JP3456924B2 - マイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン装置

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JP3456924B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R19/00Electrostatic transducers
    • H04R19/04Microphones

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  • Acoustics & Sound (AREA)
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロホン装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロホン装置として音波を受
けて振動する振動膜の変位を動電的または静電的に検出
して電気信号に変換するもの、振動膜の変位をレーザ光
を用いて光学的に検出するものが知られている。
【0003】前記振動膜の変位をレーザ光を用いて光学
的に検出するマイクロホン装置として、半導体レーザと
光検出器を用いて振動膜に当たるレーザ光の反射出力を
測定して電気信号に変換するマイクロホン装置が提案さ
れている(特開昭57ー202197号公報、特開昭5
8ー50899号公報、特開昭60ー46198号公
報、など)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザを用いた
マイクロホン装置は、振動膜の変位の検出をリード線な
しで検出できるという利点はあるが、光の送受光部とと
もに、半導体レーザと振動膜との距離を微調整する微調
整手段を必要とし、また光学的要素を多数必要とするた
め構造が複雑になる。また、振動膜面の付着物によって
光反射の特性が変化し、マイクロホン特性が変化し、特
に、湿度が高い場合は光の送受が不可能となる場合があ
り、マイクロホンの機能が停止してしまうことがある。
さらに、レーザ光の周波数が1012Hzよりも高いの
で、周波数が高すぎて直接的に周波数を集積化したロジ
ック回路を用いて計測することは不可能である。レーザ
光を用いた周波数測定は、レーザ光の光路差を干渉方式
で測定し、波長を求めることにより光速不変原理から間
接的に周波数を求めるが、精度が悪く大型の測定装置を
必要とし、その光路測定も簡単でなく、長期的に安定し
て使用できるマイクロホン装置を提供することは困難で
ある。本発明は、前記問題点を克服し、振動膜の変位を
検出するためのリード線を必要としない構造が簡単なマ
イクロホン装置を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロホン装
置は、一方の面から音波を受けて振動し且つ他方の面又
は両面から照射された周波数が1012Hz以下の電磁波
を反射する振動膜を備える。振動膜からの反射波の周波
数を計測することにより振動膜の変位が電気信号に変換
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明マイクロホン装置の
基本的構成を図1に示すブロック図を参照しながら説明
する。図1に示すように、本発明マイクロホン装置1
は、一方の面から音波3を受けて振動し且つ他方の面か
ら周波数が1012Hz以下の電磁波、好適には108
z〜1010Hzの電磁波を反射する振動膜2を備えてい
る。該振動膜2として、0℃における抵抗率が20×1
-6〔Ω・cm〕より小さい導電性物質からなる振動
膜、該0℃における抵抗率が20×10-6〔Ω・cm〕
より小さい導電性物質を絶縁膜に付着してなる振動膜を
使用する。具体的にはアルミニウム、金などの導電性膜
又は該導電性膜を絶縁膜に付着したものを使用するのが
好適である。なお、振動膜2の固定については後述す
る。
【0007】さらに、前記マイクロホン装置1は、前記
振動膜2に向けてマイクロ波、ミリ波、サブミリ波など
のレーザ光よりも周波数の小さい非コヒーレントな周波
数が1012以下の電磁波を照射し且つ前記振動膜2から
の反射波を受ける後述するアンテナ6を備えた電磁波送
受信装置4、該電磁波送受信装置4が受信した膜振動信
号を受けて該膜振動信号を計測する膜振動信号計測装置
5を備えている。そして、前記振動膜2は、前記電磁波
送受信装置4のアンテナ6に0.1〜0.5mm程度に
接近して配置されている。
【0008】前記構成を備えたマイクロホン装置1は、
音波3等の空気振動により前記振動膜2が振動する。こ
こで前記電磁波送受信装置4が発生した電磁波を前記振
動膜2に照射し振動膜2からの反射波を受信すると、振
動膜2の変位に応じて前記電磁波送受装置4が発生する
電磁波の周波数及び振幅が変化する。つまり、振動膜2
と電磁波送受装置4のアンテナ6間の距離に応じて振幅
が変化するとともに、振動膜2が近づいた場合は周波数
が増加し、振動膜2が遠ざかると周波数が減少する。
【0009】以下、前記ブロック構成図の各構成要素に
ついて順次説明する。まず、前記電磁波送受信装置4に
ついて詳述すると、図2に示すように、電磁波送受信装
置4は、PチャネルMOSFET7及びNチャネルMO
SFET8からなるCMOS増幅器9、該CMOS増幅
器9の入出力端子間に接続された平面インダクタ10を
備えており、該平面インダクタ10が電磁波の送受を行
うアンテナを兼ねている。前記平面インダクタ10は、
正帰還ループを形成し全体として発振器11を構成して
いる。該平面インダクタ10については後述する。
【0010】前記発振器11が定常状態になって発振周
波数が高くなると、前記平面インダクタ10から電磁エ
ネルギが該平面インダクタ10に近い空間に放射され、
前記振動膜2(図1)に電磁波が照射される。振動膜2
には誘電率、透磁率、導電率などの物理定数があり、こ
れらの物理定数により発振器11の発振周波数や振幅及
び位相が影響を受け、振動膜2の前記物理定数により定
まる状態と平面インダクタンス10で構成される回路が
共振状態になる。これらの周波数、振幅及び位相を前記
振動膜計測装置5(図1)で計測することにより振動膜
2の変位を電気信号に変換することによりマイクロホン
装置1を実現することが可能となる。
【0011】ここで、前記発振器11には平面インダク
タ10で正帰還がかけられているので、CMOS増幅器
9は正の飽和に達するまで増幅し、変化分が出力の平坦
部ではなくなる。帰還回路は出力の変化分を入力へ帰還
するので、状態が変化して負の飽和に達するまで正帰還
が作用する。この繰り返しにより受信波はパルス的な出
力となる。ここで、周波数が高くなると立ち上がりと立
ち下がりが飽和値に達するまでに状態が変化するので三
角波に近ずくが、実際は少しなまされて正弦波状に近ず
く。つまり、前記CMOS増幅器の周波数特性が高域ま
で延びていると、出力波はパルス的であるが、狭い周波
数帯域の増幅器では正弦波状の出力となる。前記発振器
11の出力はパルス状であっても正弦波状であっても振
幅が大きければ後段に接続されたパルスカウンタのゲー
トをたたくことができるので、パルスのカウントが可能
となる。
【0012】以下、前記発振器11により振動膜2の音
波による振動が電気信号に変換される動作について説明
する。前記発振器11を構成するCMOS増幅器9のゲ
ートGはPチャネルMOSFET7のドレインD及びN
チャネルMOSFET8ソースS間に静電容量Cが存在
して静電結合している。該静電容量Cの効果によりCM
OS増幅器9の入力と出力間に位相差が発生する。該位
相差に起因する信号遅延時間を以下ゲイト遅延時間TG
という。さらに前記平面インダクタ10に電流が流れる
とその2端にも位相差が発生する。該位相差に起因する
信号遅延時間を以下インダクタ遅延時間TLという。
【0013】すると、信号の総遅延時間(TG+TL)
がCMOS増幅器9の入力と出力間に生じるが、この
内、前記遅延時間TGは増幅器が構成されると、その回
路構成で決定され、殆ど一定である。一方、遅延時間T
Lは、前記平面インダクタ10と振動膜2が0.05〜
0.5mm程度離れて空間的に接近していると、振動膜
2と平面インダクタ10が電磁的に結合して遅延時間T
Lが変化する。この遅延時間TLが変化すると発振器1
1の出力信号の周波数、振幅が変化し、これらの変化は
振動膜2の振動状態に対応する。この変化を大きくして
検出感度を上げるために振動膜2の導電率を上げれば良
く、該導電率を上げるために振動膜にアルミニウムや金
等の導電性材料を用いるのが好適である。
【0014】次に、前記発振器11の出力信号の周波数
及び振幅を計測するが、前記膜振動信号計測装置5で周
波数の変化を測定するためにパルス数カウンタを用い
る。以下、図3を参照しながら説明する。実際、前記発
振器11の平面インダクタ10から電磁波を前記振動膜
2に照射し、さらに受信した際の前記発振器11の出力
は数十MHzから数十GHzのパルス波になっている。
前記膜振動信号計測装置5は、水晶振動子の振動周波数
を基準周波数とするクロック信号発生器12を備えてお
り、短周期T1のクロックパルスと長周期T2のクロッ
クパルスを発生する。ここでT1<<T2である。
【0015】前記発振器11の出力側には、短周期T1
におけるパルス数N1をカウントする短周期パルスカウ
ンタ13と長周期T2におけるパルス数N2をカウント
する長周期パルスカウンタ14とを備え、前記短周期パ
ルスカウンタ13及び長周期パルスカウンタ14の出力
側には、パルス数差N=(N1×T2/T1)−N2を
演算するパルス数差変換器15を備えている。
【0016】ここで、前記パルス数差について詳述する
と、前記短周期の期間T1の間にパスル数がN1あるの
で、これが長周期の期間T2まで連続して変化せずに持
続すると、T2期間には(N1×T2/T1)となる。
これをある時刻における瞬時値とすると交流分の変化分
であり、この値は短周期の期間T1が次々に現れると、
刻々と変化する。そして、長周期の期間T2のパルス数
N2はその期間の総計であるので、平均値(直流分)に
なる。前記瞬時値(交流分)は前記平均値(直流分)を
中心として増減している。以上のことから明らかなよう
に、音波による前記振動膜の変位は(N1×T2/T
1)−N2に比例関係にある。実際は図5に示すように
完全な線形とはならずに非線形関係になることが多い。
また、前記パルス差変換器15は(N1×T2/T1)
−N2を演算する回路であり、例えばT1=10-6秒、
T2=1秒とすると、(N1×106 )−N2であり、
引算回路で構成される。
【0017】また、前記パルス数差変換回路15の出力
側には、後述する逆関数補正器16、該逆関数補正器1
6の出力側には並列パルス列を直列パルス列に変換する
並列−直列変換器17、デジタル信号をアナログ信号に
変換するD/A変換器18、該D/A変換器18の出力
を積分する積分回路19、並列パルス出力端子20を備
えている。前記クロック信号発生器12が発生する短周
期T1のクロックパルスは、音波の波形をサンプリング
するサンプリング周波数f1に対応し、T1=1/f1
である。また、長周期T2のクロックパルスは短周期T
1のクロックパルスと比べて十分に長い時間であり、通
常は0.1秒から数秒程度に設定する。
【0018】音波は1秒間に数十回以上振動しているの
で、前記長周期クロックパルスT2におけるパルス数N
2を前記長周期パルスカウンタ14で計測すると、平均
的なカウント数となる。また、図4に示すように、前記
短周期パルスカウンタ13で前記発振器11の出力パル
スをカウントしてパルス数N1を得たとすると、(N1
×T2/T1)はサンプリング毎にパルス数N2の付近
を刻々変化する。したがって、前記パルス数差変換器1
5においてパルス数差N=(N1×T2/T1)−N2
を求めると、パルス数差Nは音波の波形を表現してい
る。
【0019】ところで、前記パルス数差Nには(x−
f)関数の非線形性により歪が混入している。ここに、
xは振動膜の変位(次元はm:メートル)であり、fは
周波数であり、前記Nに対応する。ここで前記(x−
f)関数の代表例を図5(A)に示す。図5(A)に示
すように、前記振動膜2の変位xが零に近付くと、周波
数f、つまりパルス数差Nは急激に増加する。この図5
(A)の特性は実測データから得られるが、特性変化が
大きくないので、実測データ(x−f)関数の逆関数を
求める。
【0020】各サンプル時刻におけるパルス数差N(周
波数f)が得られると、図5(B)に示すように、(x
−f)関数の逆関数を求めることにより非線形歪みを補
正して線形出力に近付ける。この図5(B)に近い近似
曲線は、DSPや論理回路で前記逆関数補正器16を構
成し、該逆関数補正器16で演算することにより作成す
ることが可能である。図5(B)において、f(=N)
は前記N2をを中心に変化するので、N2よりも大きな
Nに対してはxは小さな値に補正される。これは図5
(A)に示すように、xの変化に対して周波数の変化が
大きすぎるからである。一方、N2よりも小さいNに対
してはxの変化に対して周波数Nの変化が少ないので伸
長作用を施す。すなわち、N2よりも小さいNに対して
はxの変化を大きくする。前記逆関数補正器16は以上
のような動作をして振動膜2の変位と周波数N(=f)
間の前記非線形性の補正を行う。
【0021】ここで前記逆関数補正器16の出力は、振
動膜の変位に対応した並列デジタルデータとなるので、
直列デジタルデータとして出力したい場合には並列−直
列変換器17の出力を利用する。またアナログ出力を利
用する場合はD/A変換器18と積分器19を通してア
ナログ信号を得る。このように、高い周波数(108
1010Hz)の電磁波を用いることにより、電磁波の周
波数を通常のロジック回路で構成したカウンタでパルス
数をカウントすることができ、したがって、計測回路全
体を集積回路化することが可能であり、構造が簡単で軽
量、低価格、長期的に安定に動作するマイクロホン装置
を提供することができる。さらに、周波数を直接的にカ
ウントすることにより、桁数が多く、しかも直接的にデ
ジタル値で計測値を得ることができるので、感度と分解
能が良好でしかも全デジタル化に最適なマイクロホン装
置を提供できる。
【0022】次に、前記振動膜2の支持方法について説
明する。振動膜としては円形の振動膜が音波の検出に好
適なので、以下円形の振動膜の支持方法について説明す
る。振動膜は、可動部と支持部に分かれ、可動部は空気
振動に対応して動き、支持部は不動部であって振動膜の
取付部となる。振動膜の支持方法として、周辺部支持法
と中央部支持法がある。以下、前記支持法について順次
説明する。
【0023】周辺支持法は図6(A)に示すように、円
形の振動膜2は、有機樹脂材料からなるリング状の振動
膜支持手段21でその周辺部で支持されている。この支
持法は安定性は良好であるが、図6(B)に示すように
空気22が振動膜2に当たると、振動膜2が曲がって空
気が振動膜の中央部に集中して渦流22aや逆流22b
が発生する。渦流22aや逆流22bが発生すると、該
渦流22aや逆流22bは振動膜外部へ流れにくく復帰
するのに時間がかかり、この間は音が出なくなる。また
カラオケ等で「フー」音で最初に息を吹くと、増幅され
た不快な音がスピーカから発せられる。このような現象
は実際の放送でも見受けられる。さらに音声認識におい
ても子音「Fu」に誤認識が発生する。さらに、振動膜
2の中央部2aの圧力が異常に上昇して振動膜2が破壊
する可能性があるので、強めの膜、例えばその厚さを考
慮する必要がある。そこで、次に説明する中央部支持法
の方が好適である。
【0024】以下、中央部支持法について説明する。図
7に示すように硬質プラスチック等の絶縁性の振動膜支
手段21で振動膜の中央部を支持する。この例で
は、前記振動膜支持手段21に振動膜2が接着される面
は点対称な曲面をなしており、振動膜2は振動膜支持
段21に傘状に支持固定されている。振動膜2が前記振
動膜支持体23に固定されると、空気22の流れは振動
膜2の中央部から傘状に流れて発散するので、前記周辺
部支持法のような空気の集中による影響をなくすること
が可能となる。特に、音声やいわゆるカラオケのボーカ
ルにおいては、肺からの呼気が多く、音声信号以外の呼
気による振動膜の異常振動が問題になる。特に、発声初
期においては、マイクロホンを吹く癖のある人がいて、
「フー」と低周波の大きな振動が発生し、マイクロホン
の出力信号を増幅する増幅器に過大に信号が入力した
り、不快な音声信号がマイクロホンに乗り易い。
【0025】ところが、前記中心部支持法を採用する
と、前記のように空気がスムーズに流れるので、前記周
辺部支持法のように圧力が異常に高くなるという問題点
が解決される。そして、振動膜2の周辺部が支持固定さ
れていないので、動きが不安定になる可能性があるの
で、振動膜の材料、厚さなど適切に選択すると、不安定
な動きを回避できる。
【0026】次に、前記電磁波送受信装置4(図1)の
アンテナ兼帰還ループに用いる平面インダクタの構造に
ついて説明する。平面インダクタの構造はシングル平面
インダクタ、プッシュプル平面インダクタの2つのタイ
プがある。図9(A)に示すように、シングルタイプ平
面インダクタ10は、絶縁板10aの一方の面に円形ス
パイラルコイル10bを銅泊を印刷して形成する。そし
て、前記シングルタイプ平面インダクタを振動膜2の一
方の側に近接して設置する。前記平面インダクタ10は
図6に示す振動膜支持手段21に近接して平行に取り付
ける。このシングルタイプ平面インダクタ10をアンテ
ナとして用いた場合は、振動膜2の変位xと前記発振器
11の出力信号の周波数fとの関係は図9(B)に示す
ように、変位xが零に近付くと周波数fは急激に上昇し
て非線形の関係になる。この非線形の関係を除去するた
めに、次に示すプッシュプルタイプの平面インダクタを
用いるのが好適である。
【0027】プッシュプルタイプの平面インダクタは、
図8(A)に示すように、一対のリング状の絶縁板から
なる平面インダクタ固定手段10a、10a’の一方の
面の周縁に沿ってスパイラルコイル10b、10b’を
形成した第1の平面インダクタ10A、第2の平面イン
ダクタ10Bを振動膜2の両側に近接して配置する。ま
た、図8(B)に示すように、前記リング状の絶縁板
らなる平面インダクタ固定手段10a、10a’の前記
スパイラルコイル10b、10b’を形成した部分を除
く部分には音波通路用の孔10c、10c’がそれぞれ
形成されている。前記振動膜2はリング状の固定枠24
の中央部で一対のリング状の金属支持板25、25で上
下から挟むように支持・固定されており、前記第1及び
第2の平面インダクタ10A、10Bは、その周辺部が
前記リング状の固定枠25の上下内周又は上下表面にそ
れぞれ固定される。
【0028】図8において、音波が一方の絶縁板10a
の孔10cから入って振動膜を振動させ、振動膜が振動
すると他方の絶縁板10a’の孔10c’から抜けるよ
うに動作する。このタイプの平面インダクタでは、実際
の動作の際、一方の平面インダクタに振動膜が接近する
と他方の平面インダクタから振動膜が離れ、いずれの平
面インダクタからも受信の際デジタル信号として周波数
の変化が得られる。そして2つのデジタル信号を演算に
より合成すると変位xと周波数fとの関係は線形に近付
き、歪のない信号が得られるマイクロホン装置を実現で
きる。
【0029】回路構成として、前記第1の平面インダク
タ10Aに対しては第1の増幅器を接続して第1の発振
器を構成し、第2の平面インダクタ10Bに対しては第
2の増幅器を接続して第2の発振器を構成する。本発明
マイクロホン装置が採用する発振器自体の回路構成につ
いては後述(図12)する。図3で説明したのと同様
に、第1の発振器のパルス出力と第2の発振器のパルス
出力は、第1の発振器、第2の発振器にそれぞれ対応し
て設けられた膜振動信号計測装置のパルスカウンタで前
記各期間内のパルス数がカウントされ、対応するパルス
数差変換器から第1の出力及び第2の出力として出力さ
れる。この場合に、仮に、振動膜がある瞬間に前記第1
の平面インダクタに接近していたとすると、第1の発振
器の出力パルス数は増加し、第2の発振器の出力パルス
数は減少する。ここでパルス数が増加するほうが感度
(分解能)が良くなるので第1の発振器の出力を用いて
総合出力とする。すなわち、第1の出力と第2の出力を
切り換えて、総合出力とする。この切り換えは、周波
数、すなわちカウントパルス数の多い方が選択される。
また、前記切り換える代わりに前記第1の出力及び第2
の出力に対応するパルス数差変換器の出力を単純に加算
して総合出力としても良い。
【0030】前記総合出力の特性は、図10に示すよう
に第1の出力と第2の出力の合成で示される。振動膜の
振動と対応させて前記総合特性を説明すると、振動膜が
第1の平面インダクタに接近すると、変位xは減少しa
線に近ずく。逆に振動膜が第2の平面インダクタに近ず
くと、変位(−x)は減少しb線に近付く。ここで、パ
ルス数差Nは、N=(N1×T2/T1)−N2である
から、振動膜が静止状態にあれば、前記第1の出力と第
2の出力は共に零となり、Nは一致する。前記振動膜の
変位は第1の平面インダクタに接近する方向を正とする
と、第2の平面インダクタに接近する方向は(−x)で
あるので、図10に示すプッシュプル特性となる。以上
の説明では、総合出力を接近する平面インダクタ側に切
り換えた特性である。
【0031】次に、本来のプッシュプル特性を生かすに
は、第1の出力から第2の出力を差し引いたパルス数差
Nを総合特性とすると、総合特性Nは、図11に示すよ
うに、歪みのない特性が得られる。この特性から明らか
なように、パルス数の平均値(直流分)を差し引いた上
でプッシュプル作用をさせることができるので、総合特
性がリニアになる。前記平面インダクタのスパイラル構
造として、前記円形スパイラル構造の他、多角形スパイ
ラル構造を採用しても同様の効果が得られる。
【0032】次に、マイクロホン装置1は、前記したよ
うに発振器11の出力信号として得られるが、発振器1
1内にはそれを構成するCMOSFET(インバータ)
からなる増幅器9を内蔵しており、該増幅器9のゲイン
は周波数が高くなると低下する。つまり発振周波数が増
加すると発振器11の出力信号の振幅が減少する。した
がって、高い周波数まで動作させるために、多段縦続接
続した増幅器、3段縦続接続増幅器を用いる。これによ
り等価的に増幅器のゲインが大きくなり、高い周波数の
発振にも追従することになり、結果としてマイクロホン
装置の周波数特性が向上する。一般に奇数段の縦続接続
が使用可能であるが、段数をあまり大きくすると等価的
に回路全体のキャパシタが増加するので、上限の周波数
が制限されるので、段数の設定は随時設計段階で考慮す
れば良い。
【0033】ところで、現在汎用されている前記インバ
ータを増幅器として用いる場合に発生する寄生キャパシ
タの大部分は、図12(D)の等価回路に示すように保
護回路を構成するダイオードD1、D2に内在するキャ
パシタである。MOSFETのゲートGは電荷がチャー
ジされると、ゲートGの入力インピーダンスが非常に高
くなって、集積回路として作製されたMOSFETのゲ
ート絶縁膜が破壊される恐れがあるので前記ダイオード
を配置している。
【0034】通常の保護回路は、前記ダイオードD1、
D2の逆方向接続を用いるが、ダイオードのPN接合に
逆方向電圧が印加されると、PN接合の静電容量Cdが
非常に大きくなる。この静電容量Cdが大きくなると発
振器の周波数特性は、f=1/2π√(LCd)Hzで
決まり(Lは平面インダクタのインダクタンス、Cdは
PN接合の静電容量)となり、Lが変化してもfの変化
が縮小される。つまり、マイクロホン装置の周波数特性
を向上させるためには、できる限りCdを小さくする必
要がある。
【0035】このためには、MOSFETの前記ダイオ
ードD1、D2を外す必要があるが、このダイオードを
外すとゲート絶縁膜が破壊する可能性がある。そこで、
この問題点を回避するために、図12(C)の回路図に
示すように、保護ダイオードを外した増幅器9のゲート
GとドレインD又はソースSの半導体部とを金属線2
3で結合することによりゲートGの入力インピーダンス
を低下させることが可能となる。入力インピーダンスが
低下したゲートは破壊される可能性がなくなる。
【0036】前記金属線23の接続は、集積回路の製
造段階でゲートと半導体部であるドレイン又はソースと
を金属線23で接続する。実際、前記金属細線23は
数μm以下の細線であり、この状態で前記ダイオードD
1、D2を用いずに短絡結線を仮配線しておく。この状
態まで集積回路として製造し、プリント基板に該集積回
路を搭載する段階で図12(A)に示すように、増幅器
9の入出力間にに平面インダクタ10を接続する。
【0037】次に、本発明マイクロホン装置に使用して
好適な発振器及び発振器の作製方法について説明する。
図12(B)の回路図に示すように、前記平面インダク
タ10に空間変圧器の原理で相互誘導結合する外部平面
インダクタ26を設け、該外部平面インダクタ24に該
誘導結合により外部電気エネルギー27を供給する。前
記外部平面インダクタ26に供給される外部電気エネル
ギー27は集積回路内の共振周波数f0 で振動するもの
とする。ここで共振周波数f0 =1/2π√(LC0
で、Lは前記平面インダクタ10のインダクタンス、C
0 は増幅器9の内部容量である。前記外部電気エネルギ
ー27が供給されて共振状態では、発振器11の平面イ
ンダクタ10に発生する共振電圧は、Q(共振回路の選
択度)倍の高い電圧になる。
【0038】該平面インダクタ10に発生する高い電圧
は、前記保護用として仮配線した金属細線23をエレク
トロマイグレーションの作用により断線させる。この現
象を強く起こすには増幅器9を構成するCMOSインバ
ータの供給電源を破壊しない程度に高くしておく。CM
OSインバータは可変電源電圧により動作が可能である
ため、集積回路の設計段階で配線された前記入出力短絡
金属細線が切断されると正常動作になる。ただ、エレク
トロマイグレーションで切断された細線は不安定であ
り、何らかの原因で再び短絡現象を起こす可能性があ
る。しかし、再短絡部は非常に細い金属片より発生する
ので、使用状態で細部に大電流が常に流れるので再び熱
的に断線を起こし、短絡状態が持続する可能性は極めて
小さいので、実用化に有効である。
【0039】以上、本発明のマイクロホン装置のシステ
ム構造、マイクロホン装置を構成する構成要素について
説明したが、本発明マイクロホン装置は、その使用目的
として携帯電話用、カラオケ用、補聴器用など幅広い分
野で使用できるマイクロホン装置を提供することができ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明のマイクロホン装置は、レーザ光
の代わりに周波数が1012Hz以下の電磁波を用いるの
で、電磁波の周波数を通常のロジック回路で構成したカ
ウンタでパルス数をカウントすることにより計測可能で
ある。したがって、計測回路全体を集積回路化すること
が可能となり、軽量で長期的に安定した動作をするマイ
クロホン装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に用いる発振器の回路図である。
【図3】本発明に用いる膜振動信号計測装置のブロック
回路図である。
【図4】本発明のパルス出力の波形図である。
【図5】振動膜の変位とパルス数差(周波数)の関係を
示す特性図である。
【図6】本発明に用いる振動膜の支持方法の例を示す図
である。
【図7】本発明に用いる振動膜の支持方法の他の例を示
す図である。
【図8】本発明に用いる平面インダクタと振動膜の配置
の例を示す図である。
【図9】本発明に用いる平面インダクタと振動膜の配置
の他の例を示す図である。
【図10】本発明の総合出力特性の例を示す図である。
【図11】本発明の総合出力特性の他の例を示す図であ
る。
【図12】本発明に用いる発振器の回路図である。
【符号の説明】
1・・マイクロホン装置 2・・振動膜 4・・電磁波
送受信装置 5・・膜振動信号計測装置 10・・平面インダクタ
11・・発振器 12・・クロック信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−30699(JP,A) 特開 平1−231500(JP,A) 実開 昭58−152098(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 19/04 H04R 23/00 320

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面から音波を受けて振動し、且つ他
    方の面から該面に向けて照射された周波数が1012Hz
    以下の電磁波を反射する振動膜を備えることを特徴とす
    るマイクロホン装置。
  2. 【請求項2】一方の面から音波を受けて振動し、且つ他
    方の面から該面に向けて照射された周波数が1012Hz
    以下の電磁波を反射する振動膜と、 前記振動膜に前記電磁波を照射し、前記振動膜から反射
    した電磁波を受ける電磁波送受信装置と、 前記電磁波送受信装置が出力した振動膜変位信号の周波
    数を計測する振動膜信号計測装置とを備えることを特徴
    とするマイクロホン装置。
  3. 【請求項3】前記振動膜は、0℃における抵抗率が20
    ×10-6〔Ω・cm〕より小さい導電性物質で形成され
    てなることを特徴とする請求項1又は2のマイクロホン
    装置。
  4. 【請求項4】前記振動膜は、絶縁膜に0℃における抵抗
    率が20×10-6〔Ω・cm〕より小さい導電性物質を
    付着してなることを特徴とする請求項1又は2のマイク
    ロホン装置。
  5. 【請求項5】前記振動膜は、アルミニューム膜又は金膜
    で形成されてなることを特徴とする請求項1又は2のマ
    イクロホン装置。
  6. 【請求項6】前記電磁波送受信装置は、前記振動膜に前
    記電磁波を照射し且つ受ける平面インダクタと、 該平面インダクタを帰還ループに接続してなる発振器と
    を備えることを特徴とする請求項2のマイクロホン装
    置。
  7. 【請求項7】前記平面インダクタを前記振動膜の一方の
    面に接近して配置したことを特徴とする請求項6のマイ
    クロホン装置。
  8. 【請求項8】前記振動膜を該振動膜の周辺部で支持して
    なる請求項1、2、3、4、5、6又は7のマイクロホ
    ン装置。
  9. 【請求項9】前記振動膜を該振動膜の中央部で支持して
    なる請求項1、2、3、4、5、6又は7のマイクロホ
    ン装置。
  10. 【請求項10】 前記振動膜信号計測装置は、 前記電磁波送受信装置の出力パルスの短周期パルスをカ
    ウントする短周期パルスカウンタと、 前記電磁波送受信装置の出力パルスの長周期パルスをカ
    ウントする長周期パルスカウンタと、 前記短周期パルスカウンタの出力パルス数と前記長周期
    パルスカウンタの出力パルス数との差を演算する演算手
    段とを備えることを特徴とする請求項2のマイクロホン
    装置。
  11. 【請求項11】一方の面から音波を受けて振動し、且つ
    両面から該両面に向けて照射された周波数が1012Hz
    以下の電磁波を反射する振動膜を備えてなることを特徴
    とするマイクロホン装置。
  12. 【請求項12】一方の面から音波を受けて振動し、且つ
    両面から該両面に向けて照射された周波数が1012Hz
    以下の電磁波を反射する振動膜と、 前記振動膜に前記電磁波を照射し、前記振動膜から反射
    した電磁波を受ける電磁波送受信装置と、 前記電磁波送受信装置が出力した振動膜変位信号の周波
    数を計測する振動膜信号計測装置とを備えることを特徴
    とするマイクロホン装置。
  13. 【請求項13】前記振動膜は、0℃における抵抗率が2
    0×10-6〔Ω・cm〕より小さい導電性物質で形成さ
    れてなることを特徴とする請求項11又は12のマイク
    ロホン装置。
  14. 【請求項14】前記振動膜は、絶縁膜に0℃における抵
    抗率が20×10-6〔Ω・cm〕より小さい導電性物質
    を付着してなることを特徴とする請求項11又は12の
    マイクロホン装置。
  15. 【請求項15】前記振動膜は、アルミニューム膜又は金
    膜で形成されてなることを特徴とする請求項11又は1
    2のマイクロホン装置。
  16. 【請求項16】前記電磁波送受信装置は、 前記振動膜に前記電磁波を照射し且つ受ける第1の平面
    インダクタ及び第2の平面インダクタと、 前記第1の平面インダクタ及び第2の平面インダクタを
    それぞれ帰還ループに接続してなる第1の発振器及び第
    2の発振器とを備えることを特徴とする請求項12のマ
    イクロホン装置。
  17. 【請求項17】前記第1の平面インダクタを前記振動膜
    の一方の面に、前記第2の平面インダクタを前記振動膜
    の他方の面にそれぞれ接近して配置したことを特徴とす
    る請求項16のマイクロホン装置。
  18. 【請求項18】前記振動膜を該振動膜の周辺部で支持し
    てなる請求項11、12、13、14、15、16又は
    17のマイクロホン装置。
  19. 【請求項19】前記発振器は、CMOS回路で構成した
    ことを特徴とする請求項6又は16のマイクロホン装
    置。
  20. 【請求項20】前記CMOS回路のゲートとソース又は
    ドレインとを金属線で結線し、前記ゲートとソース又は
    ドレイン間に平面インダクタを接続し、前記金属線に過
    大電流を流して前記金属線を断線させてなることを特徴
    とする請求項19のマイクロホン装置。
  21. 【請求項21】 前記振動膜信号計測装置は、 前記電磁波送受信装置の出力パルスの短周期パルスをカ
    ウントする短周期パルスカウンタと、 前記電磁波送受信装置の出力パルスの長周期パルスをカ
    ウントする長周期パルスカウンタと、 前記短周期パルスカウンタの出力パルス数と前記長周期
    パルスカウンタの出力パルス数との差を演算する演算手
    段とを備えることを特徴とする請求項12のマイクロホ
    ン装置。
  22. 【請求項22】CMOS回路のゲートとソース又はドレ
    インとを金属線で結線し、前記ゲートとソース又はドレ
    イン間に帰還回路を接続し、前記金属線に過大電流を流
    して前記金属線を断線させてなることを特徴とする発振
    器。
  23. 【請求項23】前記帰還回路は、平面インダクタで構成
    したことを特徴とする請求項22の発振器。
  24. 【請求項24】前記CMOS回路のゲートとソース又は
    ドレインとを金属線で結線した後、前記ゲートとソース
    又はドレイン間に平面インダクタを接続し、前記金属線
    に過大電流を流して前記金属線を断線させることを特徴
    とする請求項20のマイクロホン装置の作製方法。
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