JP3455808B2 - ノンリタンバルブ構造 - Google Patents

ノンリタンバルブ構造

Info

Publication number
JP3455808B2
JP3455808B2 JP33437794A JP33437794A JP3455808B2 JP 3455808 B2 JP3455808 B2 JP 3455808B2 JP 33437794 A JP33437794 A JP 33437794A JP 33437794 A JP33437794 A JP 33437794A JP 3455808 B2 JP3455808 B2 JP 3455808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
annular leaf
return valve
retan
leaf valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33437794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08170678A (ja
Inventor
悟志 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP33437794A priority Critical patent/JP3455808B2/ja
Publication of JPH08170678A publication Critical patent/JPH08170678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3455808B2 publication Critical patent/JP3455808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ショックアブソーバ
やフロントフォーク等の油圧緩衝器への利用に最適とな
るノンリタンバルブ構造の改良に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】一般に、ショックアブソーバや
フロントフォーク等の油圧緩衝器にあっては、その伸縮
作動時に、ピストン部及びベースバルブ部等に配設のメ
インバルブで所定の伸側及び圧側の減衰力を発生するよ
うに構成される。
【0003】その場合に、ピストン部やベースバルブ部
においては、メインバルブと共に所謂ノンリタンバルブ
が配設されるのが一般的であって、この場合のノンリタ
ンバルブ構造としては、例えば、図7に示すような構造
がある。
【0004】即ち、この従来例にあって、ノンリタンバ
ルブは、環状リーフバルブ1からなり、該環状リーフバ
ルブ1がバルブシート部材、即ち、図示例にあっては、
シリンダC内に摺動可能に収装されたピストン部Pを構
成するピストン体2の図中で上端面となる一端面に離着
座可能に隣接されてなるとしている。
【0005】因に、環状リーフバルブ1は、内周端固定
の態様に配設されてその外周端側がピストン体2の一端
面に離着座可能に隣接される撓み端側に設定されてい
て、該撓み端側がピストン体2に開穿のポート、即ち、
図示例にあっては、内周側の伸側ポート2aに並列する
外周側の圧側ポート2bの図中で上端となる下流側端を
開放可能に閉塞するように構成されている。
【0006】そして、環状リーフバルブ1は、その撓み
端側がその背面側からの附勢部材、即ち、図示例にあっ
ては、三本脚型のスプリングたる爪型リーフスプリング
3で附勢されていて、所定の初期荷重が付与されている
としている。
【0007】尚、環状リーフバルブ1は、その内周側寄
り部分に上記伸側ポート2aに対向する複数の透孔1a
を有している。
【0008】それ故、上記した従来のノンリタンバルブ
構造にあっては、ノンリタンバルブたる環状リーフバル
ブ1が薄肉傾向に設定されることで撓み易くなって、所
定の吸い込み性能を円滑に発揮し得ることになる。
【0009】しかしながら、上記した従来例にあって、
環状リーフバルブ1が薄肉傾向に設定される場合には、
爪型リーフスプリング3が三本脚型のスプリングである
が故に、該環状リーフバルブ1の開放作動の開始時に、
爪型リーフスプリング3からの附勢力を直接受けていな
い部分が最初に開き、その後に全体的に開くような状
況、即ち、環状リーフバルブ1の撓み端側が波形に変形
する現象が発現されることになる。
【0010】その結果、環状リーフバルブ1からなるノ
ンリタンバルブの特性が安定しなくなることが考えら
れ、該ノンリタンバルブ構造を有する油圧緩衝器が車両
に搭載される場合には、車両における乗り心地を悪化さ
せる一因になることも危惧されることになる。
【0011】そこで、環状リーフバルブ1を厚肉傾向に
設定することで上記した撓み端側の波形変形を阻止する
ことを提案し得るが、この場合には、環状リーフバルブ
1における板厚が大きくなるが故に剛性が高まり、該環
状リーフバルブ1の速やかな開放作動を期待できなくな
り、逆に吸い込み不足によるバキューム現象を招来し易
くなる危惧がある。
【0012】この発明は、上記した事情を鑑みて創案さ
れたもので、その目的とするところは、ノンリタンバル
ブの撓み端側における波形変形を発現させることなく所
定の吸い込み機能を発揮し得て、ショックアブソーバや
フロントフォーク等の油圧緩衝器に利用するに最適とな
るノンリタンバルブ構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明の構成を、内周側ポートに並列する外
周側ポートが開穿されたバルブシート部材と、内周端固
定の態様に配設されると共に外周端側が上記バルブシー
ト部材の一端面に離着座可能に隣接されて上記外周側ポ
ートの下流側端を開放可能に閉塞する撓み端側に設定さ
れたノンリタンバルブと、該ノンリタンバルブの背面側
に配在されて該ノンリタンバルブを上記バルブシート部
材の一端面に着座させる傾向に附勢する附勢部材と、を
有してなるノンリタンバルブ構造において、ノンリタン
バルブの撓み端側に該ノンリタンバルブの開放作動時に
該ノンリタンバルブの撓み端側が波形に変形することを
阻止する補強部材を有してなるノンリタンバルブ構造 そして、具体的には、ノンリタンバルブが環状リーフバ
ルブからなると共に、補強部材が浮動型環状リーフバル
ブからなり、かつ、附勢部材が爪型リーフスプリングか
らなり、浮動型環状リーフバルブが環状リーフバルブの
背面に浮動可能に隣接されると共に、爪型リーフスプリ
ングからの附勢力が上記浮動型環状リーフバルブの背面
に作用するように形成されてなるとする。
【0014】
【作用】それ故、ノンリタンバルブは、その開放作動時
に附勢部材の附勢力に打ち勝ってその外周端をバルブシ
ート部材の一端面から離脱させるようにして撓む。
【0015】このとき、ノンリタンバルブの外周端側た
る撓み端側の背面に配在されている補強部材が、ノンリ
タンバルブの撓み端側の背面に隣接されてなる場合に
は、ノンリタンバルブの開放作動時に単に上昇されるの
みとなって、ノンリタンバルブの開放作動の障害になら
ない。
【0016】また、附勢部材の附勢力が適宜に選択され
る場合には、該ノンリタンバルブ構造による吸い込み性
の向上を可能にし、あるいは、該ノンリタンバル構造を
背面バルブ構造に転用し得る。
【0017】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいてこの発明を
説明するが、この実施例に係る油圧緩衝器は、図1に示
すように、この種の油圧緩衝器が大旨そうであるよう
に、シリンダC内に出没可能に挿通されたピストンロッ
ドRの先端インロー部R1にピストン部Pを有するよう
に構成されている。
【0018】そして、ピストン部Pは、シリンダC内に
摺動可能に収装されて該シリンダC内にロッド側油室A
1とピストン側油室A2とを区画形成しバルブシート部
材に設定されるピストン体2を有してなり、該ピストン
体2の図中で上端面となる一端面に離着座可能に隣接さ
れるノンリタンバルブを有してなる。
【0019】即ち、該ノンリタンバルブは、環状リーフ
バルブ1からなり(図2参照)、内周端固定の態様に配
設されてその外周端側がピストン体2の一端面に離着座
可能に隣接される撓み端側に設定されていて、ピストン
体2に開穿された内周側の伸側ポート2aに並列する外
周側の圧側ポート2bの図中で上端となる下流側端を開
放可能に閉塞するように構成されている。
【0020】尚、この実施例にあって、環状リーフバル
ブ1は、その内周側寄り部分に上記伸側ポート2aに対
向する複数の透孔1aを有しており(図2参照)、伸側
ポート2aの図中で下端となる下流側端が伸側のメイン
バルブたる伸側減衰バルブ4で開放可能に閉塞されてい
る。
【0021】上記ノンリタンバルブ、即ち、環状リーフ
バルブ1は、基本的には、撓み端側がその背面側に配在
される附勢部材、即ち、図示例にあっては、三本脚型の
スプリングたる爪型リーフスプリング3からの附勢力で
附勢されていて、所定の初期荷重が付与されているとし
ている。
【0022】ただ、この実施例にあっては、爪型リーフ
スプリング3からの附勢力は、直接環状リーフバルブ1
の背面側に作用するのではなく、環状リーフバルブ1の
撓み端側の背面に隣接された補強部材の背面側に作用す
るとしている。
【0023】即ち、この実施例にあっては、環状リーフ
バルブ1の外周端側たる撓み端側の背面には、補強部材
たる浮動型環状リーフバルブ5が隣接されてなるとする
もので、該浮動型環状リーフバルブ5の隣接によって、
環状リーフバルブ1の撓み端側における肉厚を見掛け上
で厚くするように配慮している。
【0024】従って、この実施例にあって、爪型リーフ
スプリング3からの附勢力は、環状リーフバルブ1の撓
み端側の背面に隣接されている浮動型環状リーフバルブ
5の背面側に作用するとしている。
【0025】尚、該浮動型環状リーフバルブ5は、前記
ピストン体2の内周端との間で環状リーフバルブ1の内
周端を挟持するスペーサ6をガイド部材として昇降可能
なように配在されてなるもので、図3に示すように、そ
の内周側には、上記スペーサ6の外周に近隣する複数の
ガイド部5aと、該ガイド部5aによって区画形成され
る透孔部5bと、を有してなる。
【0026】因に、透孔部5bには、環状リーフバルブ
1における透孔1aが照準されること勿論である。
【0027】以上のように、この実施例にあっては、環
状リーフバルブ1の外周端側たる撓み端側の背面に浮動
型環状リーフバルブ5が隣接されることで、環状リーフ
バルブ1の撓み端側の肉厚が見掛け上で厚くされて補強
されている状況になる。
【0028】その結果、環状リーフバルブ1が撓む際に
は、浮動型環状リーフバルブ5は、環状リーフバルブ1
の撓み端に隣接されていていながら上昇するのみとなっ
て、環状リーフバルブ1自体の撓み特性を阻害しないこ
とになる。
【0029】そして、環状リーフバルブ1が撓む際に、
浮動型環状リーフバルブ5が環状リーフバルブ1の撓み
端に隣接されているから、環状リーフバルブ1の撓み端
側に波形変形が招来されることを予め阻止することにな
る。
【0030】従って、環状リーフバルブ1が薄肉に設定
されるときには、該環状リーフバルブ1自体の撓み特性
が変更されることなく、しかもそのときに、環状リーフ
バルブ1の撓み端側が波形変形することなく、該環状リ
ーフバルブ1による所定の吸い込み機能を障害なく発揮
し得ることになる。
【0031】ところで、上記浮動型環状リーフバルブ5
は、図示例にあって、その外径がノンリタンバルブたる
環状リーフバルブ1の外径と一致するように設定されて
なるとするが、該浮動型環状リーフバルブ5、即ち、補
強部材の役割からすれば、その外径が環状リーフバルブ
1の外径と一致しなくても良いこと勿論である。
【0032】従って、補強部材として所定の機能を発揮
する限りにおいては、浮動型環状リーフバルブ5の外径
が環状リーフバルブ1の外径より所謂後退していても良
く、また、環状リーフバルブ1の作動障害とならない限
りにおいては、突出していても良いこと勿論である(図
4参照)。
【0033】以上のように、この発明にあっては、環状
リーフバルブ1の肉厚を全体的に厚くすることなく、撓
み端側における肉厚のみを見掛け上で厚くして、恰も撓
み端における剛性のみを高くするかのようにしてその波
形変形を防止するものであれば足りるから、上記した実
施例に代えて、以下のような実施例としても良い。
【0034】即ち、先ず、図4に示すように、補強部材
たる浮動型環状リーフバルブ5は、その外周端に下向き
に設定された環状の鍔部5cを有してなるとし、該環状
の鍔部5cの内周にノンリタンバルブたる環状リーフバ
ルブ1の外周端が近隣されるように設定されるとしても
良い。
【0035】この実施例による場合には、浮動型環状リ
ーフバルブ5が環状リーフバルブ1の外周端でガイドさ
れることになるので、前記した実施例のように、該浮動
型環状リーフバルブ5において内周側にガイド部5a
(図3参照)を形成しなくて済み、内周側を全周に亙る
透孔部5bに設定することが可能になる。
【0036】その結果、この実施例による場合には、そ
の内周側におけるスペーサ6に対することになる移動性
が改善される利点があると共に、伸側ポート2aへの作
動油の流入性が良好になる利点がある。
【0037】次に、図5に示すように、ノンリタンバル
ブと補強部材との配置位置が上下逆転されるとしても良
い。
【0038】この実施例による場合には、圧側ポート2
bの下流側端が補強部材たる浮動型環状リーフバルブ5
で直接開放可能に閉塞されるから、該浮動型環状リーフ
バルブ5が、一般に、ノンリタンバルブたる環状リーフ
バルブ1より肉厚に形成されることを鑑みれば、ノンリ
タンバルブの外周端側における波形変形が一層発現され
難くなる点で有利となる。
【0039】さらに、図示しないが、たとえば、図1に
示す実施例において、ノンリタンバルブの外周端側の背
面に補強部材が溶接や接着材の利用で一体化されている
としても良い。
【0040】この実施例による場合には、ノンリタンバ
ルブと補強部材の組み付けが単一の操作で可能になり、
組み立て工程数の削減が可能になる点で有利となる。
【0041】前記した各実施例では、ノンリタンバルブ
がシリンダC内のピストン部Pに配在されて所謂伸側チ
ェック弁として機能するものとしていたが、これに代え
て、図6に示すように、ノンリタンバルブがシリンダC
の下端内部に配設のベースバルブ部Bにおける所謂圧側
チェック弁として機能する用に設定されるとしても良い
こと勿論である。
【0042】この場合に、ノンリタンバルブは、図1に
示す実施例の場合と同様に、環状リーフバルブ1(図2
参照)からなり、内周端固定の態様に配設されてその外
周端側がバルブシート部材に設定されたバルブブロック
11の図中で上端面となる一端面に離着座可能に隣接さ
れる撓み端側に設定されている。
【0043】そして、ノンリタンバルブ、即ち、環状リ
ーフバルブ1は、その撓み端側がバルブブロック11に
開穿された内周側の圧側ポート11aに並列する外周側
の伸側ポート11bの図中で上端となる下流側端を開放
可能に閉塞するように設定されている。
【0044】尚、圧側ポート11aの図中で下端となる
下流側端は、圧側のメインバルブたる圧側減衰バルブ1
2で開放可能に閉塞されている。
【0045】上記環状リーフバルブ1の外周端側たる撓
み端側の背面には、補強部材たる浮動型環状リーフバル
ブ5(図3参照)が隣接されてなるとし、該浮動型環状
リーフバルブ5の隣接によって、環状リーフバルブ1の
撓み端側における肉厚を見掛け上で厚くしている。
【0046】そしてまた、浮動型環状リーフバルブ5の
背面には、附勢部材、即ち、図示例にあっては、三本脚
型のスプリングたる爪型リーフスプリング3からの附勢
力が作用していて、該浮動型環状リーフバルブ5を介し
て環状リーフバルブ1の撓み端側に所定の初期荷重を付
与している。
【0047】尚、この実施例にあっては、図示しない
が、シリンダCの外部には外筒が配設されて該外筒とシ
リンダCとの間にリザーバ室が形成され、該リザーバ室
がベースバルブ部B、即ち、ノンリタンバルブ及び圧側
のメインバルブを介してシリンダC内のピストン側油室
A2に連通するとしている。
【0048】それ故、この実施例にあっても、前記した
実施例の場合と同様に、ノンリタンバルブによる所定の
吸い込み機能が発揮されるのは勿論こと、附勢部材の附
勢力を適宜に調整することで、該ノンリタンバルブを背
面バルブとして機能させることも可能になる。
【0049】そして、この実施例にあっても、図4及び
図5に示す実施例のような、また、図示しないで前記し
た各実施例のような、ノンリタンバルブ構造の変更が可
能になることも勿論である。
【0050】前記した各実施例にあって、附勢部材は、
三本脚型のスプリングたる爪型リーフスプリング3から
なるとしているが、これに代えて、コニカルスプリング
からなるとしても良いこと勿論である。
【0051】この場合には、一般に、コニカルスプリン
グが爪型リーフスプリング3に比較して附勢力を弱くす
る傾向にあるから、ノンリタンバルブにおける吸い込み
機能を優先させる場合の利用に適することになる。
【0052】また、前記した各実施例にあって、補強部
材は、ノンリタンバルブとは別体に形成されていてノン
リタンバルブに隣接されるものとして設定されている
が、この発明が本来的に目的とするところは、ノンリタ
ンバルブの撓み端側に波形変形を招来させないことであ
るから、爪型リーフスプリング3等からなる附勢部材が
補強部材を兼ねるとしても良いこと勿論である。
【0053】そして、附勢部材が補強部材を兼ねるとす
る場合には、ノンリタンバルブを附勢部材で直接附勢す
る形態になり、従って、従来構造と比較して部材点数を
増やすことなく、また、所謂設計変更を招来することな
く所定の性能を改善することが可能になる点で有利とな
る。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ノン
リタンバルブ構造が比較的薄肉に設定されることがある
ノンリタンバルブの外周端側たる撓み端側に比較的厚肉
に設定される補強部材が隣接された状態とされるから、
ノンリタンバルブ自体の撓み特性が変更されない状態
で、その撓み端側のにおける波形変形が阻止されること
になり、該ノンリタンバルブによる吸い込み機能が設定
通りに発現されることになる利点がある。
【0055】また、この発明によれば、附勢部材を三本
脚型のスプリングたる爪型リーフスプリングとする場合
には、コニカルスプリングからなる場合に比較して、ノ
ンリタンバルブにおける所謂背圧を高くする設定が可能
になり、該ノンリタンバルブ構造を背面バルブ構造に転
用し得ることになる利点がある。
【0056】そして、この発明によれば、附勢部材を爪
型リーフスプリングに代えてコニカルスプリングを利用
する場合には、爪型リーフスプリングに比較して、該附
勢部材の附勢力を弱めることが可能になり、前記した吸
い込み性を優先される場合の利用に有効となる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る油圧緩衝器における
ピストン部を中心に示す縦断面図である。
【図2】ノンリタンバルブたる環状リーフバルブを示す
平面図である。
【図3】ノンリタンバルブ部分の他の実施例を拡大して
示す部分縦断面図である。
【図4】従来例としての油圧緩衝器におけるピストン部
を図1と同様に示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ノンリタンバルブたる環状リーフバルブ 2 バルブシート部材たるピストン体 2a 内周側ポートたる伸側ポート 2b 外周側ポートたる圧側ポート 3 附勢部材たる爪型リーフスプリング 5 補強部材たる浮動型環状リーフバルブ 11 バルブシート部材たるバルブブロック 11a 内周側ポートたる圧側ポート 11b 外周側ポートたる伸側ポート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側ポートに並列する外周側ポートが
    開穿されたバルブシート部材と、内周端固定の態様に配
    設されると共に外周端側が上記バルブシート部材の一端
    面に離着座可能に隣接されて上記外周側ポートの下流側
    端を開放可能に閉塞する撓み端側に設定されたノンリタ
    ンバルブと、該ノンリタンバルブの背面側に配在されて
    該ノンリタンバルブを上記バルブシート部材の一端面に
    着座させる傾向に附勢する附勢部材と、を有してなるノ
    ンリタンバルブ構造において、ノンリタンバルブの撓み
    端側に該ノンリタンバルブの開放作動時に該ノンリタン
    バルブの撓み端側が波形に変形することを阻止する補強
    部材を有してなるノンリタンバルブ構造
  2. 【請求項2】 ノンリタンバルブが環状リーフバルブか
    らなると共に、補強部材が浮動型環状リーフバルブから
    なり、かつ、附勢部材が爪型リーフスプリングからな
    り、浮動型環状リーフバルブが環状リーフバルブの背面
    に浮動可能に隣接されると共に、爪型リーフスプリング
    からの附勢力が上記浮動型環状リーフバルブの背面に作
    用するように形成されてなることを特徴とする請求項1
    のノンリタンバルブ構造
JP33437794A 1994-12-19 1994-12-19 ノンリタンバルブ構造 Expired - Fee Related JP3455808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33437794A JP3455808B2 (ja) 1994-12-19 1994-12-19 ノンリタンバルブ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33437794A JP3455808B2 (ja) 1994-12-19 1994-12-19 ノンリタンバルブ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08170678A JPH08170678A (ja) 1996-07-02
JP3455808B2 true JP3455808B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=18276695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33437794A Expired - Fee Related JP3455808B2 (ja) 1994-12-19 1994-12-19 ノンリタンバルブ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3455808B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201212A (ja) * 1998-01-16 1999-07-27 Unisia Jecs Corp 液圧緩衝器の減衰バルブ
US8083039B2 (en) * 2007-08-29 2011-12-27 Tenneco Automotive Operating Company, Inc. Disc spring intake
JP2011069443A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Showa Corp 油圧緩衝器の減衰力調整構造
JP5702630B2 (ja) * 2011-03-08 2015-04-15 カヤバ工業株式会社 バルブ構造
JP5923323B2 (ja) * 2012-01-31 2016-05-24 日立オートモティブシステムズ株式会社 シリンダ装置
JP7462804B2 (ja) * 2021-02-02 2024-04-05 日立Astemo株式会社 緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08170678A (ja) 1996-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3728648B2 (ja) フロントフォーク
ES2543344T3 (es) Válvula de retención para un amortiguador de choques
US20200391805A1 (en) Vehicle hood
US20070252349A1 (en) Rear wheel suspension device for two-wheel vehicle
GB2415479A (en) Vibration isolation support structure of fuel tank for vehicle
JP3455808B2 (ja) ノンリタンバルブ構造
JP5827871B2 (ja) 油圧緩衝器
JP3661833B2 (ja) フロントフォーク
JP2002195335A (ja) 油圧緩衝器のバルブ構造
JPS5921314Y2 (ja) 密閉型シリンダ装置
JP2592242B2 (ja) 油圧緩衝器
US3556264A (en) Foot valve assembly for shock absorbers
JPH08210415A (ja) バルブ構造
JP2000088032A (ja) 油圧緩衝器のリバウンド構造
JPS6159410B2 (ja)
JP2600678Y2 (ja) 油圧緩衝器のロッドガイド構造
JP2022070014A (ja) 開閉体用液封ダンパ
JP2591876Y2 (ja) シートダンパ装置
JP5027563B2 (ja) チェックシール構造
JPS5921312Y2 (ja) 油圧緩衝器
JP2602062Y2 (ja) 油圧緩衝器の圧側減衰力発生バルブ構造
JP5702630B2 (ja) バルブ構造
JP2829747B2 (ja) 油圧緩衝器の減衰バルブ
JPS6231347Y2 (ja)
JPS58633Y2 (ja) 二輪車用フロントフォ−ク

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees