JP3449084B2 - ヒダントイン誘導体 - Google Patents

ヒダントイン誘導体

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JP3449084B2
JP3449084B2 JP35007195A JP35007195A JP3449084B2 JP 3449084 B2 JP3449084 B2 JP 3449084B2 JP 35007195 A JP35007195 A JP 35007195A JP 35007195 A JP35007195 A JP 35007195A JP 3449084 B2 JP3449084 B2 JP 3449084B2
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acid
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恒雄 小路
操 青山
一弘 小島
哲明 山浦
博 伊川
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属依存性蛋白分
解酵素阻害作用を有する一般式(I)
【化2】 (式中、R1 は水素原子またはメルカプト基の保護基を
表し、R2 およびR3 はそれぞれ、水素原子、または、
Aで置換若しくは無置換のC1 〜C10からなる一価脂肪
族炭化水素基を表すか(ここでAは、ハロゲン原子、C
1〜Cからなるアルキル基、C1〜Cからなるアルコ
キシ基、若しくは水酸基で置換の芳香族炭化水素基、ま
たは無置換の芳香族炭化水素基を表す。)、または、R
2 およびR3 は一体となってシクロブタン環、シクロペ
ンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、イン
ダン環、テトラヒドロナフタレン環、フルオレン環、ジ
ヒドロフェナレン環を形成してもよく、R4 は、Bで置
換若しくは無置換のC1 〜C10からなる一価脂肪族炭化
水素基を表し(ここでBは、芳香族炭化水素基、カルボ
キシル基、またはC2 〜C5 からなるアルコキシカルボ
ニル基を表す。)、R5 およびR6 はそれぞれ独立に、
水素原子、無置換の芳香族炭化水素基、水酸基若しくは
1〜Cからなるアルコキシ基で置換の芳香族炭化水
素基、または、Dで置換若しくは無置換のC1 〜C10
らなる一価脂肪族炭化水素基を表すか(ここでDは、ハ
ロゲン原子、C1〜Cからなるアルキル基、C1〜C
からなるアルコキシ基、若しくは水酸基で置換の芳香族
炭化水素基、または無置換の芳香族炭化水素基を表
す。)、または、R5 およびR6 は一体となってシクロ
ブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シク
ロヘプタン環、インダン環、テトラヒドロナフタレン
環、フルオレン環、ジヒドロフェナレン環を形成しても
よく、nは1〜6の整数を表す。)で表されるヒダント
イン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蛋白分解酵素のうち酵素活性発
現あるいは構造の安定性保持にZn、Ca、Co等の金
属が重要な役割を果たしている一群の酵素は特に金属依
存性蛋白分解酵素として分類されている。このような金
属依存性蛋白分解酵素は生体内において様々の種類が存
在し、それぞれが生体内において重要な役割を担ってい
る。例えば、哺乳類動物では食餌性蛋白質の消化、吸収
に関与するカルボキシペプチダーゼA、強力な血管収縮
物質であるアンジオテンシンIIの生合成に関与するアン
ジオテンシン変換酵素(ACE;EC3.4.15.
1)、生体内局所ホルモン類あるいは神経ペプチド等の
代謝的分解に関与する中性メタロエンドペプチダーゼ
(NEP;EC3.4.24.11)、軟骨マトリック
スの主要因子の一つであるコラーゲンの代謝分解に関与
するコラーゲナーゼ等がそれぞれ金属依存性蛋白分解酵
素である事が知られている。さらに最近では、強力な血
管収縮物質であるエンドセリン1の生合成に関与するエ
ンドセリン変換酵素(ECE)もまた金属依存性蛋白分
解酵素の一種であることが明らかとされた。このように
金属依存性蛋白分解酵素類は、生体内において強力な生
理作用を有する種々ホルモン類や神経伝達物質等の生合
成あるいは代謝的分解に関与し、生体の恒常性維持に重
要な役割を果たしているものと思われる。従って、これ
ら金属依存性蛋白分解酵素の阻害剤は、ホルモン類ある
いは神経伝達物質等の異常に基く種々の疾患に対する治
療剤としての可能性を有するものである。
【0003】これら酵素のうちNEPは哺乳類の生体内
に広く分布する酵素であり、内因性オピオイドペプチド
であるエンドルフィン類、エンケファリン類あるいは心
房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)等の循環性ペプ
チドホルモン類を代謝的に分解し、これらペプチドホル
モン類の不活性化に関与していることが知られている。
これらペプチドホルモン類のうちエンドルフィン類お
よびエンケファリン類が、それぞれ天然のポリペプチド
およびペンタペプチドであり、いずれも脳内のオピオイ
ド受容体に結合する事により痛みの域値を高め鎮痛効果
を発現するものである。また、消化管においてもこれら
のペプチドホルモンは豊富に存在することが知られてお
り、腸管の収縮および蠕動運動を抑制する作用を示し、
消化管運動の調節に重要な役割を果たしていると考えら
れている。ANPは心房より分泌される28個のアミノ
酸からなるペプチドであり、その生理作用としては血管
拡張、ナトリウム利尿および利尿作用を示し、血圧、体
液量あるいは電解質の生理的な調節に重要な役割を果た
しているものと考えられる。
【0004】従って、その阻害剤はオピオイドペプチド
類の持つ鎮痛効果または消化管運動抑制効果を持続増強
する薬剤としてあるいはANPの持つ血管拡張、ナトリ
ウム利尿および利尿作用を持続増強させる薬剤としての
可能性を有している。従って、その阻害剤は高血圧症あ
るいはうっ血性心不全症等の循環器系疾患治療剤または
鎮痛剤あるいは胃腸障害治療剤として有用性を有するも
のである。
【0005】従来、NEP阻害剤としては、疑似ジペプ
チド誘導体(NEP阻害剤;Life Sci. 31
2947−2954(1982)、Eur.J.Bi
ochem. 139 267−274、J.Med.
Chem. 28 1158−1169(1985)、
J.Med.Chem. 29 751−757(19
86)、特開昭56−158746号、特開昭62−2
70555号、特開平2−209861号、ACE阻害
剤;J.Med.Chem. 24 355−361
(1981)、J.Med.Chem.25 250−
258(1982)、J.Med.Chem. 26
1267−1277(1983)、特開昭55−906
0号、特開昭55−31022号、特開昭55−142
57号、特開昭55−27199号、特開昭57−88
165号、特開昭57−163390号)およびヒダン
トイン骨格を有する化合物(特開平7−126258)
が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、より選
択的なNEP阻害活性作用を持つヒダントイン骨格を有
する化合物を提供することを課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明と同様のアシルウ
レア構造であるヒダントイン骨格を有する化合物はすで
に知られているが、本発明者らは活性選択性導入のため
鋭意検討の結果、従来のヒダントイン骨格を有する化合
物にアミド基を導入することで従来化合物とくらべてN
EP阻害活性に対する選択性が向上した化合物を得、本
発明を完成したものである。従って、本発明はより選択
的なNEP阻害活性作用を持つ化合物を提供するもので
ある。
【0008】本発明の前記一般式(I)で表されるヒダ
ントイン誘導体は、以下の反応式に従って製造すること
ができる。
【化3】 (式中、R1 は水素原子またはメルカプト基の保護基を
表し、R2 およびR3 はそれぞれ、水素原子、または、
Aで置換若しくは無置換のC1 〜C10からなる一価脂肪
族炭化水素基を表すか(ここでAは、ハロゲン原子、C
1〜Cからなるアルキル基、C1〜Cからなるアルコ
キシ基、若しくは水酸基で置換の芳香族炭化水素基、ま
たは無置換の芳香族炭化水素基を表す。)、または、R
2 およびR3 は一体となってシクロブタン環、シクロペ
ンタン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、イン
ダン環、テトラヒドロナフタレン環、フルオレン環、ジ
ヒドロフェナレン環を形成してもよく、R4 は、Bで置
換若しくは無置換のC1 〜C10からなる一価脂肪族炭化
水素基を表し(ここでBは、芳香族炭化水素基、カルボ
キシル基、またはC2 〜C5 からなるアルコキシカルボ
ニル基を表す。)、R5 およびR6 はそれぞれ独立に、
水素原子、無置換の芳香族炭化水素基、水酸基若しくは
1〜Cからなるアルコキシ基で置換の芳香族炭化水
素基、または、Dで置換若しくは無置換のC1 〜C10
らなる一価脂肪族炭化水素基を表すか(ここでDは、ハ
ロゲン原子、C1〜Cからなるアルキル基、C1〜C
からなるアルコキシ基、若しくは水酸基で置換の芳香族
炭化水素基、または無置換の芳香族炭化水素基を表
す。)、または、R5 およびR6 は一体となってシクロ
ブタン環、シクロペンタン環、シクロヘキサン環、シク
ロヘプタン環、インダン環、テトラヒドロナフタレン
環、フルオレン環、ジヒドロフェナレン環を形成しても
よい。また、RはC1〜Cからなる一価脂肪族炭化
水素基を表し、nは1〜6の整数を表す。また、Zはフ
ェニルメトキシカルボニル基を表す。)。
【0009】本明細書において、「メルカプト基の保護
基」とは、チオエーテルタイプ、チオエステルタイプ、
チオカーボネートタイプ、チオカーバメートタイプ、ジ
スルフィドタイプ、スルフェニルタイプ、ジチオアセタ
ール、ケタールタイプの保護基を表す。
【0010】このチオエーテルタイプの保護基として
は、例えば、ベンジル基、p−メトキシベンジル基、p
−メトキシベンジル基、p−ニトロベンジル基、4−ピ
コリル基、ジフェニルメチル基、ビス(4−メトキシフ
ェニル)メチル基、トリフェニルメチル基、フェニル
基、t−ブチル基、1−アダマンチル基、メトキシメチ
ル基、イソブトキシメチル基、テトラヒドロピラニル
基、ベンジルチオメチル基、フェニルチオメチル基、ア
セトアミドメチル基、トリメチルアセトアミドメチル
基、ベンズアミドメチル基、アセチルメチル基、カルボ
キシメチル基、シアノメチル基、2−ニトロ−1−フェ
ニルエチル基、2−(4−ピリジル)エチル基、2,2
−ビス(カルボエトキシ)エチル基、フェニルスルフォ
ニルエチル基等を挙げることができる。
【0011】またチオエステルタイプの保護基として
は、例えば、アセチル基、ベンゾイル基、2,4,6−
トリメチルベンゾイル基等を挙げることができる。ま
た、チオカーボネートタイプの保護基としては、例え
ば、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル基、t
−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル
基、p−メトキシベンジルオキシカルボニル基等を挙げ
ることができる。またチオカーバメートタイプの保護基
としては、例えば、エチルアミノカルボニル基、ジエチ
ルアミノカルボニル基、メトキシメチルアミノカルボニ
ル基等を挙げることができる。またジスルフィドタイプ
の保護基としては、例えば、エチルチオ基、t−ブチル
チオ基等を挙げることができる。
【0012】またスルフェニルタイプの保護基として
は、例えば、スルフォナート基、ベンジルオキシカルボ
ニルチオ基、t−ブトキシカルボニルチオ基、3−ニト
ロ−2−ピリジンスルフェニル基等を挙げることができ
る。またジチオアセタールまたはケタールタイプの保護
基としては、例えば、S,S’−メチレン基、S,S’
−イソプロピリデン基、S,S’−ベンジリデン基等を
挙げることができる。また、R2 およびR3 またはR5
およびR6 が一体となって形成する「4〜7員環」とし
ては、例えば、シクロブタン環、シクロペンタン環、シ
クロヘキサン環、シクロヘプタン環、インダン環、テト
ラヒドロナフタレン環、フルオレン環、ジヒドロフェナ
レン環等を挙げることができる。
【0013】また「脂肪族炭化水素基」とは、飽和もし
くは不飽和の直鎖状、分枝鎖状または環状の脂肪族炭化
水素基を表す。
【0014】また、「置換もしくは無置換の一価脂肪族
炭化水素基」の置換基としては、芳香族炭化水素基、カ
ルボキシル基、C2 〜C5 からなるアルコキシカルボニ
ル基等を挙げることができる。
【0015】この、「C2 〜C5 からなるアルコキシカ
ルボニル基」の具体例としては、例えば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、プロピルオキシカル
ボニル基、2−プロピルオキシカルボニル基、ブチルオ
キシカルボニル基、2−ブチルオキシカルボニル基、t
−ブチルオキシカルボニル基等を挙げることができる。
【0016】また「芳香族炭化水素基」とは、フェニル
基、ナフチル基等を表す。この芳香族炭化水素基は置換
基を有していてもよく、置換基としては、ハロゲン原
子、C1 〜C4 からなるアルキル基、C1 〜C4 からな
るアルコキシ基、水酸基等を挙げることができる。
【0017】また「ハロゲン原子」の具体例としては、
フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を挙げることができ
る。また「C1 〜C4 からなるアルキル基」の具体例と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、2
−プロピル基、ブチル基、2−ブチル基、t−ブチル基
等を挙げることができる。また「C1〜C4 からなるア
ルコキシ基」としては、例えば、メトキシ基、エトキシ
基、プロピルオキシ基、2−プロピルオキシ基、ブチル
オキシ基、2−ブチルオキシ基およびt−ブチルオキシ
基等を挙げることができる。
【0018】また、「C1 〜C10からなる一価脂肪族炭
化水素基」の具体例としては、例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、イソプロピル、イソブ
チル、2−ブチル、t−ブチル、2−ペンチル、3−ペ
ンチル、ネオペンチル、3−メチルブチル、3−メチル
−2−ブチル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、4−メチ
ルペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2−プロペニ
ル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニル、3
−ペンテニル、4−ペンテニル、2,4−ヘキサジエニ
ル、3−メチル−2−ブテニル、2−プロピニル、2−
ブチニル、3−ブチニル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、1−アダマンチ
ル、2−アダマンチル、シクロブチルメチル、シクロペ
ンチルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロヘプチル
メチル、2−シクロブチルエチル、2−シクロペンチル
エチル、2−シクロヘキシルエチル、2−シクロヘプチ
ルエチル、2−インダニル基等を挙げることができる。
【0019】また、「C1 〜C4 からなる一価脂肪族炭
化水素基」の具体例としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、2−ブチルおよびt−ブチ
ル等を挙げることができる。
【0020】(第1工程)本工程は、前記一般式(II)で
表されるイソシアナート誘導体と、N−(フェニルメト
キシカルボニル)−N−(フェニルメチル)ヒドラジン
とを反応させ、前記一般式(III) で表される尿素誘導体
を製造するものである。
【0021】本工程において、原料となるN−(フェニ
ルメトキシカルボニル)−N−(フェニルメチル)ヒド
ラジンは、J.Chem.Soc.,Perkin T
rans.1 17 1712−1720(1975)
記載の方法に従い製造することができる。また、前記一
般式(II)で表されるイソシアナート誘導体は、対応する
ジカルボン酸モノエステル誘導体をクルチウス転移反応
に供することにより製造することができ、単離すること
なく、N−(フェニルメトキシカルボニル)−N−(フ
ェニルメチル)ヒドラジンと反応させるものである。よ
って、前記一般式(II)で表されるイソシアナート誘導体
は、対応する原料のジカルボン酸モノエステル誘導体を
もって例示することができる。このジカルボン酸モノエ
ステル誘導体は、特開昭63−15353に記載の方法
に従って製造することができ、例えば、1−(エトキシ
カルボニル)−1−シクロブタンカルボン酸、1−(メ
トキシカルボニル)−1−シクロペンタンカルボン酸、
1−(エトキシカルボニル)−1−シクロヘキサンカル
ボン酸、1−(メトキシカルボニル)−1−シクロヘプ
タンカルボン酸、2−(エトキシカルボニル)−2−イ
ンダンカルボン酸、2−(メトキシカルボニル)−2−
インダンカルボン酸、モノエチル マロネート、モノメ
チル 2−メチルマロネート、モノエチル 2−エチル
マロネート、モノメチル 2−(1−プロピル)マロネ
ート、モノエチル2−(2−プロピル)マロネート、モ
ノメチル 2−(1−ブチル)マロネート、モノエチル
2−(t−ブチル)マロネート、モノメチル 2−シ
クロペンチルマロネート、モノエチル 2−シクロヘキ
シルマロネート、モノメチル 2−(2−インダンニ
ル)マロネート、モノエチル 2−フェニルマロネー
ト、モノメチル 2−(シクロヘキシルメチル)マロネ
ート、モノエチル 2−(フェニルメチル)マロネー
ト、モノメチル 2−(2−クロロフェニルメチル)マ
ロネート、モノエチル 2−(3−ニトロフェニルメチ
ル)マロネート、モノメチル 2−(4−シアノフェニ
ルメチル)マロネート、モノエチル 2−(2−フリル
メチル)マロネート、モノメチル 2−(3−チエニル
メチル)マロネート、モノエチル 2−(3−ピリジル
メチル)マロネート、モノメチル 2−(2−キノリル
メチル)マロネート、モノエチル 2−(1−ナフチル
メチル)マロネート、モノメチル 2,2−ジメチルマ
ロネート、モノエチル 2,2−ジエチルマロネート、
モノメチル 2,2−ビス(フェニルメチル)マロネー
ト等を挙げることができる。
【0022】ジカルボン酸モノエステル誘導体からイソ
シアナート誘導体を製造するにあたっては、溶媒中で行
うことが好ましく、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、1,2−ジクロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶
媒、ジフェニルエーテル等のエーテル系溶媒等を用いる
ことができる。
【0023】反応温度は通常20℃〜200℃の範囲
で、好ましくは40℃〜120℃の範囲下でジカルボン
酸モノエステル誘導体をジフェニルホスホリルアジド
(以下DPPAと略す)とトリエチルアミンの存在下加
熱することにより、前記一般式(II)で表されるイソシ
アナート誘導体を製造することができる。
【0024】本工程はこのイソシアナート誘導体を単離
精製することなく、同溶媒中で行うことが好ましく、反
応温度は通常0℃〜200℃の範囲で、好ましくは0℃
〜120℃の範囲下必要に応じてトリエチルアミン等の
アミン類を加え、前記一般式(II)で表されるイソシア
ナート誘導体とN−(フェニルメトキシカルボニル)−
N−(フェニルメチル)ヒドラジンとを反応させると、
前記一般式 (III)で表される尿素誘導体を製造すること
ができる。
【0025】(第2工程)本工程は、第1工程で得られ
た前記一般式(III) で表される尿素誘導体を塩基による
環化反応に付し、前記一般式(IV)で表されるヒダントイ
ン誘導体を製造するものである。
【0026】本工程で用いる塩基としては、例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物、水素化
ナトリウム等の水素化物、カリウム t−ブトキシド等
のアルコキシド等を挙げることができる。
【0027】また、本工程を実施するにあたっては、溶
媒中で行うことが好ましく、例えば、メタノ−ル、エタ
ノ−ル、2−プロパノ−ル等のアルコール系溶媒、テト
ラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムア
ミド等を用いることができる。
【0028】反応温度としては、通常−30℃〜200
℃の範囲で、好ましくは−20℃〜80℃の範囲下で進
行させることができる。
【0029】(第3工程)本工程は、第2工程で得られ
た前記一般式(IV)で表されるヒダントイン誘導体を塩基
存在下、ハロゲン化物と反応させることにより、前記一
般式 (V) で表されるヒダントイン誘導体を製造するも
のである。
【0030】本工程で用いるハロゲン化物の具体例とし
ては、例えば、ヨードメタン、ヨードエタン、ヨードプ
ロパン、2−ヨードプロパン、ヨードブタン、2−ヨー
ドブタン、ヨードペンタン、ヨードヘキサン、ヨードヘ
プタン、ヨードオクタン、ヨードノナン、ヨードデカ
ン、ヨードシクロペンタン、(ブロモメチル)シクロプ
ロパン、ベンジルブロミド、2−クロロベンジルクロリ
ド、1−ヨードアダマンタン、4−ニトロベンジルクロ
リド、4−メトキシベンジルクロリド、(1−ブロモエ
チル)ベンゼン、(2−ブロモエチル)ベンゼン、ブロ
モ酢酸エチル、ブロモ酢酸t−ブチル、2−ブロモプロ
ピオン酸メチル、3−ブロモプロピオン酸メチル、ブロ
モアセトニトリル、1−フルオロ−4−ニトロベンゼ
ン、2−フルオロピリジン、クロロジフェニルメタン、
2−ブロモ−2−フェニル酢酸メチル、クロロメチルメ
チルエーテル、3−ブロモプロペン、3−ブロモプロピ
ン、シンナミルブロミド等を挙げることができる。
【0031】本工程で用いる塩基としては、例えば、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、水素化ナトリ
ウム等の水素化物、カリウム t−ブトキシド等のアル
コキシド等を挙げることができる。
【0032】また、本工程を実施するにあたっては、溶
媒中で行うことが好ましく、例えば、アセトン等のケト
ン系溶媒、アセトニトリル等のニトリル系溶媒、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ジメチルホルムアミ
ド等を用いることができる。
【0033】反応温度としては、通常−30℃〜200
℃の範囲で、好ましくは−10℃〜100℃の範囲下で
進行させることができる。
【0034】(第4工程)本工程は、第3工程で得られ
た前記一般式 (V) で表されるヒダントイン誘導体を加
水分解反応に付し、前記一般式(VI)で表されるヒダント
イン誘導体を製造するものである。
【0035】本工程の加水分解反応に用いる触媒として
は、例えば、パラジウム−炭素、パラジウム−黒鉛、酸
化白金、ラネーニッケル等を挙げることができる。
【0036】また、本工程の反応溶媒としては、例え
ば、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のア
ルコール系溶媒、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶
媒、酢酸等を用いることができる。反応温度としては、
通常0℃〜200℃の範囲で、好ましくは20℃〜10
0℃の範囲で進行させることができる。
【0037】(第5工程)本工程は、第4工程で得られ
た前記一般式(VI)で表されるヒダントイン誘導体を塩基
存在下カルボン酸クロリドと反応させ、前記一般式
(I)で表されるヒダントイン誘導体を製造するもので
ある。
【0038】本工程の原料であるカルボン酸クロリド
は、対応するカルボン酸誘導体をクロル化することによ
り容易に製造することができる。よって、このカルボン
酸クロリドは対応するカルボン酸誘導体をもって例示す
ることができる。このカルボン酸誘導体は特開平1−1
49763、特開平2−157260、WO91098
40、J.Org.Chem. 50 1830−18
35(1985)に記載の方法に従って製造することが
できる化合物であり、例えば、2−(アセチルチオメチ
ル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチル)ブタン
酸、2−(アセチルチオメチル)ペンタン酸、2−(ア
セチルチオメチル)−3−メチルブタン酸、2−(アセ
チルチオメチル)−4−メチルペンタン酸、2−(アセ
チルチオメチル)−3−フェニルプロパン酸、2−(ア
セチルチオメチル)−4−フェニルブタン酸、2−(ア
セチルチオメチル)−3−シクロヘキシルプロパン酸、
2−(アセチルチオメチル)−3−(2−ピリジル)プ
ロパン酸、2−(アセチルチオメチル)−3−(3−ピ
リジル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチル)−3
−(4−ピリジル)プロパン酸、2−(アセチルチオメ
チル)−3−(2−フリル)プロパン酸、2−(アセチ
ルチオメチル)−3−(3−フリル)プロパン酸、2−
(アセチルチオメチル)−3−(2−チエニル)プロパ
ン酸、2−(アセチルチオメチル)−3−(3−チエニ
ル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチル)−3−
(3−インドリル)プロパン酸、2−(アセチルチオメ
チル)−3−(4−メチルフェニル)プロパン酸、2−
(アセチルチオメチル)−3−(4−メトキシフェニ
ル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチル)−3−
(4−ベンジルオキシフェニル)プロパン酸、2−(ア
セチルチオメチル)−3−(4−フルオロフェニル)プ
ロパン酸、2−(アセチルチオメチル)−3−(4−ニ
トロフェニル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチ
ル)−3−(4−シアノフェニル)プロパン酸、2−
(アセチルチオメチル)−3−(4−ジメチルアミノフ
ェニル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチル)−3
−(2,3−ジメトキシフェニル)プロパン酸、2−
(アセチルチオメチル)−3−(2,3−メチレンジオ
キシフェニル)プロパン酸、2−(アセチルチオメチ
ル)−2−メチルプロパン酸、2−(アセチルチオ)−
2,2−ジフェニルプロパン酸、4−(アセチルチオ)
−2,2−ジフェニルブタン酸、5−(アセチルチオ)
−2,2−ジフェニルペンタン酸、1−(アセチルチオ
メチル)−シクロペンタンカルボン酸、1−(アセチル
チオメチル)シクロヘキサンカルボン酸、2−(アセチ
ルチオメチル)インダン−2−カルボン酸、2−(ベン
ゾイルチオメチル)−3−フェニルプロパン酸、2−
[(2,4,6−トリメチルベンゾイル)チオメチル]
−3−フェニルプロパン酸、2−(t−ブトキシカルボ
ニルチオメチル)−3−フェニルプロパン酸、2−(フ
ェニルメトキシカルボニルチオメチル)−3−フェニル
プロパン酸、2−(エチルアミノカルボニルチオメチ
ル)−3−フェニルプロパン酸、2−(エチルジチオメ
チル)−3−フェニルプロパン酸、2−(t−ブトキシ
カルボニルジチオメチル)−3−フェニルプロパン酸、
2−(3−ニトロ−2−ピリジルチオメチル)−3−フ
ェニルプロパン酸、2−(フェニルメチルチオメチル)
−3−フェニルプロパン酸、2−(4−ニトロフェニル
メチルチオメチル)−3−フェニルプロパン酸、2−
(ジフェニルメチルチオメチル)−3−フェニルプロパ
ン酸、2−(メトキシメチルチオメチル)−3−フェニ
ルプロパン酸、2−(2−テトラヒドロピラニルチオメ
チル)−3−フェニルプロパン酸、2−(2−シアノエ
チルチオメチル)−3−フェニルプロパン酸、2−
[2,2−ビス(エトキシカルボニル)エチルチオメチ
ル]−3−フェニルプロパン酸等を挙げることができ
る。
【0039】カルボン酸誘導体からカルボン酸クロリド
を製造するにあたっては、無溶媒で行うこともできる
が、好ましくは溶媒を用い、その溶媒としては、例え
ば、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、塩
化メチレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等を用いるこ
とができる。
【0040】反応温度としては、通常−30℃〜150
℃の範囲で、好ましくは0℃〜100℃の範囲下で進行
させることができる。
【0041】クロル化剤としては、塩化チオニル、塩化
オキサリル、三塩化リン、オキシ塩化リン、五塩化リン
等を用い、必要に応じ触媒量のジメチルホルムアミドを
添加することにより製造することができる。
【0042】本工程を実施するにあたっての塩基として
は、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸
塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物、
水素化ナトリウム等の水素化物、トリエチルアミン等の
アミン類を用いることができる。
【0043】また、本工程を実施するにあたっては、溶
媒中で行うことが好ましく、例えば、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、アセトニ
トリル等のニトリル系溶媒、塩化メチレン等のハロゲン
化炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素系溶媒、酢酸エチル等を用いることができる。反応
温度としては、通常−30℃〜100℃の範囲で、好ま
しくは0℃〜60℃の範囲下必要に応じ水を加えて進行
させることができる。
【0044】
【実施例】
(参考例1) 3−アミノ−1−[(1,1−ジメチルエトキシ)カル
ボニルメチル]−5−ヒダントイン
【化4】
【0045】(1) 1−[(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニルメチル]−5−(2−インダニル)−3
−[N−(フェニルメトキシカルボニル)−N−(フェ
ニルメチル)アミノ]ヒダントイン 窒素雰囲気下、モノエチル 2−(2−インダニル)マ
ロネート4.97g(20mmol)およびジフェニル
ホスホリルアジド(DPPA)5.50g(20mmo
l)の無水トルエン50ml溶液にトリエチルアミン
2.8ml(20mmol)を加え室温で30分間攪拌
後、80℃で2時間攪拌した。次いで反応液を室温に戻
し、N−(フェニルメトキシカルボニル)−N−(フェ
ニルメチル)ヒドラジン5.38g(21mmol)を
加え室温で18時間攪拌後、80℃で2時間攪拌した。
反応液を室温に戻し、酢酸エチルを加え飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液次いで飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、N−[1−
(エトキシカルボニル)−1−(2−インダニル)メチ
ル]−N’−[N−(フェニルメトキシカルボニル)−
N−フェニルメチル)アミノ]ウレアの粗精製物を得
た。この生成物をテトラヒドロフラン100mlに溶解
し、カリウム t−ブトキシド450mg(4mmo
l)を加え室温で1時間攪拌した。反応液を減圧下で濃
縮し、10%硫酸水素カリウム水溶液10mlおよび水
を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し無水硫酸で乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、5−
(2−インダニル)−3−[N−(フェニルメトキシカ
ルボニル)−N−(フェニルメチル)アミノ]ヒダント
インの粗精製物を得た。この生成物を無水アセトニトリ
ル100mlに溶解し、ブロモ酢酸t−ブチルエステル
7.80g(40mmol)および無水炭酸カリウム
8.29g(60mmol)を加え18時間還流した。
反応液を室温に戻し、不溶物を濾過後濾液を減圧下で濃
縮した。得られた残留物に水を加え酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し標記化合
物7.70g(収率68%)を得た。
【0046】NMR(δ,CDCl3 ):1.44(9
H,s),2.45−3.20(5H,m),3.26
−3.45(1H,m),4.17−4.49(2H,
m),4.63−4.77(1H,m),4.92−
5.28(3H,m),6.89−7.45(14H,
m)
【0047】(2) 3−アミノ−1−[(1,1−ジ
メチルエトキシ)カルボニルメチル]−5−(2−イン
ダニル)ヒダントイン 1−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニルメチ
ル]−5−(2−インダニル)−3−[N−(フェニル
メトキシカルボニル)−N−(フェニルメチル)アミ
ノ]ヒダントイン3.85g(6.8mmol)の2−
プロパノール100ml溶液に酢酸50mlおよび10
%パラジウム−炭素1.7gを加えた。この混合液を水
素雰囲気下、60℃で18時間攪拌した。反応液を室温
に戻し不溶物を濾過後、濾液を減圧下で濃縮した。得ら
れた残留物に酢酸エチルを加え飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液、次いで飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し標記化
合物を1.89g(収率81%)を得た。
【0048】NMR(δ,CDCl3 ):1.46(9
H,s),2.72−2.82(1H,m),2.95
−3.21(4H,m),3.53(1H,d,J=1
8Hz),4.05(2H,s),4.35(1H,
d,J=4Hz),4.42(1H,d,J=18H
z),7.13−7.22(4H,m)
【0049】(参考例2) 3−アミノ−1−[(1,1−ジメチルエトキシ)カル
ボニルメチル]ヒダントイン−5−スピロシクロペンタ
【化5】
【0050】ジカルボン酸モノエステル誘導体として、
1−(エトキシカルボニル)−1−シクロペンタンカル
ボン酸を用いて、参考例1と同様に操作して標記化合物
を得た。
【0051】NMR(δ,CDCl3 ):1.47(9
H,s),1.67−2.02(8H,m),3.88
(2H,s),4.05(2H,s)
【0052】(参考例3) 3−アミノ−1−[(1,1−ジメチルエトキシ)カル
ボニルメチル]ヒダントイン−5−スピロ−2’−イン
ダン
【化6】
【0053】ジカルボン酸モノエステル誘導体として、
2−(エトキシカルボニル)−2−インダンカルボン酸
を用いて、参考例1と同様に操作して標記化合物を得
た。
【0054】NMR(δ,CDCl3 ):1.35(9
H,s),3.24(2H,d,J=17Hz),3.
62(2H,d,J=17Hz),3.68(2H,
s),4.12(2H,s),7.18−7.27(4
H,m)
【0055】(参考例4) 3−アミノ−1−(エトキシカルボニルメチル)ヒダン
トイン−5−スピロ−2’−インダン
【化7】
【0056】ハロゲン化物としてブロモ酢酸エチルを用
いて、参考例3と同様に操作して標記化合物を得た。
【0057】NMR(δ,CDCl3 ):1.16(3
H,t,J=7Hz),3.23(2H,d,J=17
Hz),3.64(2H,d,J=17Hz),3.7
8(2H,s),4.07(2H,q,J=7Hz),
4.13(2H,s),7.17−7.27(4H,
m)
【0058】(実施例1) 3−[[2−(アセチルチオメチル)−3−フェニルプ
ロパノイル]アミノ]−1−[(1,1−ジメチルエト
キシ)カルボニルメチル]ヒダントイン−5−スピロ−
2’−インダン
【化8】
【0059】2−(アセチルチオメチル)−3−フェニ
ルプロピオン酸5.48g(23.0mmol)の無水
ジエチルエーテル50ml溶液に塩化オキサリル8.0
ml(92.0mmol)を加え、さらにこの混合液に
ジメチルホルムアミド2滴を加え室温で1時間攪拌し
た。反応液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をジエチ
ルエーテル30mlに溶解し、氷冷下3−アミノ−1−
[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニルメチル]ヒ
ダントイン−5−スピロ−2’−インダン5.08g
(15.3mmol)のジエチルエーテル50ml溶液
および炭酸ナトリウム2.44g(23.0mmol)
の30ml水溶液の混合液に滴下した。この混合液を室
温にて18時間攪拌した後、水を加え酢酸エチルにて抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、標
記化合物7.10g(収率84%)を得た。
【0060】 質量分析(m/e):551(M+ ),495,450 融点(℃):130.3−131.4 IR(νKBr,cm-1):3304,1796,17
42 NMR(δ,CDCl3 ):1.35(9H,s),
2.36(3H,s),2.80−2.96(2H,
m),3.03−3.27(3H,m),3.32(1
H,d,J=17),3.33(1H,d,J=17H
z),3.63(1H,d,J=17Hz),3.65
(1H,d,J=17Hz),3.69(2H,s),
7.19−7.37(9H,m),7.61(1H,
s)
【0061】(実施例2) 1−(カルボキシメチル)−3−[(2−メルカプトメ
チル−3−フェニルプロパノイル)アミノ]ヒダントイ
ン−5−スピロ−2’−インダン
【化9】
【0062】氷冷下、3−[[2−(アセチルチオメチ
ル)−3−フェニルプロパノイル]アミノ]−1−
[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニルメチル]ヒ
ダントイン−5−スピロ−2’−インダン7.10g
(12.9mmol)のメタノール100ml溶液に1
M炭酸カリウム水溶液20mlを加え、室温にて2時間
攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し、残留物に10%硫
酸水素カリウム60mlおよび水を加え酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残留物
に4N塩酸/酢酸エチル80mlを加え室温で5時間放
置した。反応液を減圧下で濃縮し、得られた残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し標記化合
物5.26g(収率90%)を得た。
【0063】 質量分析(m/e):453(M+ ),406,362 融点(℃):191.2−193.2 IR(νKBr,cm-1):1790,1738 NMR(δ,CDCl3 ):1.96(1H,dd,J
=10Hz,8Hz),2.39−2.61(1H,
m),2.72−2.90(3H,m),3.09(1
H,dd,J=17Hz,7Hz),3.33(2H,
d,J=17Hz),3.66(1H,d,J=17H
z),3.67(1H,d,J=17Hz),3.83
(2H,s),7.05−7.34(9H,m),8.
01(1H,s)
【0064】(実施例3) 3−[[2−(アセチルチオメチル)−3−フェニルプ
ロパノイル]アミノ]−1−[(1,1−ジメチルエト
キシ)カルボニルメチル]−5−(2−インダニル)ヒ
ダントイン
【化10】
【0065】2−(アセチルチオメチル)−3−フェニ
ルプロピオン酸2.48g(10.4mmol)の無水
ジエチルエーテル30ml溶液に塩化オキサリル3.6
ml(41.6mmol)を加え、さらにこの混合液に
ジメチルホルムアミド2滴を加え室温で1時間攪拌し
た。反応液を減圧下で濃縮し、得られた残留物を無水ジ
エチルエーテル20mlに溶解し、氷冷下3−アミノ−
1−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニルメチ
ル]−5−(2−インダニル)ヒダントイン1.80g
(5.2mmol)およびトリエチルアミン2.1g
(21mmol)の無水ジエチルエーテル50ml溶液
に滴下した。この混合液を室温にて2時間攪拌した後、
水を加えジエチルエーテルにて抽出した。有機層を飽和
食塩水で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で
溶媒を留去した。得られた残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにて精製し標記化合物1.13g(収
率38%)を得た。
【0066】質量分析(m/e):565(M+ ),5
09,464,449 性状:油状 IR(νKBr,cm-1):1796,1742 NMR(δ, CDCl3 ):1.46(9H,s),
2.34(3H,s),2.77−3.36(10H,
m),3.51(1/2H,d,J=18Hz),3.
52(1/2H,d,J=18Hz),4.40(1
H,d,J=18Hz),4.45(1/2H,d,J
=3Hz),4.47(1/2H,d,J=3Hz),
7.11−7.35(9H,m),7.43−7.60
(1H,m)
【0067】(実施例4) 1−(カルボキシメチル)−5−(2−インダニル)−
3−[(2−メルカプトメチル−3−フェニルプロパノ
イル)アミノ]ヒダントイン
【化11】
【0068】3−[[2−(アセチルチオメチル)−3
−フェニルプロパノイル]アミノ]−1−[(1,1−
ジメチルエトキシ)カルボニルメチル]−5−(2−イ
ンダニル)ヒダントインを用いて、実施例2と同様に操
作して標記化合物を得た。
【0069】 質量分析(m/e):467(M+ ),351 性状:油状 IR(νKBr,cm-1):1792,1736 NMR(δ,CDCl3 ):1.82−1.96(1
H,m),2.46−2.57(1H,m),2.78
−3.33(9H,m),3.67(1H,d,J=1
8Hz),4.35−4.48(2H,m),7.11
−7.31(9H,m),8.07(1H,s)
【0070】(実施例5) 1−(カルボキシメチル)−5−(2−インダニル)−
3−{[2−メルカプトメチル−3−(2−メチルフェ
ニル)プロパノイル]アミノ}ヒダントイン
【化12】
【0071】(1) 3−[[2−(アセチルチオメチ
ル)−3−(2−メチルフェニル)プロパノイル]アミ
ノ]−1−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル
メチル]−5−(2−インダニル)ヒダントイン カルボン酸誘導体として2−(アセチルチオメチル)−
3−(2−メチルフェニル)プロピオン酸を用いて、実
施例3と同様に操作して標記化合物を得た。
【0072】NMR(δ,CDCl3 ):1.46(9
H,s),2.34(3H,s),2.35(3H,
s),2.76−3.35(10H,m),3.50
(1/2H,d,J=18Hz),3.52(1/2
H,d,J=18Hz),4.36−4.50(2H,
m),7.12−7.25(8H,m),7.33(1
/2H,s),7.45(1/2H,s)
【0073】(2) 1−(カルボキシメチル)−5−
(2−インダニル)−3−[[2−メルカプトメチル−
3−(2−メチルフェニル)プロパノイル]アミノ]ヒ
ダントイン
【化13】
【0074】3−[[2−(アセチルチオメチル)−3
−(2−メチルフェニル)プロパノイル]アミノ]−1
−[(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニルメチル]
−5−(2−インダニル)ヒダントインを用いて、実施
例2と同様に操作して標記化合物を得た。
【0075】 質量分析(m/e):481(M+ ),365 性状:油状 IR(νKBr,cm-1):2560,1792,17
42 NMR(δ,CDCl3 ):1.93(1/2H,d
d,J=10Hz,8Hz),1.96(1/2H,d
d,J=10Hz,8Hz),2.30(3/2H,
s),2.31(3/2H,s),2.49−2.60
(1H,m),2.66−3.36(9H,m),3.
66(1H,d,J=18Hz),4.39−4.50
(2H,m),7.10−7.26(8H,m),7.
79(1H,br−s)
【0076】(試験例1) in vitro NEP阻害活性の測定 NEPはPeptide,9,173(1988)記載
の方法に準じて以下のように調整した。雄性SDラット
の腎臓をマンニトールおよび塩化マグネシウムを含むト
リス塩酸緩衝液(pH7.0)でホモジナイズした(容
量の10倍)。遠心分離(700×g)を行い、上清を
得た。この上清にn−オクチル−β−D−グルコシドを
1%になるように加え、4℃で1時間攪拌し酵素を可溶
化させた。5mM HEPES/0.1%トリトン(p
H7.4)で透析し、内液を5mM HEPES/0.
1%トリトン(pH7.4)で平衡化したDE−52カ
ラム(2.5cm i.d.×15cm)に適用し、0
〜300mMの線状濃度勾配を有するNaCl 500
mlを用いて溶出させた。NEP活性を含む画分を集め
て酵素源とし、試験に使用した。NEP阻害活性の測定
は、Biochemistry,20,4942(19
81)記載の方法に準じて行った。すなわち、0.4m
Mのグルタリール−Ala−Ala−Phe−4−メト
キシ−β−ナフチルアミド、0.25unit/mlの
ロイシンアミノペプチダーゼ、任意濃度の試験化合物お
よび、NEPを含む50mMのトリス塩酸緩衝液(pH
7.4)250μlを37℃、1時間反応させた。NE
P活性により生じる4−メトキシ−β−ナフチルアミド
を定量し阻害活性を求めた。結果を表1に示した。比較
として相応する構造を持つ従来化合物の活性を表2に示
した。
【0077】(試験例2) in vitro ACE阻害活性の測定 ACE阻害活性の測定は、Biochem.Pharm
acol.,20,1637(1971)記載の方法に
準じて行った。すなわち、2.0mMのヒプリル−L−
ヒスチジル−L−ロイシン、0.016unit/ml
のACE、0.8MのNaClおよび、任意濃度の試験
化合物を含む100mMホウ酸−炭酸ナトリウム緩衝液
(pH8.4)を37℃、30分間反応させた。ACE
活性により生じる馬尿酸を定量し阻害活性を求めた。こ
ちらの結果も表1に示し、NEP阻害活性と同様に比較
として相応する構造を持つ従来化合物の活性を表2に示
した。
【0078】
【表1】
【0079】
【表2】
【0080】
【発明の効果】本発明の前記一般式(I)で表されるヒ
ダントイン誘導体は、メタロプロテアーゼ阻害作用を有
し、循環器系疾患治療剤、鎮痛剤および胃腸障害治療剤
として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 235/02 C07D 235/02 E (72)発明者 山浦 哲明 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富 士レビオ株式会社内 (72)発明者 伊川 博 東京都新宿区西新宿2丁目7番1号 富 士レビオ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−126258(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 233/80 C07D 235/02 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 で表されるヒダントイン誘導体(式中、R1 は水素原子
    またはメルカプト基の保護基を表し、R2 およびR3
    それぞれ、水素原子、または、Aで置換若しくは無置換
    のC1 〜C10からなる一価脂肪族炭化水素基を表すか
    (ここでAは、ハロゲン原子、C1〜Cからなるアル
    キル基、C1〜Cからなるアルコキシ基、若しくは水
    酸基で置換の芳香族炭化水素基、または無置換の芳香族
    炭化水素基を表す。)、または、R2 およびR3 は一体
    となってシクロブタン環、シクロペンタン環、シクロヘ
    キサン環、シクロヘプタン環、インダン環、テトラヒド
    ロナフタレン環、フルオレン環、ジヒドロフェナレン環
    を形成してもよく、R4 は、Bで置換若しくは無置換の
    1 〜C10からなる一価脂肪族炭化水素基を表し(ここ
    でBは、芳香族炭化水素基、カルボキシル基、またはC
    2 〜C5 からなるアルコキシカルボニル基を表す。)、
    5 およびR6 はそれぞれ独立に、水素原子、無置換の
    芳香族炭化水素基、水酸基若しくはC1〜Cからなる
    アルコキシ基で置換の芳香族炭化水素基、または、Dで
    置換若しくは無置換のC1 〜C10からなる一価脂肪族炭
    化水素基を表すか(ここでDは、ハロゲン原子、C1
    からなるアルキル基、C1〜Cからなるアルコキ
    シ基、若しくは水酸基で置換の芳香族炭化水素基、また
    は無置換の芳香族炭化水素基を表す。)、または、R5
    およびR6 は一体となってシクロブタン環、シクロペン
    タン環、シクロヘキサン環、シクロヘプタン環、インダ
    ン環、テトラヒドロナフタレン環、フルオレン環、ジヒ
    ドロフェナレン環を形成してもよく、nは1〜6の整数
    を表す。)。
  2. 【請求項2】R4 が、カルボキシル基若しくはC2 〜C
    5 からなるアルコキシカルボニル基で置換された、メチ
    ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル
    基、イソブチル基、2−ブチル基、またはt−ブチル基
    を表し、R5 が水素原子およびR6 が2−インダニル基
    を表すか、または、R5 およびR6 が一体となってイン
    ダン環を形成する請求項1に記載のヒダントイン誘導
    体。
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