JP3454425B2 - 無線通信機の利用権移動システム及び方法 - Google Patents

無線通信機の利用権移動システム及び方法

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JP3454425B2 JP2000112708A JP2000112708A JP3454425B2 JP 3454425 B2 JP3454425 B2 JP 3454425B2 JP 2000112708 A JP2000112708 A JP 2000112708A JP 2000112708 A JP2000112708 A JP 2000112708A JP 3454425 B2 JP3454425 B2 JP 3454425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信機に関する。特
に、本発明は、通信中又は通話中の一方の無線通信機か
ら他方の無線通信機に回線の利用権を移動させる無線通
信機の利用権移動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−27731号公報には、無
線基地局を介して、移動用交換局との間で移動電話端末
の認証の確認が行われることが記載されている。特開平
11−27731号公報に示されるように、上記無線通
信機としての携帯電話機では、携帯電話ネットワークに
接続する時に、携帯電話機と携帯電話ネットワークとの
間で認証を行うために、その個々の利用者を識別するた
めの情報が必要である。ここでは、この情報をユーザ識
別情報(ID)と呼ぶことにする。
【0003】ユーザ識別情報は、携帯電話機を利用する
際に、携帯電話機と携帯電話ネットワークとの間で認証
を行い、その携帯電話機が適正な電話機であるかどうか
確認するために使用される。また、ユーザ識別情報は、
通信サービスを提供する携帯電話機事業者からみて、ユ
ーザ識別情報が個々の携帯電話機を区別する唯一の識別
手段である。
【0004】また、ユーザ識別情報は、携帯電話機側、
通信事業者のネットワーク側の双方で保管され、認証に
用いられる。現在、ユーザ識別情報の格納の仕方によ
り、2種類の携帯電話機がある。1つは、携帯電話機に
内蔵される不揮発性メモリの中にユーザ識別情報を格納
するタイプの携帯電話機である。ここでは、このタイプ
の携帯電話機をユーザ情報固定型携帯電話機と呼ぶこと
にする。
【0005】ユーザ情報固定型携帯電話機は、携帯電話
機間でユーザ識別情報を自由に移動することができな
い。携帯電話機にユーザ識別情報を書き込むには、携帯
電話機事業者の指定する窓口に行き、専用の書き込み機
を使って書き込みを行ってもらう必要がある。また、携
帯電話機を交換する場合でも、窓口で専用の書き込み機
を使ってユーザを書き換える必要がある。
【0006】2つめは、ユーザ識別情報はICカードの
中に格納しておき、携帯電話機にICカードの読み取り
用のソケットがついており、携帯電話機を利用する時に
ユーザ識別情報が書き込まれたICカードを携帯電話機
のICカードソケットにセットして利用するタイプであ
る。ここでは、このタイプの携帯電話機を、ユーザ情報
半固定型携帯電話機と呼ぶことにする。
【0007】ユーザ情報半固定型携帯電話機は、ユーザ
識別情報が書き込まれているICカードを取り外し、ま
たセットできるため、携帯電話機の機種交換した時で
も、携帯電話機サービスを継続し、受けることができ
る。携帯電話機事業者は、利用者に渡すICカードだけ
を管理すればよくなる。一方、近年、無線によるネット
ワーク通信内容の多様化が進み、音声通信だけに限ら
ず、音声以外のデータ通信を行うケースが増えてきた。
【0008】この場合、データ通信専用の無線機内蔵の
情報携帯端末など、携帯電話機とは全く別の機器が必要
になってくるケースがある。これらの無線機内蔵の情報
携帯端末は、直接、無線ネットワークに接続する必要が
あるため、ユーザ認証のため、ユーザ識別情報を必要と
する。前述のユーザ情報固定型携帯電話機では、利用者
がユーザ識別情報を移動させることができない。
【0009】ユーザ情報固定型携帯電話機の方式を使っ
た無線機内蔵の情報携帯端末の場合は、各情報携帯端末
毎に、ユーザ識別情報の書き込みが必要で、言い換えれ
ば、個々の情報携帯端末に通信事業者とのサービス契約
が必要になり、料金負担が重くなるという問題があっ
た。このため、ユーザ情報半固定型携帯電話機の方式を
使った無線機内蔵の情報携帯端末にすると、この無線機
内蔵の情報携帯端末は、ユーザ識別情報がICカードに
格納されるICカード対応タイプに形成される。利用者
は、上記の携帯電話機からICカードを外し、上記無線
機内蔵の情報携帯端末にセットすることにより、ユーザ
識別情報を移動して上記無線機内蔵情報携帯端末を利用
することができる。
【0010】しかし、ICカードの取り外しが可能にな
っても、端末を使用する都度、ICカードを交換すると
その作業そのものが煩雑になるだけでなく、通話中には
一旦通話を停止し、ユーザ識別情報の認識のために、通
信し直さなければならず、作業がさらに煩雑になるとい
う問題が発生する。さらに、音声通信の方では、自動車
で運転時の携帯電話機の通話による片手運転での危険性
が叫ばれ、ハンズフリー装置を自動車に搭載するケース
が増えてきた。
【0011】この場合、携帯電話機を持っている利用者
は、自動車に乗り降りするたびに、携帯電話機をハンズ
フリー装置に接続したり、外したりする必要があり、不
便であるという問題があった。この場合、自動車での専
用の車載移動電話機を取り付けることにより上記問題を
解決できる。しかしながら、車載移動電話機がユーザ情
報固定型携帯電話機である場合は、携帯電話機と、車載
移動電話機とで別々に契約する必要があり、料金負担が
重くなるという問題があった。
【0012】このため、ユーザ情報半固定型携帯電話機
の方式を使った車載移動電話機にすると、この車載移動
電話機は、ユーザ識別情報がICカードに格納されるI
Cカード対応タイプに形成される。利用者は、上記の携
帯電話機からICカードを外し、上記車載移動電話機に
セットすることにより、ユーザ識別情報を移動して上記
車載移動電話機を利用することができる。
【0013】しかし、ICカードの取り外しが可能にな
っても、車載移動電話機を使用する都度、ICカードを
交換するとその作業そのものが煩雑であるだけでなく、
通話中には、一旦通話を停止し、ユーザ識別情報の認識
のために、通話し直さなければならず、作業がさらに煩
雑になるという問題が発生する。
【0014】
【発明が解決しょうとする課題】したがって、本発明は
上記問題点に鑑みて、通話中、通信中に、携帯電話機か
ら車載移動電話機、無線機内蔵の情報携帯端末等に又は
この逆に回線の利用する利用権を移動させる無線通信機
の利用権移動システム及び方法を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、無線基地局を介して回線を利用する利用
権を有する無線通信機の利用権移動システムにおいて、
前記無線基地局を介して通話中又は通信中の無線通信機
の前記利用権を他の無線通信機に移動させるための利用
権移動ボタンと、前記利用権移動ボタンの押下により、
通話中又は通信中の前記無線通信機の前記利用権を前記
他の無線通信機に移動させる通話中利用権移動制御部と
を備えることを特徴とする無線通信機の利用権移動シス
テムを提供する。
【0016】この手段により、通話中、通信中に、携帯
電話機から車載移動電話機、無線機内蔵の情報携帯端末
等に又はこの逆に回線の利用する利用権を自動的に移動
させることが可能になった。好ましくは、通話中又は通
信中の前記無線通信機、前記利用権の移動先である前記
他の無線通信機はユーザ識別情報を格納するICカード
を有し、通話中又は通信中の前記無線通信機、他の前記
無線通信機のいずれか一方からパイロット信号の電波を
一定の範囲に出力し、前記パイロット信号の電波を受信
した前記無線通信機が有するユーザ識別情報と前記パイ
ロット信号に含まれるユーザ識別情報とを比較し、一致
する場合に、前記利用権移動ボタンの押下による前記利
用権の移動を可能にする。
【0017】この手段により、ICカードを交換する煩
雑な作業が不要となる。好ましくは、前記他の無線通信
機の在圏をチェックする。この手段により、通信可能な
無線通信機にのみ利用権を移動することが可能になる。
好ましくは、前記他の無線通信機を、前記無線基地局を
経由して、前記回線に仮接続し、前記仮接続の確立の確
認後に、通話中又は通信中の前記無線通信機の回線解放
を行う。
【0018】この手段により、仮接続が確立されなけれ
ば、利用権の移動を行わず、元の接続を維持することが
可能になる。さらに、本発明は、無線基地局を介して回
線を利用する利用権を有する無線通信機の利用権移動シ
ステムにおいて、前記無線基地局を介して通話中又は通
信中の無線通信機から前記利用権が移動される他の無線
通信機に設けられ、且つパイロット信号を発信するパイ
ロット信号発信回路と、前記パイロット信号発信回路か
らのパイロット信号を受信することにより、通話中又は
通信中の前記無線通信機の前記利用権を前記他の無線通
信機に移動させる通話中利用権移動制御部とを備えるこ
とを特徴とする無線通信機の利用権移動システムを提供
する。
【0019】この手段により、上記の利用権移動ボタン
に代り、パイロット信号の受信により、利用権の移動を
行うことが可能になる。さらに、本発明は、無線基地局
を介して回線を利用する利用権を移動するための無線通
信機の利用権移動方法において、前記無線基地局を介し
て無線通信機が通話し又は通信する工程と、前記無線通
信機が通話中、又は通信中にボタンを押す工程と、前記
ボタンの押下により、通話中又は通信中の前記無線通信
機の前記利用権を他の無線通信機に移動する工程とを備
えることを特徴とする無線通信機の利用権移動方法を提
供する。
【0020】この手段により、上記発明と同様に、通話
中、通信中に、携帯電話機から車載移動電話機、無線機
内蔵の情報携帯端末等に又はこの逆に回線の利用する利
用権を自動的に移動させることが可能になった。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る無線
通信機として、通話中の車載移動電話機から携帯電話機
に回線の利用権を移動する例を説明する概略図である。
なお、全図を通して同一の構成要素には同一の符号、番
号を付して説明を行う。
【0022】本図に示すように、携帯電話機100、車
載移動電話機200は、無線基地局300経由で個別に
通話が可能である。車載移動電話機200はパイロット
信号を有する電波を出力する。このパイロット信号の電
波は、車載移動電話機200を中心に半径10m以内の
有効範囲を持つ微弱電力で送信される。
【0023】本発明では、携帯電話機100を有するユ
ーザが車両から降りる際に、通話中の車載移動電話機2
00から携帯電話機100に、回線を利用する利用権が
移動するようにしてある。図2は、本発明に係る無線通
信機として、通話中の携帯電話機から車載移動電話機に
回線の利用権を移動する例を説明する概略図である。本
図に示すように、本発明では、携帯電話機100を有す
るユーザが車両へ乗る際に、通話中の携帯電話機100
から車載移動電話機200に利用権が移動するようにし
てある。
【0024】図3は図1、図2における携帯電話機10
0の概略内部構成を示すブロック図である。本図に示す
ように、携帯電話機100にはアンテナ1が設けられ、
アンテナ1は無線基地局300を経由して送受信を行
う。アンテナ1にはデュープレクサ2が接続され、デュ
ープレクサ2は送受信の切替えを行う。
【0025】デュープレクサ2には受信回路3の出力
側、送信回路4の入力側、パイロット信号受信回路5の
入力側が接続される。受信回路3は受信信号の復調等を
行い、送信回路4は送信信号の変調等を行い、パイロッ
ト信号受信回路5は、車載移動電話機200から受信し
たパイロット信号の復調等を行う。受信回路3の出力
側、送信回路4の入力側にはチャンネルコーディック6
が接続され、チャンネルコーディック6は、受信回路3
からの受信信号を入力し、音声信号とデータ信号とに分
離し、且つ音声信号とデータ信号とを多重して送信回路
4に送信信号を出力する。
【0026】チャンネルコーディック6にはスピーチコ
ーディック7が接続され、スピーチコーディック7はチ
ャンネルコーディック6から音声信号を入力して復号化
し、チャンネルコーディック6に符号化された音声信号
を出力する。スピーチコーディック7にはディジタル/
アナログ(D/A)コンバータ8、アナログ/ディジタ
ル(A/D)コンバータ11が接続され、D/Aコンバ
ータ8は受信される音声信号をアナログからディジタル
に変換し、A/Dコンバータ11は、送信される音声信
号をディジタルからアナログに変換する。
【0027】D/Aコンバータ8、A/Dコンバータ1
1にはアンプ9、アンプ12がそれぞれ接続され、アン
プ9、アンプ12は受信信号、送信信号を増幅する。ア
ンプ9、アンプ12にはレシーバ10、マイクロフォン
13がそれぞれ接続され、レシーバ10は受信信号を音
声に変換し、マイクロフォン13は音声を送信信号に変
換する。
【0028】さらに、パイロット信号受信回路5、チャ
ンネルコーディック6にはユーザ情報制御回路14が接
続され、ユーザ情報制御回路14は、パイロット信号受
信回路5が車載移動電話機200により発信されるパイ
ロット信号の電波を受信し識別したら、パイロット信号
受信回路5からその旨の通知を入力する。ICカード読
み込み回路15にはICカードソケット16が接続さ
れ、ICカードソケット16にはICカード17がセッ
トされる。
【0029】ICカード17は、携帯電話機100と携
帯電話ネットワークとの認証に必要十分なユーザ識別情
報を格納し、電話を利用する時にICカードソケット1
6ソケットにセットされ利用される。ユーザ情報制御回
路14にはICカード読み込み回路15が接続され、I
Cカード読み込み回路15は、ICカード17からユー
ザ識別情報を読み込む。
【0030】また、ユーザ情報制御回路14は、ICカ
ード読み込み回路15経由で読み込まれるICカード1
7の情報を基に、通常の発信動作、位置登録動作におけ
る認証処理を行う。ユーザ情報制御回路14には利用権
移動ボタン18が接続され、利用権移動ボタン18はユ
ーザが携帯電話機100の通話中に車載移動電話機20
0に利用権の移動操作を行うためのボタンである。
【0031】さらに、ユーザ情報制御回路14には通話
中利用権移動制御部14Aが設けられ、通話中利用権移
動制御部14Aは、車載移動電話機200との間で、通
話中の利用権を移動するための制御を行う。図4は図
1、図2における車載移動電話機200の概略構成を示
すブロック図である。
【0032】本図に示すように、携帯電話機200には
アンテナ20が設けられ、アンテナ20は無線基地局3
00を経由して送受信を行う。アンテナ20にはデュー
プレクサ21が接続され、デュープレクサ21は送受信
の切替えを行う。デュープレクサ21には受信回路22
の出力側、送信回路23の入力側が接続され、受信回路
22は受信信号の復調等を行い、送信回路23は送信信
号の変調等を行う。
【0033】受信回路22の出力側、送信回路23の入
力側にはチャンネルコーディック25が接続され、チャ
ンネルコーディック26は、受信回路22からの受信信
号を入力し、音声信号とデータ信号とに分離し、且つ音
声信号とデータ信号とを多重して送信回路23に送信信
号を出力する。チャンネルコーディック25にはスピー
チコーディック26が接続され、スピーチコーディック
26はチャンネルコーディック25から音声信号を入力
して復号化し、チャンネルコーディック25に符号化さ
れた音声信号を出力する。
【0034】スピーチコーディック26にはD/Aコン
バータ27、A/Dコンバータ30が接続され、D/A
コンバータ27は受信される音声信号をアナログからデ
ィジタルに変換し、A/Dコンバータ30は、送信され
る音声信号をディジタルからアナログに変換する。D/
Aコンバータ27、A/Dコンバータ30にはアンプ2
8、アンプ31がそれぞれ接続され、アンプ28、アン
プ31は受信信号、送信信号を増幅する。
【0035】アンプ28、アンプ31にはレシーバ2
9、マイクロフォン32がそれぞれ接続され、レシーバ
29は受信信号を音声に変換し、、マイクロフォン32
は音声を送信信号に変換する。アンプ28、アンプ3
1、レシーバ29、マイクロフォン32は1つのまとま
りとしてハンズフリー回路40を構成する。
【0036】さらに、送信回路23の入力側にはパイロ
ット信号発信回路24が接続され、パイロット信号発信
回路24はパイロット信号を発生する。送信回路23で
は、パイロット信号発信回路24で発生したパイロット
信号に対しては、車載移動電話機200を中心に半径1
0m以内の有効範囲を持つ微弱電力で送信が行われる。
【0037】さらに、チャンネルコーディック25、パ
イロット信号発信回路24にはユーザ情報制御回路33
が接続され、ユーザ情報制御回路33はパイロット信号
発信回路24のパイロット信号発生の制御を行い、ユー
ザ識別情報を参照して、チャンネルコーディック25を
介して携帯電話機100に対する利用権の移動を制御す
る。
【0038】ユーザ情報制御回路33にはICカード読
み込み回路34、ICカード読み込み回路35が接続さ
れる。ICカード読み込み回路34、ICカード読み込
み回路はICカード35、ICカード39からユーザ識
別情報をそれぞれ読み込む。ICカード読み込み回路3
4、ICカード読み込み回路35にはICカードソケッ
ト35、ICカードソケット38がそれぞれ接続され、
ICカードソケット35、ICカードソケット38には
ICカード36、ICカード39がそれぞれセットされ
る。
【0039】ユーザ情報制御回路33には利用権移動ボ
タン41が接続され、利用権移動ボタン41はユーザが
車載移動電話機200の通話中に携帯電話機100に利
用権の移動操作を行うためのボタンである。さらに、ユ
ーザ情報制御回路33には通話中利用権移動制御部33
Aが設けられ、通話中利用権移動制御部33Aは、携帯
電話機100との間で、通話中の利用権を移動するため
の制御を行う。
【0040】ICカード36、ICカード39は、車載
移動電話機200とネットワークとの認証に必要十分な
ユーザ識別情報を格納し、電話を利用する時にICカー
ドソケット35、ICカードソケット38にセットされ
利用される。2対のICカードソケット35、ICカー
ド36及びICカードソケット38、ICカード39の
動作は全く同じものである。
【0041】なお、ユーザ識別情報には、従来のユーザ
識別情報と、本発明が適用されるユーザ識別情報の2種
がある。従来のユーザ識別情報は、携帯電話機の機種交
換をした時でも、ICカードを取り外し、またセット
し、携帯電話機サービスを継続し、受けることができる
ように、ICカードに書き込まれている情報である。
【0042】これに対し、本発明が適用されるユーザ識
別情報は、従来のユーザ識別情報と区別するために識別
子が追加され、ICカードの取り外し、セットを行わな
くても回線の移動が行われる情報である。さらに、本願
発明が適用されるユーザ識別情報には2つのタイプがあ
り、1つ目はユーザ識別情報マスタであり、2つ目はユ
ーザ識別情報スレーブである。
【0043】ここで、ユーザ識別情報マスタを格納した
ICカードをマスタICカードと呼び、ユーザ情報スレ
ーブを格納したICカードをスレーブICカードと呼
ぶ。マスタICカードは、加入者(回線契約者)あたり
唯一のICカードであり、マスタICカード単独で、無
線ネットワークとの認証に必要十分な情報を携帯電話機
又は車載移動電話機に提供できるようにしたものであ
る。
【0044】その点では、従来のユーザ識別情報を格納
したICカードと機能的に上位コンパチブルである。ス
レーブICカードは、唯一のマスタICカードに対応し
たユーザ識別情報を格納したICカードである。図5は
マスタICカードとスレーブICカードとの関係を説明
する図である。本図に示すように、ユーザは、1つのマ
スタICカード50に対応させて、複数のスレーブIC
カード51、52、53を持つことができる。
【0045】本図に示すように、例えば、マスタICカ
ード50は、携帯電話機100にセットされ、No.1
のスレーブICカード51は、車載移動電話機200に
セットされ、No.2のスレーブICカード52は、無
線機内蔵の情報携帯端末(図示しない)にセットされ、
No.3のスレーブICカード53は、家庭、オフィス
に設置してある無線固定電話機(図示しない)にセット
される。
【0046】なお、本願発明が適用される携帯電話機、
車載移動電話機、無線内蔵の情報端末、無線固定電話機
等は利用権移動型無線電話機と呼ぶことにする。図6は
図4のICカードソケット35、ICカードソケット3
8に、各種ICカードをセットした場合の車載移動電話
機200の動作を示す図である。ICカードソケット3
5、ICカードソケット38に3種類の従来のICカー
ド、マスタICカード、又はスレーブICカードがセッ
ト可能であり、本図に示すように、従来のICカード
と、マスタICカードが、ICカードソケット35、I
Cカードソケット38にささっていれいば、単独で待ち
受けサービス、通信サービスを受けることが可能にな
る。
【0047】ICカードソケット35、ICカードソケ
ット38にそれぞれ従来のICカード、又は、マスタI
Cカードが入っている場合には、2回線分の待ち受けが
行われる。但し、通信が可能なのは、どちらか一方の回
線からとする。2つのICカードソケット35、ICカ
ードソケット38のうち、1つのソケットに従来のIC
カード又はマスタICカードが入っていて、もう一方の
ソケットにスレーブICカードが入っている場合、利用
権の移動前は、従来のICカード又はマスタICカード
の回線、1回線の番号で行われる。
【0048】スレーブICカードに利用権が移動してき
た場合は、スレーブICカードの回線を含め、2回線分
の待ち受けが行われる。但し、通信が可能なのは、どち
らか一方の回線からとする。図7は通話中の携帯電話機
100から車載移動電話機200へ利用権を移動する前
の範囲を説明する図である。
【0049】本図に示す車載移動電話機200のユーザ
情報制御回路33は、ICカード読み込み回路34を通
して、スレーブICカードから、マスタICカードと、
スレーブICカードとの関係を示す唯一のユーザ識別情
報を読み込み、ユーザ識別情報をパイロット信号発信回
路24に出力する。パイロット信号発信回路24は、ユ
ーザ識別情報をパイロット信号の中に挿入し、送信回路
23に出力する。
【0050】送信回路23は、パイロット信号を変調、
増幅し、デュープレクサ21に出力する。デュープレク
サ21は増幅されたパイロット信号を、アンテナ20に
出力し、パイロット信号は、アンテナ20から発信され
る。図7に示すように、パイロット信号を発信している
車載移動電話機200に携帯電話機100が近づきつつ
あるが、パイロット信号の有効範囲外に位置しているの
で、パイロット信号を受信していない。このため、通話
中の携帯電話機100の利用権は、車載移動電話機20
0に移動しない。
【0051】図8は通話中の携帯電話機100から車載
移動電話機200へ利用権を移動する範囲を説明する図
である。本図に示すように、通話中の携帯電話機100
は、車載移動電話機200に近づき、パイロット信号の
有効範囲内に位置すると、パイロット信号の電波を受信
する。
【0052】携帯電話機100のパイロット信号受信回
路5は、受信されたパイロット信号の中に挿入されたユ
ーザ情報識別信号の内容をユーザ情報制御回路14に通
知する。ユーザ情報制御回路14は、ICカードソケッ
ト16にセットされたマスタICカードのユーザ識別情
報を、ICカード読み込み回路15を使って、読み出
し、ユーザ識別情報の一部であるパイロット識別情報
と、前述のパイロット信号受信回路5から送られてきた
ユーザ識別情報とを比較する。
【0053】ユーザ情報制御回路14の通話中利用権移
動制御部14Aは、上記比較が一致し、利用権移動ボタ
ン18の押下があると、「待ち受け・サービス許可」モ
ードになっている車載移動電話機200への「利用権」
の移動が可能になるように、無線基地局300、携帯電
話機100に対して利用権の移動処理を行う。「利用
権」を移動した後に、携帯電話機100は、パイロット
信号監視モードに入る。
【0054】図9は通話中の車載移動電話機200から
携帯電話機100に利用権を移動する範囲を説明する図
である。本図に示すように、パイロット信号監視モード
に入っている携帯電話機100が、通話中の車載移動電
話機200から離れてパイロット信号の有効範囲外に出
ようとしているとする。
【0055】この場合、利用権移動ボタン41の押下が
あると、ユーザ情報制御回路14は、ICカードソケッ
ト16にセットされたマスタICカードのユーザ識別情
報を、ICカード読み込み回路15を使って、読み出
し、ユーザ識別情報の一部であるパイロット識別情報
と、前述のパイロット信号受信回路5から送られてきた
ユーザ識別情報とを比較する。
【0056】ユーザ情報制御回路14の通話中利用権移
動制御部14Aは、上記比較が一致し、利用権移動ボタ
ン18の押下があると、パイロット信号監視モードに入
っている携帯電話機100への「利用権」の移動が可能
になるように、無線基地局300、車載移動電話機20
0に対して利用権の移動処理を行う。次に、利用権の移
動処理の詳細について説明する。
【0057】図10は通話中の車載移動電話機200か
ら携帯電話機100に利用権を移動させるメッセージシ
ーケンス図である。本図に示すシーケンス上、矢印の上
に記載されているのは、メッセージ名である。無線基地
局300より車載移動電話機200に対し、「着信」が
かかる。ユーザが車載移動電話機200の着信応答を受
けると、車載移動電話機200からは無線基地局300
に対し、「着信確認」を返して、通信回線を開き、通話
中となる。
【0058】通話中の時、ユーザは、利用権移動ボタン
41を押下する。以上の説明は、例えば、ユーザ情報が
携帯電話機100を持って自動車を降りたい時などを想
定している。ユーザが利用権移動ボタン41を押下した
時、車載移動電話機200のユーザ情報制御回路33は
携帯電話機100に対し、「携帯電話在圏チェック」の
メッセージを送信する。利用権の移動後の通信を確保す
るためにこのチェックを行う。
【0059】携帯電話機100の通話中利用権移動制御
部14Aは、「携帯電話在圏チェック」のメッセージを
受信すると、携帯電話機100自身が無線基地局300
からの制御信号を受けることができる状態にあるかを確
認する(圏内にいることを確認する)。圏内であること
を確認できた携帯電話機100の通話中利用権移動制御
部14Aは、車載移動電話機200に対して、「携帯電
話在圏チェック 確認」を送信する。
【0060】「携帯電話在圏チェック 確認」を受け取
った車載移動電話機200の通話中利用権移動制御部3
3Aは、無線基地局300に対して、「通話中 利用権
移動処理要求」を送信する。無線基地局300は、「通
話中 利用権移動処理要求」を受信すると、無線基地局
300自身が通話中の利用権移動処理に対応しているか
どうか確認した後、車載移動電話機200に対して、
「通話中 利用権移動処理要求 確認」を送信する。
【0061】車載移動電話機200の通話中利用権移動
制御部33Aは、「通話中 利用権移動処理要求 確
認」を無線基地局300から受信すると、携帯電話機1
00に対して、「通話中 利用権移動要求」を送信す
る。携帯電話機100の通話中利用権移動制御部14A
は、車載移動電話機200から「通話中 利用権移動要
求」を受信すると、無線基地局300を経由して通信回
線との確立を行うため、次の動作を行う。
【0062】まず、携帯電話機100の通話中利用権移
動制御部14Aは、無線基地局300に対して、「通話
中 利用権移動<仮回線接続>要求」を送信する。この
仮接続処理中には、車載移動電話機200は無線基地局
300に未だ接続されている。仮接続が確立されなけれ
ば、元に戻し、車載移動電話機200と無線基地局30
0の通信状態を維持するためである。
【0063】無線基地局300は、「通話中 利用権移
動<仮回線接続>要求」を携帯電話機100から受信す
ると、通信回線の空きチャンネルをサーチして、チャン
ネルが空いていれば、当該携帯電話機100用に新たに
通信チャンネルを割り当てる。その後、無線基地局30
0は、携帯電話機100に対して、「通話中 利用権移
動<仮回線接続>要求 確認」を送信する。
【0064】携帯電話機100の通話中利用権移動制御
部14Aは「通話中 利用権移動<仮回線接続>要求
確認」を無線基地局300から受信すると、無線基地局
300から割り当てられたチャンネルにて、通信回線の
確立(回線の仮接続)を行う。通信回線の確立が完了し
た携帯電話機100の通話中利用権移動制御部14A
は、車載移動電話機200に対して、「通話中 利用権
移動要求 確認」を送信する。
【0065】車載移動電話機200の通話中利用権移動
制御部14Aは、「通話中 利用権移動要求 確認」を
受信すると、携帯電話機100に対して、「利用権」を
移動する。(実際には、利用権移動を携帯電話機100
に返すためのメッセージを送信する。) 「利用権」を車載移動電話機200から受け取った携帯
電話機100の通話中利用権移動制御部14Aは、「利
用権」を受領したことを車載移動電話機200に対し送
信する。(実際には、「利用権」返却を受け取ったこと
を車載移動電話機200に伝えるためのメッセージを送
信する。)
【0066】車載移動電話機200の通話中利用権移動
制御部33Aは、「利用権」の移動確認を行ったら、無
線基地局300に対して、「通話中 利用権移動<回線
解放>要求」を送信する。「通話中 利用権移動<回線
解放> 要求」を車載移動電話機200から受信した無
線基地局300は、車載移動電話機200と接続してい
た通信回線から、無線基地局300と携帯電話機100
間の仮接続の回線に切替えを行い、無線基地局300と
車載移動電話機200の回線を解放する。
【0067】その後、無線基地局300は、携帯電話機
100に対して、「通話中 利用権移動<回線解放>
確認」を送信する。車載移動電話機200の通話中利用
権移動制御部33Aは、無線基地局300から「通話中
利用権移動<回線解放> 確認」を受信すると、利用
権移動処理のシーケンスを終了する。一方、携帯電話機
100の方は、通話回線の切替え時点から、通話を開始
する。
【0068】以上の説明では、通話中の利用権の移動
は、利用権移動ボタン18を用いて行っているが、これ
に代り、パイロット信号の電波を受信した時点で自動的
に通話中の利用権移動のシーケンスを開始するようにし
てもよい。図11は通話中の携帯電話機100から車載
移動電話機200に利用権を移動させるメッセージシー
ケンス図である。
【0069】本図に示すように、無線基地局300より
携帯電話機100に対し、「着信」がかかる。ユーザが
携帯電話機100の着信応答を受けると、携帯電話機1
00からは無線基地局300に対し、「着信確認」を返
して、通信回線を開き、通話中となる。通話中の時、ユ
ーザは、利用権移動ボタン18を押下する。以上の説明
は、例えば、ユーザ情報が携帯電話機100を持って自
動車に乗る時などを想定している。
【0070】ユーザが利用権移動ボタン18を押下した
時、携帯電話機100の通話中利用権移動制御部14A
は車載移動電話機200に対し、「携帯電話在圏チェッ
ク」のメッセージを送信する。車載移動電話機200の
通話中利用権移動制御部33Aは、「携帯電話在圏チェ
ック」のメッセージを受信すると、車載移動電話機20
0自身が無線基地局300からの制御信号を受けること
ができる状態にあるかを確認する(圏内にいることを確
認する)。圏内であることを確認できた車載移動電話機
200の通話中利用権移動制御部33Aは、携帯電話機
100に対して、「携帯電話在圏チェック 確認」を送
信する。
【0071】「携帯電話在圏チェック 確認」を受け取
った携帯電話機100の通話中利用権移動制御部14A
は、車載移動電話機200に対して、「通話中 利用権
移動処理要求」を送信する。車載移動電話機200の通
話中利用権移動制御部33Aは、「通話中 利用権移動
処理要求」を受信すると、さらに、無線基地局300に
「通話中 利用権移動処理要求」を送信する。
【0072】「無線基地局300は、自身が通話中の利
用権移動処理に対応しているかどうか確認した後、車載
移動電話機200に対して、「通話中 利用権移動処理
要求確認」を送信する。車載移動電話機200の通話中
利用権移動制御部33Aは、無線基地局300から「通
話中 利用権移動要求」を受信すると、無線基地局30
0との通信回線を確立するため、次の動作を行う。
【0073】まず、車載移動電話機200の通話中利用
権移動制御部33Aは、無線基地局300に対して、
「通話中 利用権移動<仮回線接続>要求」を送信す
る。無線基地局300は、「通話中 利用権移動<仮回
線接続>要求」を車載移動電話機200から受信する
と、通信回線の空きチャンネルをサーチして、チャンネ
ルが空いていれば、当該車載移動電話機200用に新た
に通信チャンネルを割り当てる。
【0074】その後、無線基地局300は、車載移動電
話機200に対して、「通話中 利用権移動<仮回線接
続>要求 確認」を送信する。車載移動電話機200の
通話中利用権移動制御部33Aは「通話中 利用権移動
<仮回線接続>要求 確認」を無線基地局300から受
信すると、無線基地局300から割り当てられたチャン
ネルにて、通信回線の確立(回線の仮接続)を行う。
【0075】通信回線の確立が完了した車載移動電話機
200の通話中利用権移動制御部33Aは、携帯電話機
100に対して、「通話中 利用権移動要求 確認」を
送信する。携帯電話機100の通話中利用権移動制御部
14Aは、「通話中 利用権移動要求 確認」を受信す
ると、車載移動電話機200に対して、「利用権」を移
動する。(実際には、利用権移動を車載移動電話機20
0に返すためのメッセージを送信する。)
【0076】「利用権」を携帯電話機100から受け取
った車載移動電話機200の通話中利用権移動制御部3
3Aは、「利用権」を受領したことを携帯電話機100
に対し送信する。(実際には、「利用権」返却を受け取
ったことを車載移動電話機200に伝えるためのメッセ
ージを送信する。) 携帯電話機100の通話中利用権移動制御部14Aは、
「利用権」の移動確認を行ったら、無線基地局300に
対して、「通話中 利用権移動<回線解放>要求」を送
信する。
【0077】「通話中 利用権移動<回線解放> 要
求」を携帯電話機100から受信した無線基地局300
は、携帯電話機100と接続していた通信回線から、無
線基地局300と車載移動電話機200間の仮接続の回
線に切替えを行い、無線基地局300と携帯電話機10
0の回線を解放する。その後、無線基地局300は、車
載移動電話機200、「通話中 利用権移動<回線解放
> 確認」を送信する。
【0078】携帯電話機100の通話中利用権移動制御
部14Aは、無線基地局300から「通話中 利用権移
動<回線解放> 確認」を受信すると、利用権移動処理
のシーケンスを終了する。一方、車載移動電話機200
の方は、通話回線の切替え時点から、通話を開始する。
以上の説明では、携帯電話機と車載移動電話機との間に
おける通話中の利用権の移動について説明したが、利用
権移動型無線電話機同士、すなわち、携帯電話機とデー
タ通信専用の無線機内蔵の情報携帯端末との間における
通話中の利用権の移動、携帯電話機と家庭、オフィスに
設置してある無線固定電話機等との間における通話中の
利用権の移動にも適用可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用権移動ボタンの押下により、通話中又は通信中の前
記無線通信機の利用権を他の無線基地局に移動するよう
にしたので、ユーザが携帯電話機で通話中に、自動車に
乗り込む場合、通話を途切れさせること無く、自動車に
搭載されている車載移動電話機に回線を切替えることに
より、ハンズフリーにて通話を開始でき、同時に運転等
を開始でき、利便性を確保することが可能になる。ま
た、自動車から降りる場合も、車載移動電話機から携帯
電話機に通話を継続することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係る無線通信機として、通話中の車載移
動電話機から携帯電話機に回線の利用権を移動する例を
説明する概略図である。
【図2】本発明に係る無線通信機として、通話中の携帯
電話機から車載移動電話機に回線の利用権を移動する例
を説明する概略図である。
【図3】図1、図2における携帯電話機100の概略内
部構成を示すブロック図である。
【図4】図1、図2における車載移動電話機200の概
略構成を示すブロック図である。
【図5】マスタICカードとスレーブICカードとの関
係を説明する図である。
【図6】図4のICカードソケット35、ICカードソ
ケット38に、各種ICカードをセットした場合の車載
移動電話機200の動作を示す図である。
【図7】パイロット信号の電波を発信している車載移動
電話機200に携帯電話機100が近づいている状態を
説明する図である。
【図8】パイロット信号の電波を発信している車載移動
電話機200に携帯電話機100が近づいた状態を説明
する図である。
【図9】車載移動電話機200が発信するパイロット信
号の電波の届く距離から携帯電話機100が出た状態を
説明する図である。
【図10】通話中の車載移動電話機200から携帯電話
機100に利用権を移動させるメッセージシーケンス図
である。
【図11】通話中の携帯電話機100から車載移動電話
機200に利用権を移動させるメッセージシーケンス図
である。
【符号の説明】
1、20…アンテナ 2、21…デュープレクサ 3、22…受信回路 4、23…送信回路 5…パイロット信号受信回路 6、25…チャンネルコーディック 7、26…スピーチコーディック 8、27…D/Aコンバータ 9、12、28、31…アンプ 10、29…レシーバ 11、30…A/Dコンバータ 13、32…マイクロフォン 14、33…ユーザ情報制御回路 15、34、37…ICカード読み込み回路 16、35、38…ICカードソケット 17、36、39…ICカード 18、41…利用権移動ボタン 24…パイロット信号発信回路 40…ハンズフリー回路 50…マスタICカード 51、52、53…スレーブICカード 100…携帯電話機 200…車載移動電話機 300…無線基地局

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局を介して回線を利用する利用
    権を有する無線通信機の利用権移動システムにおいて、 前記無線基地局を介して通話中又は通信中の無線通信機
    の前記利用権を他の無線通信機に移動させるための利用
    権移動ボタンと、 前記利用権移動ボタンの押下により、通話中又は通信中
    の前記無線通信機の前記利用権を前記他の無線通信機
    移動させる通話中利用権移動制御部とを備えることを特
    徴とする無線通信機の利用権移動システム。
  2. 【請求項2】 通話中又は通信中の前記無線通信機、前
    記利用権の移動先である前記他の無線通信機はユーザ識
    別情報を格納するICカードを有し、通話中又は通信中
    の前記無線通信機、他の前記無線通信機のいずれか一方
    からパイロット信号の電波を一定の範囲に出力し、前記
    パイロット信号の電波を受信した前記無線通信機が有す
    るユーザ識別情報と前記パイロット信号に含まれるユー
    ザ識別情報とを比較し、一致する場合に、前記利用権移
    動ボタンの押下による前記利用権の移動を可能にする、
    請求項1に記載の無線通信機の利用権移動システム。
  3. 【請求項3】 前記他の無線通信機の在圏をチェックす
    ることを特徴とする、請求項1に記載の無線通信機の利
    用権移動システム。
  4. 【請求項4】 前記他の無線通信機を、前記無線基地局
    を経由して、前記回線に仮接続し、前記仮接続の確立の
    確認後に、通話中又は通信中の前記無線通信機の回線解
    放を行うことを特徴とする、請求項1に記載の無線通信
    機の利用権移動システム。
  5. 【請求項5】 無線基地局を介して回線を利用する利用
    権を有する無線通信機の利用権移動システムにおいて、 前記無線基地局を介して通話中又は通信中の無線通信機
    から前記利用権が移動される他の無線通信機に設けら
    れ、且つパイロット信号を発信するパイロット信号発信
    回路と、 前記パイロット信号発信回路からのパイロット信号を受
    信することにより、通話中又は通信中の前記無線通信機
    の前記利用権を前記他の無線通信機に移動させる通話中
    利用権移動制御部とを備えることを特徴とする無線通信
    機の利用権移動システム。
  6. 【請求項6】 無線基地局を介して回線を利用する利用
    権を移動するための無線通信機の利用権移動方法におい
    て、 前記無線基地局を介して無線通信機が通話し又は通信す
    る工程と、 前記無線通信機が通話中、又は通信中にボタンを押す工
    程と、 前記ボタンの押下により、通話中又は通信中の前記無線
    通信機の前記利用権を他の無線通信機に移動する工程と
    を備えることを特徴とする無線通信機の利用権移動方
    法。
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