JP3456409B2 - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッドの製造方法Info
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Description
ハードディスク装置(HDD)に用いられる薄膜磁気ヘ
ッド、特にスピンバルブを利用した磁気抵抗効果(M
R)素子を備えた薄膜磁気ヘッドの製造方法に関する。
伴い、情報のネットワーク化が進んでおり、扱われる情
報も従来の数値データのみならず画像データ等も含むこ
とから情報量は飛躍的に増大している。これら膨大な情
報を扱うためには、高速なマイクロプロセッサ(MP
U)と共に高速で大容量かつ信頼性の高いHDDが要求
され、このような要求に伴って高感度及び高出力の磁気
ヘッドが必要となっている。
めのこの種の磁気ヘッド素子の1つとして、強磁性薄膜
の電気抵抗が電場によって変化する、いわゆるスピン・
軌道相互作用による強磁性体の異常磁気抵抗効果を利用
した異方性磁気抵抗効果(AMR)ヘッドが従来より広
く知られている(IEEE Trans.Magn.,
MAG−7,1,150(1971))。
て、NiFe、NiFeCo、FeCo又はNiCo薄
膜が用いられる。しかしながら、軟磁気特性に優れるN
iFe薄膜でさえも磁気抵抗変化率がたかだか2〜3%
程度であり、抵抗変化率のより大きい磁気抵抗効果材料
が望まれていた。
答えるものとして、最近、巨大磁気抵抗効果(GMR)
を呈する素子の1つであるスピンバルブを利用したMR
素子を備えた薄膜磁気ヘッドが提案されている(Phy
s.Rev.B,Vol.43,1,1297(199
1)、J.Appl.Phys.69(8),15,4
774(1991)、IEEE Trans.Mag
n.,Vol.30,6,3801(1994)、特公
平8−21166号公報、及び特開平6−236527
号公報)。スピンバルブは、2つの強磁性層を非磁性金
属層で磁気的に分離してサンドイッチ構造とし、その一
方の強磁性層に反強磁性層を積層することによってその
界面で生じる交換バイアス磁界をこの一方の強磁性層
(ピンニングされる層、本明細書ではピンド(pinn
ed)層と称する)に印加するようにしたものである。
交換バイアス磁界を受けるピンド層と受けない他方の強
磁性層(本明細書ではフリー(free)層と称する)
とでは磁化反転する磁界が異なるので、非磁性金属層を
挟むこれら2つの強磁性層の磁化の向きが平行、反平行
と変化し、これにより電気抵抗値が大きく変化するので
巨大磁気抵抗効果が得られる。
磁性金属層を挟むこれら2つの強磁性層(ピンド層及び
フリー層)の磁化のなす角度によって定まる。フリー層
の磁化方向は磁気媒体からの磁界の方向に従って容易に
変化する。一方、ピンド層の磁化方向は反強磁性層との
交換結合による磁化方向(ピンニングされる方向、本明
細書ではピンド方向と称する)に理想的には制御され
る。
用磁気ヘッドに用いる場合、素子を矩形型にパターン加
工し、フリー層にはトラック幅方向(縦方向)に磁化容
易軸を付与し、ピンド層にはトラック幅方向と垂直な素
子高さ方向(横方向)に交換バイアス磁界を付与し、無
磁場時においてフリー層とピンド層との磁化が直交する
ように設計する必要がある。
MR素子においては、フリー層の磁化が非線形となるこ
と又は非可逆的な磁化変化(いわゆるバルクハウゼンノ
イズ)が生じることを抑制するために、素子のトラック
幅方向の両端部に磁石層を設けて静磁界である縦バイア
ス磁界を印加することが行われる。しかしながら、この
縦バイアス磁界は、フリー層のみならずピンド層にも印
加されてしまい、ピンド層の磁化方向を特にその両端部
において変化(回転)させてしまうという問題があっ
た。
常、フリー層の磁化を縦方向に向けるような磁界を発生
させる方向(アゲインスト方向)にセンス電流を流すた
め、この電流によって交換バイアス磁界に対抗する磁界
が発生し、これがピンド層の磁化方向の変化(回転)を
助長してしまう。
換バイアス磁界は、温度に依存した分布を有しているた
め、スピンバルブMR素子の温度が上昇するほどピンド
層に与えられる交換バイアス磁界が弱まり、これがピン
ド層の磁化方向の変化(回転)をさらに大きくする可能
性がある。
層とフリー層との磁化のなす角度も変わり、その結果、
出力特性等も変わってしまう。従ってスピンバルブMR
素子を有する薄膜磁気ヘッドにおいては、ピンド層の磁
化方向が正しく制御されていることが非常に重要とな
る。
化の回転をあらかじめ考慮してピンド方向及びその分布
を設定することにより、出力特性の向上及び使用温度範
囲の拡大を図ることができる薄膜磁気ヘッドの製造方法
を提供することにある。
層、非磁性層を挟んで積層された第1及び第2の強磁性
層(フリー層及びピンド層)、並びにピンド層の非磁性
層とは反対側の面に積層された反強磁性層を含むスピン
バルブ積層体を形成する工程と、スピンバルブ積層体に
縦バイアス磁界を印加するための縦バイアス手段をこの
スピンバルブ積層体のトラック幅方向の両端に形成する
工程と、フリー層の磁気異方性を制御するために縦バイ
アス磁界方向に磁界を印加しつつ熱処理する第1のアニ
ール工程と、第1のアニール工程の後、ピンド層に交換
バイアス磁界が働くように反強磁性層のブロッキング温
度以下の温度においてスピンバルブ積層体に磁界を印加
する交換バイアス磁界形成用の第2のアニール工程と、
第2のアニール工程の後、縦バイアス磁界方向に磁界を
印加して縦バイアス手段を再着磁する工程とを備えてお
り、第2のアニール工程は、縦バイアス磁界方向とのな
す角度(Hex角度)が90°を越え130°以下の方
向に交換バイアス磁界形成用の磁界を印加する工程であ
る薄膜磁気ヘッドの製造方法が提供される。
ける交換バイアス磁界の方向(ピンド方向)と縦バイア
ス磁界の方向(基準方向)とのなす角度であるHex角
度が、ピンド層の全ての領域において、90°を越え1
30°以下となる。このため、ピンド層全体における平
均的な磁化方向が無磁場時においてフリー層の磁化とほ
ぼ直交する方向となるようにしているのである。即ち、
ピンド層の磁化の角度θp (縦バイアス磁界の方向を
基準としてこれに対するピンド層の磁化方向の角度)を
θp ≒90°とすることができるのである。
に、縦バイアス磁界(このピンド層の両端に働く縦バイ
アス磁界)Hhm、外部印加磁界Happl、センス電流磁界
His、及びピンド層の自己減磁界Hdpの影響を受ける。
ピンド層の磁化の角度θp は、フリー層の磁化が縦方向
を向いており、素子のトラック幅が素子高さに比して充
分大きく、ピンド層の異方性磁界Hk が小さい時、ピン
ド層の層厚をtp 、縦バイアス手段の厚さをthmとする
と、 θp =tan-1{(Hex+Happl+His−0.5Hdp)
・tp /(Hhm・thm)} で与えられる。外部印加磁界Happlは符号が正負に変化
し、センス電流磁界Hisの符号は負(正であってもセン
ス電流が5mAの時に20Oe程度)であるため、θp
=90°とするためには、交換バイアス磁界Hexを外部
印加磁界Happl、センス電流磁界His、ピンド層の自己
減磁界Hdp及び縦バイアス磁界Hhmより充分大きな値と
する必要がある。しかしながら、交換バイアス磁界Hex
は通常200〜1000Oe程度であり、これに対して
縦バイアス磁界Hhmはトラック端部では100〜200
0Oe程度と、無視できない値となっている。このた
め、ピンド層の特にその縦方向の両端部においては縦バ
イアス磁界Hhmが強く働き、θp が90°より大幅に小
さな値となってしまう。また、ピンド層全体において
も、θp が90°より小さな値となってしまう。さら
に、素子が高温となると、反強磁性層を構成する材料の
うちのブロッキング温度の低い成分から交換バイアス磁
界Hexが低下していくので、温度が上昇するにつれて、
ピンド層の磁化方向が縦バイアス磁界方向に傾き、θp
はさらに低下してしまう。しかしながら、本発明では、
交換バイアス磁界Hexの方向が、このようなθp の低下
を補償するように設定されているので、最終的に合成さ
れたθp を90°にほぼ等しくすることができる。
性層を挟んで積層された第1及び第2の強磁性層(フリ
ー層及びピンド層)、並びにピンド層の非磁性層とは反
対側の面に積層された反強磁性層を含むスピンバルブ積
層体を形成する工程と、スピンバルブ積層体に縦バイア
ス磁界を印加するための磁石層をスピンバルブ積層体の
トラック幅方向の両端に形成する工程と、磁石層を正規
の縦バイアス磁界方向とは逆方向に着磁する工程と、フ
リー層の磁気異方性を制御するために正規の縦バイアス
磁界方向に磁界を印加しつつ熱処理する第1のアニール
工程と、第1のアニール工程の後、ピンド層に交換バイ
アス磁界が働くように反強磁性層のブロッキング温度以
下の温度においてスピンバルブ積層体に正規の縦バイア
ス磁界方向とほぼ直交する方向の磁界を印加する交換バ
イアス磁界形成用の第2のアニール工程と、第2のアニ
ール工程の後、磁石層を正規の縦バイアス磁界方向に再
着磁する工程とを備えている薄膜磁気ヘッドの製造方法
が提供される。
方向)とは逆方向に着磁された状態で交換バイアス磁界
形成用の第2のアニール工程(ただし、交換バイアス磁
界は基準方向と直交する方向に印加される)が行われる
ので、Hex角度は、ピンド層の縦方向の両端部では9
0°越え、中央部ではほぼ90°のHex角度となる。
即ち、第2のアニール工程中、ピンド層の両端部では縦
バイアス磁界Hhmが働くため、合成された交換バイア
ス磁界によるHex角度が90°より大きくなり、その
結果、ピンド層の全ての領域で、θp をθp ≒90°
とすることができるのである。
工程は、ピンド層の縦方向の両端部において合成される
交換バイアス磁界と縦バイアス磁界方向とのなす角度が
100°以上かつ140°以下となるように交換バイア
ス磁界を印加する工程であることが好ましい。
て、薄膜磁気ヘッドのスピンバルブMR素子に設けられ
たスピンバルブ積層体及び縦バイアス磁界を発生する磁
石層の基本構造を示す断面図であり、同図において、1
0及び12は2つの強磁性層であり、この強磁性層10
及び12は非磁性金属層11で磁気的に分離してサンド
イッチ構造とされている。強磁性層12上には反強磁性
層13が積層されており、その界面で生じる交換バイア
ス磁界がこの強磁性層(ピンド層)12に印加されてピ
ンニングされる。強磁性層10は交換バイアス磁界が印
加されないフリー層である。同図において、さらに14
及び15は、このようなスピンバルブ積層体16の縦方
向の両端に接して形成された磁石層であり、フリー層1
0に一方向の縦バイアス磁界を印加するために設けられ
ている。なお、縦バイアス磁界を印加する手段として
は、磁石層に限定されることなく、例えば反強磁性層と
強磁性層との積層体であってもよい。
構成としては、特に限定はない。つまり、スピンバルブ
積層体を構成する各層は、それぞれの機能を示す物質で
構成すればよい。例えば、反強磁性層には、PtMn、
NiMn、IrMn等を、第2の強磁性層には、Co、
FeCo、NiFe等を、非磁性層には、Cu、Ag、
Au等を、第1の強磁性層にはFeCo、NiCo、F
eCoNi等をそれぞれ用いることができる。また、磁
石層には、CoPt、CoCrPt、SmCoを用いる
ことができる。そして、本発明に係るスピンバルブ積層
体は、これらの各層の他に、下地膜、電子反射膜、バイ
アスキャンセル膜、保護膜等を含んでいてもよい。さら
にその積層順序は、基板側から、反強磁性層、第2の強
磁性層、非磁性層及び第1の強磁性層としてもよい。
つの具体的な例として、基板にAlTiCを、第1の強
磁性層(フリー層)10にNiFe/Coを、非磁性層
11にCuを、第2の強磁性層(ピンド層)12にCo
を、反強磁性層13にFeMnを用いている。このスピ
ンバルブ積層体16を形成するには、まず、AlTiC
基板(ウエハ)上に下地層(Al2 O3) 、下シール
ド層(FeAlSi)及び下ギャップ層(Al2
O3)を形成した後、下地層(Ta)を5nm、フリー
層を構成する強磁性層(NiFe/Co)10をそれぞ
れ9nm及び1nm、非磁性金属層(Cu)11を2.
5nm、ピンド層を構成する強磁性層(Co)12を
2.5nm、反強磁性層(FeMn)13を10nm、
並びに保護層(Ta)を5nmでそれぞれRFスパッタ
法により成膜する。
した後、イオンミリングにより加工してスピンバルブ積
層体16を形成する。その後、下地層(TiW)を10
nm、磁石層(CoPt)14及び15を50nm、及
び電極膜(Ta)を50nm形成し、さらに上部ギャッ
プ層(Al2 O3 )及び上部シールド層(NiFe)を
形成することにより、ウエハ上に多数の再生用のスピン
バルブMR素子部を完成する。以上の各工程は、いずれ
もこの分野における公知の工程である。
フリー層10及びピンド層12の磁化方向を互いに直交
化させるために、以下のアニール処理を行う。
層10のアニール処理を行う。このアニール処理は、縦
方向(トラック幅方向)であって後述する縦バイアス磁
界方向(基準方向)に1〜3kOeの磁界を印加した状
態で約250℃の熱処理を施すことによって、フリー層
10の磁化容易方向を基準方向に向けるものである。
バイアス磁界形成用のアニール処理を行う。このアニー
ル処理は、熱処理温度を約160℃まで降温させてから
ウエハを90°を越えて130°以下である角度だけ回
転させることにより印加磁界方向が基準方向に対して9
0°を越え130°以下の角度とした後、室温まで降温
させる。これにより、交換バイアス磁界Hexの角度は、
基準方向に対して90°を越え130°以下の角度とな
る。
層14及び15を常温中で基準方向に着磁し、基準方向
の縦バイアス磁界を発生させる。
ニール処理により、ピンド層12が受ける交換バイアス
磁界Hexの方向(ピンド方向)の基準方向に対する角度
であるHex角度が、ピンド層12のほぼ全ての領域にお
いて、90°を越えるように処理される。このため、同
図の(C)に示されているように、ピンド層12の特に
両端部における最終的に合成される磁化の角度θp は9
0°より小さいが、ピンド層12全体としては、ほぼ9
0°(θp ≒90°)となるのである。
イアス磁界形成用の印加磁界方向を50〜130°の角
度(基準方向に対する角度)に変化させることによりH
ex角度を50〜130°にそれぞれ変化させたスピンバ
ルブMR素子の外部印加磁界対出力電圧特性の測定結果
を示している。この測定は、常温時のスピンバルブMR
素子についてρ−Hテスタを用いて行った。ただし、測
定時、素子には良好な波形対称性の得られるアゲインス
ト方向の4mAのセンス電流が流された。
ピンバルブMR素子の外部印加磁界対出力電圧特性を換
算して得た、スピンバルブMR素子のHex角度に対する
ピーク出力電圧特性を示している。さらに、図6は、ス
ピンバルブMR素子のHex角度に対する出力の非対称度
特性を示している。これらの図から明らかのように、H
ex角度が90°を越えて130°以下であるときに、9
00μVpp以上の出力電圧が得られ、また、出力の非対
称度が許容できる範囲に収まることが分かる。
MR素子の交換バイアス磁界Hex自体の温度特性を示し
ている。温度が上昇するにつれて交換バイアス磁界Hex
は低下し、160℃近傍でHex=0となっている。
バルブMR素子のピーク出力電圧の温度特性をそれぞれ
示している。ただし、この出力電圧は、60Oeの均一
磁界中における値である。
0°の範囲では、Hex角度が大きいほど出力が大き
く、雰囲気温度が上昇しても出力が大きい。一方、図9
に示すように、Hex角度が90〜130°の範囲で
は、常温(約25℃)で互いにほぼ等しい大きい出力が
得られ、雰囲気温度が50〜120℃の領域でも常温と
ほぼ同様の大きい出力が保たれている。従って、この意
味からも、Hex角度が90°を越えた130°以下の
範囲で、出力電圧が大きくなり、また、素子温度が上昇
した場合にも高い出力を維持できることが理解できる。
する。この実施形態におけるスピンバルブMR素子の構
成及びアニール処理を除くウエハの製造工程は、図1の
実施形態の場合と全く同様である。従って以下の説明
は、完成したウエハについて、フリー層10及びピンド
層12の磁化方向を互いに直交化させるためにアニール
処理についてのみ行う。
層14及び15を常温中で基準方向とは逆方向に着磁
し、基準方向と逆方向の縦方向磁界を発生させる。
ー層10のアニール処理を行う。このアニール処理は、
基準方向に1〜3kOeの磁界を印加した状態で約25
0℃の熱処理を施すことによって、フリー層10の磁化
容易方向を基準方向に向けるものである。
バイアス磁界形成用のアニール処理を行う。このアニー
ル処理は、熱処理温度を約160℃まで降温させてから
ウエハを90°だけ回転させることにより印加磁界方向
が基準方向に対して90°とした後、室温まで降温させ
る。これにより、交換バイアス磁界Hexの角度は、ピン
ド層12の中央部においては基準方向と逆方向の縦方向
磁界の影響がほとんどないため、基準方向に対して90
°の角度となる。一方、ピンド層12の両端部において
は印加磁界に加えて基準方向と逆方向の縦方向磁界の影
響を受けるため、交換バイアス磁界Hexの角度は90°
を越える角度となる。
化が750emu/cm3 の場合、その層厚を20〜5
0nmとすることにより、ピンド層12のトラック両端
から約0.15μmまでの領域に印加される基準方向と
逆方向の縦方向磁界が250〜1000Oeとなる。従
って、アニール処理時の横方向の交換バイアス磁界を1
000〜2000Oeとすることにより、これら基準方
向と逆方向の縦方向磁界と横方向の交換バイアス磁界と
の合成磁界を基準方向に対して、100°以上かつ14
0°以下の角度とすることができる。
層14及び15を常温中で基準方向に再着磁し、基準方
向の縦バイアス磁界を発生させる。
ニール処理により、ピンド層12が受ける交換バイアス
磁界Hexの方向(ピンド方向)の基準方向に対する角度
であるHex角度が、ピンド層12の両端部において、1
00°以上かつ140°以下となるように処理される。
このため、同図の(D)に示すように、ピンド層12の
全ての領域における最終的に合成される磁化の角度θp
が、ほぼ90°(θp≒90°)となるのである。
明を例示的に示すものであって限定的に示すものではな
く、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施す
ることができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲
及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
れば、第2のアニール工程により、ピンド層が受ける交
換バイアス磁界の方向(ピンド方向)と縦バイアス磁界
の方向(基準方向)とのなす角度であるHex角度が、
ピンド層の全ての領域において、90°を越え130°
以下となるように設定されているので、ピンド層の最終
的に合成された磁化の角度θp をθp ≒90°とする
ことができるのである。その結果、出力向上や出力波形
の対称性向上等の出力特性の向上を図ることができると
共に、使用温度範囲の拡大を図ることができる。
縦バイアス磁界方向(基準方向)とは逆方向に着磁され
た状態で交換バイアス磁界形成用の第2のアニール工程
(ただし、交換バイアス磁界は基準方向と直交する方向
に印加される)が行われるので、Hex角度は、ピンド
層の縦方向の両端部では90°越え、中央部ではほぼ9
0°のHex角度となる。即ち、第2のアニール工程
中、ピンド層の両端部では縦バイアス磁界Hhmが働く
ため、合成された交換バイアス磁界によるHex角度が
90°より大きくなり、従って、ピンド層の全ての領域
で、θp をθp≒90°とすることができるのであ
る。その結果、出力向上や出力波形の対称性向上等の出
力特性の向上を図ることができると共に、使用温度範囲
の拡大を図ることができる。
スピンバルブMR素子に設けられたスピンバルブ積層体
の基本構造を示す断面図である。
明する図である。
印加磁界に対する出力特性を示す図である。
印加磁界に対する出力特性を示す図である。
ク出力電圧特性を示す図である。
の非対称度特性を示す図である。
の交換バイアス磁界自体の温度特性を示す図である。
ク出力電圧の温度特性を示す図である。
ク出力電圧の温度特性を示す図である。
手順を説明する図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 非磁性層、該非磁性層を挟んで積層され
た第1及び第2の強磁性層、並びに該第2の強磁性層の
前記非磁性層とは反対側の面に積層された反強磁性層を
含むスピンバルブ積層体を形成する工程と、該スピンバ
ルブ積層体に縦バイアス磁界を印加するための縦バイア
ス手段を該スピンバルブ積層体のトラック幅方向の両端
に形成する工程と、前記第1の強磁性層の磁気異方性を
制御するために縦バイアス磁界方向に磁界を印加しつつ
熱処理する第1のアニール工程と、該第1のアニール工
程の後、前記第2の強磁性層に交換バイアス磁界が働く
ように前記反強磁性層のブロッキング温度以下の温度に
おいて該スピンバルブ積層体に磁界を印加する交換バイ
アス磁界形成用の第2のアニール工程と、該第2のアニ
ール工程の後、前記縦バイアス磁界方向に磁界を印加し
て前記縦バイアス手段を再着磁する工程とを備えてお
り、前記第2のアニール工程は、前記縦バイアス磁界方
向とのなす角度が90°を越え130°以下の方向に交
換バイアス磁界形成用の磁界を印加する工程であること
を特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 非磁性層、該非磁性層を挟んで積層され
た第1及び第2の強磁性層、並びに該第2の強磁性層の
前記非磁性層とは反対側の面に積層された反強磁性層を
含むスピンバルブ積層体を形成する工程と、該スピンバ
ルブ積層体に縦バイアス磁界を印加するための磁石層を
該スピンバルブ積層体のトラック幅方向の両端に形成す
る工程と、前記磁石層を正規の縦バイアス磁界方向とは
逆方向に着磁する工程と、前記第1の強磁性層の磁気異
方性を制御するために前記正規の縦バイアス磁界方向に
磁界を印加しつつ熱処理する第1のアニール工程と、該
第1のアニール工程の後、前記第2の強磁性層に交換バ
イアス磁界が働くように前記反強磁性層のブロッキング
温度以下の温度において該スピンバルブ積層体に前記正
規の縦バイアス磁界方向とほぼ直交する方向の磁界を印
加する交換バイアス磁界形成用の第2のアニール工程
と、該第2のアニール工程の後、前記磁石層を前記正規
の縦バイアス磁界方向に再着磁する工程とを備えている
ことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項3】 前記第2のアニール工程は、前記第2の
強磁性層の縦方向の両端部において合成される交換バイ
アス磁界と前記正規の縦バイアス磁界方向とのなす角度
が100°以上かつ140°以下となるように前記交換
バイアス磁界を印加する工程であることを特徴とする請
求項2に記載の製造方法。
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