JP3455239B2 - 重量の重いワ−クに対する自動深穴明け加工方法及び該方法の実施に用いる重量の重いワ−クに対する自動深穴明け加工システム - Google Patents

重量の重いワ−クに対する自動深穴明け加工方法及び該方法の実施に用いる重量の重いワ−クに対する自動深穴明け加工システム

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JP3455239B2
JP3455239B2 JP28945592A JP28945592A JP3455239B2 JP 3455239 B2 JP3455239 B2 JP 3455239B2 JP 28945592 A JP28945592 A JP 28945592A JP 28945592 A JP28945592 A JP 28945592A JP 3455239 B2 JP3455239 B2 JP 3455239B2
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邦方 金藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、多数の重量の重い
ワ−クそれぞれに対し、多種・多数の穴明け加工を自動
的に実施することを可能ならしめた、重量の重いワ−ク
に対する自動穴明け加工方法及び該方法に用いる重量
の重いワ−クに対する自動深穴明け加工システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】生産現場においては従来、加工設備費の
節減をはかる見地から、比較的簡単な加工である穴明け
加工に用いられる穴明け加工装置は、極力安価となるよ
うにすべく簡易な構造となっていた。このため、従来の
穴明け加工装置には、ワ−クの供給、加工位置えの搬
送、穴明けツ−ルの供給と搬出、加工が完了したワ−ク
の搬出等の穴明け加工を実施する際の段取りに係る工程
を自動化するための特別な機構は、構造が複雑となると
ともに高価となるため、備えられていなかった。このた
め、従来の穴明け加工現場においては、前記した穴明け
加工のための各段取り工程は人手により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、大型構造物を構
成する重量の重い部材に対する多種・多数の穴加工を実
施する需要が飛躍的に高まってきた。しかるに、前記し
た従来の穴明け加工装置を用いて重量の重い部材に対す
る穴明け加工を実施しようとすると、前記した如くワ−
クの供給、加工位置えの搬送、加工が完了したワ−クの
搬出といった、穴明け加工の段取りに係る工程の実行を
人手に頼ることとしているため、人手に過大な負担をか
けるとともに該穴明け加工の段取りに係る工程を完了す
るのに長時間かかかる。
【0004】本発明は前記した事情に鑑みて創作したも
のであって目的とするところは、重量の重いワ−クの段
取り工程を自動化して、実働穴明け加工時間比率の増大
と省力化とを可能ならしめる重量の重いワ−クに対する
自動穴明け加工方法及び該方法に用いる重量の重いワ
−クに対する自動深穴明け加工システムを提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ため、本発明が講じた解決手段は以下の如くである。請
求項()の発明は、多数の重量の重いワ−クそれぞれ
に対し長時間にわたって連続的に同一の穴明け加工を
実施する際の自動深穴明け加工方法を提案するものであ
って、目的とする穴径の深穴明け加工に適合し穴明け加
工に直接関与する深穴加工ドリルと切り屑の排出処理に
関与する手段とから構成されたチュ−ブを選択して所定
の深穴明け加工位置に移動せしめること、未加工のワ−
クの加工位置えの供給、前記深穴加工ドリルによる深穴
加工の実施、加工完了の重量の重いワ−クの搬出に至る
一連の加工動作を自動的に繰り返し実施できるようにす
ること、及び深穴明け加工時に前記深穴加工ドリルの刃
先に作用される穿孔切削抵抗力の変動レベルを検出する
ことにより該刃先に磨耗が生じているか否かを検知し、
磨耗していると検知された際には、重量の重いワ−クと
深穴加工ドリルの取り替えを実行して迅速に深穴明け加
工を再開できるようにしたものである。
【0006】具体的には、制御装置にあらかじめ入力さ
れた穴明け加工情報の穿孔穴径に係る情報に基づき、切
り屑を後方に排送する軸部と該軸部の先端部に所定の深
穴明け加工を行うに適合する深穴加工ドリルが備えられ
るとともに切削油の供給を受けて発生する切り屑を軸部
側に排送するプレッシャヘッドと該軸部の後端部に突設
され切り屑を外部に排出するチュ−ブスリ−ブとから構
成されたチュ−ブを選択する指令により、プレッシャヘ
ッドとチュ−ブスリ−ブとを把握することにより該当す
るチュ−ブを選択して取り出した後、プレッシャヘッド
とチュ−ブスリ −ブとを把握した状態で搬送して該当す
るチュ−ブを深穴加工が実施される位置近傍に移動させ
た後、チュ−ブスリ−ブとプレッシャヘッドをそれぞれ
クランプさせることにより所定の深穴明け加工を行うに
適合する深穴加工ドリルに切削油を供給可能となさしめ
てチュ−ブをクランプするステップ1を実行し、つぎ
に、前記穴明け加工情報の被穴明け加工ワ−クに係る情
報に基づくワ−ク供給指令により、重量が重いワ−クが
載せられている未加工ワ−ク供給用ラインコンベアから
重量の重いワ−クを把握して移動させて該当する重量の
重いワ−クを所定の深穴明け加工位置に向け搬送する
テップ2を実行し、ついで、前記穴明け加工情報の穿孔
切削条件に係る情報に基づくワ−ク把握指令により、前
記重量の重いワ−クを適宜な把握力にて把握するステッ
プ3を実行する。
【0007】つぎに、前記穴明け加工情報の穿孔切削条
件に係る情報に基づく穴明け加工指令により、重量の重
いワ−クを回動させるとともにチュ−ブスリ−ブとプレ
ッシャヘッドをそれぞれクランプさせた状態でチュ−ブ
を該重量の重いワ−ク方向に移動させ所定の深穴明け加
工を行うに適合する深穴加工ドリルに切削油を供給しつ
つ深穴明け加工をなし且つ該深穴明け加工により発生し
た切り屑をプレッシャヘッド、軸部、チュ−ブスリ−ブ
を順次通過させて重量の重いワ−ク外に排出しながら深
穴明け加工を開始するステップ12を実行し、ついで、
前記穴明け加工情報の穿孔切削条件に関連する刃先の磨
耗検知指令により、前記チュ−ブを構成するプレッシャ
ヘッドに備えられている深穴加工ドリルの刃先に作用す
る穿孔切削抵抗力の変動レベルを計測して該深穴加工ド
リルの刃先が磨耗しているか否かを検知するステップ1
3を実行する。
【0008】この後に、該ステップ13の実行により前
記深穴加工ドリルの刃先が磨耗していないと検知される
と、前記制御装置の穴明け続行指令により、前記チュ−
ブを前記重量の重いワ−クに押圧し深穴加工ドリルに切
削油を供給しつつ深穴明け加工をなし且つ該深穴明け加
工により発生した切り屑をプレッシャヘッド、軸部、チ
ュ−ブスリ−ブを順次通過させて重量の重いワ−ク外に
排出しながら深穴明け加工を継続して所定の深さと所定
の穴径の深穴明け加工をなすステップ14を実行し、前
記ステップ13の実行により前記深穴加工ドリルの刃先
が磨耗していると検知されていると、前記制御装置の重
量の重いワ−ク及び深穴加工ドリルの取り替え指令によ
り、刃先が磨耗している深穴加工ドリルにより穴明けが
一部実施されていた重量の重いワ−クに対する深穴明け
加工を中断し、該穴明けが一部実施されていた重量の重
いワ−クを加工済ワ−ク搬出用ラインコンベアに向けて
搬出し未加工ワ−ク供給用ラインコンベアから新規な重
量の重いワ−クを穴明け加工位置に供給する一方、チュ
−ブスリ−ブとプレッシャヘッドそれぞれのクランプを
解除した後プレッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを把
握なさしめて搬送し刃先が磨耗した深穴明け加工ドリル
をプレッシャヘッドに具備するチュ−ブを所定の返却位
置に向け搬送するとともにプレッシャヘッドとチュ−ブ
スリ−ブとを把握することにより新規な深穴加工ドリル
をプレッシャヘッドに具備するチュ−ブを選択して取り
出した後、プレッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを把
握した状態で搬送してチュ−ブを深穴加工が実施される
位置近傍に移動させて、チュ−ブスリ−ブとプレッシャ
ヘッドをそれぞれクランプさせることにより新規な深穴
加工ドリルに切削油を供給可能となさしめてチュ−ブを
クランプすることにより新規な深穴加工ドリルに取り替
えるステップ15を実行した後、前記制御装置の穴明け
加工の再開指令により、前記ステッツプ14を実行し、
ついで、前記加工済ワ−クの搬出指令により、チュ−ブ
スリ−ブとプレッシャヘッドをそれぞれクランプさせた
状態で選択されたチュ−ブを後退移動させる一方、該加
工済ワ−クの回動を停止するとともに該加工済ワ−クの
把握を解除させた後加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア
に向け搬送するステップ16を実行し、しかる後に、前
記穴明け加工情報のロット本数に係る情報に基づく反復
穴明け加工指令により、前記したステップ2ステップ3
ステップ12を順次実行した後、前記ステップ13を実
行し深穴加工ドリルの刃先が磨耗していない場合にはス
テップ14ステップ16を順次実行し、深穴加工ドリル
の刃先が磨耗している場合には、前記したステップ15
ステップ14ステップ16を順次実行する操作を反復実
行し、ついで、ツ−ル返却指令によりチュ−ブスリ−ブ
とプレッシャヘッドそれぞれのクランプを解除した後プ
レッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを把握なさしめて
前記選択されたチュ−ブを所定の返却位置に向け搬送す
るステップ17を実行する手順からなる重量の重いワ−
クに対する自動深穴明け加工方法としたものである。
【0009】請求項()の発明は、前記した請求項
)の発明に係る重量の重いワ−クに対する自動深穴
明け加工方法を直接実施するのに用いる重量の重いワ−
クに対する自動深穴明け加工システムに係るものであっ
て、あらかじめ深穴明け加工情報が入力された制御装置
の動作指令により適宜なタイミングにて独立して或いは
協働して動作する深穴明け加工を実行する手段を構成要
素とする。
【0010】また、重量の重いワ−クを深穴明け加工位
置に供給するとともに深穴明け加工が完了した重量の重
いワ−クを搬出する手段、所望の穴径の深穴明け加工が
可能な深穴明け加工ドリルを備え切り屑をスム−ズに排
出可能であるとともに深穴明け加工位置にて容易に脱着
可能であって搬送がスム−ズに行える構造とされたチュ
−ブを自動的に交換する装置、深穴加工ドリルの刃先が
磨耗しているか否かを検知する装置を構成要素とし、該
検知する装置に応動して深穴加工ドリルの取り替え動作
を実行する装置とを追加して構成するとともに、前記ワ
−ク供給・搬出装置に前記検知する装置に応動して重量
の重いワ−クの取り替え動作をなさしめるようにしたも
のである。
【0011】更に、前記した構成要素に、これら装置の
動作を制御する制御装置、該制御装置の動作指令に応動
して前記した各装置を実際に動作させる駆動装置と、か
ら構成される重量の重いワ−クに対する自動穴明け加工
システムとしたものである。
【0012】具体的には、ベッドと、該ベッド上に設け
られた少なくとも一基のサドルと、該サドルの後方側に
移動可能に取付られたチュ−ブスリ−ブクランプ機構と
該サドルの前方側に移動可能となして取付られたプレッ
シャヘッドクランプ機構とから構成されたチュ−ブクラ
ンプ機構と、スピンドルを内蔵し該サドルと対面する位
置に設けられた少なくとも一基の主軸台と、該スピンド
ルの軸頭に取付られたワ−ク把握手段と、該スピンドル
と連動連結されたスピンドル回動用駆動手段と、から構
成された穴明け加工装置と、前記ベッドの一側に配設さ
れた未加工ワ− ク供給用ラインコンベアと、前記ベッド
の他側に配設された加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア
と、一端が前記未加工ワ−ク供給用ラインコンベアを跨
いで他端が前記加工済ワ−ク搬出用ラインコンベアを跨
いで、該加工済ワ−ク搬出用ラインコンベアと前記未加
工ワ−ク供給用ラインコンベア間に立設されたワ−クロ
−ダ移動台と、該ワ−クロ−ダ移動台上を移動可能であ
って開閉可能な把握部と昇降機構を備えたワ−クロ−ダ
と、から構成されたワ−ク供給・搬出装置を構成要素と
する。
【0013】また、前記未加工ワ−ク供給用ラインコン
ベアと前記ベッド間または前記加工済ワ−ク搬出用ライ
ンコンベアと前記ベッド間またはこれら双方の間に配設
された少なくとも一基のツ−ル収納スタンドと、一定長
さの軸部と該軸部の先端部に深穴加工ドリルが脱着可能
となして備えられプレッシャヘッド受面と当接した際に
深穴加工ドリルの刃先に切削油を供給可能としたプレッ
シャヘッドと該軸部の後端部に突設されたチュ−ブスリ
−ブとから構成され前記ツ−ル収納スタンドに取出可能
に置かれた複数のチュ−ブと、一端が前記未加工ワ−ク
供給用ラインコンベアを跨ぎ他端が前記加工済ワ−ク搬
出用ラインコンベアを跨ぐとともに前記ツ−ル収納スタ
ンド上の前後を囲む状態で、該加工済ワ−ク搬出用ライ
ンコンベアと前記未加工供給用ワ−クラインコンベア間
に立設されたツ−ルロ−ダ移動台と、開閉可能なツ−ル
把握部と昇降機構とを備え、該ツ−ルロ−ダ移動台上を
移動可能に取付けられたツ−ルロ−ダと、から構成され
た自動ツ−ル交換装置をも構成要素とする。
【0014】更に、前記穴明け加工装置、前記ワ−ク供
給・搬出装置、前記自動ツ−ル交換装置とそれぞれ動作
回路を介して連結された駆動装置と、該駆動装置と動作
回路を介して連結され、穴明け加工ステップの進行に応
動して逐次該駆動装置に動作指令を発する制御装置と、
前記チュ−ブクランプ機構を構成する前記プレッシャヘ
ッドクランプ機構の一側に配設され深穴加工ドリルの刃
先の穿孔切削抵抗力を検知する穿孔切削力検知用センサ
−と該穿孔切削力検知用センサ−が検知した穿孔切削抵
抗力の変動レベルを表示するセンサ−出力信号表示手段
とセンサ−用ケ −ブルとからなる穿孔切削力検出手段
と、センサ−出力表示手段と連結されたツ−ルモニタ−
と、該ツ−ルモニタ−と連結された機械コントロ−ラ
と、一端が該機械コントロ−ラと他端が該ツ−ルモニタ
−とそれぞれ連結されたコントロ−ル信号表示手段とか
ら構成され、前記制御装置と動作回路を介して連結され
たツ−ル異常検知機構と、前記ベッドと前記未加工ワ−
ク供給用ラインコンベア間若しくは加工済ワ−ク搬出用
ラインコンベア間に設けられた多数の深穴加工ドリルを
備えるマガジンと、一端が該マガジンと他端がワ−ク穴
明け加工状態にある際の前記チュ−ブクランプ機構の一
側と対面状態で設けられた深穴加工ドリル受渡し手段用
移動台と、ツ−ル把握部を備え、該深穴加工ドリル受渡
し手段用移動台に取付けられた深穴加工ドリル受渡し手
段と、から構成された深穴加工ドリル取り替え機構をも
構成要素とし、該構成要素と前記した二つの構成要素
から構成される重量の重いワ−クに対する自動穴明け
加工システムとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項(1)及び請求項()の
発明の構成により、制御装置にあらかじめ入力された多
数の重量の重いワ−クの穴明け加工情報に基づき、ま
ず、自動ツ−ル交換機構を動作させ、該当するチュ−ブ
が置かれたツ−ル搭載台の直上までツ−ル把握部を備え
たツ−ルロ−ダを移動させた後ツ−ル把握部を下降させ
て該当するチュ−ブを選択して把握することにより取り
出す。この後、ツ−ル把握部を上昇させツ−ルロ−ダを
深穴加工が実施される位置の直上に移動させた後ツ−ル
把握部を下降させて該当するチュ−ブを深穴加工が実施
される位置近傍に移動させるとともにチュ−ブクランブ
機構によりチュ−ブスリ−ブとプレッシャヘッドをそれ
ぞれクランプさせることにより所定の深穴明け加工を行
うに適合する深穴加工ドリルを備えたチュ−ブを、サド
ル上に移動させた後クランプする。
【0016】つぎに、ワ−ク供給・搬出機構を搬入動作
させ、重量が重いワ−クが載せられている未加工ワ−ク
供給用ラインコンベアの直上までワ−ク把握部を備えた
ワ−クロ−ダを移動させた後ワ−ク把握部を下降させて
該当する重量の重いワ−クを未加工ワ−クラインコンベ
アから穴明け加工位置に移動させる。ついで、ワ−ク把
握指令により、前記重量の重いワ−クを適宜な把握力に
て把握した後、深穴明け加工装置を加工動作させ、重量
の重いワ−クを回動させるとともにチュ−ブを該重量の
重いワ−ク方向に移動させ切削油を供給しつつ且つ切り
屑を重量の重いワ−ク外に排出つつ深穴加工ドリルを所
定時間押圧することにより所定の深さと穴径の深穴明け
加工が実施される。
【0017】そして、深穴明け加工が完了すると、加工
済ワ−クの搬出指令により、選択されたチュ−ブをクラ
ンプされた状態で後退移動させる一方、該加工済の重量
の重いワ−クの回動を停止するとともに該加工済の重量
の重いワ−クの把握を解除させた後、ワ−ク把握部を下
降させて該加工済みの重量の重いワ−クを把握して上昇
した後ワ−クロ−ダを搬出手段の直上に向け移動させて
ワ−ク把握部を下降させて把握状態を解除し加工済みの
重量の重いワ−クを加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア
に搬送する。そして、前記した手順を反復実行すると、
多数の重量の重ワ−クに対する所定の深穴明け加工が
施されるとともに、該多数の重量の重いワ−クを所定場
所に搬出することができる。
【0018】穴明け加工する重量の重いワ−クが極め
て多数であることから、深穴明け加工を長時間連続され
るが、係る長時間連続して実行する途上にて深穴加工ド
リルの刃先が磨耗する事態が予想されるので、前記穴明
け加工装置を加工動作させるとともにツ−ル異常検知装
置を検知動作させる。すると、重量の重いワ−クに対し
深穴加工ドリルが押圧されることにより、該深穴加工ド
リルの刃先に作用される穿孔切削抵抗力が検出される。
この検出された穿孔切削抵抗力が一定以上増大すると、
前記ツ−ル異常検知装置は、前記深穴加工ドリルの刃先
が磨耗していることを検知する。
【0019】すると、制御装置は前記磨耗検知に基づく
深穴明け加工中断指令を発し、前記穴明け加工装置は深
穴明け加工の中断動作をして前記重量の重いワ−クの回
動を停止するとともに前記チュ−ブは若干サドル上を後
退する。また、前記制御装置の取り替え動作指令によ
り、前記ワ−ク供給・搬出装置はワ−ク取り替え動作を
して刃先が磨耗した深穴加工ドリルにより一部深穴明け
加工がされた重量の重いワ−クを搬出する一方、前記未
加工ワ−ク供給用ラインコンベアから新規な重量の重い
ワ−クを加工位置に搬送する。
【0020】さらに、深穴加工ドリル取り替え装置は深
穴加工ドリルの取り替え動作をして刃先が磨耗した深穴
加工ドリルをマガジンに収容する一方、該マガジンから
新規な深穴加工ドリルを取り出して前記チュ−ブにはめ
込む。この後、前記穴明け加工装置は深穴明け加工の再
開動作をして前記した如き一連の深穴明け加工を多数の
重量の重いワ−クそれぞれに施すとともに、所定の場所
に搬出するのである。
【0021】
【実施例】請求項(1)及び請求項()の発明の好適
な実施例を、図面を参照しながら説明する。図1はツ−
ル異常検知機構と深穴加工ドリル取り替え機構とが取り
外されている状態での重量の重いワ−クに対する自動深
穴明け加工システムの全体構成を上方からみた場合を示
し、図2は同重量の重いワ−クに対する自動深穴明け加
工システムの全体構成を側面からみた場合を示し、図3
はチュ−ブスリ−ブクランプ機構を正面からみた場合を
示し、図4はプレッシャ−ヘッドクランプ機構を正面か
らみた場合を示したものである。
【0022】また、図5は穴明け加工装置の構成を一部
を断面して側面からみた場合を示し、図6はワ−ク供給
・搬出装置を正面からみた場合を示し、図7はワ−クロ
−ダを構成するワ−ク把握機構を正面からみた場合を示
し、図8は同ワ−ク把握機構を真下からみた場合を示
し、図9は自動ツ−ル交換装置を正面からみた場合を示
し、図10はチュ−ブクランプ機構、ワ−ク供給・搬出
装置及び自動ツ−ル交換装置を動作させるべく油圧ユニ
ットと連結された油圧回路を示し、図11はツ−ルロ−
ダのツ−ル把握部を動作させるべくエアコントロ−ルユ
ニットと連結された空気圧回路を示したものである。
【0023】さらに、図12はツ−ル異常検出機構の全
体構成を示し、図13はツ−ルの異常を検知するセンサ
−の取付の一例を示し、図14は深穴加工ドリル取り替
え機構の構成を正面からみた場合を示し、図15は同深
穴加工取り替え機構を構成する深穴加工ドリル受渡し手
段の構成を、一部を断面した状態で側面からみた場合を
示したものである。
【0024】図1及び図2に示すように、3は中央部に
配設されたベッドであって、設置地面5上に据え付けら
れ、上面3aには適宜間隔をあけて平行状態で且つ前後
(図1に示す矢印7方向)に延設された一対のサドル9
と、該一対のサドル9と対面する位置に主軸台11がそ
れぞれ設けられている。
【0025】図1乃至図3に示すように、13は前記サ
ドル9の後方側に移動可能に取付けられたチュ−ブスリ
−ブクランプ機構であって、該サドル9の後側上に取付
られたチュ−ブスリ−ブクランプ機構用搭載台15と、
交差部位に凹溝17が穿設され、受面がV字形受面19
に形成されるとともに該V字形受面19にチュ−ブスリ
−ブ当接片21が図示しない取付ボルト等により取付け
られて前記チュ−ブスリ−ブクランプ機構用搭載台15
の中央部上に取付られたチュ−ブスリ−ブ支え部材23
と、前記チュ−ブスリ−ブクランプ機構用搭載台15上
の前記チュ−ブスリ−ブ支え部材23の両側方位置それ
ぞれにピストンロッド25側を上方にして立設された一
対のチュ−ブスリ−ブ用昇降・旋回シリンダ27と、該
ピストンロッド25の頭部25aを若干突出させた状態
で該ピストンロッド25に旋回可能に取付られたチュ−
ブスリ−ブ固定用爪29と、前記一対のチュ−ブスリ−
ブ用昇降・旋回シリンダ27の外方に位置する前記チュ
−ブスリ−ブクランプ機構用搭載台15にそれぞれ立設
された一対の長尺下支え部材31と、から構成されてい
る。
【0026】そして、前記チュ−ブスリ−ブクランプ機
構13は、前記チュ−ブスリ−ブ用昇降・旋回シリンダ
27を若干上昇動させた後、外方側に旋回動作させると
前記チュ−ブスリ−ブ固定用爪29は同時に若干上昇動
した後、旋回し前記V字形受面19の上方空間には該チ
ュ−ブスリ−ブ固定用爪29は存在しない状態とする
と、チュ−ブスリ−ブ141Aを何等障害なく上昇動な
さしめることが可能となり、クランプ状態からの開放動
作をスム−ズになすことができる。
【0027】一方、該チュ−ブスリ−ブ141Aを前記
チュ−ブスリ−ブ当接片21と接するまで下降さた後、
前記チュ−ブスリ−ブ用昇降・旋回シリンダ27を前記
チュ−ブスリ−ブ固定用爪29とともに内方側に旋回動
作させて該チュ−ブスリ−ブ固定用爪29を前記V字形
受面19の上方空間に現出させ、しかる後に、前記チュ
−ブスリ−ブ用昇降・旋回シリンダ27をチュ−ブスリ
−ブ固定用爪29の先端部29aがチュ−ブスリ−ブ1
41Aの取付受部141A1と当接するとともに後端部
29bが前記長尺下支え部材31と当接するまで下降動
作させると、チュ−ブスリ−ブ141Aは容易にクラン
プされる。
【0028】図1、図2及び図4に示すように、33は
前記サドル9の前方側に移動可能となして取付けられた
プレッシャヘッドクランプ機構であって、前記サドル9
の前側上に取付らけ中央部を半円形に刻設してプレッシ
ャヘッド受面35が設けられたプレッシャヘッドクラン
プ機構用搭載台37と、該プレッシャヘッドクランプ機
構用搭載台37上の前記プレッシャヘッド受面35の両
側方位置それぞれにピストンロッド39側を上方にして
立設された一対のプレッシャヘッド用昇降・旋回シリン
ダ41と、該ピストンロッド39の頭部39aを若干突
出させた状態で該ピストンロッド39に旋回可能に取付
られた一対のプレッシャヘッド固定用爪43と、前記一
対のプレッシャヘッド用昇降・旋回シリンダ41の外方
に位置する前記プレッシャヘッドクランプ機構用搭載台
37上にそれぞれ立設された短尺下支え部材45と、か
ら構成されている。尚、前記プレッシャヘッド受面35
には切削油供給路46が設けられている。
【0029】そして、前記プレッシャヘッドクランプ機
構33は、前記プレッシャヘッド用昇降・旋回シリンダ
41を前記プレッシャヘッド固定用爪43とともに若干
上昇させた後、旋回動作させてプレッシャヘッド受面3
5の上方空間に該プレッシャヘッド固定用爪43が存在
しない状態とすると、プレッシャヘッド139Aを何等
障害なく上昇動なさしめることが可能となり、クランプ
状態から開放動作をスム−ズになすことができる。
【0030】一方、プレッシャヘッド139Aを前記プ
レッシャヘッド受面35と接触するまで下降させた後、
前記プレッシャヘッド用昇降・旋回シリンダ41を前記
プレッシャヘッド固定用爪43とともに旋回動作ざせ該
プレッシャヘッド固定用爪43が前記プレッシャヘッド
受面35の上方空間に現出させ、しかる後に、前記プレ
ッシャヘッド用昇降・旋回シリンダ41をプレッシャヘ
ッド固定用爪43の先端部43aがプレッシャヘッド1
39Aの取付受部139A1と当接するとともに後端部
43bが前記短尺下支え部材45と当接するまで下降動
作させるとプレッシャヘッド139Aは容易にクランプ
される。
【0031】そして、前記したチュ−ブスリ−ブクラン
プ機構13と前記したプレッシャヘッドクランプ機構3
3とからチュ−ブクランプ機構48が構成されている。
【0032】図1、図2及び図5に示すように、47
は、背面側が取付プレ−ト49を介して、前記主軸台1
1に内臓され貫通穴53が貫設されたスピンドル55の
一側に回動可能に取付けられたワ−ク把握手段の一例の
チャックである。また、57は前記スピンドル55の他
側に噛合された中間歯車59を介して該スピンドル55
と連動連結された回動力伝達軸61を備え、前記主軸台
11の略真上位置に設置されたスピンドル回動用駆動手
段の一例のスピンドルモ−タである。
【0033】さらに、63は前記貫通穴53を貫通する
とともに前記チャック47と軸方向に移動可能となして
連動連結されたロッド64を備えたワ−ク把握動作用駆
動手段の一例の爪開閉用モ−タである。尚、前記チャッ
ク47の前面側には、前記ロット64の軸方向に往復動
するのと連動連結して半径方向上を往復動してワ−ク6
6を把握若しくは把握状態を解除する複数のワ−ク把握
用爪65が設けられている。
【0034】以上詳細に説明した主軸台11と、チュ−
ブクランプ機構48と、チャック47と、スピンドルモ
−タ57と、爪開閉用モ−タ63とから穴明け加工装置
67が構成されている。
【0035】図1及び図6に示すように、69は前記ベ
ッド3の一側に一定間隔をあけて該ベッド3と略平行状
態で設けられた未加工ワ−ク供給用ラインコンベア、7
1は前記ベッド3の他側に一定間隔をあけて該ベッド3
と略平行状態で設けられた加工済ワ−ク搬出用ラインコ
ンベアである。
【0036】また、図1及び図6に示すように、73は
ワ−クロ−ダ移動台であって、前記未加工ワ−ク供給用
ラインコンベア69と前記加工済ワ−ク搬出用ラインコ
ンベア71の前方側の外側の前後二箇所にそれぞれ立設
された四基のワ−クロ−ダ移動台用外側支柱75と、前
記ベッド3の前方側の両側の前後二箇所にそれぞれ立設
された四基のワ−クロ−ダ移動台用内側支柱77と、前
記四基のワ−クロ−ダ移動台用外側支柱75間に架設さ
れるとともに前記四基のワ−クロ−ダ移動台用内側支柱
77により支持されたワ−クロ−ダ用架設部材79とか
ら構成されている。尚、該架設部材79には図示を省略
したがラック部材が取付られている。
【0037】図6に示すように、81は該ラック部材と
噛合された図示を省略したピニオン部材を備えた移動部
である。また、83は該移動部81の下方側に吊設され
た一対のリンク機構、85は該一対のリンク機構83間
に配設されるとともに一対のリンク機構83それぞれと
連動連結された状態で吊設された一対のリンク機構開閉
用シリンダであって、これらから昇降機構87が構成さ
れている。
【0038】図6乃至図8に示すように、89は交差部
位に凹溝90が設けられてV字形状に形成された把握部
91に把握片93が図示を省略した取付ボルト等により
取付られたワ−ク把握部、95はピニオン軸、97は該
ピニオン軸95と一側と他側とでそれぞれ噛合する一対
の把握部用ラック部材、99は該把握部用ラック部材9
7と連結された連結部材、101は下端が該連結部材9
9と上端が前記リンク機構83とそれぞれ連結された把
握部支持部材であって、これらからワ−ク把握機構10
3が構成されている。
【0039】そして、前記したワ−ク把握機構103
と、昇降機構87とからワ−クロ−ダ105は構成され
ている。以上詳細に説明した該ワ−クロ−ダ105と、
前記ワ−クロ−ダ移動台73と、前記未加工ワ−ク供給
用ラインコンベア69と、前記加工済ワ−ク搬出用ライ
ンコンベア71と、からワ−ク供給・搬出装置107は
構成され、前記ワ−クロ−ダ105が、前記未加工ワ−
ク供給用ラインコンベア69と前記加工済ワ−ク搬出用
ラインコンベア71間の前記ワ−クロ−ダ用架設部材7
9上をラックピニオン噛合駆動により自由に移動するよ
う構成されている。尚、106はワ−ク66の外周を把
持する振れ止め用爪108を備えた自動振れ止め機構で
ある。
【0040】図1及び図9に示すように、109はツ−
ルロ−ダ移動台であって、前記未加工ワ−ク供給用ライ
ンコンベア60と前記加工済ワ−ク搬出用ラインコンベ
ア71の後方側の外側の前後二箇所にそれぞれ立設され
た四基のロ−ルロ−ダ移動台用外側支柱111と、前記
ベッド3の後方側の両側の前後二箇所にそれぞれ立設さ
れた四基のツ−ルロ−ダ移動台用内側支柱113と、前
記四基のツ−ルロ−ダ移動台用外側支柱111間に架設
されるとともに前記四基のツ−ルロ−ダ移動台用内側支
柱113により支持されたツ−ルロ−ダ用架設部材11
5と、から構成されている。尚、該ツ−ルロ−ダ用架設
部材115には図示を省略したがラック部材が取付られ
ている。
【0041】図2及び図9に示すように、117はツ−
ルロ−ダであって、前記したと同様の構成の昇降機構8
7と、該昇降機構87の下端に吊設され先端部に開閉可
能なツ−ル把握部119が備えられている把握支持部材
121と、から構成されている。
【0042】図1及び図9に示すように、122はツ−
ル収納スタンドであって、前記未加工ワ−ク供給用ライ
ンコンベア69の後方側の内側に沿って前後方向に一定
間隔をあけて立設された一対のツ−ル用外側支柱123
と、前記ベッド3の後方側であって、該未加工ワ−ク供
給用ラインコンベア69と対面する外側に沿うととも
に、前記一対のツ−ル用外側支柱123と対面する位置
に立設された一対のツ−ル用内側支柱125と、該ツ−
ル用内側支柱125と前記ツ−ル用外側支柱123間に
架設された一対のツ−ル用架設部材127と、該一対の
ツ−ル用架設部材127間に架設されたツ−ル用床12
9と、該ツ−ル用床129上に一定間隔にて前後方向に
整列した状態で設けられたツ−ル搭載台131と、から
構成されている。
【0043】尚、本実施例では、前記ツ−ル収納スタン
ド122は、図1に示すように、前記未加工ワ−ク供給
用ラインコンベア69の後方側の内側と、前記加工済ワ
−ク搬出用ラインコンベア71と対面する前記ベッド3
の後方側の外側間にも設置されている。
【0044】図2に示すように、135はチュ−ブであ
って、一定長さの軸部137と、該軸部137の先端部
に深穴加工ドリル136を螺子の噛合等により脱着可能
となして備えられたプレッシャヘッド139と、該軸部
137の後端部に架設されたチュ−ブスリ−ブ141
と、から構成されている。尚、図示を省略したが図4に
示すように、該プレッシャヘッド139には前記プレッ
シャヘッド受面35と当接した際に前記切削油供給路4
6と連通し、切削油を前記深穴加工ドリル136の刃先
に供給するドリル側切削油供給路が設けられている。
【0045】そして、前記したツ−ルロ−ダ移動台10
9と、前記したツ−ルロ−ダ117と、一対の前記した
ツ−ル収納スタンド122と、複数の前記したチュ−ブ
135と、から自動ツ−ル交換装置133が構成されて
いる。
【0046】図1及び図10に示すように、143は駆
動装置を構成する油圧ユニットである。該油圧ユニット
143は、例えばプレッシャヘッドクランプに係る油圧
回路145、プレッシャヘッドクランプシリンダに係る
油圧回路147を介して前記したプレッシャヘッドクラ
ンプ機構33と連結されている。また、該油圧ユニット
143は、チュ−ブスリ−ブクランプに係る油圧回路1
49を介して前記したチュ−ブスリ−ブクランプ機構1
5と連結されている。
【0047】さらに該油圧ユニット143は、ワ−クク
ランプに係る油圧回路151、ワ−クロ−ダのクランプ
動作に係る油圧回路153、ワ−クロ−ダの昇降動作に
係る油圧回路155を介して、ワ−ク供給・搬出機構1
07と連結されている。さらにまた、該油圧ユニット1
43は、ツ−ルロ−ダの昇降動作に係る油圧回路157
を介して前記した自動ツ−ル交換機構133と連結され
ている。
【0048】図1及び図12に示すように、159は駆
動装置を構成するエアユニットであって、ツ−ルクラン
プに係るエア回路161にて前記した自動ツ−ル交換装
置133と連結されている。尚、図10に示す154は
前記自動振れ止め機構106のスライドに係る油圧回
路、156は前記振れ止め用爪108のクランプに係る
油圧回路である。
【0049】図1に示すように、163は制御装置であ
って、前記油圧ユニット143と前記エアユニット15
9それぞれと動作回路を介してそれぞれ連結されてい
る。該制御装置163には、ワ−ク外径、穿孔穴径、ロ
ット本数、鋼種、長さ等の穿孔切削条件に係る情報が入
力されている。そして、係る情報に基づき該制御装置1
63は、前記油圧ユニット143と前記エアユニット1
59に所定の穴明け加工工程にしたがって動作指令を発
信して、前記穴明け加工装置67、前記ワ−ク供給・搬
出装置107、前記自動ツ−ル交換装置133それぞれ
が適切なタイミングにて動作するように制御するもので
ある。
【0050】図12及び図13に示すように、165は
前記プレッシャヘッドクランプ機構33に設けられた穿
孔切削抵抗力検出手段であって、内側が前記深穴加工ド
リル136若しくはチュ−ブ135を回動可能に支持す
るプレッシャヘッド用軸受167に外嵌される一方、外
側がセンサ−収容穴169に挿入され、外周近傍に図示
しない歪みゲ−ジが取付けられた穿孔切削抵抗力検知用
センサ−171と、ケ−ブル挿入穴173が設けられ該
穿孔切削抵抗力検知用センサ−171の外側端面171
aを覆うカバ−175と、センサ−出力信号表示手段1
77と、一端が前記ケ−ブル挿入穴173を通って前記
歪みゲ−ジと連結される一方、他端が前記センサ−出力
表示手段177と連結されたセンサ−用ケ−ブル179
と、から構成されている。
【0051】図12に示すように、181は前記センサ
−出力表示手段177と穿孔切削情報伝達用ケ−ブル1
83を介して連結されたツ−ルモニタ−、185は前記
ツ−ルモニタ−181とアラ−ム信号伝達用ケ−ブル1
87並びにアラ−ム信号表示手段189を介して連結さ
れた機会コントロ−ラ、191は一端が該機械コントロ
−ラ185と連結されている一方、他端が前記ツ−ルモ
ニタ−181と連結されたコントロ−ル信号伝達用ケ−
ブル193の途中に設けられたコントロ−ル信号表示手
段であり、これらと前記穿孔切削力検知手段165と、
からツ−ル異常検知機構195が構成されている。
【0052】図14に示すように、199は前記ベッド
3と前記加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア71間に設
けられ多種・多様の深穴加工ドリル136(136A、
136B・・・・・)を脱着可能に装備し、一対の支柱
201により支持されたマガジンである。また、203
は前記ベッド3の両側の設置地面5上にそれぞれ立設さ
れた一対の移動台用支柱、204は、該移動台用支柱2
03間に架設された架設部材である。そして、205
は、前記ベッド3側寄りのマガジン199の正面と前記
プレッシャヘッドクランプ機構33の正面に臨ませた状
態で、前記マガジン199寄りに立設された前記移動台
用支柱203の側面に一部が取付られて設けられ、図示
を省略した平行ラックを付設した深穴加工ドリル受渡し
手段用移動台である。
【0053】さらに、207は該深穴加工ドリル受渡し
手段用移動台205上を前記平行ラックとの噛合により
移動可能となして取付けられた深穴加工ドリル受渡手
段、209は該深穴加工ドリル受渡し手段207と連動
連結されるとともに前記深穴加工ドリル受渡し手段用移
動台205上を前記平行ラックとの噛合により移動可能
となして設けられた受渡し動作用駆動モ−タである。そ
して、これらから、深穴加工ドリル取り替え機構208
が構成されている。
【0054】図15に示すように、前記深穴加工ドリル
受渡し手段207は、スライド移動用凹部材219と、
軸受211にい回動可能に支持され、且つ、貫通穴21
3が貫設された受渡し手段用スピンドル215を内蔵
し、前記スライド移動用凹部材210上を前方向(図1
中に示す矢印A方向)と後方向(図15中に示す矢印
B方向)にスライド移動可能に遊嵌されたスライド移動
用凸部材216を備えた受渡し手段搭載台217と、前
記受渡し手段用スピンドル215の前部215aに取付
られた複数のツ−ル把握用爪219を装備したツ−ル把
握用チャック221と、前記貫通穴213に貫入され該
ツ−ル把握用チャック221と連動連結されたツ−ル把
握動作力伝達用ロッド223を備えたツ−ルクランプ・
アンクランプ用油圧モ−タ225と、前記受渡し手段用
スピンドル215の後部に噛合された回動力伝達用中間
歯車227を介して前記受渡し手段用スピンドル215
と噛合連結された受渡し手段用スピンドル回動用回動軸
229を備えたツ−ル把握用チャック回動用モ−タ23
1と、から構成されている。
【0055】図1乃至図11、及び図12乃至図15に
示すように、前記したベッド3と、一対のサドル9と、
穴明け加工装置67と、ワ−ク供給・搬出装置107
と、自動ツ−ル交換装置133と、駆動装置と、制御装
置163と、ツ−ル異常検知機構195と、深穴加工ド
リル取り替え機構208とから請求項(2)の発明の一
実施例に係る重量の重いワ−クに対する自動深穴明け加
工システム233が構成されている。
【0056】つぎに、請求項(1)の発明と請求項
(2)の発明の一実施例の実施の形態について説明す
る。図16は請求項()の発明の一実施例に係わり、
多数の重量の重いワ−クそれぞれに対し同一の穴明け加
工の実行と穴明け加工の途上で刃先が磨耗した際のリカ
バリ−の手続の一例を示しものである。
【0057】制御装置163が前記自動ツ−ル交換装置
133と前記油圧ユニット143に穿孔穴径に係る情報
に基づき、所定の穴明け加工を行うに適合するチュ−ブ
135を選択する動作指令を発信する。すると、図1及
び図9に示すように、ツ−ルロ−ダ117は、移動部8
1がラックピニオン噛合駆動することにより、ツ−ルロ
−ダ架設部材115上を移動開始し、当該穿孔穴径を穴
明けするに適合する深穴加工ドリルを内蔵したチュ−ブ
135Aが置かれたツ−ル搭載台131上の特定位置の
上方で移動を停止する。
【0058】ついで、ツ−ル把握部119を開いた状態
でリンク機構開閉用シリンダ85を開側に動作させてリ
ンク機構83を一定時間開動作させると、昇降機構87
は前記ツ−ル把握部119が前記チュ−ブ135Aを囲
む状態となるまで下降する。つぎに、該ツ−ル把握部1
19を開動作させるとともに前記リンク機構開閉用シリ
ンダ85を閉側に動作させてリンク機構83を一定時間
閉動作させると、昇降機構87は前記ツ−ル把握部11
9が前記チュ−ブ135Aを把持しつつ一定高さまで上
昇動する。
【0059】しかる後に、前記移動部81をラックピニ
オン噛合駆動によりツ−ルロ−ダ架設部材115を一定
時間サドル9方向に移動させると、チュ−ブスリ−ブ1
41Aがチュ−ブスリ−ブクランプ機構13の直上に、
プレッシャヘッド139Aがプレッシャヘッドクランプ
機構33の直上に位置しているサドル9の上方位置に移
動する。
【0060】つぎに、図3及び図4に示すように、前記
チュ−ブスリ−ブ用昇降・旋回シリンダ27と前記プレ
ッシャヘッド用昇降・旋回シリンダ41それぞれを若干
上昇動作させた後、外方側に旋回動作させると、前記チ
ュ−ブスリ−ブ固定用爪29と前記プレッシャヘッド固
定用爪43それぞれは追従して若干上昇動した後、外方
側に旋回動作する。この結果、該チュ−ブスリ−ブ固定
用爪29はV字形受面19の上方空間には存在しなくな
るとともに、該プレッシャヘッド固定用爪43はプレッ
シャヘッド受面35の上方空間には存在しなくなる。
【0061】ついで、前記したと同様にして前記リンク
機構83を一定時間開動作させると、前記プレッシャヘ
ッド139Aは前記プレッシャヘッド受面35と、前記
チュ−ブスリ−ブ141Aは前記チュ−ブスリ−ブ当接
片21とそれぞれ接触した状態で前記チュ−ブ135A
は下降動を停止する。そして、ツ−ル把握部119を開
動作して、前記したと同様にして前期リンク機構83を
一定時間閉動作させると、前記チュ−ブ135Aは前記
プレッシャヘッド受面35と前記チュ−ブスリ−ブ当接
片21により支持される一方、ツ−ルロ−ダ117は所
定の待機位置に移動する。
【0062】この後、図3に示すように、前記チュ−ブ
スリ−ブ用昇降・旋回シリンダ27を内方側に旋回動作
させた後、若干下降動作させる。すると、前記チュ−ブ
スリ−ブ固定用爪29は追従して内方側に旋回動作して
前記V字形受面19の上方空間に現出した後、若干下降
動作して先端部29aがチュ−ブスリ−ブ141Aの取
付受部141A1と当接する一方、後端部29bは長尺
下支え部材31と当接する。このため、該チュ−ブスリ
−ブ141Aはチュ−ブスリ−ブ固定用爪29によりク
ランプされる。
【0063】また、図4に示すように、前記プレッシャ
ヘッド用昇降・旋回シリンダ41を内方側に旋回動作さ
せた後、若干下降動作させる。すると、前記プレッシャ
ヘッド固定用爪43は追従して内方側に旋回動作して前
記プレッシャヘッド受面35の上方空間に現出した後、
若干下降動作して先端部43aがプレッシャヘッド13
9Aの取付受部139A1と当接する一方、後端部43
bが短尺下支え部材45と当接する。
【0064】このため、該プレッシャヘッド139Aは
プレッシャヘッド固定用爪43によりクランプされる。
この結果、前記チュ−ブ135Aは、チュ−ブスリ−ブ
クランプ機構13とプレッシャヘッドクランプ機構33
により構成されるチュ−ブクランプ機構48によりクラ
ンプされた状態でサドル9上に配置され、図16に示す
ステップ1が実行される。
【0065】つぎに、前記制御装置163が、前記ワ−
ク供給・搬出装置107と前記油圧ユニット143に前
記穴明け加工情報の被穴明け加工ワ−クに係る情報に基
づくワ−ク供給指令を発する。すると、図6に示すよう
に、前記ワ−クロ−ダ105は前記ワ−クロ−ダ用架設
部材79上をラックピニオン噛合駆動により未加工ワ−
ク供給用ラインコンベア69方向に一定時間移動した
後、該未加工ワ−ク供給用ラインコンベア69の直上で
移動を停止する。
【0066】そして、前記ワ−ク把握部89を前記した
と同様にして開状態とした後、前記リンク機構83を前
記したと同様にして開状態とすると、前記ワ−クロ−ダ
105は一定時間下降動し、ワ−ク把握部89がワ−ク
66を囲んだ状態で下降動を停止する。つぎに、該ワ−
ク把握部89を前記したと同様にして閉動作なさしめる
と該ワ−ク把握部89は該ワ−ク66を把持する。
【0067】この後、前記リンク機構83を前記したと
同様にして閉動作すると、該ワ−ク把握部89はワ−ク
66を把持しつつ一定時間上昇する。そして、前記移動
部81をラックピニオン噛合駆動により前記サドル9方
向に一定時間移動させると、図2に示すように、前記ワ
−クロ−ダ105は前記サドル9上であって前記主軸台
11と対面する位置上に移動して停止する。
【0068】ついで、前記リンク機構83を前記したと
同様にして一定時間開動作させると、前記ツ−ル把握部
119はワ−ク66を把持しつつ前記チャック47と対
面する前記サドル9上まで下降して下降動を停止する。
そして、前記ワ−ク把握部89を若干前記チャック47
側に移動させると、図2に示すように、ワ−ク66の先
端部66aが複数の前記ワ−ク把握用爪65により取り
囲まれた状態となり、図16に示すステップ2が実行さ
れる。
【0069】ついで前記制御装置163が、前記穴明け
加工装置67と前記油圧ユニット143に前記穴明け加
工情報の穿孔切削条件に係る情報に基づくワ−ク把握指
令を発する。すると、図2及び図5に示すように、前期
爪開閉用モ−タ63は閉側に動作し、ロッド64は左側
(図5中に示す矢印68方向)に移動するため、複数の
ワ−ク把握爪65は半径方向内方(図5中に示す矢印イ
方向)に移動する。このため、前記ワ−ク66は該複数
のワ−ク把握爪65により把握され、図16に示すステ
ップ3が実行される。
【0070】つぎに、前記制御装置163が前記穴明け
加工装置67に穴明け加工指令を発する。すると、前記
したと同様にしてチュ−ブ135Aは微速度にて該重量
の重いワ−ク66方向に移動して、深穴加工ドリル13
6Aが該重量の重いワ−ク66を押圧して穴明け加工が
開始され、図16に示すステップ12が実行される。
【0071】このとき、図13に示すように、深穴加工
ドリル136Aの刃先136aは穿孔切削抵抗を受け
る。このため、軸部136bは矢印197方向に作用す
る穿孔切削抵抗力を受ける。また、該穿孔切削抵抗力
は、前記プレッシャヘッド用軸受167を経由して、前
記穿孔切削抵抗力検出用センサ−171に伝達される。
この際、前記制御装置163が前記ツ−ル異常検知機構
195に刃先の磨耗検知指令を発する。
【0072】すると、該穿孔切削抵抗力検出用センサ−
171は前記穿孔切削抵抗力を電気信号に変換し、これ
を前記センサ−信号表示手段177と前記ツ−ルモニタ
−181により視覚的に表示し、前記穿孔切削抵抗力の
変動レベルが一定以上であるか否かにより、前記刃先1
36aが磨耗しているか否かを検知する、図16に示す
ステップ13が実行される。
【0073】そして、前記刃先136aが磨耗していな
いことが確認されると、前記制御装置163が穴明け加
工の続行指令を発し、前記深穴加工ドリル136Aによ
る前記重量の重いワ−ク66に対する押圧を続行して、
該重量の重いワ−ク66に所定の穴明け加工をなす、
16に示すステップ14が実行される。
【0074】一方、顕著に増大した穿孔切削抵抗力が前
記穿孔切削抵抗力検出用センサ−171に伝達される
と、該穿孔切削抵抗力検出用センサ−171は磨耗時特
有の電気信号に変換して前記センサ−用ケ−ブル179
を経由して前記センサ−信号表示手段177に穿孔切削
抵抗力の変動レベルが一定以上となった特有の波形を表
示させる。
【0075】また、前記ツ−ルモニタ−181は該電気
信号を処理し、予め設定されたレベル値と比較し一定以
上のツ−ル磨耗レベルに到達していることを表示すると
ともに、アラ−ム信号を前記アラ−ム信号伝達用ケ−ブ
ル187を経由して前記アラ−ム表示手段189に伝達
する。このため、該アラ−ム表示手段189は特有の波
形を表示するとともに、前記機械コントロ−ラ185に
伝達し、該機械コントロ−ラ−185はコントロ−ル信
号を出力する。係る、ツ−ル異常検知機構185の動作
により前記刃先136aが磨耗していることが確認され
る。
【0076】この時、前記制御装置163は前記穴明け
加工機構67に穴明け加工中断指令を発するとともに、
前記ワ−ク供給・搬出装置107にワ−クの取り替え指
令を、前記深穴加工ドリル取り替え機構208に深穴加
工ドリルの取り替え指令をそれぞれ発する。すると、前
記チュ−ブスリ−ブクランプ機構13と前記プレッシャ
ヘッドクランプ機構33は前記サドル9上を若干後退
し、前記深穴加工ドリル136Aは前記重量の重いワ−
ク66に無接触状態とされる。
【0077】つぎに、図5に示すように、前記スピンド
ルモ−タ57の回動は停止されて前記チャック47の回
動が停止する。ついで、図14及び図15に示すよう
に、前記スライド移動用凸部材216は前記スライド移
動用凹部材210上をA方向に若干前進移動して、複数
の前記ツ−ル把握用爪219が前記深穴加工ドリル13
6Aの把握部位136Aaを取り囲む状態となる。この
後、前記ツ−ルクランプ・アンクランプ用油圧モ−タ2
25は把握側に動作し、前記ツ−ル把握動作力伝達用ロ
ッド223は左方向(図15中に示す矢印237方向)
に移動して前記ツ−ル把握用爪219が半径方向内方
図15中に示す矢印ハ方向)に移動するため、該ツ−
ル把握用爪219は前記深穴加工ドリル136Aの把握
部位136Aaを把握する。
【0078】しかる後に、ツ−ル把握用チャック回動用
モ−タ231は微速度にて一側に回動を開始するととも
に前記したスライド移動用凸部材216は前記スライド
移動用凹部材210上をB方向に微速度にて後退移動す
る結果、前記深穴加工ドリル136Aは前記ツ−ル把握
用爪219にて把握された状態で前記チュ−ブ135A
との噛合を解除する側に回動する。このため、該深穴加
工ドリル136Aは該チュ−ブ135Aから分離された
状態で前記ツ−ル把握用爪219に把握される。
【0079】この後、図14に示すように、前記深穴加
工ドリル受渡し手段207は前記受渡し動作用駆動モ−
タ209により牽引されて前記深穴加工ドリル受渡し手
段用移動台205上を前記マガジン199設置方向に一
定時間移動する。すると、前記ツ−ル把握用爪219に
より把握された前記深穴加工ドリル136Aが前記マガ
ジン199のツ−ル差し込み口232と対面する位置に
前記深穴加工ドリル受渡し手段207は移動する。
【0080】ついで、図15に示すように、前記スライ
ド移動用凸部材216は前記スライド移動用凹部材21
9上を微速度にてA方向に前進移動するとともに前記ツ
−ル把握用チャック回動用モ−タ231は他側に一定時
間回動する。このため、前記深穴加工ドリル136Aは
前記ツ−ル差し込み口232に螺入されて該ツ−ル差し
込み口232に取付られる。
【0081】ついで、前記ツ−ルクランプ・アンクラン
プ用油圧モ−タ225は把握解除側に動作して、前記ツ
−ル把握動作力伝達用ロッド223が右側(図15中に
示す矢印235方向)に移動する。このため、前記ツ−
ル把握用爪219は半径方向外方(図15中に示す矢印
ニ方向)に移動して前記深穴加工ドリル136Aは把握
状態から開放される。つぎに、前記スライド移動用凸部
材216は前記スライド移動用凹部材上を若干後退移動
図15中に示す矢印B方向)して、前記深穴加工ドリ
ル136Aが前記マガジン199上をスム−ズに周回移
動可能な状態となる。
【0082】この後、前記マガジン199は若干周回移
動し、刃先が磨耗した前記深穴加工ドリル136Aと同
一の深穴加工が可能な、新規な深穴加工ドリル136A
Aが前記ツ−ル把握用チャック221と対面する状態と
なる。この後、前記したと同様にして前記ツ−ル把握用
爪219が該新規な深穴加工ドリル136AAを取り囲
んだ状態となった後、前記ツ−ルクランプ・アンクラン
プ用油圧モ−タ225を前記したと同様にして把握側に
動作し、該新規な深穴加工ドリル136AAは前記ツ−
ル把握用爪219にて把握される。つぎに、前記したと
同様にして該新規な深穴加工ドリル136AAは前記マ
ガジン199から抜き取られた状態で、該ツ−ル把握用
爪219により把握される。
【0083】一方、前記ワ−ク供給・搬出装置107は
前記したと同様の重量の重いワ−クの供給と重量の重い
ワ−クの搬出手続を経て、刃先が磨耗した深穴加工ドリ
ル136Aにより穴明け加工が一部実施されていた重量
の重いワ−ク66を除去する。この一方、全く未加工状
態の新規な重量の重いワ−ク66Aを、前記未加工ワ−
ク供給用ラインコンベア69から補給して前記チャック
47に備えられた前記ワ−ク把握用爪65に把握させ
る。こうして、図16に示すステップ15が実行され
る。
【0084】そして、前記ステップ14が実行された
後、若しくは、前記ステップ15と前記ステップ14が
実行されて前記新規な重量の重いワ−ク66Aに所定の
穴明け加工が完了すると、前記制御装置163は前記穴
明け加工装置67と前記ワ−ク供給・搬出装置107に
加工済ワ−クの搬出指令を発する。
【0085】すると、前記チュ−ブスリ−ブクランプ機
構13と前記プレッシャヘッドクランプ機構33は前記
サドル9上を後退移動して、前記新規な深穴加工ドリル
136AAを備えた前記チュ−ブ136Aは前記新規な
重量の重いワ−ク66Aから離脱する。一方、該新規な
重量の重いワ−ク66Aは、前記ワ−ク供給・搬出装置
107の前記したと同様な搬出動作により、前記加工済
ワ−ク搬出用ラインコンベア71に搬送され、図16
示すステップ16が実行される。
【0086】つぎに、ロット本数に係る情報に基づき、
前記制御装置163が前記油圧ユニット143並びに前
記自動ツ−ル交換装置133、前記ワ−ク供給・搬出装
置107、前記穴明け加工装置67に順次前記した穴明
け動作をなす反復穴明け加工指令を発する。すると、
16に示すステップ2からステップ16に至る一連の穴
明け加工動作が反復して実行される。この結果、所定数
の前記重量の重いワ−ク66それぞれに対し所定の穴明
け加工が完了した状態で、前記加工済ワ−ク搬出用ライ
ンコンベア71に搬送される。
【0087】この際、前記制御装置163は穴明け加工
終了信号を発するとともに、前記油圧ユニット143、
前記穴明け加工装置67及び前記自動ツ−ル交換装置1
33に前記チュ−ブ135Aを所定位置に返却する動作
指令を発する。すると、前記したと同様にして該チュ−
ブ135Aは前記ツ−ル収納スタンド122に返却さ
れ、図16に示すステップ17が実行される。
【0088】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明した如く、穴明
け加工に直接関与する深穴加工ドリルと深穴加工をなせ
ば必然的に生じる切り屑の排出処理に関与する手段とか
ら構成されたチュ−ブを一体的に迅速に取り替えること
ができるようにしたこと、ワ−ク供給・搬出装置にて、
加工位置に未加工の重量の重いワ−クを迅速に供給し、
加工済の重量の重いワ−クを加工位置から迅速に搬出で
きるようにして特に重量の重いワ−クの前記供給・搬出
時間が格段に短縮されるとともに人手に負担をかけるこ
とがないようにしたこと、自動ツ−ル交換装置により、
予め用意された外径がそれぞれ異なる深穴明け加工に直
接関与する深穴加工ドリルと切り屑の排出処理に関与す
る手段とから構成された複数のチュ−ブのうち、特定の
穴径の穴明け加工に必要な深穴加工ドリルを備えるチュ
−ブを迅速に選択するとともに迅速に穴明け加工位置に
搬送できるようにし切り屑の排出処理をスム−ズにな
しつつ深穴加工ができるようにしたこと、穴明け加工ド
リルの刃先が磨耗したことを検知する手段と多種の深穴
加工ドリルを備えたマガジンとを備えしめて、該検知す
る手段による磨耗検知に応動して一旦穴加工を中止する
とともに、刃先が磨耗した深穴加工ドリルと該深穴加工
ドリルと同一の穴明け加工が可能な新規な深穴加工ドリ
ルを迅速に取り替えることができるようにして、切り屑
が深穴加工ドリルに絡まって加工能力の低下や深穴加工
ドリルの欠損を起因とする深穴加工の中断や中止といっ
た事態が回避できることに加えて、深穴加工ドリルその
ものの刃先の磨耗を起因とする不完全な深穴加工となる
事態の回避や刃先の磨耗を起因とする深穴加工を中断す
る時間を極短時間に留めることができるようにしたこ
と、 更に、予め穴明け加工情報が入力された制御装置に
より、前記ワ−ク供給・搬出装置、前記自動ツ−ル交換
装置、前記穴明け加工装置等の各装置のそれぞれの所定
の動作が適切なタイミングにて統合的に制御されるよう
にした、 ことから、穴明け加工に直接関与する深穴加工
ドリルと深穴加工をなせば必然的に生じる切り屑をスム
−ズに排出処理可能な構造となした手段とから構成され
たチュ−ブを一体的に迅速に取り替えることができ、且
つ、深穴加工ドリルの刃先の磨耗を迅速に把握し磨耗し
ていることが検知されると、たとえ一部深穴加工が実施
されていても直ちに深穴加工を中断して刃先が鋭利な新
規な深穴加工ドリルに迅速に取り替えるとともに、一部
深穴加工がさ れていた重量の重いワ−クを未加工の新規
な重量の重いワ−クに迅速に取り換えて僅かな中断時間
のみで所定の深穴加工を迅速に再開可能といった著効
を奏するものである。係る著効から、長時間にわたって
多数・多種類のワ−クに対する深穴加工をなす際に深穴
加工ドリルに生ずる可能性のある、あらゆる障害に対処
することができ、深穴加工を連続的に実施しても不良品
は発生せず、加工能力の低下が発生せずに正確且つ迅速
に重量の重い多数のワ−ク全ての深穴明け加工を自動的
且つ迅速に人手を略かけない状態で、穴明け加工の段取
り工程の自動化を図ることができ、また、深穴加工費の
格段な低減と人手不足を確実に対応することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項()の発明の一実施例に係るツ−ル異
常検知機構と深穴加工ドリル取 り替え機構とが取り外さ
れている状態での重量の重いワ−クに対する自動深穴明
け加工システムの構成を示した平面図である。
【図2】同重量の重いワ−クに対する自動穴明け加工
システムの構成を示した側面図である。
【図3】チュ−ブスリ−ブクランプ機構の構造を示した
正面図である。
【図4】プレッシャヘッドクランプ機構の構造を示した
正面図である。
【図5】穴明け加工装置の構造を示した一部切欠き断面
図である。
【図6】ワ−ク供給・搬出装置の構造を示した正面図で
ある。
【図7】ワ−クロ−ダのワ−ク把握機構の構造を示した
正面図である。
【図8】同ワ−ク把握機構の構造を示した底面図であ
る。
【図9】自動ツ−ル交換装置の構造を示した正面図であ
る。
【図10】チュ−ブクランプ機構、ワ−ク供給・搬出装
置及び自動ツ−ル交換装置を動作させるべく油圧ユニッ
トと連結さけた油圧回路図である。
【図11】ツ−ルロ−ダを構成するツ−ル把握部を動作
させるべくエアコントロ−ルユニットと連結された空気
圧回路図である。
【図12】ツ−ル異常検知機構の構成を示した説明図で
ある。
【図13】穿孔切削抵抗力を検出するセンサ−の取付状
態を示した説明図である。
【図14】深穴加工ドリル取り替え機構の構成を示した
正面図である。
【図15】深穴加工ドリル受渡し手段の構成を示した一
部断面側面図である。
【図16】請求項()の発明の一実施例を示したフロ
−チャ−トである。
【符号の説明】
1 請求項()の発明の一実施例に係るツ−ル異
常検知機構と深穴加工 ドリル取り替え機構とが取り外さ
れている状態での重量の重いワ−クに対する自動深穴明
け加工システム 3 ベッド 11 主軸台 13 チュ−ブスリ−ブクランプ機構 27 チュ−ブスリ−ブ用昇降・旋回シリンダ 29 チュ−ブスリ−ブ固定用爪 33 プレッシャヘッドクランプ機構 41 プレッシャヘッド用昇降・旋回シリンダ 43 プレッシャヘッド固定用爪 47 チャック 48 チュ−ブクランプ機構 57 スピンドルモ−タ 63 爪開閉用モ−タ 67 穴明け加工装置 69 未加工ワ−ク供給用ラインコンベア 71 加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア 105 ワ−クロ−ダ 107 ワ−ク供給・搬出装置 109 ワ−クロ−ダ移動台 117 ツ−ルロ−ダ 122 ツ−ル収納スタンド 133 自動ツ−ル交換装置 135 チュ−ブ 139 プレッシャヘッド 141 チュ−ブスリ−ブ 143 油圧ユニット 159 エアユニット 163 制御装置 171 穿孔切削力検知用センサ− 195 ツ−ル異常検知機構 197 マガジン 207 深穴加工ドリル受渡し手段 208 深穴加工ドリル取り替え機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御装置にあらかじめ入力された穴明け
    加工情報の穿孔穴径に係る情報に基づき、切り屑を後方
    に排送する軸部と該軸部の先端部に所定の深穴明け加工
    を行うに適合する深穴加工ドリルが備えられるとともに
    切削油の供給を受けて発生する切り屑を軸部側に排送す
    るプレッシャヘッドと該軸部の後端部に突設され切り屑
    を外部に排出するチュ−ブスリ−ブとから構成されたチ
    ュ−ブを選択する指令により、 プレッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを把握すること
    により該当するチュ−ブを選択して取り出した後、プレ
    ッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを把握した状態で搬
    送して該当するチュ−ブを深穴加工が実施される位置近
    傍に移動させた後、チュ−ブスリ−ブとプレッシャヘッ
    ドをそれぞれクランプさせることにより所定の深穴明け
    加工を行うに適合する深穴加工ドリルに切削油を供給可
    能となさしめてチュ−ブをクランプする ステップ1を実
    行し、つぎに、前記穴明け加工情報の被穴明け加工ワ−クに係
    る情報に基づくワ−ク供給指令により、重量が重いワ−
    クが載せられている未加工ワ−ク供給用ラインコンベア
    から重量の重いワ−クを把握して移動させて該当する重
    量の重いワ−クを所定の深穴明け加工位置に向け搬送す
    ステップ2を実行し、ついで、前記穴明け加工情報の穿孔切削条件に係る情報
    に基づくワ−ク把握指令により、前記重量の重いワ−ク
    を適宜な把握力にて把握する ステップ3を実行し、 つぎに、前記穴明け加工情報の穿孔切削条件に係る情報
    に基づく穴明け加工指令により、重量の重いワ−クを回
    動させるとともにチュ−ブスリ−ブとプレッシャヘッド
    をそれぞれクランプさせた状態でチュ−ブを該重量の重
    いワ−ク方向に移動させ所定の深穴明け加工を行うに適
    合する深穴加工ドリルに切削油を供給しつつ深穴明け加
    工をなし且つ該深穴明け加工により発生した切り屑をプ
    レッシャヘッド、軸部、チュ−ブスリ−ブを順次通過さ
    せて重量の重いワ−ク外に排出しながら深穴明け加工を
    開始するステップ12を実行し、 ついで、前記穴明け加工情報の穿孔切削条件に関連する
    刃先の磨耗検知指令により、前記チュ−ブを構成するプ
    レッシャヘッドに備えられている深穴加工ドリルの刃先
    に作用する穿孔切削抵抗力の変動レベルを計測して該深
    穴加工ドリルの刃先が磨耗しているか否かを検知するス
    テップ13を実行し、 この後に、該ステップ13の実行により前記深穴加工ド
    リルの刃先が磨耗していないと検知されると、前記制御
    装置の穴明け続行指令により、前記チュ−ブを前記重量
    の重いワ−クに押圧し深穴加工ドリルに切削油を供給し
    つつ深穴明け加工をなし且つ該深穴明け加工により発生
    した切り屑をプレッシャヘッド、軸部、チュ−ブスリ−
    ブを順次通過させて重量の重いワ−ク外に排出しながら
    深穴明け加工を継続して所定の深さと所定の穴径の深穴
    明け加工をなすステップ14を実行し、 前記ステップ13の実行により前記深穴加工ドリルの刃
    先が磨耗していると検知されていると、前記制御装置の
    重量の重いワ−ク及び深穴加工ドリルの取り替え指令に
    より、刃先が磨耗している深穴加工ドリルにより穴明け
    が一部実施されていた重量の重いワ−クに対する深穴明
    け加工を中断し、該穴明けが一部実施されていた重量の
    重いワ−クを加工済ワ−ク搬出用ラインコンベアに向け
    て搬出し未加工ワ−ク供給用ラインコンベアから新規な
    重量の重いワ−クを穴明け加工位置に供給する一方、チ
    ュ−ブスリ−ブとプレッシャヘッドそれぞれのクランプ
    を解除した後プレッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを
    把握なさしめて搬送し刃先が磨耗した深穴明け加工ドリ
    ルをプレッシャヘッドに具備するチュ−ブを所定の返却
    位置に向け搬送するとともにプレッシャヘッドとチュ−
    ブスリ−ブとを把握することにより新規な深穴加工ドリ
    ルをプレッシャヘッドに具備するチュ−ブを選択して取
    り出した後、プレッシャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを
    把握した状態で搬送してチュ−ブを深穴加工が実施され
    る位置近傍に移動させて、チュ−ブスリ−ブとプレッシ
    ャヘッドをそれぞれクランプさせることにより新規な深
    穴加工ドリルに切削油を供給可能となさしめてチュ−ブ
    をクランプすることにより新規な深穴加工ドリルに取り
    替えるステップ15を実行した後、前記制御装置の穴明
    け加工の再開指令により、前記ステッツプ14を実行
    し、 ついで、前記加工済ワ−クの搬出指令により、チュ−ブ
    スリ−ブとプレッシャヘッドをそれぞれクランプさせた
    状態で選択されたチュ−ブを後退移動させる一方、該加
    工済ワ−クの回動を停止するとともに該加工済ワ−クの
    把握を解除させた後加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア
    に向け搬送するステップ16を実行し、 しかる後に、前記穴明け加工情報のロット本数に係る情
    報に基づく反復穴明け加工指令により、前記したステッ
    プ2、ステップ3、ステップ12を順次実行した後、前
    記ステップ13を実行し深穴加工ドリルの刃先が磨耗し
    ていない場合にはステップ14、ステップ16を順次実
    行し、深穴加工ドリルの刃先が磨耗している場合には、
    前記したステップ15、ステップ14、ステップ16を
    順次実行する操作を反復実行し、 ついで、 ツ−ル返却指令によりチュ−ブスリ−ブとプレ
    ッシャヘッドそれぞれのクランプを解除した後プレッシ
    ャヘッドとチュ−ブスリ−ブとを把握なさしめて前記選
    択されたチュ−ブを所定の返却位置に向け搬送するステ
    ップ17を実行する手順からなる重量の重いワ−クに対
    する自動深穴明け加工方法。
  2. 【請求項2】 ベッドと、 該ベッド上に設けられた少なくとも一基のサドルと、 該サドルの後方側に移動可能に取付られたチュ−ブスリ
    −ブクランプ機構と該サドルの前方側に移動可能となし
    て取付られたプレッシャヘッドクランプ機構とから構成
    されたチュ−ブクランプ機構と、スピンドルを内蔵し該
    サドルと対面する位置に設けられた少なくとも一基の主
    軸台と、該スピンドルの軸頭に取付られたワ−ク把握手
    段と、該スピンドルと連動連結されたスピンドル回動用
    駆動手段と、から構成された穴明け加工装置と、 前記ベッドの一側に配設された未加工ワ−ク供給用ライ
    ンコンベアと、前記ベッドの他側に配設された加工済ワ
    −ク搬出用ラインコンベアと、一端が前記未加工ワ−ク
    供給用ラインコンベアを跨いで他端が前記加工済ワ−ク
    搬出用ラインコンベアを跨いで、該加工済ワ−ク搬出用
    ラインコンベアと前記未加工ワ−ク供給用ラインコンベ
    ア間に立設されたワ−クロ−ダ移動台と、該ワ−クロ−
    ダ移動台上を移動可能であって開閉可能な把握部と昇降
    機構を備えたワ−クロ−ダと、か ら構成されたワ−ク供
    給・搬出装置と、 前記未加工ワ−ク供給用ラインコンベアと前記ベッド間
    または前記加工済ワ−ク搬出用ラインコンベアと前記ベ
    ッド間またはこれら双方の間に配設された少なくとも一
    基のツ−ル収納スタンドと、一定長さの軸部と該軸部の
    先端部に深穴加工ドリルが脱着可能となして備えられプ
    レッシャヘッド受面と当接した際に深穴加工ドリルの刃
    先に切削油を供給可能としたプレッシャヘッドと該軸部
    の後端部に突設されたチュ−ブスリ−ブとから構成され
    前記ツ−ル収納スタンドに取出可能に置かれた複数のチ
    ュ−ブと、一端が前記未加工ワ−ク供給用ラインコンベ
    アを跨ぎ他端が前記加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア
    を跨ぐとともに前記ツ−ル収納スタンド上の前後を囲む
    状態で、該加工済ワ−ク搬出用ラインコンベアと前記未
    加工供給用ワ−クラインコンベア間に立設されたツ−ル
    ロ−ダ移動台と、開閉可能なツ−ル把握部と昇降機構と
    を備え、該ツ−ルロ−ダ移動台上を移動可能に取付けら
    れたツ−ルロ−ダと、から構成された自動ツ−ル交換装
    置と、 前記穴明け加工装置、前記ワ−ク供給・搬出装置、前記
    自動ツ−ル交換装置とそれぞれ動作回路を介して連結さ
    れた駆動装置と、 該駆動装置と動作回路を介して連結され、穴明け加工ス
    テップの進行に応動して逐次該駆動装置に動作指令を発
    する制御装置と、 前記チュ−ブクランプ機構を構成する前記プレッシャヘ
    ッドクランプ機構の一側に配設され深穴加工ドリルの刃
    先の穿孔切削抵抗力を検知する穿孔切削力検知用センサ
    −と該穿孔切削力検知用センサ−が検知した穿孔切削抵
    抗力の変動レベルを表示するセンサ−出力信号表示手段
    とセンサ−用ケ−ブルとからなる穿孔切削力検出手段
    と、センサ−出力表示手段と連結されたツ−ルモニタ−
    と、該ツ−ルモニタ−と連結された機械コントロ−ラ
    と、一端が該機械コントロ−ラと他端が該ツ−ルモニタ
    −とそれぞれ連結されたコントロ−ル信号表示手段とか
    ら構成され、前記 制御装置と動作回路を介して連結され
    たツ−ル異常検知機構と、前記 ベッドと前記未加工ワ−ク供給用ラインコンベア間
    若しくは加工済ワ−ク搬出用ラインコンベア間に設けら
    れた多数の深穴加工ドリルを備えるマガジンと、一端が
    該マガジンと他端がワ−ク穴明け加工状態にある際の
    チュ−ブクランプ機構の一側と対面状態で設けられた
    深穴加工ドリル受渡し手段用移動台と、ツ−ル把握部を
    備え、該深穴加工ドリル受渡し手段用移動台に取付けら
    れた深穴加工ドリル受渡し手段と、から構成された深穴
    加工ドリル取り替え機構と、から構成されている ことを特徴とする重量の重いワ−ク
    に対する自動深穴明け加工システム。
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