JP3461044B2 - 地図画像の縮尺変更方法 - Google Patents

地図画像の縮尺変更方法

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JP3461044B2 JP24372294A JP24372294A JP3461044B2 JP 3461044 B2 JP3461044 B2 JP 3461044B2 JP 24372294 A JP24372294 A JP 24372294A JP 24372294 A JP24372294 A JP 24372294A JP 3461044 B2 JP3461044 B2 JP 3461044B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地図画像の縮尺変更方法
に係り、特に車載用ナビゲーション装置等で地図データ
記憶手段に記憶された縮尺別の地図データの内、或る縮
尺の地図データを用いて地図画像を画面表示中にユーザ
が縮小操作(または拡大操作)をしたとき、それまでよ
り1段階縮尺の大きな(小さな)地図データを用いてそ
れまで1段階縮小(拡大)した地図画像を描画し、画面
表示するようにした地図画像の縮尺変更方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用ナビゲーション装置は、地図デー
タを記憶したCD−ROM、ICメモリカード等の地図
データ記憶装置、ディスプレイ装置、GPS受信機等の
車両の現在位置、現在方位を検出する車両位置検出装置
等を有し、車両の現在位置を含む地図データをCD−R
OM等から読み出し、該地図データに基づいて車両位置
を中心とする地図画像を描画し、ディスプレイ画面に表
示するとともに、車両位置マーク(ロケーションカーソ
ル)をディスプレイ画面の画面中央に固定し、車両の移
動に応じて地図画像をスクロール表示したり、地図画像
を画面に固定し車両位置マークを移動させたりして、車
両が現在どこを走行しているか一目で判るようにしてあ
る。
【0003】CD−ROM等に記憶されている地図は、
1/12500 、1/25000 、1/50000 、1/100000などの縮尺レ
ベルに応じて適当な大きさの経度幅、緯度幅に区切られ
ており、道路等は経緯度で表現された頂点(ノード)の
座標集合で示される。なお、道路は2以上のノードの連
結からなり、2つのノードを連結した部分はリンクと呼
ばれる。地図データには、(1)道路リスト、ノードテ
ーブル、交差点構成ノードリスト、交差点ネットリスト
などからなるマップマッチング、経路探索用の道路レイ
ヤ、(2)地図画面上に道路、建物、施設、公園、河川
等を表示するための背景レイヤ、(3)市町村名などの
行政区画名、道路名、建物の名前等の文字、地図記号等
を表示するための文字・記号レイヤなどから構成されて
いる。
【0004】ところで、車載用ナビゲーション装置に
は、例えば、縮尺が1/25000 の地図データを用いて画面
に車両位置周辺の地図画像を表示させている状態で、ユ
ーザがより広範囲の地図画像で所望地までの走行ルート
を確認したい場合、拡大・縮小キーで縮小操作をするこ
とで縮尺が1段階大きい1/50000 の地図データにより、
それまでより1段階縮小された広範囲の地図画像を表示
させることができ、逆に、車両位置近傍のより細かな道
路を見たい場合、拡大・縮小キーで拡大操作をすること
で縮尺が1段階小さい1/12500 の地図データにより、そ
れまでより1段階拡大されて細かな道路まで判る地図画
像を表示させることができる縮尺変更機能が搭載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】けれども、従来の地図
画像の縮尺変更機能では、拡大・縮小キーの操作で縮尺
変更操作をしたとき、画面に表示される地図画像の縮尺
が1/25000 から1/50000、または1/25000 から1/12500
など、急に大きく変化するため、縮尺変更後に表示され
た道路が縮尺変更前のどの道路に対応しているのか判ら
なくなってしまい、縮尺変更後の地図画像に表示された
地名、道路名等を見て暫く考えないと個々の表示道路が
何という道路か正しく認識することができなかった。以
上から本発明の目的は、縮尺変更後の地図画像の道路が
縮尺変更前のどの道路に対応しているのか簡単に認識で
きる地図画像の縮尺変更方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明にお
いては、縮尺別の地図データを記憶した地図データ記憶
手段と、地図画像を描画し、画面表示させる手段と、地
図画像の縮尺が最終的に1段階大きくする縮尺とほぼ一
致したところで、それまでより1段階縮尺の大きな地図
データを用いて現在描画されているのと同じ縮尺の地図
画像を描画し、画面表示させる手段により達成される。
【0007】
【作用】本発明によれば、縮小操作がされたとき、それ
までの縮尺の地図データを用いて徐々に縮小する地図画
像を描画し、画面表示させ、地図画像の縮尺が最終的に
1段階大きくする縮尺とほぼ一致したところで、それま
でより1段階縮尺の大きな地図データを用いて現在描画
されているのと同じ縮尺の地図画像を描画し、画面表示
させる。これにより、縮小操作に伴い地図画像が1段階
縮小する際、元の縮尺の地図画像から徐々に縮尺が変化
して1段階縮尺の大きな地図画像となるので、縮尺が徐
々に変化している途中の地図画像を見ていれば、縮尺変
更後の地図画像の道路が縮尺変更前のどの道路に対応し
ているのか簡単に認識することができ、非常に便利であ
る。
【0008】また、それまでの縮尺の地図データを用い
て徐々に縮小する地図画像を描画する際、途中で細かな
道路の描画を省略する。これにより、縮尺が徐々に変化
する途中で道路が混み合って地図画像が見づらくなるの
を防止できる。
【0009】また、地図データ記憶手段に記憶された縮
尺別の地図データの内、或る縮尺の地図データを用いて
地図画像を画面表示中にユーザが拡大操作をしたとき、
それまでより1段階縮尺の小さな地図データを用いて1
段階拡大した地図画像を描画し、画面表示するようにし
た地図画像の縮尺変更方法において、拡大操作がされた
とき、それまでの縮尺から徐々に拡大する地図画像を描
画し、画面表示させ、地図画像の縮尺が最終的に1段階
小さくする縮尺とほぼ一致したところで、それまでより
1段階縮尺の小さな地図データを用いて現在描画されて
いるのと同じ縮尺の地図画像を描画し、画面表示させ
る。これにより、拡大操作に伴い地図画像が1段階拡大
する際、元の縮尺の地図画像から徐々に縮尺が変化して
1段階縮尺の小さな地図画像となるので、縮尺が徐々に
変化している途中の地図画像を見ていれば、縮尺変更後
の地図画像の道路が縮尺変更前のどの道路に対応してい
るのか簡単に認識することができ、非常に便利である。
【0010】また、徐々に拡大する地図画像を描画する
際、細かな道路は途中から描画する。これにより、縮尺
が変化し初めたときに道路が混み合って地図画像が見づ
らくなるのを防止できる。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る地図画像の縮尺変更方法
を具現した車載用ナビゲーション装置の全体構成図であ
る。図中、1は1/12500 、1/25000 、1/50000 、1/1000
00などの縮尺別の道路レイヤ、背景レイヤ、文字・記号
レイヤなどから構成された地図データを記憶したCD−
ROM、2は車両位置と車両方位を衛星航法により定期
的に検出するGPS受信機、3は地図画像の拡大操作や
縮小操作をする拡大キー、縮小キー等を備えた操作部、
4は地図画像を表示するディスプレイ装置である。
【0012】10はマイコン構成のナビゲーションコン
トローラであり、CD−ROM1に記憶された地図デー
タを用いてGPS受信機2で検出された車両位置を含む
地図画像を車両位置マークとともに描画しディスプレイ
装置4に表示させる。11はCD−ROM1から読み出
された地図データを格納するバッファメモリ、12は地
図画像描画部であり、CD−ROM1からユーザ所望の
縮尺の地図データをバッファメモリ11に読み出し、該
読み出した地図データを用いて車両位置を中心とするユ
ーザ所望の縮尺の地図画像を北を上向きにして描画する
とともに、該地図画像上における車両位置に車両方位方
向を向けた車両位置マークを描画する。なお、ユーザが
操作部3の拡大キー又は縮小キーで縮尺変更操作をした
とき、地図画像描画部12は地図画像を徐々に拡大又は
縮小させていき1段階縮尺の大きな地図画像又は1段階
縮尺の小さな地図画像を描画する。
【0013】13は地図画像描画部12によって描画さ
れた画像を格納するビデオRAM、14はビデオRAM
14に格納された画像を読み出し、所定の映像信号に変
換してディスプレイ装置4に出力する映像変換部であ
る。
【0014】図2〜図4はナビゲーションコントローラ
10の動作を示す流れ図、図5は地図画像の縮小動作の
説明図、図6は地図画像の拡大動作の説明図であり、以
下これらの図に従って説明する。地図画像の縮小 電源がオンされるとGPS受信機2は衛星航法により定
期的に車両位置、車両方位の検出を行い、車両位置デー
タと車両方位データを出力する。一方、ナビゲーション
コントローラ10は電源オン後、地図画像描画部12が
縮尺Dを例えば1/12500 に初期設定したあと(図2のス
テップ101)、GPS受信機2で最新に検出された車
両位置データと車両方位データを入力し(ステップ10
2)、CD−ROM1から現在の車両位置周辺の縮尺D
の地図データをバッファメモリ11に読み出し(ステッ
プ103)、該読み出した地図データを用いて車両位置
を中心とし、北を上向きにした縮尺Dの地図画像をビデ
オRAM13に描画する(ステップ104)。この際、
縮尺Dの地図データに含まれる道路は、高速道路、国
道、県道、市道・私道等、全てのレベルを描画し、ま
た、文字・記号も全て描画する。
【0015】続いて、地図画像描画部12はビデオRA
M13に描画された地図画像上の車両位置に相当する箇
所に車両方位方向を向けた車両位置マークを描画する
(ステップ105)。ビデオRAM13に描画された地
図画像は映像変換部14によって読み出され、所定の映
像信号に変換されたのちディスプレイ装置4に出力され
て画面表示される(ステップ106)。この結果、図5
の一番上の画面に示す如く、車両位置を中心とする縮尺
Dの地図画像MPが車両位置マークCMとともに表示さ
れる。
【0016】ステップ106のあと、ナビゲーションコ
ントローラ10は操作部3で拡大キーまたは縮小キーが
押圧されたかチェックし(ステップ107、108)、
いずれもなければ、GPS受信機2から新たな車両位置
データと車両方位データを入力し(ステップ109)、
地図画像描画部12が車両位置又は車両方位に変化があ
ったかチェックする(ステップ110)。車両位置又は
車両方位が変化していればステップ103に戻り、地図
画像描画部12は縮尺Dの地図データを用いて車両位置
を中心とし、北を上向きにした縮尺Dの地図画像をビデ
オRAM13に描画し直し(ステップ104)、又、地
図画像上の車両位置に相当する箇所に車両位置マークを
描画し直す(ステップ105)。新たに描画された画像
はディスプレイ装置4に画面表示される(ステップ10
6)。ユーザが拡大、縮小操作をしていないとき、同様
の処理を繰り返すことで、画面には車両位置を中央に固
定したまま車両の走行に従い地図画像がスクロール表示
される。
【0017】ここで、ユーザが車両位置周辺でより広い
範囲の地図画像を見たい場合、操作部3の縮小キーを押
圧する。すると、ナビゲーションコントローラ10は図
2のステップ108でYESと判断し、地図画像描画部
12がまずCD−ROM1に現在の地図画像の描画に用
いている地図データより縮尺が1段階大きな地図データ
が存在するかチェックする(このチェックは図葉管理情
報を参照してなされる。図3のステップ201)。ここ
では存在するので、i=1としたあと(ステップ20
2)、iが3以上かチェックする(ステップ203)。
ここではNOなので、現在バッファメモリ11に読み出
してある縮尺D=1/12500 の地図データを用いて、縮尺
D・(1−0.1 ・i)=0.9 Dの車両位置を中心とする
北を上向きにした地図画像をビデオRAM13に描画す
る。この際、文字・記号は抜き、道路は市道・私道とい
う細かな道路を含めて縮尺Dの地図データに含まれる全
て描画する(ステップ204)。
【0018】次に、ビデオRAM13に描画した画像の
上に縮尺D=1/12500 の地図データ中の文字・記号を描
画したとき、文字・記号が互いに重ならないかチェック
し(ステップ205)、重ならない場合だけビデオRA
M13の地図画像上に文字・記号を描画するようにす
る。これは文字・記号データが表示開始位置座標、サイ
ズ、文字・記号コード、カラーパレット等からなり、地
図画像の縮小に伴い画面上で表示開始位置は変化する
が、表示サイズが変わらないため、或る縮尺になったと
ころで、互いに重なり合い、見づらくなってしまうのを
防止するためである。0.9 Dの縮尺の地図画像上ではま
だ文字・記号が重ならないとき、ビデオRAM13の地
図画像上に文字・記号を描画する(ステップ206)。
このあと、中心に車両方位方向を向けた車両位置マーク
を描画する(ステップ207)。ビデオRAM13の画
像は映像変換部14が読み出し、ディスプレイ装置4に
画面表示させる(ステップ208)。
【0019】次に、地図画像描画部12はi=5かチェ
ックし(ステップ209)、NOなのでiをインクリメ
ントして2としたのち(ステップ210)、ステップ2
03に戻る。まだiが3以上でないので、縮尺D=1/12
500 の地図データを用いて縮尺0.8 Dの車両位置を中心
とする北を上向きにした地図画像を、文字・記号は抜
き、道路は細かな道路も全て含めながらビデオRAM1
3に描画する(ステップ204)。そして、ビデオRA
M13に描画した画像の上に文字・記号を描画したと
き、文字・記号が互いに重ならないかチェックし(ステ
ップ205)、重ならなければビデオRAM13の地図
画像上に文字・記号を描画する(ステップ206)。そ
して、中心に車両方位方向を向けた車両位置マークを描
画したのち、画面表示させる(ステップ207、20
8)。
【0020】このあと、iを3とし(ステップ209、
210)、今度はステップ203でYESとなるので、
縮尺D=1/12500 の地図データを用いて縮尺0.7 Dの車
両位置を中心とする北を上向きにした地図画像を、文字
・記号は抜き、道路は市道・私道が含まれているときは
市道・私道、市道・私道は含まれていないが県道が含ま
れているときは県道という具合に一番細かな道路は省略
してビデオRAM13に描画する(ステップ211)。
そして、ビデオRAM13の画像の上に文字・記号を描
画したとき、文字・記号が互いに重ならないかチェック
し(ステップ205)、まだ重ならなければビデオRA
M13の地図画像上に文字・記号を描画する(ステップ
206)。そして、中心に車両方位方向を向けた車両位
置マークを描画したのち、画面表示させる(ステップ2
07、208、図5の真ん中の画面参照)。
【0021】このあと、iを4とし(ステップ209、
210)、今度も縮尺D=1/12500の地図データを用い
て縮尺0.6 Dの車両位置を中心とする北を上向きにした
地図画像を、文字・記号は抜き、道路は一番細かな道路
は省略してビデオRAM13に描画する(ステップ21
1)。そして、ビデオRAM13に描画した画像の上に
縮尺D=1/12500 の地図データを用いて文字・記号を描
画したとき、文字・記号が互いに重ならないかチェック
し(ステップ205)、今度は重なるとき文字・記号の
描画は省略して(ステップ205でYES)、中心に車
両方位方向を向けた車両位置マークを描画したのち、画
面表示させる(ステップ207、208)。
【0022】このあとiを5とし(ステップ209、2
10)、今度も縮尺D=1/12500 の地図データを用いて
縮尺0.5 Dの車両位置を中心とする北を上向きにした地
図画像を、文字・記号は抜き、道路は一番細かな道路は
省略してビデオRAM13に描画する(ステップ21
1)。そして、ビデオRAM13に描画した画像の上に
文字・記号を描画したとき、文字・記号が互いに重なら
ないかチェックし(ステップ205)、今度も重なるの
で文字・記号の描画は省略して(ステップ205でYE
S)、中心に車両方位方向を向けた車両位置マークを描
画したのち、画面表示させる(ステップ207、20
8、図5の一番下の画面参照)。
【0023】ここで、i=5となっているのでナビゲー
ションコントローラ10はステップ209でYESと判
断する。i=5のとき、現在ビデオRAM13に描画さ
れている地図画像の縮尺はD/2=1/25000 であり、地
図データの縮尺で見た場合、1/12500 の丁度1段階大き
縮尺に一致している。このとき、ナビゲーションコン
トローラ10は縮尺D←D/2としたのち(ステップ2
12)、図2のステップ102に戻り、新たな車両位置
データと車両方位データをGPS受信機2から入力す
る。
【0024】そして、地図画像描画部12は、CD−R
OM1から新たな車両位置を含み、それまで地図画像の
描画に用いていた地図データより1段階縮尺の大きな
=1/25000 の地図データをバッファメモリ11に読み出
し(ステップ103)、該読み出した地図データを用い
て、縮尺通りに車両位置を中心とし、北を上向きにした
車両位置を含む縮尺1/25000 の地図画像を文字・記号、
全ての道路を含めてビデオRAM13に描画する(ステ
ップ104)。続いて、地図画像上の車両位置に相当す
る箇所に車両方位方向を向けた車両位置マークを描画す
る(ステップ105)。ビデオRAM13に描画された
画像は映像変換部14により読み出され、所定の映像信
号に変換されてディスプレイ装置4に出力されて画面表
示される(ステップ106)。
【0025】これにより、画面には縮小キーが押される
前より1段階縮尺が大きな地図データにより、車両位置
を中心とする広い範囲の地図画像が表示されるので、所
望地までの走行ルートの確認等を行うことができる。し
かも、縮小キーを押したとき、画面の地図画像の縮尺が
急に1/12500 から1/25000 に切り換わるのでなく、1/12
500 の0.9 倍、0.8 倍、0.7 倍、0.6 倍、0.5 倍という
具合に時間を追って徐々に地図画像の縮尺が変化してい
くので、縮尺が徐々に変化している途中の地図画像を見
ていれば、縮尺変更完了後の地図画像の道路が縮尺変更
開始前のどの道路に対応しているのか簡単に認識するこ
とができ、地名、道路名等を見て暫く考えないと個々の
表示道路が何という道路か判らないという不具合がなく
なる。更に、地図画像の縮尺を徐々に変えている途中に
おいて、1/12500 の0.7 倍の縮尺になったところで、一
番細かな道路の表示が省略され、また、文字・記号が重
なるようになるところで文字・記号の表示が省略される
ことから、縮尺変更途中で地図画像が見づらくなってし
まうこともない。
【0026】なお、縮尺変更途中の例えば、1/12500 の
0.8 倍の縮尺になったところで、縮尺1/12500 の地図デ
ータ中の一番細かな道路(例えば、市道・私道)の表示
を省略し、1/12500 の0.6 倍の縮尺になったところで、
縮尺1/12500 の地図データ中の2番目に細かな道路(例
えば、県道)の表示を省略するようにしても良い。
【0027】地図画像の拡大 ユーザが縮尺1/25000 の広範囲の地図画像により所望地
までの走行ルート等を確認した後、元の1/12500 の縮尺
の地図画像に戻したい場合、操作部3の拡大キーを押圧
する。すると、ナビゲーションコントローラ10は図2
のステップ107でYESと判断する。このとき、地図
画像描画部12は現在の縮尺Dより1段階縮尺の小さな
地図データがCD−ROM1に存在するかチェックし
(図4のステップ301)、存在するとき、縮尺Dを1
段階小さな1/12500 に変更する(ステップ302)。次
に、地図画像描画部12がCD−ROM1から車両位置
周辺の縮尺1/12500 の地図データをバッファメモリ11
に読み出す(図4のステップ303)。そして、i=4
とし(ステップ304)、まずiが2以下かチェックす
る(ステップ305)。ここではNOなので、現在バッ
ファメモリ11に読み出してある縮尺D=1/12500 の地
図データを用いて、縮尺D・(1−0.1 ・i)=0.6 D
の車両位置を中心とする北を上向きにした地図画像をビ
デオRAM13に描画する(ステップ306)。この
際、文字・記号は含めるが一番細かな道路は省略して描
画する。
【0028】次に、中心に車両方位方向を向けた車両位
置マークを描画する(ステップ307)。ビデオRAM
13の画像は映像変換部14が読み出し、ディスプレイ
装置4に画面表示させる(ステップ308、図6の一番
上の画面参照)。
【0029】次に、地図画像描画部12はi=0かチェ
ックし(ステップ309)、NOなのでiをディクリメ
ントして3としたのち(ステップ310)、ステップ3
05に戻る。まだiが2以下でないので、縮尺D=1/12
500 の地図データを用いて縮尺0.7 Dの車両位置を中心
とする北を上向きにした地図画像を、文字・記号は抜か
ず、道路は一番細かな道路を省略してビデオRAM13
に描画する(ステップ306)。そして、中心に車両方
位方向を向けた車両位置マークを描画したのち、画面表
示させる(ステップ307、308)。
【0030】このあと、iを2とし(ステップ309、
310)、今度はステップ305でYESとなるので、
縮尺D=1/12500 の地図データを用いて縮尺0.8 Dの車
両位置を中心とする北を上向きにした地図画像を、文字
・記号と道路のいずれも全て省略することなくビデオR
AM13に描画する(ステップ311)。そして、中心
に車両方位方向を向けた車両位置マークを描画したの
ち、画面表示させる(ステップ305、306、図6の
真ん中の画面参照)。
【0031】このあと、iを1とし(ステップ309、
310)、今度も縮尺D=1/12500の地図データを用い
て縮尺0.9 Dの車両位置を中心とする北を上向きにした
地図画像を、文字・記号と道路のいずれも全て省略する
ことなくビデオRAM13に描画し(ステップ31
1)、また中心に車両方位方向を向けた車両位置マーク
を描画して画面表示させる(ステップ307、30
8)。このあとiを0とし(ステップ309、31
0)、今度も縮尺D=1/12500 の地図データを用いて縮
尺1.0 Dの車両位置を中心とする北を上向きにした地図
画像を、文字・記号と道路のいずれも全て省略すること
なくビデオRAM13に描画し(ステップ311)、ま
た中心に車両方位方向を向けた車両位置マークを描画し
て画面表示させる(ステップ307、308、図6の一
番下の画面参照)。
【0032】ここで、i=0となっているのでナビゲー
ションコントローラ10はステップ309でYESと判
断する。i=0のとき、現在ビデオRAM13に描画さ
れている地図画像の縮尺はD=1/12500 であり、地図デ
ータの縮尺で見た場合、拡大キーを押す前の縮尺1/2500
0 の丁度1段階小さな縮尺に一致している。このとき、
ナビゲーションコントローラ10は図2のステップ10
2に戻り、GPS受信機1から新たな車両位置データと
車両方位データを入力する。
【0033】そして、地図画像描画部12は、CD−R
OM1から新たな車両位置を含み、縮尺D=1/12500 の
地図データを用いて、縮尺通りに新たな車両位置を中心
とし、北を上向きにしたCD−ROM1から車両位置を
含む縮尺1/12500 の地図画像を文字・記号、全ての道路
を含めてビデオRAM13に描画する(ステップ10
3、104)。続いて、地図画像上の車両位置に相当す
る箇所に車両方位方向を向けた車両位置マークを描画す
る(ステップ105)。ビデオRAM13に描画された
画像は映像変換部14により読み出され、所定の映像信
号に変換されてディスプレイ装置4に出力され、画面表
示される(ステップ106)。
【0034】これにより、画面には拡大キーが押される
前より1段階縮尺が大きな地図データにより、車両位置
を中心とする詳細な地図画像が表示されるので、車両位
置近くの細かな道路まで確認することができる。しか
も、拡大キーを押したとき、画面の地図画像の縮尺が急
に1/25000 から1/12500 に切り換わるのでなく、1/1250
0 の0.6 倍、0.7 倍、0.8 倍、0.9 倍、1.0 倍という具
合に徐々に地図画像の縮尺が変化していくので、縮尺が
徐々に変化している途中の地図画像を見ていれば、縮尺
変更完了後の地図画像の道路が縮尺変更開始前のどの道
路に対応しているのか簡単に認識することができ、地
名、道路名等を見て暫く考えないと個々の表示道路が何
という道路か判らないという不具合がなくなる。更に、
地図画像の縮尺を徐々に変えている途中において、1/12
500 の0.8 倍の縮尺になるまでは一番細かな道路の表示
が省略されることから、縮尺変更途中で地図画像が見づ
らくなってしまうこともない。
【0035】なお、縮尺変更開始後は、1/12500 の地図
データ中の一番細かな道路(例えば、市道・市道)と2
番目に細かな道路(例えば県道)の表示を省略してお
き、縮尺変更途中の例えば、1/12500 の0.7 倍の縮尺に
なったところで、縮尺1/12500の地図データ中の一番細
かな道路(例えば、県道)の表示を開始し、1/12500 の
0.9 倍の縮尺になったところで、2番目に細かな道路
(例えば、市道・私道)の表示も開始するようにしても
良い。
【0036】
【発明の効果】以上本発明によれば、縮小操作がされた
とき、それまでの縮尺の地図データを用いて徐々に縮小
する地図画像を描画し、画面表示させ、地図画像の縮尺
が最終的に1段階大きくする縮尺とほぼ一致したところ
で、それまでより1段階縮尺の大きな地図データを用い
て現在描画されているのと同じ縮尺の地図画像を描画
し、画面表示させるように構成したから、縮小操作に伴
い地図画像が1段階縮小する際、元の縮尺の地図画像か
ら徐々に縮尺が変化して1段階縮尺の大きな地図画像と
なるので、縮尺が徐々に変化している途中の地図画像を
見ていれば、縮尺変更後の地図画像の道路が縮尺変更前
のどの道路に対応しているのか簡単に認識することがで
き、非常に便利である。
【0037】また、それまでの縮尺の地図データを用い
て徐々に縮小する地図画像を描画する際、途中で細かな
道路の描画を省略するように構成したから、縮尺が徐々
に変化する途中で道路が混み合って地図画像が見づらく
なるのを防止できる。
【0038】また、地図データ記憶手段に記憶された縮
尺別の地図データの内、或る縮尺の地図データを用いて
地図画像を画面表示中にユーザが拡大操作をしたとき、
それまでより1段階縮尺の小さな地図データを用いて1
段階拡大した地図画像を描画し、画面表示するようにし
た地図画像の縮尺変更方法において、拡大操作がされた
とき、それまでの縮尺から徐々に拡大する地図画像を描
画し、画面表示させ、地図画像の縮尺が最終的に1段階
小さくする縮尺とほぼ一致したところで、それまでより
1段階縮尺の小さな地図データを用いて現在描画されて
いるのと同じ縮尺の地図画像を描画し、画面表示させる
ように構成したから、拡大操作に伴い地図画像が1段階
拡大する際、元の縮尺の地図画像から徐々に縮尺が変化
して1段階縮尺の小さな地図画像となるので、縮尺が徐
々に変化している途中の地図画像を見ていれば、縮尺変
更後の地図画像の道路が縮尺変更前のどの道路に対応し
ているのか簡単に認識することができ、非常に便利であ
る。
【0039】また、徐々に拡大する地図画像を描画する
際、細かな道路は途中から描画するように構成したか
ら、縮尺が変化し初めたときに道路が混み合って地図画
像が見づらくなるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地図画像の縮尺変更方法を具現し
た車載用ナビゲーション装置の全体構成図である。
【図2】ナビゲーションコントローラの動作を示す第1
の流れ図である。
【図3】ナビゲーションコントローラの動作を示す第2
の流れ図である。
【図4】ナビゲーションコントローラの動作を示す第3
の流れ図である。
【図5】地図画像の縮小動作の説明図である。
【図6】地図画像の拡大動作の説明図である。
【符号の説明】
1 CD−ROM 2 GPS受信機 3 操作部 4 ディスプレイ装置 10 ナビゲーションコントローラ 11 バッファメモリ 12 地図画像描画部 13 ビデオRAM 14 映像変換部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 - 21/36 G08G 1/0969 G09B 29/00 - 29/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データ記憶手段に記憶された縮尺別
    の地図データの内、或る縮尺の地図データを用いて地図
    画像を画面表示中にユーザが縮小操作をしたとき、それ
    までより1段階縮尺の大きな地図データを用いて1段階
    縮小した地図画像を描画し、画面表示するようにした地
    図画像の縮尺変更方法において、 縮小操作がされたとき、それまでの縮尺の地図データを
    用いて徐々に縮小する地図画像を描画し、画面表示さ
    せ、 地図画像の縮尺が最終的に1段階大きくする縮尺とほぼ
    一致したところで、それまでより1段階縮尺の大きな地
    図データを用いて現在描画されているのと同じ縮尺の地
    図画像を描画し、画面表示させるようにしたこと、 を特徴とする地図画像の縮尺変更方法。
  2. 【請求項2】 それまでの縮尺の地図データを用いて徐
    々に縮小する地図画像を描画する際、途中で細かな道路
    の描画を省略するようにしたこと、を特徴とする請求項
    1記載の地図画像の縮尺変更方法。
  3. 【請求項3】 地図データ記憶手段に記憶された縮尺別
    の地図データの内、或る縮尺の地図データを用いて地図
    画像を画面表示中にユーザが拡大操作をしたとき、それ
    までより1段階縮尺の小さな地図データを用いて1段階
    拡大した地図画像を描画し、画面表示するようにした地
    図画像の縮尺変更方法において、 拡大操作がされたとき、それまでの縮尺から徐々に拡大
    する地図画像を描画し、画面表示させ、 地図画像の縮尺が最終的に1段階小さくする縮尺とほぼ
    一致したところで、それまでより1段階縮尺の小さな地
    図データを用いて現在描画されているのと同じ縮尺の地
    図画像を描画し、画面表示させるようにしたこと、 を特徴とする地図画像の縮尺変更方法。
  4. 【請求項4】 徐々に拡大する地図画像を描画する際、
    細かな道路は途中から描画するようにしたこと、を特徴
    とする請求項記載の地図画像の縮尺変更方法。
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