JP3449114B2 - スタビライザの支持構造 - Google Patents

スタビライザの支持構造

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JP3449114B2
JP3449114B2 JP12047896A JP12047896A JP3449114B2 JP 3449114 B2 JP3449114 B2 JP 3449114B2 JP 12047896 A JP12047896 A JP 12047896A JP 12047896 A JP12047896 A JP 12047896A JP 3449114 B2 JP3449114 B2 JP 3449114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両にスタビライ
ザを取り付けるスタビライザの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スタビライザは車両左右のサスペンショ
ンを連繋することで車体の傾きを制御すると共に、揺れ
を防止するもので、特開平4−103424号公報に記
載された図10に示すもの、その他図11に示すものが
ある。これらの図において、100はフロントサスペン
ションメンバであり、凹部110が形成されている。図
10における凹部110は湾曲した形状に成形され、図
11における凹部110は矩形状に成形されるが、これ
らは車両によって適宜、変更されるものである。
【0003】スタビライザ120はこのフロントサスペ
ンションメンバ100に中間部分が支持される。この支
持は凹部110に沿った断面形状のゴムブッシュ130
にスタビライザ120を貫通し、このゴムブッシュ13
0を凹部110に嵌め込み、凹部110に固定プレート
140を被せ、この固定プレート140とフロントサス
ペンションメンバ100とをボルトナット150によっ
て締結することで行なわれる。これによりスタビライザ
120の中間部分がゴムブッシュ130によって弾性的
に支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のスタビ
ライザ120の支持構造では、凹部110に嵌め込まれ
るゴムブッシュ130がスタビライザ120の車幅方向
に延びる軸方向(紙面直交方向)に移動して、位置ずれ
を生じる恐れがある。すなわち、スタビライザ120
は、その軸心回りのねじり剛性によって左右のサスペン
ションの連繋を図るものであり、ゴムブッシュ130に
は、凹部110等に対する圧縮力のみが作用し、前記ず
れを生じることはないように考えられるが、実際の走行
では、車両旋回走行時にサスペンションに横力が働き、
スタビライザ120にも軸方向の力として伝達され、こ
の力によってゴムブッシュ130が位置ずれを起こす恐
れがある。そして、この位置ずれを生じると、スタビラ
イザ120の中間部分の弾性的な支持が設計通りに行な
われず、上述したスタビライザ120本来の作用が不十
分となり、又ゴムブッシュ130の耐久性が損なわれる
恐れがある。
【0005】さらに、スタビライザ120の中間部分を
支持するため、フロントサスペンションメンバ100に
凹部110を形成しているが、この凹部110の形成に
よってフロントサスペンションメンバ100の凹部11
0直交方向の剛性が低下する。このためフロントサスペ
ンションメンバ100の板厚を凹部110の部分の剛性
を基準にして増加しなければならず、著しい重量増を招
く恐れがある。
【0006】本発明は以上のようなゴムブッシュの位置
ずれを防止してスタビライザの確実な支持を可能とする
と共に、サスペンションメンバ等の剛性の低下を重量増
を大きく抑制しながら補強できるスタビライザの支持構
造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車両
左右のサスペンションを連繋するスタビライザに沿って
サスペンションメンバ又は車体側部材に車幅方向に延設
された凹部と、前記スタビライザを貫通させ且つ前記凹
部の内面側に収容されたゴムブッシュと、前記凹部に橋
渡されて前記サスペンションメンバ又は車体側部材に取
り付けられ、前記ゴムブッシュを凹部に対し押圧して固
定する固定プレートとを備えてなるスタビライザの支持
構造において、前記凹部に、係合穴を貫通形成し、前記
ゴムブッシュに、前記係合穴に嵌入係合する係合突部を
設け、前記凹部の外面側に配置され且つ該凹部の交差方
向両側で前記サスペンションメンバ又は車体側部材に固
定され、前記係合穴を密閉するカバープレートを設けた
ことを特徴とする。
【0008】従って、ゴムブッシュの係合突部を凹部の
係合穴に嵌入係合させることによって、ゴムブッシュを
スタビライザの軸方向に位置決めることができる。又、
カバープレートによって係合穴を密閉することができる
と共に、サスペンションメンバまたは車体側部材を凹部
の部分において補強することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のスタビ
ライザの支持構造であって、前記係合穴は、矩形状に形
成されると共に前記凹部を横切って該凹部外に至り、前
記ゴムブッシュの係合突部は、前記係合穴の全体に係合
する係合面を有していることを特徴とする。
【0010】従って、請求項1の発明の作用に加え、係
合穴と係合突部との係合を大きくすることができ、より
確実な位置決めを行なうことができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
スタビライザの支持構造であって、前記ゴムブッシュ
は、前記係合突部に圧縮突部を有することを特徴とす
る。
【0012】従って、請求項1又は2の発明の作用に加
え、カバープレートを取り付けると、このカバープレー
トによってゴムブッシュの圧縮突部が圧縮される。この
圧縮力が係合突部に至り、係合突部が係合穴に圧接され
ることになる。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載のスタビ
ライザの支持構造であって、前記圧縮突部は、前記係合
突部に沿って形成されていることを特徴とする。
【0014】従って、請求項3の発明の作用に加え、カ
バープレートによって圧縮突部が圧縮され、係合突部が
係合穴部全体に渡って圧接されることになる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載のスタビライザの支持構造であって、前記ゴム
ブッシュに、車幅方向で前記固定プレートに係合する係
合部を設けたことを特徴とする。
【0016】従って、請求項1〜4のいずれかの発明の
作用に加え、ゴムブッシュの係合部が固定プレートに係
合することで、スタビライザを軸方向に確実に位置決め
ることができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載のスタビライザの支持構造であって、前記凹部
は、前記スタビライザを貫通したゴムブッシュの下側部
を収容する大きさに形成され、前記固定プレートは、前
記ゴムブッシュの上側部を覆う突形状の収容部及び該収
容部の両側の平坦形状の固定部よりなることを特徴とす
る。
【0018】従って、請求項1〜5のいずれかの発明の
作用に加え、スタビライザの下半部をサスペンションメ
ンバまたは車体側部材に形成された凹部に埋め込む形で
支持収容させることができる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載のスタビライザの支持構造であって、前記凹部
は、前記スタビライザを支持したゴムブッシュを全体的
に収容する大きさに形成され、前記固定プレートは、全
体が平坦形状であることを特徴とする。
【0020】従って、請求項1〜5のいずれかの発明の
作用に加え、スタビライザの略全体をサスペンションメ
ンバまたは車体側部材の凹部に埋め込むように支持収容
させることができる。
【0021】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載のスタビライザの支持構造であって、前記固定
プレート及びカバープレートは、前記サスペンションメ
ンバ又は車体側部材に、締結具により共締めされている
ことを特徴とする。
【0022】従って、請求項1〜7のいずれかの発明の
作用に加え、固定プレートとカバープレートとを締結具
によりサスペンションメンバまたは車体側部材に共締め
することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明では、ゴムブッシュの位
置決めによってスタビライザの弾性支持を確実に行なう
ことができ、スタビライザ本来の機能を有効に発揮させ
ることができると共に、ゴムブッシュが位置ずれに基づ
く損傷を受けることがなくなり、耐久性を向上させるこ
とができる。更に、カバープレートによって係合穴の密
閉性は維持することができると共に、サスペンションメ
ンバまたは車体側部材の凹部での補強を行なうことがで
き、全体の板厚増加などをする必要がなくなり、重量増
を抑制することができる。
【0024】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、ゴムブッシュの確実な位置決めによって請求
項1の発明の効果をより確実に図ることができる。
【0025】請求項3の発明では、請求項1又は2の発
明の効果に加え、ゴムブッシュを係合穴により確実に位
置決めることができ、請求項1又は2の発明の効果をよ
り確実に奏することができる。
【0026】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、ゴムブッシュをより確実に位置決めることが
でき、請求項3の発明の効果をより確実に奏することが
できる。
【0027】請求項5の発明では、請求項1〜4のいず
れかの発明の効果に加え、ゴムブッシュをより確実に位
置決めることができ、請求項1〜4の発明の効果をより
確実に奏することができる。
【0028】請求項6の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の効果に加え、スタビライザの下半部を凹部
に収容するようなレイアウトに適した構造を提供するこ
とができる。
【0029】請求項7の発明では、請求項1〜5のいず
れかの発明の効果に加え、スタビライザを凹部内に全体
的に収容するようなレイアウトに適した構造を提供する
ことができる。
【0030】請求項8の発明では、請求項1〜7のいず
れかの発明の効果に加え、固定プレート及びカバープレ
ートの共締めによって締結作業を容易に行なうことがで
きる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1及び図2は本発明の第1実施形態
を車両のフロントサスペンション側に適用した平面図及
び側面図であり、これらの図において、1はフロントサ
スペンションメンバである。このフロントサスペンショ
ンメンバ1は車体前部の骨格部材である左右のフロント
サイドメンバ(図示省略)に掛け渡されている。フロン
トサスペンションメンバ1のブラケット4aには、トラ
ンスリバースリンク3がインシュレータを介して揺動自
在に支持され、且つ車体側には、インシュレータを有す
るブラケット4bを介して支持されている。
【0032】前記スタビライザ5は、その中間部分Pが
フロントサスペンションメンバ1に支持されている。こ
のスタビライザ5の端部にはボールジョイント6を介し
て取り付けられた連結ロッド(図示省略)の上端部が上
部のボールジョイントを介してストラットユニット7に
連結されている。
【0033】図1において、8はエンジンからの駆動力
を車輪2に伝える車軸であり、9は車輪の操舵を行な
う操舵系のリンクである。
【0034】図3はスタビライザ5の中間部分Pを支持
する構造の分解斜視図、図4は同部における平面図、図
5は図4のA−A線における組立状態の拡大断面図であ
る。図3〜図5のようにフロントサスペンションメンバ
1には湾曲状の凹部11がスタビライザ5の軸方向に沿
って車幅方向に延設されており、この凹部11にスタビ
ライザ5の中間部分Pが支持される。
【0035】前記凹部11には中間部に係合穴13が貫
通形成されている。係合穴13は平面から見て略矩形状
に形成され、凹部11を横切って凹部11外に至ってい
る。
【0036】前記スタビライザ5の支持はゴムブッシュ
12の支持穴Oにスタビライザ5が貫通し、このゴムブ
ッシュ12を凹部11に嵌入することで行なわれてい
る。この凹部11への嵌入を行なうため、ゴムブッシュ
12の下側部12aは略円弧状に成形されている。この
下側部12aの円弧は凹部11の内面11aの円弧形状
と略同一の曲率となっている。又、ゴムブッシュ12の
上側部12bは平面状に形成されている。下側部12a
の下端から上側部12bまでの高さは前記凹部11内の
高さ、すなわち凹部11の内面11aの高さと略同一
か、僅かに高く設定されたものである。
【0037】前記ゴムブッシュ12の外面には前記係合
穴13に嵌入係合する係合突部14が一体に形成されて
いる。係合突部14はその厚みが前記凹部11の肉厚と
略同等か僅かに大きく設定されたものである。係合突部
14にはスタビライザ5の軸方向前後に係合面14a,
14bが設けられている。
【0038】前記係合穴13の上側において凹部11に
橋渡すように固定プレート15が設けられている。固定
プレート15は平坦形状に形成され、両端側に貫通孔2
0aが形成されている。この貫通孔20aに対応してサ
スペンションメンバ1にも貫通孔20bが形成されてい
る。
【0039】前記凹部11の下側にはカバープレート1
6が取り付けられている。カバープレート16は係合穴
13の幅よりも大きな幅を有し、凹部11と対応した湾
曲形状のカバー部16aを有している。カバー部16a
の内面16cは前記凹部11の外面11bに密着する形
状となっている。カバー部16aの両側には平坦なカバ
ー固定部16bが設けられ、前記貫通穴20a,20b
に対応した貫通穴20cが設けられている。カバープレ
ート16には貫通穴20cの下側においてナット18が
溶接によって固定され、ウエルドナットとなっている。
【0040】そして、貫通孔20a,20b,20cに
ボルト17を挿通し、ナット18に捩じ込むことによっ
て固定プレート15とカバープレート16とは共締めさ
れることになる。このような固定によってスタビライザ
5の中間部Pを貫通させたゴムブッシュ12は凹部11
の内面11aにその下側部12aが密着するように収容
され、係合穴13の係止面13bに係合突部14の係合
面14aが係合し、係合穴13の係止面13cに係合突
部14の係合面14bが係合する。又、係合突部14の
上部両側14dが係合穴13の上部両側面13dに密着
する。すなわち、係合突部14は係合穴13の全体に係
合する。
【0041】さらに係合突部14の厚みが凹部11の肉
厚より大きく設定されているとカバープレート16の取
り付けによってカバー部16aの内面16cによって係
合突部14が若干圧縮され、その圧縮力が係合突部14
の係合面14a,14b、上部両側面14dなどに伝わ
り、各面が係合穴13側の各面13b,13c,13d
に確実に密着する。又、圧縮力は上側部12bにも伝わ
り、固定プレート15に確実に密着する。
【0042】この構造によってスタビライザ5を凹部1
1に確実に弾性支持することができる。従って、スタビ
ライザ5が捩じれ変形して、その機能を発揮するときゴ
ムブッシュ12はサスペンションメンバ1に対しスタビ
ライザ5を確実に支持しながら振動吸収を行なうことが
できる。
【0043】更に、スタビライザ5に車幅方向へ軸方向
の力が作用し、ゴムブッシュ14に力が伝達されたとき
には、係合穴13側の係止面13b,13cに係合突部
14の係合面14a,14bが確実に係合し、スタビラ
イザ5軸方向の位置決めを行なうことができる。従っ
て、この場合でもスタビライザ5をゴムブッシュ12に
よって確実に弾性支持することができ、スタビライザ5
の機能を有効に発揮させることができ、振動吸収を行な
うことができる。また、ゴムブッシュ12が位置ずれを
起さないので、無理な力が作用することもなく、耐久性
を向上させることができる。
【0044】さらに、この実施形態では上側部12bが
固定プレート15に密着するため、ゴムブッシュ12の
凹部11の湾曲に沿った回転を止めることができ、ゴム
ブッシュ12の位置決めをより確実に行なうことができ
る。また、カバープレート16はその内面16cが凹部
11の外面11bに密着するため、係合穴13を確実に
密閉することができ、外部からの水等の侵入を防止する
ことができる。又、ゴムブッシュ12は各面14a,1
4b,14dが係合穴13の各面13b,13c,13
dに密着するため、この点からも確実な密閉を行なうこ
とができる。
【0045】更に、カバープレート16は凹部11の部
分を下側から補強するため、凹部11の部分でのサスペ
ンションメンバ1の剛性低下を補うことができ、凹部1
1の部分を基準にした剛性向上のために、サスペンショ
ンメンバの板厚増を図るなどの必要がなくなり、重量
増を抑制することができる。
【0046】カバープレート16は凹部11の下側に配
置されているため、凹部11の広範囲に渡ってカバープ
レート16を取り付けても、あるいはカバープレート1
6の板厚を増加しても、スタビライザ5は凹部11の上
側に取り付けられるため取付性、整備性の面で支障はな
く、自由度の高い補強を行なうことができる。
【0047】(第2実施形態)図6は第2実施形態に係
る平面図、図7は図6のB−B線矢視拡大断面図、図8
はゴムブッシュ12の側面図、図9は図8のC−C矢視
断面図である。尚、第2実施形態において、第1実施形
態と対応する構成部分には同符号を付して説明し、また
重複した説明は省略する。
【0048】この第2実施形態では、凹部11を若干浅
く形成し、凹部11をゴムブッシュ12の下側部12a
を収容する大きさに形成し、固定プレート15をゴムブ
ッシュ12の上側部を覆う突形状に形成したものであ
る。従って、ゴムブッシュ12は支持穴Oを中心として
略上下対称となっている。そして、下側部12aに係合
突部14が設けられている。係合突部14にはさらに圧
縮突部14cが設けられている。圧縮突部14cはスタ
ビライザ5の軸方向において係合突部14の中央に設け
られ、係合突部14の略全体に沿って形成されている。
ゴムブッシュ12の上側部12bには固定プレート15
にスタビライザの軸方向で係合する係合部12cが設
けられている。固定プレート15はゴムブッシュ12の
上側部12bを覆う突形状である円弧状の収容部15a
及び収容部15aの両側の平坦形状の固定部15bより
なっている。
【0049】従って、この実施形態においても、ゴムブ
ッシュ12の係合突部14の係合面14a,14bが係
合穴13の係止面に係合すると共に、面14dが面13
dに係合する。このため、第1実施形態と略同様な作用
効果を奏することができる。又、この実施形態では、係
合部12cが固定プレート15に係合するため、ゴムブ
ッシュ12の位置決めをより確実に行なうことができ
る。さらに、スタビライザ5の下側部を凹部11内に収
容するレイアウトのものに適することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を車両のフロントサスペンション
に適用した要部の平面図である。
【図2】第1実施形態を車両のフロントサスペンション
に適用した要部の側面図である。
【図3】第1実施形態の要部拡大分解斜視図である。
【図4】第1実施形態の拡大平面図である。
【図5】図4のA−A線矢視拡大断面図である。
【図6】第2実施形態の拡大平面図である。
【図7】図6のB−B線矢視拡大断面図である。
【図8】第2実施形態のゴムブッシュの側面図である。
【図9】図8のC−C線矢視断面図である。
【図10】従来例に係る断面図である。
【図11】他の従来例に係る断面図である。
【符号の説明】
1 フロントサスペンションメンバ 5 スタビライザ 11 凹部 11a 凹部の内面 11b 凹部の外面 12 ゴムブッシュ 12c 係合部 13 係合穴 14 係合突部 14a,14b 係合面 14c 圧縮突部 15 固定プレート 15a 収容部 15b 固定部 16 カバープレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−103424(JP,A) 特開 平2−286929(JP,A) 特開 平6−166318(JP,A) 実開 平2−31926(JP,U) 実開 昭63−124503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 21/055 F16F 1/16

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両左右のサスペンションを連繋するス
    タビライザに沿ってサスペンションメンバ又は車体側部
    材に車幅方向に延設された凹部と、 前記スタビライザを貫通させ且つ前記凹部の内面側に収
    容されたゴムブッシュと、 前記凹部に橋渡されて前記サスペンションメンバ又は車
    体側部材に取り付けられ、前記ゴムブッシュを凹部に対
    し押圧して固定する固定プレートとを備えてなるスタビ
    ライザの支持構造において、 前記凹部に、係合穴を貫通形成し、 前記ゴムブッシュに、前記係合穴に嵌入係合する係合突
    部を設け、 前記凹部の外面側に配置され且つ該凹部の交差方向両側
    で前記サスペンションメンバ又は車体側部材に固定さ
    れ、前記係合穴を密閉するカバープレートを設けたこと
    を特徴とするスタビライザの支持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスタビライザの支持構造
    であって、 前記係合穴は、矩形状に形成されると共に前記凹部を横
    切って該凹部外に至り、 前記ゴムブッシュの係合突部は、前記係合穴の全体に係
    合する係合面を有していることを特徴とするスタビライ
    ザの支持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のスタビライザの支
    持構造であって、 前記ゴムブッシュは、前記係合突部に圧縮突部を有する
    ことを特徴とするスタビライザの支持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のスタビライザの支持構造
    であって、 前記圧縮突部は、前記係合突部に沿って形成されている
    ことを特徴とするスタビライザの支持構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のスタビ
    ライザの支持構造であって、 前記ゴムブッシュに、車幅方向で前記固定プレートに係
    合する係合部を設けたことを特徴とするスタビライザの
    支持構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のスタビ
    ライザの支持構造であって、 前記凹部は、前記スタビライザを貫通したゴムブッシュ
    の下側部を収容する大きさに形成され、 前記固定プレートは、前記ゴムブッシュの上側部を覆う
    突形状の収容部及び該収容部の両側の平坦形状の固定部
    よりなることを特徴とするスタビライザの支持構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載のスタビ
    ライザの支持構造であって、 前記凹部は、前記スタビライザを支持したゴムブッシュ
    を全体的に収容する大きさに形成され、 前記固定プレートは、全体が平坦形状であることを特徴
    とするスタビライザの支持構造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のスタビ
    ライザの支持構造であって、 前記固定プレート及びカバープレートは、前記サスペン
    ションメンバ又は車体側部材に、締結具により共締めさ
    れていることを特徴とするスタビライザの支持構造。
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