JP2562103Y2 - インクリメンタル信号検出装置 - Google Patents

インクリメンタル信号検出装置

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JP2562103Y2
JP2562103Y2 JP1992018160U JP1816092U JP2562103Y2 JP 2562103 Y2 JP2562103 Y2 JP 2562103Y2 JP 1992018160 U JP1992018160 U JP 1992018160U JP 1816092 U JP1816092 U JP 1816092U JP 2562103 Y2 JP2562103 Y2 JP 2562103Y2
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JP
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signal
rotation speed
sensor
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power supply
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JP1992018160U
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JPH0571719U (ja
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崇 片桐
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Nidec Sankyo Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転位置検出装置や回
転速度検出装置あるいは各種エンコーダ等に適用可能な
インクリメンタル信号検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作用ロボットはモータによって駆動さ
れており、電源ON毎の原点復帰動作を省略するため
に、その回転の絶対位置を検出するアブソリュートエン
コーダを搭載している。アブソリュートエンコーダはロ
ボットを制御するのに必要なアブソリュートデータ(絶
対位置)を常に記憶保持している。
【0003】図4は従来のアブソリュートエンコーダの
一例を示すもので、磁気式エンコーダから構成されてい
る。1は磁気ドラムでその表面には多数対のNS磁極が
着磁されて、図示しないモータによって回転軸2を介し
て回転可能になっている。3は磁気ドラム1に対向して
設けられたMRセンサで、磁気抵抗薄膜がストライプ状
に形成され、磁気ドラム1が回転するとこれから与える
磁界が変化することにより抵抗値が変化することによっ
て位置信号を検出する。
【0004】4は波形整形部でコンパレータ等から成
り、MRセンサ3から出力される近似正弦波の位置信号
を矩形波に変換する。5はMRセンサ3に電流を供給し
て動作させる定電流源、6はMRセンサ3及び波形整形
部4に印加される商用電源から成る主電源、7は主電源
が停止したとき自動的に切り換えられるバックアップ電
源である。D1,D2は各電源6,7を分離するための
ダイオードである。
【0005】図4のような構成で、主電源6が何らかの
原因で停止したときは自動的にバックアップ電源7に切
り換えられることにより、アブソリュートエンコーダに
は常に電力が供給されてそのアブソリュートエンコーダ
の記憶保持が図られるように配慮されている。もしアブ
ソリュートエンコーダへの電力供給がなされなくなる
と、アブソリュートデータの記憶が不可能になるので、
ロボット制御上大きな支障が生ずることになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところでこのような従
来のアブソリュートエンコーダでは、特に必要がない場
合でもMRセンサに大きな電流を流しているので、バッ
クアップ時にバックアップ電源から流れ出す電流が増え
てこの寿命が短くなるという問題がある。
【0007】すなわち、磁気ドラム1が高速回転してい
るときにMRセンサ3にはコンパレータがこれに追従す
るように大きな電流を流しているので、磁気ドラム1が
回転を停止したときでもバックアップ時に不必要な大き
な電流が流れてしまうことになる。
【0008】本考案は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、磁気ドラムが停止しているときあるいは低
速回転時はMRセンサに小さな電流を流してバックアッ
プ時のバックアップ電源の寿命を長くするようにしたイ
ンクリメンタル信号検出装置を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成する本
考案は、回転体の回転に応じて位置信号を出力するセン
サと、該センサから出力された位置信号を波形整形する
波形整形部と、該波形整形部の出力信号に基づいて前記
回転体の絶対位置を検出するとともに、その回転数を検
出して回転数情報を出力する回転数情報形成手段と、前
記センサ、前記波形整形部および前記回転数情報形成手
段に電流を供給する主電源と、該主電源が停止したとき
自動的に作動して前記主電源と同様に電流を供給するバ
ックアップ電源と、前記回転数情報に基づいて前記回転
体の回転数に応じて変化する電流制御信号を出力する電
流制御部と、前記電流制御信号に比例した電流を前記セ
ンサに供給する定電流源と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】 センサが検出する位置信号の周波数に応じ
て、センサに印可する供給電力を、センサに供給する
流を可変させることにより変化させる。これによって磁
気ドラムが停止又は低速回転しているときは、センサ
らはこれに応じた位置信号が出力されることによって、
定電流源からセンサへは小さな電流しか流れなくなる。
従ってバックアップ時にバックアップ電の長寿命化を
図ることができる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。図1は本考案のインクリメンタル信号検出装置の実
施例を示す結線図で、1は磁気ドラムでその表面には多
数対のNS磁極が着磁されて、図示しないモータによっ
て回転軸2を介して回転可能になっている。3は磁気ド
ラム1に対向して設けられたMRセンサで、磁気ドラム
1の回転に応じて異なる周波数の二相の近似正弦波の位
置信号vA,vB(インクリメンタル信号)を出力する。
4はコンパレータ等から成る波形整形部でMRセンサ3
からの出力信号vA,vBを矩形波信号A,Bに変換して
出力する。5はMRセンサ3に電流を供給して動作させ
る定電流源、6は主電源、7はバックアップ電源であ
る。
【0012】 8は回転数情報形成手段となるゲートア
レイで、波形整形部4からの出力信号A,Bをカウント
するカウンタ部9と、磁気ドラム1を駆動するモータの
回転数(位置信号の周波数と等価)を検出する回転数検
出回路10と、この検出信号をPWM(パルス幅変調)
信号に変換して出力するPWM回路11とを含んでい
る。12は電流制御部で図2に示すように、抵抗R1と
コンデンサC1とから成るローパスフィルタ13によっ
て、ゲートアレイ8のPWM回路11からのPWM信号
をアナログの回転数信号V1に変換すると共に、この回
転数信号V1を抵抗R2とR3とによって分割して、電
流制御信号V2として出力する。
【0013】図3はローパスフィルタ13におけるモー
タ回転数Nとアナログ回転数信号V1との変換特性を示
している。モータ回転数Nの増加につれてアナログ回転
数信号V1は大きくなり、最大では電源電圧Vcと等し
くなる。回路定数の選択によっては等しくなくてもよ
い。
【0014】定電流源5はアンプ14と一対のトランジ
スタ15,16によって構成されており、電流制御部1
2からの出力信号V2によって制御されて、MRセンサ
3に対してI=(V2/R4)の電流を供給するように
動作する。ここでV1とV2とは比例関係にあるので、
IとV1とは比例する。すなわち、モータ回転数Nに比
例してMRセンサ3に供給される電流値が変化するよう
になる。ここで、モータ回転数Nすなわち磁気ドラム1
の回転数が高くなるほど、MRセンサ3から出力される
検出信号vA,vBの周波数は高くなる。また、MRセン
サ3への供給電流の増加につれて検出信号vA,vBの振
幅も大きくなるので、波形整形部4の応答性が良くな
る。
【0015】17はラインドライバで上位装置に接続す
る場合の通信用インターフェースである。このラインド
ライバは主電源6によって駆動されるが、主電源6が停
止したときは動作させる必要はないので、バックアップ
電源7から電圧供給を行なう必要はない。
【0016】次に本実施例の動作を説明する。モータ回
転数Nが高くなって磁気ドラム1が高速回転していると
きは、MRセンサ3から出力される検出信号vA,vB
周波数は高くなり、これに応じた制御信号V2が電流制
御部12から定電流源5に出力される。これによって、
定電流源5はI=(V2/R4)によって決定される大
きな電流をMRセンサ3へ供給する。このとき主電源6
が停止した場合は、自動的にバックアップ電源7に切り
換えられてこの電源に基づいて定電流源5からMRセン
サ3へ電流が供給される。
【0017】次に、モータ回転数が低下して磁気ドラム
1が停止又は低速回転になったときは、MRセンサ3か
ら出力される検出信号vA,vBの周波数は低くなり、こ
れに応じた制御信号V2が電流制御部12から定電流源
5に出力される。これによって、定電流源5はI=(V
2/R4)によって決定される小さな電流をMRセンサ
3へ供給する。このとき主電源6が停止した場合には、
自動的にバックアップ電源7に切り換えられてこの電源
に基づいて定電流源5からMRセンサ3へ電流が供給さ
れる。
【0018】このように磁気ドラム1の回転又は停止時
のいずれにおいても、主電源6が停止したときは自動的
にバックアップ電源7に切り換えられる。よって、主電
源6が停止してもアブソリュートエンコーダにおけるア
ブソリュートデータが記憶保持されるようになってい
る。
【0019】以上のような本実施例によれば、主電源6
からバックアップ電源7に切り換えられたとき、磁気ド
ラム1が停止あるいは低速回転時には電流制御部12か
ら定電流源5に対してはその回転に応じた電圧の小さな
制御信号が出力されることにより、定電流源5はMRセ
ンサ3へ小さな電流を供給する。従って、バックアップ
電源7からの消費電流は小さく抑えられるので、バック
アップ電源7の長寿命化を図ることができる。
【0020】なお、MRセンサ3への供給電流を制御す
る方法としては実施例の方法に限らず、MRセンサ3の
電源電圧を制御する方法や、波形整形部4の電源電圧を
制御するような方法を行なうようにしても良い。さら
に、ゲートアレイ8をカウンタ9、回転数検出回路10
及びPWM回路11で構成し、電流制御部12をローパ
スフィルタ13で構成した例で説明したが、何らこれら
に限ることはない。電源電圧や電流を連続的に変化させ
るか、切り換えるようにして制御しても良い。
【0021】
【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば、セ
ンサが検出する回転数に応じて供給電流を比例的に変化
させているので、磁気ドラムが高速回転するときは、セ
ンサに電流が多く流れてセンサの振幅が大きくなり、波
形整形部の応答が良好になる。一方、磁気ドラムが低速
回転するときは、センサに小さな電流が流れるようにな
る。このため、主電源が停止してバックアップ電源を使
用する際、バックアップ電源の消費電力を抑制するの
で、バックアップ電源の長寿命化を図ることができる。
また、高速回転時に、センサに印加する電流を従来のも
のに比べ多くして応答性を上げても、バックアップ電源
の消費電力はそれ程大きくならず、バックアップ電源の
長寿命化を維持しつつ検出対象の高速化や信号検出の安
定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインクリメンタル信号検出装置の実施
例を示す結線図である。
【図2】図1の主要部の構成を示す結線図である。
【図3】図1の電流制御部のモータ回転数とアナログ回
転数信号との関係を示す変換特性である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 磁気ドラム 3 MRセンサ 4 波形整形部 5 定電流源 6 主電源 7 バックアップ電源 8 ゲートアレイ 12 電流制御部 13 ローパスフィルタ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の回転に応じて位置信号を出力す
    るセンサと、該センサから出力された位置信号を波形整
    形する波形整形部と、該波形整形部の出力信号に基づい
    て前記回転体の絶対位置を検出するとともに、その回転
    数を検出して回転数情報を出力する回転数情報形成手段
    と、前記センサ、前記波形整形部および前記回転数情報
    形成手段に電流を供給する主電源と、該主電源が停止し
    たとき自動的に作動して前記主電源と同様に電流を供給
    するバックアップ電源と、前記回転数情報に基づいて前
    記回転体の回転数に応じて変化する電流制御信号を出力
    する電流制御部と、前記電流制御信号に比例した電流を
    前記センサに供給する定電流源と、を備えたことを特徴
    とするインクリメンタル信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記電流制御部は、前記回転数情報をア
    ナログ回転数信号に変換するローパスフィルタと、該ア
    ナログ回転数信号を抵抗分圧して前記回転体の回転数に
    比例した電流制御信号を出力する抵抗群と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクリメンタル信号検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転数情報形成手段は、前記波形整
    形部の出力信号をカウントして前記回転体の絶対位置を
    検出するカウンタと、前記回転体の回転数を検出する回
    転数検出回路と、この回転数検出回路の出力信号をPW
    M信号に変換して回転数情報を出力するPWM回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のイン
    クリメンタル信号検出装置。
JP1992018160U 1992-02-27 1992-02-27 インクリメンタル信号検出装置 Expired - Lifetime JP2562103Y2 (ja)

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JPH0571719U JPH0571719U (ja) 1993-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH076807B2 (ja) * 1989-06-14 1995-01-30 株式会社ミツトヨ 変位検出器

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JPH0571719U (ja) 1993-09-28

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970408

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Effective date: 19970916