JP3452813B2 - タイムコード機能を備えた映写機 - Google Patents

タイムコード機能を備えた映写機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は外部の機器との同
期映写を可能とする映写機に関し、より詳細には映写フ
ィルムの原点からの映写駒数と対応する関係にある映写
経過時間を時、分、秒等の絶対時間として保持・記録す
るタイムコード機能を備える共に、外部から入力される
タイムコードに従って制御される映写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映画はフィルムの始めから終わり
まで連続して映写されるのが一般的であった。従って、
従来技術の映写機においては、映写フィルム(以下、本
願明細書においては単に「フィルム」と略称する。)を
一方向に定速で輸動して映写する機能を備えていれば足
りた。
【0003】ところで、現代においては映写機による映
写が行われる場面は、映画館等における劇映画に止まら
ず、教育施設やイベント施設等における映写にも拡がっ
ている。又、プラネタリウム劇場において演出効果を高
めるために、本来の恒星投映機や惑星投映機に対し映写
機を併用することも広く行われている。
【0004】この場合、映写機が唯一の演出機器であっ
た劇映画のための映画館の場合と異なり、映写機は他の
各種の機器が存在する「マルチメディア」的な環境の中
でそれらの機器と同時に使用されることとなる。そし
て、他の機器としては恒星投映機、惑星投映機、スライ
ドプロジェクターといった光学機器に止まらず、ビデオ
機器(ビデオデッキやレーザーディスク等)や音響機器
(CDプレーヤーやオーディオテープ)、照明機器(ス
ポットライトや特殊効果照明等)といった、多種多様な
ものが使われる可能性がある。又、映写内容も劇映画の
ようにフィルムの原点から終点まで連続して映写するの
ではなく、フィルム中のある部分を繰り返し映写した
り、特定の箇所にスキップして映写することも要求され
る可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の映写機はもともと単独で使用されることを前提とし
ているので、他の機器と同期をとることはスタート時間
を一致させることぐらいしかできず、他の機器の進行具
合に追従して映写することは不可能であった。そこで、
他の機器を映写機の進行具合に追従させて作動すること
になるが、そもそも映写機にはフィルムの現在位置を表
示する機能はないので、映写される映像に合わせて他の
機器の再生スピードを手動で調整することぐらいしかで
きず、使用できるのは音響機器に止まった。一方、従来
技術の映写機においては、フィルム中のある部分を繰り
返し映写したり、特定の箇所にスキップして映写するこ
とは手動操作で行う場合以外不可能であったことはいう
までもない。
【0006】ところで、ビデオテープ等のビデオ機器に
おいては、原点からの再生経過時間を時、分、秒等の絶
対時間を表すタイムコードとしてテープ自体に記録し、
現在の再生箇所を知らせる試みが古くからなされてお
り、このタイムコードの共通フォーマットとしてSMP
TEタイムコードが普及している。
【0007】そこで、映写機の場合もフィルム自体にこ
のようなタイムコードを記録して、これを読み取って外
部に出力すれば、マスター(親機)とした映写機に対
し、このタイムコードを基準に制御される他の機器をス
レーブ(子機)として同期させることが可能となる。し
かしながら、この場合にはフィルムに予めタイムコード
を光学手段により焼き付けなければならず、例えばフィ
ルムを編集や破損のために継ぎ合わせたりした場合はタ
イムコードが狂うこととなり、タイムコードを磁気手段
により容易に反覆記録できるビデオテープのような使い
勝手の良さはなかった。
【0008】又、他の機器をマスターとして、これにス
レーブとした映写機を同期させる場合は、輸動されるフ
ィルムから常にタイムコードを読み取って監視し、これ
を他の機器から入力されるタイムコードと比較してモー
タを制御する複雑な制御システムが必要となる問題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、タイムコー
ド機能を備えた映写機を、精度の高い同期作動を可能と
しながら簡易な制御システムにより実現することを目的
とする。即ち、この発明のタイムコード機能を備えた映
写機は次の各手段を有することを特徴とする。(1 ) フィルム輸動用モータの回転制御により、映写フィ
ルムの任意速度での正転・逆転、停止及び早送り・早戻
しを行うことのできる映写手段。(2 ) コンピュータから出力されるパルスにより制御され
るサーボシステム下で駆動されるフィルム輸動用モー
タ。(3 ) 映写フィルムの原点からの映写駒数と対応する関係
にある映写経過時間をパルスの出力履歴から計算して内
部時刻として保持する手段。(4 ) 指定した内部時刻に対応する映写駒位置まで映写フ
ィルムを正転、逆転、早送り又は早戻しするようパルス
を出力する手段。(5 ) 内部時刻と所定のフォーマットのタイムコードとを
相互に変換する手段。(6) 刻々と変化する内部時刻を所定のフォーマットのタ
イムコードに変換して出力する手段(7) 外部から入力される所定のフォーマットのタイムコ
ードを内部時刻に変換して、タイムコードに従って映写
機の制御を行う手段。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の前提となる映写機は、
フィルム輸動用モータの回転制御により、映写フィルム
の任意速度での正転・逆転及び早送り・早戻し及び停止
をできなければならないが、フィルムを一方向に定速で
輸動すれば足りた従来技術の映写機はこの用途には不向
きであった。即ち、この種の映写機の映写機構において
は、ゼネバ機構により間欠回転する間欠スプロケットに
フィルムを噛合することにより、フィルムゲート部にお
いてフィルムを間欠運動させる機構としているので、こ
のままではフィルムを高速で早送り・早戻しすることが
できず、間欠スプロケットとフィルムの噛合を解除する
何らかの手段が必要となった。
【0011】本明細書においてはこのような用途に使用
でき得る映写機構として、米国特許第5,341,18
2号発明(Scmidt)を例示する。当該公知発明に
おいては、フィルムゲート部においてフィルムを間欠運
動させる機構としてフィルムに噛合する間欠スプロケッ
トを採用していない。即ち、ここでは、間欠運動に見合
った長さのフィルム・ループをフィルムゲート手前に作
り、送風装置からの風圧を利用してこのフィルム・ルー
プを波のように一度にフィルムゲートに輸動させて間欠
輸動している。そして、当該公知発明においては映写時
には負圧(吸引)によりフィルムをフィルムゲートに吸
引密着させ、フィルムの早送り・早戻し時にはフィルム
をフィルムゲートに接触しないように正圧(風圧)によ
り引き離している。
【0012】次に、この発明においては、フィルム輸動
用モータをコンピュータから出力されるパルスにより制
御されるサーボシステム下で駆動している。映写機とい
った分野を離れればこのこと自体は別段目新しいことで
はない。しかしながら、この発明においては映写フィル
ムの原点からの映写駒数と対応する関係にある映写経過
時間をパルスの出力履歴から計算して内部時刻として保
持し、これを所定のフォーマットのタイムコードと相互
に変換する。これを言い換えれば、この発明においては
タイムコードを現実のフィルムに直接記録する代わり
に、いわばコンピュータがその内部で仮想したフィルム
上に記録するものであり、これこそがこの発明を特徴付
ける点である。
【0013】一方、この発明においては指定した内部時
刻に対応する映写駒位置まで映写フィルムを正転、逆
転、早送り又は早戻し及び停止するようパルスを出力す
る手段を有する。これは、上記のタイムコードと対応す
る機能であるが、これによりタイムコードで指示される
「指令時刻」に映写機の「内部時刻」を一致させること
が可能となる。即ち、タイムコードを介して他の機器に
同期して映写したり、一本のフィルムに直列につながれ
た複数の映像から指定した映像を選択して映写すること
が可能となるものであり、これもこの発明を特徴付ける
点である。尚、この詳細は実施例において詳説する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の映写機の実際を添付図面に
基づいて説明する。図1はこの実施例の映写機のブロッ
ク図である。ここでは、タイムコードとしてSMPTE
タイムコードを採用しているが、これ以外の手段によっ
てもよいことは勿論である。
【0015】図中符号1はこの映写機の映写機構7の制
御を行うコントローラであり、フィルムを輸動するモー
タ6はコントローラのサーボドライバー5により駆動さ
れる。以下、各部の説明を行う。
【0016】図中符号2はモータ6の回転制御を行うC
PUである。このCPU2はサーボドライバ5にパルス
を出力するパルス発生器3及びモータ6の回転方向(正
転・逆転)を出力する回転方向切り替え器4に命令を出
すことによりモータの回転制御を行う。
【0017】一方、このCPU2はフィルムの長さを記
録すると共に、映写のスタート時刻を記憶し、更に映写
しているフィルムの現在の駒数、時刻を管理する。この
場合、フィルムの原点からの映写駒数と対応する関係に
ある映写経過時間をパルスの出力履歴から計算して内部
時刻として管理するのだが、フィルムの原点は映写機構
7に設けられたフィルム原点検出装置9により検出する
ことになる。尚、この実施例ではフィルム原点の検出手
段として、フィルムの原点位置に貼った金属シールを金
属センサで感知する手段を採用しているが、これ以外の
手段によってもよいことは勿論である。
【0018】次に、上記の場合に内部時刻を管理する手
順を記す。尚、図2はこの場合の説明図である。 サーボドライバに対して、フィルムの1駒を前進させ
るために必要なパルス数をインプットする(モータから
フィルム輸動用のスプロケットに至るギヤ比、後記する
エンコーダの分解能等から計算する。)。尚、ここでは
1000パルス/駒としている。 1秒間に送るフィルムの駒数を決定する。例えば、1
秒=24駒とする。 映写するフィルムの長さを決定する。例えば、264
0駒とする。 映写スピードのスローアップ時間(映写スピードが停
止状態から定速に、定速から停止状態になるまでの各時
間)を決定する。例えば、10秒間とし、駒数は各々1
20駒とする。)。 以上の設定をした後、フィルムの原点位置を検出して
停止し、その位置でCPU内部のパルスカウントをゼロ
とする。図2により、 例1)360駒目は、360×1000=360000
パルス目である。 例2)360駒目は、360−120=240駒 24駒/秒で240駒は10秒 立ち上がりの120駒は10秒なので、スタートしてか
ら20秒後である。
【0019】以上のCPU2におけるモータ6の回転制
御は操作者からの指示又は外部の機器から受け取ったS
MPTEタイムコードに従って行われる。図中符号11
はSMPTE発信機又はSMPTEタイムコードを出力
する例えば音響機器や映像機器等の外部機器である。
又、図中符号10はこの場合に外部の機器から受け取っ
たSMPTEタイムコードをCPU2で受け取れる信号
に変換するSMPTEタイムコード変換装置であり、こ
れによりSMPTEタイムコードはCPUで管理する内
部時間に変換される。尚、このSMPTEタイムコード
変換装置10はCPUで管理する内部時間をSMPTE
タイムコードとして外部(例えば図中符号12の外部機
器)に出力する場合にも使用される。この場合、SMP
TEタイムコード変換装置10に代わり、同様の機能を
CPU2自体に持たせてもよいことは勿論である。
【0020】一方、図中符号16は操作者が例えばフィ
ルムの長さ、映写のスタート時刻、その他の情報をCP
Uに入力するための操作部であり、この実施例ではタッ
チスイッチを採用している。又、図中符号17は操作部
の入力操作に必要な画面を表示したり、映写機の作動モ
ード(例えば、「映写」「早送り」「巻き戻し」「停
止」等。)を表示したり、フィルムの現在位置を駒数、
絶対時間で表示したりするための表示部であり、この実
施例ではLCDを採用している。
【0021】尚、外部の機器とのSMPTEタイムコー
ドの受渡しや、操作情報の入力は上記の場合に限らず、
例えば通信回線を通じて行ってもよい。具体的には外部
のコンピュータとRS−232Cに準拠した信号でシリ
アル通信を行うものであり、例えば次のような制御が想
定される。 (1) 外部コンピュータからのシリアル通信で、スタート
/ストップを行う。 (2) 外部コンピュータからのシリアル通信で、フィルム
のスタート位置を時、分、秒等の絶対時間で指定する。 (3) 映写の途中で新しいスタート位置を指定すると、映
写を中断して新しく指定されたスタート位置にフィルム
を「早送り」「巻き戻し」「停止」してスタンバイし、
スタート指令を受け取った時点で映写を開始する。 (4) スタンバイ状態であっても、新しいスタート位置を
指定すると、このスタート位置にフィルムを「早送り」
「巻き戻し」「停止」してスタンバイし、スタート指令
を受け取った時点で映写を開始する。
【0022】図中符号18はCPU2のデータを格納し
たり、OS、アプリケーション、演出プログラム、映写
データを保存するための記憶媒体であり、ここではハー
ドディスクとしている。又、図中符号19は演出プログ
ラムや映写データの保存及び読み込みを行ったり、他の
機器とデータのやり取りを行うためのリムーバルの記憶
媒体であり、ここではフロッピーディスクとしている。
【0023】図中符号7の映写機構については、発明の
実施の形態で説明した通りである。尚、この発明の映写
機構においては通常の映写機と異なり、上映中に他の機
器による投映を行うために映写が中断したり、一本のフ
ィルムに直列につながれた複数の映像から指定した映像
を選択して映写するために早送りや巻き戻しを行うこが
必須である。よって、この実施例によってはこのような
場合に無用の映像は映写されないように、フィルムの停
止・早送り・早戻し中にシャッターにより映写光路を遮
蔽するようにしている(図示せず)。
【0024】ところで、この発明においては映写フィル
ムの原点からの映写駒数と対応する関係にある映写経過
時間をパルスの出力履歴から計算して内部時刻として保
持するので、フィルムの位置情報はモータから得る必要
はない。但し、サーボドライバ5により駆動される現実
のモータ6には駆動誤差が生じる可能性があるので、こ
の実施例ではPLLを実現するためにエンコーダ8によ
りモータ6の位置情報をサーボドライバにフィードバッ
クしている。
【0025】次に、以上の構成からなるこの発明の映写
機の具体的作用を、他の機器(テープレコーダー21)
をマスターとして、これにスレーブとしたこの発明の映
写機を同期させる場合を例にとり以下に詳説する。尚、
図3はこの場合のシステムの構成図であり、図中符号2
0はこの発明の映写機と共にスレーブとなるビデオデッ
キ、同じく22はレーザーディスクプレーヤーである。
【0026】(1) コントローラ1のハードディスク18
に、映写しようとするフィルムの「スタート時刻」と
「フィルムの長さ/駒数」を記憶させる。 (2) フィルム原点検出装置9によりフィルムのスタート
位置を検出し、この位置でフィルムを停止させる。 (3) 上記操作によって、フィルムの駒と時刻が一致した
ことになる(例えば、予め1秒で24駒と決定す
る。)。−頭出しが完了した。 (4) フィルムがスタートして進んだ駒数に対応する時刻
はコントローラ1のCPU2が「内部時刻」として常に
監視する。 (5) SMPTE発信器や外部の音響・映像機器11から
出力されるSMPTEタイムコードを「指令時刻」とし
て受け取る。 (6) コントローラ1のCPU2は、上記の「内部時刻」
と「指令時刻」を比較しながらフィルムを進める。 (7) 通常、「指令時刻」と「内部時刻」が一致している
場合には、サーボドライバー5に対して一定の周波数と
正転命令が与えられる。 (8) 何らかの理由で「内部時刻」が「指令時刻」がより
も遅れてしまった場合には、フィルムの輸動速度を早め
る命令が出て、「指令時刻」と「内部時刻」を一致させ
る(パルス発生器3で発生させるパルスの周波数を上げ
る。)。 (9) 何らかの理由で「内部時刻」が「司令時刻」よりも
進んでしまった場合には、フィルムの輸動速度を遅くす
る命令が出て、「指令時刻」と「内部時刻」を一致させ
る(パルス発生器3で発生させるパルスの周波数を下げ
る。)。 (10)何らかの理由で「内部時刻」が「指令時刻」がより
も遙かに遅れてしまった場合には、フィルムを早く進め
るために映写を中止して、「早送り」することにより追
いつかせる命令が出て、「指令時刻」と「内部時刻」を
一致させる(パルス発生器3で発生させるパルスの周波
数を「早送り」速度まで上げる。)。 (11)何らかの理由で「内部時刻」が「指令時刻」がより
も遙かに進んでしまった場合には、フィルムを戻すため
に映写を中止して、「巻き戻し」することにより追いつ
かせる命令が出て、「指令時刻」と「内部時刻」を一致
させる(パルス発生器3で発生させるパルスの周波数を
「早送り」速度まで上げると共に回転方向切り替え器4
から逆転命令を出す。)
【0027】次に、図4はこの発明の映写機をマスター
として、これにスレーブとした外部の機器を同期させる
場合のシステムの構成図であり、図中符号20はスレー
ブとなるビデオデッキ、同じく21はテープレコーダ
ー、同じく22はレーザーディスクプレーヤーである。
この場合には、CPUで管理する内部時間はSMPTE
タイムコード変換装置によりSMPTEタイムコードに
変換されて外部の機器に出力されることとなる。尚、こ
れらの外部の機器が図1においては図中符号12で表し
ている。
【0028】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明の映写機は
次の特有の効果を奏する。 SMPTEタイムコード等のタイムコード機能を持つ
ことができるので、今まで不可能であった他の機器との
同期が可能となり、映写機をマルチメディア環境で活用
する道が開かれた。
【0029】タイムコードはフィルムに直接焼き付け
るのでなく、映写機のコンピュータ内部で管理されるの
で、フィルムを編集や破損のために継ぎ合わせたりした
場合でもタイムコードの変更を容易に行うことができ
る。
【0030】タイムコード機能を持つことにより、フ
ィルムの早送りや巻き戻しによりフィルムの任意の駒に
スキップすることが可能となり、一本のフィルムに直列
につながれた複数の映像から指定した映像を選択して映
写することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の映写機の実施例のブロック図。
【図2】フィルムの駒数と映写時間の関係を示した説明
図。
【図3】この発明の映写機をスレーブとして、マスター
となる他の機器に同期させる場合のシステムの構成図。
【図4】この発明の映写機をマスターとして、スレーブ
となる他の機器を同期させる場合のシステムの構成図。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 CPU 3 パルス発生器 4 回転方向切り替え器 5 サーボドライバー 6 モータ 7 映写機構 10 SMPTEタイムコード変換装置 11 SMPTE発信器又はそれに代わる機器 12 外部機器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の各手段を有することを特徴とするタ
    イムコード機能を備えた映写機。フィルム輸動用モータ
    の回転制御により、映写フィルムの任意速度での正転・
    逆転、停止及び早送り・早戻しを行うことのできる映写
    手段。コンピュータから出力されるパルスにより制御さ
    れるサーボシステム下で駆動されるフィルム輸動用モー
    タ。映写フィルムの原点からの映写駒数と対応する関係
    にある映写経過時間をパルスの出力履歴から計算して内
    部時刻として保持する手段。指定した内部時刻に対応す
    る映写駒位置まで映写フィルムを正転、逆転、早送り又
    は早戻しするようパルスを出力する手段。内部時刻と所
    定のフォーマットのタイムコードとを相互に変換する手
    段。刻々と変化する内部時刻を所定のフォーマットのタ
    イムコードに変換して出力する手段外部から入力され
    る所定のフォーマットのタイムコードを内部時刻に変換
    して、タイムコードに従って映写機の制御を行う手段。
  2. 【請求項2】 作動中の外部の機器のタイムコードをリ
    アルタイムで受け取り、外部の機器と同期をとって作動
    する請求項1記載のタイムコード機能を備えた映写機。
  3. 【請求項3】 通信回線を通じて受け取る制御命令及び
    タイムコードにより作動する請求項2記載のタイムコー
    ド機能を備えた映写機。
  4. 【請求項4】 タイムコードとしてSMPTEタイムコ
    ードを採用した請求項1から3の何れかに記載のタイム
    コード機能を備えた映写機。
  5. 【請求項5】 フィルムの停止・早送り・早戻し中にシ
    ャッターにより映写光路を遮蔽する請求項1から4の何
    れかに記載のタイムコード機能を備えた映写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109471488A (zh) * 2018-11-12 2019-03-15 中影环球(北京)科技有限公司 一种放映机计时方法及系统

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CN109471488A (zh) * 2018-11-12 2019-03-15 中影环球(北京)科技有限公司 一种放映机计时方法及系统
CN109471488B (zh) * 2018-11-12 2020-04-21 中影环球(北京)科技有限公司 一种放映机计时方法及系统

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