JP3451247B2 - 半導体装置およびその製法 - Google Patents
半導体装置およびその製法Info
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Description
の高耐圧半導体装置に係り、特に、六方晶炭化珪素(S
iC)の単結晶基板を用いた電界効果型トランジスタ、
ショットキー・ダイオード、静電誘導サイリスタ等の、
低損失化と高耐圧化を図るに好適な構造の半導体装置、
および、その製法に関する。
(SiC)単結晶基板の面および方向軸を表す場合に、
結晶面は{0001}、方向は<0001>のようにい
わゆるミラー指数を用いて記述するが、対称性を持つ面
や方向はその性質が等価であることから、説明を分かり
易くするため区別しないことにする。
要の数字の上にはバーを付した表現内容であるが、明細
書の表現手段に制約があるため、前記所要の数字にアン
ダーラインを付して、例えば結晶面は{1120}、方
向は<1120>と示し、この場合のアンダーライン
は、上記の数字の上に付すバーと同じ意味である。
また、電流が数100mA〜数10A以上の、いわゆる
パワー用の個別半導体装置や集積回路素(パワーIC)
の一部には、その動作の高速性からユニポーラ素子であ
る電界効果型トランジスタが用いられる。
レインとして主電流を流し、前記素子表面のソース領域
とソース領域下部のチャネル(反転層)形成領域(その
一部はソース電極に連結される)を部分的に除去して形
成した多数の溝(ゲート溝)の側面に、ゲート絶縁膜と
ゲート電極を設け、該ゲート電極の印加電圧により、チ
ャネル形成領域に部分的に形成されて電流の流路となる
チャネルを制御して、主電流のON/OFFやそのを制
御する、いわゆる縦型の電界効果型トランジスタは、大
きな主電流を高い応答性を持って制御できる。
する場合には、シリコン(Si)やガリウム砒素(Ga
As)の単結晶ウエハが用いられており、これらの単結
晶は立方晶の結晶構造を有することが知られている。近
年、前記素子の作動電圧、作動電流、さらに、動作周波
数などの使用環境は益々高まる傾向にあり、素子の動作
時における電力損失や、高温の動作状態における信頼性
などの点から、従来のSiやGaAs単結晶材料では限
界に近づきつつある。
料として、大きなエネルギ・バンドギャップを有するこ
とから絶縁破壊電圧が高く、また、高温動作も可能な炭
化珪素(SiC)が注目され、大型の単結晶ウエハの製
作が可能となった近年、該素子の開発が盛んになってい
る。
の単結晶と同じ立方晶構造と、六方晶構造の2種がある
が、エネルギ・バンドギャップがより大きく、素子を構
成した場合の絶縁破壊電圧などの特性を大きくできるの
は六方晶構造であることが知られている。
ンジスタの一例としては、特開平4−239778号公
報や、日本国特許第2,910,573号に開示される構
造のものが知られている。
来の電界効果型トランジスタの構造は、チャネル構造の
改善による特性の向上、特に、素子の動作時における損
失の低減が図られているが、ドリフト領域の抵抗の低減
に関して配慮されておらず、その特性をより十分に発揮
していると云えない。
損失がより小さい六方晶単結晶の半導体部材を用いたユ
ニポーラタイプの半導体装置、および、その製法を提供
することにある。
に本発明は、六方晶単結晶の半導体材料を用いるユニポ
ーラタイプの半導体装置であって、電流経路に沿って交
互に並列配置されたp型領域とn型領域とをそれぞれ複
数備えて構成されるドリフト領域を有し、該ドリフト領
域におけるp型領域とn型領域との界面が{0001}
結晶面であることを特徴とする。
ソース領域およびドレイン領域の間に配置されるチャン
ネル形成領域をさらに備え、該チャンネル形成領域が
{1120}結晶面に沿って形成される構成としてもよ
い。
半導体装置の製法では、一導電型の六方晶SiC単結晶
の半導体基板に、抵抗率がより高く導電型が同一のエピ
タキシャル層を形成し、該エピタキシャル層をエッチン
グして{0001}結晶面を壁面とした溝を複数形成
し、該溝を前記エピタキシャル層とキャリヤ濃度が同一
または略同一の反対導電型のエピタキシャル層により埋
めることで、同数または略同数のp型およびn型領域か
らなるドリフト領域を形成することにある。
装置の製法では、前記製法によりドレイン側ドリフト領
域を形成し、さらに、該ドレイン側ドリフト領域表面を
平坦化した後、前記反対導電型のチャネル形成領域を形
成し、該チャネル形成領域に前記一導電型の不純物を拡
散して、ソース領域を複数形成するものであって、該チ
ャネル形成領域を{1120}結晶面に沿って形成する
ことにある。
用いる電界効果型トランジスタ、ショットキー・ダイオ
ード、静電誘導型サイリスタ等のユニポーラタイプの半
導体装置の構造と、それらの製法を提供することにあ
る。
一部を複数のソース領域、裏面側をドレイン領域として
電極を形成し、前記ソース,ドレイン領域間にチャネル
形成領域を挟み込み、該ソース領域に複数のゲート溝を
少なくともドレイン側ドリフト領域に到達するまで形成
し、該ゲート溝のチャネル形成領域にゲート絶縁膜とゲ
ート電極を形成した六方晶SiC単結晶を用いる縦型電
界効果型トランジスタにある。
面とし、ドレイン側ドリフト領域に到達し、壁面が主表
面に垂直で、該主表面に垂直な断面と平行な断面がいず
れも矩形状のゲート溝を、前記矩形の長手方向を<00
01>方向に平行して複数箇配置し、該ゲート溝の<0
001>方向に平行な壁面のチャネル形成領域にゲート
絶縁膜とゲート電極を形成し、当該基板の主表面に垂直
な{0001}結晶面を界面としたそれぞれ同数で複数
のp型領域とn型領域とを、前記p型領域およびn型領
域の、水平断面の長手方向が前記ゲート溝の長手方向と
直交して主電流経路に並列的に交互に配置する。
キャリヤの量は同等とし、主電流経路に並列方向の厚さ
は、前記p型領域とn型領域内に拡がる空乏層により自
由電荷キャリアが排除された場合に、アバランシェ降伏
の臨界強度以下の電圧を担うのに十分な厚さとするドレ
イン側ドリフト領域を配置したものである。
の一部を複数のソース領域、裏面側をドレイン領域とし
て電極を形成し、前記ソース、ドレイン領域間にチャネ
ル形成領域を挟み込み、該ソース領域に複数のゲート溝
を少なくともドレイン側ドリフト領域に到達するまで形
成し、該ゲート溝のチャネル形成領域にゲート絶縁膜と
ゲート電極を形成する六方晶SiC単結晶を用いる縦型
電界効果型トランジスタにある。
面とし、前記ドレイン側ドリフト領域に到達し、該主表
面に垂直な断面における壁面が60°の内角で交わるV
字形状を有し、該主表面に平行な断面が矩形状のゲート
溝を、前記矩形の長手方向を<0001>方向に平行と
して複数箇配置し、該ゲート溝の<0001>方向に平
行な壁面のチャネル形成領域にゲート絶縁膜とゲート電
極を形成し、当該基板の主表面に垂直な{0001}結
晶面を界面とした。
n型領域とを、前記p型領域およびn型領域の水平断面
の長手方向が、前記ゲート溝の長手方向と直交して主電
流経路に並列的に交互に配置し、前記p型領域とn型領
域は、それぞれの多数キャリヤの量は同等とし、主電流
経路に並列方向の厚さは、前記p型領域とn型領域内に
拡がる空乏層により自由電荷キャリアが排除された場合
に、アバランシェ降伏の臨界強度以下の電圧を担うのに
十分な厚さとするドレイン側ドリフト領域を配置する。
側の一部を複数のソース領域、裏面側をドレイン領域と
して電極を形成し、該ソース領域およびドレイン領域間
にドレイン側ドリフト領域とチャネル形成領域とを形成
し、該チャネル形成領域が形成されている主表面上の個
所にゲート絶縁膜とゲート電極とを形成した六方晶Si
C単結晶を用いる電界効果型トランジスタである。
面とし、該主表面に垂直な{0001}結晶面を界面と
したそれぞれ同数で複数のp型領域とn型領域を、主電
流経路に並列的に交互に配置する。
ャリヤの量は同等とし、主電流経路に並列方向の厚さ
は、前記p型領域とn型領域内に拡がる空乏層により自
由電荷キャリアが排除された場合に、アバランシェ降伏
の臨界強度以下の電圧を担うのに十分な厚さのドレイン
側ドリフト領域を配置する。
SiC単結晶を用いるショットキー・ダイオードまたは
静電誘導型サイリスタであって、基板の主表面として
{0001}結晶面以外の結晶面を用い、該基板の主表
面に垂直な{0001}結晶面を界面とした、それぞれ
同数で複数のp型領域とn型領域を主電流経路に並列的
に交互に配置し、前記p型領域とn型領域は、それぞれ
の多数キャリヤの量を同等とし、主電流経路に並列方向
の厚さを、前記p型領域とn型領域内に拡がる空乏層に
より自由電荷キャリアが排除された場合に、アバランシ
ェ降伏の臨界強度以下の電圧を担うのに十分な厚さとす
るドレイン側ドリフト領域を配置する。
界効果型トランジスタの製法において、{1100}結
晶面の抵抗率が低い、一導電型の六方晶SiC単結晶の
半導体基板に、抵抗率が高く導電型が同一のエピタキシ
ャル層を形成する。
グし、当該基板の主表面に垂直な{0001}結晶面を
壁面とした溝を複数形成し、該溝を前記一導電型で高抵
抗率のエピタキシャル層と、キャリヤ濃度が同一の反対
導電型のエピタキシャル層により埋め、前記pおよびn
型両導電型領域のそれぞれが同数で複数の領域からなる
ドレイン側ドリフト領域を形成し、該ドレイン側ドリフ
ト領域表面を平坦化した後、反対導電型のチャネル形成
領域を形成する。
物を拡散してソース領域を複数形成し、少なくともドレ
イン側ドリフト領域に達しており、側壁が前記主表面に
垂直で<0001>方向に平行な、前記p型,nドリフ
ト領域の矩形状水平断面の長手方向と直交して配置され
たゲート溝を、前記ソース領域に複数箇形成し、該ゲー
ト溝の該主表面に垂直で<0001>方向に平行な壁面
に、ゲート絶縁膜を形成する。
前記主表面のチャネル形成領域およびソース領域の両導
電型表面を結合してソース電極を形成し、前記ドレイン
領域であり基板結晶の裏面にドレイン電極を形成する。
界効果型トランジスタの製法において、{1120}結
晶面の六方晶SiC単結晶の抵抗率の低い一導電型の半
導体基板に、抵抗率が高く導電型が同一のエピタキシャ
ル層を形成し、該エピタキシャル層をエッチングして、
当該基板の主表面に垂直な{0001}結晶面を壁面と
した溝を複数形成し、該溝を前記一導電型で高抵抗率の
エピタキシャル層とキャリヤ濃度が同一の反対導電型の
エピタキシャル層により埋めて、前記pおよびn型両導
電型領域とそれぞれ同数で複数の領域からなるドレイン
側ドリフト領域を形成する。
を平坦化した後、反対導電型のチャネル形成領域をエピ
タキシャル成長により形成し、該チャネル形成領域に一
導電型の不純物を拡散してソース領域を複数形成し、該
チャネル形成領域に壁面が60°の内角で交わり、前記
主表面に垂直な断面がV字形状、前記主表面に平行な断
面が矩形状、該矩形の長手方向が<0001>方向に平
行で、前記p型およびn型ドリフト領域の矩形状水平断
面の長手方向と直交して配置されたゲート溝を、前記ソ
ース領域に複数形成し、該ゲート溝の<0001>方向
に平行な壁面にゲート絶縁膜を形成する。
形成し、前記主表面のチャネル形成領域およびソース領
域の両導電型表面を結合してソース電極を形成し、前記
ドレイン領域であり基板結晶の裏面にドレイン電極を形
成する。
果型トランジスタの製法において、{1120}結晶面
の六方晶SiC単結晶の抵抗率の低い一導電型の半導体
基板に抵抗率が高く導電型が同一のエピタキシャル層を
形成し、該エピタキシャル層をエッチングし、当該基板
の主表面に垂直な{0001}結晶面を壁面とした溝を
複数形成する。
ピタキシャル層とキャリヤ濃度が同一の反対導電型のエ
ピタキシャル層により埋めて、前記pおよびn型両導電
型領域のそれぞれと同数で、複数の領域からなるドレイ
ン側ドリフト領域を形成する。
た後、反対導電型の不純物を拡散してチャネル形成領域
を複数形成し、該チャネル形成領域内に一導電型の不純
物を拡散してソース領域を複数形成する。さらに、前記
主表面に露出した前記チャネル形成領域にゲート絶縁膜
を形成し、該ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成し、前
記主表面にある複数のチャネル形成領域およびソース領
域の両導電型表面を結合してソース電極を形成し、前記
ドレイン領域で基板結晶の裏面にドレイン電極を形成す
る。
トキー・ダイオードまたは静電誘導型サイリスタの製法
において、{0001}結晶面以外の主面を有する六方
晶SiC単結晶であって抵抗率の小さな一導電型の半導
体基板に、抵抗率が高く導電型が同一のエピタキシャル
層を形成する。
基板の主表面に垂直な{0001}結晶面を壁面とする
溝を複数形成し、該溝を前記一導電型で高抵抗率のエピ
タキシャル層とキャリヤ濃度が同一の反対導電型のエピ
タキシャル層により埋めて、前記pおよびn型両導電型
領域のそれぞれ同数で複数の領域からなるドリフト領域
を形成し、該ドリフト領域表面を平坦化した後、同一導
電型のエピタキシャル層を形成し、該エピタキシャル層
に金属電極、あるいは、反対および同一導電型の不純物
層を形成する。
に説明する。なお、図において同一構成部署には同一符
号を付してその詳細な説明は省略する。
iC単結晶ウエハを用いた、縦型電界効果トランジスタ
の一実施例を、図1、図2に基づき説明する。
トランジスタの一構成例を示す斜視図で、図1(b)
は、図1(a)のA−A’部から見た模式断面図であ
る。チャンネルが形成された場合の状態を模式的に示し
ている。本発明の構成を理解し易くするために、本明細
書の図面においては、トランジスタや他の半導体装置の
断面方向距離を平面方向距離に比べて拡大して示した。
六方晶単結晶における単位格子を示す説明図で、図2
(a)〜(c)は、単位格子による六方晶単結晶の結晶
面と軸方向の説明図である。
て、電極と接するために抵抗率を小さくしたn+型層で
形成されたn+型低抵抗ドレイン領域1(基板ウエハで
あり低抵抗基板と呼ばれる)と、チャンネル形成領域3
と、これに接したドレイン側ドリフト領域2(ON状態
においてはドレイン領域として作用する)と、複数個の
p型領域とn型領域で構成されている。
5、電流の流路となるチャネル6、ゲート溝7、ゲート
溝7の壁面であるチャネル形成面8と、ドレイン電極
9、ソース電極10、および、ゲート電極11を有す
る。
単結晶基板12の主表面であって{1100}結晶面で
ある。14は電界効果型トランジスタON時の電流経路
を示している。なお、本実施例の素子は、一枚の六方晶
SiC単結晶基板(ウエハ)12に一度に多数箇形成さ
れた後、それぞれに切り出し作製した。
ドレイン領域1、複数のp型領域とn型領域で構成され
るドレイン側ドリフト領域2、チャネル形成領域3は順
に積層状態に構成され、p型のチャネル形成領域3の一
部にはn型ソース領域4が複数形成されて主表面13を
構成している。
型ソース領域4からp型チャネル形成領域3を介してp
型、n型の複数の領域からなるドレイン側ドリフト領域
2までに達し、前記主表面13に対して厚み方向に切り
込まれた、好ましくは直方体形状あるいは略直方体形状
の、細長いゲート溝7が形成されている。
にゲート絶縁膜5が設けられ、ゲート溝7の長手方向の
ゲート絶縁膜5の上面にゲート電極11が配置され、ま
た、p型のチャネル形成領域3の開放面および該開放面
に連なるn型ソース領域4の一部の表面に、ソース電極
10がオーミック接合される。
面側には、ドレイン電極9がオーミック接合される。
特に限定されないが、例えば、ソース領域4を主表面1
3全面に形成した後、主表面13を掘り込み、p型のチ
ャネル形成領域3とn型ソース領域4とを、掘り込んだ
溝の壁面で連結する方法もある。
好ましくは垂直あるいは略垂直で、該垂直面と主表面1
3に平行な断面が、いずれも好ましくは矩形状あるいは
略矩形状とし、該ゲート溝7の主表面13に平行な断面
の矩形の長手方向を、図1(a)中に示すように<00
01>方向(好ましくは平行あるいは略平行)に複数箇
配置される。
び主表面13に平行な断面を矩形あるいは略矩形状とし
たゲート溝7の配置方向を、種々変えた電界効果型トラ
ンジスタを作成し、ON状態における素子の損失を調べ
た結果、水平断面の矩形の長手方向を<0001>方向
に平行として配置し、この壁面にゲート電極11を設け
た場合が、最も損失が小さくなることが分かった。
>方向に配置して、この垂直面にゲート電極11を設け
た場合には、主表面に対し垂直でチャネルが形成される
領域の壁面は、原子の面密度が最も小さい{1120}
結晶面に等しい面となる。この結果、チャネルの抵抗が
低減されるためと推定される。従って、本発明では、こ
の{1120}結晶面あるいは該結晶面とほぼ等しい面
に沿って、チャネル形成領域3が形成されるよう構成す
る。
面13に垂直あるいは略垂直な{0001}面を界面と
し、好ましくは同数あるいは略同数で複数のp型領域と
n型領域が、その水平断面の長手方向を前記ゲート溝7
の配置方向に直交あるいは略直交するように形成され、
電流経路に並列的に交互に配置されている。
多数キャリヤの量は同等あるいはほぼ同等の形成し、そ
の厚みは、空乏層により自由電荷キャリアが排除された
場合に、アバランシェ降伏の臨界強度以下の電圧を担う
に十分な長さとする。
けるn型領域の多数キャリヤの総量は、従来のn型領域
のみからなるドレイン側ドリフト領域構造に比べて大き
くでき、このドリフト領域2のON状態の抵抗をより小
さくすることができる。
域の界面を好ましくは{0001}結晶面あるいはそれ
にほぼ等しい面とすることにより、結晶欠陥の非常に少
ないp型領域およびn型領域の形成が可能となり、素子
のOFF状態における漏洩電流が大幅に削減され、高耐
圧化の達成が可能となる。
トランジスタのON状態における素子損失が低減される
と共に、OFF状態における大きな素子耐圧も達成され
る。
縦型電界効果型トランジスタの他の構成例を示す斜視
図、図3(b)は図3(a)のA−A’線部分から見た
模式断面図である。
構成は図1と同じなので、その説明は省略する。
晶SiC単結晶基板12の主表面が{1120}結晶面
であり、また、ゲート溝7は、主表面13に垂直な断面
での形状が、当該ゲート溝7の壁面が好ましくは60°
または略60°の内角を持って交わるV字形状である点
が異なる。
13に平行な断面を好ましくは矩形または略矩形状と
し、該矩形の長手方向を、ドリフト領域のp型領域およ
びn型領域の水平断面の長手方向と、直交あるいは略直
交する<0001>方向に好ましくは平行あるいは略平
行とし複数箇配置されている。このゲート溝7の<00
01>方向に沿った壁面にゲート絶縁膜5とゲート電極
11が設けられる。
ば、チャネル6が形成される領域の壁面8は{112
0}結晶面あるいはそれに略等しい面となり、チャネル
抵抗が減少することから、ON状態の素子の損失は低減
され、同時にOFF状態の大きな素子耐圧を得ることが
できる。この場合、V字形状ゲート溝7の底部は、必ず
しもV字形で交叉する必要はなく、二つの壁面の延長が
好ましくは60°または略60°の内角で交叉する断面
形状であれば、同様の効果を得ることができる。
(c)に示すように、隣接する3つの{1120}結晶
面は互いに60°の内角で交わっている。本実施例で
は、これらの{1120}結晶面のうち2つを、ゲート
溝7を形成する両壁面とすることにより、チャンネル抵
抗を軽減したものである。
型電界効果型トランジスタの構成例を示す斜視図、図4
(b)は図4(a)のA−A’部からの断面構成を示す
模式断面図である。
の大部分は、六方晶SiC単結晶基板12の主表面が
{1120}結晶面であることを含め、実施例2と同一
であるが、本実施例では、ゲート溝の無いプレナー構造
の電界効果型トランジスタである。
ス領域4は、ドレイン側ドリフト領域2の表面側に直接
形成される。また、チャネル形成領域3およびソース領
域4の配置方向と前記ドレイン側ドリフト領域2の配置
方向の関係は、実施例1および2のような限定は必要な
い。
領域の結晶面は{1120}面あるいはそれに略等しい
面となり、チャネル抵抗が減少することからトランジス
タON状態の損失が低減されると共に、ドリフト領域の
損失の低減も達成され、同時にOFF状態での大きな素
子耐圧のものを得ることができる。
・ダイオードの一実施例の構成例を図5(a)に、静電
誘導型サイリスタの一実施例の構成例を図5(b)にそ
れぞれ示す。
1}面以外の結晶面をその主面とする六方晶SiC単結
晶基板が用いられ、1はn+型層、2は{0001}結
晶面を界面とする好ましくは同数あるいは略同数で、複
数個のp型領域とn型領域で形成されたドリフト領域を
有する。
層1と反対面には、エピタキシャル成長によりn型領域
である高抵抗エピタキシャル層19が配置され、ショッ
トキー・ダイオードではこの上に金属電極20が直接配
置される(図5(a))。
19をソース層として、この領域に拡散法で形成された
p型ゲート層21が配置される(図5(b))。n+型
層1やp型ゲート層21、n型ソース層19にはそれぞ
れ電極が設けられて、各半導体素子を完成する。
大きな素子耐圧を得ることができると共に、同時に素子
のドリフト領域の抵抗が低減され、素子のON状態の損
失は低減される。
効果型トランジスタの製造工程の一実施例を示す模式断
面図である。
表面13が{1100}結晶面の六方晶SiC単結晶基
板12を準備し、これに、例えば、シランとプロパンを
原料ガスとするn型のドーピングガスを供給し、エピタ
キシャル成長法により所望の抵抗率を有する高抵抗エピ
タキシャル層15を所定の厚みに形成後、該表面を熱酸
化してマスク酸化膜16を形成した(図6(a))。
マスク酸化膜16の一部に、平面が好ましくは矩形状あ
るいは略矩形状で、その長手方向を<0001>方向と
した開口部を形成後、酸化膜16をマスクにドライエッ
チング処理を施した。このドライエッチング処理によ
り、主表面13に垂直または略垂直な{0001}結晶
面を壁面とする所定の幅と長さおよび深さを有する、複
数の溝17を形成した(図6(b))。
前記のエピタキシャル成長法により、図6(b)で形成
した溝17にp型エピタキシャル層18を堆積して、前
記の複数のエッチング溝17を埋める。
01}結晶面を壁面とする溝にエピタキシャル層18を
堆積する場合、溝の底部側の成長が壁面側の成長に比べ
て速く、ボイドや結晶欠陥の非常に少ないエピタキシャ
ル層18で溝を埋めることができた。これは、六方晶S
iC単結晶において、構成元素の面密度が最も大きい面
が{0001}結晶面であり、このような結晶面でのエ
ピタキシャル層の堆積速度が最も遅いために溝17の底
部から堆積が進み、いわゆるコンフォーマル堆積が達成
されるためと推定される。
ッチングなどの方法で溝の深さより高く堆積した不要の
エピタキシャル層を除去して表面を平坦にした。これに
よって{0001}結晶面を界面とする複数個のp型領
域とn型領域で形成されたドレイン側ドリフト領域2を
形成した。
ャル層18のドーピング量は、周囲のn型エピタキシャ
ル層15の領域と、その多数のキャリヤ濃度が同等ある
いは略同等となるよう精密に制御することが望ましい
(図6(c))。
である。即ち、前記ドレイン側ドリフト領域2の表面側
に、p型不純物をドーピングしながら、再び、エピタキ
シャル成長して、所望の厚みのp型のチャネル形成領域
3を形成する。更に例えば、熱酸化膜、あるいはフォト
レジス膜を全面に形成した後、複数の好ましくは矩形状
あるいは略矩形状の領域をフォトリソグラフィとエッチ
ングにより開口し、n型不純物のイオン打ち込みと熱処
理を施して、前記開口領域に所望深さと抵抗率を有する
ソース領域4を複数形成する。
向を、ドレイン側ドリフト領域2の複数個のp型および
n型の領域の長手方向に直交する方向、即ち、<000
1>方向として配置することが好ましい。ソース4領域
に水平断面が好ましくは矩形状あるいは略矩形状で長手
方向を<0001>方向に配置され、壁面が主表面13
に好ましくは垂直あるいは略垂直となるゲート溝7を、
ドレイン側ドリフト領域2まで到達して形成した(図6
(d))。
5)を形成後、ゲート溝7の<0001>方向に平行な
壁面のゲート酸化膜5上に、低抵抗の多結晶シリコン膜
のゲート電極11を形成し、更に、フォトリソグラフィ
によりソース領域4およびチャネル形成領域3の一部を
開口し、この開口部に金属膜を形成してソース電極10
を作成した。
も金属電極を形成し、ドレイン電極9を形成する(図6
(e))。なお、ソース電極10は、ソース領域4を主
表面13の全面に形成した後、ドレイン側ドリフト領域
2に達する電極溝を設けて形成してもよい。
界面とした複数のp型領域とn型領域からなるドレイン
側ドリフト領域2を有し、更に、チャネル形成領域3の
壁面が{1120}結晶面とする縦型電界効果トランジ
スタを容易に製造することが可能となる。
効果型トランジスタの製造工程の他の実施例を示す模式
断面図である。
の抵抗率を低くしたn+型の六方晶SiC単結晶基板1
2を準備する。次いで、前記実施例5の製法と同様に、
シランとプロパンを原料ガスとするn型のドーピングガ
スを供給して、エピタキシャル成長法により所望の抵抗
率を有する高抵抗エピタキシャル層15を所定の厚み形
成後、この表面を熱酸化しマスク酸化膜16を形成した
(図7(a))。
マスク酸化膜16の一部に、平面が好ましくは矩形状あ
るいは略矩形状で、その長手方向を<0001>方向と
した開口部を形成した後、該酸化膜16をマスクとして
ドライエッチングを施す。
垂直な{0001}結晶面を壁面とする所定の幅と長
さ、および、深さを有する複数の溝17が形成される
(図7(b))。
記エピタキシャル成長法により図7(b)で形成した溝
17を、p型のエピタキシャル層18を堆積して前記の
複数の溝17を埋める。この場合も溝17の壁面が{0
001}結晶面であることから、ボイドや結晶欠陥の非
常に少ないエピタキシャル層18で埋めることができ
る。次いで、前記と同様に、溝の深さよりも高く堆積し
た不要のエピタキシャル層を除去して平坦にし、複数個
のp型領域とn型領域で形成されたドレイン側ドリフト
領域2を作成した(図7(c))。
レイン側ドリフト領域2の表面側にp型不純物をドーピ
ングしながら、再びエピタキシャル成長して、所望の厚
みのp型のチャネル形成領域3を形成する。
膜を全面に形成した後、複数の好ましくは矩形状あるい
は略矩形状の領域をフォトリソグラフィとエッチングに
より開口し、n型不純物のイオン打ち込みと熱処理を施
し、前記開口領域に所望深さと抵抗率を有するソース領
域4を複数形成した。この場合、前記開口部は、その長
手方向をドレイン側ドリフト領域2の複数個のp型およ
びn型領域の長手方向に直交する方向、即ち、<000
1>方向として配置することが好ましい。
の一部を例えばドライエッチングなどの方法でエッチ除
去し、断面が好ましくはV字形状あるいは略V字形状
で、壁面が好ましくは60°あるいは略60°の内角で
交わり、主表面13に平行な断面が好ましくは矩形状あ
るいは略矩形状としたゲート溝7を、前記矩形の長手方
向を<0001>方向に好ましくは平行あるいは略平行
として、複数箇形成された(図7(d))。
的な形成方法は、特に限定されるものではなく、前記の
ように60°の内角で交差している2つの{1120}
結晶面を壁面とするゲート溝7を形成できれば、他の方
法で行ってもよい。
全面に熱酸化膜(ゲート絶縁膜5)を形成した後、ゲー
ト溝7の<0001>方向に、平行あるいは略平行な壁
面のゲート酸化膜5上に低抵抗の多結晶シリコン膜のゲ
ート電極11を形成し、更に、フォトリソグラフィによ
りソース領域4およびチャネル形成領域3の一部を開口
し、この開口部に金属膜を形成してソース電極10を形
成した。
も金属電極を形成しドレイン電極9を形成する(図7
(e))。なお、ソース電極10は、ソース領域4を主
表面13の全面に形成した後、ドレイン側ドリフト領域
2に達する電極溝を設けて形成してもよい。
界面とする、複数のp型領域とn型領域からなるドレイ
ン側ドリフト領域2を有し、更に、チャネル形成領域3
の壁面が{1120}結晶面とする縦型電界効果トラン
ジスタを容易に製造することができる。
効果型トランジスタの製造工程の他の実施例を示す模式
断面図である。
率を低くしたn+型の六方晶SiC単結晶基板12を準
備する。以下、エピタキシャル成長法による高抵抗層1
5の形成、複数の溝17の形成とp型のエピタキシャル
成長による溝17の埋め、平坦化によるp型領域とn型
領域からなるドレイン側ドリフト領域2の作製工程は、
実施例7の製法と同様に行った(図8(a))。
に酸化膜を形成後、周知のフォトリソグラフィとエッチ
ング、および、p型不純物のイオン打ち込みと熱処理を
施して、複数の略矩形状のチャネル形成領域3を形成し
た(図8(b))。
物拡散によりソース領域4とした後、ゲート絶縁膜5を
形成した。ゲート絶縁膜5上に低抵抗の多結晶シリコン
膜のゲート電極11を形成し、チャネル形成領域3の一
部とソース領域4に、両者を連結する金属膜を形成して
ソース電極10を形成した。更に、半導体基板の裏面の
n+領域1側にも金属電極を形成しドレイン電極9とし
た(図8(c))。
キー・ダイオード、および、静電誘導型サイリスタの製
造工程の一実施例を示す模式断面図である。
結晶面で、抵抗率を低くしたn+型の六方晶SiC単結
晶基板12を準備する。以下、エピタキシャル成長法に
よる高抵抗層15の形成、複数の溝17の形成とp型の
エピタキシャル成長による溝17の埋め、平坦化による
p型領域とn型領域からなるドレイン側ドリフト領域2
の作成の作製工程は、実施例7の製法と同様に行った
(図9(a))。
にエピタキシャル成長法により所望のn型層19を形成
する。エピタキシャル層19の表面に金属電極20を直
接形成すると共に、n+型基板12の裏面側にも電極を
形成してショットキー・ダイオードを完成した(図9
(b))。
ース領域とし、該領域に拡散法によりp型ゲート層21
を形成し、更に、これらp型ゲート層21、n型ソース
層19およびn+型基板12の裏面側それぞれに電極を
形成して、静電誘導型サイリスタを完成した(図9
(c))。
iC単結晶を用いた半導体素子のドリフト領域のp/n
界面を、{0001}結晶面として欠陥の無いp/n接
合を形成することで、OFF状態での素子の耐圧を向上
させることができる。
素子のチャンネル面を{1120}結晶面とすること
で、動作時の効率を、従来の半導体素子に比べ大幅に向
上できる。
導体素子の製法において、製造コストに影響を及ぼす歩
留りの向上を図ることができる。
電型を一導電型、p型の導電型を反対導電型として説明
したが、n型とp型の導電型を逆に配置した場合も同等
の効果を得ることができる。
晶の半導体材料としてSiCを用いたが、他の六方晶の
半導体材料、例えば、ガリウムナイトライド(Ga
N)、カドニウムセレン(CdSe)、酸化亜鉛(Zn
O)等を用いても、SiCと同等の効果を得ることがで
きる。
n型領域から構成されるドリフト領域の界面を{000
1}結晶面とすることで、従来の半導体装置に比べOF
F状態での素子耐圧を大幅に向上し得るユニポーラタイ
プの半導体装置を提供することができる。
ンネル面を{1120}結晶面とすることで、動作時の
効率も従来のものと比べ大幅に向上することが可能であ
る。
動車等に使用されるモータの制御に本発明の半導体装置
を用いることにより、その制御効率を向上し、エネルギ
ー効率の高い制御が可能となる。
す斜視図とその模式断面図である。
方向の説明図である。
示す斜視図とその模式断面図である。
示す斜視図とその模式断面図である。
を示す斜視図とその模式断面図である。
程の一実施例を示す模式断面図である。
程の他の実施例を示す模式断面図である。
程の他の実施例を示す模式断面図である。
静電誘導型サイリスタの製造工程の一実施例を示す模式
断面図である。
ト領域、3…チャネル形成領域、4…ソース領域、5…
ゲート絶縁膜、6…チャネル、7…ゲート溝、8…チャ
ネル形成面、9…ドレイン電極、10…ソース電極、1
1…ゲート電極、12…六方晶SiC単結晶基板、13
…半導体装置主表面、14…電界効果トランジスタON
時の電流経路、15…高抵抗エピタキシャル層、16…
マスク酸化膜、17…エッチング溝、18…エピタキシ
ャル層、19…高抵抗エピタキシャル層、20…金属電
極、21…p型ゲート層。
Claims (7)
- 【請求項1】 六方晶単結晶の半導体材料を用いる半導
体装置であって、 電流経路に沿って交互に並列配置されたp型領域とn型
領域とをそれぞれ複数備えて構成されるドリフト領域を
有し、 前記ドリフト領域におけるp型領域とn型領域との界面
が{0001}結晶面であることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】 ドレイン領域の第一の主表面側にドレイ
ン電極が形成され、第二の主表面上にはドレイン側ドリ
フト領域が形成され、上記ドレイン側ドリフト領域には
チャネル形成領域が形成され、該チャネル形成領域の一
部に複数のソース領域が形成されており、該チャネル形
成領域が形成されている主表面上にゲート絶縁膜とゲー
ト電極とを形成した六方晶SiC単結晶を用いた電界効
果型トランジスタであって、 前記主表面を{1120}結晶面とし、前記ドレイン側
ドリフト領域は{0001}結晶面を界面として電流経
路に沿って交互に並列配置されたそれぞれ複数のp型領
域とn型領域とで構成されていることを特徴とする電界
効果型トランジスタ。 - 【請求項3】 前記ドレイン側ドリフト領域では、p型
領域とn型領域のそれぞれの多数キャリヤの量が同等あ
るいは略同等であり、 前記電流経路に沿った方向での厚さが、前記p型領域内
と前記n型領域内に拡がる空乏層により自由電荷キャリ
アが排除された場合に、アバランシェ降伏の臨界強度以
下の電圧を担うのに十分な厚さを有する請求項2に記載
の電界効果型トランジスタ。 - 【請求項4】 六方晶SiC単結晶を用いたショットキ
ー・ダイオードであって、{0001}結晶面とは異な
る結晶面を主表面とし、{0001}結晶面を界面とし
て、電流経路に沿って交互に並列配置された、それぞれ
複数のp型領域とn型領域とで構成されたドレイン側ド
リフト領域を備えていることを特徴とするショットキー
・ダイオード。 - 【請求項5】 六方晶SiC単結晶を用いた静電誘導型
サイリスタであって、{0001}結晶面とは異なる結
晶面を主表面とし、{0001}結晶面を界面として、
電流経路に沿って交互に並列配置された、それぞれ複数
のp型領域とn型領域とで構成されたドレイン側ドリフ
ト領域を備えたことを特徴とする静電誘導型サイリス
タ。 - 【請求項6】 {0001}結晶面とは異なる主表面を
有する六方晶SiC単結晶であって、抵抗率のより小さ
な一導電型の半導体基板に導電型が同一のエピタキシャ
ル層を形成し、 前記エピタキシャル層をエッチングして{0001}結
晶面を壁面とする溝を複数形成し、該溝を前記エピタキ
シャル層とキャリヤ濃度が同一または略同一の反対導電
型のエピタキシャル層により埋めることで、同数または
略同数のp型領域およびn型領域からなるドリフト領域
を形成し、 前記ドリフト領域の表面を平坦化した後、同一導電型の
エピタキシャル層を形成し、該同一導電型のエピタキシ
ャル層に金属電極を形成することを特徴とするショット
キー・ダイオードの製法。 - 【請求項7】 {0001}結晶面とは異なる主表面を
有する六方晶SiC単結晶であって、一導電型の半導体
基板に、該半導体基板の抵抗率より大きく導電型が同一
のエピタキシャル層を形成し、該エピタキシャル層をエ
ッチングして{0001}結晶面を壁面とする溝を複数
形成し、 前記溝を前記エピタキシャル層とキャリヤ濃度が同一ま
たは略同一の反対導電型のエピタキシャル層により埋め
ることで、同数または略同数のp型領域およびn型領域
からなるドリフト領域を形成し、 前記ドリフト領域表面を平坦化した後、同一導電型のエ
ピタキシャル層を形成し、該エピタキシャル層に反対導
電型不純物層のゲート層を形成することを特徴とする静
電誘導型サイリスタの製法。
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JP2001030800A JP3451247B2 (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 半導体装置およびその製法 |
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