JP2680779B2 - 高温高圧灰処理システム - Google Patents
高温高圧灰処理システムInfo
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
る加圧流動床ボイラ等の、高温高圧雰囲気の燃焼室或い
はサイクロンおよびセラミックフィルタ等から排出され
る微粉状、粒状の灰を処理するための高温高圧灰処理シ
ステムに関する。
取り出す方法は種々提案されている。図8は従来の技術
の一例を示すもので、特開平4−306408号公報に
記載された高温高圧室からの排出物の排出処理方法及び
その装置の図である。図8において、101は高温高圧
室、102は排出物、103はトランスポータ、104
は輸送管、105は集塵装置、106は圧力空気供給回
路、107は減圧回路、108はブースタ、109は流
量制御弁である。
1から送りだされる排出物102の排出に先立ち、圧力
空気供給回路106からの高圧空気をトランスポータ1
03内に送入して昇圧し、高温高圧室101の内圧と略
同一圧力に達したのち高温高圧室101とトランスポー
タ103とを連通させ、次いで流量制御弁109および
その前後弁等を作動させて高温高圧室101内の排出物
102をトランスポータ103内に送入させる。
所定量供給したのち高温高圧室101とトランスポータ
103との間の各弁を閉じて減圧回路107の弁を開
き、トランスポータ103内の圧力をほぼ大気圧まで降
下させる。
供給回路106からの圧力空気をトランスポータ103
の上部および下部から送入するとともに各ブースタ10
8に送気する。これによってトランスポータ103の下
部でのブリッジの生成を防止させるほか、輸送管104
内においてブースタ108を通じて圧力空気供給回路1
06から送入される圧力空気によって冷却させながら排
出物102を集塵装置105内に送出させる。送出が完
了したら圧力空気供給回路106内の各弁を初期状態に
戻し、上記の排出物102の排出を繰り返し行う。
技術においては、高温高圧室からの排出物の取り出しに
際し、高温高圧室の雰囲気に悪影響を及ぼすことなく円
滑に、また搬送用の常温空気によって所定の温度まで冷
却しながら効果的に行うことが可能になるとしている。
しかしながら上記従来の技術においては、尚下記に示す
ような不具合を有するものであった。すなわち、 高温の排出物の輸送路中にブースタを設け、常温の
外気を吹き込むことによって冷却しながら搬送しようと
しているが、この方法では効率的な冷却を行うことは望
めず、また装置自体が大型化する。
構を設けることを提案しているが、冷却方法の詳細は開
示されていない。また連続的、かつ効率よく冷却排出す
る方法についても開示されていない。
たもので、簡潔な構成によって、高温高圧室から連続的
に灰を取り出しながら効率よく冷却し、灰貯留ホッパに
供給し、かつ上流側の運転圧力変動に影響されない、す
なわち燃焼排ガスの流入のない高温高圧灰処理システム
を提供することを目的としている。
請求の範囲に記載された高温高圧灰処理システムによっ
て達成される。すなわち、 (1) 高温高圧室からの灰を冷却しながら送給する少なく
とも1台の傾斜設置型スクリューフィーダと、スクリュ
ーフィーダからの灰を受け入れ冷却する少なくとも1台
の高圧バブリングクーラと、高圧バブリングクーラから
送給される冷却された灰を一時貯留する高圧灰ホッパ
と、常圧の灰貯留ホッパに送るための灰ロックホッパ
と、高圧灰ホッパと灰ロックホッパ間の均圧管と、灰ロ
ックホッパ出口からの灰を常圧灰貯留ホッパに送るため
の灰送給ラインおよびブロアとを有し、傾斜設置型スク
リューフィーダは、送給される灰によって出入口の圧力
変動を自己シールしつつ高温高圧室からの灰を冷却しな
がら高圧バブリングクーラに送り、高圧バブリングクー
ラは更に灰を常温近くまで冷却して高圧灰ホッパに送
り、灰ロックホッパは均圧管操作によって高圧灰ホッパ
と均圧にして高圧灰ホッパからの灰を受け入れ、灰ロッ
クホッパと高圧灰ホッパ間の流通を遮断し、減圧ライン
によって灰ロックホッパ内を減圧したのち、常圧灰貯留
ホッパへの灰送給ラインに送り、ブロアによって常圧灰
貯留ホッパに連続的に灰を冷却・排出する高温高圧灰処
理システム。
くとも1台のエル(L)バルブ等のシール装置と、エル
バルブ等のシール装置からの灰を受け入れ冷却する少な
くとも1台の高圧バブリングクーラと、高圧バブリング
クーラから送給される冷却された灰を一時貯留する高圧
灰ホッパと、常圧の灰貯留ホッパに送るための灰ロック
ホッパと、高圧灰ホッパと灰ロックホッパ間の均圧管
と、灰ロックホッパ出口からの灰を常圧灰貯留ホッパに
送るための灰送給ラインおよびブロアとを有し、エルバ
ルブ等のシール装置は、送給される灰によって出入口の
圧力変動を自己シールしつつ高温高圧室からの灰を高圧
バブリングクーラに通じ、高圧バブリングクーラは更に
灰を冷却して高圧灰ホッパに送り、灰ロックホッパは均
圧管操作によって高圧灰ホッパと均圧にして高圧灰ホッ
パからの灰を受け入れ、灰ロックホッパと高圧灰ホッパ
間の流通を遮断し、減圧ラインによって灰ロックホッパ
内を減圧したのち、常圧灰貯留ホッパへの灰送給ライン
に送り、ブロアによって常圧灰貯留ホッパに連続的に灰
を冷却・排出する高温高圧灰処理システム。
形状を有し、円筒下部の上面に灰投入口、円筒上部の下
面に灰送出口を備え、円筒外殻をジャケット構造とし、
円筒中心部のスクリュー軸を中空構造とし、上記円筒外
殻およびスクリュー軸内に冷却水を流通させてスクリュ
ーによって移動される灰を冷却しながら搬送するスクリ
ューフィーダ型冷却器であり、円筒外殻を耐圧構造と
し、円筒内に両端を耐圧シールされて支持された中空ス
クリュー軸の下部の灰入口側および上部の灰出口側に板
状スクリュー羽根を取り付け、上記中空スクリュー軸の
中間部に前記各板状スクリュー羽根に連続させて中空ス
クリュー羽根を取り付けたものである、(1)記載の高温
高圧灰処理システム。
箱状の流動室を有し、一端に高温灰の投入口、他端に冷
却された灰の送出口を設け、内部に冷却管を配設し、流
動室の低部を散気板となし、散気板の下部に風箱を形成
し、風箱内に送入した流動化気体を散気板を通じて噴出
させ、流動室の上部に噴出気体の排出口を設け、流動化
させた灰を冷却管との接触によって冷却させながら箱内
を通過させて送出し、流動室、風箱を圧力容器内に納
め、流動室の長手方向側壁を対面する2つの仕切板によ
って形成し、灰出入口と流動化気体出入口と冷却水出入
口とを前記圧力容器に挿通させて設け、風箱と散気板と
流動室とを複数に分割したものである(1) または(2)ま
たは(3)記載の高温高圧灰処理システム。である。以
下、本発明の作用等について実施例に基づいて説明す
る。
理システムの実施例を示す図で、図1は最も基本的な機
器によって構成された高温高圧灰処理システムの系統
図、図2は高圧ガスのシールシステムにエル(L)バル
ブを使用した場合の高温高圧灰処理システムの系統図で
ある。
ューフィーダ、2は高圧バブリングクーラ、3は高圧灰
ホッパ、4は灰ロックホッパ、5は均圧管、6はブロ
ア、7は高温高圧室、8は常圧灰貯留ホッパ、9は減圧
管、10は灰抜出し管、11はバブリングエア排出管、
12は灰送出管、13は灰送給ライン、14,15,1
6は灰送出管、17は加圧管である。
高温高圧雰囲気の燃焼室から排出され、サイクロンおよ
びセラミックフィルタ等の高温高圧室7を通じて排出さ
れる灰は、まず傾斜設置型スクリューフィーダ1内に入
る。
実施例を示す図で、同図において、51は円筒外殻、5
2はスクリュー羽根、53は中空スクリュー軸、54は
灰投入口、55は灰送出口、56,57,58は冷却水
入口、59,60,61は冷却水出口、62,63は支
持部、64,65は接続部である。
形円筒状で、水平レベルに対して灰の投入側が低く、灰
の送出側が高くなるように傾斜して設置され、円筒の下
部上面に灰投入口54、上部下面に灰の送出口55を配
設している。
持部62,63との間に挿設された接続部64,65は
ジャケット構造とし、円筒外殻51の内部には灰を移動
させるスクリューを挿設している。上記スクリューの軸
は中空構造とし、前記円筒外殻51および接続部64,
65のジャケット内と中空スクリュー軸53内にはそれ
ぞれ冷却水を流通させて、スクリューフィーダ内を流れ
る高温の灰を冷却している。
ら投入された灰は、回転するスクリュー羽根52によっ
て下部から上部に押し上げられ、順次円筒外殻51の内
部をほぼ充満させながらスクリューフィーダ上方に移動
し、円筒外殻51の内壁或いはスクリューとの接触によ
ってその温度を低下させ、灰送出口55から排出され
る。従ってスクリューフィーダの上流側と下流側とはス
クリューフィーダ内を移動する灰によって気体の流通を
遮断され、上流側の高温・高圧ガスが下流側へ流出する
のを抑止される。
入口側から出口側まで全て従来通りの板状羽根で構成さ
れている場合にも上記のようにスクリューフィーダ内に
堆積する灰によって上流側の高温高圧ガスをシールする
ことが可能であるが、通常スクリューフィーダ下部に堆
積する灰の密度は小さく、また充満している容積も小さ
いため、スクリュー羽根52と円筒外郭51との間隙を
通じて、時としてガスが下流側に漏洩し、或いは下流側
機器の流動化空気等が逆流する虞れがある。
の構造を灰投入口54側および灰送出口55側のみ板状
スクリュー羽根構造とし、その中間部は、幅の狭い板状
或いは管状物によってスクリュー羽根の先端部のみを形
成し、その両端をそれぞれ上流側及び下流側の板状スク
リュー羽根の先端に接合した中空スクリュー羽根構造と
することにより解消し得る。
は、まず下部の板状スクリュー羽根によってスクリュー
フィーダ内を移動し、中空スクリュー羽根の領域におい
て中空スクリュー羽根の先端部に形成された幅の細い板
或いは管状の羽根によって円筒外殻51内の底部分の灰
のみが上方に押しあげられ、次に押し上げられた灰は中
空スクリュー羽根の中空部分から溢れて円筒外殻51内
を下部方向に滑り落ち、再び中空スクリュー羽根によっ
て押し上げられるという動作を繰り返しながら次第に下
部から堆積し、ついにはスクリューフィーダ内の下部を
やや圧密化させた灰で充満させる。
に配設された高温高圧室7等に圧力変動が生じた際に
も、ガスのスクリューフィーダ下流側への流出が阻止さ
れ、スクリューフィーダ下流側の機器類が高温のガスに
よって損傷されるのを防止すること、或いはスクリュー
フィーダ後流側機器からの流動化空気等の逆流を防止す
るとが可能になる。
て冷却されて排出された灰は下流側に配設された高圧バ
ブリングクーラ2内に入る。図4は高圧バブリングクー
ラ2の実施例を示す断面図で、図4において71は灰入
口管、72は灰出口管、73は冷却管、74は主散気空
気入口管、75は補助散気空気入口管、76は散気空気
出口管、77は空気室、78は散気板、79は流動室、
80は空気室仕切板、81は中間バッフル、82は最終
バッフル、83は灰除去用仕切板、84は水室胴、85
は冷却水入口管、86は冷却水出口管、87は水室仕切
板、10は灰抜出し管、89は長手方向仕切板、90は
管板、91は灰側胴、92,93は鏡板である。
灰側は外壁を灰側胴91、鏡板92等の耐圧容器によっ
て構成し、管板90を設けて水室側と灰側とを隔離して
いる。灰入口管71の下部から灰出口管72の上流側の
最終バッフル82までの空間を灰の流動室79とし、図
6においては該流動室79を中間バッフル81によって
4つに区切っている。
よって構成された散気板78が、その下部の灰側胴91
内壁との間に空気室77を形成するようにして敷設され
ている。空気室77は空気室仕切板80によって上部の
区分された各流動室79と対応させて区分してある。ま
た各流動室79の長手方向の両側面には仕切板89が対
面する形でほぼ垂直に設けてある。
74が、また各流動室79の下部に敷設された散気板7
8付近の側面には補助散気空気入口管75がそれぞれ灰
側胴91を貫通する形で開口している。一方、高圧バブ
リングクーラの頂部には散気空気出口管76が灰側胴9
1を貫通するようにして複数個設けられている。該散気
空気出口管76は、図1においてはバブリングエア排出
管11を通じて高温高圧室7の上部に連通されている。
冷却管73が内設されている。冷却管73の一端は管板
90を貫通して水室仕切板87によって仕切られた水室
胴84内の冷却水入口部に開口し、他端は同じく管板9
0を貫通して水室胴84内の冷却水出口部に開口してい
る。
9を対向させて平行に取り付け、最下流部の流動室79
の散気板78上面部には灰抜出し管10を、高圧バブリ
ングクーラ外壁を貫通させて挿設してある。
の灰は、高圧バブリングクーラの上部に設けられた灰入
口管71を通じて送入される。送入された灰は灰入口管
71の下部の流動室79内に入り、散気板78上におい
て徐々に堆積する。
空気が送入され、側部からは補助散気空気が送入されて
くる。補助散気空気はほぼ散気板78の上面部に沿って
灰出口管72側に噴出される。それによって送入され堆
積した灰は浮遊して流動化し、冷却管と接触してその温
度を低下させながら一部は中間バッフル81の下端部と
散気板78との間隙を通じて下流側の流動室79内に入
り、また他の灰は中間バッフル81の上部を越えて同じ
く下流側の流動室79内に入る。隣接する流動室79に
送られてきた灰はその流動室内において順次堆積し、浮
遊・流動化して冷却されながら更に灰出口管72側の流
動室79内に送入される。
れた灰は、最下流部の流動室79内から最終バッフル8
2の上部を乗り越えて灰出口管72の上方に落下し、灰
出口管72を通じて排出される。
手方向仕切板89が対向して平行に設けられていること
により、流動室79内の灰は高さ方向においてバブリン
グ流速が均等に保持され、それに基づいて安定した流動
状態或いは均一な冷却作用が得られる。
異なり、加圧流動床燃焼炉で生成された灰は、凝集性が
大きく流動化し難い。そこで本実施例においては高圧バ
ブリングクーラ内に送入された灰を連続的に冷却して排
出させるための手段として、主散気空気を流動室79の
下部から上方に噴出させて灰を浮遊させ、補助散気空気
をほぼ散気板78の上面部に沿って灰出口管72側に噴
出させることによって灰の移動を図るほか、各流動室7
9に送気する補助散気空気を常に灰の流れの上流側から
下流側に向かってシーケンシャルに順次噴出させてい
る。
気用パルス空気とに分け、主散気空気は各流動室に常に
一定量噴出して灰を浮遊し流動化させ、主散気空気用パ
ルス空気をシーケンシャルに灰の上流側から下流側に向
かって順次噴射させている。これによって高圧バブリン
グクーラ内の灰の流動を活性化し、良好な灰の流動性を
長期間連続的に確保することを得た。
ては、高温高圧室7から排出され、上記の傾斜設置型ス
クリューフィーダ1および高圧バブリングクーラ2にお
いて所定の温度まで冷却された高圧の灰を下記の手順に
よって常圧灰貯留ホッパ8内に送入、貯蔵する。
た灰出口管72から送出された灰は高圧灰ホッパと連通
する灰送出管14を通り高圧灰ホッパ3内に貯留され
る。
増加している間に、灰ロックホッパ4は高圧灰ホッパ3
からの灰の受け入れ準備工程に入る。すなわち、灰ロッ
クホッパ4に連通している加圧管17に配設された弁を
開け、圧縮空気を灰ロックホッパ4に流入させ、灰ロッ
クホッパ4の内圧を高圧灰ホッパの内圧に殆ど等しい値
まで加圧した後、加圧管17に配設された弁を閉じる。
その状態で高圧灰ホッパ3と灰ロックホッパ4を連通す
る均圧管に配設された弁を開け高圧灰ホッパ3と灰ロッ
クホッパ4の内圧を均圧とする。しかる後灰送出管15
に配設された弁を開いて高圧灰ホッパ3内に堆積してい
る灰を灰ロックホッパ4内に流下させる。
認したのち灰送出管15および均圧管5に配設された各
弁を閉じ、減圧管9に配設された弁を開いて灰ロックホ
ッパ4内の圧力を大気圧に開放する。灰ロックホッパ4
下部の灰送出管16の弁を開くことにより、灰ロックホ
ッパ4内の灰は灰送給ライン13上に落下し、ブロア6
から送られてくる搬送空気によって常圧灰貯留ホッパ8
内に送入される。
50℃或いは900℃という高温の場合には、高温高圧
室7から排出された灰を直接高圧バブリングクーラ2に
送入した場合には、高圧バブリングクーラ2の内部を構
成する散気板等が焼損される虞れがあるため、予め傾斜
設置型スクリューフィーダ1によって灰を所要の温度ま
で冷却させたのち、高圧バブリングクーラ2によってさ
らに冷却させることにより、効率よくかつ経済的に高温
高圧雰囲気の灰を冷却、排出させることが可能になる。
ーダ1を2台並列に配設し、高圧バブリングクーラ2を
1台設置した場合を示してしるが、高温高圧室7から排
出された灰の量が少ない場合には、当然傾斜設置型スク
リューフィーダ1は1台で十分である。
が、例えば950℃以上等極めて高い場合には、その温
度に対応させて傾斜設置型スクリューフィーダ1を複数
台直列に配設することによって、灰の温度を下流側に配
設した高圧バブリングクーラ2の内部を構成する部材に
損傷を与えることのない温度にまで十分に冷却すること
が可能になる。
設置型スクリューフィーダ1の代わりに、エル(L)バ
ルブ20を配設したシステムの系統図である。エルバル
ブ20は図5に示す標準的な構造と、図6に示すような
一般にサイホンバルブと呼ばれるものがある。
て、内部を流れる粉粒体を一時滞留させてシール機能を
保持させ、空気等の気体21をパルスで吹き込むことに
よって上記滞留部の粉粒体を下流側に移動させるもので
ある。
は、配管の一部を一度上方に持ち上げることによって粉
粒体が充満した滞留部を形成させるもので、これによっ
てエルバルブ20上流側と下流側との気体の流通が遮断
される一方、粉粒体の流通はサイホンの原理によって円
滑に行わせ得るものである。
で、しかもそれほど高温でない場合に適合するもので、
高温高圧室7から排出された灰をエルバルブ20によっ
てシールして、高温高圧の気体が高圧バブリングクーラ
2へ流入して焼損等の不具合を生じるのを防止するとと
もに、送入された灰を高圧バブリングクーラ2によって
所定の温度まで十分に冷却したのち下流側に配設された
高圧灰ホッパ3に送出するものである。
下記に示す効果を奏する。 傾斜設置型スクリューフィーダは、高温高圧室から
排出される灰を、出入口の圧力を送給される灰で自己シ
ールしつつ冷却して高圧バブリングクーラに送ることが
可能である。 高圧バブリングクーラは、更に灰を後流機器に影響を
与えることのない温度まで効率よく冷却して灰ロックホ
ッパに送ることが可能になる。 均圧管操作により容易に高圧灰ホッパ内の灰を灰ロッ
クホッパに送出することが可能になる。 灰ロックホッパの出入口弁・および排気弁の開閉操作
により減圧を行い、高圧バブリングクーラ内の灰の連続
排出を、貯灰−減圧−払出し−貯灰の間欠排出とし、ブ
ロアにより常圧灰貯留ホッパ内に連続的に灰を冷却排出
することが可能になる。
系統図である。
系統図である。
クリューフィーダの一部破断全体図である。
グクーラの断面図である。
説明図である。
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 高温高圧室からの灰を冷却しながら送給
する少なくとも1台の傾斜設置型スクリューフィーダ
と、 スクリューフィーダからの灰を受け入れ冷却する少なく
とも1台の高圧バブリングクーラと、 高圧バブリングクーラから送給される冷却された灰を一
時貯留する高圧灰ホッパと、 常圧の灰貯留ホッパに送るための灰ロックホッパと、 高圧灰ホッパと灰ロックホッパ間の均圧管と、 灰ロックホッパ出口からの灰を常圧灰貯留ホッパに送る
ための灰送給ラインおよびブロアとを有し、 傾斜設置型スクリューフィーダは、送給される灰によっ
て出入口の圧力変動を自己シールしつつ高温高圧室から
の灰を冷却しながら高圧バブリングクーラに送り、 高圧バブリングクーラは更に灰を常温近くまで冷却して
高圧灰ホッパに送り、 灰ロックホッパは均圧管操作によって高圧灰ホッパと均
圧にして高圧灰ホッパからの灰を受け入れ、 灰ロックホッパと高圧灰ホッパ間の流通を遮断し、 減圧ラインによって灰ロックホッパ内を減圧したのち、 常圧灰貯留ホッパへの灰送給ラインに送り、 ブロアによって常圧灰貯留ホッパに連続的に灰を冷却・
排出することを特徴とする高温高圧灰処理システム。 - 【請求項2】 高温高圧室からの灰を流通させる少なく
とも1台のエル(L)バルブ等のシール装置と、 エルバルブ等のシール装置からの灰を受け入れ冷却する
少なくとも1台の高圧バブリングクーラと、 高圧バブリングクーラから送給される冷却された灰を一
時貯留する高圧灰ホッパと、 常圧の灰貯留ホッパに送るための灰ロックホッパと、 高圧灰ホッパと灰ロックホッパ間の均圧管と、 灰ロックホッパ出口からの灰を常圧灰貯留ホッパに送る
ための灰送給ラインおよびブロアとを有し、 エルバルブ等のシール装置は、送給される灰によって出
入口の圧力変動を自己シールしつつ高温高圧室からの灰
を高圧バブリングクーラに通じ、 高圧バブリングクーラは更に灰を常温近くまで冷却して
高圧灰ホッパに送り、 灰ロックホッパは均圧管操作によって高圧灰ホッパと均
圧にして高圧灰ホッパからの灰を受け入れ、 灰ロックホッパと高圧灰ホッパ間の流通を遮断し、 減圧ラインによって灰ロックホッパ内を減圧したのち、 常圧灰貯留ホッパへの灰送給ラインに送り、 ブロアによって常圧灰貯留ホッパに連続的に灰を冷却・
排出することを特徴とする高温高圧灰処理システム。 - 【請求項3】 傾斜設置型スクリューフィーダが円筒形
状を有し、円筒下部の上面に灰投入口、円筒上部の下面
に灰送出口を備え、円筒外殻をジャケット構造とし、円
筒中心部のスクリュー軸を中空構造とし、上記円筒外殻
およびスクリュー軸内に冷却水を流通させてスクリュー
によって移動される灰を冷却しながら搬送するスクリュ
ーフィーダ型冷却器であり、円筒外殻を耐圧構造とし、
円筒内に両端を耐圧シールされて支持された中空スクリ
ュー軸の下部の灰入口側および上部の灰出口側に板状ス
クリュー羽根を取り付け、上記中空スクリュー軸の中間
部に前記各板状スクリュー羽根に連続させて中空スクリ
ュー羽根を取り付けたものである、請求項1記載の高温
高圧灰処理システム。 - 【請求項4】 高圧バブリングクーラが横方向に長い箱
状の流動室を有し、一端に高温灰の投入口、他端に冷却
された灰の送出口を設け、内部に冷却管を配設し、流動
室の低部を散気板となし、散気板の下部に風箱を形成
し、風箱内に送入した流動化気体を散気板を通じて噴出
させ、流動室の上部に噴出気体の排出口を設け、流動化
させ灰を冷却管との接触によって冷却させながら箱内を
通過させて送出し、流動室、風箱を圧力容器内に納め、
流動室の長手方向側壁を対面する2つの仕切板によって
形成し、灰出入口と流動化気体出入口と冷却水出入口と
を前記圧力容器に挿通させて設け、風箱と散気板と流動
室とを複数に分割したものである請求項1または請求項
2または請求項3記載の高温高圧灰処理システム。
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JP20809293A JP2680779B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 高温高圧灰処理システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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