JP3458777B2 - 無線送信装置、及びその送信チャネル設定方法 - Google Patents

無線送信装置、及びその送信チャネル設定方法

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JP3458777B2
JP3458777B2 JP20738599A JP20738599A JP3458777B2 JP 3458777 B2 JP3458777 B2 JP 3458777B2 JP 20738599 A JP20738599 A JP 20738599A JP 20738599 A JP20738599 A JP 20738599A JP 3458777 B2 JP3458777 B2 JP 3458777B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数グループが
設定された通信システムに用いる無線送信装置、およ
び、無線送信装置の周波数チャネル設定方法に関し、特
に特定小電力無線設備を用いた産業機器のテレコントロ
ール装置やテレメータ装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の周波数チャネルの中から1
つの周波数チャネルを選択して通信を行う無線通信シス
テムが知られている。このような無線通信システムにお
いては、使用したい周波数チャネルが空いているかどう
かをチェックする「キャリアセンス」機能、および、送
信開始時に固有の「呼出名称」を送信する機能を備える
ことが、法規上義務付けられている場合がある。一例と
しては、429MHz帯の10mW特定小電力無線設備
を使用した、単向通信方式または単信方式による連続通
信があり、電波システム開発センター発行の規格書「R
CR STD−16A」で知られている。
【0003】このような無線通信方式においては、周波
数チャネルとして429.2500MHzから429.
7375MHzまで、12.5kHz間隔の40波(チ
ャネル)が使用されている。そして、この無線通信方式
では無線送信装置の電源投入直後であって、所要の送信
データの送信を開始する前に、キャリアセンスを行うよ
うになされている。このため、無線送信装置は、電源が
投入された直後は、一旦、無線通信部を受信状態にし
て、順次キャリアセンスを行って空きチャネルをチェッ
クする。つまり、先ず40波の受信チャネルの内、任意
の受信チャネルでキャリアセンスを行い、その受信チャ
ネルでキャリアが検知され、そのチャネルが使用されて
いると判別した時は、次の受信チャネルに切り換えてキ
ャリアセンスを行うといった動作を、使用されていない
空きチャネルが見つかるまで繰り返し行うようにしてい
る。そして、空きチャネルが見つかった時点でキャリア
センスを終了し、無線通信部を空きチャネルに対応した
送信チャネル(送信周波数)にセットして、所要の送信
データの送信を開始するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような無線送信装置における送信チャネルの設定方法
によれば、キャリアセンスにより空きチャネルが見つか
った時点で、その空きチャネルを送信チャネルに設定し
ているため、その送信チャネルの近傍チャネルを他の無
線局(以下、「他局」という)が利用していることがあ
る。
【0005】この場合、他局が離れた場所で使用されて
いれば、実用上、特に問題ないが、、その距離が近いと
他局により混信妨害を受け、通信到達距離が短くなった
り、場合によっては操作不能になる恐れがあった。
【0006】本発明は、このような点を鑑みてなされた
ものであり、他局からの混信妨害等の影響を、ほとんど
受けることのない無線送信装置、及びその送信チャネル
設定方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の周波数チャネルから所定の空きチ
ャネルを送信チャネルに設定して送信を行う無線送信装
置であって、複数の周波数チャネルから空きチャネルを
検知するキャリアセンスと、所定の送信チャネルが設定
された際に、その送信チャネルにより所要の送信データ
を送信することができる通信手段と、キャリアセンスに
より、キャリアが検知された周波数チャネル、及びキャ
リアが検知された周波数チャネルのチャネル間隔値をキ
ャリア情報として記憶する記憶手段と、送信チャネルを
選定する際に、記憶手段に記憶されているキャリア情報
により、キャリアが検知された周波数チャネルの影響を
受けていない空きチャネルを算出し、その空きチャネル
が通信手段の送信チャネルとなるように設定する送信チ
ャネル設定手段とを備えるようにした。
【0008】そして、キャリアが検知された周波数チャ
ネルの影響を受けていない空きチャネルは、キャリアが
検知された周波数チャネルから最も離れている空きチャ
ネルとした。また、送信チャネル設定手段は、通信手段
により複数の周波数チャネルを1チャネルおきにキャリ
アセンスさせるようにした。また、送信チャネル設定手
段は、複数の周波数チャネルを複数のグループに分割
し、通信手段により、何れかのグループに含まれる周波
数チャネルをキャリアセンスさせるようにした。
【0009】複数の周波数チャネルから所定の空きチャ
ネルを送信チャネルに設定する無線送信装置の送信チャ
ネル設定方法であって、キャリアセンスにより、複数の
周波数チャネルの内、キャリアが検知された周波数チャ
ネル、及びキャリアが検知された周波数チャネルのチャ
ネル間隔値を記憶しておき、送信チャネルを選定する際
に、キャリアが検知された周波数チャネル、及びチャネ
ル間隔値により、キャリアが検知された周波数チャネル
の影響を受けていない空きチャネルを送信チャネルとし
て設定するようにした。
【0010】本発明によれば、送信チャネルを選定する
際に、キャリアセンスにより検知された周波数チャネ
ル、及びその周波数チャネルのチャネル間隔値から、キ
ャリアセンスが検知された周波数チャネルの影響を受け
ていない、例えばキャリアが検知された周波数チャネル
から最も離れた空きチャネルを、各無線受信装置に対す
る送信チャネルとして設定するようにしているため、他
局による混信妨害等の影響が殆どない通信を実現するこ
とが可能になる。また、使用可能な複数の周波数チャネ
ルを1チャネルおきにキャリアセンスさせる、又は複数
のグループに分割し、何れかのグループに含まれる全て
の周波数チャネルをキャリアセンスさせることで、キャ
リアセンスに要する時間を短くすることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、特定小電力無線設備を使用して送信装置側で受信装
置側の被制御機器の遠隔制御を行う無線通信システムを
例にとって説明する。なお、本実施の形態の無線通信シ
ステムは、例えば特定小電力の無線通信方式とされてい
ることから、周波数チャネルとして429.2500M
Hzから429.7375MHzまで、12.5kHz
間隔の40波(チャネル)が使用可能とされる場合を想
定して説明する。
【0012】図1は、上記したような特定小電力無線設
備に使用される無線送信装置及び無線受信装置の概要構
成を示したブロック図である。この図1(a)は、無線
送信装置の概要を示したブロック図、同図(b)は、同
図(a)に示す無線送信装置と対になる無線受信装置の
概要を示したブロック図である。この図1(a)におい
て、1は操作部、2はマイクロプロセッサ、3は特定小
電力の高周波部、4は送信アンテナを示している。
【0013】この図1(a)に示す無線送信装置は、例
えば遠隔制御用の操作部1が電源スイッチを兼ねてお
り、操作部1は例えば複数のトグルスイッチにより構成
される。トグルスイッチは、中立位置において2つの出
力端子の両方がオフ状態、一端側,他端側への投入位置
においていずれか一方の出力端子がオン状態となるよう
な構造の操作スイッチとされる。例えばトグルスイッチ
を車載用クレーンの遠隔制御に用いる場合、クレーンの
左旋回命令,右旋回命令、ブームの伸縮、ウインチの巻
上・巻下、ブームの起伏等の対の主操作の制御動作を行
うことができる。
【0014】また操作部1には、1出力端子型のタクト
スイッチを備え、各種のモード切替、フック格納等の副
操作を行う場合や、ピストルの引き金(トリガ)の形状
をしたコントロールレバーを備え、リニア出力と呼ばれ
るアナログレベルの操作量を出力し、主操作で指示され
た1つの制御命令に関して連続的に変化する制御量を遠
隔制御できるようにしたものもある。
【0015】マイクロプロセッサ2は、操作部1の操作
スイッチが操作され、操作部1から操作量に対応した操
作信号が入力されると、図示しない電源から電圧が供給
されて起動する。そして、その後は、この操作スイッチ
の操作がオフ状態となっても電源をオン状態に維持する
ようにし、いずれの操作スイッチも所定時間、例えば3
秒間にわたって操作されないときを検出して電源をオフ
とする。なお、破線で示すように、別途に電源スイッチ
1aを設け、当該無線送信装置の電源オン/オフを行う
ようにしても良い。
【0016】なお、上述した操作部1にコントロールレ
バーを備える場合には、図示しないA/D変換器でアナ
ログ電圧をディジタル化してマイクロプロセッサ2に入
力するものとする。
【0017】マイクロプロセッサ2は、特定小電力高周
波部(以下、単に「高周波部」という)3に接続され、
高周波部3の制御を行うことができる。高周波部3は、
予め決められている複数の周波数チャネルに対応した周
波数にセットすることができる例えばPLL(Phase Lo
cked Loop )発振回路等を備えている。
【0018】マイクロプロセッサ2は、例えば当該無線
送信装置の電源投入直後は、高周波部3が受信状態とな
るように制御すると共に、その詳細については後述する
が、高周波部3により使用可能な40チャネルから所望
の送信チャネルを選定するためにキャリアセンスを実行
させる。そして、高周波部3からキャリアセンス結果と
して、例えば受信強度を電圧レベルで表したRSSIレ
ベルのデータから所要のキャリア情報を得、例えばEE
P−ROM(Electrically Erasable and Programmable
Read only memory )からなるメモリ2aに記憶させる
ようにしている。
【0019】そして、キャリアセンス終了後、マイクロ
プロセッサ2は、メモリ2aに記憶させたキャリアセン
ス情報により送信チャネルを選定した後、高周波部3を
その送信チャネルに設定するための周波数設定信号を出
力する。これにより、高周波部3は、上記送信チャネル
に対応した周波数にセットされる。
【0020】そしてマイクロプロセッサ2は、操作部1
の操作に対応した操作情報を多重化して送信データを作
成して高周波部3に出力する。これにより、高周波部3
は、この送信データで搬送波を変調して送信アンテナ4
から送信するようにしている。
【0021】一方、図1(b)に示す無線受信装置にお
いて、11は受信アンテナ、12は高周波部、13はマ
イクロプロセッサ、13aはメモリ、14は被制御機器
をそれぞれ示している。
【0022】図1(b)に示す無線受信装置では、受信
アンテナ11で受けた上記無線送信装置からの電波を高
周波部12において復調し、マイクロプロセッサ13に
受信データとして出力する。マイクロプロセッサ13
は、メモリ13aに予め記憶されている制御プログラム
により、電源投入後、受信周波数の設定変更を繰り返し
行い、対となる無線送信装置からの呼出名称によって電
波を検出すると受信周波数を固定する。
【0023】次に、マイクロプロセッサ13は高周波部
12で受信された受信データを多重分離した後、例えば
図示しないD/A変換器によりアナログ出力(例えば、
電圧またはパルス幅)に変換して被制御機器14に出力
する。被制御機器14においては、操作部1から操作情
報に応じた制御が実行されることになる。
【0024】以下、上記したような本実施の形態の無線
送信装置における送信チャネルの設定方法について説明
する。本実施の形態の無線送信装置は、上述したよう
に、例えば操作部1が操作され、電源投入されると、マ
イクロプロセッサ2により高周波部3が受信状態にセッ
トされ、送信可能な空きチャネルを設定するためのキャ
リアセンスを行うように制御される。
【0025】本実施の形態の無線送信装置は、上記した
従来の無線送信装置のキャリアセンスのように、使用可
能な40波の周波数チャネルf0 〜f39の中から空きチ
ャネルが見つかった時点で、キャリアセンスを終了する
のではなく、空きチャネルの有無に関わらず、使用可能
な40波の周波数チャネルf0 〜f39の内、例えば周波
数チャネルf1 ,f3 ,f5 ・・・f39といったように
1波間隔で20チャネルのキャリアセンスを行うように
している。
【0026】そして、高周波部3において、各周波数チ
ャネルごとに検知されたキャリアセンスデータは、マイ
クロプロセッサ2に供給される。マイクロプロセッサ2
は、高周波部3から供給されるアナログのキャリアセン
スデータを図示しないA/D変換器でデジタル変換した
後、所定の閾値Thとの比較を行い、その比較結果に基
づいて、キャリアセンスを行った各周波数チャネルが空
きチャネルであり、また、送信チャネルに適しているか
どうかの判別を行うようにしている。
【0027】ここで、本実施の形態の無線送信装置にお
いて実行されるキャリアセンス動作を、図2を用いて説
明する。図2(a)は、本実施の形態の無線送信装置が
使用可能な周波数チャネルの使用状況の一例を示したス
ペクトラム波形図、同図(b)は、同図(a)に示した
一部の周波数チャネルの間隔を拡げて示した図である。
【0028】この図2(a)に示す例では、例えば使用
可能な40チャネル(周波数チャネルf0 〜f39)の
内、周波数チャネルf1 ,f6 ,f9 ,f30,f33,f
34,f 38が他の無線局(他局)により使用されている状
態が示されている。
【0029】このような他局による周波数チャネルの使
用状態のもとで、本実施の形態の無線送信装置において
送信チャネル設定のためのキャリアセンスを行う時は、
例えばマイクロプロセッサ2により高周波部3の受信チ
ャネルがf1 にセットされ、受信チャネルf1 のキャリ
アセンスを行う。受信チャネルf1 は、図2(b)にも
示すように、既に他局により使用されていることから、
高周波部3において検知され、マイクロプロセッサ2に
送られてくるキャリアセンスレベルは、図2(b)に示
す閾値Th以上となるので、マイクロプロセッサ2は、
受信チャネルf1 は他局により使用中と判別することに
なる。
【0030】次に、高周波部3は、その受信チャネルが
3 にセットされ、受信チャネルf 3 のキャリアセンス
を行う。この場合、受信チャネルf3 は、他局で使用さ
れていないので、高周波部3において検知され、マイク
ロプロセッサ2に送られてくるキャリアセンスレベル
は、図2(b)からもわかるように、閾値Th以下とな
り、マイクロプロセッサ2は、受信チャネルf3 は空き
チャネルと判別する。
【0031】次いで高周波部3は、その受信チャネルが
5 にセットされ、受信チャネルf 5 のキャリアセンス
を行う。受信チャネルf5 は、図2(b)に示すよう
に、その受信チャネル自体は、他局により使用されてい
ないものの、隣接する周波数チャネルf6 が他局で使用
されている。そして、受信チャネルf5 で検知されるキ
ャリアセンスレベルは、受信チャネルf5 に隣接する周
波数チャネルf6 のキャリアの漏洩電力によって、その
キャリアセンスレベルが閾値Th以上となっている。従
って、マイクロプロセッサ2は、受信チャネルf5 を使
用チャネルと判別することになる。以降、このような高
周波部3によるキャリアセンスを1チャネルおきに最終
の周波数チャネルf39まで行い、各受信チャネルの使用
状態を判別するようにしている。
【0032】即ち、本実施の形態の無線送信装置では、
使用可能な40チャネルの内、1チャネルおきに20チ
ャネルのキャリアセンスを行い、各チャネルが他局によ
り使用されていないかどうか、或いはそのチャネルに隣
接しているチャネルが他局により使用されていないかど
うかチェックするようにしている。
【0033】そして、本実施の形態では、上記したよう
なキャリアセンスにより得られる各チャネルの使用状況
から他局により使用されている使用チャネル、及び他局
により使用されている周波数チャネルに隣接しているチ
ャネルから最も離れている空きチャネル、例えば図2
(a)に示す周波数チャネルf19を送信チャネルに設定
するようにしている。これにより、対になる無線受信装
置との間で無線通信を行った場合でも他局の混信妨害等
の影響を殆ど受けないようにしている。
【0034】図3は、上記したような本実施の形態の無
線送信装置による送信チャネルの設定を実現するための
マイクロプロセッサ2の動作の一例を示したフローチャ
ートである。この場合、マイクロプロセッサ2は、ステ
ップS11において、高周波部3を所定の受信周波数チ
ャネルに設定するための周波数設定信号を供給し、高周
波部3の受信周波数チャネルを、所定の受信周波数チャ
ネルにセットする。例えば、本実施の形態では受信周波
数チャネルをf1 に設定する。次に、ステップS12に
おいて、高周波部3によりキャリアセンスを行わせる制
御を実行させる。これにより、高周波部3は、上記ステ
ップS11において設定された受信周波数チャネルf1
のキャリアセンスを実行し、そのキャリアセンスデータ
がマイクロプロセッサ2に返送されてくる。
【0035】ステップS13においては、マイクロプロ
セッサ2は、高周波部3からのキャリアセンスデータに
より、所定の受信周波数チャネルにおけるキャリアの有
無を判別し、キャリアが有ればステップS18に進み、
キャリアが無ければステップS14に進む。ステップS
14では、キャリアが検知された周波数チャネルのチャ
ネル間隔を計算するために、例えばマイクロプロセッサ
2内に設けられている図示しないカウンタのカウント値
をアップさせた後、ステップS15に進む。なお、この
チャネル間隔値を求めるためのカウンタは、上記ステッ
プS13においてキャリア有りと判別された際に、その
都度リセットされる。
【0036】ステップS15では、キャリアが無いと判
別された受信周波数チャネルをメモリ2aに記憶させた
後、ステップS16に進む。ステップS16では、キャ
リアセンスが終了したかどうかの判別を行い、キャリア
センスが終了していなければ、ステップS17に進ん
で、受信周波数チャネルを次のチャネルに変更した後、
ステップS11からの処理を実行する。つまり、例えば
受信周波数チャネルが周波数チャネルf39であれば、キ
ャリアセンスを終了し、そうでなければ受信周波数チャ
ネルを1チャネル間隔で変更する。
【0037】一方、ステップS13において、高周波部
3からのキャリアセンス結果により、キャリアセンスを
行った受信周波数チャネルにキャリア有りと判別された
場合は、ステップS18に進み、上記キャリア間隔をカ
ウントしているカウンタ値の値がこれまでで最大かどう
かの判別を行い、カウンタ値が最大、つまりキャリアの
間隔値が最大の時は、ステップS19に進み、そのカウ
ンタ値、及びその時の受信周波数チャネルをメモリ2a
に記憶させてステップS20に進む。
【0038】またステップS18において、キャリアが
検知された受信周波数チャネルのキャリア間隔が最大で
なければ、ステップS19の処理を行うことなく、ステ
ップS20に進む。ステップS20では、キャリアが有
ると判別された受信周波数チャネルをメモリ2aに記憶
させて後、ステップS16の処理動作に戻ることにな
る。
【0039】そして、ステップS16において、キャリ
アセンスが終了したと判別した場合は、ステップS21
以降の送信周波数チャネルの選定するための処理を実行
する。ステップS21では、上記したステップS11か
らステップS20に示した処理動作により、送信周波数
チャネルとして選定することができる周波数チャネルが
有るかどうかの判別を行う。
【0040】例えば、上記ステップS11からステップ
S20の処理により、キャリアセンスを行った受信周波
数チャネルが全てキャリア有りと判別された場合は、送
信周波数チャネルとして選定することができる周波数チ
ャネルが無いので、その場合は選定周波数が無いと判別
して、ステップS11に戻り、ステップS11からの処
理を再度実行する。
【0041】一方、ステップS21において、キャリア
の無い受信周波数チャネルが有り、送信周波数チャネル
として選定することができる周波数チャネルが有る時
は、ステップS22に進み、上記ステップS19におい
て、メモリ2aに記憶されたキャリア間隔値、及び受信
周波数チャネルといったキャリア情報から、送信周波数
チャネルとなる選定周波数チャネルを計算により求め
る。例えばメモリ2aに記憶される最大キャリア間隔値
をB、そのときの受信周波数チャネルをDとすると、送
信周波数チャネルfsは、fs=D−((B+2)/
2)といった計算により求めることができる。
【0042】具体的には、例えば他局のチャネル使用状
況が、先に図2(a)に示したような状況の場合は、ス
テップS19においてメモリ2aに記憶される最大キャ
リア間隔値Bは「18」、そのときの受信周波数チャネ
ルDは「29」となるので、送信周波数チャネルは、図
2(a)にも示すように他局により使用されている周波
数チャネルから最も離れた周波数チャネルf19を選定す
ることができる。
【0043】次に、ステップS23において、上記計算
により求めた選定周波数チャネルに受信周波数チャネル
を設定した後、ステップS24に進み、ステップS24
において、高周波部3により、再度キャリアセンスを実
行させる。そして、ステップS25において、その受信
周波数チャネルにおけるキャリアの有無の判別を行い、
キャリアが無いと判別した場合は、ステップS27に進
んで、高周波部3の周波数チャネルを、その受信周波数
チャネルに対応した送信周波数チャネルに設定するよう
にしている。なお、ステップS25において、キャリア
が検知された時は、その周波数チャネルが使用チャネル
になったと判断して、ステップS26においてキャリア
有りチャネルとしてメモリ2aに記憶させた後、ステッ
プS21に戻って再度周波数チャネルの選定処理を行う
ようにしている。
【0044】これにより、本実施の形態の無線通信装置
においては、キャリアセンスにより検知された空きチャ
ネルの内、他局の使用チャネルから最も離れた空きチャ
ネルを送信周波数チャネルに設定することができる。
【0045】なお、本実施の形態では、他局の使用チャ
ネルから最も離れている空きチャネルを送信チャネルに
設定する場合を例に挙げて説明したが、送信チャネル
は、他局の使用チャネルから混信妨害等が殆ど生じない
と考えられる所定のチャネル数(例えば2チャネル以
上)だけ離間された空きチャネルを送信チャネルとして
設定することも当然可能である。
【0046】なお、本実施の形態では、使用可能な40
チャネルの内、1チャネルおき20チャネルのキャリア
センスを行う場合を例に挙げて説明したが、使用可能な
40チャネル全てのキャリアセンスを行い、そのキャリ
アセンス結果から最も混信妨害等を受けにくい空きチャ
ネルを送信チャネルに設定するようにしても良い。
【0047】但し、1チャネルおきに20チャネルのキ
ャリアセンスを行って、40チャネルの中から、最も混
信妨害等を受けにくい空きチャネルを送信チャネルに設
定したほうが、キャリアセンスに要する時間をそれだけ
短くすることができるといった利点もある。
【0048】また、例えば使用可能な40チャネルを幾
つかのグループに分けて、そのグループに含まれる全て
の周波数チャネルのキャリアセンスを行い、そのキャリ
アセンス結果から最も混信妨害等を受けにくい空きチャ
ネルを送信チャネルに設定することも可能である。この
場合、例えば或るグループの周波数チャネルが全て他局
により使用されているときは、残りのグループに含まれ
る全ての周波数チャネルのキャリアセンスを行って、最
も混信妨害等を受けにくい空きチャネルを送信チャネル
に設定したり、或いは、残りのグループに含まれる周波
数チャネルを順次キャリアセンスし、空きチャネルを検
知した時点で、その空きチャネルを送信チャネルに設定
するようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信チャネルを選定する際に、キャリアセンスにより検
知された周波数チャネルの間隔から、キャリアが検知さ
れた周波数チャネルの影響を受けていない空きチャネル
を送信チャネルに設定することができるため、混信妨害
等の殆ど無い通信ラインを対になる無線受信装置との間
に構築することができる。例えば、送信チャネルとし
て、他局のキャリアが検知された周波数チャネルから最
も離れている空きチャネルを利用すれば、混信妨害等が
殆ど無い通信を行うことが可能になる。
【0050】また、使用可能な複数の周波数チャネルを
1チャネルおきにキャリアセンスさせる、又は複数のグ
ループに分割し、何れかのグループに含まれる全ての周
波数チャネルをキャリアセンスさせることで、キャリア
センスに要する時間を短くすることができるといった利
点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされる無線送信装置、及
び対になる無線受信装置の概要を示したブロック図であ
る。
【図2】本実施の形態の無線送信装置が利用可能な周波
数チャネルのスペクトラム波形を示した図である。
【図3】本実施の形態の無線送信装置による送信チャネ
ルの設定方法を実現するためのマイクロプロセッサ2の
処理動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 操作部、2 13 マイクロプロセッサ、2a 1
3a メモリ、3 12高周波部、4 送信アンテナ、
11 受信アンテナ、14 被制御機器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−252272(JP,A) 特開 平11−41192(JP,A) 特開 平5−211473(JP,A) 特開 平8−23567(JP,A) 特開 平11−136743(JP,A) 特表2001−501793(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 1/00 H04B 7/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周波数チャネルから所定の空きチ
    ャネルを送信チャネルに設定して送信を行う無線送信装
    置であって、 上記複数の周波数チャネルから空きチャネルを検知する
    キャリアセンスと、所定の送信チャネルが設定された際
    に、その送信チャネルにより所要の送信データを送信す
    ることができる通信手段と、 上記キャリアセンスにより、キャリアが検知された周波
    数チャネル、及び上記キャリアが検知された周波数チャ
    ネルのチャネル間隔値をキャリア情報として記憶する記
    憶手段と、 上記送信チャネルを選定する際に、上記記憶手段に記憶
    されているキャリア情報により、上記キャリアが検知さ
    れた周波数チャネルの影響を受けていない空きチャネル
    を算出し、その空きチャネルが上記通信手段の送信チャ
    ネルとなるように設定する送信チャネル設定手段と、 を備えていることを特徴とする無線送信装置。
  2. 【請求項2】 上記キャリアが検知された周波数チャネ
    ルの影響を受けていない空きチャネルは、上記キャリア
    が検知された周波数チャネルから最も離れている空きチ
    ャネルとすることを特徴とする請求項1に記載の無線送
    信装置。
  3. 【請求項3】 上記送信チャネル設定手段は、上記通信
    手段により複数の周波数チャネルを1チャネルおきにキ
    ャリアセンスさせることを特徴とする請求項1に記載の
    無線送信装置。
  4. 【請求項4】 上記送信チャネル設定手段は、複数の周
    波数チャネルを複数のグループに分割し、上記通信手段
    により、何れかのグループに含まれる周波数チャネルを
    キャリアセンスさせることを特徴とする請求項1に記載
    の無線送信装置。
  5. 【請求項5】 複数の周波数チャネルから所定の空きチ
    ャネルを送信チャネルに設定する無線送信装置の送信チ
    ャネル設定方法であって、 キャリアセンスにより、上記複数の周波数チャネルの
    内、キャリアが検知された周波数チャネル、及び上記キ
    ャリアが検知された周波数チャネルのチャネル間隔値を
    記憶しておき、 上記送信チャネルを選定する際に、上記キャリアが検知
    された周波数チャネル、及び上記チャネル間隔値によ
    り、上記キャリアが検知された周波数チャネルの影響を
    受けていない空きチャネルを送信チャネルとして設定す
    ることを特徴とする無線送信装置の送信チャネル設定方
    法。
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