JP3460642B2 - 遠心ファン装置 - Google Patents

遠心ファン装置

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JP3460642B2
JP3460642B2 JP27424499A JP27424499A JP3460642B2 JP 3460642 B2 JP3460642 B2 JP 3460642B2 JP 27424499 A JP27424499 A JP 27424499A JP 27424499 A JP27424499 A JP 27424499A JP 3460642 B2 JP3460642 B2 JP 3460642B2
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centrifugal fan
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suction
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浩三 吉永
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、空気調
和機や加湿装置等に使用される遠心ファン装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遠心ファン装置として
は、図3,4に示すようなものがある。この遠心ファン
装置は、図4に示すように、シロッコファン1と、この
シロッコファン1の上側において横方向片側に延びる吸
込み通路2とを備える。このシロッコファン1は、モー
タ3の回転軸4に固定されたロータ5をケーシング6内
に配置していて、ベルマウス8から下方に空気を吸い込
むようになっている。一方、上記吸込み通路2は、シロ
ッコファン1の回転軸4に対して直交する方向に、か
つ、シロッコファン1に対して右側に延びている。そし
て、図3,4において、吸込み通路2を矢印Xに示すよ
うに右側から吸い込まれた空気は、矢印S,Tに示すよ
うに、ベルマウス8からシロッコファン1内に吸い込ま
れて、矢印Yに示すように、排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
遠心ファン装置では、吸込み通路2がシロッコファン1
の回転軸4に対して直交する方向に、かつ、右側のみに
延びているため、吸込み通路2を流れる空気(風)が、
図3において矢印S,Tに示すように、ベルマウス8の
内側、つまり、吸込み口10の右側領域からシロッコフ
ァン1内に吸い込まれるが、吸込み通路2の奥つまり左
端部まで風が届かなくて、吸込み口10の左側領域から
十分に空気が吸い込まれないという問題があった。この
ように、シロッコファン1の吸込み口10の吸い込み風
量のバランスが悪いため、騒音が大きくなって、サージ
ングが起こりやすいという問題があった。
【0004】そこで、この発明の課題は、遠心ファンに
対して片側に延びる吸込み通路から気体を吸い込んで
も、吸込み口の吸い込み風量のバランスがよくて、騒音
を低減でき、かつ、風量を増大でき、かつ、サージング
が起こりにくい遠心ファン装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明の遠心ファン装置は、遠心ファン
(1)と、この遠心ファン(1)の回転軸(4)に対し
て交差する方向に、かつ、この遠心ファン(1)に対し
て片側に延びている吸込み通路(22)とを備えた遠心
ファン装置において、上記吸い込み通路(22)内に、
上記吸込み通路(22)の奥まで気体を導く仕切りガイ
ド部材(23)を設け 上記仕切りガイド部材(23)
は、上記吸込み通路22内を2つまたは3以上の通路領
域(W1,W2)に分け、 1つの上記通路領域(W1)
を流れる気流は、上記吸い込み口(10)の1つの領域
から吸い込まれる一方、他の1つの上記通路領域(W
2)を流れる気流は、上記吸込み通路(22)の奥まで
達し、上記吸込み口(10)の他の1つの領域から吸い
込まれるようにしたことを特徴としている。
【0006】上記構成によれば、上記吸込み通路を流れ
る気体は、仕切りガイド部材によって吸込み通路の奥ま
で導かれる。したがって、上記遠心ファンは、吸込み通
路の奥の領域からも十分に気体を吸い込むことができ
て、吸込み口の全領域からバランスよく気体を吸い込む
ことができる。したがって、騒音を低減でき、かつ、風
量を増大でき、かつ、サージングに対する耐力を向上で
きる(サージングが起こりにくくできる)。
【0007】請求項2の発明の遠心ファン装置は、請求
項1に記載の遠心ファン装置において、上記仕切りガイ
ド部材は、上記遠心ファンの吸い込み口の吸い込み気流
に予旋回を与えるように湾曲していることを特徴として
いる。
【0008】上記構成によれば、吸込み通路を流れて遠
心ファンに吸い込まれる吸い込み気流は、仕切りガイド
部材の湾曲している部分によって、予旋回が与えられ
る。したがって、遠心ファンの効率が向上して、風量が
増大する。
【0009】
【発明の実施の形態】この実施の形態の遠心ファン装置
は、図1,2に示すように、吸込み通路22の構成のみ
が、図3,4に示す遠心ファン装置と異なる。したがっ
て、図3,4に示す従来例の構成部と同一構成部は同一
参照番号を付して説明を省略し、あるいは、簡単に説明
し、異なる構成部のみを詳細に説明する。
【0010】上記吸込み通路22は、図2に示すよう
に、遠心ファンの一例としてのシロッコファン1の上側
に配置している。この吸込み通路22は、シロッコファ
ン1の回転軸4に対して直交する方向に右側のみに延び
ている。
【0011】上記吸込み通路22内には、図1,2に示
すように、湾曲した仕切りガイド部材23を設けて、吸
込み通路22内を2つの通路領域W1,W2に分けてい
る。上記通路領域W1は、上記シロッコファン1の最大
仕事領域(図1でMで示す所定の大きな仕事領域)Mに
対応する部分の大部分を含み、かつ、ベルマウス8の内
側の吸込み口10の図1において右側の大部分と下側の
大部分に対向する領域を含んでいる。一方、上記通路領
域W2は、上記吸込み通路22内の奥(図1,2におい
て左端)に達していて、図1,2において矢印Xに示す
ように右側から送られてきた気流を吸込み通路22の奥
つまり左端まで導き、さらに、図1において下側に導
く。
【0012】上記仕切りガイド部材23の湾曲部23a
は、シロッコファン1の吸込み口10に吸い込まれる気
流に、矢印S,T,U,Vに示すように、シロッコファ
ン1のロータ5が気流に与える旋回方向と同じ方向の予
旋回を与えて、効率を向上させて、風量を向上させてい
る。
【0013】上記構成の遠心ファン装置において、吸込
み通路22内を矢印Xに示すように流れてくる気流は、
仕切りガイド部材23によって分けられた2つの通路領
域W1,W2を流れる。この通路領域W1を流れる気流
は、吸い込み口10の図1において右側と下側の大部分
の領域から矢印T,Uに示すように吸い込まれる一方、
通路領域W2を流れる気流は、吸込み通路22の奥まで
達し、吸込み口10の図1において左側および上側の大
部分の領域から矢印S,Vに示すように吸い込まれる。
したがって、上記シロッコファン1は、吸込み通路22
の奥の領域からも十分に気体を吸い込むことができて、
吸込み口10の全領域からバランスよく気体を吸い込む
ことができる。したがって、騒音を低減でき、かつ、風
量を増大でき、かつ、サージングを起こりにくくでき
る。
【0014】さらに、上記吸込み通路22の通路領域W
1,W2を流れてシロッコファン1の吸込み口10に吸
い込まれる吸い込み気流は、矢印S,T,U,Vに示す
ように、仕切りガイド部材23の湾曲部分23aによっ
て、予旋回が与えられる。したがって、シロッコファン
1の効率が向上して、風量が増大する。
【0015】さらにまた、上記仕切りガイド部材23の
湾曲部23aはシロッコファン1の最大仕事領域Mの大
部分に対応する領域を囲むように湾曲しているので、最
大仕事領域Mに特に有効な予旋回流れが作られる。した
がって、さらに、シロッコファン1の効率を向上して、
風量を増大できる。
【0016】上記実施の形態では、仕切りガイド部材2
3を一個設けたが、複数個設けて、吸込み通路内を3以
上の通路領域に分けて、吸込み通路の奥まで気流が到達
できるようにしてもよい。
【0017】また、上記実施の形態では、吸込み通路2
3はシロッコファン1の回転軸4に直交する方向の片側
に延びていたが、吸込み通路は回転軸に斜め方向に交差
する方向、かつ、どちらかの片側に延びていてもよい。
【0018】また、上記実施の形態では、遠心ファン装
置の遠心ファンとして、シロッコファン1を用いたが、
遠心ファンはシロッコファンに限らないことは勿論であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、遠心ファンの回転軸に交差する方向の片側
に延びている吸い込み通路内に、その吸込み通路の奥ま
で気体を導く仕切りガイド部材を設けているので、遠心
ファンは、吸込み通路の奥の領域からも十分に気体を吸
い込むことができて、吸込み口の全領域からバランスよ
く気体を吸い込むことができ、したがって、騒音を低減
でき、かつ、風量を増大でき、かつ、サージングに対す
る耐力を向上できる。
【0020】請求項2の発明によれば、吸込み通路を流
れて遠心ファンに吸い込まれる吸い込み気流に、仕切り
ガイド部材の湾曲している部分によって、予旋回を与え
るので、遠心ファンの効率を向上して、風量を増大でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の遠心ファン装置を吸
込み通路の箇所で切断した横断面図である。
【図2】 上記実施の形態の遠心ファン装置の縦断面図
である。
【図3】 従来の遠心ファン装置を吸込み通路の箇所で
切断した横断面図である。
【図4】 上記従来の遠心ファン装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シロッコファン 4 回転軸 10 吸込み口 22 吸込み通路 23 仕切りガイド部材 23a 湾曲部 M 最大仕事領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/44 F04D 25/08 302 F04D 29/66 F24F 1/00 306

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心ファン(1)と、この遠心ファン
    (1)の回転軸(4)に対して交差する方向に、かつ、
    この遠心ファン(1)に対して片側に延びている吸込み
    通路(22)とを備えた遠心ファン装置において、 上記吸い込み通路(22)内に、上記吸込み通路(2
    2)の奥まで気体を導く仕切りガイド部材(23)を設
    上記仕切りガイド部材(23)は、上記吸込み通路(2
    2)内を2つまたは3以上の通路領域(W1,W2)に
    分け、 1つの上記通路領域(W1)を流れる気流は、上記吸い
    込み口(10)の1つの領域から吸い込まれる一方、他
    の1つの上記通路領域(W2)を流れる気流は、上記吸
    込み通路(22)の奥まで達し、上記吸込み口(10)
    の他の1つの領域から吸い込まれるようにした ことを特
    徴とする遠心ファン装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遠心ファン装置におい
    て、上記仕切りガイド部材(23)は、上記遠心ファン
    (1)の吸い込み口(10)の吸い込み気流に予旋回を
    与えるように湾曲していることを特徴とする遠心ファン
    装置。
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