JP3451541B2 - 旅客交通手段の搭乗券販売装置 - Google Patents
旅客交通手段の搭乗券販売装置Info
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Description
舶等のように搭乗定員があらかじめ定められた旅客交通
手段の搭乗券販売装置に関するものである。
特開昭50−133892号公報記載のものを挙げるこ
とができる。この搭乗券販売装置は、航空会社等が管理
する中央処理装置に接続されている。そしてこの中央処
理装置から航空機等の空席状況を読み込み、読み込んだ
空席状況を随時に更新しながら表示手段で表示するよう
にしたものである。利用者はこの空席状況を見ながら所
望の便の搭乗券を購入するための入力を行い、その搭乗
券を自動的に購入することができるようになっている。
券の販売は、出発予定日の数ヶ月乃至十数ヶ月前から行
われるのが一般的である。また鉄道や船舶の搭乗券の販
売は出発予定日のおよそ一ヶ月前から行われるのが一般
的である。これらの旅客交通手段では、搭乗定員があら
かじめ定められている。したがって搭乗券の購入が遅れ
て定員がいっぱいになると、利用者は希望する便に搭乗
できないという事態が生じる。そのため希望する便に確
実に搭乗することを望む利用者は、安全のため販売開始
から早い時期に搭乗券を購入しておくことになる。この
場合には、運賃の安さよりも確実に搭乗できるという安
心感が利用者の重要な購買要因となる。しかしながら時
間に余裕がある等のため、特定の便に搭乗する必要はな
いという利用者も多く存在する。このような利用者にと
っては早くから搭乗券を買う必要はない。そしてこの場
合には、確実に搭乗できる安心感よりも、運賃の安さが
重要な購買要因となるのである。
通手段においては、季節や曜日等によっては空席を残し
たまま運行している場合も多い。これらの旅客交通手段
を運営する者にとっては、旅客運賃をいくらか割り引い
ても乗客を一人でも多く搭乗させることが望ましい。空
席を少しでも埋めて航空機等を運行した方が、結果的に
利益が出るからである。したがってこのような場合には
運賃をいくらか割り引いて、運賃の安さを重要な購買要
因とする上記のような利用者の需要を喚起できるのが望
ましい。
は、単に空席状況を利用者に知らせて搭乗券の自動販売
を行うだけであった。そのため運賃の安さを重要な購買
要因とする上記のような利用者の需要を十分に喚起する
ことができないという問題がった。
になされたものであって、その目的は、運賃の安さを重
要な購買要因とする利用者の需要を十分に喚起すること
が可能な旅客交通手段の搭乗券販売装置及び搭乗券販売
方法を提供することにある。
通手段の搭乗券販売装置は、搭乗定員の定められた旅客
交通手段の搭乗券販売装置であって、図1の機能図に示
すように、あらかじめ所定便の搭乗締切時刻を記憶して
おく搭乗締切時刻記憶手段32と、販売対象座席の基準
運賃をあらかじめ記憶しておく運賃記憶手段34と、現
在時刻を把握する時刻把握手段31と、この時刻把握手
段31から現在時刻を取得するとともに上記搭乗締切時
刻記憶手段32から搭乗締切時刻を読み出して現在時刻
から搭乗締切時刻までの残存時間を把握する残存時間把
握手段33と、この残存時間把握手段33から残存時間
を取得するとともに上記運賃記憶手段34から基準運賃
を読み出して上記残存時間が少ないほど基準運賃からの
減額率が増加するように運賃を決定する運賃決定手段4
0と、この運賃決定手段40から運賃を取得してこの運
賃を利用者に通知する通知手段43とを有する。
道、船舶が含まれる。また「搭乗券」は、航空券、乗船
券、乗車券、座席指定券のように、旅客交通手段を利用
するのに必要となる種々の証券を総称して言うものであ
る。そして「運賃」は、これら種々の証券を購入するの
に必要となる価額を言うものである。さらに「利用者」
には、上記搭乗券の販売取扱業者、購入希望者、予約希
望者、及び購入希望者若しくは予約希望者の代理人が含
まれる。また「通知手段」は、電話、ファクシミリ、電
光掲示板、液晶、CRTディスプレイ、又は音声合成装
置として構成することができる。
乗券販売方法では、搭乗締切時間までの残存時間が少な
くなるにつれて、より大きく減額された運賃を利用者に
通知することが可能となる。
は、さらに、上記所定便について販売対象座席数をあら
かじめ記憶しておく販売対象座席数記憶手段35と、こ
の販売対象座席のうち現時点においてすでに販売済みと
なった座席数を把握する販売済座席数把握手段36と、
上記販売対象座席数記憶手段35から販売対象座席数を
読み出すとともに販売済座席数把握手段36から販売済
座席数を取得して販売対象座席数から販売済座席数を差
し引いた残席数を把握する残席数把握手段37とを備
え、上記通知手段43は、残席数把握手段37から現時
点における上記残席数を取得してこの残席数を利用者に
通知するよう成されていることを特徴としている。
減額された運賃とともに現時点における残席数を利用者
に通知することが可能となる。
は、請求項1における前段の「搭乗定員の定められた…
…通知手段とを有し、」の構成を有するとともに、上記
所定便から他の便へ乗り継ぐ場合の基準乗継運賃又は基
準乗継可能範囲をあらかじめ記憶する乗継条件記憶手段
39と、上記残存時間把握手段33から残存時間を取得
するとともに上記乗継条件記憶手段39から基準乗継運
賃又は基準乗継可能範囲を読み出して、上記残存時間が
少ないほど上記基準乗継運賃からの減額率が増加するよ
うに乗継運賃を決定し、又は上記残存時間が少ないほど
上記基準乗継範囲から乗継可能範囲が拡大する方向に乗
継可能範囲を決定する乗継条件決定手段41とを備え、
上記通知手段43は、上記乗継条件決定手段41から乗
継条件を取得してこの乗継条件を利用者に通知するよう
成されていることを特徴としている。
わたる各便の合計運賃、各便のそれぞれの運賃、乗り継
ぎに要する特別の追加運賃を含むものである。
残存時間が少なくなるほど利用者にとって有利となる乗
継条件を、利用者に通知することが可能となる。
は、請求項1における前段の「搭乗定員の定められた…
…通知手段を有し、」の構成を有するとともに、上記所
定便について販売対座席数をあらかじめ記憶しておく販
売対象座席数記憶手段35と、この販売対象座席のうち
すでに販売された座席数を把握する販売済座席数把握手
段36と、上記販売対象座席数記憶手段35から販売対
象座席数を読み出すとともに販売済座席数把握手段36
からすでに販売された座席数を取得して販売対象座席数
からすでに販売された座席数を差し引いた残席数を把握
する残席数把握手段37と、利用者が希望運賃と必要座
席数とを入力できる購入条件入力手段と45、上記希望
運賃を上記運賃決定手段40から取得した運賃と比較す
るとともに上記必要座席数を上記残席数把握手段37か
ら取得した残席数と比較し、上記運賃が希望運賃以下で
あって必要座席数が残席数以下であったときに、上記運
賃で搭乗券を発行する発券手段47とを備えたことを特
徴としている。
利用者の希望と販売条件とが合致したときに、利用者は
搭乗券を取得することが可能となる。
搭乗券販売装置の具体的な実施の形態について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。
等が挙げられるが、ここでは一例として鉄道の場合を説
明する。図2は、上記搭乗券販売装置のハードウェア構
成を示すブロック図である。中央処理装置(CPU)1
は、鉄道会社の中央司令室の管理下にある。そしてこの
CPU1には、記憶装置、演算処理装置、及び通信制御
装置が設けられている。記憶装置は、磁気メモリ、半導
体メモリ等で構成され、搭乗締切時刻記憶手段32、運
賃記憶手段34、販売対象座席数記憶手段35、及び乗
継条件記憶手段39として機能する。また演算処理装置
は、ソフトウェア又はハードウェアで構成され、上記時
刻把握手段31、残存時間把握手段33、販売済座席数
把握手段36、残席数把握手段37、座席減少度把握手
段38、運賃決定手段40、乗継条件決定手段41、及
び運賃取得手段46として機能する。通信制御装置は、
ソフトウェア又はハードウェアで構成される通信制御イ
ンターフェースと通信網とを備えて通信手段43として
機能する。通信網には専用回線のほかインターネットを
用いることができる。
会社又は旅行業者等の販売窓口側を示している。この販
売窓口側には上記CPU1に接続された端末装置2bが
設置されている。そしてこの端末装置2bには、通知手
段43として機能するCRT3bが備えられている。そ
してこのCRT3bにより、座席の販売状況を逐一読み
取ることができる。
購入側を示している。この搭乗券購入側には、上記CP
U1に接続されたの端末装置2aが設置されている。そ
してこの端末装置2aに、申込信号入力手段44及び購
入条件入力手段45として機能するキーボード5及びポ
インティングデバイス6と、通知手段43として機能す
るCRT3aと、発券手段47として機能する自動発券
機4aとが接続されている。この端末装置2aは、コン
ビニエンスストアやガソリンスタンドなどに設置するこ
ともできる。代金の授受が人の間で行える場合は、搭乗
券だけでなく予約券も発行できる。予約券の場合は後日
確実に代金の請求が可能な場合に限られる。
有していて、ここでは申込信号入力手段44や購入条件
入力手段45としても機能している。そしてこのCRT
3aは、図3に示すように、その画面上に列車の運行情
報や搭乗券の販売情報を表示するとともに、搭乗券購入
希望者が表示情報を選択したり、又は条件を入力したり
することのできる申し込み・確認ボタン11を有してい
る。この申し込み・確認ボタン11は、指の接触又はポ
インティングデバイスの接触を含む操作により操作され
る。自動発券機4aは、CRT3aに表示される情報に
基づいて、搭乗券を現金又はクレジットカードで清算の
上、発券するものである。端末装置2bにも自動発券機
4bが設置されている。販売窓口担当者は、この自動発
券機4bによって、購入希望者側のCRT3a画面上の
情報と同一の情報に基づき、搭乗券を発券し代金を精算
することができる。
数が多い場合には、鉄道会社の中央司令室から運賃や座
席指定料を減額して乗客を集めるように指令が発せられ
る。そして残席数と減額率とがCPU1から販売窓口側
の端末装置2bに送信される。販売窓口側に設けられた
CRT3bの画面からは、入力された情報を直接読むこ
とができる。この新しい情報に基づいて、販売窓口側の
担当者は、減額率に営業経費や手数料などを加算してC
PU1へ入力する。上記通信制御装置により、購入者側
の端末装置2aには鉄道会社の中央司令室からの情報は
送信されず、販売窓口側の担当者が入力した情報だけが
送信される。
T3aの画面の一例を図3に示す。搭乗券購入希望者が
コンピュータ操作に不慣れな場合も多いから、搭乗区間
の指定はCRT画面を分割して駅名を表示し該当する駅
名を選択する事で簡易化する。画面10において乗車区
間に例えば福井、横浜を入力すると、最も適切な接続列
車が表示され、各々の残席数、運賃、減額率が表示され
る。発車時刻のより遅い便を希望する場合は、次頁ボタ
ンを押す。減額率を表示するのは、購入者が正規運賃を
正確に承知していなくともどの程度の減額であるかが判
れば希望が達せられるからである。続いて搭乗券購入希
望者は人数の欄に数字を入力し、申し込み・確認ボタン
11上を指又はポインティングデバイスで接触する。そ
して現金又はクレジットカードを投入すると自動発券機
4aが作動し、搭乗券が発券される。
時刻より前240時間から動作を開始するようにしてい
る。これは、人が遠方へ移動する際の心理的な作用に鑑
みたものであり、旅支度を整える準備期間をみたもので
ある。船舶の場合は同様の時間を見ればよい。航空機の
場合は、より遠方へ移動するのが通常であるから、72
0時間程度を見るのがよい。ただし以上は目安であっ
て、特にこれらに限定されるものではない。運賃の減額
率は、列車の出発まで数日間の余裕がある場合は僅少と
する一方、出発当日には大きな減額率を設定し、更に一
時間前からは減額率を更に大きくすることが望ましい。
本発明のような販売装置が最も効果的に用いられるの
は、航空機、船舶など途中での乗り降りがあまりなく、
定員が厳しく設定されるような旅客交通手段便である。
列車においては長距離の特急便や寝台列車などに特に有
効である。
されることを期待して、購入希望者が所望の運賃を入力
し、提示された運賃が希望運賃に相当すれば当該運賃に
て搭乗券を購入することができる。一例として、O駅発
T駅行き新幹線指定席について、発車50分前に50席
の残席数があると想定する。通常運賃を15,000円
とし、50分前の時点では減額率を10%とし、そして
発車前5分の時点で減額率を40%とする。そこで10
組の2名グループと個別の50人との計70人の乗車希
望者がある場合について、それぞれの申込時間と希望運
賃をプロットしたグラフを図4に示す。ここで40%迄
減額することは公表する必要はないから、購入希望者等
は減額率を予測して申し込むことになる。大半の人は斜
線部に申し込むと想定されるが、代表的なところに符号
を付けて説明する。
に12,000円で申し込み、指定乗車券を入手できる
のは約35分前の時点である。購入希望者K2は30分
前に10,500円で申し込み、指定乗車券を入手でき
るのは約20分前である。同一申し込み運賃でも申し込
み時刻順としているので混乱はない。購入希望者を特定
するためには氏名の記入が好ましく、希望運賃が、減額
される運賃と合致した場合は端末装置のスピーカにて呼
称する。
が10,500円となった時点で残席数が2であったと
する。一方、搭乗締切時間50分前に、減額率40%を
期待して9,000円にて2名グループK3の申し込み
があった場合、このグループK3は5分前に格安の指定
乗車券を入手できる。従って10分前に同額にて申し込
んだ購入希望者K4は指定乗車券を入手できないことに
なる。なお減額率は一定にする必要はない。残席数に対
して申し込む人がかなり多い場合には、減額率を極めて
緩やかに設定し取扱業者側の損失を少なくすることがで
きる。
よる搭乗券の購入希望者等を会員として扱うこともでき
る。搭乗券の購入申し込みを行う場合、いくらかの金銭
を支払うとともに住所、氏名を所定の用紙に記入し会員
とする会員制度を採用してもよい。この制度を効果的に
利用するためには、時間の経過と共に減額する運賃をあ
る時点で金額を固定し、その金額を基準にして会員の入
札を行うものである。当然高値をつけた人から指定乗車
券が発行されるが残席数も減少する。通常オークション
はつけ値が競りあがるのであるが、本例では減額運賃を
段階的に下げる方向で行うこととする。列車の出発時刻
に対して早い時間帯では減額しているとはいえ高い方の
金額を基準に入札が行われ時間の経過と共により低い金
額を基準に行う。入札の主催者は端末装置の管理者が好
ましいが特にこれに限定されない。場合によっては、5
月、8月、12月など乗車希望者が殺到する期間では、
通常運賃より高い価格での入札もあり得ることになる。
る通知手段は電話やファクシミリでも可能であるが、即
応性に欠けるきらいがある。電光掲示板は情報が一方的
になるので、端末装置を操作する者が側にいることが必
要となる。その点液晶又はCRTディスプレイは情報を
表示できるし、その情報の中から必要な用件を選択し、
また希望する条件を入力することも可能である。またC
PU1と端末装置との接続は専用回線に限らず、インタ
ーネットでも可能である。
を購入者自らが操作するようになっているが、CRTの
みを購入者が視認できるように設置し、口頭による依頼
を販売者側窓口の担当者が入力することでも目的は達せ
られる。本発明の販売装置によれば乗客を減額率の大き
い便に集中させるのではないかとの懸念もあり得る。し
かし遠方へ移動する人は仕事や人に会うためにあるいは
行楽のために乗車するのであって、少なからず予定を組
むのが普通である。従って乗車したい列車は自ずと定ま
ってくるから、前出の懸念は無用である。特に旅行を目
的としている場合は宿泊の予定もあるので、逆に航空
機、列車、船舶を利用する時間は予め定められるもので
ある。
搭乗券販売装置では、第1に、搭乗締切時間までの残存
時間が少なくなるにつれて、より大きく減額された運賃
を利用者に通知することができる。従って時々刻々減額
される運賃によって利用者の購買意欲を喚起することが
可能となる。さらに、第2に、減額された運賃とともに
現時点における残席数を利用者に通知することができ
る。従って残席数が残り少なくなるという心理的圧迫に
よって、利用者の購買意欲をさらに喚起することが可能
となる。
では、請求項1の第1の作用効果に加えて、乗継条件に
よっても利用者の購買意欲を喚起することが可能とな
る。
では、請求項1の第1の作用効果に加えて、利用者は希
望通りの運賃でのみ搭乗券を購入することが可能とな
る。
す機能図である。
するためのグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 搭乗定員の定められた旅客交通手段の搭
乗券販売装置であって、あらかじめ所定便の搭乗締切時
刻を記憶しておく搭乗締切時刻記憶手段と、販売対象座
席の基準運賃をあらかじめ記憶しておく運賃記憶手段
と、現在時刻を把握する時刻把握手段と、この時刻把握
手段から現在時刻を取得するとともに上記搭乗締切時刻
記憶手段から搭乗締切時刻を読み出して現在時刻から搭
乗締切時刻までの残存時間を把握する残存時間把握手段
と、この残存時間把握手段から残存時間を取得するとと
もに上記運賃記憶手段から基準運賃を読み出して上記残
存時間が少ないほど基準運賃からの減額率が増加するよ
うに運賃を決定する運賃決定手段と、この運賃決定手段
から運賃を取得してこの運賃を利用者に通知する通知手
段とを有し、 さらに、上記所定便について販売対象座席数をあらかじ
め記憶しておく販売対象座席数記憶手段と、この販売対
象座席のうちすでに販売された座席数を把握する販売済
座席数把握手段と、上記販売対象座席数記憶手段から販
売対象座席数を読み出すとともに販売済座席数把握手段
からすでに販売された座席数を取得して販売対象座席数
からすでに販売された座席数を差し引いた残席数を把握
する残席数把握手段とを備え、上記通知手段は、さら
に、残席数把握手段から上記残席数を取得してこの残席
数を利用者に通知するよう成されていることを特徴とす
る旅客交通手段の搭乗券販売装置。 - 【請求項2】 搭乗定員の定められた旅客交通手段の搭
乗券販売装置であって、あらかじめ所定便の搭乗締切時
刻を記憶しておく搭乗締切時刻記憶手段と、販売対象座
席の基準運賃をあらかじめ記憶しておく運賃記憶手段
と、現在時刻を把握する時刻把握手段と、この時刻把握
手段から現在時刻を取得するとともに上記搭乗締切時刻
記憶手段から搭乗締切時刻を読み出して現在時刻から搭
乗締切時刻までの残存時間を把握する残存時間把握手段
と、この残存時間把握手段から残存時間を取得するとと
もに上記運賃記憶手段から基準運賃を読み出して上記残
存時間が少ないほど基準運賃からの減額率が増加するよ
うに運賃を決定する運賃決定手段と、この運賃決定手段
から運賃を取得してこの運賃を利用者に通知する通知手
段とを有し、 さらに、上記所定便から他の便へ乗り継ぐ場合の基準乗
継運賃又は基準乗継可能範囲をあらかじめ記憶する乗継
条件記憶手段と、上記残存時間把握手段から残存時間を
取得するとともに上記乗継条件記憶手段から基準乗継運
賃又は基準乗継可能範囲を読み出して、上記残存時間が
少ないほど上記基準乗継運賃からの減額率が増加するよ
うに乗継運賃を決定し、又は上記残存時間が少ないほど
上記基準乗継範囲から乗継可能範囲が拡大する方向に乗
継可能範囲を決定する乗継条件決定手段とを備え、上記
通知手段は、さらに、上記乗継条件決定手段から乗継条
件を取得してこの乗継条件を利用者に通知するよう成さ
れていることを特徴とする旅客交通手段の搭乗券販売装
置。 - 【請求項3】 搭乗定員の定められた旅客交通手段の搭
乗券販売装置であって、あらかじめ所定便の搭乗締切時
刻を記憶しておく搭乗締切時刻記憶手段と、販売対象座
席の基準運賃をあらかじめ記憶しておく運賃記憶手段
と、現在時刻を把握する時刻把握手段と、この時刻把握
手段から現在時刻を取得するとともに上記搭乗締切時刻
記憶手段から搭乗締切時刻を読み出して現在時刻から搭
乗締切時刻までの残存時間を把握する残存時間把握手段
と、この残存時間把握手段から残存時間を取得するとと
もに上記運賃記憶手段から基準運賃を読み出して上記残
存時間が少ないほど基準運賃からの減額率が増加するよ
うに運賃を決定する運賃決定手段と、この運賃決定手段
から運賃を取得してこの運賃を利用者に通知する通知手
段とを有し、 さらに、上記所定便について販売対象座席数をあらかじ
め記憶しておく販売対象座席数記憶手段と、この販売対
象座席のうちすでに販売された座席数を把握する販売済
座席数把握手段と、上記販売対象座席数記憶手段から販
売対象座席数を読み出すとともに販売済座席数把握手段
からすでに販売された座席数を取得して販売対象座席数
からすでに販売された座席数を差し引いた残席数を把握
する残席数把握手段と、利用者が希望運賃と必要座席数
とを入力できる購入条件入力手段と、上記希望運賃を上
記運賃決定手段から取得した運賃と比較するとともに上
記必要座席数を上記残席数把握手段から取得した残席数
と比較し、上記運賃が希望運賃以下であって必要座席数
が残席数以下であったときに、上記運賃で搭乗券を発行
する発券手段とを備えたことを特徴とする旅客交通手段
の搭乗券販売装置。
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JP9-120668 | 1997-06-04 | ||
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