JP3460830B2 - 光ディジタル通信用の光受信装置 - Google Patents
光ディジタル通信用の光受信装置Info
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Description
ィジタル通信用の光受信装置に関する。
(MOPT )に制御可能のバイアス回路を有し、更に光入
力断検出の安定動作を実現する光受信装置に関する。
光ディジタル通信が広く行き渡りつつある。この光ディ
ジタル通信に用いられる光受信装置の一般的構成は、図
27に示される機能ブロック図の如くである。
アバランシェフォトダイオードが用いられることが一般
的である。図27において、10は、アバランシェフォ
トダイオード(以下適宜APDと略記する)である。
り、バイアス電流が制御される。APD10に受信光が
入力すると、対応する電流が電気信号として流れ、これ
を電圧に変換して、前置増幅器12に導く。
等化増幅器13を通して、識別再生及びクロック抽出回
路14に導かれる。識別再生及びクロック抽出回路14
から識別再生されたデータDATAと抽出されたクロッ
ク信号CLKが出力される。
出部15にも入力され、ここで検出された等化増幅器1
3の出力のピーク値と所定の参照値とが比較器16にお
いて比較される。所定の参照値に対し、ピーク値が小さ
い場合は、光入力が断であると判定される。
入力に対する広いダイナミックレンジ及び光入力断検出
の安定な動作が更に望まれている。
ミックレンジに対する問題は、上記前置増幅器12の飽
和と、APDの帯域劣化、特に最小光入力レベル及び最
大光入力レベル時における像倍率Mに対する影響に起因
する。
求から高利得の増幅器を実装するために発振により光入
力断の検出が不可となる問題が生じる。これらの問題を
以下に詳細に検討する。
ランスインピーダンス型前置増幅器の回路例である。図
28において、トランジスタTR1 とTR2 が縦続に接
続され、トランジスタTR2 のエミッタ回路にダイオー
ドD1 と抵抗R2 が直列接続され、トランジスタTR2
のエミッタから出力電圧VOUTが出力される。
ンジスタTR1 のベース側に帰還抵抗Rfが接続されて
いる。
出力である入力電流IINと出力電圧VOUT の関係を示す
入力電流−出力電圧特性である。更に、入力電流IINと
出力電圧VOUTの関係を図28を参照して、考察する
と、次のような式で表される。
いる。
レベルが大きくなると、ダイオードD1 及び抵抗R2 に
電流が流れなくなり、VOUT =VD1となる。
電流IIN(MAX) を入力飽和電流と呼び、 I
IN(MAX) =V1 /Rf ・・・・ (5) で表
される。
=0となり、トランジスタTR2 、ダイオードD1の電
流源が無くなる為に、トランジスタTR1 のコレクタ電
位がベース電位と逆転し、トランジスタTR1 が飽和す
る。
り、同図において点Pがこの飽和点を示している。
< IIN(MAX)となってもそのベース・コレクタ間の寄
生容量に蓄積した電荷が放電し終わるまで帰還状態に戻
らない。
く波形応答が劣化して符号誤りの原因となる。即ち、図
30において、(1)は、入力電流IINの波形であり、
(2)及び(3)は、出力電圧VOUT の波形である。
電流IIN(1)が小さく、したがって、入力光レベルが
小さいので、出力電圧VOUT (2)が波形劣化せず、正
しくその符号を判定することが出来る。
ベルが大きく、入力電流IINが入力飽和電流IIN(MAX)
に近い場合の出力電圧VOUT の波形である。この場合、
先に説明したようにトランジスタTR1 の飽和により、
そのベース・コレクタ間の寄生容量に蓄積した電荷が放
電し終わるまで波形は0に戻らず、波形が劣化する。
で識別すると、符号判定誤りを生じることになる。この
ために、飽和電流IIN(MAX) は、式(5)よりV1 を大
きくするかRf を小さくすれば向上するが、市販の回路
素子(IC)を使用する場合は、その内部回路を変更す
ることは困難である。
最大、即ち光ダイナミックレンジの最大受光レベルの時
に生じる問題である。一方、光ダイナミックレンジの最
小受光レベルの時にも次のように問題が生じる。
装置のAPDバイアス制御回路の従来例としての構成例
である。図31は、従来のバイアス方式の一例である固
定バイアス方式を説明する図である。
ォトダイオード(APD)であり、11は、バイアス制
御回路として固定のバイアス電圧を発生する回路であ
る。更に12は、前置増幅器であり、この出力は図28
において説明したように、次段の等化増幅器13等に導
かれる。
が、温度・電源変動及びアバランシェフォトダイオード
のばらつきによる最小受光電力時の特性劣化が大きい。
また固定バイアス方式であるためAPDの利得即ち、増
倍率Mの制御が無いので光入力ダイナミックレンジが狭
い。
を有するバイアス方式が使用されるのが一般的である。
即ち、図32は、先に図27により説明した一般的な光
受信装置の構成例に対し、更にFULL-AGCループを備えた
従来のバイアス方式を採用した光受信装置の一構成例で
ある。
信号が電気信号に変換され出力される。この出力は、前
置増幅器12を通して、等化増幅器13に導かれる。こ
こで波形等化され、ピーク電圧検出回路7に導かれる。
出され、増幅器8を通して、DC−DCコンバータで構
成されるバイアス回路11に入力される。バイアス回路
11において、入力されるピーク検出信号に対応してバ
イアスの大きさを可変制御する。これにより、等化増幅
器13の出力のピーク値が一定となるように制御され
る。
路14に入力され、ここでデータ及びクロックが再生さ
れる。またタイミング抽出回路141に導かれ、タイミ
ング信号が抽出され、タイミング信号は、識別再生回路
14及び光入力断検出回路に導かれる。
5及び比較増幅器16を有し、タイミング信号が所定時
間断となることを検出することにより光入力断の状態を
検出する。
おいては、次のような問題がある。これを更に図33、
図34を参照して説明する。図33は、従来のバイアス
制御方式即ち、増倍率制御方式と最適増倍率の関係を示
す図である。
り、縦軸は増倍率Mである。PMINは、最小光入力電力
である。更に最適増倍率の特性はMOPT で示されてい
る。
す固定バイアス方式(図33においてM固定方式で示さ
れる。)においては、増倍率Mが固定であり、最適増倍
率の特性MOPTに対し、常に増倍率Mが大きく、したが
って最大受光電力においてアバランシェフォトダイオー
ドの飽和によりその出力は劣化してしまう。
るバイアス方式の場合は、固定バイアス方式とは異な
り、光入力電力が大きくなると増倍率Mは、小さくな
る。これは、AGC帰還ループにより等化増幅器13の
出力振幅を一定にするように制御しているからである。
と増倍率の関係を示す図34を観察する。図34におい
て、横軸は増倍率Mの値であり、縦軸はAPD出力信号
電流i及び雑音Nを示す。
雑音が最小で信号が最大の時、即ち図34において、
のようにS/Nが一番最良の位置に定められる。
合は、のように光入力が増大してもアバランシェフォ
トダイオードAPDの出力信号電流が一定となるように
制御されるので光入力の増大に対応して増倍率Mが小さ
くなる(図34)。
なるが信号に比べて増加が少なく、雑音は入力換算雑音
が支配的となる。即ち、最適増倍率MOPT の状態から光
入力信号を大きくした場合、アバランシェフォトダイオ
ードAPDの出力電流Sと雑音Nが一定であり、S/N
が一定となり、エラー率は、改善されず固定(フロア
ー)する。
を大きくするとアバランシェフォトダイオードAPDの
出力電流Sも雑音Nも大きくなるが、雑音Nは平方根で
増加するため、S/Nは、改善されるのでフロアーは生
じない。
アス方式の場合は、アバランシェフォトダイオードAP
Dの出力電流から光入力断検出を行うことが難しい。即
ち、アバランシェフォトダイオードAPDのバイアス電
流IAPDは数μAオーダであるので、この時IAPD −V
APD 特性の傾斜が急峻であるためVAPD バイアスの変化
が小さくこの変化により光入力断検出を行うことが難し
い。
行う光入力断検出回路が必要となるが、この回路は複雑
である。
遅く、また回路が複雑となるので時定数を決定すること
が容易ではないと言う問題が存在する。
い。図35に自己バイアス方式の構成を示す。図35に
おいて、示されるようにAPD10に直列に自己バイア
ス制御抵抗R1 、R2 を接続し、自己バイアス方式で増
倍率Mを制御している。この場合の光入力パワーPINと
APD10のバイアス電圧VAPDの関係は、以下のよう
になる。
λ:入力波長、h:プランク定数、c:光速、η:AP
D10の量子効率、M:APD10の量子効率、PIN:
平均光入力パワー、VAPD :APD10のバイアス電
圧、VB :APD10の降伏電圧、V0 :自己バイアス
制御電圧、R1 、R2 :自己バイアス制御抵抗、及び
n:素子により決定されるAPD増倍率指数である。
のIAPD が増加することにより、図36のようにバイア
ス電圧VAPD が減少する。このVAPD が素子で決定され
る帯域劣化電圧より小さくなると周波数帯域が図37に
示すように減少し、最大光受光レベル時は、数10MH
Zとなる。
りが発生する。VAPD の値を大としてAPD10の帯域
を確保するために抵抗R1 、R2の抵抗値を小さくする
と、増倍率Mが上記式(7)に従い大きくなり、IAPD
が増加する。この為に後段の前置増幅器12を飽和する
光入力レベルが下がり、ダイナミックレンジが狭くなる
と言う問題がある。
比較増幅器16で構成される上記光入力断検出回路を検
討する。ピーク検出部15は、等化増幅器13の出力を
ピーク検出することにより光入力断の検出を実現してい
る。
38において、VP1、VP2は、前置増幅器12の入力、
即ちAPD10の受光レベルに対応した大きさを有す
る。VP1は最小受光レベル(1)、VP2は光入力断時の
レベルである。
あり後段の増幅器或いは等化増幅器13の利得を十分に
大きくしなければ、比較器16において光入力断を検出
可能なピーク電圧差が得られない。
おり、上記の問題を解決するために高利得の増幅器を実
装しようとする場合、以下のような問題が生じる。
生じる。即ち、電源パターン(VCC、Vee)と接地点
(ケース接地)との間でインピーダンスを持ち、高利得
増幅器の入出力間で漏話による発振が生じ、光入力断検
出が出来ないという問題が生じる。
における発振が生じる。即ち、光受信装置のケースが金
属等の導電性筐体で基準接地として使用している場合、
光受信装置底部とその隣接するマザーボード信号・電源
パターンの間隔による容量と、光受信装置インタフェイ
ス接地ピンのインダクタ成分が共振回路を形成し、高利
得増幅器がその共振周波数で発振するという問題が生じ
る。
目的は、光入力信号断を正しく検出することを可能とす
るAPDのバイアス回路を有する光受信装置を提供する
ことにある。
ける広ダイナミックレンジ化及び光入力断検出の安定動
作を実現する光受信装置を提供することにある。
ックレンジの最大受光レベル時において、前置増幅器が
飽和するという問題を解決する光受信装置を提供するこ
とにある。
ジの最大受光レベル時において、APDの帯域が劣化
し、入力信号に符号間干渉による符号誤りを生じる問題
を解決する光受信装置を提供することにある。
におけるAPD周波数帯域劣化に伴う前置増幅器を飽和
する光入力レベルの低下したがって、ダイナミックレン
ジが狭くなると言う問題を解消す光受信装置を提供する
ことにある。
を正しく検出するために高利得の増幅器を採用する場合
の光受信装置内部の漏話による発振、及び光受信装置の
マザーボード実装時における発振を防止する光受信装置
を提供することにある。
受信装置は、基本的構成としてバイアス抵抗と受光素子
との直列回路と、この直列回路に接続され、受光素子が
検知した光入力レベルに対応する電流を電圧変換する前
置増幅器と、この前置増幅器の出力を等化増幅する等化
増幅器と、等化増幅器の出力を識別してデータ出力とす
る識別再生回路と、前記等化増幅器の出力のピーク値を
検知し、検知したピーク値から光入力断を検出する光入
力断検出回路を有する。
間に前置増幅器の入力インピーダンスより大きい抵抗を
備え、この抵抗にバイアス電流を流し、前記前置増幅器
の入力飽和電流を増加させるように構成される。
電圧のバラツキ特性から最高光入力レベル時の受光素子
バイアス電圧が制御されるべき範囲を定め、この設定範
囲になるべくバイアス抵抗が調整される。
抵抗と第二の抵抗と受光素子からなる直列回路と、この
第一の抵抗と該第二の抵抗の接続点の電位が所定値とな
るように前記直列回路に流れる電流を制御するバイパス
電流の電流路を有して構成される。
アバランシェフォトダイオードAPDのバイアス電流に
より第一乃至第二の抵抗で電圧降下を生じ、これを利用
してアバランシェフォトダイオードAPDの増倍率Mを
制御可能である。
流を制御することにより、第一の抵抗による電圧降下が
生じ、第一及び第二の抵抗の接続点電位が可変となる。
これによりアバランシェフォトダイオードAPDのバイ
アス電圧VAPD の自己バイアス制御が可能である。
電性の光受信装置ケースと、少なくとも前記前置増幅器
及び等化増幅器を多段縦続して搭載するプリント基板を
有し、光受信装置ケースは、底面から立ち上がる複数の
導電性ピンを備え、前記プリント基板は、更に多段縦続
された前置増幅器及び等化増幅器の入出力間に接地パタ
ーンが形成され、且つ前記光受信装置ケースに収容され
る際に、接地パターンが、前記複数の導電性ピンと並列
接続されるように構成される。
される漏洩電流、又接地パターンと基準接地パターン間
に形成されるインダクタ、容量の形成を防止又は、小さ
くでき、増幅器の発振を素子することが可能である。
明するが、全図を通じて同一または、類似のものは、同
一の参照番号及び記号を付して説明する。〔光ダイナミ
ックレンジの最大光入力レベルの向上〕図1は、最大光
入力レベルにおける前置増幅器12の飽和による特性劣
化を改善するための本発明に従う一実施例である。図2
は、図29に示す従来例の特性と対比される、図1の実
施例における前置増幅器12の入力電流−出力電圧特性
を示す図である。
及び図32において説明した前置増幅器である。その入
力と接地間に前置増幅器12の入力インピーダンスより
充分大きい抵抗Rを備え、入力電流IINを減ずる方向に
電流バイアスIDCを流すようにしている。これにより、
図2に示すように、実線の入力電流−出力電圧特性が破
線の特性にシフトし、飽和点P0 がP1 に移動される。
+IDC分だけ向上させることが可能である。
意することが必要である。そうでなければ、前置増幅器
12の入力部雑音電流が増加し、最小光入力レベル特性
が劣化することになる。
の入力−接地間の容量)、電流源回路で発生する雑音成
分及び電流源回路のインピーダンス(≧前置増幅器の入
力インピーダンス)に留意することが必要である。
施例である。図3の実施例は、図1の実施例に対し、抵
抗Rに更にダイオードDを順方向に直列に接続し、前置
増幅器12の入力と接地電源間に挿入したものである。
直流電圧V1 の温度変動に対し、ダイオードDの温度変
動特性がこれを打ち消し、電流バイアスIDCを図4に示
すように周囲温度Taの変化に対しても一定に保つよう
にしている。
の実施例における周囲温度Ta に対する電流バイアスI
DCの特性であり、周囲温度Taの上昇とともに電流バイ
アスIDCが減少している。
く電流バイアスIDCの特性であり、周囲温度Ta の変化
に対しても電流バイアスIDCは一定である。これによ
り、前置増幅器12の飽和による特性劣化が周囲温度T
a の変化にかかわらず改善可能である。
幅器12、抵抗R及びダイオードDを実装する場合の寄
生容量の問題を説明する図である。即ち、図5におい
て、プリント板の両面に回路素子が実装されている。図
において、Dはダイオード、Rは抵抗、12は前置増幅
器であり、これらがプリント板の一面に実装され、接続
されている。
る回路部品である。このような実装の実際において、寄
生容量としてダイオードDに隣接するパターンとの間で
生じるダイオード寄生容量CD 、抵抗Rの両端に生じる
抵抗寄生容量CR あるいは裏面の実装部品と間で生じる
プリントパターン寄生容量CPT等がある。
係を検討する図である。図において、(1),(2)及
び(3)は、それぞれ回路構成 (a)と (b)に対応する
等価接続回路、容量等価回路及び合成容量値オーダーを
示している。
の入力端に抵抗Rが接続され、これにダイオードDが接
地との間に接続される構成である。この構成は、図3に
示す構成に対応する接続である。
に示すように図5におけるプリント板裏面に実装され
る回路素子との間のプリントパターン寄生容量CPTを考
慮すると、等価接続回路として(II) に示すようにダイ
オード容量CD とプリントパターン寄生容量CPTとが並
列接続され、これに直列に抵抗容量CRが接続される。
この場合の合成容量値は、 (III)に示すように10-14
のオーダーである。
器12の入力端にダイオードDが接続され、これに抵抗
Rが接地との間に接続される構成である。
るプリント板裏面に実装される回路素子との間のプリン
トパターン寄生容量CPTを考慮すると、等価接続回路と
して(II) に示すように抵抗容量CR と寄生容量CPTと
が並列接続され、これに直列にダイオード容量CDが接
続される。この場合の合成容量値は、 (III)に示すよう
に10-13 のオーダーである。
構成 (b)に較べ、約10分の1寄生容量とすることが
出来て有利である。〔APD帯域劣化の改善〕次に、図
7は、光入力レベル即ち、光入力パワーPINとAPD1
0の自己バイアス制御電圧VO のバラツキに対するAP
D帯域を保証するための最適化を説明する図である。
アス電圧VAPD が制御されるべき範囲を設定し、VO の
バラツキ(受光素子の降伏電圧VB:温度傾斜)をパラ
メータにして、先に説明した図34に示すAPDバイア
ス制御回路の抵抗R1 、R2の値を調整して最適化を図
るようにしている。
圧VOMAXに対し、抵抗R1 、R2 の値を大きくし、最小
自己バイアス制御電圧VOMINに対し、抵抗R1 、R2 の
値を大きくしてAPDのバイアス電圧VAPDの範囲内に
入るようにしている。
は、図8のフローに示す手順で行われる。図8におい
て、先ず最小入力光パワーを保証する自己バイアス制御
電圧V O を設定する(ステップS1)。
R1 、R2 を調整する(ステップS2)。この抵抗R
1、R2 は、図8の右側に示すように可変抵抗による調
整、または固定抵抗を置き換えることにより行う。調整
する抵抗値は、VO から最大光入力光パワー時、VAPD
を保証する抵抗値を計算し、その抵抗値に調整する。
ス抵抗を実装する場合の調整方法の手順を説明するフロ
ーである。
斜Γの特性データを求める(ステップS11)。つい
で、実装時に求めた降伏電圧VB 及びΓからAPDバイ
アス電圧VAPD を保証する抵抗値を計算する(ステップ
S12)。計算で求めた抵抗値R1をプリント基板に実
装し、次製造工程に進む(ステップS13)。
調整工程を省略することが出来る。
バイアス電圧VAPD のバラツキに対するAPD帯域を保
証するためにクランプ回路を用いる方法を説明する図で
ある。
にクランプ回路CLを設け、最大光入力時のバイアス電
圧VAPD を帯域保証する電圧VCLでクランプするように
している。
御電圧VO 特性は、クランプ電圧V CLより大きい(入力
光レベルPINがPMAX 以下)範囲においては、抵抗R1
+R2で決まる傾斜を有し、クランプ電圧VCLで一定と
なる範囲は、抵抗R1 で傾斜が決まる( 但し、R1 ≫R
2 )。
路CLの一例であり、順方向に直列接続された複数のダ
イオードが抵抗R1 に並列に接続されている。図12に
示すように、抵抗R1 に電流が流れている状態において
は、抵抗R1 及びR2 で決まる傾斜に沿って、入力光レ
ベルPINに対しVAPDが得られる。
ルPINが大きくなり、複数のダイオードが導通状態にな
ると、この時の直列のダイオード電圧降下VCLにより抵
抗R1間の電圧降下が固定される。したがって、この後
更に入力光レベルPINが大きくなる時、抵抗R2 で決ま
る傾斜に沿ってVAPDが得られる。
10のバイアス電圧VAPD をクランプし、VAPD が小さ
くなる事による帯域劣化を防止することが出来る。
り、所定の設定電圧で動作するトランジスタTR1 によ
りAPD10のカソード部をクランプし、バイアス電圧
VAP Dが小さくなることによる帯域劣化を防止する。
のベースと接地間にダイオードD1が接続されている。
このダイオードD1の温度特性により、トランジスタT
R1のベース・エミッタ間電圧VBE特性を補償してい
る。これにより、温度変動に対し、クランプ電圧V
CLAMPを一定にすることが可能である。
し、所定の光入力パワーPIN以下ではVAPDがクランプ
電圧VCLAMP より大きく抵抗R1 +R2 で決まる傾斜を
有し、所定の光入力パワーPIN以上で、VAPDがクラン
プ電圧VCLAMP に固定される。
変動が生じている場合であっても、トランジスタTR1
のベース・エミッタ間電圧VBE特性をダイオードD1の
温度特性により打ち消すように補償しているので、抵抗
R2 で決まる一定の傾斜特性を得ることが出来る。〔最
小受光電力時の増倍率Mの最適値化〕図15は、本発明
の他の実施例回路であり、特に最小受光電力の時、増倍
率Mの最適値(MOPT )調整ができるようにし、これに
より、増倍率Mの最大値を、MOPTとし、光入力断時の
増倍率Mの増大による雑音を防ぐようにした実施例であ
る。
る動作説明図であり、図17は、本発明の増倍率制御方
式と最適増倍率の関係を示す図である。
あり、光入力電力に応じてアバランシェフォトダイオー
ドAPDのバイアス電流が変化するので、第一の抵抗R
1 、第二の抵抗R2 及び第三の抵抗R3 の電圧降下を利
用して、アバランシェフォトダイオードAPD10自体
がバイアス電圧を制御する自己バイアス方式を構成す
る。図示されるように、APD10のカソード側に直列
に第一の抵抗R1と第二の抵抗R2 が接続され、APD
10のアノード側に第三の抵抗R3 が、負荷抵抗として
接続される。
位が受光出力としてコンデンサC1を通して前置増幅器
5に導かれる。前置増幅器5において増幅された出力
は、図32において説明したと同様に等化増幅器13に
入力される。
ては、自己バイアス方式であるので、図32との比較に
おいて、受光出力の振幅が一定とするようなDC/DC
コンバータ4に制御信号を帰還する構成を有しない。
生じる電位が受光出力としてコンデンサC1を通して前
置増幅器5に導かれるように構成されているが、本発明
は、かかる構成に限定されない。
ェフォトダイオードAPD10のアノード側を直接前置
増幅器12に導くように接続して、APD10に流れる
電流を受光出力として、これを増幅、識別再生するよう
に構成することが可能である。
の電位はVDD2 であり、これにバイパス電流路として後
に説明するバイアス制御ループ部2が接続される。
PD10の降伏電圧VB を考慮して十分大きくし、第一
の抵抗R1 、第二の抵抗R2 及び第三の抵抗R3の抵抗
値は、APD10の最大定格電流により決定される。
抗R2 及び第三の抵抗R3 は、8:4:1の値比に選ば
れている。そして、具体的抵抗値は、第一の要件として
最大定格電流が流れた時、APD10が破壊されないよ
うなバイアス電圧VAPDとなるように第一の抵抗R1 、
第二の抵抗R2 及び第三の抵抗R3 の値が決められる。
時、第一の抵抗R1 と第二の抵抗R2の接続点の電位V
DD2により、増倍率Mの最適値(MOPT )調整ができる
ように、バイアス制御ループ部2の電流I1 及び第一の
抵抗R1 の大きさが決められる。これにより、増倍率M
の最大値は、MOPTとなり、光入力断時の増倍率Mの増
大による雑音を防ぐことができる。
第一の抵抗R1 と第二の抵抗R2 の接続点の電位VDD2
を一定に保つように制御するものである。FULL-AGCルー
プのように出力振幅を一定に保つ(最小受光付近でAP
D10のバイアス電流を一定に保つ)構成と相違する。
と、APD10とは反対側の第三の抵抗R3の端子との
間に制御用トランジスタTR1 と第四の抵抗R4 の直列
接続が並列に挿入される。
5 と第六の抵抗R6 の直列接続が並列に接続される。そ
してこの第五の抵抗R5と第六の抵抗R6 の接続点に+
入力端が接続される第一の演算増幅器20が備えられ
る。第一の演算増幅器20の−入力端子には、第七の抵
抗R7 を通して温度制御部3の出力が入力される。
端との間に容量C2 が接続される。更に第一の演算増幅
器20の出力は、制御用トランジスタTR1のベースに
導かれ、制御用トランジスタTR1 の導通インピーダン
スを可変して電流I1 を制御する。
の抵抗R2 の接続点の電位VDD2が変化しようとする場
合、第五の抵抗R5 及び第六の抵抗R6 に流れる電流が
変化する。
R6 の接続点の電位Vref も同様に変化する。これによ
り第一の演算増幅器20の出力が、電流I0を一定に
し、したがって電位VDD2 が一定となるように制御用ト
ランジスタTR1 を制御して電流I1 の大きさを制御す
る。
越える時(電流I1 =0となる時点)、光入力電力の大
きさに比例して、その値が小さくなる〔図16(i)参
照〕。
れるようにある光入力電力P0 の時にI1 =0となり、
光入力電力が大きくなるに従い第一の抵抗R1、第二の
抵抗R2 及び第三の抵抗R3 での電圧降下が大きくな
り、アバランシェフォトダイオードAPDのバイアス電
圧VAPD が下がる〔図16(ii)〕。
APD の低下に対応して、その増倍率Mが下がる(図1
7)。
任意の光入力電力P0 を切り変え点として光入力電力が
減少する側ではVDD2を一定に保ち、アバランシェフォ
トダイオードAPD10のアノード及びカソード側に直
列に接続した第二の抵抗R2及び第三の抵抗R3 による
電圧降下を利用して制御する。
ス制御ループ2の制御用トランジスタTR1がOFFと
なり、第二の抵抗R2 及び第三の抵抗R3 に加え第一の
抵抗R1 の電圧降下も利用して、APD10の増倍率M
を任意の光入力電力P0を切り変え点として自己バイア
ス制御する。
ープ2において、ループ時定数は、容量C2と第七の抵
抗R7 とで決定され、カットオフ周波数は、fC =1/
2πC2 R7 となる。
第二の演算増幅器30が備えられる。第二の演算増幅器
30の+入力端子には、第十の抵抗R10、第十一の抵抗
R11、及び可変抵抗Rv1の直列接続により得られる電圧
V2 が入力され、更にその−入力端子には、第十二の抵
抗R12、第十三の抵抗R13及びダイオードD1の直列接
続により得られる電圧V1 が第九の抵抗R9 を通して入
力される。
降伏電圧VB の温度補償として機能するものであり、こ
れに代わりポジスター抵抗、サーミスタ、トランジスタ
等の温度傾斜特性を有する素子も使用可能である。
調整の機能を有する。この最適増倍率MOPT の調整は、
可変抵抗Rv1により行われる。
率MOPT の特性であり、図17(iii)は、従来のFULL-AG
C方式による増倍率Mの特性である。
性のように可変抵抗Rv1の調整により、最適増倍率M
OPTに近似調整する。
1 の温度特性を利用し、この温度特性の傾斜を第八の抵
抗R8 と第九の抵抗R9 により利得を調整し、更に第一
の演算増幅器20の利得分増倍することによりVDD2に
温度傾斜を持たせる。
ら求められる。
(1+R5 /R6 ) 以上のごとくして図31乃至図34に示す従来の回路・
方式の問題が解決される。尚、図15において、電源電
圧VEEとして安定化回路の出力を接続することにより、
電源変動に強い、アバランシェフォトダイオードAPD
10のバイアス回路を得ることが可能である。 〔光入力断検出の安定動作化〕ここで、前置増幅器12
に入力する信号レベルは、微小であり前置増幅器12及
び後段の等化増幅器13の利得を大きくしなければ、比
較器16における光入力断の検出が可能なピーク電圧差
を得ることが困難である。
置に対して小型化が要求されており、上記のような高利
得の増幅器を実装する場合に種々の原因による発振の問
題が生じる。
振の問題を説明する図である。図では、前置増幅器12
と二段の等化増幅器131、132が縦続接続されてい
る。
ターン180(VCC)、接地パターン181(Vee)及
び基準接地点(光受信装置ケース基準接地GND)間で
インピーダンスを持つ。図において、Lcc、Leeは、後
に説明するインタフェイスピン及びパターンによるイン
ダクタ成分である。
12の入力及び等化増幅器132の出力間に上記広面積
の接地パターン181を通じて漏話経路が形成され発振
が生じる。この場合は、光入力断の検出が出来なくな
る。
ードに高利得増幅器を実装する場合の発振の問題を説明
する図である。光受信装置のケースが導電性筐体(金属
等)である場合、基準電位を接地として使用すると、光
受信装置底部とそれに隣接するマザーボード信号・電源
パターンの間隙による容量と、光受信装置インタフェイ
スピンのインダクタ成分により共振回路を形成する。
振周波数で発振することになる。
て前置増幅器12を代表として示し、光受信装置19の
プリント板191に実装されている。また181は、プ
リント板191に形成された接地パターンである。
筐体である。一方、20は、マザーボードであり、21
は、マザーボード20に形成された基準接地パターンで
ある。
地パターン21と光受信装置19の接地パターン181
とは、インタフェイスピン190により接続されてい
る。
うにインタフェイスピン190がインダクタ成分Lee
を示し、同時に導電性筐体192の底部とマザーボード
20に形成された基準接地パターン21との間の隙間が
容量成分Cを示している。
る図20に示されるように、図示されるインダクタ成分
Leeと容量成分Cにより共振回路182を形成すること
になる。これにより増幅器が発振する。
おいて、上記の如き増幅器における発振を防止して、光
入力断を安定に検出可能とするものである。
ための一実施例であり、光受信装置筐体に立てた複数の
導電ピンにより、接地パターンと基準接地パターン間に
形成されるインダクタによるインピーダンスを下げるよ
うに構成するものである。
る実装を実現している。
導電性筐体であり、底面から立ち上がる複数の導電ピン
193を有している。191は、プリント基板であり、
前置増幅器12、等化増幅器131、132のチップが
搭載され、且つ接地パターン181が形成されている。
ピン193に並列に接続されている。したがって、接地
パターン181と基準接地パターン21間に形成される
インダクタンスによるインピーダンスが下げられ、発振
が防止される。
話を防止する実装を実現する別の実施例である。先に図
18において説明したように、接地パターン181に漏
話経路182が形成され、これにより信号が帰還され発
振が生じる。したがって、接地パターン181を複数に
分割して漏話経路182を分断するようにしている。
同様にプリント板191に前置増幅器12、等化増幅器
131、132が搭載されている。図21の実施例と異
なる点は、接地パターン181が複数のパターン181
a〜181fに分割されている点にある。
であり、複数の導電ピン193が分割された複数のGN
Dパターン181a〜181fに対応して接続されるべ
く、設けられている。
路の一部を示している。分割接地パターン181c〜1
81eがそれぞれ対応する導電ピン193により筐体基
準接地電位に接続されている。尚、図において133
は、等価フィルタであり、134は、終端抵抗である。
これら等価フィルタ133、終端抵抗134及び増幅器
により等化増幅器13が構成される。
81が分割され、漏話経路182の形成を阻止し、結果
として発振を防止することが出来る。
基準接地パターンとの間のインタフェイスピンによりイ
ンダクタが形成されこれにより発振回路が形成されるの
を防止するための具体的実装例である。
装置19のプリント板191上に形成される接地パター
ン181とマザーボード20の基準接地パターン21と
は、インタフェイスピン190を通して接続されてい
る。
ピン190の長さに基づくインダクタ成分Leeが生じ、
図20に示す共振回路が形成され、発振の原因となる可
能性がある。そこで図24に示す実施例では、光受信装
置19の導電性筐体192の一部を切り欠き、切り欠き
部192aとして折り曲げ、インタフェイスピン190
と接続することにより、インタフェイスピン190の長
さを実質短くしている。
欠きを説明する図である。図25では、導電性筐体19
2に二つの切り欠き部192a、192bが形成され、
導電性筐体192の底面と平行するように折り曲げられ
ている。195は、導電性筐体192の底面に形成され
た透し穴である。
92a、192bとインタフェイスピン190とがハン
ダ付け等により電気的に接続が可能である。したがっ
て、インタフェイスピン190がマザーボード20(図
19参照)の基準接地パターン21と接続される点まで
の長さが、等価的に短縮される。これにより、インタフ
ェイスピン190によるインダクタの大きさが減少可能
である。
発振の問題を解決する別の実施例である。図において、
192は、光受信装置の導電性筐体である。20は、マ
ザーボード、21は、その上に形成される基準接地パタ
ーンである。
92の少なくとも底面部192aを非導電体で形成し、
他の部分を導電性により形成する2部分構成とすること
に特徴を有する。これにより、図19に示されるよう
に、導電性筐体192の底面とマザーボード2上の基準
接地パターン21間の空隙により生じる容量Cの形成が
防止される。したがって、図20に示す共振回路182
の形成が回避できる。
に、本発明により以下のような効果が得られる。
比べ光入力電力に対し、常に最適増倍率MOPTとするこ
とが可能であり、更にS/Nを改善することができる。
のMOPT とすることにより、光入力断時の増倍率の増大
による雑音(ブレークダウン電圧VB 付近による暗電流
の増加)は無く、後段増幅器の出力でのピーク検出等に
より容易に断検出を行うことが可能である。
に無関係に独立して容易に設定できる。第四にアバラン
シェフォトダイオードAPDの温度補償が簡易な構成で
可能である。
ダイオードAPDのバイアス回路が提供され、本発明に
よるシステムにおける寄与は大きい。
一実施例ブロック図である。
を示す図である。
の実施例ブロック図である。
示す図である。
を示す図である。
フローである。
る。
する図である。
示す図である。
示す図である。
を説明する図である。
である。
る。
明する図である。
る図である。
る。
る。
する図である。
る。
例を示す図である。
る。
信装置の構成例ブロックである。
説明する図である。
の関係を説明する図である。
を説明する図である。
倍率の関係を説明する図である。
する図である。
Claims (8)
- 【請求項1】バイアス抵抗と受光素子との直列回路と、
該直列回路に接続され、前記受光素子が検知した光入力
レベルに対応する電流を電圧変換する前置増幅器と、該
前置増幅器の出力を等化増幅する等化増幅器と、該等化
増幅器の出力を識別してデータ出力とする識別再生回路
と、前記等化増幅器の出力のピーク値を検知して、該検
知したピーク値から光入力断を検出する光入力断検出回
路を有する光受信装置において、 前記バイアス抵抗は、第一の抵抗と第二の抵抗を有し、 前記直列回路は、電源(VDD)に接続された前記第一及
び第二の抵抗と受光素子の直列接続からなり、 更に、所定の大きさの光入力まで、前記第一及び第二の
抵抗の接続点の電位が、最小光入力において前記受光素
子の増倍率が最適値を得る固定値となるように前記直列
回路に流れる電流を、バイパス電流により制御し、前記
所定の大きさを越える光入力において前記バイパス電流
をゼロとするバイパス電流路を有することを特徴とする
光受信装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記直列回路は、更に第三の抵抗を有し、 前記受光素子は、前記第一の抵抗と第二の抵抗の直列接
続と前記第三の抵抗との間に接続され、 更に前記第一の抵抗と第二の抵抗の接続点に前記バイパ
ス電流路が接続されたことを特徴とする光受信装置。 - 【請求項3】請求項2において、 前記第一の抵抗と第二の抵抗の直列接続は、前記受光素
子のカソード側に接続され、前記第三の抵抗は、該受光
素子のアノード側に接続され、負荷抵抗とされることを
特徴とする光受信装置。 - 【請求項4】請求項2において、 前記バイパス電流路は、前記第一の抵抗と第二の抵抗の
接続点と前記第三の抵抗の前記受光素子と反対側の端子
との間に並列に接続される、制御用トランジスタと第四
の抵抗の直列接続及び第五の抵抗と第六の抵抗の直列接
続と、 更に、前記第五の抵抗と第六の抵抗の直列接続の接続点
電位と第一の所定電位とを比較し、その出力により、前
記制御用トランジスタのインピーダンスを可変して前記
バイパス電流の大きさを制御する演算増幅器を有するこ
とを特徴とする光受信装置。 - 【請求項5】請求項4において、 更に温度傾斜特性を有する素子の端子電位と第二の所定
電位を比較して、その出力を前記第一の所定電位とする
演算増幅器を有することを特徴とする光受信装置。 - 【請求項6】自己バイアス部とバイアス制御ループ部と
温度補償部と増幅及び識別再生部を有し、 前記自己バイアス部は、電源(VDD)に接続された第一
の抵抗と第二の抵抗と受光素子からなる直列回路を有
し、 前記バイアス制御ループ部は、所定の大きさの光入力ま
で、前記第一及び第二の抵抗の接続点の電位が、最小光
入力において前記受光素子の増倍率が最適値を得る固定
値となるように前記直列回路に流れる電流を、バイパス
電流により制御し、前記所定の大きさを越える光入力に
おいて前記バイパス電流をゼロとするバイパス電流路を
有し、 前記温度補償部は、前記受光素子と同じ温度特性を有す
るダイオードを有し、該ダイオードの温度変動に対応す
る制御電圧を発生し、該制御電圧により前記バイアス制
御ループ部のバイパス電流路に流れるバイパス電流を制
御することを特徴とする光受信装置。 - 【請求項7】請求項6において、 前記直列回路に更に、第三の抵抗を接続し、該第三の抵
抗の両端の電位を光受信出力として前記増幅及び識別再
生部に入力するようにしたことを特徴とする光受信装
置。 - 【請求項8】請求項6において、 前記直列回路に流れる電流を光受信出力として前記増幅
及び識別再生部に入力するようにしたことを特徴とする
光受信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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JP6-14785 | 1994-01-12 | ||
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Family
ID=26350802
Family Applications (1)
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JP2002177974A Expired - Lifetime JP3460830B2 (ja) | 1994-01-12 | 2002-06-19 | 光ディジタル通信用の光受信装置 |
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JP2019212684A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社クオンタムドライブ | 可視光無線通信用の受光装置 |
-
2002
- 2002-06-19 JP JP2002177974A patent/JP3460830B2/ja not_active Expired - Lifetime
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