JP3455606B2 - 積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方法および形成装置 - Google Patents
積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方法および形成装置Info
- Publication number
- JP3455606B2 JP3455606B2 JP08855895A JP8855895A JP3455606B2 JP 3455606 B2 JP3455606 B2 JP 3455606B2 JP 08855895 A JP08855895 A JP 08855895A JP 8855895 A JP8855895 A JP 8855895A JP 3455606 B2 JP3455606 B2 JP 3455606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- introduction hole
- cutter
- container
- outer layer
- air introduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
- B65D1/0215—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features multilayered
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、積層剥離ブロー容器に
おける大気導入孔の形成方法および成形装置に関する。
おける大気導入孔の形成方法および成形装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】積層剥離ブロー容器において、容器の外
側層に大気導入孔を形成することは従来より知られてい
るが、その一つの方法としてブロー成形された積層剥離
容器の外側層に溶融手段により導入孔を形成することが
提案されている（例えば特開平６−３４５０６９号公報
参照）。
側層に大気導入孔を形成することは従来より知られてい
るが、その一つの方法としてブロー成形された積層剥離
容器の外側層に溶融手段により導入孔を形成することが
提案されている（例えば特開平６−３４５０６９号公報
参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、積層
容器の樹脂材料として内側層に外側層より融点の高い材
料を用い、外側層の融点より高く内側層の融点より低い
温度範囲とした溶融手段により、外側層の樹脂を溶融し
て導入孔を形成することを特徴としている。
容器の樹脂材料として内側層に外側層より融点の高い材
料を用い、外側層の融点より高く内側層の融点より低い
温度範囲とした溶融手段により、外側層の樹脂を溶融し
て導入孔を形成することを特徴としている。
【０００４】そのため溶融手段の温度を一定範囲に調節
する制御手段を必要とし、両層の樹脂の融点差が少ない
場合には、外側層のみを溶融することは極めて困難であ
った。また、融点に一定の差が必要なことから内側層と
外側層に使用する樹脂の選択に制約が生じた。また、溶
融手段により樹脂を溶融するので、導入孔を所定の形状
に穿孔することが困難であり、孔の仕上げを綺麗にする
ためには、後加工の必要もあった。
する制御手段を必要とし、両層の樹脂の融点差が少ない
場合には、外側層のみを溶融することは極めて困難であ
った。また、融点に一定の差が必要なことから内側層と
外側層に使用する樹脂の選択に制約が生じた。また、溶
融手段により樹脂を溶融するので、導入孔を所定の形状
に穿孔することが困難であり、孔の仕上げを綺麗にする
ためには、後加工の必要もあった。
【０００５】本発明は、上記の問題点を解決することを
技術的課題とし、簡単な構成により容器口部の外側層の
みに所望する形状通りの大気導入孔を容易に形成する方
法と装置を提供することを目的とする。
技術的課題とし、簡単な構成により容器口部の外側層の
みに所望する形状通りの大気導入孔を容易に形成する方
法と装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、上記の目的
を達成するため、導入孔の形成方法として、容器口部の
内面に受け部材を配置し、容器外方から、先端に筒状カ
ッター刃を形成したポンチカッターを打込み、カッター
刃により内側層の肉厚を残して外側層を切り抜くことを
特徴とする方法を採用し、形成装置として、先端に筒状
カッター刃を形成したポンチカッターを具えたカッター
部材と、該カッター刃に対向する受け台を具えた受け部
材と、前記カッター刃と受け台との間隙を調整する調節
部材とからなることを特徴とする形成装置を採用する。
上記導入孔の形成は、ブロー成形後のクーリング工程中
において、形成容器が常温に戻るまでの間の所定の温度
状態で行うと効果的である。
を達成するため、導入孔の形成方法として、容器口部の
内面に受け部材を配置し、容器外方から、先端に筒状カ
ッター刃を形成したポンチカッターを打込み、カッター
刃により内側層の肉厚を残して外側層を切り抜くことを
特徴とする方法を採用し、形成装置として、先端に筒状
カッター刃を形成したポンチカッターを具えたカッター
部材と、該カッター刃に対向する受け台を具えた受け部
材と、前記カッター刃と受け台との間隙を調整する調節
部材とからなることを特徴とする形成装置を採用する。
上記導入孔の形成は、ブロー成形後のクーリング工程中
において、形成容器が常温に戻るまでの間の所定の温度
状態で行うと効果的である。
【０００７】
【作用】カッター刃により内側層の肉厚を残して外側層
を切り抜くようにしたから、外側層のみに導入孔が穿孔
され、大気導入孔の形成が極めて容易にできる。カッタ
ー刃により穿孔するから、筒状のカッター刃の形状通り
の導入孔が形成され、穿孔加工だけで綺麗に仕上がり、
後加工の必要がなくなった。穿孔加工が、成形容器がブ
ロー成形後に一定の温度にある間に行われると導入孔の
形成がいっそう容易に且つ正確にできる。
を切り抜くようにしたから、外側層のみに導入孔が穿孔
され、大気導入孔の形成が極めて容易にできる。カッタ
ー刃により穿孔するから、筒状のカッター刃の形状通り
の導入孔が形成され、穿孔加工だけで綺麗に仕上がり、
後加工の必要がなくなった。穿孔加工が、成形容器がブ
ロー成形後に一定の温度にある間に行われると導入孔の
形成がいっそう容易に且つ正確にできる。
【０００８】外側層の切り抜きと同時に内側層を押圧す
るから、開孔部において層間剥離を引き起こし、剥離部
の形成が容易に行えるようになった。調節部材によりカ
ッタ刃と受け台との間隙を調整することにより肉厚のバ
ラツキがあっても外側層のみに導入孔を穿孔できる。導
入孔の形成が簡単な装置によって容易にできるようにな
った。
るから、開孔部において層間剥離を引き起こし、剥離部
の形成が容易に行えるようになった。調節部材によりカ
ッタ刃と受け台との間隙を調整することにより肉厚のバ
ラツキがあっても外側層のみに導入孔を穿孔できる。導
入孔の形成が簡単な装置によって容易にできるようにな
った。
【０００９】
【実施例】次に本発明に係わる積層剥離ブロー容器につ
いて図１を参照しつつ説明する。図において、Ａは、外
側層１、内側層２を有する積層内袋剥離ブロー容器であ
って、胴部３、口部４、底部５とから構成されている。
前記容器の底部５には、成形時に金型のピンチオフ部に
より成形され対向する融着層に圧入する噛み込み部７を
多数交互に設けられた突条６が形成されている。
いて図１を参照しつつ説明する。図において、Ａは、外
側層１、内側層２を有する積層内袋剥離ブロー容器であ
って、胴部３、口部４、底部５とから構成されている。
前記容器の底部５には、成形時に金型のピンチオフ部に
より成形され対向する融着層に圧入する噛み込み部７を
多数交互に設けられた突条６が形成されている。
【００１０】前記外側層１は、高密度ポリエチレン樹脂
製で容器の外観形状を維持するものであり、内側層２は
ナイロン樹脂製で外側層から剥離自在、且つ変形自在の
内袋である。８は、外側層と内側層との間に形成される
剥離部である。９は、接着帯であって、外側層と内側層
の一部を接着するものである。１０は、ブロー成形時に
空気吹込み部材によって形成される内側層の係止部であ
る。１１は、容器口部の外側層に穿孔された大気導入孔
であって、ブロー容器の外観形状を維持しつつ内側層剥
離の進行をスムーズに行い、内容物を完全に注出するた
めに、内側層と外側層との間に大気を導入する開孔であ
る。
製で容器の外観形状を維持するものであり、内側層２は
ナイロン樹脂製で外側層から剥離自在、且つ変形自在の
内袋である。８は、外側層と内側層との間に形成される
剥離部である。９は、接着帯であって、外側層と内側層
の一部を接着するものである。１０は、ブロー成形時に
空気吹込み部材によって形成される内側層の係止部であ
る。１１は、容器口部の外側層に穿孔された大気導入孔
であって、ブロー容器の外観形状を維持しつつ内側層剥
離の進行をスムーズに行い、内容物を完全に注出するた
めに、内側層と外側層との間に大気を導入する開孔であ
る。
【００１１】また、本発明の容器は、その底部５に噛み
込み部を設けた突条６を形成しているため、内側層を構
成するナイロン等の接着性の弱い樹脂でも外側層に強固
に融着し、層間剥離によるスリットの発生を防ぐことが
でき、容器底部より湯水が侵入しないようにしている。
込み部を設けた突条６を形成しているため、内側層を構
成するナイロン等の接着性の弱い樹脂でも外側層に強固
に融着し、層間剥離によるスリットの発生を防ぐことが
でき、容器底部より湯水が侵入しないようにしている。
【００１２】次に、大気導入孔の形成方法と形成装置に
ついて、図２を参照しつつ説明する。図において、Ｂ
は、大気導入孔を形成するための穿孔装置であって、ブ
ロー成形された容器のクーリング工程区間に配設され、
機台に上下動と左右動が可能とされた支持台（図示しな
い）に装着されている。穿孔装置Ｂは、支持部材に装着
された受け部材Ｂ１とカッター部材Ｂ２とから構成され
ている。２０は、支持台（図示しない）に取着された支
持部材であり、該支持部材２０には支持軸２１と、先端
にストッパ２３を具え前記支持軸に平行に配設された案
内杆２２とが取着されている。
ついて、図２を参照しつつ説明する。図において、Ｂ
は、大気導入孔を形成するための穿孔装置であって、ブ
ロー成形された容器のクーリング工程区間に配設され、
機台に上下動と左右動が可能とされた支持台（図示しな
い）に装着されている。穿孔装置Ｂは、支持部材に装着
された受け部材Ｂ１とカッター部材Ｂ２とから構成され
ている。２０は、支持台（図示しない）に取着された支
持部材であり、該支持部材２０には支持軸２１と、先端
にストッパ２３を具え前記支持軸に平行に配設された案
内杆２２とが取着されている。
【００１３】受け部材Ｂ１は、前記支持部材２０に取着
され下方に垂下する支持杆２４と、該支持杆２４の先端
に配設されたカッター受け台２５とからなっている。カ
ッター部材Ｂ２は、前記支持軸２１と案内杆２２に回動
不能、かつ左右に摺動可能に支持された摺動部材３０
と、該摺動部材に取着され下方に垂下する支持杆３１
と、該支持杆の先端に前記受け部材のカッター受け台２
５に対向するよう配設されたポンチカッター３２とから
なっている。
され下方に垂下する支持杆２４と、該支持杆２４の先端
に配設されたカッター受け台２５とからなっている。カ
ッター部材Ｂ２は、前記支持軸２１と案内杆２２に回動
不能、かつ左右に摺動可能に支持された摺動部材３０
と、該摺動部材に取着され下方に垂下する支持杆３１
と、該支持杆の先端に前記受け部材のカッター受け台２
５に対向するよう配設されたポンチカッター３２とから
なっている。
【００１４】ポンチカッター３２には、先端に筒状のカ
ッター刃３３が形成され、その内部に切り抜片を導出す
る透孔３４が設けられている。また、前記支持杆３１の
基端側には、雌ネジ３５が穿設されており、該雌ネジ３
５には、ストッパ部材としてボルト３６が螺着され、止
めナット３７によって定位置にゆるまないよう固着され
ている。ボルトの先端３８は、前記受け部材の支持杆２
４に衝合し、カッター刃３３と受け台２５の基準となる
受け面２６との間に間隙ｔを形成している。間隙ｔは、
ボルト３６の螺合位置を調節することによって調整する
ことができる。
ッター刃３３が形成され、その内部に切り抜片を導出す
る透孔３４が設けられている。また、前記支持杆３１の
基端側には、雌ネジ３５が穿設されており、該雌ネジ３
５には、ストッパ部材としてボルト３６が螺着され、止
めナット３７によって定位置にゆるまないよう固着され
ている。ボルトの先端３８は、前記受け部材の支持杆２
４に衝合し、カッター刃３３と受け台２５の基準となる
受け面２６との間に間隙ｔを形成している。間隙ｔは、
ボルト３６の螺合位置を調節することによって調整する
ことができる。
【００１５】前記支持台には、摺動部材３０を左右動さ
せるための作動手段が装着されており（図示しない）、
摺動部材３０を案内杆２２の先端のストッパ２３に衝合
する待機位置と、ボルト３６の先端３８が受け部材の支
持杆２４に衝合する穿孔位置との間を移動させるよう作
動する。作動手段として、前記ストッパ部材に関連して
駆動制御される電気的または機械的な作動源と、適当な
伝達手段を選択することができ、また手動的な機構を採
用してもよい。また、上記実施例では、摺動部材３０の
待機位置と穿孔位置をストッパ部材によって規制するよ
うにしているが、ストッパ部材を用いないで作動手段の
作動範囲を制御することによって規制するようにしても
よい。
せるための作動手段が装着されており（図示しない）、
摺動部材３０を案内杆２２の先端のストッパ２３に衝合
する待機位置と、ボルト３６の先端３８が受け部材の支
持杆２４に衝合する穿孔位置との間を移動させるよう作
動する。作動手段として、前記ストッパ部材に関連して
駆動制御される電気的または機械的な作動源と、適当な
伝達手段を選択することができ、また手動的な機構を採
用してもよい。また、上記実施例では、摺動部材３０の
待機位置と穿孔位置をストッパ部材によって規制するよ
うにしているが、ストッパ部材を用いないで作動手段の
作動範囲を制御することによって規制するようにしても
よい。
【００１６】次に、成形方法に関連して穿孔装置の作動
について説明する。前記したように穿孔装置は、クーリ
ング工程区間に配設されており、穿孔加工は、ブロー成
形容器が常温に戻るまでの間の所定の温度状態にあると
きに行われる。穿孔装置の不作用状態においては、支持
台は、成形容器が移動できるよう上方に位置しており、
したがって支持部材２０とともに受け部材、カッター部
材も容器の上方に位置している。また摺動部材３０は、
支持部材２０から所定の距離をへだてた待機位置に位置
している。成形容器が所定の位置に移動されてくると、
ブロー容器に対して支持台が相対的に下方に移動し、支
持部材２０に取着された支持杆２４が、容器口部内に挿
入され、受け台２５が容器の内側層に接する位置に配置
される。同時に支持部材２０とともに摺動部材３０に取
着されたカッター部材Ｂ２も下降し、受け台２５とポン
チカッターのカッター刃３３が容器口部の内側層、外側
層を挟んで対向して位置する。
について説明する。前記したように穿孔装置は、クーリ
ング工程区間に配設されており、穿孔加工は、ブロー成
形容器が常温に戻るまでの間の所定の温度状態にあると
きに行われる。穿孔装置の不作用状態においては、支持
台は、成形容器が移動できるよう上方に位置しており、
したがって支持部材２０とともに受け部材、カッター部
材も容器の上方に位置している。また摺動部材３０は、
支持部材２０から所定の距離をへだてた待機位置に位置
している。成形容器が所定の位置に移動されてくると、
ブロー容器に対して支持台が相対的に下方に移動し、支
持部材２０に取着された支持杆２４が、容器口部内に挿
入され、受け台２５が容器の内側層に接する位置に配置
される。同時に支持部材２０とともに摺動部材３０に取
着されたカッター部材Ｂ２も下降し、受け台２５とポン
チカッターのカッター刃３３が容器口部の内側層、外側
層を挟んで対向して位置する。
【００１７】次に、作動手段により摺動部材３０がＸ方
向に移動させられ、ポンチカッターは、ボルト３６の先
端３８が支持杆２４に突き当たるまで移動する。その時
にまず、ポンチカッターが、容器口部の内側層をカッタ
ー受け台２５の受け面２６に押圧し、次いでカッター刃
が容器口部の外側層に圧入され、内側層を残して外側層
を切り抜き、内側層と外側層の間に大気を導入する導入
孔を穿孔する。穿孔加工は、ブロー成形容器が成形後の
一定の温度状態にあるときに行われるから、カッターに
よる切り抜きが極めて簡易に行われるのである。穿孔加
工が終わると、摺動部材３０はＹ方向に移動し待機位置
まで戻されるとともに、支持部材２０は次の容器の穿孔
に備え上方に移動する。
向に移動させられ、ポンチカッターは、ボルト３６の先
端３８が支持杆２４に突き当たるまで移動する。その時
にまず、ポンチカッターが、容器口部の内側層をカッタ
ー受け台２５の受け面２６に押圧し、次いでカッター刃
が容器口部の外側層に圧入され、内側層を残して外側層
を切り抜き、内側層と外側層の間に大気を導入する導入
孔を穿孔する。穿孔加工は、ブロー成形容器が成形後の
一定の温度状態にあるときに行われるから、カッターに
よる切り抜きが極めて簡易に行われるのである。穿孔加
工が終わると、摺動部材３０はＹ方向に移動し待機位置
まで戻されるとともに、支持部材２０は次の容器の穿孔
に備え上方に移動する。
【００１８】ポンチカッター先端のカッター刃３３とカ
ッター受け面２６との間隙ｔを、内側層の厚さに調節す
ると、外側層のみに大気導入孔を形成することができ
る。また、ブロー成形においてはパリソンの肉厚に屡々
バラツキが生じるが、間隙ｔを内側層の最小の肉厚にし
ておけば、肉厚のバラツキがあっても外側層のみに導入
孔を穿孔することができる。
ッター受け面２６との間隙ｔを、内側層の厚さに調節す
ると、外側層のみに大気導入孔を形成することができ
る。また、ブロー成形においてはパリソンの肉厚に屡々
バラツキが生じるが、間隙ｔを内側層の最小の肉厚にし
ておけば、肉厚のバラツキがあっても外側層のみに導入
孔を穿孔することができる。
【００１９】容器の層間剥離のために、次工程において
穿孔された大気導入孔から空気を吹き込み、内側層と外
側層との間に空気を導入する。その際に、穿孔加工時に
開孔部において層間剥離が起こされているので、ごく僅
かな空気を導入するだけで全体の層間剥離が容易に行え
るようになっている。
穿孔された大気導入孔から空気を吹き込み、内側層と外
側層との間に空気を導入する。その際に、穿孔加工時に
開孔部において層間剥離が起こされているので、ごく僅
かな空気を導入するだけで全体の層間剥離が容易に行え
るようになっている。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ことから次のような効果を奏する。容器口部の外側層に
極めて容易に大気導入孔を形成できるようになった。カ
ッター刃により導入孔が所定の形状に形成され、穿孔加
工だけで綺麗に仕上げられるので、後加工の必要がなく
なった。導入孔の穿孔と同時に層間剥離を引き起こし、
剥離部の形成が容易に行えるようになった。調節部材に
よる間隙を調整するだけで肉厚のバラツキがあっても外
側層のみに導入孔を穿孔できるようになった。穿孔装置
が簡単に構成できるようになった。
ことから次のような効果を奏する。容器口部の外側層に
極めて容易に大気導入孔を形成できるようになった。カ
ッター刃により導入孔が所定の形状に形成され、穿孔加
工だけで綺麗に仕上げられるので、後加工の必要がなく
なった。導入孔の穿孔と同時に層間剥離を引き起こし、
剥離部の形成が容易に行えるようになった。調節部材に
よる間隙を調整するだけで肉厚のバラツキがあっても外
側層のみに導入孔を穿孔できるようになった。穿孔装置
が簡単に構成できるようになった。
【図１】本発明の積層剥離ブロー容器の縦断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の穿孔装置の縦断面図である。
Ａ 積層剥離ブロー容器
Ｂ 穿孔装置
Ｂ１ 受け部材
Ｂ２ カッター部材
１ 外側層
２ 内側層
３ 胴部
４ 口部
５ 底部
９ 接着帯
１１ 大気導入孔
２０ 支持部材
２１ 支持軸
２４，３１ 支持杆
２５ カッター受け台
３０ 摺動部材
３２ ポンチカツター
３３ カッター刃
３４ 透孔
３５ 雌ネジ
３６ ボルト
３７ 止めナット
Claims (2)
- 【請求項１】 容器口部の外方から、先端に筒状カッタ
ー刃を形成したポンチカッターを打込み、カッター刃に
より内側層の肉厚を残して外側層を切り抜くことを特徴
とする積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方
法。 - 【請求項２】 先端に筒状カッター刃を形成したポンチ
カッターを具えたカッター部材と、該カッター刃に対向
する受け台を具えた受け部材と、前記カッター刃と受け
台との間隙を調整する調節部材とからなることを特徴と
する積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成装
置。
Priority Applications (29)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08855895A JP3455606B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方法および形成装置 |
| EP20000126071 EP1092632B1 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Pre-separation method and device for a peelable laminated container |
| CA 2189989 CA2189989C (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| PCT/JP1996/000543 WO1996028353A1 (fr) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Recipient a pellicule laminee et technique correspondante |
| DE1996636181 DE69636181T2 (de) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Behälter aus laminiertem, trennbarem Material |
| EP20020017205 EP1266697B1 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container |
| EP20000126072 EP1092633B1 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Laminated peel container |
| CNB2004100905999A CN1328120C (zh) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | 积层剥离容器 |
| CA2587053A CA2587053C (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| US08/737,020 US6266943B1 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| CNB2006101624258A CN100562467C (zh) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | 积层剥离容器的预剥离方法及其预剥离装置 |
| CA002587032A CA2587032C (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| KR1019960706342A KR100299082B1 (ko) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | 천공장치및그장치를이용한천공방법 |
| DE1996632354 DE69632354T2 (de) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Behälter aus laminiertem, leicht schälbarem Material |
| AU48892/96A AU717067B2 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| EP20020017206 EP1266698B1 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container |
| CA002587015A CA2587015C (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| CNA2006101624243A CN1966363A (zh) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | 积层剥离容器及其关联技术 |
| CA002421914A CA2421914C (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Separable laminated container and associated technology |
| DE1996630822 DE69630822T2 (de) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Vorrichtung und Verfahren zum Delaminieren eines aus laminiertem Material bestehenden Behälters |
| DE1996618399 DE69618399T2 (de) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Stanzmethode bei mehrschichtbehälter |
| DE1996634313 DE69634313T2 (de) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Behälter aus laminiertem leicht trennbarem Material |
| CN96190328A CN1059398C (zh) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | 积层剥离容器中空气导入孔的穿孔方法及其穿孔装置 |
| EP19960905010 EP0759399B1 (en) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | Punching method for laminated container |
| KR1020007013090A KR100338994B1 (ko) | 1995-03-10 | 1996-03-06 | 적층박리용기와 그 관련기술 |
| TW085102896A TW358074B (en) | 1995-03-10 | 1996-03-09 | A container with breakable laminated layers and related technology |
| CNB001037668A CN1251933C (zh) | 1995-03-10 | 2000-03-09 | 积层剥离容器 |
| US09/866,766 US6691494B2 (en) | 1995-03-10 | 2001-05-30 | Separable laminated container and associated technology |
| US10/728,957 US7055719B2 (en) | 1995-03-10 | 2003-12-08 | Separable laminated container and associated technology |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08855895A JP3455606B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方法および形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244102A JPH08244102A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3455606B2 true JP3455606B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=13946202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08855895A Expired - Lifetime JP3455606B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方法および形成装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3455606B2 (ja) |
| CN (2) | CN100562467C (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015080015A1 (ja) | 2013-11-27 | 2015-06-04 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器、そのピンホールチェック方法、及びその加工方法 |
| KR20170038909A (ko) | 2014-09-10 | 2017-04-07 | 교라꾸 가부시끼가이샤 | 피가공물의 가공 방법, 천공 드릴 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3556344B2 (ja) * | 1995-08-03 | 2004-08-18 | 株式会社吉野工業所 | 積層ブロー容器 |
| JP5979467B2 (ja) | 2011-08-31 | 2016-08-24 | 株式会社吉野工業所 | 積層ブロー成形容器及び吸気孔の形成方法 |
| CA2889206C (en) * | 2012-10-31 | 2017-03-07 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Double container |
| EP3409604B1 (en) | 2013-03-29 | 2020-07-29 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Laminated bottle |
| JP6421458B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2018-11-14 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
| US10427821B2 (en) * | 2014-10-07 | 2019-10-01 | Kyoraku Co., Ltd. | Delaminated container manufacturing method and air leak inspection method for delaminated container |
| JP7025633B2 (ja) * | 2017-10-30 | 2022-02-25 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器の容器本体の外気導入孔の形成方法 |
| JP7292927B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2023-06-19 | キヤノン株式会社 | 液体収容ボトル |
| CN114933091B (zh) * | 2022-05-30 | 2024-01-16 | 浙江江美控股有限公司 | 一种包装袋 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP08855895A patent/JP3455606B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-03-06 CN CNB2006101624258A patent/CN100562467C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-06 CN CNA2006101624243A patent/CN1966363A/zh active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015080015A1 (ja) | 2013-11-27 | 2015-06-04 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器、そのピンホールチェック方法、及びその加工方法 |
| KR20170038909A (ko) | 2014-09-10 | 2017-04-07 | 교라꾸 가부시끼가이샤 | 피가공물의 가공 방법, 천공 드릴 |
| US10213846B2 (en) | 2014-09-10 | 2019-02-26 | Kyoraku Co., Ltd. | Method of machining workpiece and boring drill |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1966363A (zh) | 2007-05-23 |
| CN100562467C (zh) | 2009-11-25 |
| CN1951776A (zh) | 2007-04-25 |
| JPH08244102A (ja) | 1996-09-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0759399B1 (en) | Punching method for laminated container | |
| JP3455606B2 (ja) | 積層剥離ブロー容器における大気導入孔の形成方法および形成装置 | |
| US5916646A (en) | Container having a decorative label and a method for obtaining this container | |
| GB2127341A (en) | Method and apparatus for integrally moulding an ornament plate on plastic | |
| DK1163996T3 (da) | Fremgangsmåde til fremstilling af en beholder af en termoplastisk kunststoffolie og formværktöj til udövelse af fremgangsmåden | |
| EP0200937A3 (en) | Apparatus for producing plastic pieces, particularly hollow plastic parts | |
| CA1262810A (en) | Method of forming highly oriented thermoplastic articles | |
| CA2317892A1 (en) | Method of and device for controlling and automatically controlling the thickness profile in the production of blown film | |
| CA2270467A1 (en) | Method and mould tools for injection moulding a plastics material part in a packaging sheet material | |
| MY114149A (en) | Method and apparatus for manufacturing a tamper-indicating plastic closure. | |
| EP1142691A3 (de) | Verfahren zum Herstellen eines Behälters aus einer thermoplastische Kunststofffolie und kombiniertes Form-/Stanzwerkzeug zur Durchführung des Verfahrens | |
| JP3569075B2 (ja) | 積層ブロー容器と該容器の大気導入孔形成方法 | |
| CA2061403A1 (en) | Process for producing multilayer molded article | |
| GR3020652T3 (en) | Process and apparatus for manufacturing nipples for nursing bottles and nipple so obtained. | |
| JPS5695659A (en) | Production of head rest or the like | |
| JPH06246778A (ja) | 複合容器の製造方法および製造装置 | |
| JPS6211616U (ja) | ||
| AU650024B2 (en) | In-mould label applicator | |
| JPH07100877A (ja) | 可視面にヒケを発生させない射出成形プラスチック製品 の製造方法及びその装置 | |
| JPS6480510A (en) | Forming method for decorative laminated sheet | |
| SE0100858D0 (sv) | Packaging laminate, method of producing a packaging container and the packaging container | |
| JP2003181956A (ja) | 打抜き型および型抜きされてなるインモールドラベル | |
| JPS6016489Y2 (ja) | シ−ルテ−プ貼着装置 | |
| JPH0415726B2 (ja) | ||
| EP0684901A1 (en) | A container of orientable plastic material and a method of producing the container |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070725 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725 Year of fee payment: 10 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |