JP3450752B2 - 矩形ビーム用マスクアライメント方法 - Google Patents

矩形ビーム用マスクアライメント方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、マスク像をワー
ク上に投射するタイプのレーザアニーリング装置その他
のレーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザアニーリング装置では、アモルフ
ァスSi膜を形成した基板上にホモジナイザと呼ばれる
ビーム整形光学系を用いて線状のアニール光である長尺
ビームを照射するとともに、この長尺ビームを基板上で
短軸方向に1軸スキャン照射することにより、基板上の
アモルファスSi膜を一様に多結晶化している。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、上記のようなレーザ
アニーリング装置では、精度の低い長尺ビームを用いて
いるので、目的とする領域を高精度でレーザアニールす
るという目的には適さない。
【0004】ここで、細長い矩形の開口を有するマスク
をアニール光で照明し、マスクの開口像を基板上に縮小
投影すれば、高精度のレーザアニールも可能になると考
えられるが、マスクを基板に対して位置合わせする必要
が生じる。
【0005】そこで、本発明は、上記のようなマスクを
基板に対して簡易かつ精密に位置合わせして高精度のレ
ーザアニール等を可能にするレーザアニーリング装置そ
の他のレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するため手段】上記課題を解決するため、
本発明のレーザ加工装置は、マスクの像をステージ装置
上のワークに投影する投影光学系と、マスクを投影光学
系に対してアライメントのために移動させるマスク駆動
装置と、マスクに形成されたアライメントマークの像を
撮影する撮像装置と、撮像装置によって得たアライメン
トマークの像を表示する表示装置とを備える。
【0007】この装置では、マスク駆動装置によってマ
スクを投影光学系に対してアライメントのために移動さ
せつつ、表示装置によって撮像装置によって得たアライ
メントマークの像を表示するので、マスクの位置を視覚
的に確認しながらリアルタイムで精密かつ確実な位置決
めを行うことができる。
【0008】上記装置の好ましい態様では、表示装置
が、アライメントマークの像をアライメントの基準とし
て固定された指標像とともに表示する。
【0009】この場合、表示装置上でアライメントマー
クの像を指標像とを一致させるようにマスク駆動装置を
動作させることにより、簡易にマスクの位置決めを行う
ことができる。
【0010】上記装置の好ましい態様では、マスク駆動
装置が、操作キーの操作に応じてマスクを投影光学系の
光軸に垂直な面内で並進移動若しくは回転移動させ、指
標像とアライメントマークの像とが一致すると、自動的
にマスクの移動を終了させる。
【0011】この場合、操作キーによってマスクの並進
移動や回転移動の方向を指示するだけで、簡易にマスク
を目標位置に移動させることができるとともに、位置決
めが完了した段階で直ちにマスクの移動を停止させるこ
とができ、マスクの迅速な位置合わせが可能になる。
【0012】上記装置の好ましい態様では、指標像が、
アライメントマークの像を投影光学系によってワーク上
に投影した際の基準位置からのズレ量に対応する量だけ
撮像装置を移動させることによって得られる。
【0013】この場合、指標像がアライメントマークの
像を投影光学系によってワーク上に投影した際の基準位
置からのズレ量に対応する量だけ撮像装置を移動させる
ことによって得られるので、指標像の設定が簡易で、精
密な位置合わせが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るレーザ加工
装置の一実施形態であるレーザアニーリング装置の構造
を概念的に説明する図である。
【0015】このレーザアニーリング装置は、ガラス基
板上にアモルファス状Si等の半導体薄膜を形成したワ
ークWを熱処理するためのもので、かかる半導体薄膜を
加熱するためのエキシマレーザその他のレーザ光ALを
発生するレーザ光源10と、このレーザ光ALをライン
状(正確には微細な矩形)にして所定の照度でワークW
上に入射させる照射光学系20と、ワークWを載置して
ワークWをX−Y面内で滑らかに並進移動させることが
できるとともにZ軸の回りに回転移動させることができ
るプロセスステージ装置30と、プロセスステージ装置
30の動作を制御するステージ制御装置40と、レーザ
アニーリング装置の各部の動作を統括的に制御する主制
御装置100とを備える。
【0016】照射光学系20は、入射したレーザ光AL
を均一な分布とするホモジナイザ20aと、ホモジナイ
ザ20aを経たレーザ光ALを矩形のビーム形状に絞る
スリットを有するマスク20bと、マスク20bのスリ
ット像をワークW上に縮小投影する投影光学系である投
影レンズ20cとからなる。このうちマスク20bは、
マスクステージ装置50に交換可能に保持されており、
X−Y面内で滑らかに並進移動可能になっているととも
にZ軸の回りに回転移動可能となっている。マスクステ
ージ装置50の動作は、ステージ制御装置60によって
制御されており、マスク20bの並進や回転移動のタイ
ミングやその移動量を監視できるようになっている。な
お、これらマスクステージ装置50及びステージ制御装
置60は、マスク駆動装置を構成する。
【0017】プロセスステージ装置30は、プロセスチ
ャンバ70内に収容されている。照射光学系20からの
レーザ光ALは、ウィンドウ70aを介してプロセスチ
ャンバ70内に配置したプロセスステージ装置30に保
持されたワークW上に照射される。プロセスステージ装
置30の並進移動量や回転移動量は、ステージ制御装置
40によって監視されている。
【0018】なお、プロセスチャンバ70の上面に設け
たウィンドウ70aの隅部分の直上には、ワークアライ
メントカメラ80が固定されている。このワークアライ
メントカメラ80は、プロセスステージ装置30上に載
置されたワークWの位置ズレを検出するためのもので、
結像光学系とCCD等の撮像素子よからなる。ワークア
ライメントカメラ80の画像信号出力は、画像処理装置
81で処理される。画像処理装置81が出力する信号
は、主制御装置100に入力され、照射光学系20を構
成する投影レンズ20cに対してワークWを位置合わせ
する際に利用される。
【0019】また、マスク20bの隅部分の直下には、
撮像装置であるマスクアライメントカメラ84が固定さ
れている。このマスクアライメントカメラ84は、マス
クステージ装置50に保持されたマスク20bの位置ズ
レを検出するためのもので、その画像信号出力は、画像
処理装置85で処理され、撮影した画像は表示装置であ
るディスプレイ86に表示され、ワークWに対してマス
ク20bを位置合わせする際に利用される。
【0020】ここで、マスクステージ装置50や投影レ
ンズ20cは、プロセスチャンバ70から延びる架台9
0に固定されている。また、マスクアライメントカメラ
84も支持部材91を介して架台90に固定されてい
る。この支持部材91は、詳細な説明は省略するが、マ
スクアライメントカメラ84のマスクステージ装置50
に対する位置を調整できるようになっている。つまり、
マスクアライメントカメラ84は、X−Y面内で並進移
動し、Z軸の回りに回転移動するとともに、必要な調節
移動が終了した後は、架台90に対してしっかり固定す
ることができるようになっている。
【0021】図2は、マスクステージ装置50の構造を
説明する図である。マスクステージ装置50は、マスク
20bを保持してX軸方向に並進移動させるX軸ステー
ジ部51と、X軸ステージ部51とともにマスク20b
をY軸方向に並進移動させるY軸ステージ部52と、X
軸ステージ部51及びY軸ステージ部52をZ軸の回り
に回転移動させるθ軸ステージ部53とからなる。ステ
ージ制御装置60からは、キーボード61からの操作信
号に応じて、X軸駆動信号SXをX軸ステージ部51
に、Y軸駆動信号SYをY軸ステージ部52に、θ軸駆
動信号Sθをθ軸ステージ部53にそれぞれ出力する。
【0022】図3は、図2のキーボード61を構成する
操作キーを説明する図である。キーK1、K2は、X軸駆
動信号SXを発生するためのもので、X軸の正負いずれ
の方向にマスク20bを移動させるかで両者を使い分け
る。キーK3、K4は、Y軸駆動信号SYを発生するため
のもので、Y軸の正負いずれの方向にマスク20bを移
動させるかで両者を使い分ける。キーK5、K6、θ軸駆
動信号Sθを発生するためのもので、Z軸回りの正負い
ずれの方向にマスク20bを回転させるかで両者を使い
分ける。なお、キーK1〜K6は、これらを押し続けれ
ば、マスクステージ装置50の動作を継続させてマスク
20bを目標位置に移動させることができ、これらを放
せば、マスク20bの移動は停止する。
【0023】図4は、マスク20bの構造を説明する図
である。マスク20bの四隅の近くには、十字のマスク
アライメントマークAMがそれぞれ形成されている。こ
れらマスクアライメントマークAMの中央には、領域P
Aが形成されている。これらマスクアライメントマーク
AMの像は、図1のマスクアライメントカメラ84によ
って観察される。
【0024】図5は、ワークWの構造を説明する図であ
る。ワークWの四隅の近くには、十字のグローバルアラ
イメントマークGAWがそれぞれ形成されている。これ
らグローバルアライメントマークGAWの像は、図1の
ワークアライメントカメラ80によって観察され、少な
くとも2つのグローバルアライメントマークGAWの位
置検出結果から、投影レンズ20cに対するワークWの
並進及び回転の位置ズレを検出することができる。
【0025】図6は、図5に示すワークWの一部領域P
Pを拡大したものである。この一部領域PPは、マスク
20bの照射パターン領域PAを投影すべき場所であ
り、図4のマスクアライメントマークAMに対応するサ
イズを有する4つの十字のファインアライメントマーク
FAWが形成されている。照射領域PPAは、図4に示
す照射パターン領域PAを投影レンズ20cによって縮
小投影した状態を示す。この場合、照射領域PPAは、
4つのファインアライメントマークFAWの中央(X
0,Y0)から(ΔX,ΔY)だけ並進移動するととも
に、Z軸の回りにΔθ回転移動して配置されている。
【0026】なお、ワークWを投影レンズ20cに対し
て位置合わせした後に上記のような位置ズレ(ΔX,Δ
Y,Δθ)が生じているとすれば、これに対応する量だ
けマスク20bが投影レンズ20cに対して位置ズレし
ていることになる。この位置ずれの補正については後述
する。
【0027】以下、図1〜図3に示すレーザアニーリン
グ装置全体の動作の概要について説明する。まず、レー
ザアニーリング装置のプロセスステージ装置30上にワ
ークWを搬送して載置する。次に、照射光学系20の投
影レンズ20cに対してプロセスステージ装置30上の
ワークWをアライメントする。次に、マスク20bを投
影レンズ20c等に対してアライメントする。次に、レ
ーザ光源10からのレーザ光ALを縮小された矩形のビ
ームとしてワークW上の所定領域(照射領域)に入射さ
せる。ワークW上には、アモルファスSi等の非晶質半
導体の薄膜が形成されており、矩形のビームの照射によ
って半導体の所定領域がアニール、再結晶化され、電気
的特性の優れた半導体薄膜を提供することができる。以
上のようなレーザアニールは、ワークWに設けた複数の
所定領域で繰返され、ワークWに設けた複数の所定領域
で半導体薄膜がアニールされる。
【0028】以下、マスク20bやワークWのアライメ
ントの詳細について説明する。なお、マスクアライメン
トカメラ84の光軸は、予め投影レンズ20cの光軸等
と平行になるように調整してあり、マスクステージ装置
50のX軸及びY軸とマスクアライメントカメラ84の
座標軸も平行になるように調整してある。
【0029】最初に、前準備として、次の手順でワーク
Wを照射位置にアライメントする。まず、ワークWをロ
ボット等の搬送装置によってプロセスチャンバ70中に
搬入し、プロセスステージ装置30上に載置する。次
に、ワークアライメントカメラ80でグローバルアライ
メントマークGAWを探索する。グローバルアライメン
トマークGAWは大きな十字マークであり、ワークW上
での大体の位置が分かっていれば簡単にワークアライメ
ントカメラ80の画界に入れることができる。次に、画
像処理装置81にて画像処理技術を利用して、グローバ
ルアライメントマークGAWの中心位置を計算する。こ
の様にして算出した位置を基準にファインアライメント
マークFAWを探索し、これをワークアライメントカメ
ラ80の画界に入れることができる。次に、グローバル
アライメントマークGAWの場合と同様に画像処理技術
によってファインアライメントマークFAWの中心位置
を計算する。最後に、ファインアライメントマークFA
Wの位置を基準としてプロセスステージ装置30を動作
させて、投影レンズ20cのレンズ直下に照射領域PP
Aが来るようにワークWを移動させる。これで照射位置
の位置決めのための前処理を終了する。
【0030】次に、以下の手順でマスク20bを投影レ
ンズ20cやワークWに対してアライメントする。ま
ず、レーザ光ALをワークW上に走査すると、レーザ光
ALを走査した領域でガラス基板上の半導体薄膜が変質
し、例えば図6に示すような照射領域PPAが顕微鏡で
観察される。この状態で、照射領域PPAは、既に説明
したようにファインアライメントマークFAWに対して
(ΔX,ΔY,Δθ)だけ位置ズレしている。この位置
ズレを計測すれば、次の手順で指標像のアライメント、
つまりカメラのキャリブレーションを行うことができ
る。
【0031】まず、マスク20bをそのまま装着した状
態でマスクアライメントカメラ84の画面を見ると、図
4に示すマスクアライメントマークAMは画面中央から
対称な位置に配置され、照射パターン領域PAが画面中
央に見えるはずである。しかし、これらマスクアライメ
ントマークAMを投影した位置は、マスクステージ装置
50を走査した場合、前述のようにワークW上で(Δ
X,ΔY,Δθ)だけずれるはずである。そこで、マス
クアライメントカメラ84をX−Y面内で並進させると
ともにZ軸の回りに回転させて、画面全体が図7に示す
状態になるようにする。
【0032】図7において、マスクアライメントカメラ
84で撮影した画像を表示するディスプレイ86のモニ
タ画面DAには、マスクアライメントマークAMが(Δ
X’,ΔY’,Δθ)だけ位置ズレして表示される。こ
こで、ΔX’はΔXに投影レンズ20cの倍率を掛けた
ものであり、ΔY’もΔYに投影レンズ20cの倍率を
掛けたものである。なお、投影レンズ20cは、倒立像
を形成するが、マスクアライメントカメラ84でマスク
20bの下面を観察し、ワークアライメントカメラ80
でワークWの上面を観察することになるので、両カメラ
80、84で観察される像は、倍率と位置が異なるだけ
である。このようにマスクアライメントカメラ84を適
宜移動させることにより、マスクアライメントカメラ8
4で観察される指標像の位置と、ワークW上に形成され
たファインアライメントマークFAWの位置とを整合さ
せることができる。この際、画像処理装置85を利用し
て位置合わせのための指標像となるX基準線FXとY基
準線FYをモニタ画面DAの中央に十字に表示させる。
【0033】次に正しく設定された指標像を用いてマス
クアライメントを実施する手順について述べる。
【0034】オペレータが操作パネルに設けたキーボー
ド61上のキーK1〜K6を適宜選択して押すと、マスク
ステージ装置50は、X、Y及びθ方向に移動する。オ
ペレータは、このような操作を繰り返して、モニタ画面
DA上のマスクアライメントマークAMを基準位置を示
す指標像であるところの基準線FX、FYに合わせる。モ
ニタ画面DA上で基準線FX、FYとマスクアライメント
マークAMが完全に一致すると、マスク20bはワーク
W上のファインアライメントマークFAWに対して、正
しい並進位置、回転位置に配置されたことになり、マス
ク20bのアライメントが終了する。
【0035】以上のアライメントは、マスク20bを交
換する度に繰返される。すなわち、マスク20bを交換
した直後にオペレータがディスプレイ86のモニタ画面
DAを見ながら基準線FX、FYにマスクアライメントマ
ークAMを合わせる操作をするだけで、マスク20b上
のマスクアライメントマークAMをワークW上のファイ
ンアライメントマークFAWに位置合わせすることがで
きる。
【0036】以上の装置では、マスク20bをマスクス
テージ装置50によって投影レンズ20cに対して移動
させつつ、ディスプレイ86によってマスクアライメン
トマークAMの像を表示するので、マスク20bの位置
を視覚的に確認しながらリアルタイムで精密かつ確実な
位置決めを行うことができる。なお、半導体や液晶用の
ステッパにおいて同様のアライメントが必要であるが、
ステッパは本装置より高い精度を必要とするため、例え
ば調整用参照レーザ光源を設けるなど複雑な装置構成と
せざるを得ない。一方、本実施例の場合、簡単な装置構
成で精度の良いマスクアライメントを実現できる。これ
によって、頻繁にマスク20bを交換しても短時間でア
ライメントを完了することができる。
【0037】以上実施形態に即して本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態の装置は、レーザ光ALを用いて
ワークW上の半導体層をアニーリングするものであった
が、レーザ光源10や照射光学系20等の構造を適宜変
更すれば、半導体材料のアニールのみならず各種材料の
改質、切断、溶着等を可能にするパルスレーザ加工装置
とすることができる。
【0038】また、上記実施形態の装置では、ディスプ
レイ86のモニタ画面DA上においてマスクアライメン
トマークAMを基準線FX、FYに合わせることとしてい
るが、マスクアライメントマークAMと基準線FX、FY
とが合致したことを画像処理で認識判別させることもで
きる。この場合、オペレータは、マスクアライメントマ
ークMを基準線FX、FYの方向に合致させるように移動
させるだけでよくなり、アライメントが迅速化される。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のレーザ加工装置によれば、マスク駆動装置によってマ
スクを投影光学系に対して移動させつつ、表示装置によ
って撮像装置によって得たアライメントマークの像を表
示するので、マスクの位置を視覚的に確認しながらリア
ルタイムで精密かつ確実な位置決めを行うことができ
る。よって、マスクをアニール光で照明してマスクの開
口像を基板上に縮小投影するタイプのレーザアニーリン
グ装置等において、高い精度でのレーザアニール等処理
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるレーザアニーリング
装置の構造を示す図である。
【図2】図1の装置を構成するマスクステージ装置を説
明する図である。
【図3】図2のマスクステージ装置を操作するためのキ
ーボードを説明する図である。
【図4】マスクの構造を説明する図である。
【図5】ワークの構造を説明する図である。
【図6】ワークの細部の構造を説明する図である。
【図7】マスク上のアライメントマークを観察した状態
を示す図である。
【符号の説明】
10 レーザ光源 20 照射光学系 20a ホモジナイザ 20b マスク 20c 投影レンズ 30 プロセスステージ装置 40 ステージ制御装置 50 マスクステージ装置 60 ステージ制御装置 61 キーボード 70 プロセスチャンバ 80 ワークアライメントカメラ 84 マスクアライメントカメラ 86 ディスプレイ 100 主制御装置 AL レーザ光 AM マスクアライメントマーク FX,FY 基準線 FAW ファインアライメントマーク GAW グローバルアライメントマーク W ワーク

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクの像をステージ装置上のワークに
    投影する投影光学系と、 前記マスクを前記投影光学系に対して移動させるマスク
    駆動装置と、 前記マスクに形成されたアライメントマークの像を撮影
    する撮像装置と、 前記撮像装置によって得たアライメントマークの像を表
    示する表示装置と、 を備えるレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置は、前記アライメントマー
    クの像をアライメントの基準として固定された指標像と
    ともに表示することを特徴とする請求項1記載のレーザ
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記マスク駆動装置は、操作キーの操作
    に応じて前記マスクを前記投影光学系の光軸に垂直な面
    内で並進移動若しくは回転移動させ、前記指標像と前記
    アライメントマークの像とが一致すると、自動的に前記
    マスクの移動を終了させることを特徴とする請求項2記
    載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記指標像は、前記アライメントマーク
    の像を前記投影光学系によって前記ワーク上に投影した
    際の基準位置からのズレ量に対応する量だけ前記撮像装
    置を移動させることによって得られることを特徴とする
    請求項2記載のレーザ加工装置。
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