JP3459532B2 - 半導体集積回路およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラ集積回
路の出力トランジスタ保護用のスパークキラーダイオー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば3相モータドライバは、図7のよ
うに直流電源1,2間に、直列接続されたトランジスタ
(Tr1−Tr2,Tr3−Tr4,Tr5−Tr6)
が並列接続され、Tr1−Tr2,Tr3−Tr4およ
びTr5−Tr6の間から取り出された出力端子がモー
タに接続されている。
【0003】このように負荷が誘導性負荷の場合、モー
タの回転/停止に伴う正/逆方向の起電力が発生する。
従来は、IC化された直列接続トランジスタのコレクタ
・エミッタ間にショットキーバリアダイオードを接続
し、前記逆方向起電力によって出力端子3がGND電位
より低く又はVCC電位より高くなった際にダイオード
4がONする事で前記起電力を固定電位へ逃がし、直列
接続されたトランジスタを含むICの内部を保護してい
た。特にダイオード4に数Aもの大電流を流す場合は、
ダイオード4として個別部品を用いて構成していた。
【0004】ところで、ユーザ側からすれば、機器の部
品点数を減らす為にダイオード4もIC化したしたいの
は当然の要求である。この一例として、例えば特開平6
−104459号公報がある。これは従来、NPNトラ
ンジスタのベースーエミッタ間を短絡させ、コレクター
ベース間でPN接合ダイオードを活用していた。ところ
がP型ベースをエミッタ、N型コレクタやN型埋込み層
をベース、P型基板をコレクタとするPNP型の寄生ト
ランジスタが発生し、前記PN接合ダイオードの順方向
動作と同時に、寄生トランジスタも動作し、基板に電流
が流れて大きな電力損失を生じるため、図8のような構
成のダイオードが提案された。
【0005】つまりP型半導体基板10とN型半導体層
11との間にN+型の埋込み層12が設けられ、この埋
込み層12を囲むようにP+型の分離領域13が半導体
層11表面から半導体基板10まで拡散され、1つのア
イランド14を形成している。更に前記埋込み層12の
上には一部重なるようにP+型の埋込み層15が形成さ
れている。このP+型の埋込み層15を囲み、半導体層
11表面からN+型の埋込み層12に到達するN+型の
導出領域16が設けられ、この囲まれた領域にはN+型
の拡散領域17が形成されている。更には導出領域16
で囲まれた領域に於いて、前記拡散領域17を囲み、半
導体層11からP+型の埋込み層15に到達するP+型
の導出領域18が設けられている。更には、前記拡散領
域17には、カソード電極19が、P+型の導出領域1
7にはアノード電極20が設けられ、この電極はN+型
の導出領域16と電気的に接続されている。
【0006】つまりP+型の導出領域18や埋込み層1
5がアノード領域、N+型の拡散領域17やN型の半導
体層(導出領域18で囲まれた領域)がカソード領域と
なり、ダイオードが構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】また前記公開公報に
は、N+型の埋込み層12をベース、P+型の埋込み層
15をエミッタおよびP型の半導体基板10や分離領域
13をコレクタとするPNP型の寄生トランジスタTr
2が生じているが、電極20の接続によりこの寄生トラ
ンジスタのベースとエミッタが同電位となり、寄生効果
が防止できるとコメントしているが、実際には、この寄
生が防止できていないことが判ってきた。
【0008】
【課題を解決するための手段】図9は、その原因の解析
図である。ここでP+型の埋込層15をベース、カソー
ド領域21(導出領域18で囲まれた領域)をエミッタ
およびN+型の埋込み層12をコレクタとするNPN型
の寄生トランジスタをTr1とし、P+型の導出領域1
8の抵抗をR1、N+型の導出領域16をR2とする
と、図9のような等価回路が描ける。例えばR2の抵抗
値が大きく、またR1の抵抗値が小さいと、点aの電位
の方が点bの電位より小さくなる。つまりTr2のベー
ス−エミッタ間は順バイアスとなり、Tr2は、基板の
方に寄生電流が流れてしまうことが判った。
【0009】つまり第1として、アノード導出領域の抵
抗値と逆導電型の導出領域の抵抗値を調整し、逆導電型
の埋込み層とアノード埋込み層が逆バイアスまたは同電
位となることで解決するものである。実際は、導出領域
16,18の抵抗値を考慮しなければならず、寄生トラ
ンジスタTr2のベースエミッタ間を逆バイアスまたは
同電位とすれば、この寄生トランジスタTr2は、動作
せず基板側に電流が流れなくなるので電力損失を従来よ
り減らすことが出きる。
【0010】第2に、アノード導出領域の一部と逆導電
型の導出領域の一部を重畳させ、逆導電型の埋込み層と
前記アノード埋込み層を、逆バイアスまたは同電位とさ
せることで解決するものである。特にここでは、図8に
於いて、N+型の導出領域16の内側のライン(リング
状に形成されている内側側辺)をアノード導出領域18
と重畳させれば、抵抗値R2は拡散領域の線幅が広がる
ために小さくなり、R1は、重畳される分抵抗値が大き
くなる。導出領域16,18を重畳させずに抵抗値を調
整するのと異なり、一部が重畳するためこのダイオード
のサイズも小さくすることができる。
【0011】更には、直流電源間に相補的に動作する2
つのトランジスタを直列接続し、このトランジスタの電
流流入側に前記第1電極を接続し、電流流出側に前記第
2電極を接続することで解決するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
を参照しながら詳細に説明する。ここで図8で用いた符
号を図1に於いても使用する。まずP型の半導体基板1
0が有り、この上にはN型のエピタキシャル層11が積
層されている。このエピタキシャル層は、気相成長法で
膜厚8〜16μm程度被着されている。
【0013】このエピタキシャル層11と前記半導体基
板10との間には、N+型の埋込み層12が設けられて
おり、この埋込み層12よりも若干サイズの小さいP+
型のアノード埋込み層15がN+型の埋込み層12の上
に形成されている。ここでは埋込み層12の上部がアノ
ード埋込み層15の下部と重畳している。またこの埋込
み層12を囲み、エピタキシャル層11の表面から半導
体基板10にまで到達するP+型の分離領域13が形成
されている。ここでこの分離領域は、上下分離で達成さ
れているが、特に通常分離、また上の分離を浅く、下の
分離を深くした上下分離、上下分離の上部をLOCOS
に置き換えたもの等色々なものが考えられる。
【0014】ここで分離領域13で囲まれた島領域は、
半導体基板の中に数多く形成され、この中に縦型/横型
NPNTr、縦型/横型PNPTr、ダイオード、抵抗
およびコンデンサ等が形成される。ここで例えばモータ
ードライバーICは、図7の直列接続されたTr1−T
r2,Tr3−Tr4、Tr5−Tr6の少なくとも1
つがチップに形成され、更に本発明のダイオードが形成
されており、前記島領域に夫々組み込まれている。
【0015】以下、このダイオードについて更に詳しく
説明してゆく。前述したように、平面的に見てアノード
埋込み層15は、N+型の埋込み層12よりも若干小さ
く形成されているので、図1のアノード埋込み層15の
両端には、N+型の埋込み層12が顔を出している。そ
してN+型の導出領域16は、アノード埋込み層15を
囲み、エピタキシャル層11表面から前記顔を出してい
るN+型の埋込み層12へ拡散形成されている。更に
は、アノード導出領域18は、エピタキシャル表面から
アノード埋込み層15の周囲に到達して形成され、この
アノード導出領域で囲まれた領域の表面には、N+型の
カソードコンタクト領域17が形成されている。
【0016】つまりカソードコンタクト領域17の周囲
をアノード導出領域18が囲み、その外側を導出領域1
6が囲み、更に外側を分離領域13が囲んでいる。また
カソードコンタクト17にはカソード電極である第1電
極19がコンタクトし、アノード導出領域およびN+型
の導出領域16には、アノード電極である第2電極20
がコンタクトしている。つまりアノード導出領域18の
表面とN+型の導出領域16の表面は、第2電極により
同電位となっている。
【0017】本発明の特徴は、図1に示した寄生トラン
ジスタTr2の動作を止めるために、N+型の導出領域
16およびアノード導出領域の抵抗値を調整することに
ある。以下に図2も参照しながら更に詳しく説明する。
先ず図2の寄生Tr1は、アノード埋込み層15がベー
ス、N+型の埋込み層12がコレクタおよびアノード導
出領域18で囲まれた領域であるN型のエピタキシャル
層11、カソードコンタクト領域17がエミッタとな
る。またTr2は、N+型の埋込み層12がベース、P
型半導体基板10がコレクタおよびアノード埋込み層1
5がエミッタとなっている。またアノード導出領域18
は、縦長に拡散されているため抵抗R1となり、更に逆
導電型の導出領域16も同様に抵抗R2となる。抵抗R
1、R2の上端は、第1電極20と接続され、同電位と
なっているが、抵抗R1、R2の下端及びアノード埋込
み層15、N+型の埋込み層12は、前者がTr1のベ
ース、Tr2のエミッタと接続されており、更に後者
は、Tr1のコレクタ、Tr2のベースと接続された形
となっている。
【0018】図2のTr1のコレクタ−エミッタ間に流
れる電流は、本発明ダイオードの順方向電流Ifとな
り、Tr2のエミッタ−コレクタ間に流れる電流、つま
り寄生電流がIsubとなる。ここでTr2のベース−
エミッタ間が同電位または逆バイアスとなれば、Tr2
は、動作しない。具体的には点aと点bが同電位、また
は点aの電位が点bの電位よりも高ければ良い。更に詳
細に述べるなら、点bの電位が点aの電位に対してトラ
ンジスタのON電圧(0.7V)より高くならなければ
よい。従って流れる電流にも依るが、点bの電位を低く
するために抵抗R1の値を大きく、点aの電位を高くす
るために抵抗R2の値を小さくすれば良い。図1に戻れ
ば、(不純物濃度を固定した場合に)抵抗R1を大きく
するには、アノード導出領域18の幅(基板10に対し
て垂直方向に見たときの面積)を小さくするか、拡散深
さを長くする必要がある。また抵抗R2の抵抗値を小さ
くするには、逆導電型の導出領域16の幅を大きくする
か、拡散深さを短くする必要がある。ここで図1のよう
に、抵抗R1、R2の拡散深さの大小は、エピタキシャ
ル層厚み等の他の要因で実質決定されるので、幅を調整
することで、図2の寄生発生を防止することができる。
【0019】図8の従来例の図面に戻れば、導出領域1
6、18が離間した状態で、導出領域16の幅を広く、
導出領域18の幅を狭く形成すると、導出領域16の横
拡散が広がる分ICのチップ面積を広げることになる。
そこで図1のように重畳させることを考えた。つまり図
8で説明すれば、アノード導出領域18の線幅を従来と
同じにし、導出領域16の外周の位置を同じにして、導
出領域16の内周をアノード導出領域18の外周と重畳
するようにその線幅を広げれば、R2の抵抗値は小さく
なり、R1は、重畳される分抵抗値は大きくなる。つま
り導出領域16の幅を広げるが、重畳させるためにチッ
プ面積を広げることなく実現できる。
【0020】この時、アノード導出領域18の不純物濃
度を、少なくとも導出領域16の導電型(N型)を反転
させない程度の不純物濃度としておく。こうしておけ
ば、図3に示したように、アノード導出領域18と導出
領域16とが重畳した部分(図示斜線部)は高比抵抗の
領域となり、アノード導出領域18の抵抗値を減じるこ
とができない領域となる。つまり重畳した分だけ、アノ
ード導出領域18の線幅を減じたことに等しくなる。
尚、アノード埋め込み層15の不純物濃度も、N+導出
領域16の導電型を反転させない程度の不純物濃度とし
ておけば更に効果的である。
【0021】従って点aの電位を大きく、点bの電位を
小さくできるため(或いは同電位)とする事ができ、寄
生トランジスタTr2の動作を止めることができ、図7
の直列Trに入り込む誘導性負荷による起電流を本発明
のダイオードで吸収させることができる。以下に図4〜
図6を用いて本発明のダイオードの製造方法を説明す
る。先ず図4(A)に示したように、P型のシリコン半
導体基板10を準備し、その表面に酸化膜を形成し、こ
れをホトエッチングにより開口して選択マスクとし、ア
ンチモンを拡散することによりN+埋め込み層12を形
成する。
【0022】図4(B)を参照して、酸化膜の上にレジ
ストマスクを形成し、ボロンをイオン注入することによ
り、N+埋め込み層12に重ねてアノード埋め込み層1
5を、埋め込み層12周囲を囲む基板10表面には分離
領域13の下部分を形成する。図5(A)を参照して、
基板10上に膜厚10μ程度のN型のエピタキシャル層
を成長してN型半導体層11を形成する。
【0023】図5(B)を参照して、エピタキシャル層
表面に酸化膜を形成し、これをホトエッチングにより開
口して選択マスクとし、表面からリンを拡散することに
よりN+埋め込み層12に達するN+型の導出領域16
を形成する。この時、拡散窓の線幅(図示X)を従来よ
り拡大して、10〜15μの線幅で拡散し、導出領域1
6とアノード埋め込み層15とが重なった際に導出領域
16の導電型が反転しない程度の不純物濃度とする。
【0024】図6(A)を参照して、ホトエッチングに
より選択マスクを変更し、ボロンを拡散することによ
り、エピタキシャル層表面からアノード埋め込み層15
に達するアノード導出領域18を形成する。同時に分離
領域13の上部分も形成する。この時、拡散窓の線幅
(図示Y)は従来と同じく10μ程度とし、導出領域1
6とアノード導出領域18とが重畳したときにアノード
導出領域18の導電型が反転しない程度の不純物濃度で
拡散する。また、アノード導出領域18が消失しない程
度に、拡散窓(X)と拡散窓(Y)との距離を調整す
る。
【0025】そして、図示しないがN+型のカソードコ
ンタクト領域17をNPNトランジスタのエミッタ拡散
により形成し、各電極19、20を配置して図1の構造
を得る。斯る製造方法によれば、アノード埋め込み層1
5とアノード導出領域18とを分離領域13と共用して
製造できるので、製造プロセスを簡素化できるメリット
がある。
【0026】また、アノード埋め込み層15には、寄生
トランジスタTr2のエミッタ電位を低くするために、
抵抗値を大(不純物濃度を小さく)したいという要求が
あるのに対し、分離領域13の下部分はできるだけ上方
向への拡散量を多くして上部分の横方向拡散を抑え、微
細化したいという要求がある。上記の製造方法によれ
ば、アノード埋め込み層15の不純物濃度を比較的高く
保つことで微細化を果たし、もってアノード埋め込み層
15の直列抵抗分が小さくなる点を、アノード導出領域
18とN+導出領域16とを重畳させることにより回避
することができる。従ってプロセスの簡略化と微細化、
及び寄生トランジスタTr2の動作の抑制を同時に達成
することができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明によれば
アノード導出領域18と逆導電型の導出領域16の抵抗
値を調整することで基板10への漏れ電流を大幅に低減
したダイオード素子を集積化できる利点を有する。また
漏れ電流を低減することで、集積回路における誤動作、
ラッチアップの防止を図ることができる。
【0028】また前記2つの導出領域16、18を重畳
させることで、抵抗値の調整が可能となり、更には逆導
電型の導出領域の内側を広げ、アノード導出領域18と
重畳させることで、ICチップ面積を広げることなく実
現でき、スパークキラーダイオードを集積化し、且つ電
子機器の小型化、高密度化に寄与できるものである。更
に、アノード埋め込み層15と分離領域13の下部分を
共用にして且つ不純物濃度を高めに設定できるので、プ
ロセスの簡略化と微細化をも達成することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明する為の断面図であ
る。
【図2】図1の寄生トランジスタ動作を説明するための
図である。
【図3】図1の部分拡大断面図である。
【図4】本発明の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図5】本発明の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図6】本発明の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明のダイオードを採用したインバータ回路
図である。
【図8】従来のダイオードを説明する断面図である。
【図9】図8の寄生トランジスタを説明するための図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/861

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、前記半導体基
    板の表面の形成した逆導電型の埋め込み層と、前記基板
    の上に形成した逆導電型のエピタキシャル層を、前記埋
    め込み層を囲むように分離することで形成した島領域
    と、前記島領域の前記逆導電型の埋め込み層に接して埋
    め込まれた、一導電型のアノード埋め込み層と、前記島
    領域の表面から前記アノード埋め込み層に達する一導電
    型のアノード導出領域と、前記アノード導出領域で囲ま
    れた逆導電型の領域の表面に形成した逆導電型のカソー
    ドコンタクト領域と、前記エピタキシャル層の表面から
    前記逆導電型の埋め込み層に達し、前記アノード埋め込
    み層を囲む逆導電型の導出領域と、前記逆導電型の導出
    領域と前記アノード導出領域とを電気的に接続する第1
    電極と、前記カソードコンタクト手段に電気的に接続さ
    れる第2電極とを備えた半導体集積回路に於いて、 前記アノード導出領域の抵抗値と前記逆導電型の導出領
    域の抵抗値を調整し、前記逆導電型の埋込み層と前記ア
    ノード埋込み層が逆バイアスまたは同電位となることを
    特徴とした半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記アノード導出領域の一部と前記逆導
    電型の導出領域の一部を重畳させ、前記逆導電型の埋込
    み層と前記アノード埋込み層は、逆バイアスまたは同電
    位となることを特徴とした請求項1記載の半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 前記アノード導出領域の不純物濃度に対
    して前記逆導電型の導出領域の不純物濃度を大とし、且
    つ両者の端部を重畳したことを特徴とした請求項1記載
    の半導体回路。
  4. 【請求項4】 前記逆導電型の導出領域の線幅を前記ア
    ノード導出領域の線幅より大とすることを特徴とした
    求項1記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 一導電型の半導体基板の表面に逆導電型
    の埋め込み層を形成する工程と、 前記逆導電型の埋め込み層に重ねて一導電型のアノード
    埋め込み層を、前記逆導電型の埋め込み層の周囲に分離
    領域の一部を形成する工程と、 前記半導体基板の上に逆導電型のエピタキシャル層を形
    成する工程と、 前記エピタキシャル層の表面から前記逆導電型の埋め込
    み層に達する逆導電型の導出領域を形成する工程と、 前記エピタキシャル層の表面から前記アノード埋め込み
    層に達するアノード導出領域を、前記逆導電型の導出領
    域の端に重畳するように、前記逆導電型の導出領域の導
    電型を反転させることのない程度の不純物濃度で形成す
    る工程と、 前記アノード導出領域で囲まれた逆導電型の領域の表面
    に逆導電型のカソードコンタクト領域を形成する領域
    と、 前記逆導電型の導出領域と前記アノード導出領域とを電
    気的に接続する第1電極と、前記カソードコンタクト手
    段に電気的に接続される第2電極とを形成する工程と、
    を具備することを特徴とする半導体集積回路の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記アノード導出領域の拡散マスク幅に
    対して前記逆導電型の導出領域の拡散マスク幅を大とす
    ることを特徴とする請求項記載の半導体集積回路の製
    造方法。
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