JP3452624B2 - 制御型カスコードの利得を高めるためのフィードバックアンプ - Google Patents

制御型カスコードの利得を高めるためのフィードバックアンプ

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JP3452624B2 JP02285794A JP2285794A JP3452624B2 JP 3452624 B2 JP3452624 B2 JP 3452624B2 JP 02285794 A JP02285794 A JP 02285794A JP 2285794 A JP2285794 A JP 2285794A JP 3452624 B2 JP3452624 B2 JP 3452624B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、「制御型カスコード」
構造を利用するソース共通MOSアンプステージの利得
を高めるための回路に関する。より詳細には、本発明
は、5つのトランジスタを含む簡単なフィードバックア
ンプを利用するソース共通MOSアンプステージの利得
を高めるための回路に関する。本発明は、高利得アンプ
を必要とするリニア集積回路で利用できる。 【0002】 【従来の技術】ソース共通MOSアンプステージの利得
を高めるために、最近発表された技術として「制御型カ
スコード」がある。この技術の開発について知るため、
まず図1に示したような簡単なソース共通ステージにつ
いて検討する。この図に示すように、rds1 はデバイス
1 に固有なドレイン・ソース間コンダクタンスであ
り、RL は外部負荷抵抗である。rds1 がないと仮定す
れば、RL の値を任意に大きく選択することにより、こ
のアンプの利得を任意に高くできる。その理由は、この
場合次の式が成り立つからである。 【0003】 【数1】Vout /Vin=−gm1×RL しかし、rds1 を所定位置に挿入すると、Vout /Vin
=−gm1×(rds1 ‖RL )となる。 【0004】利得は大きくても−gm1ds1 に限定され
る。 【0005】これは物理的にrds1 の両端での小信号電
圧は出力電圧と同じになり、これによりrds1 を小信号
電流が流れるからである。更にこのことにより、デバイ
スの相互コンダクタンスからの電流gm1inのうちのい
くらかがRL から流れるので、発生している小信号出力
電圧を低下させる。 【0006】利得を高めるために広く使用されている回
路技術として図2に示されるカスコード回路構造があ
る。この回路では、電流is2はMOSトランジスタm2
のソースに流入する。トランジスタm2 のソースから小
信号アース点へのインピーダンスはrds1 での両端での
1/gm2にほぼ等しく、トランジスタm2 のソースでの
KCL(キルヒホフの電流法則)により次の式が得られ
る。 【0007】 【数2】gm1in+is2+(is2/gm2)/rds1 =0 しかし、is2=Vout /RLよって、gm1in+Vout
/RL +Vout /gm2L ds1 =0または Vout
in=−gm1[1/(1/RL +1/gm2
L ds1 )]=−gm1(RL ‖(gm2L )rds1 ) 【0008】簡単なソース共通アンプと比較すると、利
得はRL およびrds1 でなくてRLと(gm2L ) r
ds1 の並列組み合わせにより限定されるだけである。従
ってトランジスタm1 の有効ドレイン・ソース間抵抗
は、gm2L (トランジスタm2の利得)倍となり、R
L が増加すれば更に利得を高めることができる。従って
カスコード回路の基本アイデアはカスコードデバイスm
2 のドレインでの出力電圧と無関係に、アンプデバイス
1 のドレイン電圧をクランプし、かつ、デバイスm1
によって発生されるか、または入力電圧によって制御さ
れるどんなドレイン電流も負荷抵抗まで流して出力電圧
を発生できるようにすることである。従って、デバイス
1 のドレインにおける電圧をクランプすると、rds1
を流れる小信号電流の増加分はほぼゼロとなる。 【0009】図3には「制御型カスコード」の略図が示
されている。この回路はカスコードにフィードバックア
ンプを加えた改良形である。追加されたフィードバック
アンプは電圧利得がAであり、VD1はトランジスタm1
のドレインの電圧を所望レベルに固定するバイアス電圧
である。電流is2から見たアースに対するインピーダン
スは、 1/gm2でなくて約1/gm2Aである。これによ
り、rds1 の両端の電圧はAの何分の1かの、より小さ
い小信号値に調節され、この結果、rds1 をより小さい
電流が流れる。このステージではVout /Vin=−gm1
(RL ‖(gm2L A)rds1 )である。トランジスタ
2 の「利得」に応じて増加されたトランジスタm1
有効rdsはA倍だけ増加しており、このステージの利得
は抵抗R L を増加することにより簡単なカスコードの利
得よりも高くできる。従って、この「制御型カスコー
ド」はデバイスm1 のドレインにおける電圧を正確な値
に調節する。このデバイスは完全な電圧源ではないが、
上記簡単なカスコード回路よりもA倍だけ良好である。 【0010】本発明は「制御型カスコード」においてフ
ィードバックアンプを実現するための改善された回路構
造である。いずれも欠点を有する「制御型カスコード」
に対する異なる解決案を述べた最近の刊行物が2つあ
る。第1の論文は、IEEEJSSC、1990年2
月、第289頁に、サッチンガー氏(Sachinger )およ
びグッゲンバール氏(Guggenbuhl)によって書かれたも
のであり、図4に示すようなフィードバックアンプ11
は簡単なMOSソース共通利得ステージである制御型カ
スコードを特徴としている。トランジスタm1 およびm
2 は前に述べたものと同じように、第1ソース共通アン
プおよびカスコードデバイスであり、トランジスタm3
は電流源m4 によりバイアスがかけられたフィードバッ
クアンプである。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】この方式の欠点は、こ
のフィードバックアンプを用いた場合のVD1の有効値す
なわちアンプが高利得領域にある場合の反転入力信号の
値がVGS3 (トランジスタm3 のゲート・ソース間電
圧)となっていることである。このことは、フィードバ
ックアンプはトランジスタm1 のドレイン電圧を負電源
ラインの電圧よりも高い、一般に1. 5ボルトの直流バ
イアスレベルに調節することを意味している。出力電圧
ができる限り広い振幅にわたって、高利得増加動作を維
持することが重要であり、トランジスタm1 のドレイン
がこのような高電圧の状態になっている場合に、トラン
ジスタm1 をオーミック領域に移行するには、出力電圧
はおそらく2ボルトよりも低ければよいが、ステージの
利得は大幅に低下してしまう。このような「制御型カス
コード」回路の高利得は飽和状態になっているトランジ
スタm1 およびm2 の双方に依存しており、トランジス
タm1 は、そのドレインにおけるバイアスレベルとして
のVGS1 (トランジスタm1 のゲートからソースまでの
電圧)−VT1(トランジスタm1 のスレッショルド電
圧)にのみにより、飽和状態に維持される。フィードバ
ックアンプの有効VD1をVGS1 −VT1すなわち約0. 5
ボルトにセットできれば、出力電圧はトランジスタm1
がオーミック領域に入る前に2ボルト、おそらく1ボル
トより低い電圧で大幅に変化できる。このような作動
は、ISSCCダイジェスト、1990年、第105頁
に記載され、図5に示されているような、バルト氏(Bu
lt)およびギーレン氏(Geelen)によって設計されたフ
ィードバックアンプを用いることにより可能である。こ
の回路ではトランジスタm10およびm11は差動ペアとし
て作動し、フィードバックアンプ内の差動相互コンダク
タンスとなる。トランジスタm12およびm13は、差動ペ
アm10およびm11に対し、バイアス電流を供給する電流
源として作動し、トランジスタm14およびm15と、トラ
ンジスタm16およびm17と、 トランジスタm 18およびm
19から成るフォールデッド形カスコードデバイスにもバ
イアス電流を供給する。 トランジスタm17およびm19
ダイオード接続されたトランジスタを構成し、トランジ
スタm15のドレイン電流を吸い込み、このドレイン電流
をトランジスタm18のドレイン電流としてミラー出力す
る。従って基本的にはトランジスタm16、m117 18
よびm19は一つのpチャンネルカレントミラー回路とな
っている。トランジスタm15のドレイン電流をトランジ
スタm14のドレインにミラー出力させることにより、ト
ランジスタペアm10とm11の差動相互コンダクタンスが
差動電流をトランジスタm14およびm15のソースに入力
させる場合、差動電圧からシングルエンド電圧への変換
が行われる。このような電流の差は、スタック型カスコ
ードデバイスのためにハイインピーダンスとして動作す
るトランジスタm14とm16のドレインの接合点における
ノードに流入する電流として生じる。従って、トランジ
スタm2 のゲートに入力するこの出力ターミナルにおけ
る電圧利得は、トランジスタm10およびm11に入力され
る差動電圧からトランジスタm2 のゲートに送るのに使
用するシングルエンド電圧に対して、MOSトランジス
タソース/ドレイン間距離1ミクロンのプロセスにおい
て、100倍の利得となる。トランジスタm20は差動ペ
アm10およびm11に対するテール電流源として作動し、
トランジスタm12およびm13はトランジスタm10および
11を通過する電流を吸い込むと共に、カスコードデバ
イスすなわちトランジスタm14およびm 15を通る付加電
流を流し出す電流源となる。図4に示すようなこのよう
なより複雑なフィードバックアンプを用いると、VD1
負電源ラインの電圧に近い所望レベルにセットでき、利
得増加を維持できるVout における信号の振幅を大幅に
大きくすることができる。しかしながらこの方法の欠点
は、チップ面積が広いこと、かかる複雑なアンプにより
電力が必要となるということである。 【0012】従って、本発明の一般的目的は、チップ面
積を節約でき、作動するのに小電力でよい、制御型カス
コード回路用のフィードバックアンプを提供することに
ある。 【0013】本発明のより詳細な目的は、構成上5つの
トランジスタしか必要としない制御型カスコード回路用
のフィードバックアンプ部を提供することにある。 【0014】本発明の別の目的は、負電源ラインの電圧
に近い所望レベルに、VD1の値をセットでき、利得増加
を維持できるVout における信号振幅を大幅に大きくす
ることができる制御型カスコード回路用のフィードバッ
クアンプ部を提供することにある。 【0015】当業者が添付図面を参照して下記の説明を
読めば、本発明の上記以外の目的が明らかとなろう。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明の「制御型カスコ
ード」のフィードバック回路10の本質は、nチャンネ
ルデバイスm1 のドレイン電圧を調節して、小信号電流
を発生するのに2つの異なるデバイス極性すなわちデバ
イスm8 およびm9 に対してそれぞれpチャンネルおよ
びnチャンネルを使用することである。デバイスm1
ドレインにおける電圧を測定し、ミラーデバイスm5
よびm6 によりデバイスm8 およびm9により発生され
る小信号電流をm5 とm6 を経て時計方向にロードデバ
イスm7まで向ける(ステアリング)ことにより、カス
コードデバイスm2 をドライブするのに使用できるデバ
イスm7 の両端に、負荷電圧を発生できる。m8 および
9 に対し2つの異なるデバイス極性を使用することに
より、pチャンネルデバイスm8 はデバイスm1 のドレ
イン電圧を検出し、かつデバイスm1 のドレイン電圧を
できるだけ負電源ラインの電圧まで低下でき、デバイス
1 をその飽和領域に維持できる。「制御型カスコー
ド」デバイスのフィードバックアンプ部(10)の構造
は、このように簡単になっているので、チップ面積およ
び消費電力を節約できる一方、同時に前記ソース共通カ
スコードデバイスを飽和領域に維持しながら電気制御型
カスコードデバイスの出力端における小信号電圧に対す
る電圧振幅を最大にできる。 【0017】 【実施例】図1には、本発明の改良されたフィードバッ
クアンプ部分を備えた「制御型カスコード」の略図が示
されている。ソース共通第1アンプm1 はゲートに電圧
inが入力されるようになっている。デバイスm1 のド
レインはノード12を介してカスコードデバイスm2
ソースに結合されており、nチャンネルMOSトランジ
スタm1 のソースはノード14にて負電源ラインに接続
されている。nチャンネルMOSトランジスタm2 のド
レインおよびノード18にて負電源ラインに接続されて
いるRL の両端に出力電圧Vout が生じる。負電源ライ
ンの電圧は一般にアース電位となっている。フィードバ
ックアンプ10の入力端はノード12に接続され、出力
端はノード20にてデバイスm2 のゲートに接続されて
いる。フィードバックアンプ10への入力信号はpチャ
ンネルMOSトランジスタm8に入力される。デバイス
8 のドレインはノード16にて負電源ラインに接続さ
れ、ソースはnチャンネルMOSトランジスタm9 のソ
ースに接続されている。デバイスm9 はゲートでバイア
ス電圧VB2を受け、そのドレインはノード22を介して
pチャンネルMOSトランジスタm5 のドレインに接続
されている。デバイスm5 のゲートはノード24を介し
てpチャンネルMOSトランジスタm6 のゲートに接続
されており、ノード24はノード22に短絡されてい
る。デバイスm5 およびm6 の双方のソースは正電源ラ
インの電圧VDDに接続されており、この電圧VDDは一般
に+5ボルトでよい。デバイスm6 のドレインはノード
20を介してnチャンネルMOSトランジスタm7 のド
レインに接続されており、デバイスm7 はゲートでバイ
アス電圧VB1を受け、ソースがノード18にて負電源ラ
インに接続されている。 【0018】作動中、フィードバックアンプ部分のトラ
ンジスタm8 およびm9 は、ソース共通ノードでゲート
共通アンプm9 に結合されたソースフォロワーm8 とな
っている、という意味で、差動アンプ状となっている。
しかしながらトランジスタm 8 はpチャンネルであり、
トランジスタm9 はnチャンネルであるので、バイアス
電圧VB2は有効電圧レベルVD1(デバイスm1 の所望ド
レイン電圧)+VGS8(デバイスm8 のゲート・ソース
間の電圧)+VGS9 (デバイスm9 のゲート・ソース間
の電圧)にセットしなければならない。m8 /m9 アン
プステージからの出力電流は、トランジスタm5 とm6
との組み合わせによりミラー(mirror)出力され、電流
源デバイスm7 の両端に出力電圧を発生する。デバイス
7 はバイアス電圧が固定された電流源であり、出力イ
ンピーダンスが高くなっている。トランジスタm5 およ
びm6 によりミラー出力されるm8 /m9 アンプからの
電流の増分変化に対し、デバイスm7 のドレインに対す
る小信号抵抗は極めて大きく、このためデバイスm8
よびm9 で発生する小信号電流もミラー出力され、デバ
イスm7 の大抵抗の両端で発生し、利得を大きくする。
これがフィードバックアンプ回路の利得Aを生じさせて
いる。デバイスm8 およびm9 の相互コンダクタンスは
デバイスm7 のドレイン・ソース間抵抗、すなわちこの
出力ノード20の有効負荷抵抗倍されている。従って、
主要カスコードアンプの利得は、補助フィードバックア
ンプ10の利得分だけ改善されている。本発明の「制御
型カスコード」のフィードバック回路10の本質は、2
つの異なるデバイス極性、すなわちデバイスm8 および
9 に対しpチャンネルおよびnチャンネルデバイスを
使用し、デバイスm1 のドレインの電圧を測定すること
により、デバイスm2 をドライブするのに使用できるデ
バイスm7 の両端に負荷電圧を発生し、ミラー(mirro
r) デバイスm5 およびm6 によりサーキュラー状に小
信号電流をステアリングする。異なる極性のデバイスを
使用する理由は、デバイスm1 のドレイン電圧を検出す
るのに、pチャンネルデバイスm8 を使用したいが、デ
バイスm1 のドレイン電圧はできるだけ負電源ラインの
電圧近くまで低下させたいからである。これはデバイス
8 に対しpチャンネルデバイスを用いnチャンネルデ
バイスを用いない場合にのみ可能である。 【0019】バイアス電圧VB2は電圧VD1の有効レベル
が良好な出力電圧振幅を維持できるように、できるだけ
低くなるようにセットできるが、このフィードバックア
ンプ10は本明細書の従来技術の説明に記載したような
従来のものよりチップ面積が狭く供給電流消費量がすく
なくなるように設計できる。 【0020】図7には図6のフィードバックアンプに対
するバイアス電圧VB2を発生するための適当なバイアス
回路50が示されている。nチャンネルMOSトランジ
スタm17は、図6のデバイスm7 のゲートにおけるVB1
と同じバイアス電圧であるV B1をゲートで受ける。デバ
イスm17はそのソースがノード30にて負電源ラインに
接続されており、ドレインはノード32を介してpチャ
ンネルMOSデバイスm16のドレインに接続されてい
る。デバイスm16はゲートがノード36を介してpチャ
ンネルMOSトランジスタm15のゲートに接続されてい
る。ノード36はノード32に短絡されており、デバイ
スm15およびm16のソースは、それぞれノード34およ
び38で正電源ライン電圧VDDに接続されている。デバ
イスm15のドレインはノード40を介してnチャンネル
MOSトランジスタm14のドレインに接続されており、
デバイスm14のゲートはノード40にも接続されてお
り、デバイスm14のソースはpチャンネルMOSトラン
ジスタm13のソースに接続されている。デバイスm13
ドレインがノード42を介してnチャンネルMOSトラ
ンジスタm11のドレインに接続されている。デバイスm
13のゲートはノード42にも接続されている。デバイス
11のソースはノード44にて負の電源ラインに接続さ
れており、デバイスm11のゲートはノード46に接続さ
れ、ノード46はノード40にも接続され、このノード
40においてバイアス電圧VB2は図6のフィードバック
アンプ10に供給されている。 【0021】図5に示したバルト氏の従来の「制御型カ
スコード」を用い、デバイスm1 のターゲットドレイン
電圧として0. 7ボルトにセットしたい場合、この電圧
に全く同じ電圧をバイアス入力端VD1に加えればよい。
このようにすればデバイスm 2 の利得がm2 のゲートに
おけるフィードバックアンプの出力により調節されるよ
うな点に回路は安定化する。デバイスm2 のソースフォ
ロワー動作により、デバイスm1 のドレインはこのドレ
イン電圧が外部バイアス電圧に等しい0. 7ボルトまで
引き上げられる。デバイスm1 のドレインの電圧をいず
れの値にしたいにせよ、この電圧をバイアス電圧VB2
して送ればよい。電流「制御型カスコード」のフィード
バックアンプ10を用いる場合は、より複雑である。デ
バイスm 9 のゲートにはバイアス電圧VB2すなわちデバ
イスm1 のドレインにおける所望電圧よりも高い2VGS
を加えなければならない。デバイスm2 のゲートを駆動
しながら、最終的にフィードバック回路10がデバイス
2 のドレインの所望電圧を発生するように、すなわち
図7のバイアス回路が計算を行うように、このバイアス
電圧を送る必要がある。このバイアス電圧回路50で
は、デバイスm17は図6のデバイスm7 に相当する。す
なわちデバイスm17とm7 のアクティーブ領域の幅と長
さの比が一致するときは同様な特性を有している。同様
に、カレントミラーデバイスm15およびm16はフィード
バック回路10のデバイスm5 およびm 6 にそれぞれ相
当し、更にデバイスm14およびm13はフィードバック回
路10のデバイスm9 およびm8 に相当し、最終的にデ
バイスm11がデバイスm1 に相当する。この結果、トラ
ンジスタm14およびm13にはトランジスタm8 およびm
9を流れている電流と同じ電流が流れることになる。ト
ランジスタm11はオーミック領域で動作するデバイスで
あり、ドレイン・ソース間に所望レベルのVD1例えば
0. 5ボルトが発生するように、その大きさが選択され
る。VGS14=VGS4 かつVGS13=VGS3 であるので、こ
れにより電圧VD1の選択された値で実際のアンプのうち
のトランジスタm1 のドレインを調節するような電圧V
B2が発生される。このバイアス回路50では各種デバイ
スの比は上記のようにアレンジされ、デバイスm11はオ
ーミック領域で動作し、デバイスm11のドレイン・ソー
ス間電圧がデバイスm1 のドレイン・ソース間で望む所
望電圧となるように仮定している。従って、能動アンプ
内のデバイスm1 のドレインでノード12を調節するの
はこのターゲット電圧である。バイアスであるVB1は図
6と図7の双方の回路で同じとなっている。アクティー
ブフィードバック回路10内のデバイスm7 はちょうど
バイアス電圧が固定された電流源デバイスとなってい
る。このデバイスはフィードバック回路10の出力に対
する負荷として作動する。デバイスm17はデバイスm7
に相当しているので、デバイスm7 内を流れているのと
同じ電流がデバイスm17のゲートを流れ、同様に、デバ
イスm5 およびm6 はデバイスm15およびm16と同じよ
うにカレントミラーとして動作する。最後に、2つのダ
イオードとして接続されているデバイスm14およびm13
はm9 およびm8 に相当し、これらデバイスを通ってデ
バイスm11のドレインに同じ電流が流れる。よって、基
本的にはバイアス回路50はアクティーブアンプとして
これを同一電流が流れるようにセットされる。これによ
り、デバイスm14およびm13のゲート・ソース間電圧
は、アクティーブ回路内のデバイスm9 およびm8 のゲ
ート・ソース間電圧に相当する。すなわち、これらは同
じデバイスであり、これらを同一電流が流れる。これは
デバイスm11のドレイン電圧をデバイスm14およびm13
に対するこれら2つのVGAにより増幅する際は、バイア
スVB2としてフィードバック回路10に送るのに必要な
電圧が自動的に計算されるからである。従って、バイア
ス回路50はデバイスm1 のドレインを所望レベルにク
ランプし、かつ最大の電圧振幅で適当に「制御型カスコ
ード」を動作させるのに必要なバイアス電圧を決めるア
ナログコンピュータとして動作する。 【0022】一般に、高利得のオペアンプ内に2つ以上
の制御型カスコードがチップ上に組み込まれる。図7に
示し、これまで説明したバイアス回路を一つ組み込め
ば、このバイアス回路は数個の制御型カスコード回路内
の数個のフィードバックアンプにバイアスをかけるのに
使用できる。従って、エンハンス型アンプのすべてに対
して図7に示すような1個のバイアス発生器だけでよ
い。 【0023】本発明の別の実施例は、フィードバックア
ンプおよびカスコード部分のnチャンネルデバイスをp
チャンネルデバイスとし、pチャンネルデバイスをnチ
ャンネルデバイスとした利得を高めた「制御型カスコー
ド」である。従って、pチャンネルデバイスを用いて負
電源ライン近くのnチャンネルデバイスを調節する代わ
りに、nチャンネルデバイスを用いて正電源ラインの電
圧近くまでカスコードのソースを制御することになる。
第2の別の実施例は、MOSトランジスタをバイポーラ
デバイスに置換したものである。pnpトランジスタの
コレクタを調節するのに、npnトランジスタを用いる
ことができ、逆に、npnトランジスタのコレクタを調
節するのにpnpトランジスタを使用することができ
る。従って、他のデバイス極性も変えなければならな
い。バイポーラトランジスタのコレクタはMOSトラン
ジスタのドレインの位置に接続され、エミッタはソース
の位置に接続され、ベースはMOSトランジスタのベー
スに接続されることになる。 【0024】 【発明の効果】要約すれば、本発明はフィードバックア
ンプ部分がちょうど5つのトランジスタから成るが、
「制御型カスコード」がm1 のドレインを負電源ライン
よりも電圧が高い約0. 5ボルトまで低下させ、高利得
を維持し、よってデバイスm1 およびm2 がオーミック
領域から外れる、VOUT での最大信号の振幅を完全に活
用できる、改良されたフィードバックアンプを備えた
「制御型カスコード」を製造するための改良方法に関す
るものである。この上記「制御型カスコード」アンプ回
路は、明細書の従来技術の説明に記載し、図5に示した
バルト氏による論文に記載されたアンプよりもより簡単
であるが、本発明のアンプ回路はバイアス発生器のため
の別デバイスを必要とする。しかしながら、数個のアン
プに対しては一つのバイアス発生器しか必要でないの
で、チップ面積を真に節約できる。 【0025】以上で好ましい実施例を参照して本発明に
ついて詳細に説明したが、この説明は単に例示のための
ものであり、当業者には本発明の細部において種々の変
形例は明らかであり、かつ実行可能であると解すべきで
ある。かかる変形例およびその他の実施例は添付した特
許請求の範囲に記載の発明の精神および範囲内に含まれ
るものとみなされる。 【0026】以上の説明に関連して更に以下の項を開示
する。 (1)カスコード部分と、フィードバックアンプとを備
え、前記カスコード部分は第1極性のソース共通MOS
トランジスタと、カスコードデバイスとを備え、ソース
共通MOSトランジスタのドレインはカスコードデバイ
スのソースに結合され、制御型カスコード回路への入力
信号はソース共通MOSトランジスタに印加され、制御
型カスコード回路の出力信号は前記カスコードデバイス
のドレインにてソース共通MOSトランジスタおよびカ
スコードデバイスの双方の両端に発生し、前記フィード
バックアンプは入力端が前記ソース共通MOSトランジ
スタのドレインに接続され、出力端は前記カスコードデ
バイスのゲートに接続され、このカスコードデバイスを
駆動するようになっており、更に前記フィードバックア
ンプは、前記ソース共通MOSトランジスタのドレイン
に発生した電圧を検出するよう前記ソース共通MOSト
ランジスタの極性と逆の第2の極性のソースフォロワー
MOSトランジスタと、ソースが前記ソースフォロワー
MOSトランジスタのソースに結合された前記第1の極
性のゲート共通MOSトランジスタと、前記ソースフォ
ロワーMOSトランジスタとゲート共通MOSトランジ
スタとの組み合わせ内で生じた電流を負荷デバイスに向
ける(ステアリング)ための前記ゲート共通デバイスの
ドレインに結合されたステアリングデバイスとを備え、
前記負荷デバイスは前記電流ステアリングデバイスに結
合され、前記フィードバックアンプの出力端および前記
カスコードデバイスのゲートに供給すべき電圧を発生す
るようになっており、前記ソース共通MOSトランジス
タの前記ドレインは所望の電圧にクランプされているの
で、前記制御型カスコード回路の出力端における小信号
電圧に対し、電圧振幅を最大にする一方、前記ソース供
給MOSトランジスタおよびカスコードデバイスを高利
得飽和領域に維持し、前記フィードバックアンプはバイ
アス回路からのバイアス電圧も受け、前記バイアス電圧
が前記ゲート共通MOSトランジスタのゲートに供給さ
れている前記ソース共通MOSトランジスタのドレイン
に前記所望の電圧を発生する利得を増加した制御型カス
コード回路。 【0027】(2)前記ソース共通MOSトランジス
タ、カスコードデバイス、ゲート共通MOSトランジス
タおよび負荷デバイスはnチャンネルであり、前記ソー
スフォロワーおよびミラーデバイスはpチャンネルMO
Sトランジスタである第1項記載の制御型カスコード回
路。 (3)前記ソース共通MOSトランジスタ、カスコード
デバイス、ゲート共通MOSトランジスタおよび負荷デ
バイスはpチャンネルであり、前記ソースフォロワーお
よびミラーデバイスはnチャンネルMOSトランジスタ
である第1項記載の制御型カスコード回路。 (4)前記負荷デバイスはハイインピーダンスの電流源
である第1項記載の制御型カスコード回路。 【0028】(5)前記ステアリングデバイスは2つの
MOSトランジスタを含むカレントミラーである第2項
記載の制御型カスコード回路。 (6)前記ステアリングデバイスは2つのMOSトラン
ジスタを含むカレントミラーである第3項記載の制御型
カスコード回路。 (7)前記ソース共通MOSトランジスタのドレインに
前記所望の電圧を発生する前記別個のバイアス回路は、
ソースフォロワーおよびゲート共通MOSトランジスタ
の双方の所望ドレイン電圧+ゲート・ソース間電圧にほ
ぼ等しいバイアス電圧を自動的に発生する第2項記載の
制御型カスコード回路。 【0029】(8)カスコード部分とフィードバックア
ンプとを備え、前記カスコード部分は、nチャンネルソ
ース共通MOSトランジスタと、ソース共通MOSトラ
ンジスタのドレインがカスコードデバイスのソースに結
合され、制御型カスコード回路への入力信号が前記ソー
ス共通MOSトランジスタのゲートに供給され、制御型
カスコード回路の出力信号がカスコードデバイスのドレ
インにてソース共通MOSトランジスタおよびカスコー
ドデバイスの双方の両端に発生するカスコードデバイス
とを備え、前記フィードバックアンプは入力端が前記ソ
ース共通MOSトランジスタのドレインに接続され、出
力端が前記カスコードデバイスのゲートに接続され、カ
スコードデバイスをドライブするようになっており、前
記フィードバックアンプは、前記nチャンネルソース共
通MOSトランジスタのドレインに発生する電圧を検出
するためのpチャンネルソースフォロワーMOSトラン
ジスタと、ソースが前記pチャンネルソースフォロワー
MOSトランジスタのソースに結合されたnチャンネル
ゲート共通MOSトランジスタと、2つのpチャンネル
MOSトランジスタを備え、そのうちの第1トランジス
タは前記ゲート共通MOSトランジスタのドレインに結
合され、負荷デバイスに対し、前記ソースフォロワーM
OSトランジスタとゲート共通MOSトランジスタとの
組み合わせ内で生じる電流をステアリングするためのカ
レントミラーとを備え、前記負荷デバイスは前記カレン
トミラーに結合され、前記フィードバックアンプの出力
端および前記カスコードデバイスのゲートに供給すべき
電圧を発生するためのハイインピーダンス電流源を備
え、前記ソース供給MOSトランジスタの前記ドレイン
は所望電圧にクランプされており、よって前記ソース供
給MOSトランジスタおよびカスコードデバイスを高利
得の飽和領域に維持しながら、前記制御型カスコード回
路の出力端において小信号電圧に対する電圧振幅を最大
にし、前記フィードバックアンプはバイアス回路からの
バイアス電圧も受け、前記バイアス電圧が前記ゲート共
通MOSトランジスタのゲートに供給されている前記ソ
ース供給MOSトランジスタのドレインに前記所望の電
圧を発生するようになっている、利得を高めた制御型カ
スコード回路。 (9)前記pチャンネルデバイスをnチャンネルとし、
前記nチャンネルデバイスをpチャンネルとした第8項
記載の制御型カスコード回路。 【0030】(10)カスコード部分と、フィードバッ
クアンプとを備え、前記カスコード部分は第1極性のエ
ミッタ共通バイポーラトランジスタと、カスコードデバ
イスとを備え、エミッタ共通バイポーラトランジスタの
コレクタはカスコードデバイスのエミッタに結合され、
制御型カスコード回路への入力信号はエミッタ共通バイ
ポーラトランジスタに印加され、制御型カスコード回路
の出力信号は前記カスコードデバイスのコレクタにてエ
ミッタ共通バイポーラトランジスタおよびカスコードデ
バイスの双方の両端に発生し、前記フィードバックアン
プは入力端が前記エミッタ共通バイポーラトランジスタ
のコレクタに接続され、出力端は前記カスコードデバイ
スのベースに接続され、このカスコードデバイスを駆動
するようになっており、更に前記フィードバックアンプ
は、前記エミッタ共通バイポーラトランジスタのコレク
タに発生した電圧を検出するよう前記エミッタ共通バイ
ポーラトランジスタの極性と逆の第2の極性のエミッタ
フォロワーバイポーラトランジスタと、エミッタが前記
エミッタフォロワーバイポーラトランジスタのエミッタ
に結合された前記第1の極性のベース共通バイポーラト
ランジスタと、前記エミッタフォロワーバイポーラトラ
ンジスタとベース共通バイポーラトランジスタとの組み
合わせ内で生じた電流を負荷デバイスにステアリングす
るための前記ベース共通デバイスのコレクタに結合され
たステアリングデバイスとを備え、前記負荷デバイスは
前記電流ステアリングデバイスに結合され、前記フィー
ドバックアンプの出力端および前記カスコードデバイス
のベースに供給すべき電圧を発生するようになってお
り、前記エミッタ共通バイポーラトランジスタの前記コ
レクタは所望の電圧にクランプされているので、前記制
御型カスコード回路の出力端における小信号電圧に対
し、電圧振幅を最大にする一方、前記エミッタ共通バイ
ポーラトランジスタおよびカスコードデバイスを高利得
飽和領域に維持し、前記フィードバックアンプはバイア
ス回路からのバイアス電圧も受け、前記バイアス電圧が
前記ベース共通バイポーラトランジスタのベースに供給
されている前記エミッタ共通バイポーラトランジスタの
コレクタに前記所望の電圧を発生する利得を増加した制
御型カスコード回路。 【0031】(11)前記エミッタ共通バイポーラトラ
ンジスタ、カスコードデバイス、ベース共通バイポーラ
トランジスタおよび負荷デバイスはnpnトランジスタ
であり、前記エミッタフォロワーおよびミラーデバイス
はpnpバイポーラトランジスタである第1項記載の制
御型カスコード回路。 (12)前記エミッタ共通バイポーラトランジスタ、カ
スコードデバイス、ベース共通バイポーラトランジスタ
および負荷デバイスはpnpバイポーラトランジスタで
あり、前記エミッタフォロワーおよびミラーデバイスは
npnバイポーラトランジスタである第1項記載の制御
型カスコード回路。 【0032】(13)利得を高くされた制御型カスコー
ド回路は、第1極性のソース共通MOSトランジスタ
(m1 )と、ソース共通MOSトランジスタ(m1 )の
ドレインがソースに結合されているカスコードデバイス
(m1 )を含むカスコード部分を備える。制御型カスコ
ード回路への入力信号は、ソース共通MOSトランジス
タ(m1 )に印加され、制御型カスコード回路の出力信
号はカスコードデバイス(m2 )のドレインにてソース
共通MOSトランジスタ(m1 )とカスコード(m2
デバイスの双方の両端に発生される。フィードバックア
ンプ回路(10)は入力端(12)がソース共通MOS
トランジスタ(m1 )のドレインに接続され、出力端
(20)がカスコードデバイス(m2 )のゲートに接続
され、カスコードデバイス(m2 )をドライブするよう
になっている。フィードバックアンプ(10)はソース
共通MOSトランジスタ(m1 )に生じた電圧を検出す
るためのソース共通MOSトランジスタ(m1 )の極性
と逆の第2極性のソースフォロワーMOSトランジスタ
(m8 )を含む。第1極性のゲート共通MOSトランジ
スタ(m9 )は、ソースフォロワーMOSトランジスタ
(m8 )のソースに結合されたソースと、負荷デバイス
(m7 )に対してソースフォロワーMOSトランジスタ
(m8 )とゲート共通MOSトランジスタ(m9 )との
組み合わせ内で発生した電流をステアリングするため
の、ゲート共通MOSトランジスタ(m9 )のドレイン
に結合されたステアリングデバイス(m5 )および(m
6 )を有する。負荷デバイス(m7 )はフィードバック
アンプ(10)の出力端およびカスコードデバイス(m
2 )のゲートに供給すべき電圧を発生するよう、電流ス
テアリングデバイス(m5 )および(m6 )に結合され
ている。ソース共通MOSトランジスタ(m1 )のドレ
インは所望電圧にクランプされるので、制御型カスコー
ド回路の出力端における小信号電圧に対して電圧振幅を
最大にすると共に、ソース共通MOSトランジスタおよ
びカスコードデバイス(m1 )および(m2 )を高利得
飽和領域に維持する。フィードバックアンプ(10)
は、別個のバイアス回路(図7)からのバイアス電圧も
受け、ソース共通MOSトランジスタのドレインに所望
の電圧を発生する。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来技術のMOSアンプの簡単なソース共通ス
テージの回路図である。 【図2】従来技術のアンプ用の「カスコード」構造の回
路図である。 【図3】フィードバックアンプを含む従来技術の「制御
型カスコード」の回路図である。 【図4】2個のトランジスタを使ったフィードバック部
分を有する従来技術の「制御型カスコード」構造の実施
例を示す。 【図5】11個のトランジスタを使ったフィードバック
部分を有する従来技術の「制御型カスコード」構造の別
の実施例を示す。 【図6】フィードバックアンプ部分が5つのトランジス
タ構造となっている本発明の「制御型カスコード」の回
路図である。 【図7】本発明の「制御型カスコード」のフィードバッ
クアンプ部分のためにバイアス電圧を発生するための回
路図である。 【符号の説明】 m1 ソース共通MOSトランジスタ m2 カスコードデバイス m5 およびm6 電流ステアリングデバイス m7 負荷デバイス m8 ソースフォロワーMOSトランジスタ m9 ゲート共通MOSトランジスタ 10 フィードバックアンプ回路 12 入力端 20 出力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/34 H03F 1/02 H03F 3/345

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 利得を増加した制御型カスコード回路で
    あって、カスコード部分と、フィードバックアンプとを
    備え、 前記カスコード部分は、ソースとドレインとゲートを有する 第1極性の入力MO
    Sトランジスタと、 カスコードデバイスとを備え、 前記入力MOSトランジスタのドレインは前記カスコー
    ドデバイスのソースに結合され、前記ゲートは前記制御
    型カスコード回路の入力に接続され、前記入力MOSト
    ランジスタの前記ソースは負の参照電圧に接続され、前
    制御型カスコード回路の出力信号は前記カスコードデ
    バイスのドレインにて前記入力MOSトランジスタおよ
    前記カスコードデバイスの双方の両端に発生し、 前記フィードバックアンプは入力端が前記入力MOSト
    ランジスタの前記ドレインに接続され、出力端は前記カ
    スコードデバイスのゲートに接続され、このカスコード
    デバイスを駆動するようになっており、 更に前記フィードバックアンプは、 前記入力MOSトランジスタの前記ドレインに発生した
    電圧を検出するよう前記入力MOSトランジスタの極性
    と逆の第2の極性のソースフォロワーMOSトランジス
    タと、 ソースが前記ソースフォロワーMOSトランジスタのソ
    ースに結合された前記第1の極性のバイアス入力MOS
    トランジスタと、 前記ソースフォロワーMOSトランジスタと前記バイア
    ス入力MOSトランジスタとの組み合わせ内で生じた電
    流を負荷デバイスに向けるための前記バイアス入力MO
    Sトランジスタのドレインに結合されたステアリングデ
    バイスとを備え、 前記負荷デバイスは前記電流ステアリングデバイスに結
    合され、前記フィードバックアンプの出力端および前記
    カスコードデバイスのゲートに供給すべき電圧を発生す
    るようになっており、 前記入力MOSトランジスタの前記ドレインは所望の電
    圧にクランプされているので、前記制御型カスコード回
    路の出力端における小信号電圧に対し、電圧振幅を最大
    にする一方、前記入力MOSトランジスタおよびカスコ
    ードデバイスを高利得飽和領域に維持し、 前記フィードバックアンプはバイアス回路からのバイア
    ス電圧も受け、前記入力MOSトランジスタのドレイン
    に前記所望の電圧を発生し、前記バイアス電圧が前記バ
    イアス入力MOSトランジスタのゲートに供給される前
    制御型カスコード回路。
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