JP3457766B2 - 流動床ボイラの燃料供給装置 - Google Patents

流動床ボイラの燃料供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、流動床ボイラの燃料供
給装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図4に従来の流動床ボイラの燃料供給系
統を示している。空気により燃料を搬送し、炉底から炉
内へ燃料を供給する流動床ボイラでは、燃料ホッパ1か
ら制御された流量の燃料を供給する供給機2により、ベ
ンチュリ式もしくは流動床式混入器3に燃料が供給され
る。 【0003】流動床式混入器3に供給された燃料は、混
入器3に投入される燃料搬送用の1次空気4によって搬
送され、燃料搬送管5、燃料遮断弁6、燃料ノズル7を
通って流動床炉内8へ供給されるようになっているが、
ボイラトリップ時の燃料搬送管5内の残留燃料は、直
後、炉内へパージするか、或いはその儘に放置していた
のが実情である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このようなボイラトリ
ップ時における従来の処理方法の場合、次のような問題
があった。処理法の1つとしてのトリップ時の燃料搬送
管5内の残留燃料を炉内へパージする方法の場合は、流
動床炉内8で余熱による燃料の凝集(アグロメレーショ
ン)が発生する可能性があった。 【0005】一方、トリップ時に、残留燃料をパージせ
ず、燃料搬送管5内にそのままにしていた場合には、残
留燃料の自然酸化昇温が発生し、燃料搬送管5、並びに
関係機器の火災による損傷の恐れが存在していた。 【0006】本発明は、混入器型式としてベンチュリ式
は用いず、容積の大きい流動床式混入器3を採用した流
動床ボイラにおいて、ボイラトリップ時に燃料搬送管内
に残留する燃料を流動床式混入器側へパージ可能とした
燃料供給装置を提供することを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、固体燃料を貯
蔵する燃料ホッパと、該ホッパから制御された量の固体
燃料を供給する燃料供給機と、該燃料供給機から供給さ
れる燃料を搬送用の1次空気と混合する流動床式混入器
と、該流動床式混入器と流動床ボイラ底部を接続する燃
料搬送管と、該燃料搬送管から搬送される燃料を炉底か
ら炉内へ供給する燃料ノズルと、前記燃料搬送管の燃料
ノズルの上流に設けられた燃料遮断弁とを持つ流動床ボ
イラの燃料供給装置における前記課題を解決するため、
次の構成の燃料供給装置を提供する。 【0008】すなわち、本発明による燃料供給装置で
は、前記燃料遮断弁のすぐ上流位置で前記燃料搬送管に
接続され、途中にイナートガス遮断弁を具え、ボイラト
リップ時にその燃料搬送管内の残留燃料を前記流動床式
混入器へパージするためのイナートガス供給管を有する
構成を採用する。 【0009】 【作用】本発明による燃料供給装置では、前記した構成
のイナートガス遮断弁つきのイナートガス供給管を有し
ていて流動床ボイラトリップ時に、このイナートガス供
給管からイナートガスを供給して燃料搬送管内の残留燃
料のパージができるので燃料搬送管内の残留燃料の自然
酸化昇温がない。 【0010】また、混入器を流動床式混入器とする事に
より、混入器内に燃料を溜める事ができるので、前記し
たように燃料搬送管内からパージされた燃料をこの流動
床式混入器に受け入れる事ができる。さらに、本発明に
よる燃料供給装置では、炉内へ残留燃料をパージしない
ので、炉内での燃料のアグロメレーションの恐れがな
い。 【0011】 【実施例】以下、本発明による燃料供給装置について図
1に示した一実施例に基づいて具体的に説明する。な
お、以下の実施例において、図4に示した従来の装置と
同じ構成の部分には説明を簡単にするため同じ符号を付
してある。 【0012】図1に示す流動床ボイラの燃料供給装置に
おいて、燃料ホッパ1から制御された流量の燃料を供給
する燃料供給機2により流動床式混入器3に供給された
燃料は従来のものと同様、流動床式混入器3に投入され
る1次空気4によって燃料搬送管5及び燃料遮断弁6を
通って燃料ノズル7から流動床炉内8の底部に供給され
る。 【0013】図2はこの流動床式混入器3の作用説明図
であり、底部が円錐状のホッパに作られた竪円筒状の混
入器3本体側上方より、燃料供給機2からの供給管によ
り、燃料は斜め下方に投入される。燃料石炭粒子の流動
化と搬送の役割を担う1次空気4は1段当たり複数の下
向き接線方向の旋回流を生ずる噴出ノズルを有する複数
段のヘッダ構成によって導かれ、燃料石炭を攪拌し巻き
あげることで流動化し、両者が良く混和した状態で上部
の燃料搬送管5よりボイラに向かうようになっている。 【0014】一方、図1に示す燃料供給装置では、燃料
遮断弁6のすぐ上流の位置で燃料搬送管5にイナートガ
ス供給管9が接続されており、イナートガス供給源から
供給されたイナートガスは、このイナートガス供給管9
及びイナートガス遮断弁10を通り燃料遮断弁6のすぐ
上流の燃料搬送管5に流入可能に構成されている。 【0015】図1の燃料供給装置は以上の構成を有して
おり、ボイラトリップ時、燃料遮断弁6が閉となり、そ
の後イナートガス遮断弁10を開とする事でイナートガ
ス供給管9から流れるイナートガスにより燃料搬送管5
の中の残留燃料を流動床式混入器3へパージする。 【0016】なお、このイナートガスによる残留燃料の
パージ操作は、ボイラトリップ時の操作なので、当然、
自動的に操作が行われる。図3にボイラトリップ時の燃
料搬送管5のイナートガスによる自動パージシーケンス
を示してある。このシーケンスは、燃料遮断弁6及びイ
ナートガス遮断弁10の制御が自動的に選択されている
ことが前提となる。 【0017】ボイラトリップにより、先ず燃料遮断弁6
閉指令が出され、同弁6の全閉を確認の後、イナートガ
ス遮断弁10の開指令が出され、同弁10が開となるこ
とで燃料搬送管5内のパージが開始される。そして一定
時間のパージ後、タイマーによりイナートガス遮断弁1
0を閉めるために同弁10への閉指令が出て、同弁10
全閉でパージ操作終了となる。 【0018】この装置によるパージ操作において、イナ
ートガスは圧力差を十分にとった圧力(例えば21ata
)であり、また、イナートガス供給管9は大きい容量
(例えば60m3 )のバッファタンクに連なっているの
で少々の使用量では圧力が低下しないのに対し、燃料搬
送管5、混入器3等の残圧は小さい(例えば6〜12at
a 程度)のでパージに必要な圧力差とガス量が充分に維
持される。 【0019】 【発明の効果】以上のとおり、本発明による流動床ボイ
ラの燃料供給装置では、燃料を搬送用の1次空気と混合
する混入器に流動床式のものを採用し、その混入器内に
燃料を溜める事ができるので、燃料搬送管内のパージさ
れた燃料をこの混合器に受け入れる事が可能となる。 【0020】そして本発明による燃料供給装置では、燃
料遮断弁のすぐ上流の燃料搬送管にイナートガス供給管
とイナートガス遮断弁を接続する事により、ボイラトリ
ップ時に燃料遮断弁を閉とした後、イナートガス遮断弁
を開とすることにより、燃料搬送管内の残留燃料を混入
器へパージできるので、燃料管内の残留燃料の自然酸化
昇温がない。 【0021】また、残留燃料を炉内ではなく混入器へと
パージするので炉内へパージした場合に考えられる炉内
での燃料のアグロメレーションの恐れがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る燃料供給装置の構成
図。 【図2】本発明による燃料供給装置で採用する流動床式
混入器の作用説明図。 【図3】図1に示した燃料供給装置における燃料搬送管
に対するイナートガスによるパージシーケンスを示す説
明図。 【図4】従来の燃料供給装置の構成図。 【符号の説明】 1 燃料ホッパ 2 燃料供給機 3 流動床式混入器 4 1次空気 5 燃料搬送管 6 燃料遮断弁 7 燃料ノズル 8 流動床炉内 9 イナートガス供給管 10 イナートガス遮断弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−91646(JP,A) 特開 昭59−145416(JP,A) 特開 昭61−231324(JP,A) 特開 平1−131811(JP,A) 特開 平7−167422(JP,A) 特開 平8−200665(JP,A) 実開 昭57−65949(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23K 3/00 302 F23C 10/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 固体燃料を貯蔵する燃料ホッパと、該ホ
    ッパから制御された量の固体燃料を供給する燃料供給機
    と、該燃料供給機から供給される燃料を搬送用の1次空
    気と混合する流動床式混入器と、該流動床式混入器と流
    動床ボイラ底部を接続する燃料搬送管と、該燃料搬送管
    から搬送される燃料を炉底から炉内へ供給する燃料ノズ
    ルと、前記燃料搬送管の燃料ノズルの上流に設けられた
    燃料遮断弁とを持つ流動床ボイラの燃料供給装置におい
    て、前記燃料遮断弁のすぐ上流位置で前記燃料搬送管に
    接続され、途中にイナートガス遮断弁を具え、ボイラト
    リップ時に前記燃料搬送管内の残留燃料を前記流動床式
    混入器へパージするためのイナートガス供給管を有する
    ことを特徴とする流動床ボイラの燃料供給装置。
JP10957095A 1995-05-08 1995-05-08 流動床ボイラの燃料供給装置 Expired - Fee Related JP3457766B2 (ja)

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