JP3460905B2 - 磁気テープ装置のサーボ回路 - Google Patents
磁気テープ装置のサーボ回路Info
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Description
ーボ回路に関する。このサーボ回路は、カートリッジテ
ープを使用した磁気テープ装置のテープ走行用サーボ回
路であり、2リールテープの走行方向と、加速、減速及
び定速の走行モードに応じてテープリールを回転させる
モータへの供給電流を制御するものである。このような
サーボ回路を小型で簡単かつ安価なディジタル回路で構
成できることが要望されている。
ーボ回路の構成を示し、その説明を行う。
ープ1の巻き取り側のモータ、3は供給側のモータであ
り、モータ2,3は符号4及び5で示すサーボ回路に接
続されている。双方のサーボ回路4,5は同構成なので
サーボ回路5の内部構成は省略する。
タ8と、読込レジスタ9と、定電流回路10と、スイッ
チング回路11と、パワーアンプ12と、タコメータ1
3と、レシーバ回路14と、タコパルスカウンタ15
と、タコパルス周期測定回路16と、電流検出回路17
とを具備して構成されている。
9と、スピードフィルタ部20と、ポジジョンフィルタ
部21と、切替スイッチ部22と、アンプ回路23とを
具備して構成されている。
し、この際のテープテンションは200g±30gとな
っている。このようなテープ1の走行を行わせるモータ
2の回転軸には図示せぬ2つの円盤形状のスリットが固
定されており、そのスリット間隔を検出することにより
モータ2の回転速度を検出してMPU7にフィードバッ
クし、これによってモータ2の発生トルクを一定とする
制御を行うようになっている。
す位相の異なるA相及びB相のパルスがでるようになて
いるが、そのA相及びB相パルスをタコメータ13が検
出する。
路14に入力され、このレシーバ回路14で、図7に示
すように、検出パルスの立ち上がり及び立ち下がりエッ
ジでタコパルス(QTP:Quater Tacho Pulse) を発生
する。タコパルスは符号t1で示すA相1周期内に4個
発生されるようになっている。
5で検出して読込レジスタ9に保持する。また、タコパ
ルスの1周期t2(図7参照)の時間を、タコパルス周
期測定回路16で測定し、その周期毎にMPU7の割込
入力端子へ割り込みデータを入力する。
れることによって割り込みがかかる毎に、読込レジスタ
9に保持されたタコパルス数を認識することによって、
モータ2の回転数を所定の回転数とすることによってテ
ープ1走行の制御を行う。
り込みをかけてこの時タコパルス数でテープの速度を検
出する。即ち、図7に示すタコパルスQTPの立ち上が
りエッジ毎に速度を検出している。
走行/停止データを書込レジスタ8が保持する。この保
持されたデータは定電流回路10へ入力され、定電流回
路10はそのデータに応じてテープ1の速度を一定とす
る、即ちモータ2の回転速度を一定とするためのモータ
2への供給電流を一定とする制御を行う。
停止データがD/A変換部19でアナログ信号に変換さ
れ、スピードフィルタ部20及びポジジョンフィルタ部
21へ入力される。
ルタを用いたものであり、走行データの高周波成分をロ
ーパスフィルタでカットすることによって、モータ2の
軸のぶれにより生じるねじれ共振を防止するものであ
る。
停止時に使用する微分フィルタを用いたものである。テ
ープ1の停止中に例えば人がテープを移動させたような
外乱が生じてテープ1の位置がずれた場合にそのずれを
補正するためのものである。つまり、そのずれ量をタコ
パルス数からMPU7が把握し、この停止データを微分
フィルタによって微分することにより強調してテープ1
のずれを補正するようになっている。
力されている場合に切替スイッチ部22がスピードフィ
ルタ部20の出力信号を選択してアンプ回路23へ出力
し、停止データが出力されている場合に切替スイッチ部
22がポジジョンフィルタ部21の出力信号を選択して
アンプ回路23へ出力するようになっている。
路11、パワーアンプ12、モータ2、抵抗器Rs、電
流検出回路17のループ構成を図8に示し、そのループ
によるモータ2の電流制御を説明する。
図8に示すようにD/A変換部19からこの図8に示さ
ぬスピードフィルタ部20又はポジジョンフィルタ部2
1を介して出力される走行/停止データであるアナログ
信号から、電流検出回路17により検出されたモータ2
の検出電流値を減算することによって、走行/停止アナ
ログ信号に対する検出電流値の誤差を検出し、その誤差
による電流値をアンプ(AMP)26で増幅してスイッ
チング回路11へ出力する。
じてパワーアンプ12に供給されるパルス信号のパルス
幅を設定する。パワーアンプ12は、AP,AN,B
P,BNで示すH型のトランジスタ等の能動素子と、各
能動素子に並列に接続されるダイオードD1〜D4を用
いた駆動回路で構成されており、速度が一定となるよう
に電流をモータ2へ供給する。
抵抗器Rsを介して電流検出回路17で検出し、この検
出電流値が、MPU7の指示に応じた基準電流値(走行
/停止データ)に常時一致するようになされており、ア
ンプ回路23の出力電流が一定となるようにフィードバ
ック制御が行われている。
来の磁気テープ装置のサーボ回路においては、定電流回
路10がフィードバック回路を構成する上でオペアンプ
及びコンパレータを使用すると構成しやすいといった理
由からアナログ回路によって構成されている。しかし、
アナログ回路では、その構成が大規模で複雑かつ高価格
になる問題があった。
ものであり、その構成を小型で簡単かつ安価に構成する
ことができる磁気テープ装置のサーボ回路を提供するこ
とを目的としている。
示す。この図に示す磁気テープ装置のサーボ回路は、ス
イッチング定電流アンプ12からテープリール走行用の
モータ2への供給電流が一定となるように演算制御手段
30からの制御パルスで制御するものであり、本発明の
特徴は、演算制御手段30に、モータ2の電流を検出す
る電流検出手段17による検出電流をディジタル値に変
換するA/D変換手段33と、A/D変換手段33で変
換された検出電流値と基準電流値との誤差を検出する誤
差検出手段34と、複数の誤差に、制御パルスの複数の
デュティーが対応付けられたテーブル38と、誤差検出
手段34での検出誤差に対応するデュティーをテーブル
38から検索し、この検索デュティーに応じて制御パル
スの幅を可変するデュティー変換手段37とを具備して
構成したことにある。
電流検出手段17以外をディジタル回路で構成できるの
で、小型で簡単かつ安価な構成とすることが可能であ
る。
実施形態について説明する。図2は本発明の一実施形態
による磁気テープ装置のサーボ回路のブロック構成図で
ある。この図2に示す一実施形態において図6に示した
従来例の各部に対応する部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。
サーボ回路が図6に示した従来例回路と異なる点は、M
PU7の代わりに符号30で示すDSP(Digital Signa
l Processer)を用い、アナログ回路である定電流回路1
0を無くした点にある。
っていた処理をDSP30が行うようにした。DSP3
0の構成を図3に示し、その説明を行う。図3に示すD
SP30において、31はモータ基準電流メモリ部、3
2はディジタルフィルタ、33はA/D変換部、34は
比較部、35は誤差検出部、36は試験測定部、37は
PWM(Pulse Width Modulatoin:パルス幅変調) デュテ
ィー変換部、38はテーブルメモリ部である。
の速度を所定速度とするための基準電流データを記憶す
るものである。ディジタルフィルタ32は基準電流デー
タを数値化する。この数値化されたデータを以降、基準
電流値という。
検出された電流をディジタル信号に変換する。この変換
されたディジタル電流信号を以降、検出電流値という。
比較部34は、基準電流値と検出電流値との比較を行う
ことによってその誤差を得るものであり、誤差検出部3
5はその誤差から誤差値を検出する。ここで検出される
誤差値では、±で示されるテープテンションの張り/緩
みの方向と、数値で示されるその方向の大きさが表され
る。誤差値は従来例で説明したアンプ回路23で得られ
る誤差値に対応している。
部35から出力される誤差値に応じた、モータ2へ一定
の駆動電流を流す制御を行うためのパルスのPWMデュ
ティーを、テーブルメモリ部38に記憶されたテーブル
から読み出し、この読みだされたPWMデュティーでパ
ルスのデュティーを可変し、書込レジスタへ出力する。
ルを図4に示す。このテーブル40には、予め判明して
いる、誤差値E0,E1,…,Enと、駆動モードにお
けるPWMデュティーD0,D1,…,Dn及び、回生
モードにおけるPWMデュティーB0,B1,…,Bn
とが対応付けられている。
テープ1を巻き取るモードであり、この際、パワーアン
プ12からモータ2への電流は、図8に実線矢印IA で
示す方向に流れる。
プテンションを一定とするために供給側のモータ3でそ
の逆方向にに弱いトルクで引っ張るモードであり、この
際、パワーアンプ12からモータ2への電流は、破線矢
印IB で示す方向に流れる。
関係を図5に示す。この図5から分かるように、符号4
1で示す駆動モード時にはy1=axの直線となり、符
号42で示す回生モード時にはy2=bx+cの直線と
なる。
をロックモードとし、図5に示したモータ電流値とPW
Mデュティーとの関係を測定することにより、その電流
リニア性を補正する。
35から出力される誤差値が予めロックモードにおいて
判明している誤差値と差がある場合、その差分でテーブ
ルメモリ部38のテーブル40の誤差値E0,E1,
…,Enと、PWMデュティーD0,D1,…,Dn及
びB0,B1,…,Bnとの対応関係を補正する。
器Rsの抵抗値が所定値からずれている場合、電流検出
回路17で得られる検出電流値が異なり、以降駆動モー
ドとした場合に適正なモータ2の速度制御が行えなくな
るのを防止することができる。
うのはモータ電流値とPWMデュティーとの関係のずれ
が瞬時に検出でき、補正を素早くできるからであり、駆
動モード時に行っても素早い補正はできないものの補正
自体は可能である。
部36で電源投入時にモータ電流値とPWMデュティー
との関係を測定することにより、必要であれば、テーブ
ルメモリ部38内のテーブル40の補正を行う。
路17で得られる検出電流値と基準電流値との誤差が比
較部34で求められ、その誤差値が誤差検出部35で検
出される。この検出された誤差値に対応するPWMデュ
ティーがテーブル40の参照によってPWMデュティー
変換部37に読み込まれ、この読み込まれたPWMデュ
ティーによってモータ制御用パルスのデュティーが可変
され、書込レジスタ8に書き込まれる。これによって従
来と同様にモータ2の速度制御を行うことができる。
る定電流回路10を削減したので、全体の回路構成を小
型で簡単かつ安価に構成することができる。また、パワ
ーアンプ12及び電流検出回路17以外は、ディジタル
回路としたので、ハードウエアの簡略化が可能であり、
使用変更に対してフレキシブルに対応することができ、
フィードフォワード方式を取り入れた高精度サーボを実
現することができる。また周囲温度が変動してもサーボ
伝達特性が変化しないメリットがある。
全体の回路構成を小型で簡単かつ安価に構成することが
できる。効果がある。
ーボ回路のブロック構成図である。
テーブル図である。
ある。
ク構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 定電流アンプからテープリール走行用の
モータへの供給電流が一定となるように制御する磁気テ
ープ装置のサーボ回路において、 前記モータの電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段で検出された検出電流値と基準電流値と
の差を検出する誤差検出手段と、 複数の前記差の値にそれぞれ対応する複数の対応値が関
係付けられたテーブルと、 該誤差検出手段での検出差に対応する該対応値を該テー
ブルから検索し、この検索結果に応じてモータへの供給
電流値を可変する変換手段と、 を具備したことを特徴とする磁気テープ装置のサーボ回
路。 - 【請求項2】 前記モータへ供給電流が一定になるよう
に制御パルスで制御し、前記テーブルに、複数の前記差
に、駆動モード及び回生モードでの制御パルスの複数の
デュティーを対応付け、前記変換手段が該駆動モード時
に、前記検出差に対応する該駆動モード用デュティーを
該テーブルから検索し、この検索デュティーに応じて該
制御パルスの幅を可変し、該回生モード時に、前記誤差
検出手段で検出された差に対応する該回生モード用デュ
ティーを該テーブルから検索し、この検索デュティーに
応じて該制御パルスの幅を可変することを特徴とする請
求項1記載の磁気テープ装置のサーボ回路。 - 【請求項3】 モータをロックモードとした際の前記検
出差と、該ロックモード時に本来検出される基準差との
差分で、前記テーブルの差に対応する前記デュティーを
補正する試験測定手段を具備したことを特徴とする請求
項2記載の磁気テープ装置のサーボ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08376896A JP3460905B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 磁気テープ装置のサーボ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08376896A JP3460905B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 磁気テープ装置のサーボ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09285173A JPH09285173A (ja) | 1997-10-31 |
JP3460905B2 true JP3460905B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=13811779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08376896A Expired - Fee Related JP3460905B2 (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 磁気テープ装置のサーボ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3460905B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4658376B2 (ja) * | 2001-05-17 | 2011-03-23 | 株式会社ミツバ | アクチュエータの速度制御方法 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP08376896A patent/JP3460905B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH09285173A (ja) | 1997-10-31 |
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