JP3454786B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP3454786B2
JP3454786B2 JP2000264394A JP2000264394A JP3454786B2 JP 3454786 B2 JP3454786 B2 JP 3454786B2 JP 2000264394 A JP2000264394 A JP 2000264394A JP 2000264394 A JP2000264394 A JP 2000264394A JP 3454786 B2 JP3454786 B2 JP 3454786B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数ページの画
像を一括して入力して画像処理を行う画像処理システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像処理システムでは、スキャン
した画像に対して文字認識処理などの画像処理を行うも
のがある。例えば、特開平11−283000号公報の
ように、画像をスキャンした後で、画像処理すべき領域
を指定する事例がある。このような事例の場合、スキャ
ンされた画像をディスプレイ上で表示した状態で、画像
を見ながら処理領域を指定するのが一般的である。
【0003】また、多量な複数ページからなる文書を各
文書ごとに扱う文書管理装置と、画像処理を行う画像処
理装置とを組み合わせたシステムとしては、例えば、特
開平9−269944号公報、特開平9−167203
号公報、あるいは特開平11−238072号公報のよ
うに、複写機によるスキャンした画像に対する文字認識
処理についての事例がある。
【0004】このような事例では、画像認識処理の技術
そのものに関して技術的な工夫が施されていたり、各文
書ごとに画像データを管理する際に文書をカテゴリに分
類する手順に工夫が施されている。
【0005】また、複数ページからなる文書を、さら
に、複数の文書ごとに分割して登録する手法に関して
は、ぺ一ジ単位等で文書の分割を指定する事例がある。
【0006】しかしながら、上記のような従来技術で
は、画像処理の範囲を指定する手法として、複数ページ
からなる文書をぺ一ジ単位での処理範囲指定手法がな
く、複数ページからなる文書を一括して取り扱って画像
処理する場合、画像処理を行いたい対象をあらかじめ選
び出しておくか、もしくは画像処理が不要な部分もすべ
てまとめて画像処理を行わなければならないという問題
点がある。
【0007】また、ぺ一ジ内の領域を指定する場合、ペ
ージと各ページ内の領域とを組合わせて画像処理を行う
範囲を指定するものがない。このため、全てのページに
おける同じ領域を処理するか、もしくは各ページごとに
領域を指定する手順を線リ返さなければならないという
問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数ページ
からなる文書の中での画像処理の対象とする処理範囲を
指定し、文書ごとの画像に対する画像処理を効率化する
ことができ、画像処理した文書ごとの画像の管理を効率
化できる画像処理システムを提供することを目的とす
る。
【0009】また、一括して入力した文書に対してデー
タベースで予め記憶している処理範囲のみを画像処理す
ることにより、文書ごとの画像に対する画像処理を効率
化することができ、画像処理した文書ごとの画像の管理
を効率化できる画像処理システムを提供することを目的
とする。
【0010】また、一括して入力した文書を分割して登
録する場合に、指定した処理範囲に対する画像処理を文
書の分割前に行うか、あるいは文書の分割後に行うかを
選択することにより、画像処理を施す文書の性質に応じ
た処理ができる画像処理システムを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成シス
テムは、処理範囲を指定するボタンを有する操作部と、
種々の単位で指定される処理範囲を前記操作部のボタン
に対応させて記憶しているデータベースと、このデータ
ベースに処理範囲が記憶されている前記操作部のボタン
が指示された場合、複数頁の画像からなる文書を一括し
て読み取る画像読取手段と、この画像読取手段により一
括して読み取った複数頁の画像に対し、前記データベー
スに記憶されている指定されたボタンに対応する処理範
囲に画像処理を行う画像処理手段とから構成されてい
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0015】以下、図面を用いて本発明の画像処理シス
テムについて説明する。
【0016】図1は、画像処理システムの構成を示すブ
ロック図である。図1に示すように、画像処理システム
は、画像処理部1、文書管理システム2、出力部3、画
像入力部4、および情報入出力部5から構成されてい
る。
【0017】上記画像処理部1は、通信回線等を介して
少なくとも1つ以上の文書管理システム2、出力部3、
画像入力部4、あるいは情報入出力部5と接続された状
態で構成される。さらに、この画像処理部1は、処理部
6、処理範囲指定部7、データベース8、処理範囲管理
部9から構成されている。
【0018】上記文書管理システム2は、ネットワーク
上の各機器における文書管理を行う。上記画像処理部1
により処理された文書は、文書管理システム2により管
理される。上記出力部3は、上記画像処理部1により処
理された文書などの画像データをディスプレイあるいは
プリンタなどの外部機器に出力する。
【0019】上記画像入力部4は、複数ページからなる
文書をスキャン(読取走査)するスキャナ部11を有す
る。画像入力部4は上記スキャナ部11により複数ペー
ジからなる文書を一括して入力する。この一括して入力
した各ページの画像は、上記画像処理部1へ送られる。
また、複数ページからなる文書に対して1ページごとに
入力操作を繰り返すようにしても良い。この場合、画像
入力部4は、各ページの画像をまとめた文書を上記画像
処理部1に送る。
【0020】上記データ入出力部5は、ユーザに対する
案内画面を表示したり、ユーザが指示した処理範囲を入
力するものである。このデータ入出力部5は、例えば、
タッチパネルが内蔵された表示装置を有している。上記
タッチパネルは、ユーザが処理範囲などを指示する操作
部5aとして機能する。上記表示装置は、ユーザに対し
て処理範囲などの案内を表示する表示部5bとして機能
する。また、このデータ入出力部5は、キーボードなど
のハードキー、あるいはマウスなどのポインティングデ
バイスで操作される操作部5aと表示部5bとを有する
ようにしても良い。
【0021】また、上記データ入出力部5は、実装され
る形式が限定されない。例えば、上記データ入出力部5
は、上記画像処理部1を含む画像入力部4としてのスキ
ャン装置に実装する。また、上記データ入出力部5は、
リモートのプラウザで実際に表示され、Webサーバの
ような仮想的な表示処理が画像処理システムが行われる
ようにしても良い。
【0022】上記処理部6は、画像入力部4により入力
した画像に対する処理を実行する。上記処理範囲指定部
7は、上記処理部6による画像処理の範囲を指定するた
めの処理モジュールである。上記データベース8は、上
記処理範囲指定部7により指定された処理範囲を記憶す
る。このデータベース8のデータ構造については後述す
る。
【0023】上記処理範囲管理部9は、上記データベー
ス8に記憶されている処理範囲に基づいて上記処理部6
を管理する。この処理範囲管理部8は、上記処理部6が
処理範囲のみを画像処理するように管理する。
【0024】また、上記処理部6は、実行する画像処理
に応じて種々の処理部を有する。例えば、文書分割部6
a、文字認識部6b、画像認識部6c、画像縮小部6
d、画像カラー変換部6e、モード変換部6fなどが設
けられる。
【0025】上記文書分割部6aは、上記画像入力部1
により一括して入力された複数ページの画像を文書ごと
に分割する。この文書分割部6aは、一括して入力され
た複数ページの画像から文書の区切りを示すセパレータ
シートの画像を検出して、文書ごとに分割する。また、
セパレータシートの代わりに、各ページの画像から文書
の区切りを示すマークを検出し、文書ごとに分割するよ
うにしても良い。
【0026】上記文字認識部6bは、処理範囲における
文字の認識処理を行う。この文字認識部6bは、処理範
囲に存在する文字らしき部分を切出し、その切出した文
字に対する認識処理を行う。上記画像認識処理6cは、
処理範囲において所定の画像を認識するものである。
【0027】上記画像縮小部6dは、処理範囲の画像を
縮小する。上記画像カラー変換部6eは、処理範囲の画
像に対して、カラー画像と白黒画像とを変換したり、特
定の色を他の色に変換したりする。上記モード変換部6
fは、処理範囲の画像に対してフォトモードと文字モー
ドとを変換するものである。
【0028】図2は、画像処理システムにおける制御系
統について説明するためのブロック図である。
【0029】図2に示すように、この画像処理システム
では、まず、画像入力部1において、ユーザにより文書
が入力される。すると、画像入力部4は、図示しないオ
ートドキュメントフィーダなどを用いてスキャナ部11
により複数ページからなる文書を一括してスキャンす
る。これにより、画像入力部1は複数ページからなる文
書の画像を生成する。
【0030】この画像入力部4により生成された文書の
画像は、上記処理部6へ送られる。上記処理部6では、
画像入力部4から送られた画像に対して画像処理実行部
12により画像処理を実行する。上記画像実行部12で
は、上記文字認識部6b、上記画像認識部6c、上記画
像縮小部6d、上記画像カラー変換部6e、あるいは上
記モード変換部6fにより種々の画像処理が実行でき
る。また、これらの画像処理を実行する際、上記画像処
理実行部12は、処理範囲管理部9により処理範囲が管
理される。
【0031】上記処理範囲管理部9は、管理部13、ペ
ージ数管理部14、構造管理部15、および面領域管理
部16から構成されている。
【0032】上記管理部13は、上記ページ数管理部1
4、構造管理部15、および面領域管理部16からのデ
ータに基づいて、画像処理実行部12の処理範囲を管理
する。上記ページ数管理部14は、文書の画像における
総ページ数、および画像処理実行部11による画像処理
が経過したページ数を管理する。上記構造管理部15
は、文書を解析して章の区切りなどの意味的な区切りを
管理したり、文書の区切りなどの内部構造を管理する。
上記面領域管理部16は、文書の各ページにおける画像
上の領域(面領域)を管理する。
【0033】ここで、上記構造管理部15により管理す
る基準は、画像処理システム内、あるいは外部機器で実
行される構造解析の結果に基づく区切りの単位で管理し
ても良いし、上記文書分割部6aにより分割される文書
の区切りによって管理しても良い。
【0034】また、上記管理部13は、上記処理範囲指
定部7により設定されるデータベース8の内容に従って
処理範囲を管理している。上記処理範囲指定部7は、指
定部17と問合せ部18とからなっている。上記指定部
17は、ユーザによるデータ入出力部5からの処理範囲
を指定する情報に基づいてデータベース8に処理範囲の
設定を行う。上記問合せ部18は、上記指定部17を介
して上記データ入出力部5によるユーザヘのデータ入力
の問合せを行う。
【0035】これらの構成により、上記データ入出力部
5からユーザが指定した処理範囲に関する情報が、指定
部17を通じてデータベース8に記憶される。管理部1
3は、データベース20に記憶されている情報をもとに
画像処理実行部12による処理範囲を管理する。上記画
像処理実行部12では、上記画像入力部4により入力し
た画像に対する処理を実行する。上記画像処理実行部1
2による最終的な処理の結果は、上記文書管理システム
2あるいは上記出力部3に処理結果として出力される。
【0036】次に、上記データベース8に記憶される処
理範囲について説明する。
【0037】ここで、上記データベース8に記憶される
処理範囲は、図3に示すようなスキャンを指示するボタ
ンに対応して設定されるものとする。これらのボタン
は、データ入出力部5がタッチパネル内蔵の表示装置を
有する場合、タッチパネルにより表示される。また、こ
れらのボタンには、各ボタンを識別するためにボタンI
Dが付与されている。
【0038】これらのボタンに対して、ユーザはスキャ
ンする文書、あるいはスキャンする目的に応じたボタン
を指示する。これにより、画像処理システムは、画像入
力部4による文書のスキャンを開始する。また、上記ボ
タンは、画像入力部4により入力した文書に対して画像
処理部4が画像処理を実行する際に指示されるようにし
ても良い。
【0039】まず、処理範囲をページ単位で設定する場
合について説明する。
【0040】図4は、処理範囲をページ単位で設定する
場合のデータベース8の構成例を示す図である。図4に
示すように、処理範囲をページ単位で設定する場合、デ
ータベース8には、ボタンIDに対応して処理範囲とな
るページが記憶される。
【0041】例えば、ユーザがボタンIDが1のボタン
に対して、処理範囲を3ページから5ページまでと設定
する。この場合、データベース8には、ボタンIDの1
に対応して、処理範囲が「3−5」として記憶される。
これにより、ボタンIDが1のボタンが指示されたと
き、3ページから5ページまでが処理範囲に指定され
る。
【0042】ユーザがボタンIDが2のボタンに対し
て、処理範囲を全てのページと設定する。この場合、デ
ータベース8には、ボタンIDの2に対応して、処理範
囲が「全」として記憶される。これにより、ボタンID
が2のボタンが指示されたとき、全てのページが処理範
囲に指定される。
【0043】ユーザがボタンIDが3のボタンに対し
て、処理範囲を1、2、8、10ページと10ページ以
降最終ページまでと設定する。この場合、データベース
8には、ボタンIDの3に対応して、処理範囲が「1、
2、8、10−」として記憶される。これにより、ボタ
ンIDが3のボタンが指示されたとき、1、2、8、1
0ページと10ページ以降最終ページまでが処理範囲に
指定される。
【0044】ユーザがボタンIDが4のボタンに対し
て、処理範囲を最後のページから3ページ目と設定す
る。この場合、データベース8には、ボタンIDの4に
対応して、処理範囲が「E3」として記憶される。これ
により、ボタンIDが4のボタンが指示されたとき、最
後のページから3ページ目が処理範囲に指定される。
【0045】上記のように、複数ページからなる文書に
対してぺ一ジ単位で画像処理を行う処理範囲を指定す
る。これにより、一括して入力した文書に対する処理の
効率が向上し、処理が完了した文書における精度が向上
する。
【0046】また、予めページ単位による処理範囲を指
定し、このページ単位による処理範囲をデータベースに
記憶する。これにより、画像入力を実行するたびに、処
理範囲を設定する必要がなく、操作性および処理効率が
向上する。
【0047】次に、処理範囲を章単位で設定する場合に
ついて説明する。
【0048】図5は、処理範囲を章単位で設定した場合
のデータベース8の構成例を示す図である。図5に示す
ように、処理範囲を章単位で設定した場合、データベー
ス8には、各ボタンに対応して処理範囲とする章が記憶
される。
【0049】例えば、ユーザがボタンIDが5のボタン
に対して、処理範囲を第1章と第6章とに設定する。こ
の場合、データベース8には、ボタンIDの5に対応し
て、処理範囲が「1、6」として記憶される。これによ
り、ボタンIDが5のボタンが指示されたとき、第1章
と第6章とが処理範囲に指定される。
【0050】ユーザがボタンIDが6のボタンに対し
て、処理範囲を第2章以降と設定する。この場合、デー
タベース8には、ボタンIDの6に対応して、処理範囲
が「2−」として記憶される。これにより、ボタンID
が6のボタンが指示されたとき、第2章以降が処理範囲
に指定される。
【0051】上記のように、複数ページからなる文書に
対して章単位で画像処理を行う処理範囲を指定する。こ
れにより、一括して入力した文書に対する処理の効率が
向上し、処理が完了した文書における精度が向上する。
【0052】また、予め章単位による処理範囲を指定
し、この章単位による処理範囲をデータベースに記憶す
る。これにより、画像入力を実行するたびに、処理範囲
を設定する必要がなく、操作性および処理効率が向上す
る。
【0053】次に、処理範囲をページ数とページ内の領
域とを組合わせて設定する場合について説明する。
【0054】図6は、処理範囲をページ数と各ページ内
の領域とを組合わせて設定した場合のデータベース8の
構成例を示す図である。図6に示すように、処理範囲を
ページ数と各ページ内の領域とを組合わせて設定した場
合、データベース8には、各ボタンに対応してページ数
と各ページ内の領域とが記憶される。
【0055】例えば、ユーザがボタンIDが7のボタン
に対して、処理範囲を3ページから5ページまでの各ペ
ージにおける座標(0、0)と(200、240)とを
対角点とする長方形で囲まれる領域に設定する。
【0056】この場合、データベース8には、ボタンI
Dの7に対応して、ページを指定する処理範囲として
「3−5」、および各ページにおける領域を指定する処
理範囲として「(0、0)、(200、240)」が記
憶される。これにより、ボタンIDが7のボタンが指示
されたとき、3ページから5ページまでの各ページにお
ける座標(0、0)および(200、240)で囲まれ
る領域を処理範囲に指定する。
【0057】上記のように、複数ページからなる文書に
対してページと各ページにおける領域との組合わせで画
像処理を行う処理範囲を指定する。これにより、一括し
て入力した文書に対する処理の効率が向上し、処理が完
了した文書における精度が向上する。
【0058】また、予めページと各ページにおける領域
との組合わせによる処理範囲を指定し、このページと各
ページにおける領域との組合わせによる処理範囲をデー
タベースに記憶する。これにより、画像入力を実行する
たびに、処理範囲を設定する必要がなく、操作性および
処理効率が向上する。
【0059】次に、処理範囲をページ数とページの対象
となる単位(指定単位)とを組合わせて設定する場合に
ついて説明する。
【0060】図7は、処理範囲をページ数と指定単位と
を組合わせて設定した場合のデータベース8の構成例を
示す図である。図7に示すように、処理範囲をページ数
と指定単位とを組合わせて設定した場合、データベース
8には、各ボタンに対応してページ数と指定単位とが記
憶される。
【0061】ここで、上記指定単位とは、ページ数を決
定する対象となる画像の集合を示す単位である。例え
ば、一括して入力した全ての画像の集合、あるいは各文
書ごとの画像の集合を指定単位とする。一括して入力し
た全ての画像とは、画像入力部4により入力した画像に
対して、文書分割部6aが文書の分割前を行う前の状態
である。また、各文書を構成する画像とは、画像入力部
4により入力した画像に対して、文書分割部6aが文書
の分割後を行った後の状態である一括して入力した全
ての画像を指定単位とする場合、上記データベース8に
は、指定単位が「スキャン毎」と記憶される。また、各
文書を構成する画像を指定単位とする場合、上記データ
ベース8には、指定単位が「文書毎」と記憶される。
【0062】例えば、図7に示すように、ユーザがボタ
ンIDが8のボタンに対して、スキャンした全ページに
おける3ページから5ページを処理範囲に設定する。こ
の場合、データベース8には、ボタンIDの8に対応し
て、処理範囲のページ指定が「3−5」として記憶さ
れ、処理範囲の指定単位が「スキャン毎」として記憶さ
れる。これにより、ボタンIDが8のボタンが指示され
たとき、スキャンした全ページにおける3ページから5
ページまでが処理範囲に指定される。
【0063】ユーザがボタンIDが9のボタンに対し
て、各文書ごとに対して3ページから5ページを処理範
囲に設定する。この場合、データベース8には、ボタン
IDの9に対応して、処理範囲のページ指定が「3−
5」として記憶され、処理範囲の指定単位が「文書毎」
として記憶される。これにより、ボタンIDが9のボタ
ンが指示されたとき、各文書ごとに3ページから5ペー
ジまでが処理範囲に指定される。
【0064】上記のように、複数ページからなる文書を
入力した際に、文書を分割する前のページに対して処理
範囲を指定するか、文書を分割した後のページに対して
処理範囲を指定する。これにより、一括して入力する種
々の文書に柔軟に対応させることができ、処理を効率化
することができる。
【0065】また、予め文書を分割する前のページに対
する処理範囲か、あるいは文書を分割した後のページに
対する処理範囲かをデータベースに記憶する。これによ
り、一括して入力する種々の文書に柔軟に対応させるこ
とができ、操作性および処理効率が向上する。
【0066】上記のように、複数ページの画像を一括し
てスキャンし、この一括してスキャンした画像に対して
文字認識、画像縮小などの画像処理を行う場合に、スキ
ャンした画像のうち上記画像処理が必要な処理範囲を指
定し、この指定された処理範囲についてのみ画像処理を
行う。
【0067】これにより、多量のページを一括してスキ
ャンした場合に、多量のページからなる画像に対して画
像処理を効率的に行うことができる。また、一括してス
キャンした画像から必要な情報だけを取得し易い。
【0068】次に、処理範囲を設定する際のユーザイン
ターフェースについて説明する。
【0069】図8は、処理範囲をページ単位で指定する
場合の表示例である。処理範囲をページ単位で指定する
場合、データ入出力部5はユーザに対して処理範囲のペ
ージを提示するため画面に表示する。この画面は、ユー
ザが実際にスキャン操作を行ったときに、データベース
8の記憶内容に基いて表示される。
【0070】ユーザは、実際のスキャンを実行する前
に、ページ、章、ページと領域との組合わせ、あるいは
ページと指定単位との組合わせなどにより処理範囲を指
定する。このユーザにより指定された処理範囲のデータ
は、図4、5、6、7に示すように、上記データベース
8に記憶される。
【0071】これにより、ユーザが実際にスキャンを指
示すると、上記データベース8から指定されている処理
範囲を読み出す。この読み出した処理範囲は、データ入
出力部5により表示される。例えば、処理範囲が1〜3
ページ、6ページ、および11ページ以降である場合、
データ入出力部5は、図8に示すように、ページ指定で
あることを示すとともに、ページ数を表示する。
【0072】ユーザは、データ入出力部5に表示された
画面により指定した処理範囲を確認する。この確認の結
果、処理範囲が満足するものである場合、ユーザは指定
した処理範囲に対する処理の開始を指示する。
【0073】このように、処理範囲を予めデータベース
に記憶しておくことにより、簡便な操作で、指定した処
理範囲に対する画像処理を含む処理を実行することがで
きる。
【0074】また、予め処理範囲をデータベースに設定
しておくようにしたため、スキャン操作を繰り返し実行
する場合、スキャン操作を実行するたびに処理範囲を設
定することなく、容易に処理範囲を指定することができ
る。
【0075】また、スキャンを開始する際に図8に示す
ような画面を提示し、ユーザが画像の処理範囲を指定す
るようにしても良い。これにより、所定のフォーマット
と異なるフォーマットの文書をスキャンする場合に、ユ
ーザが自由に画像処理の処理範囲を指定することができ
る。
【0076】図9は、指定単位で処理範囲を指定する場
合の表示例を示す。図7に示すように、データベース8
に処理範囲がページ数と指定単位との組合わせで設定さ
れている場合、データ入出力部5によりユーザに図9に
示すような画面が表示される。
【0077】例えば、5ページずつの2つの文書からな
る全10ページの画像をスキャンした場合について説明
する。
【0078】まず、ユーザが指定したボタンに対して、
データベース8に「スキャン毎」の単位で、1ページ目
と2ページ目とが処理範囲として設定されている場合、
スキャンした全ページの1ページ目と2ページ目とが処
理範囲となる。これにより、最終的に処理範囲となるペ
ージは2ページ分のみとなる。この場合、データ入出力
部5は、スキャン毎のページ指定であることを示す表示
を行う。また、スキャンした全ページのうちどのページ
が処理範囲となっているかを示す表示を行う。
【0079】一方、「文書毎」の単位で、1ページ目と
2ページ目とが指定されている場合、各文書の1ページ
目と2ページ目とが画像処理を施す処理範囲となる。こ
れにより、最終的に処理範囲となるページは、4ページ
分となる。この場合、データ入出力部5は、文書毎のペ
ージ指定を示す表示を行う。また、スキャンしたページ
に対して、どのページが処理範囲となるかを示す表示を
行う。
【0080】次に、指定された処理範囲とスキャンした
ページとが不整合となった場合について説明する。
【0081】例えば、図10〜図12に示すように、ユ
ーザが「文書毎」の単位で、「4ぺ一ジから7ぺ一ジ」
を処理範囲としたスキャンを指定する。この指定に従っ
て画像入力部4が全10ぺ一ジの画像をスキャンする。
スキャンした10ページ分の画像データは画像処理部1
に送られる。画像処理部1は、全10ページの画像デー
タを5ぺ一ジずつの2文書に分割したとする。
【0082】この場合、各文書のページ数よりも指定さ
れたページが大きいため、不整合が生じる。このような
不整合に対して対処する処理を実行しなければ、図10
に示すように、画像処理部1は、1文書の6ぺ一ジ目を
処理しようとして失敗し、画像処理を正常に終了できな
い。このような処理範囲に指定されたページとスキャン
したページ数との不整合に対して、処理範囲管理部9
は、処理範囲を自動的に修正する。
【0083】例えば、処理範囲管理部9は、処理範囲に
指定されたページに誤りがあると見なし、指定されたペ
ージを修正する。この場合、指定された処理範囲に対し
て、各文書に存在しないページを無視し、各文書に存在
するページに対してのみ画像処理を実行する。つまり、
図11に示すように、指定された4〜7ページの処理範
囲に対して、各文書に存在しない6、7ページを無視
し、各文書に存在する4、5ページに画像処理を実行す
る。
【0084】また、上記のような不整合に対して、処理
管理部9が処理範囲の指定単位に誤りがあると見なし、
指定単位を修正するようにしても良い。この場合、「文
書毎」という指定単位に誤りがあるものと見なして指定
単位を「スキャン毎」とし、文書を分割する前の全ぺ一
ジに対するページ数の指定として処理する。つまり、図
12に示すように、全ページにおける4、5ページとな
る文書1の4、5ページと、全ページにおける6、7ペ
ージとなる文書2の1、2ページを処理範囲とする。
【0085】このように、指定されている処理範囲と一
括して入力した文書とが不整合となった場合に、自動的
にエラー内容を修正するようにしたものである。これに
より、指定されている処理範囲と一括して入力した文書
とに不整合が生じた場合に、処理が停止してしまうこと
を回避でき、エラーに対する対応能力が向上する。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数ページからなる文書の中での画像処理の対象と
する処理範囲を指定し、文書ごとの画像に対する画像処
理を効率化することができ、画像処理した文書ごとの画
像の管理を効率化できる画像処理システムを提供でき
る。
【0087】また、一括して入力した文書に対してデー
タベースで予め記憶している処理範囲のみを画像処理す
ることにより、文書ごとの画像に対する画像処理を効率
化することができ、画像処理した文書ごとの画像の管理
を効率化できる画像処理システムを提供できる。
【0088】また、一括して入力した文書を分割して登
録する場合に、指定した処理範囲に対する画像処理を文
書の分割前に行うか、あるいは文書の分割後に行うかを
選択することにより、画像処理を施す文書の性質に応じ
た処理ができる画像処理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像処理システムの構成を示すブロック図。
【図2】 画像処理システムにおける制御系統について
説明するためのブロック図。
【図3】 ユーザが指示するボタンの表示例を示す図。
【図4】 処理範囲をページ単位で設定した場合のデー
タベースの構成例を示す図。
【図5】 処理範囲を章単位で設定した場合のデータベ
ースの構成例を示す図。
【図6】 処理範囲をページ数と各ページ内の領域とを
組合わせて設定した場合のデータベースの構成例を示す
図。
【図7】 処理範囲をページ数と指定単位を組合わせて
設定した場合のデータベースの構成例を示す図。
【図8】 処理範囲をページ単位で設定した場合の表示
例を示す図。
【図9】 処理範囲をページ数と指定単位を組合わせて
設定した場合の表示例を示す図。
【図10】 処理範囲と入力したページとが不整合とな
った状態を説明するための図。
【図11】 処理範囲と入力したページとが不整合とな
った場合の対処例を説明するための図。
【図12】 処理範囲と入力したページとが不整合とな
った場合の対処例を説明するための図。
【符号の説明】
1…画像処理部 2…文書管理システム 3…出力部 4…画像入力部 5…情報入出力部 6…処理部 7…処理範囲指定部 8…データベース 9…処理範囲管理部9
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 11/60 - 17/50 H04N 1/38 - 1/393

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理範囲を指定するボタンを有する操作
    部と、 種々の単位で指定される処理範囲を前記操作部のボタン
    に対応させて記憶しているデータベースと、 このデータベースに処理範囲が記憶されている前記操作
    部のボタンが指示された場合、 複数頁の画像からなる文
    書を一括して読み取る画像読取手段と、 この画像読取手段により一括して読み取った複数頁の画
    像に対し、前記データベースに記憶されている指定され
    たボタンに対応する処理範囲に画像処理を行う画像処理
    手段と、 を具備したことを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 前記データベースは、頁、章、頁と領域
    との組み合わせ、あるいは、頁と指定単位との組み合わ
    せで指定される処理範囲を前記操作部のボタンに対応さ
    せて記憶している、ことを特徴とする前記請求項1に記
    載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 さらに、指定されたボタンに対応する
    理範囲と前記画像読取手段により一括して読み取った画
    像との不整合が生じた場合に、状況に応じて処理範囲を
    修正する管理手段と、を具備することを特徴とする前記
    請求項1に記載の画像処理システム。
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