JP3458799B2 - ノート類 - Google Patents

ノート類

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JP3458799B2
JP3458799B2 JP31380899A JP31380899A JP3458799B2 JP 3458799 B2 JP3458799 B2 JP 3458799B2 JP 31380899 A JP31380899 A JP 31380899A JP 31380899 A JP31380899 A JP 31380899A JP 3458799 B2 JP3458799 B2 JP 3458799B2
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正輝 蔭山
正明 増山
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノート類に係り、更
に詳しくは、用紙の捲り易さを確保する一方、用紙の面
方向への移動を規制することのできるノート類に関す
る。
【0002】
【従来の技術】公知のノート類は、多数枚の用紙を綴じ
るに際し、一本の金属線材を加工して螺旋状に設けられ
たスパイラルリングやツインリング等の綴じ具が用いら
れている。図5及び図6には、綴じ具としてスパイラル
リング30を用いたノート31が示されている。このノ
ート31は、多数枚の用紙Pの一端側に綴じ穴をなす丸
穴32が形成されており、この丸穴32にスパイラルリ
ング30を挿入することによって用紙Pが束ねられる構
成となっている。また、図7及び図8には、綴じ具とし
てツインリング40を用いたノート41が示されてい
る。このノート41は、用紙Pの一端側に形成された平
面視略方形の綴じ穴をなす角穴42に各二本のリング4
3を挿入することにより用紙Pが束ねられるようになっ
ている。
【0003】前記各ノート31,41は、それぞれスパ
イラルリング30及びツインリング40の線形状に沿っ
て捲り操作可能となり、これにより、各枚の用紙Pに所
要の筆記が行えるものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スパイ
ラルリング30を用いたノート31にあっては、スパイ
ラルリング30の線断面形状が丸穴32と相似形状とな
る関係にあるため、用紙Pの捲り作業がスムースに行え
る利点がある反面、図5に示されるように、用紙Pを3
60度捲ったときに、スパイラルリング30が螺旋方向
に延びていることに起因して、同図中二点鎖線で示され
るように、捲られた用紙Pの面位置がずれてしまうとい
う不都合がある。また、丸穴32の径をスパイラルリン
グ30の線径よりも相当に大きく設定した場合には、筆
記の際に用紙Pが面方向に移動してしまうという不都合
もある。従って、スパイラルリング30を用いたノート
類にあっては、丸穴32の径を支障がない範囲でできる
だけ小径に設定することが好ましいものとされている。
【0005】この一方、ツインリング40を用いたノー
ト41にあっては、各二本のリング43で用紙Pを綴じ
る際の作業性を考慮して綴じ穴が角穴42によって構成
されているため、図8中二点鎖線で示されるように、用
紙Pが面方向に傾いてしまい、筆記する際に、用紙Pが
面方向に移動して安定しないという不都合がある。これ
は、前述の作業性確保と、用紙Pの捲り操作をスムース
に行えるようにするため、各二本のリング43が角穴4
2内で、いわゆる遊びを持って挿入されていることに起
因する。従って、このような遊びがないように角穴42
の大きさを設定すれば、理論上、前述の面方向への移動
量を小さくすることができるが、この場合には、用紙P
の捲り作業がスムースに行えなくなり、無理な捲り作業
によって角穴42が破断し易くなるという不都合を招来
する。また、前記角穴42よりも内側にミシン目を設け
た用紙を採用した場合には、捲り作業をした際に、ミシ
ン目位置にて用紙が破断し易くなるという不都合もあ
る。
【0006】そこで、本発明者達は、スパイラルリング
のノートに採用されている綴じ穴形状をツインリングノ
ートの綴じ穴に適用して、両者の相対関係についての条
件を種々変更して実験を行ったところ、二本のリングの
離間方向幅を綴じ穴の直径と特定の範囲に設定すること
により、用紙の捲り作業をスムースに行えることがで
き、且つ、面方向への移動も効果的に規制できることを
知見した。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような知見に基づいて案
出されたものであり、その目的は、ツインリングからな
る綴じ具を用いた場合に、捲り操作性を損なうことな
く、且つ、用紙の面方向への移動も極力規制することの
できるノート類を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、一端側に綴じ穴が形成された多数枚の用
紙と、前記綴じ穴に挿入されて前記用紙を綴じ込む綴じ
具とを備えたノート類において、前記綴じ穴は用紙の綴
じ込み縁に対して円弧状の形成縁を有する穴若しくは略
円形の穴により形成される一方、前記綴じ具は各穴に二
本ずつ挿入される構成を備えたツインリングからなり、
前記二本のリング間の最大離間方向幅は、前記綴じ穴の
最大径若しくは最大直径を1としたときに、0.6〜
0.9の離間方向幅に設定される、という構成を採って
いる。このような構成を採用することにより、用紙Pの
面方向への移動が非常に僅かなものとなり、支障なく筆
記が行えるとともに、穴の形成縁が円弧状となっている
ことから、用紙Pの捲り操作も不都合なく行うことが可
能となる。なお、前記離間方向幅に設定したのは、0.
6未満では、用紙Pの面方向への移動量が大きくなり、
また、0.9を越えると、用紙Pの捲り作業に若干の引
っ掛かり抵抗を生ずるためである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明におけるツインリングの各
二本の最大離間方向幅は、前述した範囲の中でも、綴じ
穴の最大径若しくは最大直径を1としたときに、0.7
〜0.8に設定することが一層好ましい。これにより、
良好な捲り操作性と、面方向への移動も殆ど生じること
がないノート類を提供することができる。
【0010】本発明において、前記ツインリングにおけ
る各二本のリングの最大離間方向幅Wを8mmとしたとき
の丸穴の直径Dを10mm、幅Wを4,5mmとしたときの
直径Dを5mm、幅Wを3mmとしたときの直径Dを5ミ
リ、幅Wを3mmとしたときの直径Dを3.75mm等に設
定することが例示できる。
【0011】なお、本明細書における「ノート類」と
は、その大小を問うものではなく、多数枚の用紙がツイ
ンリングで綴じ込まれたものであって、一般に学習用ノ
ート、メモ帳若しくは手帳と称されるタイプのもの全般
を含む広い概念として用いられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0013】図1には、本実施例に係るノート類として
のメモ帳の概略斜視図が示されている。この図におい
て、メモ帳10は、表裏一対となる表表紙11及び裏表
紙12と、各表紙11,12間に設けられた多数枚の用
紙13と、これらの一端側に形成された綴じ穴をなす丸
穴15に挿入された綴じ具としてのツインリング16と
により構成されている。
【0014】前記ツインリング16は、一本の金属線材
を加工して構成されたものであり、図2に示されるよう
に、前記丸穴15内に各二本のリング20,20が挿入
される公知のタイプのものが用いられている。ここで、
各二本のリング20,20は、図3(A)に示されるよ
うに、それらの最大離間方向幅Wが丸穴15の直径Dに
対して、当該直径Dを1としたときに、0.8となる離
間方向幅に設定されている。
【0015】従って、リング20,20と、用紙13
は、図3(A)中左右方向に相対移動できるとした場合
の許容量は、前記直径Dと最大離間幅寸法Wとの差の1
/2である寸法C1となり、その移動量を極く僅かなも
のとすることができる。この一方、リング20,20と
用紙13は、図3(B)に示されるように、両者の上下
方向における相対移動量の許容量は、前記直径Dを横切
った対称位置までの差である寸法C2となり、当該方向
における移動量も小さくすることができる。ここで、移
動の許容量C1,C2は、理論的な量であって、実際に
は、図4に示されるように、リング20の円弧形状によ
り、多数枚の用紙13には、矢印で示されるように、表
裏からある程度の締付力が作用することとなる。従っ
て、用紙13は、筆記に際して殆ど移動することがない
状態に保たれる。
【0016】従って、このような実施例によれば、用紙
Pの移動許容量は理論上C1及びC2の範囲に制限され
ているため、従来のような面方向への大きな移動を規制
することが可能となり、筆記に際しての支障を効果的に
回避することができる。しかも、リング20,20の最
大離間方向幅Wは、丸穴15の直径に対して、前述した
許容量C1,C2を有する関係に設けられているため、
用紙一枚毎の捲り操作をスムースに行うことができる
他、ツインリングを丸穴15に挿入する際の作業も不都
合なく行うことができる。
【0017】なお、前記実施例では、綴じ穴が丸穴15
によって形成された場合を図示、説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、用紙13の綴じ込み縁
に対して円弧状の形成縁を備えた穴であってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用紙の面方向への移動が非常に僅かなものとなり、支障
なく筆記が行えるとともに、用紙の捲り操作も不都合な
く行える、という従来にない優れた効果を奏するノート
類を提供することができる。また、各二本のリング間の
寸法を極力小さくすると同時に、リングを構成する線の
太さを細くし、これに対応して穴の径も小さくすること
が可能となる。更に、本発明では、綴じ穴に沿ってミシ
ン目を設けた用紙を採用した場合でも、綴じ穴を破損す
ることなくミシン目位置にて分離することができる。
【0019】また、前記綴じ穴の最大径若しくは直径を
1としたときに、各二本のリングの最大離間方向幅を、
0.7〜0.8の関係に設定した場合には、良好な捲り
操作性と、面方向への移動も殆ど生じることがないノー
ト類を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るメモ帳の概略斜視図。
【図2】表表紙を裏表紙側に捲った状態の要部概略拡大
平面図。
【図3】(A)及び(B)は実施例の作用を説明するた
めの部分平面図。
【図4】前記メモ帳の概略側面図。
【図5】スパイラルリングを用いた従来のノートの概略
斜視図。
【図6】図5の概略平面図。
【図7】ツインリングを用いた従来のノートの概略斜視
図。
【図8】図7の概略平面図。
【符号の説明】
10 メモ帳(ノート類) 13 用紙 15 丸穴(綴じ穴) 16 ツインリング(綴じ具) 20 リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−297146(JP,A) 特開 平8−67084(JP,A) 特開 平1−290499(JP,A) 実公 昭14−8514(JP,Y1) 登録実用新案3023080(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 1/00 - 15/00 B42F 13/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に綴じ穴が形成された多数枚の用
    紙と、前記綴じ穴に挿入されて前記用紙を綴じ込む綴じ
    具とを備えたノート類において、 前記綴じ穴は用紙の綴じ込み縁に対して円弧状の形成縁
    を有する穴により形成される一方、前記綴じ具は各穴に
    二本ずつ挿入される構成を備えたツインリングからな
    り、 前記二本のリング間の最大離間方向幅は、前記綴じ穴の
    最大径を1としたときに、0.6〜0.9の離間方向幅
    に設定されていることを特徴とするノート類。
  2. 【請求項2】 一端側に綴じ穴が形成された多数枚の用
    紙と、前記綴じ穴に挿入されて前記用紙を綴じ込む綴じ
    具とを備えたノート類において、 前記綴じ穴は略円形の穴により形成される一方、前記綴
    じ具は各穴に二本ずつ挿入される構成を備えたツインリ
    ングからなり、 前記二本のリング間の最大離間方向幅は、前記綴じ穴の
    直径を1としたときに、0.6〜0.9の離間方向幅に
    設定されていることを特徴とするノート類。
  3. 【請求項3】 前記最大離間方向幅は、0.7〜0.8
    に設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    のノート類。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3023080U (ja) 1995-07-21 1996-04-12 司朗 東川 ダブルリング綴じ製本構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3023080U (ja) 1995-07-21 1996-04-12 司朗 東川 ダブルリング綴じ製本構造

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