JP3459467B2 - ドレン水処理装置およびこの装置を備えた空気調和装置 - Google Patents
ドレン水処理装置およびこの装置を備えた空気調和装置Info
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドレンパンに溜められ
たドレン水をドレンポンプにて排出させるドレン処理装
置およびこの装置を備えた空気調和装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】一般的に空気調和装置に組み込まれる蒸
発器においてはドレン水が生成されるため、このドレン
水をドレンパンで受けてドレンホースを介して空気調和
装置の外部へ排出させている。ここで、家屋の室内壁面
に据付けられる家庭用の空気調和機においては、ドレン
ホースが次第に下降するよう配置されるため、自然流下
式を採用してもドレン水の排出に支障はない。しかしな
がら、家屋の天井内に据付けられるパッケージ型の空気
調和装置においてはドレンホースが次第に下降するよう
配置できない（ドレンホースが上昇状態で配置される）
ため、ドレンポンプを用いてドレン水を強制的に排出さ
せている。 【０００３】このような構造が示されたものとして特公
平４−６３２９６号公報がある。この公報ではドレン水
の水位を検出する水位検知センサを配置して、このセン
サによって水位が所定値以下になるとドレンポンプの運
転を停止し、その水位が所定値以上になると運転を再開
するという制御をするものである。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ここで、水位検知セン
サの位置が、ドレンポンプの下端に設けた吸水口の高さ
よりかなり高いと、ドレン水の量が比較的多くなるまで
ドレンポンプが運転されないため、突発的にドレン水が
多量にドレンパンに流れ込んだ場合は、速やかにドレン
水を排出させることができず、ドレン水がオーバーフロ
ーするおそれがある。 【０００５】一方、水位検知センサの位置がドレンポン
プの吸水口の下方に配置された場合は、ドレン水の水位
が吸水口よりも低くなってもドレンポンプが運転してい
ることになる。すなわちくみ上げられるドレン水の量が
少ないにもかかわらず、ドレンポンプを運転（軽負荷運
転）させると、ドレンポンプ内に導びかれたドレン水が
排出されにくくなる。そして、結果として、ドレンポン
プ内でドレン水がかきまぜられている状態となって、ド
レンポンプから騒音が発生する。近年の空気調和機は、
送風機関係や冷媒配管関係からの騒音が低下しているた
め、このようなドレンポンプから発生する騒音が一層目
立つようになってきた。 【０００６】本発明はドレンポンプから発生する騒音の
低下を目的としたものである。 【０００７】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、ドレン水の水位がドレンポンプの吸水口
の高さ以下になると圧縮機の運転は継続しつつこのドレ
ンポンプの運転を停止させる第１の制御手段と、このド
レン水の水位がこのドレンポンプの吸水口の高さより高
い所定高さになるとこのドレンポンプの運転は継続しつ
つ圧縮機の運転を停止させる第２の制御手段とを有し、
ドレン水の水位がドレンポンプの吸水口の高さとこの高
さよりも高い所定高さとの間にある時は、ドレンポンプ
と圧縮機とのいずれも運転させ、ドレン水の水位が前記
ドレンポンプの吸水口の高さ以下の時は圧縮機のみを運
転させ、ドレン水の水位が所定高さ以上の時はドレンポ
ンプのみを運転させるようにして、ドレン水の水位がド
レンポンプの吸水口の高さと所定高さとの間となるよう
にしたものである。 【０００８】 【０００９】 【作用】本発明によれば、ドレンポンプと圧縮機の運転
制御によって、ドレン水の水位がドレンポンプの吸水口
の高さと所定高さとの間となる。 【００１０】 【実施例】図１において、１は天井裏に設置されるビル
トイン型の空気調和装置の室内ユニットである。この室
内ユニット１には、送風機２と、この送風機２の風下側
に位置する室内熱交換器（蒸発器：以下「蒸発器」とい
う。）３と、ドレンパン４とドレンポンプ５と、水位セ
ンサ６等が内蔵されている。蒸発器３は一点鎖線で示す
ように室外ユニット７の圧縮機８、凝縮器９、減圧器１
０と冷媒管を介してつながれている。 【００１１】１１は吐出口で、室内につながれるダクト
（図示せず）を取り付けるための筒状のフランジ部材１
２が備えられている。１３は吸込口、１４は天井面１５
に沿って配置されるパネルで、吸込口１３とつながる吸
込グリル１６が設けられている。そして、送風機２の運
転によって室内空気は実線矢印のように流れ、蒸発器３
にて冷却され吐出口１１から吐出される。この際、蒸発
器３で生成されたドレン水はドレンパン４に貯められ
る。 【００１２】ドレンポンプ５は、モーター１７と、本体
１８とから構成されている。本体１８の下端には吸込口
１９が、その側面には排水パイプ２０が設けられてい
る。水センサ６は水位の変化に応じて上昇するフロート
２１と、このフロート２１を支える支持筒２２とから構
成されている。２３は制御器で、水位センサ６からの信
号が入力され、ドレンポンプ５（モータ１７）や圧縮機
８の運転を、図３で示すフローチャートに従って制御す
る。 【００１３】ここでドレンポンプ５の内部構造は図２で
示すようになっており、本体１８は、上蓋２４と、この
上蓋２４の下部に螺子２５止めされるケーシング２６
と、このケーシング２６内に収納された揚水用の回転羽
根２７とから構成されている。２８はモータ１７の回転
軸で回転羽根２７が取り付けられている。このような構
成を有するドレンポンプ５の回転羽根２７を回転させる
と、この回転羽根２７の回転によって生じる遠心力で、
回転羽根２７に付着したドレン水はケーシング２６の内
壁に沿って上昇し、排水パイプ２０を介して排出され
る。 【００１４】前記水位センサ６の支持筒２２の内部に
は、そのフロート２１がドレンポンプ５の吸水口１９の
高さ（Ｂ点）と略同一になった時に作動する第１の接点
と、この吸水口の高さ以上の所定の高さ（Ａ点：ほぼ満
水状態）になった時に作動する第２の接点とが収納され
ており、これらの接点の作動信号が前述したとおり制御
器２３へ送られてドレンポンプ５や圧縮機８の運転を制
御する。 【００１５】その制御を図３に基づいて説明する。ま
ず、圧縮機８を運転させて冷房を開始する。この際ドレ
ンパン４にはドレン水がないためドレンポンプ５の運転
は停止されている。この冷房によって蒸発器３で生成さ
れたドレン水はドレンパン４に溜められる（ステップＳ
1）。そこで水位センサ６で水位を検出し（ステップ
Ｓ2）その水位がＢ（図２参照）すなわちドレンポンプ
５の吸水口１９の高さ以下の場合（第１の接点が作動し
ない時）は、ステップＳ2へ戻って水位の検出を続ける
（ステップＳ3）。一方、その水位がＢ以上（吸水口の
高さ以上）になった場合（第１の接点が作動する時）に
ドレンポンプ５の運転を開始してドレン水を排出する
（ステップＳ4）。この運転中にも水位を検出し、その
水位がＢ以下に減少した場合は、ドレンポンプ５の運転
を停止する（ステップＳ5〜Ｓ6）。このようにドレンポ
ンプの運転開始はドレン水の水位が吸水口の高さに達し
た場合であり、その停止は水位が吸水口１９の高さ以下
に減少した時である。すなわち、ドレンポンプ５が運転
される時は、ドレン水の水位が吸水口１９の高さ以上の
場合のみであるので、ドレンポンプ５の運転によって吸
水口１９から吸い上げられたドレン水は、図２の実線矢
印のようにケーシング２６の内壁に沿って順次上方へ押
し上げられて排水パイプ２０へスムーズに導びかれる。
このためドレンポンプ５から発生する騒音は低く抑えら
れる。これに対し例えばドレン水の水位が吸水口１９の
高さ以下になってもドレンポンプ５を運転させておく
と、ケーシング２６の内壁に沿ったドレン水は、その後
このケーシング２６内に導びかれるドレン水がないため
に、ケーシング２６の内壁に沿って旋回しているのみで
上方へ押し上げられず、騒音が大きくなることが考えら
れる。 【００１６】このようなドレンポンプ５の運転時に、蒸
発器３にて生成されるドレン水の量がドレンポンプ５か
ら排水されるドレン水の量よりも多くなるとドレン水の
水位は次第に上昇する。そしてその水位がＡ（図２参
照）すなわち満水状態になると第２の接点が作動して、
圧縮機８の運転を停止してドレン水が生成されないよう
にする。しかしながらドレンポンプの運転は継続して行
なってドレン水の水位の低下を図ると共に警報表示を出
して使用者にこの状況を知らせる（ステップＳ7〜
Ｓ8）。 【００１７】このように、ドレン水の水位がドレンポン
プの吸水口の高さ以下になるとドレンポンプの運転を第
１の制御手段（ステップＳ5〜Ｓ6）によって停止させ、
且つドレン水の水が満水状態となると第２の制御手段に
よって（ステップＳ7〜Ｓ8）、圧縮機の運転は停止させ
つつドレンポンプの運転を継続させるようにしたので、
ドレン水がドレンパンからオーバーフローするおそれは
少なく、確実にドレン水を配水処理することができる。 【００１８】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ド
レンポンプと圧縮機の運転制御によって、ドレン水の水
位がドレンポンプの吸水口の高さと所定高さとの間とな
るようにしたので、常に適正なドレン水の水位が保た
れ、ドレンポンプ内でドレン水が旋回して騒音が大きく
なるのを抑えることができ、ひいては空気調和装置の低
騒音化を図ることができ、且つドレン水を確実に配水す
ることができる。 【００１９】第２の発明によれば、ドレン水が満水状態
となると、圧縮機の運転を停止させつつドレンポンプの
運転は継続させるようにしたのでドレン水を確実に配水
することができる。
たドレン水をドレンポンプにて排出させるドレン処理装
置およびこの装置を備えた空気調和装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】一般的に空気調和装置に組み込まれる蒸
発器においてはドレン水が生成されるため、このドレン
水をドレンパンで受けてドレンホースを介して空気調和
装置の外部へ排出させている。ここで、家屋の室内壁面
に据付けられる家庭用の空気調和機においては、ドレン
ホースが次第に下降するよう配置されるため、自然流下
式を採用してもドレン水の排出に支障はない。しかしな
がら、家屋の天井内に据付けられるパッケージ型の空気
調和装置においてはドレンホースが次第に下降するよう
配置できない（ドレンホースが上昇状態で配置される）
ため、ドレンポンプを用いてドレン水を強制的に排出さ
せている。 【０００３】このような構造が示されたものとして特公
平４−６３２９６号公報がある。この公報ではドレン水
の水位を検出する水位検知センサを配置して、このセン
サによって水位が所定値以下になるとドレンポンプの運
転を停止し、その水位が所定値以上になると運転を再開
するという制御をするものである。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】ここで、水位検知セン
サの位置が、ドレンポンプの下端に設けた吸水口の高さ
よりかなり高いと、ドレン水の量が比較的多くなるまで
ドレンポンプが運転されないため、突発的にドレン水が
多量にドレンパンに流れ込んだ場合は、速やかにドレン
水を排出させることができず、ドレン水がオーバーフロ
ーするおそれがある。 【０００５】一方、水位検知センサの位置がドレンポン
プの吸水口の下方に配置された場合は、ドレン水の水位
が吸水口よりも低くなってもドレンポンプが運転してい
ることになる。すなわちくみ上げられるドレン水の量が
少ないにもかかわらず、ドレンポンプを運転（軽負荷運
転）させると、ドレンポンプ内に導びかれたドレン水が
排出されにくくなる。そして、結果として、ドレンポン
プ内でドレン水がかきまぜられている状態となって、ド
レンポンプから騒音が発生する。近年の空気調和機は、
送風機関係や冷媒配管関係からの騒音が低下しているた
め、このようなドレンポンプから発生する騒音が一層目
立つようになってきた。 【０００６】本発明はドレンポンプから発生する騒音の
低下を目的としたものである。 【０００７】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、ドレン水の水位がドレンポンプの吸水口
の高さ以下になると圧縮機の運転は継続しつつこのドレ
ンポンプの運転を停止させる第１の制御手段と、このド
レン水の水位がこのドレンポンプの吸水口の高さより高
い所定高さになるとこのドレンポンプの運転は継続しつ
つ圧縮機の運転を停止させる第２の制御手段とを有し、
ドレン水の水位がドレンポンプの吸水口の高さとこの高
さよりも高い所定高さとの間にある時は、ドレンポンプ
と圧縮機とのいずれも運転させ、ドレン水の水位が前記
ドレンポンプの吸水口の高さ以下の時は圧縮機のみを運
転させ、ドレン水の水位が所定高さ以上の時はドレンポ
ンプのみを運転させるようにして、ドレン水の水位がド
レンポンプの吸水口の高さと所定高さとの間となるよう
にしたものである。 【０００８】 【０００９】 【作用】本発明によれば、ドレンポンプと圧縮機の運転
制御によって、ドレン水の水位がドレンポンプの吸水口
の高さと所定高さとの間となる。 【００１０】 【実施例】図１において、１は天井裏に設置されるビル
トイン型の空気調和装置の室内ユニットである。この室
内ユニット１には、送風機２と、この送風機２の風下側
に位置する室内熱交換器（蒸発器：以下「蒸発器」とい
う。）３と、ドレンパン４とドレンポンプ５と、水位セ
ンサ６等が内蔵されている。蒸発器３は一点鎖線で示す
ように室外ユニット７の圧縮機８、凝縮器９、減圧器１
０と冷媒管を介してつながれている。 【００１１】１１は吐出口で、室内につながれるダクト
（図示せず）を取り付けるための筒状のフランジ部材１
２が備えられている。１３は吸込口、１４は天井面１５
に沿って配置されるパネルで、吸込口１３とつながる吸
込グリル１６が設けられている。そして、送風機２の運
転によって室内空気は実線矢印のように流れ、蒸発器３
にて冷却され吐出口１１から吐出される。この際、蒸発
器３で生成されたドレン水はドレンパン４に貯められ
る。 【００１２】ドレンポンプ５は、モーター１７と、本体
１８とから構成されている。本体１８の下端には吸込口
１９が、その側面には排水パイプ２０が設けられてい
る。水センサ６は水位の変化に応じて上昇するフロート
２１と、このフロート２１を支える支持筒２２とから構
成されている。２３は制御器で、水位センサ６からの信
号が入力され、ドレンポンプ５（モータ１７）や圧縮機
８の運転を、図３で示すフローチャートに従って制御す
る。 【００１３】ここでドレンポンプ５の内部構造は図２で
示すようになっており、本体１８は、上蓋２４と、この
上蓋２４の下部に螺子２５止めされるケーシング２６
と、このケーシング２６内に収納された揚水用の回転羽
根２７とから構成されている。２８はモータ１７の回転
軸で回転羽根２７が取り付けられている。このような構
成を有するドレンポンプ５の回転羽根２７を回転させる
と、この回転羽根２７の回転によって生じる遠心力で、
回転羽根２７に付着したドレン水はケーシング２６の内
壁に沿って上昇し、排水パイプ２０を介して排出され
る。 【００１４】前記水位センサ６の支持筒２２の内部に
は、そのフロート２１がドレンポンプ５の吸水口１９の
高さ（Ｂ点）と略同一になった時に作動する第１の接点
と、この吸水口の高さ以上の所定の高さ（Ａ点：ほぼ満
水状態）になった時に作動する第２の接点とが収納され
ており、これらの接点の作動信号が前述したとおり制御
器２３へ送られてドレンポンプ５や圧縮機８の運転を制
御する。 【００１５】その制御を図３に基づいて説明する。ま
ず、圧縮機８を運転させて冷房を開始する。この際ドレ
ンパン４にはドレン水がないためドレンポンプ５の運転
は停止されている。この冷房によって蒸発器３で生成さ
れたドレン水はドレンパン４に溜められる（ステップＳ
1）。そこで水位センサ６で水位を検出し（ステップ
Ｓ2）その水位がＢ（図２参照）すなわちドレンポンプ
５の吸水口１９の高さ以下の場合（第１の接点が作動し
ない時）は、ステップＳ2へ戻って水位の検出を続ける
（ステップＳ3）。一方、その水位がＢ以上（吸水口の
高さ以上）になった場合（第１の接点が作動する時）に
ドレンポンプ５の運転を開始してドレン水を排出する
（ステップＳ4）。この運転中にも水位を検出し、その
水位がＢ以下に減少した場合は、ドレンポンプ５の運転
を停止する（ステップＳ5〜Ｓ6）。このようにドレンポ
ンプの運転開始はドレン水の水位が吸水口の高さに達し
た場合であり、その停止は水位が吸水口１９の高さ以下
に減少した時である。すなわち、ドレンポンプ５が運転
される時は、ドレン水の水位が吸水口１９の高さ以上の
場合のみであるので、ドレンポンプ５の運転によって吸
水口１９から吸い上げられたドレン水は、図２の実線矢
印のようにケーシング２６の内壁に沿って順次上方へ押
し上げられて排水パイプ２０へスムーズに導びかれる。
このためドレンポンプ５から発生する騒音は低く抑えら
れる。これに対し例えばドレン水の水位が吸水口１９の
高さ以下になってもドレンポンプ５を運転させておく
と、ケーシング２６の内壁に沿ったドレン水は、その後
このケーシング２６内に導びかれるドレン水がないため
に、ケーシング２６の内壁に沿って旋回しているのみで
上方へ押し上げられず、騒音が大きくなることが考えら
れる。 【００１６】このようなドレンポンプ５の運転時に、蒸
発器３にて生成されるドレン水の量がドレンポンプ５か
ら排水されるドレン水の量よりも多くなるとドレン水の
水位は次第に上昇する。そしてその水位がＡ（図２参
照）すなわち満水状態になると第２の接点が作動して、
圧縮機８の運転を停止してドレン水が生成されないよう
にする。しかしながらドレンポンプの運転は継続して行
なってドレン水の水位の低下を図ると共に警報表示を出
して使用者にこの状況を知らせる（ステップＳ7〜
Ｓ8）。 【００１７】このように、ドレン水の水位がドレンポン
プの吸水口の高さ以下になるとドレンポンプの運転を第
１の制御手段（ステップＳ5〜Ｓ6）によって停止させ、
且つドレン水の水が満水状態となると第２の制御手段に
よって（ステップＳ7〜Ｓ8）、圧縮機の運転は停止させ
つつドレンポンプの運転を継続させるようにしたので、
ドレン水がドレンパンからオーバーフローするおそれは
少なく、確実にドレン水を配水処理することができる。 【００１８】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ド
レンポンプと圧縮機の運転制御によって、ドレン水の水
位がドレンポンプの吸水口の高さと所定高さとの間とな
るようにしたので、常に適正なドレン水の水位が保た
れ、ドレンポンプ内でドレン水が旋回して騒音が大きく
なるのを抑えることができ、ひいては空気調和装置の低
騒音化を図ることができ、且つドレン水を確実に配水す
ることができる。 【００１９】第２の発明によれば、ドレン水が満水状態
となると、圧縮機の運転を停止させつつドレンポンプの
運転は継続させるようにしたのでドレン水を確実に配水
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のドレン処理装置を備えた空気調和装置
の室内ユニットの断面図である。 【図２】図１の要部拡大図である。 【図３】図２に示した制御器の制御内容を示すフローチ
ャートである。 【符号の説明】 ３ 蒸発器 ４ ドレンパン ５ ドレンポンプ ８ 圧縮機 ９ 凝縮器 １０ 減圧器 １９ 吸水口 ２３ 制御器
の室内ユニットの断面図である。 【図２】図１の要部拡大図である。 【図３】図２に示した制御器の制御内容を示すフローチ
ャートである。 【符号の説明】 ３ 蒸発器 ４ ドレンパン ５ ドレンポンプ ８ 圧縮機 ９ 凝縮器 １０ 減圧器 １９ 吸水口 ２３ 制御器
フロントページの続き
(72)発明者 田村 清
大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号
三洋電機株式会社内
(56)参考文献 特開 平４−371732（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−164624（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−63296（ＪＰ，Ａ)
実開 昭63−87430（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器にて冷凍
サイクルが構成され、この蒸発器で生成されたドレン水
をドレンパンで貯めて下端に吸水口が設けられたドレン
ポンプで排出させる空気調和装置において、ドレン水の
水位が前記ドレンポンプの吸水口の高さ以下になると前
記圧縮機の運転は継続しつつこのドレンポンプの運転を
停止させる第１の制御手段と、このドレン水の水位がこ
のドレンポンプの吸水口の高さより高い所定高さになる
とこのドレンポンプの運転は継続しつつ前記圧縮機の運
転を停止させる第２の制御手段とを有し、ドレン水の水
位が前記ドレンポンプの吸水口の高さとこの高さよりも
高い所定高さとの間にある時は、前記ドレンポンプと前
記圧縮機とのいずれも運転させ、ドレン水の水位が前記
ドレンポンプの吸水口の高さ以下の時は前記圧縮機のみ
を運転させ、ドレン水の水位が前記所定高さ以上の時は
前記ドレンポンプのみを運転させるようにして、ドレン
水の水位が前記ドレンポンプの吸水口の高さと前記所定
高さとの間となるようにしたことを特徴とする空気調和
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13050694A JP3459467B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ドレン水処理装置およびこの装置を備えた空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13050694A JP3459467B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ドレン水処理装置およびこの装置を備えた空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332743A JPH07332743A (ja) | 1995-12-22 |
| JP3459467B2 true JP3459467B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=15035915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13050694A Expired - Lifetime JP3459467B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | ドレン水処理装置およびこの装置を備えた空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3459467B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104265612B (zh) * | 2014-08-07 | 2016-03-02 | 珠海格力电器股份有限公司 | 水泵控制方法 |
| JP6721060B2 (ja) * | 2017-01-17 | 2020-07-08 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
| JP7193753B2 (ja) * | 2021-05-07 | 2022-12-21 | ダイキン工業株式会社 | 室内機、および、空気調和装置 |
| WO2022234859A1 (ja) | 2021-05-07 | 2022-11-10 | ダイキン工業株式会社 | 室内機、および、空気調和装置 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP13050694A patent/JP3459467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07332743A (ja) | 1995-12-22 |
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