JP3454503B2 - ゲーム機の遠隔集中監視システム - Google Patents

ゲーム機の遠隔集中監視システム

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JP3454503B2 JP2000086429A JP2000086429A JP3454503B2 JP 3454503 B2 JP3454503 B2 JP 3454503B2 JP 2000086429 A JP2000086429 A JP 2000086429A JP 2000086429 A JP2000086429 A JP 2000086429A JP 3454503 B2 JP3454503 B2 JP 3454503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点在配置される多
数のゲーム機を集中的に監視することが可能な遠隔集中
監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲーム機を全国各地のゲームセンター等
に貸し出した(レンタルした)際には、そのゲーム機の
レンタル料金は、例えば、ゲーム機が行ったゲームの回
数(ゲームプレイ数)に応じて課金される。例えば、コ
イン投入によってゲームが開始されるコイン投入タイプ
のゲーム機においては、営業マンがゲーム機の金庫の鍵
(金庫キー)を持ってゲーム機の設置場所に出向き、金
庫キーを利用して金庫を開けて該金庫内に入っているコ
インの枚数、つまり、コイン投入によってゲームが行わ
れたゲームプレイ数を調べ、このゲームプレイ数に応じ
てレンタル料金を算出して該レンタル料金を徴収する。
【0003】また、ゲーム機には、コインの投入を検知
するコイン投入検出手段が装備されているので、ゲーム
機の設置場所に出向いた営業マンが、金庫内のコインの
枚数を調べるのではなく、上記コイン投入検出手段のコ
イン投入検知回数によってゲームプレイ数を調べ、この
ゲームプレイ数に応じてレンタル料金を算出して該レン
タル料金を徴収するやり方もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、レンタ
ルされたゲーム機のレンタル料金を徴収するためには、
営業マンが、わざわざ、全国各地の各ゲーム機のレンタ
ル場所に出向かなくてはならず、営業マンの交通費や人
件費等がかさみ、利益を上げることが難しいという問題
があった。
【0005】また、レンタルされているゲーム機がどの
ような使用状況にあるのかを正確に把握することが困難
であり、例えば、次に示すようなゲーム機の不正使用を
防止することが難しいという問題があった。
【0006】上記ゲーム機の不正使用とは、例えば、フ
リースイッチを利用したものである。上記フリースイッ
チとは、コインを投入しなくともゲームを開始させるた
めのスイッチであり、例えば、ゲームプレイヤーのゲー
ムプレイ中に、そのゲームプレイヤーの非ではない理由
(例えば電源が落ちること)により、ゲームが終了して
しまった場合や、コインを投入したにも拘わらず、何ら
かの理由に因ってゲーム機がコイン投入を検知すること
ができずにゲームが開始されなかった場合や、メンテナ
ンスのために、係りの者が試験的にゲームを行う場合等
に、上記フリースイッチを用いて、ゲームを行う。
【0007】上記フリースイッチをスイッチオンして行
われたゲームのプレイ数は、コインの枚数あるいはコイ
ン投入検知手段のコイン投入検知回数として表れないの
で、該フリースイッチをスイッチオンしてゲームを行う
ことにより、ゲームを行ったのにも拘わらず、そのゲー
ムプレイはレンタル料金には含まれず、レンタル料金を
低額に抑えることができてしまうというものである。
【0008】従来では、前記の如くゲーム機の使用状況
を把握するのが困難であったため、上記のようなフリー
スイッチを利用したゲーム機の不正使用を見つけるのは
非常に難しかった。
【0009】また、レンタルのゲーム機が所定の設置場
所から無断で他の地域に移動された場合、その移動先を
突き止めることは困難であり、レンタルゲーム機の管理
に支障を来たすという問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、点在配置されている多数の
ゲーム機の使用状況を集中的に監視することができて、
ゲーム機のレンタル料金の自動徴収や、ゲーム機の不正
使用防止を可能にし、さらに、ゲーム機が無断で移動さ
れた場合においても、その移動先を検出することが可能
なゲーム機の遠隔集中監視システムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明は、コイン投
入によってゲームを開始するタイプの複数台のゲーム機
が点在配置され、これら各ゲーム機には、コイン投入を
検知するコイン投入検知手段と、コイン投入の検知回数
をカウントするコインカウンターと、コインを投入せず
にゲームを開始させるためのフリースイッチとを備え、
上記複数のゲーム機を共通の集中監視装置によって遠隔
集中監視するシステムであって、各ゲーム機側には、上
記ゲーム機のコイン投入検知手段のコイン投入検知回数
情報と上記コインカウンターのカウント値情報と上記フ
リースイッチのスイッチオン情報とゲーム機の電源オン
・オフ情報とのうちの少なくとも1つの情報を含む予め
定められたゲーム機の使用状況情報を取り込む使用状況
情報取り込み部と;その取り込まれた使用状況情報を格
納するデータ格納部と;このデータ格納部に格納されて
いる情報を上記集中監視装置に向けて送信する通信部
と;を有し、各ゲーム機には時計機構が設けられてお
り、この時計機構を利用して、一日の時間を予め定めら
れた複数の時間帯に分割して各時間帯毎に区分したゲー
ム機の使用状況情報をデータ格納部に書き込むデータ書
き込み部を備え、各ゲーム機から集中監視装置に向けて
ゲーム機の使用状況情報を送信する際には、上記時間帯
毎にまとめられたゲーム機の使用状況情報が集中監視装
置に向けて送信される構成をもって前記課題を解決する
手段としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】第の発明は、上記第の発明の構成を備
え、集中監視装置には、ゲーム機から受け取った時間帯
毎の使用状況情報に基づいてゲーム機の使用状況を表示
する表示手段が設けられていることを特徴として構成さ
れている。
【0017】第の発明は、上記第1又は第2の発明の
構成を備え、各ゲーム機から集中監視装置に向けて、少
なくともフリースイッチのスイッチオン情報をゲーム機
の使用状況情報として送信する構成を有し、集中監視装
置には、上記ゲーム機から受け取ったフリースイッチの
スイッチオン情報に基づいてゲーム機の不正使用を検知
したときには警報を発する警報発令部が設けられている
ことを特徴として構成されている。
【0018】第の発明は、上記第1〜第の発明の何
れか1つの発明の構成を備え、各ゲーム機はレンタルゲ
ーム機と成し、各ゲーム機から集中監視装置に向けて、
少なくともコイン投入検知手段の投入検知回数情報をゲ
ーム機の使用状況情報として送信する構成と成し、集中
監視装置には、その受け取ったコイン投入検知手段の投
入検知回数情報に基づいてゲーム機のレンタル料金を自
動的に求めるレンタル料金検出部と、そのレンタル料金
の請求書を自動発行する請求書自動発行部とが設けられ
ていることを特徴として構成されている。
【0019】第の発明は、上記第の発明の構成を備
え、集中監視装置には、レンタル料金検出部によって求
められたゲーム機のレンタル料金を予め定められた金融
機関から自動引き落としするための手続きを自動的に行
う自動料金引き落とし手続き部が設けられていることを
特徴として構成されている。
【0020】第の発明は、上記第1〜第の発明の何
れか1つの発明の構成を備え、少なくとも使用状況情報
取り込み部とデータ格納部と通信部は監視用の制御ユニ
ットとして複数の各ゲーム機に対し信号接続手段を介し
て各ゲーム機とは別個独立に設けられて、各ゲーム機の
使用状況情報取り込み部とデータ格納部と通信部を兼用
するユニットと成し、この監視用の制御ユニットを介し
て各ゲーム機の使用状況情報が集中検知装置に向けて送
信される構成と成していることを特徴として構成されて
いる。
【0021】さらに、第の発明は、上記第1〜第
発明の何れか1つの発明の構成を備え、各ゲーム機に
集中監視装置から不正使用の警報信号を受けたときにゲ
ーム機の使用を不能にする手段が設けられていることを
特徴とする。
【0022】さらに、第の発明は、上記第1〜第
発明の何れか1つの発明の構成を備え、ゲーム機の通信
部と集中監視装置の通信部は電話機能部を備え無線通信
網を介して送受信が可能な構成とし、集中監視装置には
該集中監視装置の電話機能部からゲーム機の電話機能部
に向けてダイアルアップしてダイアルアップ先のゲーム
機の場所を無線通信網に構築されている、ゲーム機に最
も近いアンテナの住所に基づき検出するゲーム機の設置
場所検出手段が設けられていることを特徴とする。
【0023】さらに、第発明は、上記第1〜第の発
明の何れか1つの発明の構成を備え、ゲーム機の通信部
と集中監視装置の通信部はPHS方式の電話機能部を備
えてPHSの通信網を介して送受信が可能な構成とし、
集中監視装置には該集中監視装置の電話機能部からゲー
機の電話機能部に向けてダイアルアップしてダイアル
アップ先のゲーム機の場所をPHSの通信網に構築され
ている、ゲーム機に最も近いアンテナの住所に基づき検
出するゲーム機の設置場所検出手段が設けられているこ
とを特徴とする。
【0024】上記構成の発明において、例えば、ゲーム
機の使用状況情報取り込み部は、予め定められたゲーム
機の使用状況情報を取り込む。この取り込まれた使用状
況情報はデータ格納部に格納され、通信部は、その格納
された使用状況情報を集中監視装置に向けて送信する。
【0025】集中監視装置では、上記各ゲーム機から受
け取った例えばコイン投入検知手段のコイン投入検知回
数情報等のゲーム機の使用状況情報に基づいて、各ゲー
ム機のゲームプレイ数を得ることができることとなる。
これにより、例えば、営業マンが各レンタルゲーム機の
配置場所まで出向かなくとも、各ゲーム機のゲームプレ
イ数に応じたレンタル料金を徴収することが可能とな
る。このため、営業マンの交通費等を削減することがで
き、利益増収を図ることができる。
【0026】また、各地に点在している各ゲーム機の使
用状況を、わざわざゲーム機の配置場所に出向かなくと
も、詳細に把握することができることとなり、例えば、
各ゲーム機から集中監視装置に送信されたフリースイッ
チのスイッチオン情報等に基づいてゲーム機の不正使用
を検出したり、また、使用状況情報に基づいてゲーム機
の使用状況を調べ、ゲーム機の例えばゲーム難易度等の
使用設定環境のアドバイスを行う等の様々な展開を図る
ことができる。また、ゲーム機が無断で移動された場合
においても、集中監視装置からゲーム機にPHSの通信
網を使用してダイアルアップすることにより、ゲーム機
の電話機能部に電波を飛ばす、ゲーム機に最も近いアン
テナの住所が分かり、このアンテナから、例えば半径1
00m以内にゲーム機が存在することが検知可能とな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0028】図1には第1の実施形態例におけるゲーム
機の遠隔集中監視システムが模式的に示されている。こ
の第1の実施形態例では、図1に示すように、全国各地
にレンタルされた複数台のゲーム機1には後述する監視
用の制御ユニット2が組み込まれており、該監視用の制
御ユニット2により、各ゲーム機1が、PDC(Pers onal Digital Cellular telecommunication system)やPHS(Personal Handy phone System)等の携帯型電話機の通信網を利用して、
共通の集中監視装置3に通信接続されて、ゲーム機の遠
隔集中監視システムが構築されている。
【0029】図2には第1の実施形態例における上記監
視用の制御ユニット2が組み込まれた各ゲーム機1の主
要構成がブロック図により示されており、また、図3に
は、この第1の実施形態例における集中監視装置3の主
要構成が実線のブロック図により示されている。
【0030】図2に示すように、この第1の実施形態例
では、上記各ゲーム機1は、コイン投入検知手段5とサ
ービススイッチ(サービスSW)6とテストスイッチ
(テストSW)7とコインカウンター8とゲーム機制御
ユニット9と電源10と電話機能部11を有し、上記の
如く、各ゲーム機1には監視用の制御ユニット2が組み
込まれている。この監視用の制御ユニット2は、使用状
況情報取り込み部14と時計機構15と制御部16とデ
ータ格納部17と通信部18を有して構成されている。
【0031】また、この第1の実施形態例では、図3の
実線に示すように、集中監視装置3は、通信部21と外
部入力手段22と記憶部23とデータ処理部24と表示
制御部25と表示部26を有して構成されている。
【0032】上記各ゲーム機1の図2に示すコイン投入
検知手段5は、コイン投入口(図示せず)からコインが
投入されたことを検知するものであり、コイン投入の検
知回数を例えばカウンターを用いてカウントする構成を
有している。
【0033】上記サービスSW6はフリースイッチの1
種であり、ゲームプレイヤーのゲームプレイ中に、その
ゲームプレイヤーの非ではない理由(例えば電源が落ち
ること)により、ゲームが終了してしまった場合や、コ
インを投入したにも拘わらず、何らかの理由に因ってゲ
ーム機がコイン投入を検知することができずにゲームが
開始されなかった場合に、スイッチオンして、コインを
投入せずにゲームを開始させるものである。また、テス
トSW7もフリースイッチの1種であり、このテストS
W7は、メンテナンス等のために、係りの者が試験的に
ゲームを行う場合等に、スイッチオンして、コインを投
入せずにゲームを開始させるものである。
【0034】コインカウンター(電磁カウンター)8
は、上記コイン投入検知手段5のコイン投入検知に基づ
いて後述するゲーム機制御ユニット9の制御装置から送
出された信号を受けて、カウントアップする構成を有し
ており、ゲーム機制御ユニット9が検知したコイン投入
数をカウントしている。
【0035】電源10は例えば商用電源に接続されてお
り、電源スイッチ(図示せず)のスイッチオンによって
商用電源から供給される電力をゲーム機制御ユニット9
や監視用の制御ユニット2等の所定の構成部に供給す
る。
【0036】ゲーム機制御ユニット9には制御装置(図
示せず)が設けられており、この制御装置によって、ゲ
ーム機1の様々な制御動作が制御される。例えば、上記
電源10からの電力供給を受け、かつ、上記コイン投入
検知手段5によりコイン投入が検知されたときには、上
記の如く、コインカウンター8をカウントアップさせる
と共に、ゲームを開始し、予め定められたゲーム制御用
のプログラムに従ってゲーム制御を行う。
【0037】また、上記制御装置は、サービスSW6あ
るいはテストSW7がスイッチオンされたことを検知し
たときには、コイン投入の有無に関係なくゲームを開始
させたり、ゲームの難易度等の使用環境の変更設定を制
御する。
【0038】監視用の制御ユニット2に設けられている
使用状況情報取り込み部14は、予め定められたゲーム
機1の使用状況情報を取り込んで制御部16に加える構
成を有している。上記ゲーム機1の使用状況情報とは、
ゲーム機の使用状態を得るための情報であり、この第1
の実施形態例では、コイン投入検知手段5のコイン投入
検知回数情報と、フリースイッチであるサービスSW6
及びテストSW7の各スイッチオン情報と、コインカウ
ンター8のカウント値情報と、電源10のオン・オフ情
報とを少なくとも含んでいる。
【0039】上記制御部16は、上記使用状況情報取り
込み部14を介して取り込まれたゲーム機1の使用状況
情報を、時計機構15を利用しながら、データ格納部1
7に格納したり、通信部18の動作を制御して上記ゲー
ム機1の使用状況情報を集中監視装置3に向けて送信す
る構成を有している。上記のように、この第1の実施形
態例では、制御部16はゲーム機1の使用状況情報をデ
ータ格納部17に書き込むデータ書き込み部としての機
能を有するものである。
【0040】上記制御部16の制御動作の一例を以下に
述べる。例えば、制御部16は、一日の時間を予め定め
た複数の時間帯に分割して、その時間帯毎に上記ゲーム
機1の使用状況情報を取り込んでデータ格納部17に格
納する。上記設定の時間帯毎に情報(データ)を取り込
む手法には様々な手法があり、ここでは、その何れの手
法を用いてもよいが、以下に、その一具体例を示す。
【0041】例えば、上記制御部16はサービスSW用
のカウンター(図示せず)とテストSW用のカウンター
(図示せず)と電源用のカウンター(図示せず)を備
え、上記使用状況情報取り込み部14を介して取り込ま
れた情報に基づき、上記各カウンターおよび時計機構1
5を利用して、設定された各時間帯毎のサービスSW6
及びテストSW7の各スイッチオン回数と、電源のスイ
ッチオン・オフ回数とを検出して、これら各時間帯毎の
検出値をそれぞれサービスSW6のスイッチオン情報、
テストSW7のスイッチオン情報、電源オン・オフ情報
としてデータ格納部17に格納する。
【0042】また、制御部16は、時計機構15を利用
して、例えば、各時間帯が終了する毎に、上記使用状況
情報取り込み部14を介してコイン投入検知手段5のコ
イン投入検知回数とコインカウンター8のカウント値を
検出し、これら各検出値をデータ格納部17に記憶させ
ると共に、前回検出した上記コイン投入検知手段5のコ
イン投入検知回数とコインカウンター8のカウント値を
それぞれデータ格納部17から読み出す。そして、今回
の検出コイン投入検知回数から前回の検出コイン投入検
知回数を差し引いて、当該時間帯のコイン投入検知手段
5のコイン投入検知回数の増加分を算出し、また、今回
のコインカウンター8の検出カウント値から前回の検出
カウント値を差し引いて、当該時間帯のコインカウンタ
ー8のカウント値の増加分を算出する。これら算出値を
コイン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報、コイ
ンカウンター8のカウント値情報としてデータ格納部1
7に格納する。
【0043】上記のように、データ書き込み部として機
能する制御部16は、コイン投入検知手段5のコイン投
入検知回数情報とサービスSW6及びテストSW7の各
スイッチオン情報と電源オン・オフ情報とコインカウン
ター8のカウント値情報を含むゲーム機1の使用状況情
報を各時間帯毎に区分してデータ格納部17に格納す
る。その使用状況情報の格納の一例のイメージ図が図4
に示されている。
【0044】制御部16は、時計機構15を利用して、
予め定められた時間間隔毎に(例えば1日毎や1週間毎
や1ヶ月毎等に)、その時間間隔の間にデータ格納部1
7に蓄積された上記使用状況情報を読み出し、この読み
出した使用状況情報を予め定められた各ゲーム機固有の
識別情報に関連付けて通信部18に出力する。通信部1
8は、その使用状況情報および識別情報を通信用の信号
に変換して、ゲーム機1の電話機能部11に出力する。
【0045】電話機能部11は上記通信部18から受け
取った信号を集中監視装置3に向けて送信する構成を有
し、この第1の実施形態例では、この電話機能部11
は、携帯型電話機の無線通信方式を利用して、上記受け
取った信号を集中監視装置3に向けて無線送信する。な
お、上記携帯型電話機の無線通信方式には様々な方式が
あり、ここでは、その何れの方式を採用してもよく、そ
の説明は省略する。
【0046】また、集中監視装置3から上記電話機能部
11及び通信部18を介して使用状況情報の送信要求指
令が上記制御部16に加えられたときには、制御部16
は、要求されているゲーム機の使用状況情報をデータ格
納部17から読み出し、上記同様に、その使用状況情報
にゲーム機固有の識別情報を関連付けて、通信部18と
電話機能部11により集中監視装置3に向けて無線送信
する。
【0047】集中監視装置3の図3に示す通信部21
は、上記の如くゲーム機1から出力された無線送信用の
信号を受け取ったときには、その無線送信用の信号から
使用状況情報およびゲーム機の識別情報を取り出して、
データ処理部24に出力する。データ処理部24は、そ
の使用状況情報およびゲーム機の識別情報を、記憶部2
3に書き込み格納する。
【0048】また、データ処理部24は、例えば、集中
監視装置3の利用者がキーボードやマウス等の外部入力
手段22を用いてゲーム機の使用状況情報の表示指令を
外部入力したことを検知したときには、表示の要求があ
ったゲーム機1の使用状況情報を記憶部23から読み出
し、該読み出した使用状況情報を表示制御部25に出力
する。
【0049】表示制御部25は、上記使用状況情報が加
えられたときには、予め定められた設定の表示形態(例
えば図4に示すような表の形態)でもって、ゲーム機1
の使用状況情報を表示部(ディスプレイ)26に画面表
示させる。このように、この第1の実施形態例では、表
示制御部25と表示部26によって、ゲーム機1の使用
状況を表示する表示手段が構成されている。なお、ゲー
ム機1の使用状況情報を表示部26に画面表示するのに
代えて、プリンター32を利用して、ゲーム機1の使用
状況情報をプリントアウトする構成としてもよく、使用
状況情報の表示は適宜の手法を採り得るものである。
【0050】この第1の実施形態例によれば、携帯型電
話機の無線通信方式を利用して、全国各地の各ゲーム機
1から使用状況情報を共通の集中監視装置3に向けて無
線送信する構成を備えたので、各ゲーム機1のレンタル
場所にわざわざ出向かなくとも、集中監視装置3によっ
て各ゲーム機1の使用状況を集中的に知ることができ
る。これにより、各ゲーム機1のレンタル場所に赴くこ
となく、使用状況情報の中のコイン投入検知手段5のコ
イン投入検知回数情報やコインカウンター8のカウント
値情報に基づいて、コイン投入による各ゲーム機1のゲ
ームプレイ数を調べることができて、各ゲーム機1のレ
ンタル料金を徴収することができる。このことによっ
て、営業マンの交通費等を削減することができ、利益増
収を図ることが可能となる。
【0051】また、ゲーム機1は、例えば2,3日毎に
同一店舗内での設置場所の変更があったり、異なる店舗
間での移動が頻繁に行われるという特有な事情があり、
各ゲーム機1の使用状況情報を有線通信によって収集す
る場合には、ゲーム機1を移動する度に、有線通信用の
コード接続を行わなければならないという面倒があった
が、この第1の実施形態例では、携帯型電話機の無線通
信方式を利用して、各ゲーム機1の使用状況情報の収集
を行うので、有線通信を行う際には必須の通信用のコー
ド接続が不要であり、ゲーム機1の移動の作業性を低下
させるという問題を発生させることなく、ゲーム機1の
使用状況情報の収集を行うことができ、非常に好都合で
ある。
【0052】さらに、この第1の実施形態例では、サー
ビスSW6及びテストSW7の各スイッチオン情報を使
用状況情報として各ゲーム機1から集中監視装置3に向
けて無線通信する構成であるので、前記したようなフリ
ースイッチであるサービスSW6やテストSW7を利用
したゲーム機1の不正使用を検知することができる。例
えば、ゲーム機1のメンテナンスやゲーム環境設定を行
うためにサービスSW6あるいはテストSW7をスイッ
チオンする回数の上限値は予め想定することができるの
で、サービスSW6あるいはテストSW7のスイッチオ
ン回数が上記上限値を大幅に越えているときには、サー
ビスSW6あるいはテストSW7を利用したゲーム機1
の不正使用が行われていると判断することができる。
【0053】このように、ゲーム機1の不正使用を検知
した場合には、例えば、不正使用しているレンタル相手
に対して、警告を発することが可能となる。また、上記
のようにゲーム機1の不正使用の検知が可能なことをレ
ンタル相手に明示することによって、ゲーム機1の不正
使用を防止する効果を期待できるものである。
【0054】さらに、この第1の実施形態例では、時計
機構15を備え、該時計機構15を利用して、一日を複
数の時間帯に分割して、この時間帯毎に区分してゲーム
機1の使用状況情報をまとめる構成を備えているので、
一日の時間経過によるゲーム機1の使用状況の変化を分
かり易く知ることができる。
【0055】さらに、この第1の実施形態例では、使用
状況情報取り込み部14と時計機構15と制御部16と
データ格納部17と通信部18は監視用の制御ユニット
2としてまとめられているので、ゲーム機1に上記した
ような監視用の制御ユニット2を後付けすることが簡単
であり、例えば、既にレンタルされているゲーム機1に
上記監視用の制御ユニット2を後付けすることによっ
て、上記のような遠隔集中監視システムに組み込むこと
ができて、そのゲーム機1の使用状況情報を得ることが
可能となる。
【0056】また、この第1の実施形態例では、監視用
の制御ユニット2とゲーム機制御ユニット9が別個独立
に設けられているので、修理やバージョンアップのため
に監視用の制御ユニット2とゲーム機制御ユニット9の
一方のみを交換することができるので、非常に都合がよ
い。
【0057】さらに、ゲーム機1の使用状況情報として
電源オン・オフ情報を検出する構成を備えているので、
ゲーム機1の駆動時間を知ることが可能となり、例え
ば、長い時間の間、ゲーム機1の電源がオフ状態である
場合には、そのゲーム機1が故障している疑いがあると
判断することができ、そのゲーム機1にサービスマン等
を派遣することができ、サービス向上を図ることができ
る。
【0058】以下に、第2の実施形態例を説明する。こ
の第2の実施形態例において特徴的なことは、前記第1
の実施形態例の構成に加えて、集中監視装置3に、図3
の一点鎖線に示すような警報発令部28を設けたことで
ある。この第2の実施形態例の説明において、前記第1
の実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その
共通部分の重複説明は省略する。
【0059】警報発令部28はゲーム機1から集中監視
装置3に無線送信された使用状況情報の中のサービスS
W6やテストSW7のスイッチオン情報に基づいて、前
記したようなゲーム機1の不正使用を自動的に検知して
報知する構成を備えているものである。このような警報
発令部28の構成には様々な構成が考えられ、その何れ
の構成を備えてもよいものであるが、ここでは、その代
表的な例を示す。
【0060】例えば、集中監視装置3には時計機構(図
示せず)が設けられており、警報発令部28は、その時
計機構を利用して、予め定めたタイミング毎に、上記使
用状況情報のうち、サービスSW6とテストSW7の一
方あるいは両方のスイッチオン情報に基づいて、ゲーム
機1のレンタルを開始してからの上記サービスSW6又
はテストSW7のスイッチオンのトータルの回数を求め
る。そして、警報発令部28は、記憶部23に予め格納
されている設定の警告回数(例えば100回)を読み出
し、上記求めたサービスSW6又はテストSW7のスイ
ッチオンのトータル回数を上記警告回数(設定許可回
数)に比較し、この比較の結果、上記サービスSW6又
はテストSW7のスイッチオンのトータル回数が上記設
定の警告回数に達したと判断したとき(又は警告回数を
越えたと判断したとき)には、警報発令信号(警報信
号)を発する。
【0061】別の例としては、例えば、コインカウンタ
ー8のカウント値が実際のコイン投入数よりも少なくカ
ウントするように改造された場合、警報発令部28はコ
イン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報とコイン
カウンター8のカウント値情報との差を求め、この差が
予め与えられている設定値以上になったときに不正使用
と判断して警報発令信号(警報信号)を発する構成とす
る。
【0062】上記の警報発令信号は例えば表示制御部2
5に加えられ、該表示制御部25は所定の表示形態でも
ってゲーム不正使用検知の警報を表示部26に画面表示
させる。あるいは、ゲーム不正使用を検知したことを知
らせる文章等をプリンター32を用いてプリントアウト
してもよい。このように、ゲーム不正使用を報知する手
法には様々な手法があり、ここでは、その何れの手法を
採用してもよいものであり、その説明は省略する。
【0063】この第2の実施形態例では、ゲーム機の不
正使用を検知したときには上記のように不正使用を表示
部26で表示する他に、集中監視装置側から警報発令信
号(警報信号)をゲーム機側に送信してゲーム機を使用
不能にする構成を付加している。すなわち、集中監視装
置側では、警報発令部28でゲーム機の不正使用が検知
されたときには、警報発令部28から警報発令信号が通
信部21に加えられ、この通信部21から不正使用のゲ
ーム機に警報発令信号が送信される。
【0064】ゲーム機側には、集中監視装置側から送信
された警報発令信号を電話機能部11を経由して通信部
18に取り込み、この警報発令信号によりゲーム機を使
用不能にする手段が設けられる。この手段は、例えば、
図6に示す構成によって実現される。
【0065】すなわち、電源10の電圧をソリットステ
ータスリレー等のリレーからなる電源オフ手段35を介
してゲーム機制御ユニット9に供給するように構成し、
制御部16には通信部18から警報発令信号を受けたと
きに電源オフ手段35をオフする制御機能を持たせる。
この構成により、集中監視装置側から警報発令信号が供
給されたときには、制御部16により電源オフ手段35
がオフされるので、電源10からゲーム機制御ユニット
9への電圧が遮断され、ゲーム機は使用不能になる。
【0066】ゲーム機の使用不能状態を解除するばあい
は、例えば、集中監視装置側の外部入力手段22から解
除信号を入力し、この解除信号をデータ処理部24、通
信部21を介してゲーム機側へ送信すればよい。ゲーム
機側は、電話機能部11、通信部18を介して解除信号
を制御部16に取り込む。そして、制御部16は解除信
号を受けて電源オフ手段35をオン動作制御することに
より、電源10の電圧はゲーム機制御ユニット9に供給
され、ゲーム機は使用可能状態に復帰する。
【0067】この第2の実施形態例によれば、各ゲーム
機1から無線送信されるサービスSW6又はテストSW
7のスイッチオン情報に基づいて、ゲーム機1の不正使
用を自動的に検知して警報を発する構成を備えているの
で、各ゲーム機1からの使用状況情報を人が解析してゲ
ーム機1の不正使用を検出するというような手間を掛け
ることなく、ゲーム機1の不正使用を簡単に知ることが
できることとなり、また、ゲーム機1の不正使用が検知
されたときには集中監視装置側からそのゲーム機1の使
用を不能状態にできるので、より一層、ゲーム機1の不
正使用を防止することが容易となる。
【0068】以下に、第3の実施形態例を説明する。こ
の第3の実施形態例において特徴的なことは、前記第1
又は第2の実施形態例の構成に加えて、ゲーム機1のレ
ンタル料金を自動的に請求するための構成、つまり、図
3の点線に示すようなレンタル料金検出部30と請求書
自動発行部31が集中監視装置3に設けられていること
である。なお、この第3の実施形態例の説明において、
前記各実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、
その共通部分の重複説明は省略する。
【0069】例えば、集中監視装置3は時計機構(図示
せず)を備えており、レンタル料金検出部30は上記時
計機構を利用して、予め定められたタイミング毎に(例
えば毎月指定の日に)、レンタル料金徴収対象のゲーム
機1のコイン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報
とコインカウンター8のカウント値情報のうちの少なく
ともコイン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報を
記憶部23から読み出し、この情報に基づいて、所定の
期間(例えば毎月1日〜末日までの1ヶ月間)に投入さ
れたコインの枚数を検出する。
【0070】そして、この検出したコイン枚数に基づい
て、そのレンタル料金徴収対象のゲーム機1のレンタル
料金を検出する。このレンタル料金の自動検出手法とし
ては、例えば、上記コイン枚数をパラメータとしたレン
タル料金の算出式を記憶部23に予め与えておき、この
算出式のパラメータに上記検出したコイン枚数を代入し
てレンタル料金を算出する。また、コイン枚数とレンタ
ル料金との対応表やグラフを記憶部23に予め与えてお
き、そのような対応表やグラフおよび上記検出コイン枚
数に基づいてレンタル料金を検出してもよい。
【0071】上記レンタル料金検出部30は上記のよう
に検出したレンタル料金をそのレンタル料金徴収対象の
ゲーム機1固有の識別情報に関連付けて請求書自動発行
部31に出力する。
【0072】請求書自動発行部31は上記レンタル料金
検出部30から受け取った情報に基づいて、請求書を自
動発行する構成を備えているものであり、例えば、上記
レンタル料金検出部30からレンタル料金および該レン
タル料金のゲーム機1の識別情報が加えられたことを検
知したときには、上記識別情報に基づいて、記憶部23
に予め格納されているゲーム機1のレンタル相手の情報
を読み出し、このレンタル相手の情報と、上記検出され
たレンタル料金およびゲーム機1の識別情報とに基づい
て、予め定められた形態の請求書を自動的に作成して例
えばプリンター32によってプリントアウトする。
【0073】この第3の実施形態例によれば、ゲーム機
1のレンタル料金を自動的に検出して請求書を自動発行
する構成を備えているので、レンタル料金を徴収するた
めの手間を大幅に削減することができ、より一層、ゲー
ム機1のレンタルによる利益増収を図ることができる。
【0074】以下に、第4の実施形態例を説明する。こ
の第4の実施形態例において特徴的なことは、前記第3
の実施形態例の構成に加えて、図3の二点鎖線に示すよ
うな自動料金引き落とし手続き部34を設けたことであ
る。なお、この第4の実施形態例の説明において、前記
第3の実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、
その共通部分の重複説明は省略する。
【0075】この第4の実施形態例において特徴的な自
動料金引き落とし手続き部34はレンタル料金を金融機
関から自動引き落としするための手続きを自動的に行う
ものであり、例えば、この自動料金引き落とし手続き部
34には、レンタル料金の自動引き落とし手続き用の制
御プログラムが与えられている。この自動料金引き落と
し手続き部34は、前記第3の実施形態例に示したレン
タル料金検出部30によってレンタル料金が検出された
ことを検知したときには、その検出されたレンタル料金
と、該レンタル料金に関連付けられているゲーム機の識
別情報とを受け取り、上記識別情報に基づいて、予め記
憶部23に格納されているレンタル相手の指定の金融機
関の口座番号等の情報を読み出す。
【0076】そして、自動料金引き落とし手続き部34
は、上記レンタル料金およびゲーム機の識別情報と、レ
ンタル相手の情報とを利用し、前記レンタル料金の自動
引き落とし手続き用の制御プログラムに従って、レンタ
ル料金を金融機関から引き落とすための手続きを自動的
に行う。
【0077】この第4の実施形態例によれば、自動料金
引き落とし手続き部34を設け、該自動料金引き落とし
手続き部34によって、レンタル料金を金融機関から引
き落とすための手続きを自動的に行う構成を備えたの
で、ゲーム機1のゲームプレイ数の検出からレンタル料
金の自動引き落とし手続きまでの一連のレンタル料金徴
収に関する処理をほぼ全て自動化することができ、ゲー
ム機1のレンタル料金の徴収に関わる人件費等を大幅に
削減することができ、これにより、より一層、ゲーム機
1のレンタルによる増収を図ることができる。
【0078】次に、第5の実施形態例を説明する。この
第4の実施形態例において特徴的なことは、ゲーム機1
の位置(場所)を集中監視装置側で検知できる構成を備
えたことであり、それ以外の構成は前記第1〜第4の各
実施形態例と同様である。レンタルしているゲーム機が
貸主に無断で他の地域に移動された場合、貸主はゲーム
機の存在場所が分からなくなり、不測の損失を被る場合
が生じる。
【0079】ゲーム機が不測に移動される例としては、
(a)ゲーム機の借主がゲーム機を貸主に無断で勝手に
売却してしまう場合、(b)ゲーム機の借主が債務不履
行を起し、債権者が代物弁済としてゲーム機を持ち出し
た場合、等が挙げられる。
【0080】この第5の実施形態例はこのようなゲーム
機の無断移動が行われた場合においても、そのゲーム機
の移動先を集中監視装置側から探知して最善の措置を講
じることができるようにしたものである。そのため、こ
の実施形態例では、図7に示すように、集中監視装置3
にゲーム機の設置場所検出手段50を設けている。この
例では、集中監視装置の通信部21に電話機能部36を
設け、この電話機能部36と、ゲーム機1側の通信部1
8に設けられている電話機能部11とをPHSの通信網
で結んでいる。
【0081】そして、電話機能部36のダイアル部37
には外部入力手段22と自動ダイアル指令部38が接続
されている。外部入力手段22は外部入力により探知対
象のゲーム機1に向けてダイアルアップ(電話番号を指
令する)ものであり、自動ダイアル指令部38は例えば
時計機構を内蔵し、たとえば、1日毎、10日毎、とい
う如く、定期的に自動的にダイアルアップ動作を行うも
のである。
【0082】この実施形態例のPHSでは、集中監視装
置の電話機能部36のダイアルアップ動作により、通話
相手のゲーム機1側の電話機能部11に信号接続された
ときに、PHSの基地局からアクセス先のアンテナ(通
話相手のゲーム機1に最も近いアンテナ)の住所情報が
送られて来るようになっており、この住所情報はデータ
処理部24を介して探知部40に取り込まれるようにな
っている。探知部40は取り込んだ住所情報により探知
対象のゲーム機1はそのアンテナと同じ住所に在るもの
と判断し、その住所を表示制御部25を介して表示部2
6に表示させ、必要に応じ、その探知住所をプリントア
ウトする。
【0083】現時点のPHSの通信網では1つのアンテ
ナがほぼ半径100mの領域をカバーしており、従っ
て、アクセス先のアンテナの住所が分かることで、探知
対象のゲーム機1はその住所の半径100mの領域内に
存在することを、中央監視装置から探知対象のゲーム機
にダイアルアップするだけで分かることとなり、ゲーム
機1が不測に移動されても、それを突き止めて適切な手
段を講じることができる。
【0084】なお、この発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記各実施形態例では、使用状況情報として少な
くともコイン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報
と、サービスSW6及びテストSW7の各スイッチオン
情報と、コインカウンター8のカウント値情報と、電源
オン・オフ情報とが含まれていたが、使用状況情報は上
記コイン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報およ
び上記コインカウンター8のカウント値情報および電源
オン・オフ情報と、フリースイッチであるサービスSW
6とテストSW7の少なくとも一方のスイッチオン情報
との4種の情報の中の少なくとも1つを含んでいればよ
く、上記4種の情報の全てが使用状況情報に含まれてい
なくともよい。
【0085】また、上記各実施形態例では、一日の時間
の全てを複数の時間帯に分割して、全ての時間帯におけ
る使用状況情報の取り込みを行っていたが、例えば、午
前10時から翌日の午前2時までの期間のみというよう
に一日の予め定めた監視期間だけを複数の時間帯に分割
して、その監視期間のみ、ゲーム機1の使用状況情報を
取り込む構成としてもよい。
【0086】さらに、上記各実施形態例では、上記のよ
うに一日の時間を複数の時間帯に分割して、各時間帯毎
の電源オン・オフの回数を電源オン・オフ情報として検
出する構成であったが、電源オン・オフの回数を電源オ
ン・オフ情報とするのではなく、例えば、時計機構15
を利用して、電源をオンした時間と、オフした時間とを
検出して、電源オン情報とその時間(時計情報)を関連
付け、また、電源オフ情報とその時間を関連付け、それ
らを電源オン・オフ情報として(つまり、時計情報が関
連付けられた電源オン・オフ情報として)データ格納部
17に格納し、その電源オン・オフ情報を集中監視装置
3に向けて無線送信する構成としてもよい。
【0087】また、上記電源オン・オフ情報以外の情報
に関しても、上記同様に、時計機構15の時計情報に関
連付けてデータ格納部17に格納し、その時計情報に関
連付けられた使用状況情報を集中監視装置3に向けて無
線送信する構成としてもよい。つまり、例えば、フリー
スイッチであるサービスSW6やテストSW7がスイッ
チオンされた時間を逐一検出して、その検出したスイッ
チオンの時間を、時計情報に関連付けられたフリースイ
ッチのスイッチオン情報(使用状況情報)として、ま
た、コインカウンター8がカウントアップした時間を検
出して、その検出したカウントアップの時間を、時計情
報に関連付けられたコインカウンターのカウント情報
(使用状況情報)として、さらに、コイン投入検知手段
5がコイン投入を検知した時間を逐一検出して、それら
コイン投入検知時間を、時計情報に関連付けられたコイ
ン投入検知情報(使用状況情報)として、上記同様に、
データ格納部17に格納し、その時計情報に関連付けら
れた使用状況情報を集中監視装置3に向けて無線送信す
る構成としてもよい。
【0088】さらに、上記各実施形態例では、上記のよ
うに一日の時間を複数の時間帯に分割して、各時間帯毎
に、コイン投入検知手段5のコイン投入検知回数の増加
分をコイン投入検知手段5のコイン投入検知回数情報と
して、また、コインカウンター8のカウント値の増加分
をカウント値情報として取り込む構成であったが、例え
ば、レンタル料金の検出だけに上記コイン投入検知手段
5のコイン投入検知回数情報やコインカウンター8のカ
ウント値情報を利用する場合には、設定のタイミング毎
に(例えば、月単位でレンタル料金を請求する場合には
1ヶ月毎に、隔月毎にレンタル料金を請求する場合には
2ヶ月毎に)、上記コイン投入検知手段5のコイン投入
検知回数やコインカウンター8のカウント値を取り込ん
で、設定のレンタル料金算出期間の上記コイン投入検知
回数やカウント値の増加分を使用状況情報として取り込
む構成としてもよい。
【0089】さらに、上記各実施形態例では、監視用の
制御ユニット2内に時計機構15を設けていたが、監視
用の制御ユニット2の外に時計機構15を設けてもよ
い。また、例えば、ゲーム機制御ユニット9内に時計機
構が設けられている場合には、上記時計機構15に代え
て、そのゲーム機制御ユニット9内の時計機構を用いる
構成としてもよく、この場合には、そのゲーム機制御ユ
ニット9内の時計機構が上記時計機構15の機能を兼用
するので、上記監視用の制御ユニット2内の時計機構1
5を省略することができる。
【0090】さらに、上記各実施形態例では、ゲーム機
1には、サービスSW6とテストSW7という2種類の
フリースイッチが設けられていたが、上記サービスSW
6とテストSW7を兼用する1つのフリースイッチのみ
を設けてもよい。
【0091】さらに、上記各実施形態例では、携帯型無
線通信方式を利用して、各ゲーム機1から使用状況情報
を集中監視装置3に向けて送信する例を示したが、有線
通信によって、各ゲーム機1から使用状況情報を集中監
視装置3に向けて送信する構成としてもよいし、また、
携帯型無線通信方式以外の無線通信によって、各ゲーム
機1から使用状況情報を集中監視装置3に向けて送信す
る構成としてもよく、各ゲーム機1側と集中監視装置3
側との間の信号の通信方式は、ゲーム機1の設置環境等
の様々な条件に応じて適宜選択され、通信方式は限定さ
れないものである。
【0092】さらに、上記各実施形態例では、監視用の
制御ユニット2は各ゲーム機1にそれぞれ内蔵されてい
たが、例えば、図5の(a)に示すように、上記監視用
の制御ユニット2を外付けにしてもよい。この場合、ゲ
ーム機1と監視用の制御ユニット2間の信号通信、およ
び、監視用の制御ユニット2から集中監視装置3側への
信号通信は、有線通信と無線通信の何れでもよいもので
ある。なお、監視用の制御ユニット2から集中監視装置
3側へ、有線電話の通信方式あるいは携帯型電話機の通
信方式を利用して信号接続する場合には、監視用の制御
ユニット2内に電話機能部が設けられることとなる。ま
た、上記ゲーム機1と監視用の制御ユニット2との間が
無線通信により信号接続される場合には、無線通信する
ための通信部が監視用の制御ユニット2内に配置され
る。
【0093】さらに、上記各実施形態例では、各ゲーム
機1毎に、監視用の制御ユニット2が配設される例を示
したが、例えば、図5の(b)に示すように、複数のゲ
ーム機1に共通の監視用の制御ユニット2を設ける構成
としてもよい。この場合には、各ゲーム機1の使用状況
情報を上記共通の監視用の制御ユニット2が取り込んで
集中監視装置3に向けて送信する。この場合には、上記
共通の監視用の制御ユニット2における使用状況情報取
り込み部と制御部とデータ格納部と通信部は、各ゲーム
機1の使用状況情報取り込み部と制御部とデータ格納部
と通信部を兼用する構成と成している。なお、この場合
にも、上記したように、各ゲーム機1と監視用の制御ユ
ニット2間の信号接続手段や、監視用の制御ユニット2
から集中監視装置3側への信号接続手段は、有線通信と
無線通信の何れでもよいものである。
【0094】さらに、上記各実施形態例では、監視用の
制御ユニット2とゲーム機制御ユニット9は別個独立し
たものであったが、図5の(c)に示すように、ゲーム
機制御ユニット9内に監視用の制御ユニット2が設けら
れる構成としてもよい。さらに、上記使用状況情報取り
込み部14と制御部16とデータ格納部17と通信部1
8等をユニット化せずに、例えば、ゲーム機制御ユニッ
ト9に設ける構成としてもよい。
【0095】さらに、上記各実施形態例では、レンタル
により各地に点在配置されている各ゲーム機1を遠隔集
中管理するシステムを例にして説明したが、本発明で
は、ゲーム機はレンタルゲーム機に限定されるものでは
なく、例えば、複数のゲーム店を展開している経営体
が、それら各ゲーム店に配置しているゲーム機を集中監
視するような場合にも、本発明を適用することができ
る。
【0096】さらに、上記した実施形態例では、ゲーム
機1がフリースイッチの使用や改造により不正使用され
ていることが検知されたときに、ゲーム機の使用を不能
にしたが、それ以外に、例えば、レンタル料金が滞納の
まま使用されている場合も不正使用と見做し、ゲーム機
の使用を不能にするようにしてもよい。レンタル料金の
滞納は、レンタル料金の納入振り込み口座を人が確認す
ることにより知ることができ、また、レンタル料金の振
り込み情報を集中監視装置に取り込んで自動的に検知で
きる。このように料金の滞納が検知されたときには、集
中監視装置側から使用不能の指令信号(上記実施形態例
の警報発令信号(警報信号))をゲーム機1側に送信す
ることにより、ゲーム機1を使用不能にさせることがで
きる。
【0097】さらに、上記した実施形態例では、ゲーム
機1が不測に移動された場合、PHSの無線通信網を利
用してその移動先を探知するようにしたが、集中監視装
置の電話機能部36から探知対象のゲーム機1に向けて
ダイアルアップしてその通話相手のゲーム機1の電話機
能部11に信号接続されたときに、そのアクセス先のア
ンテナ(通話相手のゲーム機1に最も近いアンテナ)の
住所が無線通信網の局から送られてくるようにシステム
が構築されていれば、PHSに限定されず、PHS以外
の無線通信網を利用してゲーム機1の位置(場所)探知
を同様に行うことができる。
【0098】
【発明の効果】この発明によれば、点在配置されている
各ゲーム機から各々の使用状況情報を共通の集中監視装
置に向けて無線送信する構成を備えたので、集中監視装
置によって、各ゲーム機の使用状況を集中的に知ること
ができる。
【0099】これにより、様々な展開を図ることができ
る。例えば、コイン投入検知手段のコイン投入検知回数
情報やコインカウンターのカウント値情報を使用状況情
報として集中監視装置に送信する構成を備えることによ
って、営業マン等が各ゲーム機までわざわざ赴かなくと
も、集中監視装置により、上記コイン投入検知手段のコ
イン投入検知回数情報やコインカウンターのカウント値
情報に基づいて各ゲーム機のゲームプレイ数を調べるこ
とができて、レンタルのゲーム機のレンタル料金を検出
し、該レンタル料金を徴収することが可能となる。この
ことにより、ゲーム機のレンタル料金を徴収するための
営業マンの交通費等を削減することができ、ゲーム機の
レンタルによる利益の増収を図ることができる。
【0100】また、フリースイッチのスイッチオン情報
等の使用状況情報を集中監視装置に送信する構成とする
ことによって、集中監視装置により、フリースイッチの
スイッチオン回数、コイン投入回数、コインカウント値
等の使用状況を知ることができ、これにより、フリース
イッチを利用したゲーム機の不正使用や、改造等の不正
使用を検出することができて、ゲーム機の不正使用に対
しての警告を発したり、不正に使用されているゲーム機
を使用不能にすることができることとなり、ゲーム機の
不正使用を防止することが可能となる。
【0101】さらに、ゲーム機の設置場所検出手段を設
けた構成とすることにより、ゲーム機が不測に移動され
たとしても、その移動先を中央監視装置の電話機能部か
ら探知対象のゲーム機に向けてダイアルアップするだけ
で探知できることとなり、ゲーム機の無断移動主に対し
て適切な措置を講じることが可能である。
【0102】さらに、フリースイッチのスイッチオン情
報や、コインカウンターのカウント値情報や、電源オン
・オフ情報を使用状況情報として集中監視装置に向けて
送信する構成とすることによって、集中監視装置によ
り、ゲーム機の稼働状況等を知ることができ、ゲーム機
の設置場所変更や環境設定等のアドバイスを的確に行う
ことができることとなり、ゲーム機に関わるサービス等
の新たな展開を図ることができる。
【0103】無線通信、あるいは、携帯型電話機の無線
通信網を利用して、各ゲーム機の使用状況情報を集中監
視装置に向けて送信するものにあっては、集中監視装
の信号接続するためのコードが不要となる。例えば、
ゲームセンター等に配置されているゲーム機は頻繁に設
定場所が変更されるというゲーム機特有な事情があり、
このため、ゲーム機の有線通信を行う場合には、ゲーム
機を移動する度に、上記有線通信用のコードの着脱接続
を行わなければならないという面倒があった。これに対
して、上記のように、無線通信や、携帯型電話機の無線
通信網を利用して、各ゲーム機の使用状況情報を集中監
視装置に向けて送信する構成とすることにより、上記の
ようなコード接続の問題を解消することができる。
【0104】時計機構が設けられ、ゲーム機の使用状況
情報として取り込まれる電源オン・オフ情報には上記時
計機構の時計情報が関連付けられている発明にあって
は、より詳細に、ゲーム機の稼働状況を把握することが
できる。
【0105】時計機構を利用して、一日の時間を予め定
めた複数の時間帯に分割して、各時間帯毎にまとめられ
たゲーム機の使用状況情報が集中監視装置に向けて送信
される構成であるので、一日の時間の経過によるゲーム
機の使用状況の変化を分かり易く知ることができること
となり、より詳細なゲーム機の使用状況を容易に得るこ
とができる。
【0106】特に、集中監視装置に、時間帯毎のゲーム
機の使用状況情報を表示する表示手段が設けられている
発明にあっては、一日の時間の経過によるゲーム機の使
用状況の変化を一目瞭然に知ることが可能となる。
【0107】フリースイッチのスイッチオン情報に基づ
いて、ゲーム機の不正使用を自動的に検出する構成を備
えている発明にあっては、フリースイッチを利用したゲ
ーム機の不正使用を人の手間を掛けずに検出することが
できる上に、確実にゲーム機の不正使用を検出すること
ができ、よりゲーム機の不正使用を防止することが可能
となる。
【0108】ゲーム機はレンタルゲーム機と成し、コイ
ン投入検知手段のコイン投入検知回数情報に基づいて、
ゲーム機のレンタル料金を検出して請求書を自動発行す
る構成を備えている発明にあっては、ゲーム機のゲーム
プレイ数の検出から請求書発行までのレンタル料金徴収
の処理を自動的に行うことができることとなり、レンタ
ル料金の徴収に関わる人件費等を大幅に削減することが
でき、より一層の利益の増収を図ることができる。
【0109】さらに、上記自動検出したレンタル料金の
金融機関からの自動引き落としの手続きを自動的に行う
構成を備えた発明にあっては、ゲーム機のレンタル料金
の徴収に関するほぼ全ての処理を自動化することがで
き、ゲーム機のレンタルによる利益を飛躍的に増加させ
ることができる。
【0110】少なくとも使用状況情報取り込み部とデー
タ格納部と通信部は監視用の制御ユニットとしてまとめ
られ、複数の各ゲーム機が共通に上記監視用の制御ユニ
ットに信号接続されており、上記各ゲーム機の使用状況
情報は上記共通の監視用の制御ユニットを介して集中監
視装置に向けて送信される発明にあっては、各ゲーム機
毎に監視用の制御ユニットを設ける場合に比べて、監視
用の制御ユニットの数が少なくて済むという効果を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲーム機の遠隔集中監視システム
の一実施形態例を模式的に示すモデル図である。
【図2】本発明の各実施形態例において特徴的なゲーム
機の主要な構成を示すブロック構成図である。
【図3】本発明の各実施形態例において特徴的な集中監
視装置の主要な構成を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の各実施形態例において特徴的なゲーム
機のデータ格納部に格納される使用状況情報の格納形態
を模式的に示したイメージ図である。
【図5】ゲーム機に対する監視用制御ユニットの各種配
置例を示す説明図である。
【図6】ゲーム機を使用不能にする一構成例の説明図で
ある。
【図7】ゲーム機の位置(場所)を探知する一構成例の
説明図である。
【符号の説明】 1 ゲーム機 2 監視用の制御ユニット 3 集中監視装置 5 コイン投入検知手段 6 サービスSW 7 テストSW 8 コインカウンター 10 電源 14 使用状況情報取り込み部 15 時計機構 16 制御部 17 データ格納部 18 通信部 25 表示制御部 26 表示部 28 警報発令部 30 レンタル料金検出部 31 請求書自動発行部 34 自動料金引き落とし手続き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−131463(JP,A) 特開 平10−165607(JP,A) 特開 平9−84943(JP,A) 特開 平9−299592(JP,A) 特開 平8−112451(JP,A) 特開 平11−235455(JP,A) 特開 平11−313969(JP,A) 特開 平7−110896(JP,A) 特開 昭56−27274(JP,A) 特開2000−14930(JP,A) 特開2000−50345(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/00 - 9/30 A63F 13/00 - 13/12 G07F 17/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイン投入によってゲームを開始するタ
    イプの複数台のゲーム機が点在配置され、これら各ゲー
    ム機には、コイン投入を検知するコイン投入検知手段
    と、コイン投入の検知回数をカウントするコインカウン
    ターと、コインを投入せずにゲームを開始させるための
    フリースイッチとを備え、上記複数のゲーム機を共通の
    集中監視装置によって遠隔集中監視するシステムであっ
    て、各ゲーム機側には、上記ゲーム機のコイン投入検知
    手段のコイン投入検知回数情報と上記コインカウンター
    のカウント値情報と上記フリースイッチのスイッチオン
    情報とゲーム機の電源オン・オフ情報とのうちの少なく
    とも1つの情報を含む予め定められたゲーム機の使用状
    況情報を取り込む使用状況情報取り込み部と;その取り
    込まれた使用状況情報を格納するデータ格納部と;この
    データ格納部に格納されている情報を上記集中監視装置
    に向けて送信する通信部と;を有し、各ゲーム機には時
    計機構が設けられており、この時計機構を利用して、一
    日の時間を予め定められた複数の時間帯に分割して各時
    間帯毎に区分したゲーム機の使用状況情報をデータ格納
    部に書き込むデータ書き込み部を備え、各ゲーム機から
    集中監視装置に向けてゲーム機の使用状況情報を送信す
    る際には、上記時間帯毎にまとめられたゲーム機の使用
    状況情報が集中監視装置に向けて送信される構成とした
    ことを特徴とするゲーム機の遠隔集中監視システム。
  2. 【請求項2】 集中監視装置には、ゲーム機から受け取
    った時間帯毎の使用状況情報に基づいてゲーム機の使用
    状況を表示する表示手段が設けられていることを特徴と
    した請求項記載のゲーム機の遠隔集中監視システム。
  3. 【請求項3】 各ゲーム機から集中監視装置に向けて、
    少なくともフリースイッチのスイッチオン情報をゲーム
    機の使用状況情報として送信する構成を有し、集中監視
    置には、上記ゲーム機から受け取ったフリースイッチ
    のスイッチオン情報に基づいてゲーム機の不正使用を検
    知したときには警報を発する警報発令部が設けられてい
    ることを特徴とした請求項1又は請求項2記載のゲーム
    機の遠隔集中監視システム。
  4. 【請求項4】 各ゲーム機はレンタルゲーム機と成し、
    各ゲーム機から集中監視装置に向けて、少なくともコイ
    ン投入検知手段の投入検知回数情報をゲーム機の使用状
    況情報として送信する構成と成し、集中監視装置には、
    その受け取ったコイン投入検知手段の投入検知回数情報
    に基づいてゲーム機のレンタル料金を自動的に求めるレ
    ンタル料金検出部と、そのレンタル料金の請求書を自動
    発行する請求書自動発行部とが設けられていることを特
    徴とした請求項1乃至請求項の何れか1つに記載のゲ
    ーム機の遠隔集中監視システム。
  5. 【請求項5】 集中監視装置には、レンタル料金検出部
    によって求められたゲーム機のレンタル料金を予め定め
    られた金融機関から自動引き落としするための手続きを
    自動的に行う自動料金引き落とし手続き部が設けられて
    いることを特徴とした請求項記載のゲーム機の遠隔集
    中監視システム。
  6. 【請求項6】 少なくとも使用状況情報取り込み部とデ
    ータ格納部と通信部は監視用の制御ユニットとして複数
    の各ゲーム機に対し信号接続手段を介して各ゲーム機と
    は別個独立に設けられて、各ゲーム機の使用状況情報取
    り込み部とデータ格納部と通信部を兼用するユニットと
    成し、この監視用の制御ユニットを介して各ゲーム機の
    使用状況情報が集中検知装置に向けて送信される構成と
    成していることを特徴とした請求項1乃至請求項の何
    れか1つに記載のゲーム機の遠隔集中監視システム。
  7. 【請求項7】 各ゲーム機には集中監視装置から不正使
    用の警報信号を受けたときにゲーム機の使用を不能にす
    る手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項のいずれか1つに記載のゲーム機の遠隔集中監
    視システム。
  8. 【請求項8】 ゲーム機の通信部と集中監視装置の通信
    部は電話機能部を備え無線通信網を介して送受信が可能
    な構成とし、集中監視装置には該集中監視装置の電話機
    能部からゲーム機の電話機能部に向けてダイアルアップ
    してダイアルアップ先のゲーム機の場所を無線通信網に
    構築されている、ゲーム機に最も近いアンテナの住所に
    基づき検出するゲーム機の設置場所検出手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれ
    か1つに記載のゲーム機の遠隔集中監視システム。
  9. 【請求項9】 ゲーム機の通信部と集中監視装置の通信
    部はPHS方式の電話機能部を備えてPHSの通信網を
    介して送受信が可能な構成とし、集中監視装置には該集
    中監視装置の電話機能部からゲーム機の電話機能部に向
    けてダイアルアップしてダイアルアップ先のゲーム機の
    場所をPHSの通信網に構築されている、ゲーム機に最
    も近いアンテナの住所に基づき検出するゲーム機の設置
    場所検出手段が設けられていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項のいずれか1つに記載のゲーム機の遠隔
    集中監視システム。
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