JP3456314B2 - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents
車両用自動変速機の制御装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は車両用自動変速機の制
御装置に係り、特に車速によって変速判断を行いシフト
ポジションを選択して変速制御を行う制御手段におい
て、減速度制限値を勘案して変速判断用車速を算出し、
駆動輪ロック時の意図しないダウンシフトを防止する車
両用自動変速機の制御装置に関する。
御装置に係り、特に車速によって変速判断を行いシフト
ポジションを選択して変速制御を行う制御手段におい
て、減速度制限値を勘案して変速判断用車速を算出し、
駆動輪ロック時の意図しないダウンシフトを防止する車
両用自動変速機の制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両には搭載したエンジンの駆動力を走
行条件に応じて所要に変換して取出すために、自動式の
変速機や手動式の変速機を備えている。
行条件に応じて所要に変換して取出すために、自動式の
変速機や手動式の変速機を備えている。
【０００３】自動式の変速機（オートマチックトランス
ミッション、ＡＴ）においては、エンジン回転数とスロ
ットル開度とからなる変速マップを設定し、この変速マ
ップにて変速制御するものがある。
ミッション、ＡＴ）においては、エンジン回転数とスロ
ットル開度とからなる変速マップを設定し、この変速マ
ップにて変速制御するものがある。
【０００４】自動式の変速機においては、イグニション
キーのオン時に、ブレーキペダルを踏まなければシフト
レバーを駐車シフト位置から他のシフト位置に変更する
ことができない、つまりポジションプレート（デテント
プレート）の駐車用段部にポジションピン（デテントピ
ン）を係合させたままにするレバーロック機構と、シフ
トレバーが駐車シフト位置にされていないとイグニショ
ンキーを抜くことができないキーインタロック機構とを
有するシフトロック装置、あるいは、ブレーキインタロ
ック装置を設けているものがある。
キーのオン時に、ブレーキペダルを踏まなければシフト
レバーを駐車シフト位置から他のシフト位置に変更する
ことができない、つまりポジションプレート（デテント
プレート）の駐車用段部にポジションピン（デテントピ
ン）を係合させたままにするレバーロック機構と、シフ
トレバーが駐車シフト位置にされていないとイグニショ
ンキーを抜くことができないキーインタロック機構とを
有するシフトロック装置、あるいは、ブレーキインタロ
ック装置を設けているものがある。
【０００５】前記車両用自動変速機の制御装置として
は、特公平４−２２４３５９号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示される車両用自動変速機の変速制
御装置は、車両の車体速度を検出し、この検出車体速度
と機関負荷とによりシフト段を決定し、変速操作を行
い、カーブ走行中等の制動時に駆動輪がロックしても最
適なシフト段を確保し、運転性を向上させている。
は、特公平４−２２４３５９号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示される車両用自動変速機の変速制
御装置は、車両の車体速度を検出し、この検出車体速度
と機関負荷とによりシフト段を決定し、変速操作を行
い、カーブ走行中等の制動時に駆動輪がロックしても最
適なシフト段を確保し、運転性を向上させている。
【０００６】また、実開平２−４８４３７号公報に開示
されるものがある。この公報に開示される自動変速装置
は、歯車式変速機を含んで構成される車両用の自動変速
装置において、車両にブレーキが掛けられているか否か
を検出するブレーキ検出手段と、車速を検出する車速検
出手段と、ブレーキ検出手段及び車速検出手段に応答し
ブレーキが働いている場合における車両の減速度を計算
する減速度計算手段と、減速度計算手段における計算結
果に従ってシフトダウンのタイミングが決定され変速機
のシフト制御を行うためのシフト制御手段とを備えてい
る。
されるものがある。この公報に開示される自動変速装置
は、歯車式変速機を含んで構成される車両用の自動変速
装置において、車両にブレーキが掛けられているか否か
を検出するブレーキ検出手段と、車速を検出する車速検
出手段と、ブレーキ検出手段及び車速検出手段に応答し
ブレーキが働いている場合における車両の減速度を計算
する減速度計算手段と、減速度計算手段における計算結
果に従ってシフトダウンのタイミングが決定され変速機
のシフト制御を行うためのシフト制御手段とを備えてい
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の車両
用自動変速機の制御装置において、車速センサからの検
出信号によってアウトプットシャフト回転速度である車
速を算出し、この車速をシフト段たるシフトポジション
の選択に使用するものがある。
用自動変速機の制御装置において、車速センサからの検
出信号によってアウトプットシャフト回転速度である車
速を算出し、この車速をシフト段たるシフトポジション
の選択に使用するものがある。
【０００８】しかし、ブレーキングにより駆動輪がロッ
クすると、アウトプットシャフトの回転が停止するた
め、車速が０〓／ｈであると判断し、意図しないダウン
シフトが行われるという不都合がある。
クすると、アウトプットシャフトの回転が停止するた
め、車速が０〓／ｈであると判断し、意図しないダウン
シフトが行われるという不都合がある。
【０００９】この不都合を回避するためには、車体の対
地速度によって変速を行えば良い。この方策を開示する
ものとしては、上述した特公平４−２２４３５９号公報
がある。
地速度によって変速を行えば良い。この方策を開示する
ものとしては、上述した特公平４−２２４３５９号公報
がある。
【００１０】特公平４−２２４３５９号公報のものは、
加速度（Ｇ）センサにより車体の対地速度を算出し、こ
の算出した値をシフトポジションの選択に使用してい
る。
加速度（Ｇ）センサにより車体の対地速度を算出し、こ
の算出した値をシフトポジションの選択に使用してい
る。
【００１１】この結果、加速度センサを設ける必要があ
り、構成が複雑化して製作が困難となり、コストが大と
なって経済的に不利であるという不都合がある。
り、構成が複雑化して製作が困難となり、コストが大と
なって経済的に不利であるという不都合がある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、ファイナルギヤに配設され
た車速センサからの車速検出信号によってアウトプット
シャフト回転速度である車速を算出し、この車速によっ
て変速判断を行いシフトポジションを選択して変速制御
を行う制御手段を有する車両用自動変速機において、前
記車速センサにより検出された第１車速と前回の変速判
断用第２車速から減速度制限値を引いた値とを比較し、
第１車速が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値
を引いた値以上の場合に第１車速を今回の変速判断用第
２車速とするとともに、第１車速が前回の変速判断用第
２車速から減速度制限値を引いた値未満の場合には前回
の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値を今
回の変速判断用第２車速とし、今回の変速判断用第２車
速によって変速判断を行いシフトポジションを選択する
機能を前記制御手段に付加するとともに路面勾配検出手
段を設け、登坂状態の場合に前記減速度制限値を大きく
し、降坂状態の場合に前記減速度制限値を小さく補正す
ることを特徴とする。また、ファイナルギヤに配設され
た車速センサからの車速検出信号によってアウトプット
シャフト回転速度である車速を算出し、この車速によっ
て変速判断を行いシフトポジションを選択して変速制御
を行う制御手段を有する車両用自動変速機において、前
記車速センサにより検出された第１車速と前回の変速判
断用第２車速から減速度制限値を引いた値とを比較し、
第１車速が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値
を引いた値以上の場合に第１車速を今回の変速判断用第
２車速とするとともに、第１車速が前回の変速判断用第
２車速から減速度制限値を引いた値未満の場合には前回
の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値を今
回の変速判断用第２車速とし、今回の変速判断用第２車
速によって変速判断を行いシフトポジションを選択する
機能を前記制御手段に付加するとともに摩擦係数検出手
段を設け、摩擦係数の小なる低μ路において前記減速度
制限値を小さく補正することを特徴とする。更に、ファ
イナルギヤに配設された車速センサからの車速検出信号
によってアウトプットシャフト回転速度である車速を算
出し、この車速によって変速判断を行いシフトポジショ
ンを選択して変速制御を行う制御手段を有する車両用自
動変速機において、前記車速センサにより検出された第
１車速と前回の変速判断用第２車速から減速度制限値を
引いた値とを比較し、第１車速が前回の変速判断用第２
車速から減速度制限値を引いた値以上の場合に第１車速
を今回の変速判断用第２車速とするとともに、第１車速
が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた
値未満の場合には前回の変速判断用第２車速から減速度
制限値を引いた値を今回の変速判断用第２車速とし、今
回の変速判断用第２車速によって変速判断を行いシフト
ポジションを選択する機能を前記制御手段に付加すると
ともに前記減速度制限値を路面状態によって異なる値と
する減速度制限テーブルを設け、該減速度制限テーブル
から選択した値を減速度制限値とすることを特徴とす
る。
述不都合を除去するために、ファイナルギヤに配設され
た車速センサからの車速検出信号によってアウトプット
シャフト回転速度である車速を算出し、この車速によっ
て変速判断を行いシフトポジションを選択して変速制御
を行う制御手段を有する車両用自動変速機において、前
記車速センサにより検出された第１車速と前回の変速判
断用第２車速から減速度制限値を引いた値とを比較し、
第１車速が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値
を引いた値以上の場合に第１車速を今回の変速判断用第
２車速とするとともに、第１車速が前回の変速判断用第
２車速から減速度制限値を引いた値未満の場合には前回
の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値を今
回の変速判断用第２車速とし、今回の変速判断用第２車
速によって変速判断を行いシフトポジションを選択する
機能を前記制御手段に付加するとともに路面勾配検出手
段を設け、登坂状態の場合に前記減速度制限値を大きく
し、降坂状態の場合に前記減速度制限値を小さく補正す
ることを特徴とする。また、ファイナルギヤに配設され
た車速センサからの車速検出信号によってアウトプット
シャフト回転速度である車速を算出し、この車速によっ
て変速判断を行いシフトポジションを選択して変速制御
を行う制御手段を有する車両用自動変速機において、前
記車速センサにより検出された第１車速と前回の変速判
断用第２車速から減速度制限値を引いた値とを比較し、
第１車速が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値
を引いた値以上の場合に第１車速を今回の変速判断用第
２車速とするとともに、第１車速が前回の変速判断用第
２車速から減速度制限値を引いた値未満の場合には前回
の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値を今
回の変速判断用第２車速とし、今回の変速判断用第２車
速によって変速判断を行いシフトポジションを選択する
機能を前記制御手段に付加するとともに摩擦係数検出手
段を設け、摩擦係数の小なる低μ路において前記減速度
制限値を小さく補正することを特徴とする。更に、ファ
イナルギヤに配設された車速センサからの車速検出信号
によってアウトプットシャフト回転速度である車速を算
出し、この車速によって変速判断を行いシフトポジショ
ンを選択して変速制御を行う制御手段を有する車両用自
動変速機において、前記車速センサにより検出された第
１車速と前回の変速判断用第２車速から減速度制限値を
引いた値とを比較し、第１車速が前回の変速判断用第２
車速から減速度制限値を引いた値以上の場合に第１車速
を今回の変速判断用第２車速とするとともに、第１車速
が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた
値未満の場合には前回の変速判断用第２車速から減速度
制限値を引いた値を今回の変速判断用第２車速とし、今
回の変速判断用第２車速によって変速判断を行いシフト
ポジションを選択する機能を前記制御手段に付加すると
ともに前記減速度制限値を路面状態によって異なる値と
する減速度制限テーブルを設け、該減速度制限テーブル
から選択した値を減速度制限値とすることを特徴とす
る。
【００１３】
【作用】上述の如く発明したことにより、制御手段によ
って変速判断を行う際には、車速センサにより検出され
た第１車速と前回の変速判断用第２車速から減速度制限
値を引いた値とを比較し、第１車速が前回の変速判断用
第２車速から減速度制限値を引いた値以上の場合には、
第１車速を今回の変速判断用第２車速とするとともに、
第１車速が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値
を引いた値未満の場合には、前回の変速判断用第２車速
から減速度制限値を引いた値を今回の変速判断用第２車
速とする。そして、登坂状態の場合に減速度制限値を大
きくし、降坂状態の場合に減速度制限値を小さく補正
し、また、摩擦係数の小なる低μ路において減速度制限
値を小さく補正し、更に、減速度制限値を路面状態によ
って異なる値とする減速度制限テーブルから選択した値
を減速度制限値とする。このため、今回の変速判断用第
２車速によって変速判断を行い、シフトポジションを選
択して車両用自動変速機の変速制御を行い、駆動輪ロッ
ク時の意図しないダウンシフトを防止している。
って変速判断を行う際には、車速センサにより検出され
た第１車速と前回の変速判断用第２車速から減速度制限
値を引いた値とを比較し、第１車速が前回の変速判断用
第２車速から減速度制限値を引いた値以上の場合には、
第１車速を今回の変速判断用第２車速とするとともに、
第１車速が前回の変速判断用第２車速から減速度制限値
を引いた値未満の場合には、前回の変速判断用第２車速
から減速度制限値を引いた値を今回の変速判断用第２車
速とする。そして、登坂状態の場合に減速度制限値を大
きくし、降坂状態の場合に減速度制限値を小さく補正
し、また、摩擦係数の小なる低μ路において減速度制限
値を小さく補正し、更に、減速度制限値を路面状態によ
って異なる値とする減速度制限テーブルから選択した値
を減速度制限値とする。このため、今回の変速判断用第
２車速によって変速判断を行い、シフトポジションを選
択して車両用自動変速機の変速制御を行い、駆動輪ロッ
ク時の意図しないダウンシフトを防止している。
【００１４】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【００１５】図１〜図５はこの発明の実施例を示すもの
である。図２及び図３において、２は図示しない車両用
の自動変速機である。
である。図２及び図３において、２は図示しない車両用
の自動変速機である。
【００１６】この自動変速機２の図示しないシフトレバ
ー下端をガイドプレート（図示せず）下方のブラケット
に揺動可能に軸支する。シフトレバー上端側は、ガイド
プレートのガイド孔に挿通され且つ上方に突設されてい
る。ガイドプレートには、シフトレバーの各シフト位置
である駐車シフト位置（Ｐ）と、後退シフト位置（Ｒ）
と、中立シフト位置（Ｎ）と、走行シフト位置（Ｄ）
と、２速シフト位置（２）と、１速シフト位置（Ｌ）と
が順次に表示されている。
ー下端をガイドプレート（図示せず）下方のブラケット
に揺動可能に軸支する。シフトレバー上端側は、ガイド
プレートのガイド孔に挿通され且つ上方に突設されてい
る。ガイドプレートには、シフトレバーの各シフト位置
である駐車シフト位置（Ｐ）と、後退シフト位置（Ｒ）
と、中立シフト位置（Ｎ）と、走行シフト位置（Ｄ）
と、２速シフト位置（２）と、１速シフト位置（Ｌ）と
が順次に表示されている。
【００１７】前記シフトレバーは、シフトケーブルによ
って自動変速機２に連絡されている。
って自動変速機２に連絡されている。
【００１８】そしてこのとき、このシフトケーブルはシ
フトスイッチ４を介して自動変速機２に連絡される。こ
のシフトスイッチ４は、シフトレバーのシフト操作によ
りシフト動作される自動変速機２のシフト動作位置を検
出するものである。
フトスイッチ４を介して自動変速機２に連絡される。こ
のシフトスイッチ４は、シフトレバーのシフト操作によ
りシフト動作される自動変速機２のシフト動作位置を検
出するものである。
【００１９】また、前記シフトレバーのレバーロック用
ソレノイドには、自動変速機２の搭載される車両（図示
せず）のイグニションキーの操作によりオフ・オン・ス
タートの各状態に切換えられるイグニションスイッチ６
と、車両のブレーキペダルの操作状態を検出するブレー
キペダルスイッチとが夫々接続されている。
ソレノイドには、自動変速機２の搭載される車両（図示
せず）のイグニションキーの操作によりオフ・オン・ス
タートの各状態に切換えられるイグニションスイッチ６
と、車両のブレーキペダルの操作状態を検出するブレー
キペダルスイッチとが夫々接続されている。
【００２０】前記自動変速機２には、ブレーキペダルス
イッチと、シフトレバー４の後退シフト位置（Ｒ）の選
択時に警報を発するＲレンジ警報手段とが接続される。
イッチと、シフトレバー４の後退シフト位置（Ｒ）の選
択時に警報を発するＲレンジ警報手段とが接続される。
【００２１】また、前記自動変速機２のＡＴコントロー
ラまたはＥＣＵと称される制御手段８は、シフトスイッ
チからのシフトポジション信号により変速制御を行うも
のであり、図２の制御システム図に沿って構成を説明す
る。
ラまたはＥＣＵと称される制御手段８は、シフトスイッ
チからのシフトポジション信号により変速制御を行うも
のであり、図２の制御システム図に沿って構成を説明す
る。
【００２２】前記自動変速機２の駆動力入力側に、トル
クコンバータ１０を介してエンジン１２を連絡して設け
るとともに、自動変速機２の駆動力出力側にファイナル
ギヤ１４を連絡して設ける。
クコンバータ１０を介してエンジン１２を連絡して設け
るとともに、自動変速機２の駆動力出力側にファイナル
ギヤ１４を連絡して設ける。
【００２３】また、エンジン１２に図示しないスロット
ルバルブのスロットル開度を検出するスロットルセンサ
１６を接続して設けるとともに、吸気管圧力により動作
するバキュームダイヤフラム１８を接続して設ける。
ルバルブのスロットル開度を検出するスロットルセンサ
１６を接続して設けるとともに、吸気管圧力により動作
するバキュームダイヤフラム１８を接続して設ける。
【００２４】そして、前記トルクコンバータ１０に連絡
するオイルポンプ２０とバキュームダイヤフラム１８と
を油圧制御装置２２に接続して設け、この油圧制御装置
２２をサーボ機構２４を介して、または直接的に、前記
自動変速機２に接続して設ける。
するオイルポンプ２０とバキュームダイヤフラム１８と
を油圧制御装置２２に接続して設け、この油圧制御装置
２２をサーボ機構２４を介して、または直接的に、前記
自動変速機２に接続して設ける。
【００２５】更に、油圧制御装置２２は、自動変速機２
に設けられる２個のソレノイドＡたる第１ソレノイド２
６、ソレノイドＢたる第２ソレノイド２８を介して前記
制御手段８に接続される。
に設けられる２個のソレノイドＡたる第１ソレノイド２
６、ソレノイドＢたる第２ソレノイド２８を介して前記
制御手段８に接続される。
【００２６】この制御手段８には、油温センサ３０や前
記ファイナルギヤ１４に配設される車速センサ３２、シ
フトスイッチ４、エアコンスイッチ３４等が接続されて
いる。
記ファイナルギヤ１４に配設される車速センサ３２、シ
フトスイッチ４、エアコンスイッチ３４等が接続されて
いる。
【００２７】前記制御手段８を中心とするシステム回路
図は、図３に示される。つまり、前記制御手段８には、
シフトスイッチ４、スロットルセンサ１６、油温センサ
３０や車速センサ３２を含むセンサ群が接続されるとと
もに、各種部品が接続されている。
図は、図３に示される。つまり、前記制御手段８には、
シフトスイッチ４、スロットルセンサ１６、油温センサ
３０や車速センサ３２を含むセンサ群が接続されるとと
もに、各種部品が接続されている。
【００２８】また、前記制御手段８は、車速センサ３２
からの車速検出信号を入力し車速センサ３２により検出
された車速によって変速判断を行いシフトポジションを
選択して変速制御を行う機能を有している。
からの車速検出信号を入力し車速センサ３２により検出
された車速によって変速判断を行いシフトポジションを
選択して変速制御を行う機能を有している。
【００２９】そして、前記制御手段８には、前記車速セ
ンサ３２により検出された第１車速ＶＳ１と前回の変速
判断用第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引
いた値とを比較し、第１車速ＶＳ１が前回の変速判断用
第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値
以上の場合に第１車速ＶＳ１を今回の変速判断用第２車
速ＶＳ２とするとともに、第１車速ＶＳ１が前回の変速
判断用第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引
いた値未満の場合には前回の変速判断用第２車速ＶＳ
２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値を今回の変速
判断用第２車速ＶＳ２とし、今回の変速判断用第２車速
ＶＳ２によって変速判断を行いシフトポジションを選択
する機能を付加して設ける構成とする。
ンサ３２により検出された第１車速ＶＳ１と前回の変速
判断用第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引
いた値とを比較し、第１車速ＶＳ１が前回の変速判断用
第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値
以上の場合に第１車速ＶＳ１を今回の変速判断用第２車
速ＶＳ２とするとともに、第１車速ＶＳ１が前回の変速
判断用第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引
いた値未満の場合には前回の変速判断用第２車速ＶＳ
２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値を今回の変速
判断用第２車速ＶＳ２とし、今回の変速判断用第２車速
ＶＳ２によって変速判断を行いシフトポジションを選択
する機能を付加して設ける構成とする。
【００３０】詳述すれば、前記車速センサ３２は、一定
時間毎に第１車速ＶＳ１を検出し、この車速センサ３２
により検出された第１車速ＶＳ１と、前回の変速判断に
使用した前回の変速判断用第２車速ＶＳ２’から減速度
制限値ｄＶＳＤを引いた値とを比較し、大きい方を今回
の変速判断用第２車速ＶＳ２とするものである。
時間毎に第１車速ＶＳ１を検出し、この車速センサ３２
により検出された第１車速ＶＳ１と、前回の変速判断に
使用した前回の変速判断用第２車速ＶＳ２’から減速度
制限値ｄＶＳＤを引いた値とを比較し、大きい方を今回
の変速判断用第２車速ＶＳ２とするものである。
【００３１】また、前記減速度制限値ｄＶＳＤは、駆動
輪のロックしていない状態における減速時に車速センサ
３２により検出された車速を変速判断に使用すべく、駆
動輪ロック時の対地速度の減速度以上に設定されてい
る。
輪のロックしていない状態における減速時に車速センサ
３２により検出された車速を変速判断に使用すべく、駆
動輪ロック時の対地速度の減速度以上に設定されてい
る。
【００３２】更に、前記制御手段８には、路面勾配を検
出する路面勾配検出手段３６と、路面の摩擦係数（μ）
を検出する摩擦係数検出手段３８とを接続して設ける。
出する路面勾配検出手段３６と、路面の摩擦係数（μ）
を検出する摩擦係数検出手段３８とを接続して設ける。
【００３３】前記路面勾配検出手段３６は、路面の登
坂、平地、降坂の各状態を検出し、登坂状態の場合に減
速度制限値ｄＶＳＤを大きくし、降坂状態の場合には逆
に減速度制限値ｄＶＳＤを小さく補正するものである。
坂、平地、降坂の各状態を検出し、登坂状態の場合に減
速度制限値ｄＶＳＤを大きくし、降坂状態の場合には逆
に減速度制限値ｄＶＳＤを小さく補正するものである。
【００３４】また、前記摩擦係数検出手段３８は、路面
の摩擦係数（μ）を検出し、摩擦係数（μ）の小なる低
μ路において、減速度制限値ｄＶＳＤを小さく補正する
ものである。
の摩擦係数（μ）を検出し、摩擦係数（μ）の小なる低
μ路において、減速度制限値ｄＶＳＤを小さく補正する
ものである。
【００３５】そして、前記制御手段８は、路面勾配検出
手段３６と摩擦係数検出手段３８とからの両検出信号を
入力し、両検出信号に合致する減速度制限値ｄＶＳＤを
設定するための減速度制限値テーブルを有している。
手段３６と摩擦係数検出手段３８とからの両検出信号を
入力し、両検出信号に合致する減速度制限値ｄＶＳＤを
設定するための減速度制限値テーブルを有している。
【００３６】この減速度制限値テーブルは、図４に示す
如く、路面勾配検出手段３６と摩擦係数検出手段３８と
からの両検出信号を入力した後に、両検出信号に合致す
る減速度制限値を、ｄＶＳＤ１〜６から選択し、選択し
た値を減速度制限値ｄＶＳＤとする。
如く、路面勾配検出手段３６と摩擦係数検出手段３８と
からの両検出信号を入力した後に、両検出信号に合致す
る減速度制限値を、ｄＶＳＤ１〜６から選択し、選択し
た値を減速度制限値ｄＶＳＤとする。
【００３７】なお、前記減速度制限値ｄＶＳＤは、駆動
輪がロックしていない状態における減速時に、前記車速
センサ３２により算出した第１車速ＶＳ１を変速判断に
用いることができるように、駆動輪ロック時の対地速度
の減速度以上となっている。
輪がロックしていない状態における減速時に、前記車速
センサ３２により算出した第１車速ＶＳ１を変速判断に
用いることができるように、駆動輪ロック時の対地速度
の減速度以上となっている。
【００３８】この駆動輪ロック時の対地速度の減速度
は、路面の勾配や摩擦係数によって異なるものであり、
減速度制限値ｄＶＳＤの値を路面状態によって異なる値
とすることにより、駆動輪ロック時の変速判断用第２車
速ＶＳ２を対地速度により一層近づけるごとができる。
は、路面の勾配や摩擦係数によって異なるものであり、
減速度制限値ｄＶＳＤの値を路面状態によって異なる値
とすることにより、駆動輪ロック時の変速判断用第２車
速ＶＳ２を対地速度により一層近づけるごとができる。
【００３９】例えば、路面勾配を、登坂、平地、降坂の
３段階とするとともに、路面の摩擦係数（μ）を高μ
路、低μ路の２段階とする。
３段階とするとともに、路面の摩擦係数（μ）を高μ
路、低μ路の２段階とする。
【００４０】次に、図１の車両用自動変速機の制御装置
の制御用フローチャートに沿って説明する。
の制御用フローチャートに沿って説明する。
【００４１】一定時間毎に今回の変速判断用第２車速Ｖ
Ｓ２を算出する制御用フローチャートのプログラムがス
タート（１０２）すると、路面勾配検出手段３６と摩擦
係数検出手段３８とからの両検出信号によって減速度制
限値ｄＶＳＤの算出処理（１０４）が行われる。
Ｓ２を算出する制御用フローチャートのプログラムがス
タート（１０２）すると、路面勾配検出手段３６と摩擦
係数検出手段３８とからの両検出信号によって減速度制
限値ｄＶＳＤの算出処理（１０４）が行われる。
【００４２】この減速度制限値ｄＶＳＤの算出処理（１
０４）は、制御手段８に路面勾配検出手段３６と摩擦係
数検出手段３８とからの両検出信号を入力した後に、両
検出信号に合致する減速度制限値を、図４の減速度制限
値テーブルのｄＶＳＤ１〜６から選択し、選択した値を
減速度制限値ｄＶＳＤとしている。
０４）は、制御手段８に路面勾配検出手段３６と摩擦係
数検出手段３８とからの両検出信号を入力した後に、両
検出信号に合致する減速度制限値を、図４の減速度制限
値テーブルのｄＶＳＤ１〜６から選択し、選択した値を
減速度制限値ｄＶＳＤとしている。
【００４３】また、減速度制限値ｄＶＳＤの算出処理
（１０４）の後に、前記車速センサ３２からの検出信号
によって第１車速ＶＳ１を検出（１０６）する。
（１０４）の後に、前記車速センサ３２からの検出信号
によって第１車速ＶＳ１を検出（１０６）する。
【００４４】そして、第１車速ＶＳ１と前回の変速判断
用第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた
値とを比較判断（１０８）し、この比較判断（１０８）
において、第１車速ＶＳ１が前回の変速判断用第２車速
ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値以上の場
合には、第１車速ＶＳ１を今回の変速判断用第２車速Ｖ
Ｓ２とする（１１０）、
用第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた
値とを比較判断（１０８）し、この比較判断（１０８）
において、第１車速ＶＳ１が前回の変速判断用第２車速
ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値以上の場
合には、第１車速ＶＳ１を今回の変速判断用第２車速Ｖ
Ｓ２とする（１１０）、
【００４５】逆に、第１車速ＶＳ１が前回の変速判断用
第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値
未満の場合には、前回の変速判断用第２車速ＶＳ２’か
ら減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値を今回の変速判断用
第２車速ＶＳ２とし（１１２）、今回の変速判断用第２
車速ＶＳ２の設定後に制御用フローチャートのプログラ
ムをエンド（１１４）させる。
第２車速ＶＳ２’から減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値
未満の場合には、前回の変速判断用第２車速ＶＳ２’か
ら減速度制限値ｄＶＳＤを引いた値を今回の変速判断用
第２車速ＶＳ２とし（１１２）、今回の変速判断用第２
車速ＶＳ２の設定後に制御用フローチャートのプログラ
ムをエンド（１１４）させる。
【００４６】これにより、加速度センサを設けなくと
も、図５に示す如く、変速判断用第２車速ＶＳ２が滑ら
かなものとなり、特に駆動輪ロック時の意図しないダウ
ンシフトを確実に防止し得て、実用上有利である。
も、図５に示す如く、変速判断用第２車速ＶＳ２が滑ら
かなものとなり、特に駆動輪ロック時の意図しないダウ
ンシフトを確実に防止し得て、実用上有利である。
【００４７】また、制御用プログラムの変更のみで対処
し得ることにより、構成が複雑化することがなく、コス
トを低廉に維持し得て、経済的に有利である。
し得ることにより、構成が複雑化することがなく、コス
トを低廉に維持し得て、経済的に有利である。
【００４８】更に、前記減速度制限値ｄＶＳＤを、駆動
輪ロック時の対地速度の減速度以上に設定したことによ
り、駆動輪のロックしていない状態における減速時に、
車速センサ３２により検出された車速を変速判断に使用
することができ、使い勝手を向上し得る。
輪ロック時の対地速度の減速度以上に設定したことによ
り、駆動輪のロックしていない状態における減速時に、
車速センサ３２により検出された車速を変速判断に使用
することができ、使い勝手を向上し得る。
【００４９】なお、この発明は上述実施例に限定される
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
ものではなく、種々の応用改変が可能である。
【００５０】例えば、この発明の実施例においては、路
面勾配を、登坂、平地、降坂の３段階にとするととも
に、路面の摩擦係数（μ）を高μ路、低μ路の２段階と
したが、路面勾配を４段階以上、あるいは路面の摩擦係
数（μ）を３段階以上とし、減速度制限値ｄＶＳＤ用の
減速度制限値テーブルを細分化し、より一層細かな制御
を行うことも可能である。
面勾配を、登坂、平地、降坂の３段階にとするととも
に、路面の摩擦係数（μ）を高μ路、低μ路の２段階と
したが、路面勾配を４段階以上、あるいは路面の摩擦係
数（μ）を３段階以上とし、減速度制限値ｄＶＳＤ用の
減速度制限値テーブルを細分化し、より一層細かな制御
を行うことも可能である。
【００５１】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、加速度センサを設けなくとも、駆動輪ロック時の意
図しないダウンシフトを確実に防止し得て、実用上有利
である。また、制御用プログラムの変更のみで対処し得
ることにより、構成が複雑化することがなく、コストを
低廉に維持し得て、経済的に有利である。
ば、加速度センサを設けなくとも、駆動輪ロック時の意
図しないダウンシフトを確実に防止し得て、実用上有利
である。また、制御用プログラムの変更のみで対処し得
ることにより、構成が複雑化することがなく、コストを
低廉に維持し得て、経済的に有利である。
【図１】この発明の実施例を示す車両用自動変速機の制
御装置の制御用フローチャートである。
御装置の制御用フローチャートである。
【図２】車両用自動変速機の制御システム図である。
【図３】車両用自動変速機の制御手段を中心としてシス
テム回路図である。
テム回路図である。
【図４】減速度制限値テーブルを示す図である。
【図５】車両用自動変速機の制御装置のタイミングチャ
ートである。
ートである。
２ 自動変速機
４ シフトスイッチ
６ イグニションスイッチ
８ 制御手段
１０ トルクコンバータ
１２ エンジン
１４ ファイナルギヤ
１６ スロットルセンサ
１８ バキュームダイヤフラム
２０ オイルポンプ
２２ 油圧制御装置
２４ サーボ機構
２６ 第１ソレノイド
２８ 第２ソレノイド
３０ 油温センサ
３２ 車速センサ
３４ エアコンスイッチ
３６ 路面勾配検出手段
３８ 摩擦係数検出手段
ＶＳ１ 第１車速
ＶＳ２’ 前回の変速判断用第２車速
ＶＳ２ 今回の変速判断用第２車速
ｄＶＳＤ 減速度制限値
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平６−272744（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−321085（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−39020（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−244660（ＪＰ，Ａ)
特開 平２−113157（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−54373（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−48437（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F16H 59/00 - 61/12
F16H 61/16 - 61/24
F16H 63/40 - 63/48
Claims (3)
- 【請求項１】 ファイナルギヤに配設された車速センサ
からの車速検出信号によってアウトプットシャフト回転
速度である車速を算出し、この車速によって変速判断を
行いシフトポジションを選択して変速制御を行う制御手
段を有する車両用自動変速機において、前記車速センサ
により検出された第１車速と前回の変速判断用第２車速
から減速度制限値を引いた値とを比較し、第１車速が前
回の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値以
上の場合に第１車速を今回の変速判断用第２車速とする
とともに、第１車速が前回の変速判断用第２車速から減
速度制限値を引いた値未満の場合には前回の変速判断用
第２車速から減速度制限値を引いた値を今回の変速判断
用第２車速とし、今回の変速判断用第２車速によって変
速判断を行いシフトポジションを選択する機能を前記制
御手段に付加するとともに路面勾配検出手段を設け、登
坂状態の場合に前記減速度制限値を大きくし、降坂状態
の場合に前記減速度制限値を小さく補正することを特徴
とする車両用自動変速機の制御装置。 - 【請求項２】 ファイナルギヤに配設された車速センサ
からの車速検出信号によってアウトプットシャフト回転
速度である車速を算出し、この車速によって変速判断を
行いシフトポジションを選択して変速制御を行う制御手
段を有する車両用自動変速機において、前記車速センサ
により検出された第１車速と前回の変速判断用第２車速
から減速度制限値を引いた値とを比較し、第１車速が前
回の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値以
上の場合に第１車速を今回の変速判断用第２車速とする
とともに、第１車速が前回の変速判断用第２車速から減
速度制限値を引いた値未満の場合には前回の変速判断用
第２車速から減速度制限値を引いた値を今回の変速判断
用第２車速とし、今回の変速判断用第２車速によって変
速判断を行いシフトポジションを選択する機能を前記制
御手段に付加するとともに摩擦係数検出手段を設け、摩
擦係数の小なる低μ路において前記減速度制限値を小さ
く補正することを特徴とする車両用自動変速機の制御装
置。 - 【請求項３】 ファイナルギヤに配設された車速センサ
からの車速検出信号によってアウトプットシャフト回転
速度である車速を算出し、この車速によって変速判断を
行いシフトポジションを選択して変速制御を行う制御手
段を有する車両用自動変速機において、前記車速センサ
により検出された第１車速と前回の変速判断用第２車速
から減速度制限値を引いた値とを比較し、第１車速が前
回の変速判断用第２車速から減速度制限値を引いた値以
上の場合に第１車速を今回の変速判断用第２車速とする
とともに、第１車速が前回の変速判断用第２車速から減
速度制限値を引いた値未満の場合には前回の変速判断用
第２車速から減速度制限値を引いた値を今回の変速判断
用第２車速とし、今回の変速判断用第２車速によって変
速判断を行いシフトポジションを選択する機能を前記制
御手段に付加するとともに前記減速度制限値を路面状態
によって異なる値とする減速度制限テーブルを設け、該
減速度制限テーブルから選択した値を減速度制限値とす
ることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18839495A JP3456314B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 車両用自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18839495A JP3456314B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 車両用自動変速機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914429A JPH0914429A (ja) | 1997-01-14 |
| JP3456314B2 true JP3456314B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=16222875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18839495A Expired - Fee Related JP3456314B2 (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 車両用自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3456314B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10232482B2 (en) * | 2013-10-08 | 2019-03-19 | Fuji Corporation | Work seating detection device and adjustment method for same |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP18839495A patent/JP3456314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0914429A (ja) | 1997-01-14 |
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