JP3460003B2 - 田植機 - Google Patents
田植機Info
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- JP3460003B2 JP3460003B2 JP09233494A JP9233494A JP3460003B2 JP 3460003 B2 JP3460003 B2 JP 3460003B2 JP 09233494 A JP09233494 A JP 09233494A JP 9233494 A JP9233494 A JP 9233494A JP 3460003 B2 JP3460003 B2 JP 3460003B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体中央にセンタ植付
ケースを、その両側にサイド植付ケースをそれぞれ備え
る多条植えタイプの田植機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、6条植え等の多条植えタイプの田
植機は、機体の幅方向に横幅の広い苗台を備え、この苗
台を、横方向に架設する横杆等でハンドルフレームに支
持させている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、ハンドルフレームから離れる苗台の外方部分を十分
に支持することができず、苗台レール等にたわみが発生
し、外方側の条に植付ける苗の本数や姿勢に悪影響が出
る問題がある。 【0004】本発明の主目的は、苗台の支持剛性を高
め、レール部分等のたわみを低減して、安定した植付本
数及び植付姿勢を確保することができる田植機を提供す
る点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】そこで、上記主目的を達
成するため、請求項1記載の発明は、苗が載せられる苗
台と、該苗台の前側に配置されるセンタ植付ケースと、
該センタ植付ケースの両側夫々に離間して配置されたサ
イド植付ケースと、前記センタ植付ケースから前記苗台
の後側へ立設されたハンドルフレームとを備えた田植機
において、前記苗台の下側に配置され、長手方向の途中
が前記ハンドルフレームに結合されるリアフレームと、
該リアフレームの両端と前記2つのサイド植付ケースと
を連結するサイドバンパーと、前記苗台の後側で前記リ
アフレームの上側に配置されて前記ハンドルフレームに
結合される横杆部及び該横杆部の両端を前記リアフレー
ムに連結する縦杆部を有する苗台フレームとを備えてお
り、前記センタ植付ケース及び2つのサイド植付ケース
は、センタ植付ケース及び2つのサイド植付ケースにそ
の下端が結合され、その長手方向が上下となる縦杆部と
該縦杆部の上端に連なる横杆部とからなる連結フレーム
によって連結されていることを特徴とする。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【作用】請求項1記載の発明では、苗台は、その背面に
配設し、ハンドルフレームに結合される横杆部及び縦杆
部を有する苗台フレームと、背面下部に配設し、長手方
向の途中がハンドルフレームに結合されるリアフレーム
とで背面視略四角形状のフレーム構造体を介してハンド
ルフレームに支持される。このため、苗台の支持剛性を
高めることができ、苗台の外方部のたわみを低減するこ
とができる。しかも、リアフレームの両端と2つのサイ
ド植付ケースとをサイドバンパーが連結しているため、
2つのサイド植付ケースの支持剛性を高めることがで
き、外方側の条の植付け状態を更に良好にすることがで
き、また、苗台の幅方向外方の保護をも行うことができ
る。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【実施例】図1〜図3は、6条植タイプの歩行形の田植
機を示し、1は、エンジン10並びにミッションケース
3及び油圧装置30をボンネット1aの下部に配設して
成る機体であり、機体1の中央には、一対の植付アーム
21a,21bをもつセンタ植付ケース21を、機体1
の両側には、各一対の植付アーム22a,22b、23
a,23bをもつサイド植付ケース22,23を各々設
けている。100はセンタフロート、110,120は
サイドフロートである。 【0014】ミッションケース3とセンタ植付ケース2
1とは、内部に伝動軸を設けたセンタ伝動フレーム31
で一体に連結している。又、ミッションケース3とサイ
ド植付ケース22,23とは、ミッションケース3の両
側に概略L字形に延設する同じく内部に伝動軸を設けた
サイド伝動フレーム32,33で一体に連結している。
更に、センタ植付ケース21とサイド植付ケース22,
23とは、これら各植付ケース21,22,23の並設
方向に延びる横杆部41と、その両端の縦杆部42,4
3をもつ連結フレーム4を介して相互に一体に連結して
いる。尚、センタ植付ケース21と連結フレーム4との
間は、図3に示すように横杆部41の下方に結合する凹
形のフレーム40を介して一体化している。その上更
に、センタ植付ケース21とサイド植付ケース22,2
3とは、苗台5の背面下部に回り込む横杆部61をもつ
リアフレーム6を介して一体に連結している。 【0015】連結フレーム4の横杆部41は、縦杆部4
2,43を介して各植付ケース21,22,23の上部
に持ち上げ状に支持されており、サイド伝動フレーム3
2,33と連結フレーム4とで取り囲む矩形状の空間部
に、ミッションケース3から各スイングケース13,1
4を介して揺動自在に支持する左右一対の車輪11,1
2を配置している。 【0016】一方、連結フレーム4と、サイド伝動フレ
ーム32,33の前方基部との間は、機体1の上部にお
いて前後方向に延びる上部フレーム71,72を介して
連結しており、その上に予備苗台70を支持している。 【0017】苗台5の背面には、横杆部81及びその両
端に斜め下方に延びる縦杆部82,83をもつ苗台フレ
ーム8を備え、この苗台フレーム8とリアフレーム6と
で背面視概略台形状のフレーム構造体を形成している。
そして、これら各フレーム8,6の横杆部81,61
を、センタ植付ケース21の後方上部に一体に延設する
ハンドルフレーム9に連結している。 【0018】ハンドルフレーム9には、ハンドル部91
を回動ノブ92の回りに回動調整可能に支持しており、
ハンドル部91には、エンジン10からミッションケー
ス3へのメインの動力伝達を入切する主クラッチレバー
93と、油圧装置30に具備する昇降制御用バルブ30
0を操作して車輪11,12の軸支高さを変更して機体
1を昇降させる油圧昇降レバー94と、各植付ケース2
1,22,23への動力伝達を入切する植付クラッチレ
バー95を設けている。尚、各レバー93,94,95
から苗台5の背面下部にかけては操作ワイヤWを延設し
ており、苗台5の背面下部から機体1側へはロッドRを
介して連結しており、これによって、ハンドル部91の
折畳み時に、操作連動部の取外しや取付け、再調整の手
間を不要にすると共に、機体1の下部にかぶる水やドロ
等による錆や詰まり等の影響を排除し、安定した操作力
を確保できるようにしている。 【0019】又、苗台フレーム8の縦杆部82,83
は、サイド植付ケース22,23に備える最外条植付ア
ーム22a,23b近くに位置するリアフレーム6の横
杆部61に一体に連結している。 【0020】リアフレーム6の横杆部61とサイド植付
ケース22,23との連結部には、苗台5の幅方向外方
に回り込むサイドバンパー62,63を設けている。サ
イドバンパー62,63には、左右一対のすじ引マーカ
ー64,65を軸体64a,65aを介して支持してお
り、各すじ引マーカー64,65を、支軸66a,67
a回りに揺動する操作レバー66,67並びにこれに連
結する連結ロッド68,69を介して、機体1の幅方向
外方に突出させるすじ引作用姿勢と、機体1側に収納さ
せる非作用姿勢とに変更可能にしている。 【0021】車輪11,12は、伝動軸を内蔵した伝動
パイプ式のスイングケース13,14を介して支持する
ものであり、スイングケース13,14は、図4及び図
5に明示するように、油圧シリンダ15並びに、これに
結合する揺動アーム15a、左右の操作ロッド15b,
16b、及び、これに連結するくの字形のスイングアー
ム17,18を介して揺動自在としている。スイングア
ーム17,18のミッションケース3における回動軸周
りには、センタ伝動フレーム31にステー19,20を
介して連結する補強リング19a,20aを設けてい
る。又、スイングアーム17,18は、スイングケース
13,14における車輪軸支持部13a,14aの近く
に、固定ブラケット17a,18a及び断面コ字形の連
結リンク17b,18bを介して連結している。 【0022】又、車輪11,12は、機体1の左右に設
ける振子センサ201,202とフロートセンサ20
3,204との検出信号に基づいて左右の高さを変更す
る水平制御を可能にしている。振子センサ201,20
2は、連結アーム200の中央部をピン205及び揺動
片206を介して、水平制御用の制御バルブ207のス
プール208に直結している。又、フロートセンサ20
3,204は、サイドフロート110,120に当接す
るローラ式のものであり、フロート110,120の上
下動に追従して、そのセンサ出力として第一揺動リンク
209,210をサイド伝動フレーム32,33の軸部
209a,210a回りに揺動させ、この第一揺動リン
ク209,210に一体化する横ロッド211,212
並びに、その端部に結合する跳ね上げ片213,21
4、これに当接する揺動片215,216、及び、連結
バックル217,218を介して、U字形固定片21
9,220の軸部221a,222a回りに支持する第
二揺動リンク221,222を揺動させるようにしてい
る。第二揺動リンク221,222の端部は、振子セン
サ201,202の連結アーム200に当接及び離間可
能に臨ませている。図5において、223,224は、
第一揺動リンク209,210をサイドフロート11
0,120側に付勢するバネ、225,226は、跳ね
上げ片213,214を揺動片215,216に押圧す
るバネである。 【0023】こうして、サイドフロート110,120
が植付作業時の水田接地高さにあり、宙吊り高さよりも
高い作用範囲内にあるときは、図4中Aで示すように、
第二揺動リンク221,222を連結アーム200に当
接させ、振子センサ201,202を殺して、フロート
センサ203,204の検出信号を振子センサ201,
202に優先させて水平制御用の制御バルブ207に入
力させ、圃場内では機体1の小さな揺れに左右されず、
圃場の凹凸に沿って安定した水平制御が行えるようにし
ている。一方、路上走行時や機体旋回時等であって機体
1の上昇に伴ってフロート110,120が宙吊り状態
にあるときは、図4中Bで示すように、第二揺動リンク
221,222を連結アーム200から完全に離間さ
せ、フロートセンサ203,204の検出信号の入力を
断ち、振子センサ201,202の検出信号を制御バル
ブ207に入力させ、振子による制御でハンドル操作性
を向上できるようにしている。 【0024】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、センタ植
付ケース及び2つのサイド植付ケースは、伝動フレーム
が連結されている他に、センタ植付ケース及び2つのサ
イド植付ケースよりも高い位置に配置する横杆部を有す
る連結フレームを介して相互に連結され、背面視で枠組
状のフレーム構造体に支持されており、しかも、連結フ
レームの横杆部及びリアフレームがハンドルフレームに
結合されており、さらに、リアフレームの両端と2つの
サイド植付ケースとをサイドバンパーが連結しているた
め、苗台の支持剛性を高めることができ、苗台の外方部
のたわみを低減することができるとともに、2つのサイ
ド植付ケースの支持剛性を高めることができ、外方側の
条の植付け状態を更に良好にすることができ、また、苗
台の幅方向外方の保護をも行うことができる。 【0025】 【0026】 【0027】
ケースを、その両側にサイド植付ケースをそれぞれ備え
る多条植えタイプの田植機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、6条植え等の多条植えタイプの田
植機は、機体の幅方向に横幅の広い苗台を備え、この苗
台を、横方向に架設する横杆等でハンドルフレームに支
持させている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、ハンドルフレームから離れる苗台の外方部分を十分
に支持することができず、苗台レール等にたわみが発生
し、外方側の条に植付ける苗の本数や姿勢に悪影響が出
る問題がある。 【0004】本発明の主目的は、苗台の支持剛性を高
め、レール部分等のたわみを低減して、安定した植付本
数及び植付姿勢を確保することができる田植機を提供す
る点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】そこで、上記主目的を達
成するため、請求項1記載の発明は、苗が載せられる苗
台と、該苗台の前側に配置されるセンタ植付ケースと、
該センタ植付ケースの両側夫々に離間して配置されたサ
イド植付ケースと、前記センタ植付ケースから前記苗台
の後側へ立設されたハンドルフレームとを備えた田植機
において、前記苗台の下側に配置され、長手方向の途中
が前記ハンドルフレームに結合されるリアフレームと、
該リアフレームの両端と前記2つのサイド植付ケースと
を連結するサイドバンパーと、前記苗台の後側で前記リ
アフレームの上側に配置されて前記ハンドルフレームに
結合される横杆部及び該横杆部の両端を前記リアフレー
ムに連結する縦杆部を有する苗台フレームとを備えてお
り、前記センタ植付ケース及び2つのサイド植付ケース
は、センタ植付ケース及び2つのサイド植付ケースにそ
の下端が結合され、その長手方向が上下となる縦杆部と
該縦杆部の上端に連なる横杆部とからなる連結フレーム
によって連結されていることを特徴とする。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【作用】請求項1記載の発明では、苗台は、その背面に
配設し、ハンドルフレームに結合される横杆部及び縦杆
部を有する苗台フレームと、背面下部に配設し、長手方
向の途中がハンドルフレームに結合されるリアフレーム
とで背面視略四角形状のフレーム構造体を介してハンド
ルフレームに支持される。このため、苗台の支持剛性を
高めることができ、苗台の外方部のたわみを低減するこ
とができる。しかも、リアフレームの両端と2つのサイ
ド植付ケースとをサイドバンパーが連結しているため、
2つのサイド植付ケースの支持剛性を高めることがで
き、外方側の条の植付け状態を更に良好にすることがで
き、また、苗台の幅方向外方の保護をも行うことができ
る。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【実施例】図1〜図3は、6条植タイプの歩行形の田植
機を示し、1は、エンジン10並びにミッションケース
3及び油圧装置30をボンネット1aの下部に配設して
成る機体であり、機体1の中央には、一対の植付アーム
21a,21bをもつセンタ植付ケース21を、機体1
の両側には、各一対の植付アーム22a,22b、23
a,23bをもつサイド植付ケース22,23を各々設
けている。100はセンタフロート、110,120は
サイドフロートである。 【0014】ミッションケース3とセンタ植付ケース2
1とは、内部に伝動軸を設けたセンタ伝動フレーム31
で一体に連結している。又、ミッションケース3とサイ
ド植付ケース22,23とは、ミッションケース3の両
側に概略L字形に延設する同じく内部に伝動軸を設けた
サイド伝動フレーム32,33で一体に連結している。
更に、センタ植付ケース21とサイド植付ケース22,
23とは、これら各植付ケース21,22,23の並設
方向に延びる横杆部41と、その両端の縦杆部42,4
3をもつ連結フレーム4を介して相互に一体に連結して
いる。尚、センタ植付ケース21と連結フレーム4との
間は、図3に示すように横杆部41の下方に結合する凹
形のフレーム40を介して一体化している。その上更
に、センタ植付ケース21とサイド植付ケース22,2
3とは、苗台5の背面下部に回り込む横杆部61をもつ
リアフレーム6を介して一体に連結している。 【0015】連結フレーム4の横杆部41は、縦杆部4
2,43を介して各植付ケース21,22,23の上部
に持ち上げ状に支持されており、サイド伝動フレーム3
2,33と連結フレーム4とで取り囲む矩形状の空間部
に、ミッションケース3から各スイングケース13,1
4を介して揺動自在に支持する左右一対の車輪11,1
2を配置している。 【0016】一方、連結フレーム4と、サイド伝動フレ
ーム32,33の前方基部との間は、機体1の上部にお
いて前後方向に延びる上部フレーム71,72を介して
連結しており、その上に予備苗台70を支持している。 【0017】苗台5の背面には、横杆部81及びその両
端に斜め下方に延びる縦杆部82,83をもつ苗台フレ
ーム8を備え、この苗台フレーム8とリアフレーム6と
で背面視概略台形状のフレーム構造体を形成している。
そして、これら各フレーム8,6の横杆部81,61
を、センタ植付ケース21の後方上部に一体に延設する
ハンドルフレーム9に連結している。 【0018】ハンドルフレーム9には、ハンドル部91
を回動ノブ92の回りに回動調整可能に支持しており、
ハンドル部91には、エンジン10からミッションケー
ス3へのメインの動力伝達を入切する主クラッチレバー
93と、油圧装置30に具備する昇降制御用バルブ30
0を操作して車輪11,12の軸支高さを変更して機体
1を昇降させる油圧昇降レバー94と、各植付ケース2
1,22,23への動力伝達を入切する植付クラッチレ
バー95を設けている。尚、各レバー93,94,95
から苗台5の背面下部にかけては操作ワイヤWを延設し
ており、苗台5の背面下部から機体1側へはロッドRを
介して連結しており、これによって、ハンドル部91の
折畳み時に、操作連動部の取外しや取付け、再調整の手
間を不要にすると共に、機体1の下部にかぶる水やドロ
等による錆や詰まり等の影響を排除し、安定した操作力
を確保できるようにしている。 【0019】又、苗台フレーム8の縦杆部82,83
は、サイド植付ケース22,23に備える最外条植付ア
ーム22a,23b近くに位置するリアフレーム6の横
杆部61に一体に連結している。 【0020】リアフレーム6の横杆部61とサイド植付
ケース22,23との連結部には、苗台5の幅方向外方
に回り込むサイドバンパー62,63を設けている。サ
イドバンパー62,63には、左右一対のすじ引マーカ
ー64,65を軸体64a,65aを介して支持してお
り、各すじ引マーカー64,65を、支軸66a,67
a回りに揺動する操作レバー66,67並びにこれに連
結する連結ロッド68,69を介して、機体1の幅方向
外方に突出させるすじ引作用姿勢と、機体1側に収納さ
せる非作用姿勢とに変更可能にしている。 【0021】車輪11,12は、伝動軸を内蔵した伝動
パイプ式のスイングケース13,14を介して支持する
ものであり、スイングケース13,14は、図4及び図
5に明示するように、油圧シリンダ15並びに、これに
結合する揺動アーム15a、左右の操作ロッド15b,
16b、及び、これに連結するくの字形のスイングアー
ム17,18を介して揺動自在としている。スイングア
ーム17,18のミッションケース3における回動軸周
りには、センタ伝動フレーム31にステー19,20を
介して連結する補強リング19a,20aを設けてい
る。又、スイングアーム17,18は、スイングケース
13,14における車輪軸支持部13a,14aの近く
に、固定ブラケット17a,18a及び断面コ字形の連
結リンク17b,18bを介して連結している。 【0022】又、車輪11,12は、機体1の左右に設
ける振子センサ201,202とフロートセンサ20
3,204との検出信号に基づいて左右の高さを変更す
る水平制御を可能にしている。振子センサ201,20
2は、連結アーム200の中央部をピン205及び揺動
片206を介して、水平制御用の制御バルブ207のス
プール208に直結している。又、フロートセンサ20
3,204は、サイドフロート110,120に当接す
るローラ式のものであり、フロート110,120の上
下動に追従して、そのセンサ出力として第一揺動リンク
209,210をサイド伝動フレーム32,33の軸部
209a,210a回りに揺動させ、この第一揺動リン
ク209,210に一体化する横ロッド211,212
並びに、その端部に結合する跳ね上げ片213,21
4、これに当接する揺動片215,216、及び、連結
バックル217,218を介して、U字形固定片21
9,220の軸部221a,222a回りに支持する第
二揺動リンク221,222を揺動させるようにしてい
る。第二揺動リンク221,222の端部は、振子セン
サ201,202の連結アーム200に当接及び離間可
能に臨ませている。図5において、223,224は、
第一揺動リンク209,210をサイドフロート11
0,120側に付勢するバネ、225,226は、跳ね
上げ片213,214を揺動片215,216に押圧す
るバネである。 【0023】こうして、サイドフロート110,120
が植付作業時の水田接地高さにあり、宙吊り高さよりも
高い作用範囲内にあるときは、図4中Aで示すように、
第二揺動リンク221,222を連結アーム200に当
接させ、振子センサ201,202を殺して、フロート
センサ203,204の検出信号を振子センサ201,
202に優先させて水平制御用の制御バルブ207に入
力させ、圃場内では機体1の小さな揺れに左右されず、
圃場の凹凸に沿って安定した水平制御が行えるようにし
ている。一方、路上走行時や機体旋回時等であって機体
1の上昇に伴ってフロート110,120が宙吊り状態
にあるときは、図4中Bで示すように、第二揺動リンク
221,222を連結アーム200から完全に離間さ
せ、フロートセンサ203,204の検出信号の入力を
断ち、振子センサ201,202の検出信号を制御バル
ブ207に入力させ、振子による制御でハンドル操作性
を向上できるようにしている。 【0024】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、センタ植
付ケース及び2つのサイド植付ケースは、伝動フレーム
が連結されている他に、センタ植付ケース及び2つのサ
イド植付ケースよりも高い位置に配置する横杆部を有す
る連結フレームを介して相互に連結され、背面視で枠組
状のフレーム構造体に支持されており、しかも、連結フ
レームの横杆部及びリアフレームがハンドルフレームに
結合されており、さらに、リアフレームの両端と2つの
サイド植付ケースとをサイドバンパーが連結しているた
め、苗台の支持剛性を高めることができ、苗台の外方部
のたわみを低減することができるとともに、2つのサイ
ド植付ケースの支持剛性を高めることができ、外方側の
条の植付け状態を更に良好にすることができ、また、苗
台の幅方向外方の保護をも行うことができる。 【0025】 【0026】 【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る田植機の側面図。
【図2】同田植機の平面図。
【図3】同田植機の背面図。
【図4】同田植機のスイングケース部の側面図。
【図5】同田植機のスイングケース部の平面図。
【符号の説明】
1;機体、21;センタ植付ケース、22,23;サイ
ド植付ケース、22a,23b;最外条植付アーム、
5;苗台、6;リアフレーム、61;横杆部、62,6
3;サイドバンパー、8;苗台フレーム、81;横杆
部、82,83;縦杆部、9;ハンドルフレーム
ド植付ケース、22a,23b;最外条植付アーム、
5;苗台、6;リアフレーム、61;横杆部、62,6
3;サイドバンパー、8;苗台フレーム、81;横杆
部、82,83;縦杆部、9;ハンドルフレーム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭58−150907(JP,U)
実開 昭63−155314(JP,U)
実開 昭59−95816(JP,U)
実開 昭62−134318(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01C 11/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 苗が載せられる苗台と、該苗台の前側に
配置されるセンタ植付ケースと、該センタ植付ケースの
両側夫々に離間して配置されたサイド植付ケースと、前
記センタ植付ケースから前記苗台の後側へ立設されたハ
ンドルフレームとを備えた田植機において、前記苗台の
下側に配置され、長手方向の途中が前記ハンドルフレー
ムに結合されるリアフレームと、該リアフレームの両端
と前記2つのサイド植付ケースとを連結するサイドバン
パーと、前記苗台の後側で前記リアフレームの上側に配
置されて前記ハンドルフレームに結合される横杆部及び
該横杆部の両端を前記リアフレームに連結する縦杆部を
有する苗台フレームとを備えており、前記センタ植付ケ
ース及び2つのサイド植付ケースは、センタ植付ケース
及び2つのサイド植付ケースにその下端が結合され、そ
の長手方向が上下となる縦杆部と該縦杆部の上端に連な
る横杆部とからなる連結フレームによって連結されてい
ることを特徴とする田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09233494A JP3460003B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09233494A JP3460003B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07289035A JPH07289035A (ja) | 1995-11-07 |
JP3460003B2 true JP3460003B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=14051502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09233494A Expired - Fee Related JP3460003B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3460003B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP09233494A patent/JP3460003B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07289035A (ja) | 1995-11-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |