JP3451335B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP3451335B2 JP07728598A JP7728598A JP3451335B2 JP 3451335 B2 JP3451335 B2 JP 3451335B2 JP 07728598 A JP07728598 A JP 07728598A JP 7728598 A JP7728598 A JP 7728598A JP 3451335 B2 JP3451335 B2 JP 3451335B2
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  • Photovoltaic Devices (AREA)
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  • Protection Of Static Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光エネルギー
を利用して電力を供給する太陽電池モジュールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】1994年度から、住宅用太陽光発電シ
ステムを一般家庭に設置する場合には費用の一部を国が
補助する制度がスタートしたことから、近年において
は、住宅用太陽光発電システムを設置する家庭が増えて
きている。
【0003】住宅用太陽光発電システムは、太陽電池モ
ジュールを中心に構成されたものであり、一般的には図
7に示すような構成となっている。図7において、符号
20は、複数の太陽電池モジュール21からなる太陽電
池アレイ、22はその架台、23は直流接続箱、24は
インバータ、25は分電盤、26は電力量計である。
【0004】標準的な―般家庭に設置される住宅用太陽
光発電システムでは、1台130W程度の太陽電池モジ
ュールを24台設置しており、晴天日で約3kW程度の
発電量が得られるようになっている。詳しく言えば、太
陽電池モジュールは1台当たり約26V、5Aの出力が
あり、これを8台直列に接続したうえ、そのモジュール
列を更に3系統並列に接続することが行われるので、出
力は全体で約200Vで15Aの約3kW程度となる。
【0005】上記の太陽電池モジュール21は、通常、
図8に示すような外観を有しており、平面配置した多数
の太陽電池セル27の層を表面ガラス等と積層して板状
にパッケージしたものである。そして、その裏面には、
一対の出力コード28a,28bを有する端子ボックス
29が取り付けられている。
【0006】この太陽電池モジュール21の回路構成
は、図9に示すように、多数の太陽電池セル27を互い
に直列接続するとともに、これら太陽電池セル27の複
数個数からなる列にそれぞれバイパスダイオード30を
並列接続したものである。ここで、バイパスダイオード
30は、太陽電池セル27の一部もしくは全部が故障や
入射光の遮断により出力を生じなくなっている場合に、
これらの太陽電池セル27を回避する電路を形成するも
のであり、このバイパスダイオード30を介しては、正
常な太陽電池セル27同士、または、正常な太陽電池モ
ジュール21同士が接続されるため、全体として正常部
分の出力が外部に取り出せるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池モ
ジュール21は屋外に設置されるため、雷サージの被害
を受けやすい。そして、雷サージを受けると、太陽電池
モジュール21のうち、太陽電池セル27には比較的被
害は少ないのであるが、バイパスダイオード30は内部
破壊で降伏状態となって逆方向にも導通することがあ
り、その場合は、バイパスダイオード30を通じて対応
する太陽電池セル27の列の両端が短格されることが起
こる。
【0008】このようにバイパスダイオード30が太陽
電池セル27を短絡する状態になると、その太陽電池モ
ジュール21は使用できなくなるばかりか、場合によっ
ては危険な事態を招来するおそれがある。すなわち、バ
イパスダイオード30が太陽電池セル27を短絡してい
る状態下において、太陽電池モジュール21に太陽光が
当たると、太陽電池セル27の列には瞬時に大電圧かつ
大電流の電力が発生するから、大電流が流れるバイパス
ダイオード30が発熱し、過熱によって発火することも
ある。
【0009】従来の太陽電池モジュールでは、安全性を
高めるために種々の工夫がなされているけれども、雷サ
ージによる被害や、この雷サージにより短絡状態となっ
たバイパスダイオードの危険性については充分に認識さ
れておらず、これらを考慮した安全対策を怠っているの
が現状である。
【0010】本発明は、このような現状に鑑みて創案さ
れたものであり、雷サージによるバイパスダイオードの
被害をできるだけ少なくし、また、被害を受けたとして
もバイパスダイオードが過熱や発火することを未然に防
止しうる構成とされて安全性の向上した太陽電池モジュ
ールを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる太陽電池
モジュールは、多数の太陽電池セルが互いに直列接続さ
れるとともに、これら太陽電池セルの各個もしくは複数
個の列にバイパスダイオードが並列接続されているもの
であり、上記した不都合をなくすため、以下のような構
成を採用している。
【0012】すなわち、第1の発明では、バイパスダイ
オードに対して並列に耐雷器が接続されている構成とし
た。また、第2の発明では、バイパスダイオードに対
し、このバイパスダイオードの発熱を受ける温度ヒュー
ズが前記並列接続の回路内において、直列に接続されて
いる構成とした。さらに、第3の発明では、バイパスダ
イオードに対して電流ヒューズが前記並列接続の回路内
において直列に接続されている構成とした。なお、第2
および第3の発明では、温度ヒューズもしくは電流ヒュ
ーズの溶断を示す表示器を設けている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図3のそれぞれは第
1、第2および第3の各発明を含む一実施形態を示して
おり、図1は同実施形態に係る太陽電池モジュールの分
解斜視図、図2はその回路図、図3は回路の一部である
バイパスユニット部分の回路図である。
【0014】図1に示すように、この実施形態に係る太
陽電池モジュールは、基本的には、表面ガラス1と、E
VA樹脂層2と、多数の太陽電池セル3からなる本体層
4と、裏面側のEVA樹脂層5と、バックフィルム6と
を順次積層し、これらをラミネートにより一体化したう
え、裏面に出力コード7a,7bを有する端子ボックス
8を取り付けたものであり、この基本構造は従来の太陽
電池モジュールと特に異ならない。なお、各EVA樹脂
層2,5はいずれも厚さ0.4mm程度のEVA樹脂の
フィルムであり、また、バックフィルム6はテドラー/
Al/テドラーの3層構造となった厚さ110μmのフ
ィルムであることになっている。
【0015】さらに、裏面側のEVA樹脂層5およびバ
ックフィルム6には予め電力取り出し用の穴が開けられ
ており、ラミネート後には、この穴を通じたうえで各出
力コード7a,7bが本体層4の内部回路に対して接続
されている。端子ボックス8は、各出力コード7a,7
bと内部回路との接続部位を強度的にも耐水性の面でも
保護するために設けられたものである。
【0016】本体層4は、多数の太陽電池セル3を平面
配置して構成されているが、この実施形態では、本体層
4に付加回路としてバイパスユニット9が含まれてい
る。このバイパスユニット9は、太陽電池セル3と同様
に、太陽電池モジュールの厚さ内に組み込まれパッケー
ジされている。そして、本体層4における太陽電池セル
3とバイパスユニット9との回路構成は、図2にも示す
通り、多数の太陽電池セル3が互いに直列接続されると
ともに、これら太陽電池セル3の複数個毎にそれぞれバ
イパスユニット9が並列接続されたものとなっている。
【0017】バイパスユニット9は、バイパスダイオー
ド10を中心に構成された回路であり、バイパスダイオ
ード10は、互いに直列接続された多数の太陽電池セル
3の一部もしくは全部が故障や入射光の遮断により正常
に出力を生じなくなっている場合に、これらの太陽電池
セル3を回避する電路を形成するものである。バイパス
ユニット9の回路構成は図3に示す。バイパスユニット
9は、前記のバイパスダイオード10のほか、耐雷器1
1と、温度ヒューズ12と、電流ヒューズ13と、表示
器としての発光ダイオード14と、その保護抵抗15と
を有している。
【0018】耐雷器11は例えばバリスタからなり、バ
イパスダイオード10側に加わる雷サージを吸収するた
めのものであり、バイパスダイオード10に対して並列
に接続されている。温度ヒューズ12は、バイパスダイ
オード10の発熱を受けて溶断することによりバイパス
ダイオード10への電路を遮断するものであり、バイパ
スダイオード10の近傍位置において、バイパスダイオ
ード10と耐雷器11とからなる並列回路に対して直列
となるように接続されている。
【0019】電流ヒューズ13は、バイパスダイオード
10への逆方向電流により溶断することでもってバイパ
スダイオード10への電路を遮断するものであり、バイ
パスダイオード10と耐雷器11とからなる並列回路と
は直列に接続されている。発光ダイオード14は、温度
ヒューズ12もしくは電流ヒューズ13の溶断を点灯に
より表示するものであり、保護抵抗15とともに、バイ
パスダイオード10、耐雷器11、温度ヒューズ12お
よび電流ヒューズ13からなる回路に対して並列に接続
されている。
【0020】次に、上記構成の動作を(イ)サージ吸収
段階、(ロ)短絡、未過熱段階、(ハ)短絡、過熱段階
の各段階に分けて説明する。
【0021】(イ)サージ吸収段階。
【0022】太陽電池モジュールが雷サージを受ける
と、その雷サージは太陽電池セル3の列にもバイパスユ
ニット10にも加わるが、太陽電池セル3は多くの場合
ほとんど被害を受けない。バイパスユニット10では、
雷サージの大きさが耐雷器11の許容量以内ならば、雷
サージは耐雷器11によって吸収されることになり、バ
イパスダイオード10に対してはほとんど加わらないこ
とになる。そのため、バイパスダイオード10は雷サー
ジから保護されていることになり、対応する太陽電池セ
ル3の列を短絡させるには至らない。
【0023】上記のように耐雷器11は、バイパスダイ
オード10に加わるであろう雷サージを吸収すればよい
のであるから、バイパスダイオード10に並列に接続さ
れておればよく、図1ないし図3の実施形態とは異な
り、図4に示すように取り付けられていてもよい。すな
わち、図4の実施形態では、耐雷器11を含まないバイ
パスユニット16(図3の回路から耐雷器11を除いた
回路)を構成して、これを太陽電池セル3の列に並列接
続し、このバイパスユニット16と並列に耐雷器11を
接続している。この回路構成では、耐雷器11を含まな
いバイパスユニット16に加わるであろう雷サージが耐
雷器11に吸収されることになり、バイパスユニット1
6内のバイパスダイオード10には加わらなくなる。
【0024】(ロ)短絡、未過熱段階。
【0025】バイパスユニット10に加わる雷サージが
耐雷器11の許容量よりも大きい場合はバイパスダイオ
ード10にも雷サージが加わることになり、この雷サー
ジでもってバイパスダイオード10が内部破壊される結
果として逆方向にも導通し、対応する太陽電池セル3の
列が短絡された状態となる。そして、バイパスダイオー
ド10により太陽電池セル3の列が短絡状態となった後
に、太陽電池セル3が太陽光を受けて発電動作すると、
その発電による電流がバイパスダイオード10を流れる
ことになり、バイパスダイオード10が発熱することに
なる。
【0026】このとき、太陽電池セル3での発電電力が
大きければ、短絡状態のバイパスダイオード10は過熱
し、発火するおそれがあるが、発電電力が少なかったり
皆無であったりすると、バイパスダイオード10は過熱
しない。しかしながら、短絡状態のバイパスダイオード
10により、太陽電池セル3全体の直列回路の中途に短
絡した部分が介在していることになるから、太陽電池モ
ジュールの出力は取り出せなくなる。
【0027】この場合は、太陽電池モジュールの出力コ
ード7a,7bに逆方向の電圧を印加し、バイパスユニ
ット9に逆方向の電流を流すようにすればよい。すなわ
ち、バイパスユニット9内のバイパスダイオード10は
短絡状態であるから、逆方向の電流は電流ヒューズ1
3、バイパスダイオード10および温度ヒューズ12か
らなる直列回路に流れ、その電流により電流ヒューズ1
3が溶断し、バイパスダイオード10への電路は遮断さ
れる。これで、外部からの操作により、短絡状態のバイ
パスダイオード10を太陽電池セル3の直列回路から強
制的に分離することができ、対応する太陽電池セル3の
列が短絡されている状態は解消される。
【0028】このようにバイパスダイオード10への電
路が遮断されると、太陽電池セル3での発電電力は、バ
イパスダイオード10や電流ヒューズ13等と並列の発
光ダイオード14に与えられるから、発光ダイオード1
4が点灯する。この発光ダイオード14の点灯で、電流
ヒューズ13が溶断したことが外部から視認可能とな
る。なお、短絡状態のバイパスダイオード10を分離し
ただけでは、太陽電池セル3の直列回路はバイパスダイ
オード10を有しないものとなるので、別にバイパスダ
イオードを用意し、これを外付けの形で太陽電池セル3
の直列回路に接続すればよい。このバイパスダイオード
の外付けをすれば、太陽電池モジュールは元のような回
路を有することになるので、出力を取り出すことが可能
となる。
【0029】(ハ)短絡、過熱段階。
【0030】被害を受けたバイパスダイオード10によ
り太陽電池セル3の列が短絡状態となった後に、太陽電
池セル3が強い太陽光を受けて大きな電力を発生する
と、バイパスダイオード10に大電流が流れて、バイパ
スダイオード10は過熱する。この過熱が続けば、バイ
パスダイオード10は発火するおそれがあるが、この実
施形態の構成では、バイパスダイオード10の近くに温
度ヒューズ12があり、この温度ヒューズ12がバイパ
スダイオード10の熱を受けて溶断するため、バイパス
ダイオード10が発火する前にバイパスダイオード10
への電路が遮断される結果、バイパスダイオード10に
はそれ以上の電流が流れなくなる。これにより、短絡状
態のバイパスダイオード10の発火が未然に防止され
る。
【0031】このように温度ヒューズ12が溶断してバ
イパスダイオード10への電路が遮断されると、太陽電
池セル3での発電電力が発光ダイオード14に与えられ
ることになり、発光ダイオード14が点灯し、その点灯
により、温度ヒューズ12が溶断したことが外部から視
認しうるよう表示される。なお、この場合にも、電流ヒ
ューズ13が溶断した場合と同様に、バイパスダイオー
ド10への電路を遮断しただけでは、太陽電池セル3の
直列回路はバイパスダイオード10を有しないものとな
るので、別にバイパスダイオードを用意したうえで外付
けすれば、太陽電池モジュールからは元のように出力が
取り出せることになる。
【0032】ところで、図1ないし図3には、第1ない
し第3の各発明の構成を併せ有する太陽電池モジュール
を示したが、図5および図6に示すように、各発明を別
個に実施することも可能である。
【0033】図5は第1発明に対応の実施形態に係る太
陽電池モジュールの回路図であり、この太陽電池モジュ
ールでは、多数の太陽電池セル3が互いに直列接続され
るとともに、これら太陽電池セル3の複数個からなる列
にバイパスダイオード10が並列接続されていて、各バ
イパスダイオード10には並列にバリスタのような耐雷
器11が接続されている。この太陽電池モジュールにお
いても、バイパスダイオード10に加わるであろう雷サ
ージは耐雷器11に吸収されるから、バイパスダイオー
ド10は雷サージから保護される。
【0034】図6は、第2もしくは第3発明に対応の実
施形態に係る太陽電池モジュールの回路図である。この
太陽電池モジュールでは、多数の太陽電池セル3が互い
に直列接続されるとともに、これら太陽電池セル3の複
数個からなる列にもバイパスダイオード10が並列接続
されており、このバイパスダイオード10の発熱を受け
て溶断する温度ヒューズ12、もしくは逆方向の電流に
よって溶断する電流ヒューズ13がバイパスダイオード
10に対して直列に接続されている。さらに、バイパス
ダイオード10とヒューズ(温度ヒューズ12もしくは
電流ヒューズ13)とからなる直列回路に対しては、保
護抵抗15を伴う発光ダイオード14が並列に接続され
ている。
【0035】ところで、温度ヒューズ12を設けたもの
では、バイパスダイオード10が雷サージにより短絡状
態になった後、太陽電池セル3の発電電流によって発熱
し、過熱した場合には温度ヒューズ12が溶断するか
ら、短絡状態のバイパスダイオード10への電路が遮断
されることになり、バイパスダイオード10の発火が未
然に防止される。そして、温度ヒューズ12が溶断した
ことは、発光ダイオード14の点灯により表示される。
【0036】また、電流ヒューズ13を設けたもので
は、バイパスダイオード10が雷サージを受けて短絡状
態になった後、このバイパスダイオード10と電流ヒュ
ーズ13との直列回路に逆方向の電流を流すことによ
り、電流ヒューズ13が溶断し、バイパスダイオード1
0への電路が遮断される。これで、過熱、発火のおそれ
があるバイパスダイオード10が太陽電池セル3の直列
回路から分離される。この場合の電流ヒューズ13の溶
断も、発光ダイオード14の点灯で表示される。
【0037】なお、上記の各実施形態では、太陽電池セ
ル3の複数個毎にそれぞれバイパスダイオード10を並
列に接続するとしているが、太陽電池セル3の各個にバ
イパスダイオード10を並列接続してもよいし、太陽電
池セル3の全部に対して1個のバイパスダイオード10
を並列接続してもよく、このような構成においても本発
明を適用しうることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
雷サージによるバイパスダイオードの被害をできるだけ
少なくすることができ、また、バイパスダイオードが被
害を受けたとしても、その後にバイパスダイオードが過
熱して発火することを未然に防止することができるた
め、安全性の大幅な向上を実現できるという効果が得ら
れる。すなわち、具体的には、第1発明のような耐雷器
を設けたものでは、耐雷器が雷サージを吸収するから、
バイパスダイオードが雷サージから保護される。
【0039】また、第2発明のような温度ヒューズを設
けたものでは、バイパスダイオードが雷サージによって
短絡状態となった後、このバイパスダイオードが発電電
流によって過熱された場合には温度ヒューズが溶断する
ことになるので、バイパスダイオードにそれ以上電流が
流れないようになり、バイパスダイオードの発火が抑制
されることになる。さらに、第3発明のような電流ヒュ
ーズを設けたものでは、バイパスダイオードが雷サージ
によって短絡状態となった後、電流ヒューズに逆方向の
電流を流すと、電流ヒューズが溶断することになり、そ
の結果としてバイパスダイオードには電流が流れなくな
るので、バイパスダイオードの過熱や発火が未然に防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件の第1ないし第3発明に係る一実施形態の
太陽電池モジュールを示す分解斜視図である。
【図2】上記実施形態に係る太陽電池モジュールの回路
構成を示す回路図である。
【図3】上記実施形態に係る太陽電池モジュールのバイ
パスユニット部分の回路構成を示す回路図である。
【図4】他の実施形態に係る太陽電池モジュールの回路
構成を示す回路図である。
【図5】本件の第1発明の実施形態に係る太陽電池モジ
ュールの回路構成を示す回路図である。
【図6】本件の第2もしくは第3発明の実施形態に係る
太陽電池モジュールの回路構成を示す回路図である。
【図7】住宅用太陽光発電システムの全体構成を示す構
成図である。
【図8】太陽電池モジュールの外観斜視図である。
【図9】従来形態に係る太陽電池モジュールの回路図で
ある。
【符号の説明】
3 太陽電池セル 10 バイパスダイオード 11 耐雷器 12 温度ヒューズ 13 電流ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 31/04 - 3/078 H02J 7/35

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の太陽電池セルが互いに直列接続さ
    れるとともに、これら太陽電池セルの各個もしくは複数
    個の列にバイパスダイオードが並列接続されてなる太陽
    電池モジュールであって、 バイパスダイオードに対しては、耐雷器が並列に接続さ
    れていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 多数の太陽電池セルが互いに直列接続さ
    れるとともに、これら太陽電池セルの各個もしくは複数
    個の列にバイパスダイオードが並列接続されてなる太陽
    電池モジュールであって、 バイパスダイオードに対しては、このバイパスダイオー
    ドの発熱を受ける温度ヒューズが前記並列接続の回路内
    において直列に接続されていることを特徴とする太陽電
    池モジュール。
  3. 【請求項3】 多数の太陽電池セルが互いに直列接続さ
    れるとともに、これら太陽電池セルの各個もしくは複数
    個の列にバイパスダイオードが並列接続されてなる太陽
    電池モジュールであって、 バイパスダイオードに対しては、電流ヒューズが前記並
    列接続の回路内において直列に接続されていることを特
    徴とする太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の太陽電池モジ
    ュールであって、 温度ヒューズもしくは電流ヒューズの少なくとも一方の
    溶断を表示する表示器が設けられていることを特徴とす
    る太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の太陽電池モジュールであって、 バイパスダイオードと耐雷器とからなる回路に対しては
    温度ヒューズおよび電流ヒューズが直列に接続されてお
    り、温度ヒューズと電流ヒューズとバイパスダイオード
    と耐雷器とを含む回路に対しては表示器が並列に接続さ
    れていることを特徴とする太陽電池モジュール。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3036405U (ja) 1996-10-02 1997-04-22 有限会社ワ−ルド企画 不良の存在及び場所の検出が可能な多数の接続された太陽電池モジュールからなる発電装置

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JP3036405U (ja) 1996-10-02 1997-04-22 有限会社ワ−ルド企画 不良の存在及び場所の検出が可能な多数の接続された太陽電池モジュールからなる発電装置

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