JP3455926B2 - 照明機構を備えた歯科用治療器具 - Google Patents
照明機構を備えた歯科用治療器具Info
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- JP3455926B2 JP3455926B2 JP14700994A JP14700994A JP3455926B2 JP 3455926 B2 JP3455926 B2 JP 3455926B2 JP 14700994 A JP14700994 A JP 14700994A JP 14700994 A JP14700994 A JP 14700994A JP 3455926 B2 JP3455926 B2 JP 3455926B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願は、照明機能を備えた歯科用
治療器具に関する。
治療器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、手持部材内に超小形の照明ランプ
（豆電球）を装備し、この照明ランプから生じる光線を
直接またはオプチカルファイバーを介して手持部材の先
端に設けた例えば歯牙を切削するために切削工具を高速
回転するエヤタービンを内蔵した頭部位置に導いて、そ
の位置で口腔内に露光して切削作業部を照明するように
構成した歯科用治療器具は例えば特公昭６０−５１９０
２号公報及び特公昭６１−４５４６１号公報などにおい
て公知である。
（豆電球）を装備し、この照明ランプから生じる光線を
直接またはオプチカルファイバーを介して手持部材の先
端に設けた例えば歯牙を切削するために切削工具を高速
回転するエヤタービンを内蔵した頭部位置に導いて、そ
の位置で口腔内に露光して切削作業部を照明するように
構成した歯科用治療器具は例えば特公昭６０−５１９０
２号公報及び特公昭６１−４５４６１号公報などにおい
て公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来公知の
歯科用治療器具によれば、照明ランプが極めて小さいこ
と、手持部材内に隠蔽された状態におかれて外気との接
触がないので、発熱の影響を受け易いことなどにより寿
命が極めて短く、例えば公称の使用時間が数百時間とさ
れている場合であっても、長時間の連続使用などその使
用態様によって数十時間で使用不能となる場合があり、
しかも耐使用時間にもかなりのバラ付きを有し、そのた
め、照明ランプの交換回数も多くなってその交換作業が
極めて煩わしく、かつ、長期的に経済コストも高くなる
などの不都合があった。
歯科用治療器具によれば、照明ランプが極めて小さいこ
と、手持部材内に隠蔽された状態におかれて外気との接
触がないので、発熱の影響を受け易いことなどにより寿
命が極めて短く、例えば公称の使用時間が数百時間とさ
れている場合であっても、長時間の連続使用などその使
用態様によって数十時間で使用不能となる場合があり、
しかも耐使用時間にもかなりのバラ付きを有し、そのた
め、照明ランプの交換回数も多くなってその交換作業が
極めて煩わしく、かつ、長期的に経済コストも高くなる
などの不都合があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本願は寿命の極
めて長いＬＥＤの発光体の使用を可能として、上記した
従来のものの不都合を解消するために、手持部材内に口
腔内を照明する照明機構を備えた歯科用治療装置におい
て、前記照明機構を、外部電源に接続されたコモン端子
と緑色用端子と赤色用端子と青色用端子とをそれぞれ備
えて成る端子部材と、緑色、赤色、青色の発光素子を封
入した前記端子部材に接続可能なフルカラーＬＥＤとか
ら構成し、かつ、前記コモン端子と赤色端子とを、前記
端子部材の直径方向に対設して小型照明ランプの接続も
可能としたことを特徴とするものであり、上記において
好ましくは、緑色用端子と青色用端子とにそれぞれ電圧
調整回路を接続し、かつ、照明機構に、フルカラーＬＥ
Ｄを保護する外筒を設ける。
めて長いＬＥＤの発光体の使用を可能として、上記した
従来のものの不都合を解消するために、手持部材内に口
腔内を照明する照明機構を備えた歯科用治療装置におい
て、前記照明機構を、外部電源に接続されたコモン端子
と緑色用端子と赤色用端子と青色用端子とをそれぞれ備
えて成る端子部材と、緑色、赤色、青色の発光素子を封
入した前記端子部材に接続可能なフルカラーＬＥＤとか
ら構成し、かつ、前記コモン端子と赤色端子とを、前記
端子部材の直径方向に対設して小型照明ランプの接続も
可能としたことを特徴とするものであり、上記において
好ましくは、緑色用端子と青色用端子とにそれぞれ電圧
調整回路を接続し、かつ、照明機構に、フルカラーＬＥ
Ｄを保護する外筒を設ける。
【０００５】
【作用】しかして、例えば５Ｖの外部電源に接続した端
子部材にフルカラーＬＥＤを接続すると、該フルカラー
ＬＥＤは白色光を発光し、この光線は例えばオプチカル
ファイバーを介して手持部材の先端頭部位置に導かれて
口腔内に露光し、歯科作業部を照明する。上記におい
て、緑色用端子と赤色用端子と青色用端子とにそれぞれ
電圧調整回路を接続することにより、例えば治療態様に
合わせてフルカラーＬＥＤの発光色を緑色系に或いは赤
色系に或いは青色系に調整することができる。
子部材にフルカラーＬＥＤを接続すると、該フルカラー
ＬＥＤは白色光を発光し、この光線は例えばオプチカル
ファイバーを介して手持部材の先端頭部位置に導かれて
口腔内に露光し、歯科作業部を照明する。上記におい
て、緑色用端子と赤色用端子と青色用端子とにそれぞれ
電圧調整回路を接続することにより、例えば治療態様に
合わせてフルカラーＬＥＤの発光色を緑色系に或いは赤
色系に或いは青色系に調整することができる。
【０００６】
【実施例】以下図面について本願の実施例を詳述する
と、図１は端子部材１を備えた手持部材の後部分２と、
フルカラーＬＥＤ３と、該フルカラーＬＥＤ３を保護す
る外筒４とを示す要部の分解斜視図であって、前記手持
部材の後部分２は、公知のように、内部に歯科治療作業
に必要な加圧水路、加圧空気路、電源路が配設してある
と共に、軸芯部には、先端に端子部材１を有した円形の
嵌合軸部５が突設してあり、また後端には、後部分２を
加圧供給源、加圧空気源、外部電源にそれぞれ接続する
ための可撓性ホースの接続部６が設けてある。
と、図１は端子部材１を備えた手持部材の後部分２と、
フルカラーＬＥＤ３と、該フルカラーＬＥＤ３を保護す
る外筒４とを示す要部の分解斜視図であって、前記手持
部材の後部分２は、公知のように、内部に歯科治療作業
に必要な加圧水路、加圧空気路、電源路が配設してある
と共に、軸芯部には、先端に端子部材１を有した円形の
嵌合軸部５が突設してあり、また後端には、後部分２を
加圧供給源、加圧空気源、外部電源にそれぞれ接続する
ための可撓性ホースの接続部６が設けてある。
【０００７】前記端子部材１は図２で示すように、直径
方向で対向して雌形のコモン端子７と赤色用端子８とが
設けてあると共に、前記赤色用端子８に隣接して雌形の
緑色用端子９と青色用端子１０とがそれぞれ設けてあ
る。
方向で対向して雌形のコモン端子７と赤色用端子８とが
設けてあると共に、前記赤色用端子８に隣接して雌形の
緑色用端子９と青色用端子１０とがそれぞれ設けてあ
る。
【０００８】フルカラーＬＥＤ３は、前部に光三原色を
構成する緑色，赤色及び青色の各発光素子を封入して成
る透光部１１が、後部に前記各雌形の端子７，８，９，
１０とそれぞれ接続される雄形の端子１２，１３，１
４，１５が突設してある。
構成する緑色，赤色及び青色の各発光素子を封入して成
る透光部１１が、後部に前記各雌形の端子７，８，９，
１０とそれぞれ接続される雄形の端子１２，１３，１
４，１５が突設してある。
【０００９】前記外筒４は、前記フルカラーＬＥＤ３を
嵌合するに充分な内径と長さをもった筒体１６から成
り、その外周４ケ所に、窓孔１７が穿設してあり、この
筒体１６の後端部１８が前記嵌合軸部５の前端部に螺合
される。
嵌合するに充分な内径と長さをもった筒体１６から成
り、その外周４ケ所に、窓孔１７が穿設してあり、この
筒体１６の後端部１８が前記嵌合軸部５の前端部に螺合
される。
【００１０】このように構成された後部分２には、例え
ば手持部材が歯科用切削装置であるときは、周知のよう
に、先端頭部に、加圧空気により高速回転すると共に、
切削工具の装脱を可能としたエアタービンを内蔵し、か
つ、歯牙の切削部を冷却するための噴霧ノズルと露光部
とをそれぞれ設け、さらに内部に加圧水路及び加圧空気
路のほかに、後端面が前記フルカラーＬＥＤ３の透光部
１１と対峙して該フルカラーＬＥＤ３よりの光線を前記
露光部に導くためのオプチカルファイバーを軸芯に沿っ
て配設した前部分（図示せず）が接続される。
ば手持部材が歯科用切削装置であるときは、周知のよう
に、先端頭部に、加圧空気により高速回転すると共に、
切削工具の装脱を可能としたエアタービンを内蔵し、か
つ、歯牙の切削部を冷却するための噴霧ノズルと露光部
とをそれぞれ設け、さらに内部に加圧水路及び加圧空気
路のほかに、後端面が前記フルカラーＬＥＤ３の透光部
１１と対峙して該フルカラーＬＥＤ３よりの光線を前記
露光部に導くためのオプチカルファイバーを軸芯に沿っ
て配設した前部分（図示せず）が接続される。
【００１１】図３はフルカラーＬＥＤ３の外部電源回路
を示しており、前記フルカラーＬＥＤ３の緑色用端子
９、赤色用端子８及び青色用端子１０に、例えば５Ｖの
電源に接続された電圧調整回路２０，２１，２２がそれ
ぞれ接続されており、この電圧調整回路２０，２１，２
２による電圧を等しくするときは白色光が得られ、また
それらの電圧を適宜調整することにより、フルカラーＬ
ＥＤ３の発光色を治療態様に合わせて緑色系或いは赤色
系或いは青色系に調整することができ、前記電圧調整回
路２０，２１，２２は可撓性ホース内に配置された電源
を介して外部位置に設けられる。
を示しており、前記フルカラーＬＥＤ３の緑色用端子
９、赤色用端子８及び青色用端子１０に、例えば５Ｖの
電源に接続された電圧調整回路２０，２１，２２がそれ
ぞれ接続されており、この電圧調整回路２０，２１，２
２による電圧を等しくするときは白色光が得られ、また
それらの電圧を適宜調整することにより、フルカラーＬ
ＥＤ３の発光色を治療態様に合わせて緑色系或いは赤色
系或いは青色系に調整することができ、前記電圧調整回
路２０，２１，２２は可撓性ホース内に配置された電源
を介して外部位置に設けられる。
【００１２】なお図４は従来公知の小形照明ランプ２５
を示しており、この後端より導出した２本の雄形端子２
６，２７を前記した直径方向で対向するコモン端子７と
赤色用端子８に接続することにより、従来の小形照明ラ
ンプ２５も使用することができる。
を示しており、この後端より導出した２本の雄形端子２
６，２７を前記した直径方向で対向するコモン端子７と
赤色用端子８に接続することにより、従来の小形照明ラ
ンプ２５も使用することができる。
【００１３】しかして、フルカラーＬＥＤ３に電圧調整
回路２０，２１，２２を介して５Ｖの電圧を印加する
と、フルカラーＬＥＤ３内に封入された緑色，赤色及び
青色の各発光素子が発光して透光部１１より白色光が生
じ、また電圧調整回路２０，２１，２２を調整操作する
ことによって、緑色系，赤色系乃至青色系を強調した着
色光が発生し、この光線は、オプチカルファイバーを介
して手持部材の先端頭部より口腔内に露光して歯牙の作
業部を照明する。
回路２０，２１，２２を介して５Ｖの電圧を印加する
と、フルカラーＬＥＤ３内に封入された緑色，赤色及び
青色の各発光素子が発光して透光部１１より白色光が生
じ、また電圧調整回路２０，２１，２２を調整操作する
ことによって、緑色系，赤色系乃至青色系を強調した着
色光が発生し、この光線は、オプチカルファイバーを介
して手持部材の先端頭部より口腔内に露光して歯牙の作
業部を照明する。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本願によれば、耐使用寿命
の極めて長いフルカラーＬＥＤの使用を可能としたの
で、従来のように、小形照明ランプの多くの交換作業を
行う必要はなくなり、それ丈歯科医師による煩わしい手
数を省略することができると共に、長期的には経費負担
も軽減でき、また請求項２記載の構成によるときは、歯
科の治療態様に対応して緑色，赤色乃至青色系の発光色
を得ることができ、また請求項３記載の構成によれば、
手持部材の前部分と後部分との接続操作時などにおいて
フルカラーＬＥＤに損傷を与える惧れはなく、さらに従
来の小形照明ランプの使用も可能であるなどの利点を有
する。
の極めて長いフルカラーＬＥＤの使用を可能としたの
で、従来のように、小形照明ランプの多くの交換作業を
行う必要はなくなり、それ丈歯科医師による煩わしい手
数を省略することができると共に、長期的には経費負担
も軽減でき、また請求項２記載の構成によるときは、歯
科の治療態様に対応して緑色，赤色乃至青色系の発光色
を得ることができ、また請求項３記載の構成によれば、
手持部材の前部分と後部分との接続操作時などにおいて
フルカラーＬＥＤに損傷を与える惧れはなく、さらに従
来の小形照明ランプの使用も可能であるなどの利点を有
する。
【図１】要部の分割斜視図
【図２】端子部材の平面図
【図３】外部電源回路図
【図４】小形照明ランプの斜視図
１ 端子部材
２ 手持部材の後部分
３ フルカラーＬＥＤ
４ 外筒
５ 嵌合軸部
７，８，９，１０ 雌形端子
１２，１３，１４，１５ 雄形端子
１６ 筒体
２５ 小形照明ランプ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平６−125919（ＪＰ，Ａ)
特開 昭58−41545（ＪＰ，Ａ)
特開 昭61−154663（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−182963（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−67501（ＪＰ，Ａ)
特開 昭63−240167（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−236700（ＪＰ，Ａ)
特開 昭57−45858（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−283703（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−275273（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−289506（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−131798（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−240692（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−120714（ＪＰ，Ａ)
実開 昭60−43309（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−176208（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−174811（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−119807（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭60−149617（ＪＰ，Ｕ)
実開 平５−73807（ＪＰ，Ｕ)
実開 平４−44097（ＪＰ，Ｕ)
実開 平６−56897（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A61C 1/08
G09G 3/14
Claims (3)
- 【請求項１】手持部材内に口腔内を照明する照明機構を
備えた歯科用治療装置において、前記照明機構を、外部
電源に接続されたコモン端子と緑色用端子と赤色用端子
と青色用端子とをそれぞれ備えて成る端子部材と、緑
色、赤色、青色の発光素子を封入した前記端子部材に接
続可能なフルカラーＬＥＤとから構成し、かつ、前記コ
モン端子と赤色端子とを、前記端子部材の直径方向に対
設して小型照明ランプの接続も可能としたことを特徴と
する照明機構を備えた歯科用治療器具。 - 【請求項２】 緑色用端子と赤色用端子と青色用端子と
にそれぞれ電圧調整回路を接続して成る請求項１記載の
照明機構を備えた歯科用治療器具。 - 【請求項３】 照明機構に、フルカラーＬＥＤを保護す
る外筒を設けて成る請求項１または２記載の照明機構を
備えた歯科用治療器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14700994A JP3455926B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 照明機構を備えた歯科用治療器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14700994A JP3455926B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 照明機構を備えた歯科用治療器具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328032A JPH07328032A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3455926B2 true JP3455926B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=15420496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14700994A Expired - Lifetime JP3455926B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 照明機構を備えた歯科用治療器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455926B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5162058B2 (ja) | 2009-12-23 | 2013-03-13 | 株式会社モリタ製作所 | 発光ダイオード照明部品 |
| JP5495434B2 (ja) * | 2010-06-30 | 2014-05-21 | 株式会社吉田製作所 | 医療用インスツルメント光源 |
| JP6262936B2 (ja) | 2012-08-31 | 2018-01-17 | 株式会社吉田製作所 | カメラ内蔵ハンドピース |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP14700994A patent/JP3455926B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07328032A (ja) | 1995-12-19 |
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Legal Events
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