JP3451822B2 - ランプソケット - Google Patents

ランプソケット

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JP3451822B2
JP3451822B2 JP01753796A JP1753796A JP3451822B2 JP 3451822 B2 JP3451822 B2 JP 3451822B2 JP 01753796 A JP01753796 A JP 01753796A JP 1753796 A JP1753796 A JP 1753796A JP 3451822 B2 JP3451822 B2 JP 3451822B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、直管形けい光ラン
プを支持する突き合わせ形のランプソケットに関する。 【0002】 【従来の技術】直管形けい光ランプを支持する突き合わ
せ形のランプソケットは、特公昭61−30387号公
報、特公昭61−12066号公報、および特開平5−
74531号公報などで知られている。これらのランプ
ソケットが備えるソケット筐体は、口金受け体と、ソケ
ットボディと、ソケットカバーとから形成され、そのソ
ケットボディ内には一対の接触導電体が内蔵されてい
る。 【0003】口金受け体は、特公昭61−30387号
公報および特公昭61−12066号公報では比較的肉
厚な円板状であり、特開平5−74531号公報では有
底円筒状であるが、いずれも前面に開口する一対のラン
プピン挿入孔を有している。 【0004】ソケットボディの前壁には電線挿入孔が設
けられているとともに、受け体取付け孔が設けられてい
る。この受け体取付け孔を通してソケットボディには前
記口金受け体がその厚み方向に移動可能に取付けられて
いる。ソケットボディの内部にはその電線挿入孔と前記
ランプピン挿入孔との間に位置される導電体取付け溝が
設けられている。前記ソケットカバーはソケットボディ
の後面開口を塞いでこのボディに取付けられている。 【0005】接触導電体は、一端部に口金受け体に係合
されてランプピン挿入孔に挿入されるランプピンに接触
するピン接触端部を有し、他端部に電線挿入孔に挿入さ
れる電線に接触してこの電線を鎖錠する鎖錠片部を有し
ている。さらに、接触導電体は、その中間部に前記導電
体取付け溝に挿入して支持される支持片部を有するとと
もに、この支持片部と前記ピン接触端部とを一体につな
いで口金受け体を前方に付勢するばね板部を有してい
る。これらの接触導電体はばね板部のばね力によって常
に口金受け体を前方に付勢している。なお、特開平5−
74531号公報では口金受け体を前方に付勢する補助
するコイルばねが、口金受け体とソケットカバーとの間
に挟設されている。 【0006】これら従来のランプソケットにおいて支持
片部に対してばね板部は、特公昭61−30387号公
報ではその第2図〜第7図に示されるように、また特公
昭61−12066号公報ではその図3および図4に示
されるように、支持片部との間に鋭角状或いは直角な折
り曲げ部を形成して口金受け体の裏面方向に斜めに延び
て設けられている。また、特開平5−74531号公報
では、その第1図および第2図に示されるようにばね板
部は、支持片部に対して折り重なるように折り曲げられ
るとともに、略S字形状に折り曲げられている。そし
て、いずれの公報に記載の構成であっても、ばね板部の
先端に一体に連なったピン接触端部は、口金受け体のラ
ンプピン挿入孔が開けられた壁の裏面に摺動可能に押し
付けられている。 【0007】こうした構成のランプソケットにおいて、
ランプピン挿入孔に直管形けい光ランプのランプピンが
挿入されると、ランプピンで押されるピン接触端部がば
ね板部の撓みを伴ってソケットカバー側に変位された直
後に、直管形けい光ランプの口金が口金受け体に当たっ
てこれを押し込む。そのため、口金受け体によりピン接
触端部がばね板部をさらに押し動かして撓ませる。この
時、ピン接触端部は口金受け体のランプピン挿入孔が開
けられた壁の裏面を摺動して、ばね板部の既述の弾性変
形を実現させている。そして、以上のようなばね板部の
撓みに伴う反発荷重でピン接触端部がランプピンに圧接
され、それによって、けい光ランプの保持力と電気的接
続を得ている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】従来のランプソケット
は、ランプピン挿入孔へのランプピンの挿入に伴い、ピ
ン接触端部を、ランプピン挿入孔が開けられた口金受け
体の壁の裏面に摺動させることによってばね板部を撓ま
せているから、ランプピンにより接触導電体に加えられ
る力は、ばね板部を撓ませると言えども、主としてばね
板部と支持片部との境をなす折り曲げ部に集中して与え
られる。したがって、この折り曲げ部での弾性変形に伴
う反発荷重によりけい光ランプの保持力を得ているもの
である。 【0009】このように前記折り曲げ部一点で実質的に
けい光ランプの保持力を得ている構成においては、必要
なランプ保持力を得るのに前記反発荷重を大きくしなけ
ればならないから、接触導電体を厚め( 0.5mm程度)の
板ばね材で形成する必要がある。そのため、通常クラッ
ド材で形成される接触導電体のコストが高く、ひいてな
ランプソケットのコストも高いという問題がある。 【0010】しかも、以上のように肉厚な接触導電体を
用いて大きな反発荷重を得ているから、ランプピンの挿
入時に大きな操作力を必要とするという問題もある。さ
らに、前記折り曲げ部に一点に主としてランプピンの挿
入力が集中するので、繰り返してけい光ランプの着脱が
なされる場合には、ストレスが大きい前記折り曲げ部が
折損する恐れが考えられる。 【0011】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、接触導電体が折損する恐れを少なくできるととも
に、ランプピンの挿入を軽く行うことができ、しかも、
安価なランプソケットを提供することにある。 【0012】また、直管形けい光ランプの全長には多少
のばらつきがあることは知られており、その長さの違い
によって異なるランプピンの先端位置に応じてばね板部
の撓み量も当然ばらつく。したがって、従来のように前
記折り曲げ部一点での弾性変形に伴う反発荷重でけい光
ランプの保持力を実質的に得ている構成によれば、前記
反発荷重がばらつく結果、ランプ保持力とランプピンに
対する接触信頼性が低下する場合があるという問題があ
る。 【0013】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、更に、ランプ保持力およびランプピンに対する接
触信頼性を向上できるランプソケットを提供することに
ある。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、ランプピン挿
入孔を有し、導電体保持部が設けられた口金受け体と、
電線挿入孔を有した前壁に前記口金受け体がその厚み方
向に移動可能に挿通して取付けられるとともに、内部に
前記ランプピン挿入孔および前記電線挿入孔間に位置さ
れる導電体取付け溝が設けられたソケットボディと、こ
のソケットボディの後面開口を塞いで前記ソケットボデ
ィに取付けられたソケットカバーと、前記ソケットボデ
ィに収納され、一端部に前記口金受け体に係合されて前
記ランプピン挿入孔に挿入されるランプピンに接触する
ピン接触端部を有し、他端部に前記電線挿入孔に挿入さ
れる電線に接触してこの電線を鎖錠する鎖錠片部を有
し、かつ、中間部に前記導電体取付け溝に挿入して支持
される支持片部を有するとともに、この支持片部と前記
ピン接触端部とを一体につないで前記口金受け体を前方
に付勢するばね板部を有した接触導電体とを備える突き
合わせ形のランプソケットにおいて、前記ばね板部は、
前記支持片部の後端部から前記ソケットカバーに向けて
凸となるように弾性変形させた湾曲形状をなして前記導
電体取付け部及び前記導電体保持部間に配置され、か
つ、前記湾曲形状の前記ピン接触端部側の端から前記口
金受け体の裏側に向けて水平状態となるように折り曲げ
られ、更に前記ピン接触端部に向けて折り曲げられて、
前記口金受け体の裏側と接触するように設けられてお
り、前記ピン接触端部は、前記口金受け体の導電体保持
部に係合させて前記口金受け体に対し移動不能に取付け
保持されるとともに、前記ランプピン挿入孔に連続する
ようにピン入口を設けて相対向する一対のピン挟持片部
を有し、一方のピン挟持片部は、前記口金受け体の裏側
と接触している前記ばね板部から前記ソケットカバー側
へ折り曲げて形成されており、他方のピン挟持片は、前
記一方のピン挟持片部と連続しかつ対向して形成されて
いるとともに、ランプピンが前記ピン入口に入り込んだ
際に前記一方のピン挟持片部よりも主として弾性変形す
るように形成されていることを特徴とする。 【0015】 【0016】本発明において、ソケットボディの導電体
取付け溝は接触導電体の支持片部をソケットボディに対
して動かないように拘束し、口金受け体の導電体保持部
は接触導電体のピン接触端部を口金受け体に対して動か
ないように拘束する。したがって、これら支持片部とピ
ン接触端部との間のばね板部は、以上のようにソケット
ボディと口金受け体とに両端を保持されるとともに、自
由状態に対して予め多少撓んで、ソケットカバーに向け
て凸となるように湾曲した状態で設けられる。そのた
め、こうした取付け状態でのばね板部の撓みに伴う反発
荷重が口金受け体に対する付勢力として作用し、この受
け体を前方に付勢してソケットボディの前面に突出保持
させる。 【0017】そして、直管形けい光ランプのランプピン
が口金受け体のランプピン挿入孔に挿入されて、この口
金受け体がソケットボディ内に押し込まれると、それに
伴いピン接触端部が口金受け体を摺動することがないか
ら、湾曲方向が既に定まっているばね板部全体がさらに
ソケットカバー方向に大きく撓んで湾曲する。それによ
り、このばね板部と支持片部との折り曲げ部にランプピ
ンの挿入力が集中することを防止するとともに、こうし
たばね板部全体の撓みに応じた反発荷重によりランプ保
持力を得る。 【0018】したがって、接触導電体を板厚が薄い板ば
ね材で形成できるとともに、この薄肉化によりばね板部
が撓み易くなるのでランプピンの挿入力を軽減できる。
しかも、既述のようにばね板部全体の大きな撓みに応じ
たランプ保持力を得て、ランプピン挿入力の一点集中を
防止するから、けい光ランプが繰り返し着脱される場合
においても、前記折り曲げ部が折損する恐れを少なくで
きる。 【0019】 【0020】更に、本発明において、ピン接触端部が有
したピン挟持片部間のピン入り口は、ランプピン挿入孔
を通ったランプピンをピン挟持片部間に導入し、ピン挟
持片部は導入されたランプピンをその径方向両側から挟
んで、ランプピンと接触導電体との電気的接触を担う。
このようにランプピンとの接触方式を、ランプピンの端
面を当接させる突き当て方式ではなく、相対向するピン
挟持片部間に挿入する差し込み方式としたから、直管形
けい光ランプの全長のばらつきに伴うランプピンの先端
位置に影響されないようにできる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。図1、図4、図5中
11は硬質合成樹脂製のソケット筐体であって、この筐
体11は、ソケットボディ12と、口金受け体13と、
ソケットカバー14とを備えている。 【0022】図2、図6、図7等に示されるようにソケ
ットボディ12の後面は開放されている。ソケット筐体
11の前面をなすソケットボディ12の前壁12aに
は、このボディ12の先端側に位置して受け体取付け孔
15が設けられているとともに、このソケットボディ1
2の取付け端側に位置して複数組みの電線挿入孔16、
17と、これらに個別に対応してその近傍に並ぶ解錠孔
18、19とが夫々設けられている。 【0023】電線挿入孔16、17は二つ一組として一
対設けられているとともに、各組みの内の一方の電線挿
入孔は送り配線用として使用される。また、解錠孔1
8、19には図示しないピン状の解錠具が必要により挿
通され、それにより、後述のように自己鎖錠された電線
鎖錠状態を解除させるようになっている。 【0024】図3〜図7に示されるようにソケットボデ
ィ12の内部には受け体取付け孔15の周囲に位置して
複数のガイド凸部20が一体に設けられている。これら
ガイド凸部20はソケットボディ12の厚み方向に延び
るリブ等で形成されている。ている。さらに、図2、図
6に示されるようにソケットボディ12の内部における
幅方向中央部には電線挿入孔16、17間に位置して互
いに接近した一対の中央仕切り壁22、23が一体に設
けられている。これらの仕切り壁22、23は一つのガ
イド凸部20に一体につながっていて、容易に変形しな
いようになっている。 【0025】図6に示されるように一方の中央仕切り壁
22と、この壁22との間にソケットボディ12を後面
側から見て一方の電線挿入孔16および解錠孔18を置
いて対向するソケットボディ12の取付け端側の側壁1
2bとの対向面には、夫々ソケットボディ12の厚み方
向に延びて後端が開放される導電体取付け溝24が相対
向して設けられている。同様に、他方の中央仕切り壁2
3と、この壁23との間にソケットボディ12を後面側
から見て他方の電線挿入孔17および解錠孔19を置い
て対向するソケットボディ12の取付け端側の側壁12
cとの対向面には、夫々ソケットボディ12の厚み方向
に延びて後端が開放される導電体取付け溝25が相対向
して設けられている。なお、図6および図7等に示す符
号26は側壁12b、12cにその外面に開放して夫々
設けられたソケット取付け溝である。 【0026】前記ソケットカバー14はソケットボディ
12にその後面開口を塞いで連結されている。このカバ
ー14の取付けは、例えばねじを用いてもよいが、図示
の場合にはねじ止めを省略するために、図2等に示され
るソケットカバー14にそれと一体に突設された係止爪
14a、14bを、ソケットボディの爪受け部12d、
12eに係合させて行われている。爪受け部12dはソ
ケットボディ12の先端部内面に幅方向に延びて設けた
リブであり、また、爪受け部12eは前記側壁12b、
12cに設けられた段付き孔である。 【0027】前記口金受け体13は例えば前面が閉鎖さ
れるとともに後面が開放された筒状をなしており、後面
の開口縁には外側に張り出すストッパ突起13aが設け
られている。口金受け体13は、ソケットボディ12の
後面開口から受け体取付け孔15に通されて、ソケット
ボディ12の厚み方向(前後方向)に沿って移動可能に
設けられている。この移動に際して口金受け体13はそ
の外側面がガイド凸部20を摺動して移動を案内される
とともに、そのストッパ突起13aが受け体取付け孔1
5の縁部に引っ掛かってソケットボディ12からの抜け
出しが防止されるようになっている。 【0028】図8等に示されるように口金受け体13
は、その前壁(言い換えればソケット筐体11の前面)
13bから後面開口に向けて延びる中央絶縁壁31を有
しているとともに、この壁31の両側に位置して前壁1
3bに開けられた一対のランプピン挿入孔32を有して
いる。口金受け体13の内部には各ランプピン挿入孔3
2に対応して導電体保持部33が設けられている。これ
ら保持部33は、中央絶縁壁31およびこれに対向する
側壁の内面に一体成型した一対の段部33aと、それに
直角に連なって設けられるとともに相対向する一対の互
いに平行な壁面33bとから形成されている。段部33
aおよび壁面33bはいずれもランプピン挿入孔32の
両側に設けられているとともに、一対の段部33aはラ
ンプピン挿入孔32の下端位置と同じ高さ位置に設けら
れている。 【0029】前記ソケット筐体11のソケットボディ1
2内には、一対の接触導電体41がソケットボディ12
の幅方向に並んで収納されている。これら導電体41
は、ばね性を担うステンレス板などの母材層と、この一
面に接着されて電気経路を担う銅板などの導体層とから
なるクラッド材を素材として、プレス成型により図9等
に示されるようにピン接触端部42と、鎖錠片部43
と、支持片部44と、ばね板部45とを備えて形成され
ている。しかも、接触導電体41には後述の理由により
従来よりも遥かに薄い肉厚のクラッド材、例えば 0.2mm
の厚みのものを採用している。 【0030】ピン接触端部42は接触導電体41の長手
方向一端部に設けられている。この接触端部42は、前
記ランプピン挿入孔32を口金受け体13の内側から塞
ぐように設けられる平板部分を有した構成であってもよ
いが、この第1の実施の形態においては、ランプ保持力
とランプピンとの電気的接続の信頼性をより高めるため
に、図9に示されるようにピン入り口42aを設けて相
対向する一対のピン挟持片部42b、42cを有して例
えば略コの字状に折り曲げられて形成されている。一方
のピン挟持片部42bはばね板部45から折り曲げられ
ている。 【0031】この挟持片部42bとともに略コの字状を
なして折り曲げられた他方のピン挟持片部42cは、前
記ピン挟持片部42bよりも幅が狭いとともに、その前
端部はくの字状に曲げられていて、一方のピン挟持片部
42bとの間に前記ピン入り口42aを形成している。
他方の挟持片部42cのくの字状をなす前端部側は、前
記一方のピン挟持片部42bに次第に近付けられてお
り、例えばピン挟持片部42bに接触されている。 【0032】鎖錠片部43は、接触導電体41の長手方
向他端部に、支持片部44の前端部から斜め後ろ方向に
向けて折り曲げられている。この鎖錠片部43は電線挿
入孔16または17に挿入される図示しない電線に弾性
的に接触し、この電線をソケットボディ12の挟持面1
2g(図4、5参照)との間で鎖錠するために設けられ
ている。 【0033】支持片部44は、接触導電体41の中間部
に設けられており、その前端部には既述のように鎖錠片
部43が折れ曲がって連なり、後端部にはばね板部45
が折れ曲がって連なっている。この支持片部44は、接
触導電体41をソケットボディ12内に固定するために
設けられたものであって、その後端部の幅方向両側には
外れ止め片44aが夫々斜めに切り起こされている。 【0034】ばね板部45は、ピン接触端部42のピン
挟持片部42bと支持片部44とを一体につないでい
る。このばね板部45は口金受け体13を前方に付勢す
るばね性を担うために設けられている。ばね板部45と
支持片部44と一方のピン挟持片部42aとは同じ幅で
あって、これらよりも他方のピン挟持片部42cと鎖錠
片部43は幅が狭く形成されている。 【0035】前記構成の接触導電体41はその導体層を
ソケットボディ12の前壁12bの裏面に対向する姿勢
で、ソケットボディ12内に挿入して取付けられる。こ
の装着において、支持片部44の両側縁が相対向する導
電体取付け溝24または25に夫々嵌入するとともに、
その外れ止め片44aが前記溝24の一方の溝壁面また
は前記溝25の一方の溝壁面に食い込むから、その係合
により接触導電体41の中間部がソケットボディ12に
対して動かないように固定される。 【0036】しかも、前記装着において、ピン接触端部
42は、その一方のピン挟持片部42bの両側縁を夫々
口金受け体13の導電体保持部33の段部33aに掛合
させるとともに、他方のピン挟持片部42cを導電体保
持部33の相対向する壁面33b間に挿入して設けられ
る。このようにしてピン接触端部42が導電体保持部3
3に係合されることにより、この端部42は口金受け体
13の前壁13bの裏面に沿って摺動することなく、言
い換えれば、口金受け体13に対して移動不能に取付け
保持される。 【0037】こうした接触導電体41の取付けにおい
て、ばね板部45は、その自由状態からソケットカバー
14に向けて多少凸となるように湾曲して弾性変形され
る。これは、ソケットボディ12の受け体取付け孔15
に通された口金受け体13の導電体保持部33と、ソケ
ットボディ12の導電体取付け溝24または25との間
の距離に対して、接触導電体41のばね板部45の自由
長が長いことにより実現されている。なお、接触導電体
41の具体的な取付けにおいては、初めにピン接触端部
42を導電体保持部33に取付け、次に、支持片部44
を導電体取付け溝24または25に取付けて行うもので
ある。 【0038】以上の取付けにより、ばね板部45の弾性
力によってピン接触端部42の先端が前記前壁13bの
裏面に当接保持されるとともに、その当たりを介してば
ね板部45の撓みに応じた反発荷重で口金受け体13が
前方に付勢され、それにより、口金受け体13が前方に
付勢されてソケットボディ12の前面に突出保持され
る。そして、ソケットボディ12内に取付られ接触導電
体41におけるピン接触端部42のピン入り口40a
は、口金受け体13のランプピン挿入孔32の後端開口
に連続して配置され、鎖錠片部43は、一方の電線挿入
孔16および解錠孔18、または他方の電線挿入孔17
および解錠孔19に裏面開口に接近し対向して配置され
る。こうした接触導電体41の取付状態は図4に示され
ている。 【0039】こうした構成のランプソケットに器具内配
線用または送り配線用の電線(図示しない)を接続する
には、この電線の芯線を電線挿入孔16または17に差
し込めばよい。それにより、芯線が鎖錠片部43をその
弾性力に抗して押し開きながら挿入されるので、この芯
線に鎖錠片部43の先端縁が食い込んで、芯線が鎖錠片
部43とソケットボディ12の挟持面12gとの間に挟
着される。こうして、電線が鎖錠されて、これと接触導
電体41との機械的および電気的接続がなされる。 【0040】前記構成のランプソケットは、そのソケッ
ト筐体11のソケット取付溝26を、図示しない蛍光灯
照明器具が備える器具本体のソケット取付台に嵌合させ
ることにより、器具本体に取付けて使用される。そし
て、天井側に配置される蛍光灯照明器具にあっては通常
ソケット筐体11の先端を下方に向けて使用される。 【0041】そして、器具本体に固定されたランプソケ
ットに図5に示すように直管形けい光ランプ46を接続
するには、その口金47から突出されたランプピン48
を、口金受け体13のランプピン挿入孔32に挿入する
ことにより行われる。そうすると、まず、ランプピン挿
入孔32を通ったランプピン48がピン接触端部42の
ピン入り口42aに入り込んで、一方のピン挟持片部
2bから離れるように他方のピン挟持片部42bを主と
して弾性変形させながら、これら両挟持片部42b、4
2c間に挿入される。それにより、ランプピン48をそ
の径方向両側からピン接触端部42のばね力で挟持し
て、これらの電気的接続がなされる。 【0042】このようにランプピン48を相対向するピ
ン挟持片部42b、42c間に挿入する差し込み方式に
より、ランプピン48とピン接触端部42とを電気的に
接続するから、ランプピン48に対するピン接触端部4
2の挟持力がばね板部45のばね性には無関係となる。
それにより、けい光ランプ46の全長のばらつきに基づ
き挿入されたランプピン48の先端位置に浅い深いの差
があっても、ばね板部45の撓み量がばらつくことがな
く、前記電気的接続が影響されることがなくなるから、
ランプピン48に対する接触信頼性を向上できる。 【0043】前記ランプピン48の挿入がある程度進行
すると、口金47が口金受け体13の前壁13bに当た
るから、この時点以降は、前記電気的接続が維持された
ままで口金受け体13がソケットボディ12内に押し込
まれる。 【0044】ところで、既述のように接触導電体41の
支持片部44はソケットボディ12の導電体取付け溝2
4または25に固定されており、接触導電体41のピン
接触端部42は口金受け体13の導電体保持部33に口
金受け体13に対して動かないように拘束されている。
それにより、これら支持片部44とピン接触端部42と
の間のばね板部45は、ソケットボディ12と口金受け
体13とに両端を保持して設けられている。 【0045】そのため、以上のように口金受け体13が
ソケットボディ12内に押し込まれても、ピン接触端部
42が口金受け体13の前壁13bの裏面を摺動するこ
とがないから、前記押し込みに伴って、予め自由状態に
対して多少撓んでソケットカバー14に向けて凸となる
ように湾曲されて、湾曲方向が既に定まっているばね板
部45全体はさらにソケットボディ方向に大きく撓んで
湾曲される。それによって、このばね板部45と支持片
部44との折り曲げ部にランプピン48の挿入力が集中
することが防止されるとともに、このばね板部45全体
の撓みに応じた反発荷重によりランプ保持力を得ること
ができる。したがって、両端のランプソケットにより必
要なランプ保持力を得て前記器具本体にけい光ランプ4
6を支持できる。ランプソケットにけい光ランプ46が
支持された状態は図5に示されている。 【0046】そして、以上のように両端がそれが係合さ
れる部材に動かないように拘束されたばね板部45全体
の撓みに応じた反発荷重によるランプ保持力を得る構成
では、既述のように挿入されたランプピン48の先端位
置によってばね板部45の撓み量が変わることはなく、
その撓みは専ら口金47の押し加減に従うので、ランプ
保持力のばらつきを少なくして、けい光ランプ46を安
定して支持できる。その上、既述のようにランプピン4
8の挿入に伴ってランプ保持力を得るのにばね板部45
全体を撓みませるため、支持片部44とばね板部45と
の折り曲げ部に一点集中することを防止できる。それに
より、けい光ランプ46が繰り返し着脱される場合にお
いても、前記折り曲げ部が折損する恐れを少なくできる
ものであり、したがって、製品の品質を高めることがで
きる。 【0047】これとともに、既述のようにばね板部45
全体の大きな撓みに伴う反発荷重でランプ保持力を得る
ので、接触導電体41を板厚が薄い板ばね材で形成でき
る。したがって、材料コストが高いクラッド材を用いて
接触導電体41を作る場合においても、そのコストダウ
ンができるから、ひいてはランプソケット全体のコスト
を下げて安価に得ることができる。 【0048】しかも、以上のように接触導電体41の薄
肉化に伴ってばね板部45が撓み易くなる。そのため、
ランプピン48の挿入時における接触導電体41の抵抗
が減って、ランプピン48の挿入操作力を軽減できるの
で、ランプソケットにけい光ランプ46を取付ける作業
を容易にできる。 【0049】なお、前記第1の実施の形態では口金受け
体が有底円筒状であるが、これは前記特公昭61−30
387号公報、特公昭64−12066号公報などに示
されるように円筒部を有さない円板状の構成であっても
よい。また、本発明においてピン接触端部は、ばね板部
45から後ろ向きに折れ曲がったベース部に対して、こ
のベース部の両側縁から相対向するようにピン挟持片部
を折り曲げて、これらの間にピン入り口を形成し、か
つ、これら一対のピン挟持片部をピン入り口と反対端部
を除いてベース部から切り離すと共に、ピン挟持片部の
相互間隔をピン入り口側に向けて互いに狭まるけるよう
に設けて、前記ピン接触端部を形成してもよい。 【0050】 【発明の効果】本発明は、以上詳記したような形態で実
施されるので、以下の効果がある。 【0051】本発明に係るランプソケットによれば、両
端部が滑らないように拘束されて湾曲方向が既に定まっ
ているばね板部全体を、ランプピンの挿入に伴いソケッ
トカバー方向に大きく撓ませ、このばね板部全体の撓み
に応じた反発荷重によりランプ保持力を得るため、前記
ばね板部を有した接触導電体を薄肉のばね板材で形成で
き、それにより、接触導電体ひいては全体のコストダウ
ンを図って安価に得ることができる。そして、前記薄肉
化によりばね板部が撓み易くなるので、ランプピンの挿
入力が軽減されて、ランプピンの挿入を容易にできる。
さらに、ランプピンの挿入に伴い既述のように前記ばね
板部全体を大きな撓ませて、ばね板部と支持片部との折
り曲げ部にランプピンの挿入力が一点集中することを防
止したから、けい光ランプが繰り返し着脱される場合に
おいても、前記折り曲げ部が折損する恐れを少なくでき
る。 【0052】更に、本発明に係るランプソケットによれ
ば、ランプピンとの接触方式を、ランプピンを相対向す
るピン挟持片部間に挿入する差し込み方式としたから、
ランプ保持力およびランプピンに対する接触信頼性が直
管形けい光ランプの全長のばらつきに影響されなくな
り、ランプ保持力と接触安定性を共に向上できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係るランプソケッ
ト全体の構成を示す斜視図。 【図2】第1の実施の形態に係るランプソケット全体の
構成を前面側から見て示す分解斜視図。 【図3】第1の実施の形態に係るランプソケットの構成
をソケットカバーを取除いて後面側から見て示す分解斜
視図。 【図4】第1の実施の形態に係るランプソケット全体の
構成を示す断面図。 【図5】第1の実施の形態に係るランプソケットにけい
光ランプが支持された状態を示す断面図。 【図6】第1の実施の形態に係るランプソケットのソケ
ットボディと口金受け体とを組み合わせた状態を示す後
面図。 【図7】第1の実施の形態に係るランプソケットの構成
をソケットカバーを取除いた状態で示す後面図。 【図8】(A)は第1の実施の形態に係るランプソケッ
トの口金受け体の構成を示す後面図。(B)は図8
(A)中Z−Z線に沿って示す口金受け体の断面図。 【図9】(A)第1の実施の形態に係るランプソケット
の接触導電体の構成を示す側面図。 (B)第1の実施の形態に係るランプソケットの接触導
電体の構成を示す正面図。 【符号の説明】 12…ソケットボディ、 13…口金受け体、 14…ソケットカバー、 14b…口金受け体の前壁、 16、17…電線挿入孔、 24、25…導電体取付け溝、 32…ランプピン挿入孔、 33…導電体保持部、 41…接触導電体、 42…ピン接触端部、 42a…ピン入り口、 42b、42c…ピン挟持片部、 43…鎖錠片部、 44…支持片部、 45…ばね板部、 48…ランプピン。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ランプピン挿入孔を有し、導電体保持部が
    設けられた口金受け体と、 電線挿入孔を有した前壁に前記口金受け体がその厚み方
    向に移動可能に挿通して取付けられるとともに、内部に
    前記ランプピン挿入孔および前記電線挿入孔間に位置さ
    れる導電体取付け溝が設けられたソケットボディと、 このソケットボディの後面開口を塞いで前記ソケットボ
    ディに取付けられたソケットカバーと、 前記ソケットボディに収納され、一端部に前記口金受け
    体に係合されて前記ランプピン挿入孔に挿入されるラン
    プピンに接触するピン接触端部を有し、他端部に前記電
    線挿入孔に挿入される電線に接触してこの電線を鎖錠す
    る鎖錠片部を有し、かつ、中間部に前記導電体取付け溝
    に挿入して支持される支持片部を有するとともに、この
    支持片部と前記ピン接触端部とを一体につないで前記口
    金受け体を前方に付勢するばね板部を有した接触導電体
    とを備える突き合わせ形のランプソケットにおいて、前記ばね板部は、前記支持片部の後端部から前記ソケッ
    トカバーに向けて凸となるように弾性変形させた湾曲形
    状をなして前記導電体取付け部及び前記導電体保持部間
    に配置され、かつ、前記湾曲形状の前記ピン接触端部側
    の端から前記口金受け体の裏側に向けて水平状態となる
    ように折り曲げられ、更に前記ピン接触端部に向けて折
    り曲げられて、前記口金受け体の裏側と接触するように
    設けられており、 前記ピン接触端部は、前記口金受け体の導電体保持部に
    係合させて前記口金受け体に対し移動不能に取付け保持
    されるとともに、前記ランプピン挿入孔に連続するよう
    にピン入口を設けて相対向する一対のピン挟持片部を有
    し、 一方のピン挟持片部は、前記口金受け体の裏側と接触し
    ている前記ばね板部から前記ソケットカバー側へ折り曲
    げて形成されており、他方のピン挟持片は、前記一方の
    ピン挟持片部と連続しかつ対向して形成されているとと
    もに、ランプピンが前記ピン入口に入り込んだ際に前記
    一方のピン挟持片部よりも主として弾性変形するように
    形成されている ことを特徴とするランプソケット。
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