JP3460835B1 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3460835B1
JP3460835B1 JP2002318213A JP2002318213A JP3460835B1 JP 3460835 B1 JP3460835 B1 JP 3460835B1 JP 2002318213 A JP2002318213 A JP 2002318213A JP 2002318213 A JP2002318213 A JP 2002318213A JP 3460835 B1 JP3460835 B1 JP 3460835B1
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Abstract

【要約】 【課題】 空気と塵埃とを効率よく分離することがで
きると共に、分離効率を向上させた電気掃除機を提供す
る。 【解決手段】 掃除機本体20の吸気口52から電動送
風機33の吸気開口33Aに至る風路中に、吸気口52
から空気と共に吸引される塵埃を分離する塵埃分離部6
0と、この塵埃分離部60によって分離された塵埃を集
塵する集塵部55とを備えた電気掃除機であって、塵埃
分離部60は、一端開口62Aが吸気口52に連通する
と共に他端開口62Bが集塵部55に連通した筒状の通
路61と、通路61の周壁に設けられた開口64とを有
し、この開口64にはメッシュ状のフィルタF2を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、掃除機本体の吸
気口から吸引された塵埃を分離する塵埃分離部と塵埃を
集塵する集塵部とを備えた電気掃除機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機として、図11に示す
サイクロン方式の電気掃除機が知られている(例えば特
許文献1参照)。
【0003】かかる電気掃除機は、上部が開口されたダ
ストカップ1と、このダストカップ1内を負圧にする電
動送風機2等とを備えている。ダストカップ1の周壁1
Aには吸気口3が形成され、この吸気口3は塵埃を吸引
する吸込口体4に吸気通路5を介して連通している。
【0004】そして、吸込口体4から吸引された塵埃は
吸気通路5を介してダストカップ1の吸気口3からダス
トカップ1内に吸引される。このダストカップ1内では
旋回流が発生して塵埃と空気とが分離され、空気のみが
ダストカップ1の上部開口から電動送風機2に吸引され
た後に外部へ排気される。
【0005】
【特許文献1】特開2001−104223号公報(段
落38、45、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電気掃除機にあっては、上方に向かって吸気通路5内に
吸引された空気は、吸気口3からダストカップ1内に入
る際に旋回流となり、ダストカップ1の周壁1Aに沿っ
て回転しながら塵埃と分離され、この後空気のみが電動
送風機2に吸引されていく。このように、塵埃と空気と
はダストカップ1内で分離されるので、旋回流によって
ダストカップ1内に集積された塵埃が再び舞い上がって
しまい、空気と塵埃とを効率良く分離することができ
ず、分離効率が悪いという問題が生じていた。
【0007】この発明は、上記問題に鑑みてなされたも
のであり、空気と塵埃とを効率良く分離することができ
ると共に、分離効率を向上させた電気掃除機を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の電気掃除機は、掃除機本体の吸気口から
電動送風機の吸込開口に至る風路中に形成された負圧室
部内に設けられ吸気口から吸引される空気と塵埃とを分
離する塵埃分離部と、負圧室部と区画されこの塵埃分離
部によって分離された塵埃を案内管を介して捕集する集
塵部とを備え、塵埃分離部は、吸気口よりも大きく形成
された一端開口が吸気口に対向して連通すると共に他端
開口が集塵部に連通した筒状の通路と、この通路の周壁
に設けられて電動送風機の吸気開口に連通した周面開口
と、該周面開口に取り付けられたメッシュ状のフィルタ
とを有し、電動送風機の吸気開口は、通路を間において
吸気口と反対側に配置され、通路内の空気をフィルタを
介して電動送風機の吸気開口から吸い込むと共に、通路
内の塵埃を通路の他端開口から案内管を介して集塵部に
導入して集塵し、フィルタのオープニングは通路の上流
側から下流側に向かうにつれて細かくなるように形成さ
れたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る電気掃除機
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】図1において、20は掃除機本体であり、
この掃除機本体20にはホース21の一端が着脱自在に
接続され、その他端には手元操作管22が設けられてい
る。手元操作管22には延長管23が着脱自在に接続さ
れ、延長管23の先端部には吸込口体24が着脱自在に
接続されている。手元操作管22には操作部22Aが設
けられており、この操作部22Aには図示しない操作ス
イッチが設けられている。
【0011】掃除機本体20は、図2ないし図5に示す
ように、本体ケース30と、本体ケース30に着脱自在
に載置される集塵容器(ダストカップ)50と、後部が
本体ケース30にヒンジ結合されて上下方向に開閉可能
となっている蓋体40とを備えている。
【0012】本体ケース30は、吸気開口33A及び排
気口33Bが設けられた電動送風機33を内蔵している
と共に、この電動送風機33の前側の下部から前方へ突
出した皿状の載置部35を有する。この載置部35には
集塵容器50が着脱自在に載置され、蓋体40を閉じた
際にこの蓋体40と載置部35とで集塵容器50を挟持
して固定するようになっている。
【0013】また、本体ケース30の前面は開口され、
この開口34Aには後述するフィルタ80を押さえるた
めの枠34Bが放射状に設けられている(図5参照)。
開口34Aは電動送風機33の吸気開口33Aに対向す
ると共に連通している。
【0014】本体ケース30の両側面には、前側の上部
から後部側の下部に亘って膨出部36が形成され、この
膨出部36の下部は後輪37を回転自在に保持してい
る。また膨出部36と本体ケース30の両側面の前側に
は複数の排気孔38が形成されている。この排気孔38
は図示しない排気風路を介して電動送風機33の排気口
33Bと連通しており、電動送風機33の排気口33B
から排気される空気は排気風路を介して排気孔38から
外へ排気されるようになっている。また、本体ケース3
0には電動送風機33の下側に図示しないバッテリーが
内蔵されている。
【0015】蓋体40は、平面視がほぼ楕円形に形成さ
れた天板41を有し、この天板41の周囲に周壁42が
一体に形成されている。周壁42の前部には集塵ホース
21を着脱自在に接続する接続口43を有する接続パイ
プ44が設けられている。この接続パイプ44は前後方
向に延びており、その後端45は開口している。
【0016】集塵容器50は、図6ないし図8に示すよ
うに、後面(図6において右側)に開口51を有し前面
に吸気口52を有する容器ケース体53と、この容器ケ
ース体53の吸気口52の下に一体形成された把手部5
4とを有している。
【0017】容器ケース体53は、下部に形成した集塵
室部(集塵部)55と、この集塵室55の上に形成し
た負圧室部56と、この負圧室部56内に設けられた塵
埃分離部60と、この塵埃分離部60で分離された塵埃
を集塵室部55へ案内する案内管70とを有している。
【0018】集塵室部55の底部には、底板57が軸J
回りに開閉可能に取り付けられており、この底板57を
開けることにより集塵室部55内に蓄積される塵埃が捨
てられるようになっている。集塵室部55と負圧室部5
6とを区画する集塵室部55の天板58には開口59が
形成され、この開口59には図8に示すようにネットフ
ィルタF1が取り付けられている。天板58の開口59
の後には接続穴58Aが形成されている。この接続穴5
8Aの下方には集塵室部55内で旋回流を発生させるた
めのガイド壁Gが設けられている。
【0019】また、集塵室部55の後壁部55Aは容器
ケース体53の開口51より内側に引っ込んでおり、そ
の開口51内にフィルタ80(図3参照)が着脱自在に
装着されるようになっている。しかも、負圧室部56は
フィルタ80を介して電動送風機33の吸気開口33A
に連通させられている。
【0020】塵埃分離部60は、筒状の風路(通路)6
1を形成した筒状枠62と、この筒状枠62の他端開口
62Bに設けた突当て部63とを有している。その筒状
枠62の一端開口62Aの径は容器ケース体53の吸気
口52の径より大きく形成され、筒状枠62の一端開口
62Aと容器ケース体53の吸気口52とは、この吸気
口52が開口62Aの内側に位置するように接続されて
いる。筒状枠62の他端開口62Bの径はその吸気口5
2の径とほぼ同一に設定され、筒状枠62の径は一端か
ら他端にいくにしたがって直線的に漸減している。な
お、筒状枠62の他端開口62Bの径は吸気口52の径
より小さくてもよい。
【0021】また、筒状枠62の風路61は前後方向に
直線状に延びており、蓋体40の接続パイプ44の接続
口43と、容器ケース体53の吸気口52と、筒状枠6
2と、容器ケース体53の開口51と、電動送風機33
の吸気開口33Aとが一直線上に配置されている。
【0022】また、筒状枠62は、円形の枠体W1、W
2と、枠体W1、W2を連結した複数の棒状の枠体W3
と、各枠体W1〜W3によって形成された複数の開口6
4に設けられたメッシュ状のフィルタF2とを有してい
る(図6(a)参照)。
【0023】ここで、開口64は風路61の周壁の全周
に亘って一様に設けられており、風路61は枠体W3及
びフィルタF2によって囲まれて形成されている。
【0024】メッシュ状のフィルタF2は、細い糸を網
目状に編んで形成されたフィルタのことであり、図9に
示すように、多数の糸100が交互に折り重なるように
編み込まれている。このフィルタF2は、複数の開口6
4を一体に覆うように筒状に形成され、枠体W1、W2
を連結した複数の枠体W3の内側面に設けられている
(図6(b)参照)。
【0025】そして、このフィルタF2のオープニング
Oは、風路61の上流側から風路61の下流側に向かう
につれて、110μmから30μmの範囲で次第に細か
くなるように形成されており、フィルタF2のメッシュ
の粗さが徐々に細かくなっている。なお、ここでは、少
なくとも枠体W1に接触している部分近傍のフィルタF
2のオープニングOは110μmであり、枠体W2に接
触している部分近傍のフィルタF2のオープニングOは
30μmである。
【0026】ここで、「上流側」とは、電動送風機33
が駆動した際に吸い込まれる空気が流入する側、つまり
容器ケース体53の吸気口52側である。また、「下流
側」とは、電動送風機33が駆動した際に吸い込まれた
空気が流出する側、つまり電動送風機33の吸気開口3
3A側である。また、オープニングOとは目開きのこと
であり、糸100と糸100との間の幅(図9参照)で
ある。
【0027】このとき、フィルタF2には、摩擦抵抗を
低減させる表面処理が施されている。この表面処理とし
ては、例えばスパッタリング加工、フッ素加工、テフロ
ン(登録商標)加工等がある。
【0028】そして、筒状枠62の風路61は、筒状枠
62の開口64と容器ケース体53の負圧室部56と本
体ケース30の開口34Aを介して電動送風機33の吸
気開口33Aに連通している。また、筒状枠62の風路
61の延びる方向と蓋体40の接続パイプ44の延びる
方向とが一直線状となっており、筒状枠62の風路61
の延びる方向に電動送風機33の吸気開口33Aが向き
あっている。
【0029】突当て部63は、筒状枠62の他端開口6
2Bの上部から斜め下方に向かって延びた傾斜壁部63
Aと、この傾斜壁部63Aの一端から湾曲して下方に延
びると共に筒状枠62の他端開口62Bに対向する突当
壁部63Bと、傾斜壁部63Aおよび突当壁部63Bの
両側に形成された側壁部63Cとを有している。また、
突当て部63は、筒状枠62の他端開口62Bに接合さ
れた開口63Dを有すると共に下方に向いた開口63E
を有している。
【0030】案内管70は、上下方向に延びていて突当
て部63の開口63Eと天板58の接続穴58Aを介し
て集塵室部55内とを連通している。
【0031】次に、上記のように構成される電気掃除機
の作用について説明する。
【0032】まず、図4に示すように、集塵容器50を
本体ケース30の載置部35に載置して蓋体40を閉
じ、ホース21を蓋体40の接続口43に接続する。そ
して、操作部22Aの図示しないスイッチを操作すると
電動送風機33が駆動される。この電動送風機33の駆
動により、本体ケース30の開口34Aを介して容器ケ
ース体53の負圧室部56が負圧となる。この負圧が筒
状枠62の開口64、筒状枠62の風路61、容器ケー
ス体53の吸気口52、蓋体40の接続パイプ44、ホ
ース21、延長管23および吸込口体24に作用し、吸
込口体24から空気と共に塵埃が吸引されていく。
【0033】この吸引された塵埃および空気は、延長管
23およびホース21を介して蓋体40の接続口43へ
吸引されていく。そして、接続口43へ吸引された塵埃
および空気は、集塵容器50の吸気口52を通って塵埃
分離部60の筒状枠62の風路61に吸引されていく。
【0034】筒状枠62の風路61に吸引された空気
は、筒状枠62の開口64のフィルタF2を介して容器
ケース体53の負圧室部56に吸引され、さらに容器ケ
ース体53の開口51に装着したフィルタ80を介して
電動送風機33の吸気開口33Aに吸引されていく。
【0035】また、空気の一部は突当て部63および案
内管70を介して集塵室部55へ導入され、この導入さ
れた空気はガイド壁Gによって集塵室部55内で旋回流
となり、開口59を介して負圧室部56内に流入する。
【0036】一方、筒状枠62の風路61に吸引された
所定以上の質量のある塵埃は、その風路61が前後方向
に直線状に延びていることにより慣性力が作用して風路
61を直進し、突当て部63の突当壁部63Bに突き当
たると共に案内管70により集塵室部55内へ導入され
ていく。そして、集塵室部55内へ導入された塵埃は、
同じく集塵室部55内に流入した空気の旋回流により、
圧縮されながら集積されることとなる。
【0037】さらに、筒状枠62の風路61に吸引され
た質量の軽い微細な塵埃は、風路61を直進することな
く開口64を通過する空気に乗って流れていく。
【0038】このように、塵埃分離部60により空気と
塵埃とが分離されることになる。
【0039】ここで、風路61の周壁に設けられた開口
64にはメッシュ状のフィルタF2が設けられているの
で、開口64を通過する空気と共に塵埃が流れても、フ
ィルタF2によって捕集することができる。そして、空
気と塵埃とを効率良く分離することが可能となる。
【0040】また、集塵室部55に導入されて生じた旋
回流によって塵埃が再び舞い上がったとしても、開口5
9に設けられたネットフィルタF1及び開口64に設け
られたフィルタF2により空気と塵埃とが分離され、分
離効率を向上させることができる。
【0041】また、風路61の上流側は風速が早くて比
較的塵埃が直進しやすいので、フィルタF2のオープニ
ングOを大きくすることができる。ここでオープニング
Oは、風路61の上流側である吸気口52側から、風路
61の下流側である吸気開口33A側に向かうにつれて
次第に細かくなるように形成されているので、フィルタ
F2のオープニングOは吸込口52側が粗く、この風路
61の吸込口52側での通気性が向上し、空気の吸込効
率を向上することができる。
【0042】一方、風路61の下流側である吸気開口3
3A側は、風速が低下して塵埃が直進しにくくなってい
る。しかし、フィルタF2のオープニングOは風路61
の吸気開口33A側が細かく形成され、空気と共に流れ
た細塵を通過させることなく確実に捕集することができ
る。また、オープニングOが細かいので抵抗が大きく、
通気性を抑制することができて、細塵を流れにくくする
ことが可能となる。
【0043】さらに、このフィルタF2のオープニング
Oが風路61の上流側から下流側に向かうにつれて次第
に細かくされているので、風路61を通過する空気の流
れが円滑となり、フィルタF2の目詰まりを生じにくく
することができる。
【0044】このように、この発明の電気掃除機では、
掃除機本体20の吸気口52から電動送風機33の吸気
開口33Aに至る風路中に吸気口52から空気と共に吸
引される塵埃を分離する塵埃分離部60と、この塵埃分
離部60によって分離された塵埃を集塵する集塵室部
(集塵部)55とを備えている。そして、塵埃分離部6
0は、一端開口62Aが吸気口52に連通すると共に他
端開口62Bが集塵室部55に連通した筒状の風路(通
路)61と、風路61の周壁に設けられた開口64とを
有している。さらに、この開口64にはメッシュ状のフ
ィルタF2が設けられている。
【0045】そして、この構成によって、塵埃分離部6
0である筒状枠62の風路61内において、旋回流を発
生させないで塵埃と空気とを分離することが可能とな
る。そのため、効率良く分離することができ、分離効率
の向上を図ることができる。また、この構成により、風
路61内での風路損は小さなものとなって吸込効率の低
下を防止することもできる。
【0046】また、塵埃と分離された空気が筒状枠62
の風路61から開口64を通過して容器ケース体53の
負圧室部56に吸引されていく際、開口64に設けられ
たメッシュ状のフィルタF2によって細塵を捕集するこ
とができ、空気と塵埃とを充分に分離することが可能と
なる。
【0047】さらに、風路61の上流側から下流側に向
かうにつれてフィルタF2のオープニングOが細かくさ
れているので、風路61の上流側では充分な通気性を確
保することができて吸込効率の低下を防止することがで
きる。そして、風路61の下流側では細塵を確実に捕集
することができて、空気と塵埃とを効率良く分離するこ
とができると共に、充分に分離することが可能となって
いる。
【0048】そして、フィルタF2のオープニングOの
大きさが110μmから30μmの範囲で形成されてい
るので、最大のオープニングOが110μmとなり、風
路61内に吸い込まれた塵埃がフィルタF2に密着しな
い程度の十分な通気性を確保することができる。そし
て、最小のオープニングOが30μmとなり、必要な通
気性は確保しつつ、空気と共に流れてくる細塵を確実に
捕集することができ、分離効率の向上を図ることが可能
となる。
【0049】また、フィルタF2の表面には摩擦抵抗を
低減させる表面処理が施されているので、塵埃がフィル
タ2の表面に引っ掛かりにくくなり、目詰まりが早期に
生じることが防止することができる。
【0050】特に、この表面処理がスパッタリング加工
である場合では、フィルタF2の表面に均一に金属原子
が付着し摩擦抵抗を非常に少なくすることができて、目
詰まりをさらに防止することができる。
【0051】なお、このフィルタF2は枠体W3の内側
面に設けられているので、枠体W3に塵埃が引っ掛かる
ことが防止され、より目詰まりが生じにくくなってい
る。
【0052】以上、この発明に係る実施の形態の一つを
図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施
の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計の変更等もこの発明に含まれる。
【0053】例えば、上述の実施の形態では、メッシュ
状のフィルタF2のオープニングOは、吸込口52側か
ら吸気開口33A側に向かうにつれて次第に細かくなる
ように形成されているが、図10に示すように、オープ
ニングOが段階的に細かくなるようにしてもよい。
【0054】この場合では、例えば、まず枠体W1と枠
体W2との間を中間枠体W4、W5によって区切り、枠
体W1から中間枠体W4の間にオープニングOが例えば
110μmのフィルタF21を設け、中間枠体W4から
中間枠体W5の間にオープニングOが例えば70μmの
フィルタF22を設け、中間枠体W5から枠体W2の間
にオープニングOが例えば30μmのフィルタF23を
設ける。これにより、段階的にオープニングOが細かく
なるようにフィルタを構成することが容易になる。な
お、ここでも枠体W3、W4、W5の内側面に各フィル
タF21〜F23を設けることにより、塵埃が枠体W3
〜W5に引っ掛かることを防止できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電気掃
除機によれば、空気と塵埃とを効率良く分離させて、分
離効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電機掃除機の外観を示した斜視
図である。
【図2】図1に示す電気掃除機の掃除機本体を示した斜
視図である。
【図3】図2に示す掃除機本体の一部を断面にした側面
図である。
【図4】蓋体を開けた状態を示した掃除機本体の側面図
である。
【図5】蓋体を開けると共に集塵容器を取り外した状態
の掃除機本体を示した斜視図である。
【図6】(a)集塵容器の構成を示した縦断面図であ
る。 (b)図6(a)におけるA−A断面図である。
【図7】集塵容器を示した斜視図である。
【図8】集塵容器の構成を示した平断面図である。
【図9】メッシュ状フィルタを模式的に拡大して示す模
式図である。
【図10】メッシュ状フィルタの他の例を示す集塵容器
の縦断面図である。
【図11】従来の電気掃除機を示す断面図である。
【符号の説明】
20 掃除機本体 33 電動送風機 33A 吸気開口 52 吸気口 55 集塵部(集塵室部) 60 塵埃分離部 61 通路(風路) 64 開口 F2 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 広 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テッ ク株式会社 秦野工場内 (72)発明者 土屋 善弘 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テッ ク株式会社 秦野工場内 (72)発明者 鈴木 仁 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テッ ク株式会社 秦野工場内 (72)発明者 中戸川 靖 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テッ ク株式会社 秦野工場内 (72)発明者 大島 郁夫 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テッ ク株式会社 秦野工場内 (72)発明者 前田 豊 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テッ ク株式会社 秦野工場内 (56)参考文献 特開 昭52−99651(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/16 B01D 39/08

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掃除機本体の吸気口から電動送風機の吸込
    開口に至る風路中に形成された負圧室部内に設けられ前
    記吸気口から吸引される空気と塵埃とを分離する塵埃分
    離部と、前記負圧室部と区画されこの塵埃分離部によっ
    て分離された塵埃を案内管を介して捕集する集塵部とを
    備えた電気掃除機であって、 前記塵埃分離部は、前記吸気口よりも大きく形成された
    一端開口が前記吸気口に対向して連通すると共に他端開
    口が前記集塵部に連通した筒状の通路と、該通路の周壁
    に設けられて前記電動送風機の吸気開口に連通した周面
    開口と、該周面開口に取り付けられたメッシュ状のフィ
    ルタとを有し、前記電動送風機の吸気開口は、前記通路を間において前
    記吸気口と反対側に配置され、 前記通路内の空気を前記フィルタを介して前記電動送風
    機の吸気開口から吸い込むと共に、前記通路内の塵埃を
    前記通路の他端開口から案内管を介して集塵部に導入し
    て集塵し、 前記フィルタのオープニングは前記通路の上流側から下
    流側に向かうにつれて細かくなるように形成されたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】掃除機本体の吸気口から電動送風機の吸込
    開口に至る風路中に形成された負圧室部内に設けられ前
    記吸気口から吸引される空気と塵埃とを分離する塵埃分
    離部と、前記負圧室部と区画されこの塵埃分離部によっ
    て分離された塵埃を捕集する集塵部とを備えた電気掃除
    機であって、 前記塵埃分離部は、前記吸気口よりも大きく形成された
    一端開口が前記吸気口に対向して連通すると共に他端開
    口が前記集塵部に連通した筒状の通路と、該通路の周壁
    に設けられて前記電動送風機の吸気開口に連通した周面
    開口と、該周面開口に取り付けられたメッシュ状のフィ
    ルタと、前記他端開口に対向する突当壁部とを備え、 前記電動送風機の吸気開口は、前記通路を間において前
    記吸気口と反対側に配置され、 前記通路内の空気を前記フィルタを介して前記電動送風
    機の吸気開口から吸い込むと共に、前記通路内の塵埃を
    前記通路の他端開口から前記突当壁部に当てて集塵部に
    導入して集塵し、 前記フィルタのオープニングは前記通路の上流側から下
    流側に向かうにつれて細かくなるように形成されたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】掃除機本体の吸気口から電動送風機の吸込
    開口に至る風路中に設けられ前記吸気口から吸引される
    空気と塵埃とを分離する塵埃分離部と、この塵埃分離部
    の下方に設けられこの塵埃分離部によって分離された塵
    埃を捕集する集塵部とを備えた電気掃除機であって、 前記塵埃分離部は、前記吸気口よりも大きく形成された
    一端開口が前記吸気口に対向して連通すると共に他端開
    口が前記集塵部に連通した筒状の通路と、該通路の周壁
    に設けられて前記電動送風機の吸気開口に連通した周面
    開口と、該周面開口に取り付けられたメッシュ状のフィ
    ルタとを有し、前記電動送風機の吸気開口は、前記通路を間において前
    記吸気口と反対側に配置され、 前記通路内の空気を前記フィルタを介して前記電動送風
    機の吸気開口から吸い込むと共に、前記通路内の塵埃を
    前記通路の他端開口から集塵部に導入して集塵し、 前記フィルタのオープニングは前記通路の上流側から下
    流側に向かうにつれて細かくなるように形成されたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  4. 【請求項4】掃除機本体の吸気口から電動送風機の吸込
    開口に至る風路中に形成された負圧室部内に設けられ前
    記吸気口から吸引される空気と塵埃とを分離する塵埃分
    離部と、前記負圧室部と区画されこの塵埃分離部によっ
    て分離された塵埃を案内管を介して捕集する集塵部とを
    備えた電気掃除機であって、 前記塵埃分離部は、前記吸気口よりも大きく形成された
    一端開口が前記吸気口に対向し他端開口が前記集塵部に
    連通した筒状の通路と、該通路の周壁に設けられて前記
    電動送風機の吸気開口に連通した周面開口と、該周面開
    に取り付けられたメッシュ状のフィルタとを有し、前記通路と前記電動送風機との間に開口を形成し、この
    開口は、前記通路を間において前記吸気口と反対側に配
    置され、 前記通路内の空気を前記フィルタ及び前記開口を介して
    前記電動送風機の吸気開口から吸い込むと共に、前記通
    路内の塵埃を前記通路の他端開口から案内管を介して集
    塵部に導入して集塵し、 前記フィルタのオープニングは前記通路の上流側から下
    流側に向かうにつれて細かくなるように形成されたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  5. 【請求項5】掃除機本体の吸気口から電動送風機の吸込
    開口に至る風路中に形成された負圧室部内に設けられ前
    記吸気口から吸引される空気と塵埃とを分離する塵埃分
    離部と、前記負圧室部と区画されこの塵埃分離部によっ
    て分離された塵埃を捕集する集塵部とを備えた電気掃除
    機であって、 前記塵埃分離部は、前記吸気口よりも大きく形成された
    一端開口が前記吸気口に対向し他端開口が前記集塵部に
    連通した筒状の通路と、該通路の周壁に設けられて前記
    電動送風機の吸気開口に連通した周面開口と、該周面開
    に取り付けられたメッシュ状のフィルタと、前記他端
    開口に対向する突当壁部とを備え、 前記通路と前記電動送風機との間に開口を形成し、この
    開口は、前記通路を間において前記吸気口と反対側に配
    置され、 前記通路内の空気を前記フィルタ及び前記開口を介して
    前記電動送風機の吸気開口から吸い込むと共に、前記通
    路内の塵埃を前記通路の他端開口から前記突当壁部に当
    てて集塵部に導入して集塵し、 前記フィルタのオープニングは前記通路の上流側から下
    流側に向かうにつれて細かくなるように形成されたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  6. 【請求項6】掃除機本体の吸気口から電動送風機の吸込
    開口に至る風路中に設けられ前記吸気口から吸引される
    空気と塵埃とを分離する塵埃分離部と、この塵埃分離部
    の下方に設けられこの塵埃分離部によって分離された塵
    埃を捕集する集塵部とを備えた電気掃除機であって、 前記塵埃分離部は、前記吸気口よりも大きく形成された
    一端開口が前記吸気口に対向し他端開口が前記集塵部に
    連通した筒状の通路と、該通路の周壁に設けられて前記
    電動送風機の吸気開口に連通した周面開口と、該周面開
    に取り付けられたメッシュ状のフィルタとを有し、前記通路と前記電動送風機との間に開口を形成し、この
    開口は、前記通路を間において前記吸気口と反対側に配
    置され、 前記通路内の空気を前記フィルタ及び前記開口を介して
    前記電動送風機の吸気開口から吸い込むと共に、前記通
    路内の塵埃を前記通路の他端開口から集塵部に導入して
    集塵し、 前記フィルタのオープニングは前記通路の上流側から下
    流側に向かうにつれて細かくなるように形成されたこと
    を特徴とする電気掃除機。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項6のいずれか一つに
    記載の電気掃除機において、前記筒状の通路は一端側か
    ら他端側にいくにしたがって径が漸減することを特徴と
    する電気掃除機。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項7のいずれか一つに
    記載の電気掃除機において、前記フィルタのオープニン
    グは、110μmから30μmの範囲で形成されている
    ことを特徴とする電気掃除機。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれか一つに
    記載の電気掃除機において、前記フィルタには摩擦抵抗
    を低減させる表面処理が施されたことを特徴とする電気
    掃除機。
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