JP3452323B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3452323B2
JP3452323B2 JP52999397A JP52999397A JP3452323B2 JP 3452323 B2 JP3452323 B2 JP 3452323B2 JP 52999397 A JP52999397 A JP 52999397A JP 52999397 A JP52999397 A JP 52999397A JP 3452323 B2 JP3452323 B2 JP 3452323B2
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雄二 松田
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Canon Finetech Nisca Inc
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に記録媒体の搬送
方向に対して直角の方向に走査される記録ヘッドを備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような画像形成装置の一種として、インクジェッ
ト記録方式を採用した装置がある。インクジェット記録
方式は、インクタンクから導かれたインクが充填される
ノズル内にヒータが装着され、このヒータに加熱用のパ
ルス信号を与えてヒータを加熱し、それによって生じる
気泡圧でインクを吐出する方式である。このようなイン
クジェット記録方式を採用した画像形成装置では、前記
ノズルを線状に複数個並べて1つの記録ヘッドを構成し
て、この記録ヘッドを走査して画像形成を行っている。
【0003】 図9に示すように、キャリッジに搭載された記録ヘッ
ド(以下、単にヘッドともいう)103の主走査方向
(X)に移動させながら用紙15上に1コラム17ずつの印
字を行い、多数のコラムを連続して印字することによっ
て1バンドの印字を行う。次いで、用紙15を副走査方向
(Y)に送って1バンド目に隣接する2バンド目の印字
を行う。この処理を繰り返すことにより、多数のバンド
からなる1つの画像を形成する。
【0004】 近年では、異なった色のインクのヘッドを組み合わせ
て(例えばシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック等の
インクをそれぞれ吐出するヘッド)、これらのインクを
重ねて印字し、フルカラーの画像形成を行っている。こ
のフルカラー面像を形成するためには各色の印字位置
(インク吐出位置)を正確にする必要がある。そのため
には、通常、図10に示すように、1ドット毎にスリット
304が形成されたリニアスケール301と、光学的にスリッ
ト304の有無を検出するリニアセンサ302とを用いてイン
ク吐出の同期をとると共に、リニアセンサ302のパルス
出力(これはスリットに対応する)をカウントしてヘッ
ドの移動距離の算出を行い、印字する位置を正確に把握
するようにしている。
【0005】 また、ヘッドの近傍に取り付けられた紙センサ303で
用紙の有無検知を行う。すなわち、図11に示すように、
キャリッジ120とともに紙センサ303を、用紙上をスキャ
ンさせる。この際、紙センサ303で順次、用紙の左端お
よび右端を検出したときの、基準位置からの移動距離に
対応する、リニアセンサ302の出力パルスを計数したス
リットカウント値を読み取ることにより、水平方向のど
の位置に、どの大きさの紙が給紙されたかの認識を行っ
ている。このような紙センサ303としては、通常、外部
へ光を放射してその反射光の有無を検出する光反射型の
ものが用いられる。
【0006】 なお、本明細書において、用紙の左端および右端と
は、用紙の搬送方向に向かって左および右に対応するも
のとする。したがって、図2のように装置の前から見た
場合の左右とは逆になるので留意されたい。
【0007】 用紙上に画像を形成する際には、前記用紙の位置(リ
ニアスケール301のスリット304のカウント値)に基づ
き、紙端位置Peからの余白量及び紙センサ303から各ヘ
ッドまでの間隔を考慮に入れて、紙センサ303及び各ヘ
ッドの現在の位置に応じて印字開始位置及び終了位置、
すなわち水平方向の余白を決定している。例えば、図11
において、基準位置にある紙センサ303と紙端位置Peと
の距離がAであり、余白量Zを得たい場合、紙センサ30
3が[A+Z+X」の位置Pkに達したときにKヘッド
(印字方向の先頭の黒色ヘッド)の印字を開始し、紙セ
ンサ303が[A+Z+X+Y1]の位置Pcに達したときに
Cヘッド(印字方向の2番目のシアンヘッド)の印字を
開始し、紙センサ303が[A+Z+X+Yl+Y2]の位置P
mに達したときにMヘッド(印字方向の3番目のマゼン
タヘッド)の印字を開始し、更に紙センサ303が[A+
Z+X+Yl+Y2+Y3]の位置Pyに達したときにYヘッド
(印字方向の4番目の黄色ヘッド)の印字を開始する。
これにより、適正な余白量を確保すると共に、各ヘッド
の印字開始位置を同一箇所(位置Ps)になるように制御
している。
【0008】 なお、ヘッドの往時のみでなく復時にも印字を行う場
合にも同様の制御を行うことができる。
【0009】 用紙先端の画像開始位置を決定する別の手段として
は、リニアスケール301およびリニアセンサ302の組み合
わせの代わりに、キャリッジ120をX方向に移動させる
モータの移動ステップ数をカウントすることにより前述
と同様の制御を行うことも可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、用紙(記録媒体)には普通紙,コート紙,
フィルム紙,第2原紙(トレーシングペーパ)等の各種
があり、紙質により光の反射率が異なる。今、従来のよ
うに光反射型紙センサ303の出力に対して、図12に示す
ように、固定のスレッショルドレベル(点線で示す)Th
で二値化を行い用紙検出を行ったと仮定する。この場
合、反射率の大小に応じてセンサの出力レベルが変化す
る。例えば反射率が通常レベルの普通紙についてのセン
サ出力Sonに対して、反射率の低い紙についてのセンサ
出力Solはその出力レベルが低下する。そのために、普
通紙についてのセンサ出力の二値化信号Bnの立ち上がり
エッジに対して、反射率の低い用紙についての二値化信
号Blの立ち上がりは遅くなる。これとは逆に、普通紙に
ついてのセンサ出力の二値化信号Bnの立ち上がりエッジ
に対して、反射率の高い用紙についての二値化信号Bhの
立ち上がりエッジは早くなる。その結果、図13に示すよ
うに、普通紙の水平方向(ヘッド103の主走査方向)X
の印字開始位置(図13(a))に対して、反射率の低い
紙は印字開始位置が遅れ(図13(b))、逆に反射率の
高い紙は印字開始位置が早くなるため(図13(c))、
紙種により紙端Peから印字開始位置までの余白Zl,Z2,Z3
が変化してしまうおそれがあった。このように、検出さ
れた紙端位置が不正確であることが、余白の精度に影響
を与えた。
【0011】 また、同一種類の用紙を使用した場合であっても、セ
ンサの受光素子の温度特性によっては環境温度が変化し
た場合にセンサの出力レベルが変化する。このため、検
出された紙端位置が不正確となり、その結果、余白量が
変化するおそれがあった。
【0012】 さらに、紙種によっては、印字濃度が高くなってイン
ク吸収量が増加すると用紙が膨張してうねるために、用
紙とヘッドの擦れが発生する場合がある。これを防止す
るために、ユーザが任意にヘッドと用紙の間隔を調整可
能な機種がある。この機種では、ヘッドの近傍に取付け
られた紙センサ303も一緒に高さが変化する。このよう
な機種の場合、用紙と紙センサ303との間隔の変化によ
りセンサの入射光量が変化し、その結果、センサの出力
レベルが変化するために、検出された紙端位置が不正確
となり、その結果、余白量が変化することになる。
【0013】 そこで、本発明の目的は、紙センサのような記録媒体
検出手段の出力変動の要因となる事象の状態が変動して
も、高精度に紙端部の位置を検出することができる画像
形成装置を提供することにある。
【0014】 本発明の他の目的は、高精度に紙端部の位置を検出す
ることにより、水平方向の余白を高精度に設定するがで
きる画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像形成装置は、記録媒体の搬送方向と
直角の方向に走査される、記録ヘッドを装着するキャリ
ッジと、前記キャリッジの移動に伴って出力されるパル
ス信号をクロック入力としてカウントし、前記キャリッ
ジの基準位置からの移動距離の検出を行うカウンタと、
前記記録媒体に対して光を照射する発光素子と、該発光
素子から射出された光の反射光の光量に応じた信号を出
力する光検出器と、該光検出器の出力を二値化する二値
化回路とにより構成され、前記記録媒体の搬送方向と直
角の方向に走査されたときの前記二値化回路の出力の変
化に基づいて前記カウンタのカウント値をモニタするこ
とにより、前記キャリッジの走査方向における記録媒体
の側端の位置を検出する記録媒体検出手段と、該記録媒
体検出手段により検出される記録媒体の側端の位置の変
動の要因となる複数の事象の状態を検出する事象状態検
出手段と、該事象状態検出手段により検出される前記複
数の事象の異なる事象状態に応じて、前記記録媒体検出
手段により得られた記録媒体側端の位置を事象毎に補正
するための補正値を格納した補正値格納手段と、前記記
録ヘッドによる記録時に、前記事象状態検出手段により
検出された前記複数の事象の事象状態に応じて前記補正
値格納手段から対応する事象毎の補正値を求め、前記記
録媒体検出手段により得られた記録媒体側端の位置を、
前記事象毎の補正値を加えて補正する補正手段とを備え
る。
【0016】 この画像形成装置は、前記キャリッジの走査方向に沿
って記録可能なドット位置を定めるリニアスケールと、
該リニアスケールの各ドット位置を検出して前記パルス
信号を出力するセンサとを有する。
【0017】 前記事象状態検出手段は、例えば、当該画像形成装置
が設置された環境の温度を検出する環境温度検出手段を
含む。あるいは、前記事象状態検出手段は、ユーザによ
り設定された記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検
出手段を含む。あるいは、前記事象状態検出手段は、前
記記録媒体と前記光検出器の間隔を検出する間隔検出手
段を含む。
【0018】 本発明による画像形成装置は、さらに、前記記録媒体
の搬送方向と直角の方向に前記記録ヘッドを走査する際
に、少なくとも印字開始位置を定めることにより、ヘッ
ド走査方向の余白の制御を行う余白制御手段を備え、該
余白制御手段は、前記補正手段により補正された前記記
録媒体検出手段の出力を用いて前記余白の制御を行うこ
とが好ましい。
【0019】 前記検出器は前記キャリッジに固定してもよい。これ
により、検出器の走査をキャリッジの走査により行うこ
とができ、検出器走査用の別個の機構が不要となる。
【0020】 本発明による画像形成装置は、前記キャリッジと前記
記録媒体との間隔を調整する間隔調整手段を有してもよ
い。これにより、複数のヘッドがキャリッジに装着され
ている場合、すべてのヘッドについて同じようにヘッド
と記録媒体との間隔を調整することができる。この場
合、前記検出器と記録媒体との間隔も同時に変化するこ
とになる。
【0021】 本発明によれば、記録媒体検出手段の出力変動の要因
となる事象である記録媒体の種類,環境温度,記録媒体
と検出器との間隔等の状態が変動しても、正確に紙端部
の位置を検出することができ、また、高精度な余白量を
確保して印字を少なくとも開始することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。なお、既に説明した部分と同一の部分には同一符号
を付し、重複説明を省略する。
【0023】 本実施例では、画像形成装置の一例として、複数のカ
ラーヘッドを有するインクジェット画像形成装置を例と
して説明する。しかし、本発明は、これに限定されるも
のではなく、用紙の搬送方向に直角の方向にヘッドを走
査し、かつ、用紙の側端部の位置をセンサ(出力が紙種
等により変動するもの)で検出する型であれば、任意の
画像形成装置に適用することができる。
【0024】 図1は本実施例のインクジェット画像形成装置の構成
を示すブロック図である。図2は、同画像形成装置のキ
ャリッジ移動機構の要部斜視図、および同機構の記録ヘ
ッド部の拡大図である。
【0025】 図1に示すように、この画像形成装置は、大別する
と、イメージスキャナ,パソコン,CAD等の被記録画像の
画像データVDIを出力する外部装置101と、この外部装置
101から転送されてくる画像データVDIに基づき記録用紙
に画像を形成するのに必要な信号の生成を行う印字制御
部102と、この印字制御部102からの信号に基づいて印字
を行うヘッド103の3つの部分から構成されている。
【0026】 印字制御部102は、CPU104、ヘッド制御部105、ウイン
ドウ制御部106、二値化回路107、画像メモリ108、メモ
リ112等から構成されている。CPU104は、外部装置101と
のインターフェースを司ると共に、画像メモリ108,メモ
リ112やI/O等を含めて印字制御部102全体の動作のコン
トロールを行う。CPU104は、また、リフト高さセンサ11
3、サーミスタ110の出力を監視すると共に、ヘッド10
3、操作部111との間で信号を授受する。ウインドウ制御
部106は、リニアセンサ302の出力信号LINSCLを受けて、
後述する動作を行う。二値化回路107は、紙センサ303の
出力信号Soを受けて、その二値化処理を行う。CPU104
は、この二値化出力に基づいて用紙の側端を検出する。
【0027】 図2に示すように、画像形成装置本体にはリニアスケ
ール301が固定され、このリニアスケール301に沿ってキ
ャリッジ120が往復動可能に配置されている。キャリッ
ジ120の左側面には用紙の側端を検知する紙センサ303が
取り付けられている。キャリッジ120には、紙センサ303
の取付側から見て順にK(黒),C(シアン),M(マゼン
タ),Y(黄)の順に4個のヘッド103が配置されてい
る。111はユーザとのインターフェース部分にあたる操
作部であり、印字モードの選択、ヘッド交換指令、イン
クジェットのインク詰まり回復を行う回復指令、紙種の
指定等をユーザが任意に指示可能となっている。この操
作部111から指定された内容はCPU104で認識され、CPU10
4からヘッド103およびヘッド制御部105に動作内容の伝
達を行う。
【0028】 キャリッジ120のスキャン方向Xに沿って、一対のレ
ール305,306が対向配置されている。一方、キャリッジ1
20の底面にはレール306に直交する方向に2本のガイド
部材233が取り付けられ、このガイド部材233がレール30
6に沿ってスキャン方向Xに往復スライド可能に支持さ
れる。ガイド部材233上にキャリッジ102が配置され、レ
バー113aを左右に移動させるとキャリッジ120のガイド
部材233に対する高さが、Z方向に上中下の3段階に切
り替えられるようになっている。113は、キャリッジ120
に備えられたヘッド103が用紙に対してどれだけ離れて
いるかを検知するリフト高さセンサである。このリフト
高さセンサ113は、レバー113aの移動により操作される
ボリューム抵抗若しくは検知スイッチ等で構成すること
ができる。
【0029】 キャリッジ120の上面には周囲温度(環境温度)を検
出するためのサーミスタ110が配置されている。このサ
ーミスタ110の検出結果をCPU104でモニタすることによ
り、現在何度の環境で画像形成装置が使用され、以前の
データと比較して現在何度上昇または降下したかの認識
を行っている。
【0030】 なお、図2において、M1はキャリッジ120をX方向に
移動させるためのモータであり、M2は用紙15をY方向へ
搬送するためのモータである。
【0031】 図3(a),(b),(c)は、それぞれ紙センサ30
3の出力Soを示すグラフであって、それぞれ、用紙の反
射率Rfに対するもの、環境温度Tempに対するもの、ヘッ
ドのリフト高さLhghtに対するものである。図3(a)
に示すように、用紙からの反射光が強い(用紙の反射率
が高い)程、紙センサ出力が高くなる。同様に、図3
(b)に示すように、環境温度が高い程、紙センサ出力
が高くなる。また、図3(c)に示すように、ヘッドの
リフト高さが大きくなる程、紙センサ出力が下がる。
【0032】 従って、紙センサ出力を固定のスレッショルドで二値
化している場合には、前述の如く紙端検出位置が変化し
てしまい(図12、図13参照)、その結果、印字開始位置
が紙種、環境温度及びヘッドのリフト高さにより変化し
てしまう。そこで、前述の環境温度検出用のサーミスタ
110と、ユーザにより紙種を設定する操作部111と、ヘッ
ドのリフト高さを検出するリフト高さセンサ113とを設
け、環境温度、紙種、またはリフト高さにより印字開始
位置を補正する制御を行う。
【0033】 本実施例では、図4に示すように、環境温度の変化量
に対するウインドウ制御部106が発生するウインドウ信
号(後述する)のオープン又はクローズタイミングの補
正量Ct(図4(a))と、紙種に対するウインドウ信号
のオープン又はクローズタイミングの補正量Cp(図4
(b))と、リフト高さに対するウインドウ信号のオー
プン又はクローズタイミングの補正量Ch(図4(c))
の変換テーブル401,402,403をメモリ112(図1参照)に
備えておく。図4の例では、環境温度は0度から40度ま
での5度きざみの9段階に対して、−8ドットから2ド
ットきざみで+8ドットまでの補正量を設定している。
また、紙種については、5種類について+4ドットから
2ドットきざみで−4ドットまでの補正量を設定してい
る。さらに、リフト高さについては、前述した三段階に
対して+4ドットから4ドットきざみで−4ドットまで
の補正量を設定している。これらの段階の数、およびそ
れに対応する補正量の値は単なる例であり、本発明はこ
れらに限定されるものではない。また、補正量を格納す
る変換テーブル401,402,403を設ける代わりに、後述す
る印字処理を実行するプログラム中に、各種条件に対応
するパラメータとして、予め組み込んでおいてもよい。
【0034】 サーミスタ110の検出温度、操作部111により設定され
た紙種、リフト高さセンサ113の出力に応じて、CPU104
により、後述するウインドウ制御部106のCPUI/F部802
(図7参照)に設定する各ヘッド103のインク吐出開始
位置と終了位置を決定するデータを補正する。これによ
り、図5に示すように、K,C,M,Yの各ヘッドに対応する
ウインドウ(WIND)信号WIND0〜3のタイミングを補正
し、印字開始・印字終了位置を修正(左右の矢印で示
す)することができる。(図5において、MCNTはリニア
センサ302のパルス出力カウント値を示す。)その結
果、環境温度や紙種やヘッドのリフト高さが変化しても
適正な余白量を確保することが可能になる。より具体的
には、用紙の左端側では、環境温度が低い場合、用紙の
反射率が低い場合、及びリフト高さが高い場合は、それ
ぞれウインドウ信号の立上がりおよび立下がりタイミン
グを早めるように修正を行う。逆に、環境温度が高い場
合、用紙の反射率が高い場合、及びリフト高さが低い場
合は、それぞれウインドウ信号の立上がりおよび立下が
りタイミングを遅くするように修正を行う。また、用紙
の右端側では、それぞれ逆方向の補正が行われる。用紙
の左右端で紙端の検出ずれが逆方向に生じるからであ
る。すなわち、左端において紙端が実際より内側方向に
ずれて検出される場合には、右端においても紙端が実際
より内側方向にずれて検出されるからである。
【0035】 なお、本実施例では、不定形サイズの用紙の印字を行
える画像形成装置を想定しているため、左右両方の紙端
を検出している。しかし、定型サイズの用紙しか扱わな
い場合には、一方の紙端のみを検出するようにしてもよ
い。
【0036】 以下、本実施例の動作を、(1)装置の概略動作と、
(2)各部の詳細動作に分けて説明する。
【0037】 (1)インク式画像形成装置の概略動作 図1において、外部装置101からシリアル画像データ
(画像データ)VDIが転送されてくると、CPU104からの
命令によりヘッド制御部105にてシリアル画像データVDI
を数バンド分だけ画像メモリ108に一時保持する。保持
された画像データVDIには、各種画像処理が加えられ、
その結果、ヘッド103のスキャンに合わせて画像データV
DOが出力される。
【0038】 リニアスケール301に沿って移動するリニアセンサ
(図10、302)からヘッド103のスキャンに同期して出力
される信号LINSCLを用いて、画像データVDOの出力等の
印字制御の同期をとると共に、次に説明するウインドウ
制御部106内のカウンタ(図7の801)によって、ヘッド
103の移動距離の算出を行っている。
【0039】 ウインドウ制御部106は、印字開始位置から終了位置
までの領域である印字可能領域を指示するウインドウ信
号(領域信号)WIND0〜4を生成し(図6参照)、これ
がイネーブルされている区間のみ同期信号を有効とする
制御を行っている。これらのWIND0〜4信号の生成は、
次のように行われる。すなわち、各ヘッド103の取り付
け位置間の距離を考慮したインクの吐出の開始位置と終
了位置をCPU104で設定し、各ヘッド103の基準位置から
の移動距離がCPU104で設定された位置に達したときに、
対応するWIND0〜4信号がイネーブルとなるように制御
される。
【0040】 ヘッド制御部105では、各ヘッドの各ブロックのイネ
ーブル信号BENB0〜7(本実施例では、128ノズル構成の
1ヘッドを8ブロックに分けて使用しているため、8個
のブロックイネーブル信号がある)およびヒータ駆動の
パルス信号HENB等のインクの吐出に必要な信号の生成も
行っている。これらの信号は公知のものであり、また本
発明と直接関係しないので、ここで詳述することはしな
い。
【0041】 ヘッド制御部105から出力された画像データVDO,ブロ
ックイネーブル信号BENB0〜7,ヒータ駆動のパルス信号H
ENB等は、各ヘッド103に転送され、各ヘッド103内の制
御回路で、各画像データVDOとイネーブル信号(BNEB、H
ENBを指す)とがイネーブルになっているノズルのみそ
のヒータがONし、インクが吐出されて用紙に付着し、1
コラム分の画像を形成し、以上のような主走査方向Xに
ヘッド103を走査させることにより1バンド分の画像を
形成する(図9参照)。
【0042】 尚、本実施例では、前記ヘッド制御部105及びヘッド1
03を4回路(個)で構成し、それぞれシアン,マゼン
タ,イエロー,ブラックのインクタンクを配備して(本
実施例ではヘッドとインクタンクとが一体形成されてい
る)、フルカラー印字を行っている。(以下の説明にお
いては、省略して1回路(個)分のみ行う。)また、前
述の如く、用紙上をヘッド103と紙センサ303(図10参
照)が走査される。紙センサ303の出力は二値化回路107
にて、あるスレッショルドレベルと比較して二値化さ
れ、この二値化出力に基づきCPU104が用紙の有/無検知
を行う。CPU104は、二値化された紙センサ303の出力を
モニタすると共に、リニアスケール301に沿って移動す
るリニアセンサ302の出力のカウント値も同時にモニタ
し、用紙を検出したときのリニアセンサ302のカウント
値をモニタすることにより、水平方向のどの位置に、ど
の大きさの紙がセットされたかの認識を行う。更に、用
紙上に画像を形成する際には、前述の如く、用紙の位置
(リニアセンサのパルス出力カウント値)に基づき、紙
端位置Peからの余白量及び紙センサ303から各ヘッドま
での間隔を考慮に入れて、紙センサ303及び各ヘッド103
の現在の位置に応じて印字開始位置および終了位置を決
定している。
【0043】 また、前述したように、印字濃度によって用紙がうね
るために発生する用紙とヘッドの擦れを防止するため
に、前述のヘッド103が装着されるキャリッジ120にヘッ
ド103の高さ切り替え用のレバー113aが取付けられてい
て、このレバー113aの移動に連動するガイド部材233が
ヘッド103を上下動させて、ヘッドの高さが切り替えら
れる。その時のヘッドの高さをリフト高さセンサ113で
検知しCPU104で認識する。
【0044】 (2)各部の詳細動作 以上に概略説明したウインドウ制御部106、紙センサ3
03、サーミスタ110、操作部111、リフト高さセンサ113
は本発明で最も特徴的な動作を行う部分である。これら
の構成部により、紙センサ303及びリニアセンサ302で検
出された紙端位置Peに対して、操作部111で指定された
紙種、サーミスタ110で検出された環境温度、及びリフ
ト高さセンサ113で検出されたリフト高さにより、補正
を施し、この補正結果に基づいて印字開始位置及び終了
位置を補正する制御を行っている。これは前述の如く、
用紙の紙種や環境温度およびリフト高さによって、紙セ
ンサの出力レベルが変化して紙端の検出位置が変わり、
印字開始位置がズレて余白量が変化するという問題を解
決するためである。
【0045】 以下、これらの各構成部を詳細に説明する。
【0046】 図7はウインドウ制御部106の内部構成例を示す回路
図である。図7において、801は多ビットカウンタで、8
02はCPUI/F部、803〜804は多ビットコンパレータ、805
〜806はセレクタ、807〜808は2ビットカウンタ、809〜
810はデコーダ、811〜818はAND回路、819〜822はJ−K
フリップフロップを示す。
【0047】 多ビットカウンタ801は、ヘッド103の移動と共にリニ
アセンサ302から出力されるパルス信号LINSCLをクロッ
ク入力としてカウントし、ヘッド103(キャリッジ120)
の基準位置からの移動距離MCNTの検出を行っている。移
動距離MCNTは、CPUI/F部802を介してCPU104によりモニ
タされる。
【0048】 また、CPUI/F部802には、CPU104により、各ヘッドの
インク吐出開始位置と終了位置(すなわちウインドウの
オープン位置およびクローズ位置)に対応するデータが
セットされる。セレクタ805は、各ヘッドのウインドウ
オープン位置を示すデータを、先頭となるヘッド側から
順(入力0、1、2、3の順)に所定の時間間隔で選択
するよう動作し、セレクタ806は、各ヘッドのウインド
ウクローズ位置を示すデータを、先頭となるヘッド側か
ら順(入力0、1、2、3の順)に所定の時間間隔で選
択するよう動作する。したがって、CPUI/F部802へのデ
ータのセットは、これらの関係にしたがって行われる。
本実施例では、前述の如く先頭からブラック,シアン,
マゼンタ,イエローの順にヘッドが装着されるので、こ
の順にデータをセットしている。
【0049】 印字が開始され、ヘッド103が移動するに伴い、多ビ
ットカウンタ801から出力される移動距離MCNTを、多ビ
ットコンパレータ803,804において、CPUI/F部802にセッ
トされた各ヘッドのインク吐出開始若しくは終了位置の
データと比較する。まず、先頭のブラックのヘッドにつ
いて指定されたウインドウオープンのデータで示された
位置にキャリッジ120が達したときに、ウインドウオー
プン信号OPWINDが‘H'(高レベル)になり、同時に2ビ
ットカウンタ807がカウントアップされて、ヘッド103の
オープン識別信号OPCNTが1H(Hは16進数)になる。
(2ビットカウンタ807の初期値は0である。)これに
より、多ビットコンパレータ803の入力がセレクタ805の
入力1(先頭から2番目に配置されているヘッドの位置
のデータ)に切り替わり、その結果、ウインドウオープ
ン信号OPWINDが‘L'(低レベル)に戻る。次いでキャリ
ッジ120が先頭ヘッドの次に配置されている第2のヘッ
ドのオープン位置に達したときには、ウインドウオープ
ン信号OPWINDが‘H'になり、同時に2ビットカウンタ80
7が2Hになり、多ビットコンパレータ803の入力がセレク
タ805の入力2(先頭から3番目に配置されているヘッ
ドの位置のデータ)に切り変わる。その結果、ウインド
ウオープン信号OPWINDが‘L'に戻る。更にキャリッジ12
0が第3のヘッドのオープン位置に達したときには、ウ
インドウオープン信号OPWINDが‘H'になり、同時に2ビ
ットカウンタ807が3Hになり、多ビットコンパレータ803
の入力がセレクタ805の入力3(先頭から4番目に配置
されているヘッドの位置のデータ)に切り変わる。その
結果、ウインドウオープン信号OPWINDが‘L'に戻る。
【0050】 ウインドウクローズ信号CLWINDについては、キャリッ
ジ120が用紙の終端に近づいたとき、セレクタ806および
コンパレータ804により、ウインドウオープン信号OPWIN
Dと同様の動作が進行する。
【0051】 以上の動作を繰り返すことにより、ウインドウオープ
ン信号OPWIND及びウインドウクローズ信号CLWINDと、4
つのヘッドのうちのどのヘッドがオープン又はクローズ
するのかを識別する信号であるオープン識別信号OPCNT
及びクローズ識別信号CLCNT生成を行う。これらの識別
信号OPCNTおよびCLCNTは、それぞれデコーダ809,810及
びAND回路811〜818に入力される。これにより、ヘッド
の識別信号OPCNTおよびCLCNTに応じて、オープン又はク
ローズのタイミング信号を各ヘッド毎に振り分ける動作
を行っている。各ヘッド毎に振り分けられたタイミング
信号は、それぞれのタイミングに応じて、JKフリップフ
ロップ819〜822をセット及びリセットして、図6に示す
ように、各ヘッドのウインドウ信号WIND0〜3を生成し
ている。
【0052】 次に、図8に基づいて紙センサ303及び二値化回路107
の詳細動作を説明する。本実施例における紙センサ303
は、光電的に紙の存在を検出する検出器である。図8に
おいて1001はランプ若しくはLED等から構成される発光
部、1002はフォトトランジスタ若しくはフォトダイオー
ド等からなる受光部、1003はエミッタ抵抗、1004はコン
パレータを示す。発光部1001からの光をヘッド103のス
キャン時に用紙上に照射し、その反射光を受光部1002で
受光する。これにより、エミッタ抵抗1003の端部に発生
した電圧を、コンパレータ1004にてあるスレッショルド
レベルで二値化することにより、用紙の有/無検知を行
う。用紙の有/無の変化を検出したときのリニアセンサ
302(図10)のカウント値をモニタすることにより、水
平方向のどの位置に、どの大きさの紙がセットされたか
の認識を行う。
【0053】 図14に、CPU104により実行される用紙端部検知処理の
フローチャートを示す。この用紙端部検知処理は、新た
な印字処理(例えば1文書の印字処理)に先立って行わ
れる処理である。
【0054】 まず、用紙を給紙し(S141)、その後、キャリッジ12
0とともに紙センサ303を基準位置から主走査方向Xに移
動させる(S142)。この際、図7の多ビットカウンタ80
1でリニアセンサ302の出力をカウントして、紙センサ30
3の出力に基づきまず用紙左端位置が検出されるのを待
機する(S143)。用紙左端位置が検出されたとき、その
時点の多ビットカウンタ801(図7)のデータAをリー
ドし、これをメモリ112(図1)に格納する(S144)。
さらに、キャリッジ120の移動を継続し、紙センサ303の
出力に基づいて用紙右端位置が検出されるまで待機する
(S145)。右端位置が検出された時点で、多ビットカウ
ンタ801のデータBをリードし、これをメモリ112に格納
する(S146)。
【0055】 次に、図15に、CPU104により実行される印字処理のフ
ローチャートを示す。
【0056】 まず、用紙のセットが完了するまで待機する(S15
1)。セット完了後、用紙左端位置のデータAをメモリ1
12よりリードする(S152)。次いで、ユーザにより指定
された余白量Zをリードする(S153)。この余白量Zは
この時点では既にメモリ112に格納されている。左右で
余白量を変える場合には、左右別々の余白量をリードす
る。
【0057】 次に、ユーザにより予め指定された紙種に基づいて、
図4(b)の関係で決まる余白補正量Cpをテーブル402
よりリードする(S154)。ついで、サーミスタ110で検
出された環境温度に基づいて、図4(a)の関係で決ま
る余白補正量Ctをテーブル401よりリードする(S15
5)。同様に、リフト高さセンサ113で検出されたリフト
高さに基づいて、図4(c)の関係で決まる余白補正量
Chをテーブル403よりリードする(S156)。
【0058】 そこで、Q=A+Z+X+Cp+Ct+Chの値を求め、こ
の値をセレクタ805の入力0の位置に割り付けるよう
に、CPUI/F部802にセットする(S157)。このQの値
は、ブラック(B)ヘッドの印字開始位置(ウインドウ
オープン位置)に相当する。紙左端位置のデータAは3
つの補正値の和Cp+Ct+Chにより補正されるので、指定
された余白量が高精度に実現される。次に、Qの値に対
して、Cヘッド補正量Y1,Mヘッド補正量Y2,Yヘッド補正
量Y3(図11参照)を別々に加えた値をそれぞれ、セレク
タ805の対応する入力1,2,3の位置に割り付けるように、
CPUI/F部802にセットする(S158〜S160)。これらの割
り付けた値は、それぞれ、Cヘッド、Mヘッド、Yヘッ
ドの印字開始位置(ウインドウオープン位置)に相当す
る。
【0059】 次に、用紙右端位置のデータBをメモリ112よりリー
ドする(S161)。このデータBに対して、R=B−Z+
X−Cp−Ct−Chの値を求め、この値をセレクタ806の入
力0の位置に割り付けるように、CPUI/F部802にセット
する(S162)。ここで、ステップS157と異なり、補正量
Cp,Ct,Chを減算しているのは、前述したように左右端で
用紙の紙端の検出ずれが逆方向に生じるからである。な
お、前述のように、左右で別々の余白量が指定された場
合、ここでの余白量Zは先のものと異なるものを用い
る。Rの値は、ブラック(B)ヘッドの印字終了位置
(ウインドウクローズ位置)に相当する。この場合も、
紙右端位置のデータBは3つの補正値の和Cp+Ct+Chに
より補正されるので、指定された余白量が高精度に実現
される。次に、Rの値に対して、Cヘッド補正量Y1,Mヘ
ッド補正量Y2,Yヘッド補正量Y3(図11参照)を加えた値
をそれぞれ、セレクタ806の対応する入力1,2,3の位置に
割り付けるように、CPUI/F部802にセットする(S163〜S
165)。これらの割り付けた値は、それぞれ、Cヘッ
ド、Mヘッド、Yヘッドの印字終了位置(ウインドウク
ローズ位置)に相当する。
【0060】 このようにして、CPUI/F部802に対するすべてのデー
タの設定が終了する。その後、印字処理を開始する(S1
66)。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、紙種、環境温
度、用紙と紙センサの距離のいずれかが変化しても、そ
れぞれの情報に応じて紙センサに基づく紙端位置を補正
するので、印字の開始位置を適正に制御して常に適正な
余白量を確保して印字することが可能となる。
【0062】 本発明は、記録ヘッドを用紙の搬送方向と直角の方向
に走査しながら印字を行う画像形成装置の製造に利用す
ることができる。 [図面の簡単な説明]
【図1】 本発明の一実施例に係るインク式画像形成装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施例のキャリッジ移動のための機構を示
す図である(その機構の概略斜視図およびその機構に搭
載されたキャリッジの拡大図を示す)。
【図3】 種々の要因に応じて変化する紙センサの出力
を示すグラフであり、(a)は用紙の反射率に応じて、
(b)は環境温度に応じて、(c)はリフト高さに応じ
て、それぞれ紙センサ出力が変化する様子を示す。
【図4】 図3に示した種々の要因についての水平方向
の印字位置(ウインドウ)の補正量の例を示す図である
(それぞれ(a)は環境温度に応じた、(b)は用紙の
種類に応じた、(c)はリフト高さに応じた、補正量を
示す)。
【図5】 図5は、図3に示した種々の要因について、ヘッドの
水平方向の印字開始/終了タイミングがどのように補正
されるかを示す図である。
【図6】 図6は、本実施例における具体的なヘッドの
水平方向の印字開始および終了のタイミングを示す図で
ある。
【図7】 図7は、本実施例のヘッドの主走査方向(水
平方向)の印字開始および終了のタイミング信号を生成
する回路図である。
【図8】 本実施例の紙センサの出力信号を処理する回
路の回路図である。
【図9】 従来の印字方法の説明図である。
【図10】 従来のリニアスケール,スリット,紙セン
サの配置を示す図である。
【図11】 複数の色の各ヘッドの印字開始タイミング
を示す図である。
【図12】 従来のインク式画像形成装置における紙セ
ンサの特性と問題点を説明するための図である。
【図13】 従来のインク式画像形成装置における印字
結果を示した図である。
【図14】 本実施例における用紙端部検知処理を示す
フローチャートである。
【図15】 本実施例における印字処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
103…ヘッド、104…CPU、105…ヘッド制御部、106…ウ
インドウ制御部、110…サーミスタ、111…操作部、112
…メモリ、303…紙センサ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の搬送方向と直角の方向に走査さ
    れる、記録ヘッドを装着するキャリッジと、 前記キャリッジの移動に伴って出力されるパルス信号を
    クロック入力としてカウントし、前記キャリッジの基準
    位置からの移動距離の検出を行うカウンタと、 前記記録媒体に対して光を放射する発光素子と、該発光
    素子から射出された光の反射光の光量に応じた信号を出
    力する光検出器と、該光検出器の出力を二値化する二値
    化回路とにより構成され、前記記録媒体の搬送方向と直
    角の方向に走査されたときの前記二値化回路の出力の変
    化に基づいて前記カウンタのカウント値をモニタするこ
    とにより、前記キャリッジの走査方向における記録媒体
    の側端の位置を検出する記録媒体検出手段と、 該記録媒体検出手段により検出される記録媒体の側端の
    位置の変動の要因となる複数の事象の状態を検出する事
    象状態検出手段と、 該事象状態検出手段により検出される前記複数の事象の
    異なる事象状態に応じて、前記記録媒体検出手段により
    得られた記録媒体側端の位置を事象毎に補正するための
    補正値を格納した補正値格納手段と、 前記記録ヘッドによる記録時に、前記事象状態検出手段
    により検出された前記複数の事象の事象状態に応じて前
    記補正値格納手段から対応する事象毎の補正値を求め、
    前記記録媒体検出手段により得られた記録媒体側端の位
    置を、前記事象毎の補正値を加えて補正する補正手段
    と、 を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記キャリッジの走査方向に沿って記録可
    能なドット位置を定めるリニアスケールと、該リニアス
    ケールの各ドット位置を検出して前記パルス信号を出力
    するセンサとを有することを特徴とする特許請求の範囲
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記事象状態検出手段は、当該画像形成装
    置が設置された環境の温度を検出する環境温度検出手段
    を含む請求の範囲1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記事象状態検出手段は、ユーザにより設
    定された記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出手
    段を含む請求の範囲1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記事象状態検出手段は、前記記録媒体と
    前記光検出器の間隔を検出する間隔検出手段を含む請求
    の範囲1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記記録媒体の搬送方向と直角の方向に前
    記記録ヘッドを走査する際に、少なくとも印字開始位置
    を定めることにより、ヘッド走査方向の余白の制御を行
    う余白制御手段を備え、該余白制御手段は、前記補正手
    段により補正された前記記録媒体検出手段の出力を用い
    て前記余白の制御を行うことを特徴とする請求の範囲1
    〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記光検出器は前記キャリッジに固定され
    ていることを特徴とする請求の範囲1〜6のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記キャリッジと前記記録媒体との間隔を
    調整する間隔調整手段を有することを特徴とする請求の
    範囲1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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