JP3457349B2 - 化学気相析出法による成膜用組成物 - Google Patents

化学気相析出法による成膜用組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錫(Sn)を含む化合
物の薄膜を化学気相析出法(以下、CVD法と略記す
る)によって成膜する際に用いられる原料に関し、有機
錫化合物を有機溶媒に溶解して溶液形態にすることによ
って、保存安定性と原料としての操作性を向上せしめ、
プロセスの安定化を図ることができるようにした有機錫
化合物溶液に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光エレクトロニクス分野の発達が
著しい中で、太陽電池やエレクトロクロミック表示素子
などでは、透明電極が不可欠である。それらの透明電極
には、金属薄膜や酸化物半導体膜が使われる。現在、酸
化錫(SnO2)や酸化インジウム(In23)、さら
にはITO(In23にSnをドープしたもの)が実用
化されている。そして、それらの素子を製造する工程中
で透明電極層を形成する成膜方法は、真空蒸着、イオン
プレーティング、スパッタリングなどの物理的方法と、
スプレー、塗布、CVD法などの化学的方法がある。酸
化物薄膜を成膜するには、膜厚の制御、膜の均質性、操
作の安定性などの面で、CVD法が有力な方法の一つで
ある。
【0003】SnO2やITOの成膜の際には、塩化錫
などの揮発性の無機化合物や、錫のアルキル化合物、ア
ルコキシド化合物、あるいはβ−ジケトネート錯体など
の有機化合物を原料として用い、基板上に化学反応によ
り酸化物として析出させる。塩化錫などの無機塩は、塩
素のような反応副成物のため装置材料や操作が煩雑にな
るので、有機化合物を使う方が利点が多い。
【0004】β−ジケトネート錫錯体(Sn(R1−C
O−CH−CO−R22)など、Sn−O−C結合を持
つ有機錫化合物は、シリコン樹脂、ウレタン樹脂等の硬
化触媒や塩化ビニルの安定剤などに用いられており、一
般的に知られている。また、その反応性と揮発性との面
から反応を制御し易いので、CVD法の原料にも適して
いるものと考えられる。しかしながら、Sn(R1−C
O−CH−CO−R22は、空気中の水分によって加水
分解を受け易いのが欠点である。そのため、無水系での
合成が試みられ、例えば、特開昭57−46991号公
報では、有機溶媒中で、β−ジケトネート銅錯体(Cu
(R1−CO−CH−CO−R22)と金属錫とを置換
反応させてβ−ジケトネート錫錯体(Sn(R1−CO
−CH−CO−R22)を合成する方法が提案されてい
る。Sn(R1−CO−CH−CO−R22をCVD法
に用いる際には、このものが室温で固体ないし液体なの
で、CVD装置内に気化装置を設けて気化させ、さら
に、キャリヤーガスで搬送して反応に供する方法が行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、錫のβ
−ジケトネート錯体(Sn(R1−CO−CH−CO−
22)は、空気中の水分に極めて敏感に反応するた
め、上記した特開昭57−46991号公報の方法にお
いても、使用する有機溶媒の脱水や操作環境の乾燥度な
どに細心の注意を払わないと、生成物の純度がバラツ
キ、高純度なものが得られないという不都合があった。
また、高純度なものが得られた場合にも、これを保存す
る際にデシケータ中に保存するなどの注意を払っても、
熱重量分析曲線(以下、TGと略称する)に変化が認め
られるなど、極めて不安定なものである。純度にバラツ
キがあっては、これをCVD法の原料に使用した場合、
蒸発速度の経時変化や生産低下の原因となり、ひいては
製品品質の保証が困難となる。また、取り扱い時や保存
中に劣化するのを防止するために細心の注意を必要とす
るものであるため、錫のβ−ジケトネート錯体(Sn
(R1−CO−CH−CO−R22)は、工業的な原料
としては実用化が難しいのが現状であった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、有機錫化合物を原料としてCVD法によって透明電
極薄膜などを成膜する際に、製造工程の安定化を図り、
生産性の向上と製品品質の保証を得ることができるよう
にした、有機錫化合物溶液の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】Sn(R1−CO−CH
−CO−R22は、室温で固体ないし液体であるが、こ
れを有機溶媒に溶解することにより、雰囲気中の水分な
どから遮断して安定化を図り、また安定な溶液状態のた
めにCVD法用の原料としても取り扱い易いものとする
ことによって前記課題の解決手段とした。
【0008】すなわち本発明の請求項1記載の化学気相
析出法による成膜用組成物は、化学気相析出法(CVD
法)によって成膜する際の原料として用いられる組成物
であって、下記一般式(I)で表されるβ−ジケトネー
ト錫が、 Sn(R−CO−CH−CO−R ……(I) (ただし、R,Rは、C(2n+1)(n=1
〜10)のアルキル基を示す)酸塩基両性を示す両性有
機溶媒であって水酸基を有する有機溶媒、両性有機溶媒
であって親プロトン性を示す有機溶媒、プロトンを放出
する性質が殆どない非プロトン性有機溶媒であって親プ
ロトン性を示す有機溶媒、非プロトン性有機溶媒であっ
て疎プロトン性を示す有機溶媒、および非プロトン性有
機溶媒であって不活性を示す有機溶媒からなる群からえ
らばれる少なくとも1種からなる溶媒に溶解されている
β−ジケトネート錫溶液からなるものである。また本発
明の請求項2記載の化学気相析出法による成膜用組成物
は、請求項1の化学気相析出法による成膜用組成物にお
いて、β−ジケトネート錫として、脱水した有機溶媒中
で錫のアルコキシド化合物とβ−ジケトンとの反応によ
り、かつすべての操作を乾燥した不活性ガス雰囲気中で
行って、合成した高純度β−ジケトネート錫を用いたも
のである。
【0009】以下、本発明を詳しく説明する。一般に有
機溶媒を分類すると、プロトンの授受を行い、酸塩基
両性を示す両性溶媒と、プロトンを放出する性質がほ
とんどない非プロトン溶媒とに分けられる。上記に記
載の両性溶媒をさらに細分すると、−a;プロトンを
放出する傾向が強い、プロトン供与性溶媒、−b;プ
ロトンの授受の傾向がほぼ等しい、水酸基を有する溶
媒、−c;プロトンを受け入れる傾向が強い、親プロ
トン性溶媒とに分けられる。−aのプロトン供与性溶
媒としては、酢酸やギ酸などの有機酸等がある。−b
の水酸基を有する溶媒としては、アルコール類やフェノ
ール類等がある。−cの親プロトン性溶媒としては、
アミン類等がある。また、上記に記載の非プロトン溶
媒をさらに細分すると、−a;塩基性が強く陽イオン
に溶媒和し易い親プロトン性溶媒、−b;塩基性は弱
く陽イオンに溶媒和し難い疎プロトン性溶媒、−c;
誘電率が小さい不活性溶媒とに分けられる。−aの親
プロトン性溶媒としては、ピリジン、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン(THF)などがある。−b
の疎プロトン性溶媒としては、アセトニトリルやアセト
ンなどがある。−cの不活性溶媒としては、ベンゼン
やトルエンなどがある。
【0010】本発明のβ−ジケトネート錫溶液の溶媒と
して用いられるのは、上記の有機溶媒の中で、酸塩基両
性を示す両性有機溶媒であって水酸基を有する有機溶媒
(−b)、両性有機溶媒であって親プロトン性を示す
有機溶媒(−c)、プロトンを放出する性質が殆どな
い非プロトン性有機溶媒であって親プロトン性を示す有
機溶媒(−a)、非プロトン性有機溶媒であって疎プ
ロトン性を示す有機溶媒(−b)、および非プロトン
性有機溶媒であって不活性を示す有機溶媒(−c)か
らなる群からえらばれる少なくとも1種からなる溶媒で
ある。本発明において、これらの溶媒は1種を単独で用
いてもよく、また2種以上を適宜混合して用いることも
できる。
【0011】本発明において、Sn(R1−CO−CH
−CO−R22の合成法に関しては特定の方法に限定さ
れるものでなく、工業的な公知の方法で得た純度の高い
錯体を、直ちに、上記の有機溶媒に溶解することにより
本発明のβ−ジケトネート錫溶液を得ることができる。
また、脱水した有機溶媒中で錫のアルコキシド化合物と
β−ジケトンとの反応により、かつすべての操作を乾燥
した不活性ガス雰囲気中で行って、β−ジケトネート錫
を合成することにより高純度のβ−ジケトネート錫が得
られ、これを用いて本発明のβ−ジケトネート錫溶液を
好適に得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げてさらに詳細に
説明する。なお、以下の実施例で使用する有機溶媒(キ
シレン、ベンゼン、テトラヒドロフラン(THF)、ア
セトニトリル、エタノール、n−ブタン、ジエチルエー
テル、アセトン、およびn−ヘキサン)は、いずれも下
記の方法で脱水したものを使用した。すなわち、適量の
有機溶媒を三角フラスコに注ぎ、引き続き、250℃で
脱気した適量のモレキュラーシーブのペレットを加えて
脱水した後、乾燥窒素ガス雰囲気中で保存した。
【0013】(実施例1)乾燥窒素ガスで置換した20
0mlなす型フラスコにキシレン25mlとベンゼン10ml
を注ぎ、撹拌した。撹拌を続け、Sn(OCH32
4.574gを加えた。ここに、β−ジケトンとしてジ
ピバロイルメタン(DPM)10.23gを添加し、1
00℃に加熱して90分間撹拌を続けた後、固体を熱ろ
過してろ別した。ろ液を室温まで冷却した後、溶媒を減
圧下で留去し、90℃、2mmHgで減圧乾燥して、生成物
10.39g(収率:84.6%)を得た。生成物を分
析した結果、Sn;24.20%、C;54.53%、
H;7.80%、O;13.23%であった。これはS
n(DPM)2の理論量、Sn;24.46%、C;5
4.44%、H;7.91%、O;13.19%とよく
一致した。得られた生成物の熱重量分析の結果を図1の
Aに示す。図1のAに示されるようにキレート蒸発量は
実質的に100%であった。
【0014】得られたSn(DPM)2を、直ちにテト
ラヒドロフラン(THF)に溶解して、Sn(DPM)
2の25重量%THF溶液とした。この溶液20mgを熱
分析装置で、400℃で加熱蒸発させたところ、全量の
100%が揮発した。また、同様の溶液をガラス製ネジ
口サンプル瓶に入れて、1ヶ月室温にて保存後、同様に
して蒸発試験を行ったところ、全量の100%が揮発し
た。これらの結果から、Sn(DPM)2をTHFに溶
解させることにより、良好な保存安定性が得られること
が認められた。
【0015】さらに、同様にして得られたSn(DP
M)2を、他の溶媒に溶解して同様の加熱蒸発試験を行
った。溶媒としては、上記−bに分類される溶媒の例
としてエタノール、上記−cに分類される溶媒の例と
してn−ブタン、上記−aに分類される溶媒の例とし
てジエチルエーテル、上記−bに分類される溶媒の例
としてアセトン、および上記−cに分類される溶媒の
例としてn−ヘキサンの5種を用いた。すなわち、これ
ら5種の溶媒それぞれに、Sn(DPM)2を溶解して
25重量%溶液とした。得られた溶液について調製直後
に加熱蒸発試験を行ったところいずれも全量の100%
が揮発した。また、溶液をガラス製ネジ口サンプル瓶に
入れて1ヶ月室温で保存した後に加熱蒸発試験を行った
ところ、いずれも全量の100%が揮発した。これらの
結果から、Sn(DPM)2を上記5種の溶媒の溶解し
て得られる溶液は、いずれも良好な保存安定性を有する
ことが認められた。
【0016】(実施例2)乾燥窒素ガスで置換した20
0mlなす型フラスコにキシレン25mlとベンゼン10ml
を注ぎ、撹拌した。撹拌を続け、Sn(OCH32
4.574gを加えた。ここに、β−ジケトンとしてア
セチルアセトン(AcAc)5.560gを添加し、1
00℃に加熱して90分間撹拌を続けた後、固体を熱ろ
過してろ別した。ろ液を室温まで冷却した後、溶媒を減
圧下で留去し、90℃、2mmHgで減圧乾燥して、生成物
6.340g(収率:79.1%)を得た。生成物を分
析した結果、Sn;37.22%、C;37.95%、
H;4.39%、O;20.31%であった。これはS
n(AcAc)2の理論量、Sn;37.46%、C;
37.90%、H;4.46%、O;20.20%とよ
く一致した。得られた生成物の熱重量分析の結果を図1
のBに示す。図1のBに示されるようにキレート蒸発量
は実質的に100%であった。
【0017】得られたSn(AcAc)2を、直ちにア
セトニトリルに溶解して、Sn(AcAc)2の25重
量%アセトニトリル溶液とした。この溶液20mgを熱分
析装置で、400℃で加熱蒸発させたところ、全量の1
00%が揮発した。また、同様の溶液をガラス製ネジ口
サンプル瓶に入れて、1ヶ月室温にて保存後、同様にし
て蒸発試験を行ったところ、全量の100%が揮発し
た。これらの結果から、Sn(AcAc)2をアセトニ
トリルに溶解させることにより、良好な保存安定性が得
られることが認められた。
【0018】さらに、同様にして得られたSn(AcA
c)2を、他の溶媒に溶解して同様の加熱蒸発試験を行
った。溶媒としては、上記実施例1と同様にエタノー
ル、n−ブタン、ジエチルエーテル、アセトン、および
n−ヘキサンの5種を用いた。すなわち、これら5種の
溶媒それぞれに、Sn(AcAc)2を溶解して25重
量%溶液とした。得られた溶液について調製直後に加熱
蒸発試験を行ったところいずれも全量の100%が揮発
した。また、溶液をガラス製ネジ口サンプル瓶に入れて
1ヶ月室温で保存した後に加熱蒸発試験を行ったとこ
ろ、いずれも全量の100%が揮発した。これらの結果
から、Sn(AcAc)2を上記5種の溶媒の溶解して
得られる溶液は、いずれも良好な保存安定性を有するこ
とが認められた。
【0019】(比較例1)実施例1で合成したSn(D
PM)2を、ガラス製ねじ口サンプル瓶に入れて、1ヶ
月室温にて保存後、熱重量分析をした。その結果を図2
のAに示す。図1に比べて、不純物蒸発量および蒸発残
量が認められ、キレート蒸発量も低下していることが認
められた。
【0020】(比較例2)実施例1で合成したSn(D
PM)2を、デシケータに入れて、1ヶ月室温にて保存
後、熱重量分析をした。その結果を図2のBに示す。図
2のAに比べると、劣化の程度は小さいものの、やはり
不純物蒸発量および蒸発残量が認められ、図1に比べて
キレート蒸発量も低下していることが認められた。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のβ−ジケ
トネート錫溶液によれば、β−ジケトネート錫の保存安
定性を著しく向上させることができ、これを用いてCV
D法による錫化合物薄膜を成膜する際に、品質を安定化
させることができる。また、室温で固体ないし液体のβ
−ジケトネート錫を安定な溶液状態にすることにより、
CVD法において気化装置を簡略化できるとともに、錫
以外の成分をドープする際には、該成分をこの溶液に溶
解せしめればよく、気化器を増やす必要がないなど、C
VD法における工程の簡略化と安定性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるβ−ジケトネート錫
の熱重量分析の結果を示すグラフである。
【図2】 比較例におけるβ−ジケトネート錫の熱重量
分析の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−266936(JP,A) 特開 昭62−64002(JP,A) 特開 平4−276078(JP,A) 特開 平4−114918(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 16/40 C07C 49/92 C07F 7/22 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学気相析出法(CVD法)によって成膜
    する際の原料として用いられる組成物であって、 下記一般式(I)で表されるβ−ジケトネート錫が、 Sn(R−CO−CH−CO−R ……(I) (ただし、R,Rは、C(2n+1)(n=1
    〜10)のアルキル基を示す)酸塩基両性を示す両性有
    機溶媒であって水酸基を有する有機溶媒、両性有機溶媒
    であって親プロトン性を示す有機溶媒、プロトンを放出
    する性質が殆どない非プロトン性有機溶媒であって親プ
    ロトン性を示す有機溶媒、非プロトン性有機溶媒であっ
    て疎プロトン性を示す有機溶媒、および非プロトン性有
    機溶媒であって不活性を示す有機溶媒からなる群からえ
    らばれる少なくとも1種からなる溶媒に溶解されている
    β−ジケトネート錫溶液からなることを特徴とする化学
    気相析出法による成膜用組成物。
  2. 【請求項2】上記β−ジケトネート錫として、脱水した
    有機溶媒中で錫のアルコキシド化合物とβ−ジケトンと
    の反応により、かつすべての操作を乾燥した不活性ガス
    雰囲気中で行って、合成した高純度β−ジケトネート錫
    を用いてなることを特徴とする請求項1記載の化学気相
    析出法による成膜用組成物。
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