JP3453426B2 - 精穀機の抵抗蓋調節装置 - Google Patents

精穀機の抵抗蓋調節装置

Info

Publication number
JP3453426B2
JP3453426B2 JP10054794A JP10054794A JP3453426B2 JP 3453426 B2 JP3453426 B2 JP 3453426B2 JP 10054794 A JP10054794 A JP 10054794A JP 10054794 A JP10054794 A JP 10054794A JP 3453426 B2 JP3453426 B2 JP 3453426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
screw shaft
resistance lid
rice
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10054794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07284676A (ja
Inventor
計彦 増井
Original Assignee
計彦 増井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 計彦 増井 filed Critical 計彦 増井
Priority to JP10054794A priority Critical patent/JP3453426B2/ja
Publication of JPH07284676A publication Critical patent/JPH07284676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3453426B2 publication Critical patent/JP3453426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】精米機や製粉機などの精穀機に用
いる抵抗蓋調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】精穀機によって穀物を処理するとき、た
とえば精米機の場合精白室の排出口を抵抗蓋で覆い、分
銅を用いて抵抗蓋を閉方向に付勢し、米に圧力をかけて
精米することが行われている。分銅は螺軸上に移動自在
に螺合され、螺軸をモータで正逆回転させ、分銅の位置
を変えることによって、米に与える圧力を調整すること
ができる。
【0003】ところが、螺軸を回転させたとき分銅もい
っしょに回転すると、分銅の螺軸上での移動を正確に制
御することができない。そこで、分銅が螺軸と共に回転
することのないようにするため、螺軸と平行に案内杆を
配置し、案内杆で分銅をガイドすることにより分銅の回
転を防止する装置が知られている(特公平1−2777
6号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置にあっては、分銅が案内杆に沿って円滑に移
動できるようにしなければならないから、分銅および案
内杆について極めて高い加工精度が要求され、かつ、そ
の取り付けについても螺軸と平行に取り付けなければな
らないから、厳しい取付精度が必要であった。そのた
め、部品の製造に多大なコストがかかるとともに、その
取り付けに際しても熟練した技術が必要であった。
【0005】本発明は、以上の点にかんがみてなされた
もので、従来のような案内杆がなくても、分銅が回転す
ることなく確実に移動できるようにすることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明においては、精白室の排出口に抵抗蓋を開閉
自在に装着するとともに、分銅を螺軸に移動自在に螺合
させ、螺軸を抵抗蓋に連結し、螺軸を回転させて分銅の
位置を変化させることにより抵抗蓋の穀物に与える圧力
を変化させる抵抗蓋調節装置において、分銅を、その重
心以外の箇所で螺軸と螺合させるようにした。
【0007】
【作用】分銅の重心が螺軸との螺合部分以外に位置する
ことにより、分銅の重心は重力の作用で常に螺軸の下方
に位置することになり、したがって、分銅は常に同じ姿
勢を保ち、螺軸と共に回転することはない。
【0008】
【実施例】以下本発明による抵抗蓋調整装置の一実施例
を図面を用いて説明する。図3は、本発明の装置が取り
付けられる精米機の全体図を示し、1は精米タンク(図
示せず)からの米を受けるホッパー、3は精白室、5は
精白ロール、7は精白ロール5を回転させるモータ、9
は精白室3の下側部に設けられた排出口である。精米タ
ンク内の米は、ホッパー1から精米室3に流下し、精米
室3において精白ロール5によって削られて、排出口9
から排出される。
【0009】図1は本発明による抵抗蓋調節装置の第1
の実施例を示す斜視図である。精米機には、排出口9の
両側に軸受11,11が設けられ、その軸受11,11
に回軸13が回転自在に取り付けられ、軸受け11,1
1の間には、排出口9を覆う抵抗蓋15が回軸13に取
り付けられている。
【0010】回軸13の一端はL字状に屈折され、後述
する取付具本体19に平行に延び、この屈折された回軸
の途中部分が、回軸固定金具17によって取付具本体1
9に固定されている。取付具本体19の前側には、ボー
ルねじ21が回転自在に取り付けられ、ボールねじ21
には分銅23が螺合されている。取付具本体19の後側
には減速機25,モータ27が取り付けられ、モータ2
7の回転は減速機25で減速されてボールねじ21に伝
えられるようになっている。モータ27は正逆転可能で
あって、モータ27の正逆転に応じて分銅23は前後に
移動する。ボールねじ21の先端は軸受板29によって
支持され、取付具19と軸受板29との間は円筒形の透
明カバー31によって覆われ、それによりボールねじ2
1および分銅23をほこり等から保護している。
【0011】分銅23は円柱状に形成され、その中心に
螺軸21が螺合されているが、その螺合部分以外の箇所
に2つの貫通孔23a,23bが形成され、貫通孔23
aは空洞のままであり、貫通孔23bには重り33が充
填されている。したがって、分銅23の重心はその中心
を外れた位置にある。上記実施例においては金属製の分
銅23(鉄)、重り33(鉛)を用いているが、材質は
それらに限定されるものではない。
【0012】回軸13のL字状に屈折された部分の端部
は開放端となっており、その端部と回軸固定金具17と
の間に調節用ウエイト35が摺動自在に回軸13に取り
付けられている。
【0013】以上のような構成において、抵抗蓋15に
は分銅23の重量により閉方向に回転力が与えられ、そ
れによって排出口9から排出される米に対して圧力が加
えられる。加えられる圧力は分銅23が取付具本体19
から離れるほど大きくなる。
【0014】分銅23の初期位置は螺軸21の根元の部
分(取付具本体19側)であり、その初期位置に分銅2
3があるときに抵抗蓋15の米に対する圧力がゼロにな
るように調整用ウエイト35の位置を決定する。精米中
は、モータ25を回転させて分銅23の位置を変えて米
に加える圧力を調節することができる。たとえば、精米
の進行具合を検知して、それに応じて分銅23の位置を
変え、米に加える圧力を制御するという具合である。
【0015】分銅23の重心はボールねじ21との螺合
部分以外にあり、かつ分銅23とボールねじ21とは相
対的に回転自在であるから、分銅23の重心は重力の作
用で常にボールねじ21の下方に位置することになる。
したがって、分銅23は常に同じ姿勢をとりボールねじ
21と共に回転することはないので、その位置を正確に
制御することができる。
【0016】次に図2に本発明の第2の実施例を示す。
図2において図1と同じ構成部分には同じ参照番号を付
して示した。この実施例では、図に示すように、分銅4
1の一部を切り取り、その重心位置が螺軸21との螺合
位置以外の箇所になるようにした。したがって、分銅4
1は螺軸21と共に回転することはなく、その位置を正
確に制御することができる。なお、螺軸21の先端は軸
受板43によって支持され、軸受板43は支持棒45に
固定され、支持棒45は取付具本体19に固定されてい
る。透明カバー47は、その先端部も透明な部材により
閉鎖されていて、螺軸21、分銅41、軸受板43、支
持棒45を覆い、ほこりが入らないようにしている。
【0017】上記実施例においては、回軸13を介して
抵抗蓋15と螺軸21および分銅41とを連結している
が、回軸13は必須の構成要件ではなく、回軸13を省
いて螺軸21および分銅41を抵抗蓋15上に設置して
もよい。また螺軸としてはボールねじに限らず通常のね
じ棒を用いてもよい。分銅の形状は、上記実施例に限定
されることなく、要するに、分銅の重心以外の箇所で螺
軸と螺合するように形成すればよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、案内杆を
用いなくても、螺軸上の分銅を回転させることなく確実
に分銅を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による抵抗蓋調節装置の第1実施例を示
す斜視図である。
【図2】本発明による抵抗蓋調節装置の第2実施例を示
す斜視図である。
【図3】精米機の全体図である。
【符号の説明】
9 排出口 15 抵抗蓋 21 螺軸 23 分銅 33 重り

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精白室の排出口に抵抗蓋を開閉自在に装
    着するとともに、分銅を螺軸に移動自在に螺合させ、螺
    軸を抵抗蓋に連結し、螺軸を回転させて分銅の位置を変
    化させることにより抵抗蓋の穀物に与える圧力を変化さ
    せる精穀機の抵抗蓋調節装置において、前記分銅を、そ
    の重心以外の箇所で前記螺軸と螺合させたことを特徴と
    する抵抗蓋調節装置。
  2. 【請求項2】 前記分銅の螺軸との螺合部分以外の箇所
    に重りを取り付けた請求項1に記載の抵抗蓋調節装置。
  3. 【請求項3】 前記分銅は、円柱状であって、その一部
    を切り取って分銅の重心位置が螺軸との螺合位置以外の
    箇所になるように形成した請求項1に記載の抵抗蓋調節
    装置。
JP10054794A 1994-04-14 1994-04-14 精穀機の抵抗蓋調節装置 Expired - Lifetime JP3453426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054794A JP3453426B2 (ja) 1994-04-14 1994-04-14 精穀機の抵抗蓋調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054794A JP3453426B2 (ja) 1994-04-14 1994-04-14 精穀機の抵抗蓋調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07284676A JPH07284676A (ja) 1995-10-31
JP3453426B2 true JP3453426B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=14276977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10054794A Expired - Lifetime JP3453426B2 (ja) 1994-04-14 1994-04-14 精穀機の抵抗蓋調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3453426B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07284676A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3453426B2 (ja) 精穀機の抵抗蓋調節装置
WO1998000655A1 (en) Anti-backlash mechanism for a rotary stage
JP2637067B2 (ja) くわえ胴のくわえ部材調節装置
EP0568444B1 (fr) Dispositif de ventilation de l'habitacle d'un véhicule automobile
EP0754526A1 (en) Centrifugal abrasive grain projecting device
JPH09315626A (ja) 巻付け用バーの一端を支持するためのスイングベアリング装置
KR920703269A (ko) 드릴 및 뒤집기(turning)장치
US5860854A (en) Belt sander with a lateral drift prevention device
JP3450966B2 (ja) 研磨装置
JP2838577B2 (ja) ワーク搬出装置
EP1042636B1 (en) Air pressure stabiliser
KR101235493B1 (ko) 직접 구동방식을 이용한 2축 로터리 테이블
GB2255134A (en) Belt-driven rotary drive unit.
JPH06155131A (ja) フライスカッタのバランス調整機構
JP2577843B2 (ja) ピボットヒンジ
KR100217241B1 (ko) 모타축 가공장치
JP3427585B2 (ja) バリ取り装置およびバリ取り方法
JP4692243B2 (ja) 卓上切断機
JP3909423B2 (ja) 粉粒体の切り出し装置
GB2210811A (en) Grinding mills
JP2992946B2 (ja) 製図機
SU1666275A1 (ru) Ротационный резец
US4863109A (en) Related to grinding mills
JPS6238575A (ja) フレキシブルデイスクドライブ
JPH06309036A (ja) 回転軸の動作限界位置規制装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term