mm横88mmのほぼ矩形をした板状であり、この実施例において、上部に固定用のドリフトピン挿通孔6を3個備えている。
差込み部3は、正面視において下辺が基部2の直径より大きいからその両側が張出し部分7となって基部2よりも水平に張り出し、その先端部に回り止め突起8を形成してある。回り止め突起8の突出寸法は下方へ2.5mmである。張出し部分7の下辺はこの実施例において、基部2の上面と面一であり、その部分に回り止め突起8を備えている。なお、差込み部3の下端は、基部2の環状壁5の内側に落ち込んで、底壁4の上面に溶接されている。
符合9は底壁4に設けた固定用のビス孔であり、複数個を形成してある。
図4は、結合金物1を用いて土台10と梁11との間に柱12を追加した構造を模式的に示している。すなわち、まず、土台10の上面と梁11の下面に座掘り穴を形成し、これに上下の結合金物1を対向させてそれぞれビスにより固定しておく。ついで、上下両端にすり割りを形成して準備した柱12を上下の結合金物1の差込み部3の面に沿って平行移動させ、それぞれのすり割りに差込み部3を嵌合させる。そして、柱12の柱脚、柱頭をドリフトピン13(3本)で緊締して固定する。結合金物1を土台10と梁11にビスで固定するとき、張出し部分7の回り止め突起8がこれら横架材の表面に突き刺さり回り止めとなるので、ビスを回転工具で固定するときにも結合金物1が回転して差込み板3の向きが変わってしまうことがない。
図5,6は、第2の実施例であり、柱12に対し梁など横架材端部を付き合わせて接合する構造に適した結合金物14である。実施例1とは差込み部3の構成が異なるが、他は同様なので同じ部分に同じ符号を付して詳しい説明を省略する。この実施例2の差込み部3は、実施例1の柱用の場合における3個のドリフトピン挿通孔6の外側の1個(取付け時には上方となる)が外方に切り欠かれて、図7に示すように、梁11にあらかじめ挿通してあるドリフトピン13と係合するあご掛け溝15に形成されている。
結合金物14は、図7のように、柱12に形成した座掘り穴に基部2を嵌め込み、底壁4のビス孔9を通じてビス止めするこの場合も、柱12に結合金物14をビスにより固定する際に差込み部3の張出し部分7に形成してある回り止め突起8が柱12の面に突き刺さって位置決めになると共に回り止めとなる。
図8は、左右の柱12,12間に梁成の大きな梁11を取り付けた構造を示し、梁11の両端は、柱12にそれぞれ2個ずつ取り付けた結合金物14を介しドリフトピン13によって結合されている。梁11の端部には縦方向のすり割りがあらかじめ形成されており、この箇所に2個の結合金物14の差込み部3を挿し込む。このとき、すり割りの方向と2個の結合金物14の差込み部3の面が整列しないと差込みが困難となるが、回り止め突起8が回転工具を用いて結合金物14を取り付けるときに、結合金物14の共回りによる位置ずれを防止するので、2個の結合金物14の差込み部3を整列させやすい。このような構造において、結合金物14は、梁成に応じて3個併用されることもある。
図9は、大梁11,11の間に小梁11aが取付けられた例であり、結合金物14の使用例の一つである。
以上、実施形態について説明した。基部2の形態として、実施形態では、環状壁5が底壁4の周囲から立ち上がった容器形の例を示したが、逆に、底壁4を天井とするように立ち下がるものであってもよい。基部2に対する差込み部3の取り付け方は溶接に限らない。蝶番のようにして回動できるように取り付けることもある。さらに、基部2に対する取付け部の取り付け方向は基板2の面に対して垂直ではなく、傾斜して取り付けることもある。
基部2や差込み部3の各寸法は、要求される強度や構造材の大きさに応じて適切なものが選択される。
ドリフトピン13はボルトナットに変えることもできる。
結合金物の斜視図(第1の実施例)。 正面図。 平面図。 取付けの状態を説明するための模式図。 結合金物の斜視図(第2の実施例)。 正面図。 取付けの状態を説明するための模式図(柱と梁との結合)。 取付けの状態を説明するための模式図(複数の結合金物を利用)。 取付けの状態を説明するための模式図(大梁と小梁との結合)。
符号の説明
1 結合金物
2 基部
3 差込み部
4 底壁
5 環状壁
6 ドリフトピン挿通孔
7 張出し部分
8 回り止め突起
9 ビス孔
10 土台
11 梁
12 柱
13 ドリフトピン
14 結合金物(第2の実施例)
15 あご掛け溝

Claims (3)

  1. 円盤状の基部と基部の面に対して下端を固定された板状の差込み部とからなり、差込み部は基部側に基部の直径を越えた張出し部分を有し、張出し部分に基部側へ突出した回り止め突起を備えていることを特徴とした結合金物。
  2. 基部は、円形である底壁の周囲に一定高さの環状壁を備えて全体が容器形をした円盤状であることを特徴とした請求項1に記載の結合金物。
  3. 差込み部の張出し部分は基部の両側に張り出し、それぞれの張出し部分の先端側に回り止め突起を有していることを特徴とした請求項1又は2に記載の結合金物。
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