JP3448315B2 - 放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置 - Google Patents
放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置Info
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Description
投与した動物実験後の放射性汚染動物,該動物の排泄
物,放射性汚染使用済ガーゼ,放射性汚染使用済包帯等
の放射性汚染廃棄物をマイクロ波で加熱乾燥する放射性
汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置に関するもの
である。
後の放射性汚染動物,該動物の排泄物,放射性汚染使用
済ガーゼ等の放射性汚染廃棄物を加熱乾燥して処分する
方法としては、赤外線により加熱乾燥する方法があった
が、このような加熱乾燥方法は被処理物である放射性汚
染廃棄物の表面からの乾燥となり、効率の悪い乾燥であ
って、長時間の乾燥時間を要し、且つ乾燥のむらが発生
し、再乾燥する場合が生じる等の問題点があった。
として、マイクロ波加熱オーブンを用いて放射性汚染廃
棄物を加熱乾燥する方法が提案されている。
を用いた従来の放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥装置
を示したものである。該放射性汚染廃棄物用マイクロ波
乾燥装置は、マイクロ波加熱オーブン1を備えている。
該マイクロ波加熱オーブン1は、通気性加熱室2を有す
るオーブン本体3と、該オーブン本体3に取付けられて
いて通気性加熱室2にマイクロ波を供給するマイクロ波
発振器4とを備えて構成されている。マイクロ波加熱オ
ーブン1の通気性加熱室2内には、放射性汚染廃棄物収
容密閉容器5が配置されている。この放射性汚染廃棄物
収容密閉容器5内の真空引き乾燥室6内には、放射性汚
染動物,該動物の排泄物,放射性汚染使用済ガーゼ等の
放射性汚染廃棄物7が収容されている。
の内部の真空引き乾燥室6内を真空引きする真空引き手
段8が接続されている。該真空引き手段8は、真空引き
乾燥室6内に連通するようにして放射性汚染廃棄物収容
密閉容器5に継ぎ手9及び配管10を介して接続された
真空引き配管11と、該真空引き配管11に接続された
真空引きポンプ12とを備えて構成されている。放射性
汚染廃棄物収容密閉容器5寄りの位置で真空引き配管1
1には、パージ用電磁弁13が接続されている。
トラップ手段14が接続されている。該蒸気トラップ手
段14は、真空引き配管11の途中に前後2段に直列接
続されて個々に縦向きに配置された第1,第2の蒸気ト
ラップ外管15,16と、これら第1,第2の蒸気トラ
ップ外管15,16内に縦向きに配置された第1,第2
の蒸気トラップ内管17,18と、これら第1,第2の
蒸気トラップ内管17,18に冷却媒体を循環させる蒸
気トラップ冷却媒体循環配管19と、該蒸気トラップ冷
却媒体循環配管19の途中に接続されている蒸気トラッ
プ冷却媒体冷却機20及び蒸気トラップ冷却媒体循環ポ
ンプ21と、第1,第2の蒸気トラップ外管15,16
の下部に共通に接続された捕水タンク22と、該捕水タ
ンク22の下部に接続された排水管23と、該排水管2
3に接続された捕水排出バルブ24とを備えて構成され
ている。排水管23の下部には、捕水収容タンク25が
配置されている。
水分検出センサ26が設けられている、第2の蒸気トラ
ップ外管16の出口には、真空センサ27が設けられて
いる。該真空センサ27と真空引きポンプ12との間の
真空引き配管11の途中には、ラジオアイソトープ捕集
濾紙を使用したラジオアイソトープ捕集部28と真空引
き電磁弁29とが接続されている。真空引きポンプ12
の出口には、排気管30が接続されている次に、このよ
うな放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥装置の動作につ
いて説明する。オーブン本体3の図示にないオーブン扉
を閉め、図示にない制御盤のスタートスイッチをオンに
すると、マイクロ波発振器4,真空ポンプ12,蒸気ト
ラップ冷却媒体冷却機20,蒸気トラップ冷却媒体循環
ポンプ21の各スイッチがオンとなって、放射性汚染廃
棄物収容密閉容器5内の真空引き乾燥室6の真空引きが
開始され、且つ該真空引き乾燥室6内の放射性汚染廃棄
物7に対するマイクロ波加熱乾燥が開始される。このと
き真空引き乾燥室6内の被処理物である放射性汚染廃棄
物7からは、真空引きにより減圧状態で水分等が蒸発
し、蒸発潜熱を奪われ冷却されるが、マイクロ波により
該放射性汚染廃棄物7は加熱され、蒸発が促進される。
該放射性汚染廃棄物7からの蒸発水分は、真空引き配管
11にて真空ポンプ12側へと移動するが、その途中の
蒸気トラップ手段14の第1,第2の蒸気トラップ外管
15,16内を通るとき、これら第1,第2の蒸気トラ
ップ外管15,16内に配置された第1,第2の蒸気ト
ラップ内管17,18の冷却作用により凝縮され補水タ
ンク22に溜る。
下すると、第1の蒸気トラップ外管15の入口に配置さ
れた水分検出センサ26が働き、放射性汚染廃棄物7に
対するマイクロ波乾燥の完了を検出する。この検出信号
で、真空ポンプ12がオフとなり、パージ用電磁弁13
が開となり、放射性汚染廃棄物7を収納した放射性汚染
廃棄物収容密閉容器5内は大気圧に戻る。また、マイク
ロ波発振器4,蒸気トラップ冷却媒体冷却機20,蒸気
トラップ冷却媒体循環ポンプ21もオフとなり、停止す
る。この状態になったならば、作業者はオーブン本体3
の図示にないオーブン扉を開き、継ぎ手9を外し、放射
性汚染廃棄物収容密閉容器5を外に取り出し、内部の放
射性汚染廃棄物7を取り出す。
うな従来の放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥装置を用
いた放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法では、放射
性汚染廃棄物収容密閉容器5の蓋部を外して内部の放射
性汚染廃棄物7を取り出すとき、該放射性汚染廃棄物7
からの悪臭に苦しめられる問題点があった。
物収容密閉容器5を継ぎ手9に着脱する作業がやり難い
問題点があった。
は、均一加熱機構がなく、均一乾燥ができない問題点が
あった。
出すとき、該放射性汚染廃棄物からの悪臭に苦しめられ
ることのない放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及
び装置を提供することにある。
取り出すとき、悪臭に苦しめられることがなく、しかも
大型の放射性汚染廃棄物でも支障なく均一なマイクロ波
乾燥を行える放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥装置を
提供することにある。
本発明の各手段を説明すると、次の通りである。
物の排泄物,放射性汚染使用済ガーゼ等の放射性汚染廃
棄物をマイクロ波加熱オーブン内における真空引き乾燥
室内で真空引き下でマイクロ波加熱乾燥を行い、該マイ
クロ波加熱乾燥の終了後に、真空引きされた状態にある
該真空引き乾燥室内にオゾンを供給して消臭することを
特徴とする。
物の排泄物,放射性汚染使用済ガーゼ等の放射性汚染廃
棄物を、マイクロ波加熱オーブン内における真空引き乾
燥室内で、真空引き下でマイクロ波加熱乾燥を行う放射
性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥装置において、前記マイ
クロ波加熱オーブンの室は真空引き乾燥室として構成さ
れ、該真空引き乾燥室内には前記放射性汚染廃棄物を収
容する放射性汚染廃棄物収容通気性容器が収容され、前
記真空引き乾燥室にはその内部を真空引きする真空引き
手段が接続され、前記真空引き乾燥室にはその内部にオ
ゾンを供給するオゾン供給手段が接続され、前記マイク
ロ波加熱オーブンには前記真空引き乾燥室内のオゾン濃
度が許容濃度以下になるまでオーブン扉のロックを維持
するインターロック具が設けられていることを特徴とす
る。
マイクロ波加熱オーブン内における真空引き乾燥室内で
真空引き下でマイクロ波加熱乾燥を行い、該マイクロ波
加熱乾燥の終了後に、真空引きされた状態にある該真空
引き乾燥室内にオゾンを供給すると、真空引きされた状
態にある該放射性汚染廃棄物にオゾンを吸収させて、該
放射性汚染廃棄物の消臭を、オゾンによる強力な酸化作
用により効率よく行わせることができる。同時に、及び
該真空引き乾燥室内面の消臭も行うことができる。
り、放射性汚染廃棄物等に付着する細菌の殺菌も行わせ
ることができる。
オーブンの室を真空引き乾燥室として構成すると、マイ
クロ波加熱オーブン内で放射性汚染廃棄物の収容容器を
継ぎ手で真空引き手段に着脱する面倒な作業がなくな
る。
空引き乾燥室に配置される放射性汚染廃棄物収容通気性
容器は、通気性を有するので該マイクロ波加熱オーブン
の室が構成する真空引き乾燥室を真空引きしたとき、放
射性汚染廃棄物収容通気性容器内も一緒に真空引きする
ことができる。
該マイクロ波加熱オーブンの室が構成する真空引き乾燥
室にオゾンを供給したとき、該放射性汚染廃棄物収容通
気性容器内にも一緒にオゾンを供給することができる。
物用マイクロ波乾燥装置によれば、効率よく放射性汚染
動物の乾燥と消臭を行うことができる。
き乾燥室内のオゾン濃度が許容濃度以下になるまでオー
ブン扉のロックを維持するインターロック具を設ける
と、濃度の高いオゾンで作業者が被害を受けるのを回避
することができる。
物用マイクロ波乾燥装置の一実施例を示したものであ
る。なお、前述した図8と対応する部分には、同一符号
を付けて示している。
いては、オーブン本体3の室が密閉構造の真空引き乾燥
室31として構成されている。該オーブン本体3のオー
ブン扉32は、真空引き乾燥室31内のオゾン濃度が許
容濃度以下になるまでインターロック具33でロックさ
れるようになっている。インターロック具33は、電磁
ソレノイドで構成され、オーブン本体3に取付けられて
いる。
棄物7を収容する放射性汚染廃棄物収容通気性容器34
が収容されている。該放射性汚染廃棄物収容通気性容器
34の上部開口部は、蓋部35で閉塞されるようになっ
ている。該放射性汚染廃棄物収容通気性容器34の側壁
には、複数の上部通気孔36と複数の下部通気孔37が
設けられている。これら上部通気孔36と下部通気孔3
7に対応して放射性汚染廃棄物収容通気性容器34の側
壁には、真空引き時に放射性汚染廃棄物7から飛沫が飛
散するのを防止する飛沫防止カバー38,39が設けら
れている。蓋部35には、取っ手40と、上部通気孔3
6や下部通気孔37よりも大きな複数の通気孔41とが
設けられている。蓋部35の下面には、各通気孔41に
対して共通の飛沫防止カバー42が設けられ、スペーサ
42aを介して該蓋部35に支持されている。
は、真空引き手段8の真空引き配管11が接続されてい
る。該真空引き手段8の構成は、図8とほぼ同様であ
る。この真空引き手段8では、真空引き配管11の入口
側に真空引き電磁弁43が接続され、またラジオアイソ
トープ捕集部28の出口における真空引き電磁弁29に
並列に真空引きスロットルバルブ44が接続されてい
る。
導波管45と、該導波管45の先端のO部から多数のマ
イクロ波放射部A,B,C,Dまでの分岐長さの等しい
多分岐導波管ユニット46を経て真空引き乾燥室31に
供給されるようになっている。
クロ波放射部A,B,C,Dは、マイクロ波放射に支障
がないように誘電損失のない石英ガラス等の材質のもの
で気密に閉塞されている。導波管45の途中には、真空
引き乾燥室31内より反射されるマイクロ波をカットす
るためにアイソレータ47が接続されている。
ンを供給するオゾン供給手段48が接続されている。該
オゾン供給手段48は、オゾン発生器49と、該オゾン
発生器49にエアーを供給するエアー配管50と、該エ
アー配管50にそれぞれ接続さたコンプレッサー51,
エアー電磁弁52及びシリカゲル等の吸湿剤を収容する
吸湿部53と、オゾン発生器49の出口から真空引き乾
燥室31内に至るオゾン又はエアー供給配管54と、オ
ゾン発生器49の出口側でオゾン・エアー供給配管54
に接続されたオゾン用電磁弁55と、オゾン発生器49
及びオゾン用電磁弁55に対して並列接続されたエアー
電磁弁56とを備えて構成されている。オゾン・エアー
供給配管54は、放射性汚染廃棄物収容通気性容器34
の下部通気孔37に対応して開口されている。
が接続され、該ドレン管57にはドレン弁58が接続さ
れている。ドレン管57の下には、ドレン受け容器59
が配置されている。
管11には、オゾン・エアー排気管60の入口が接続さ
れ、該オゾン・エアー排気管60の出口は排気管30に
接続されている。該オゾン・エアー排気管60には、そ
の入口から出口に向かってオゾン・エアー排気用電磁弁
61と、ラジオアイソトープ捕集濾紙を使用したラジオ
アイソトープ捕集部62と、排気用ブロアー63とが接
続されている。
クロ波乾燥装置による放射性汚染廃棄物のマイクロ波乾
燥方法について説明する。
物,放射性汚染使用済ガーゼ,放射性汚染使用済包帯等
の放射性汚染廃棄物7を放射性汚染廃棄物収容通気性容
器34に収容し、蓋部35を閉めて、該放射性汚染廃棄
物収容通気性容器34をオーブン本体3の真空引き乾燥
室31に設置し、オーブン扉32を閉める。
トスイッチを押すと、図7のマイクロ波乾燥プログラム
によって、被処理物である放射性汚染廃棄物7を規定水
分量まで乾燥する。このときの動作を動作順に記すと、
次の通りである。
ンによって、オーブン扉32をインターロック具33で
インターロックし、マイクロ波発振器4をオンとし、真
空引きポンプ12をオンとし、蒸気トラップ冷却媒体冷
却機20をオンとし、蒸気トラップ冷却媒体循環ポンプ
21をオンとする。
電磁弁55は閉、エアー電磁弁56は閉、ドレン弁58
は閉、パージ用電磁弁13は閉、オゾン・エアー用電磁
弁61は閉、捕水排出バルブ24は閉、真空引き電磁弁
43は開である。真空引き電磁弁29と真空引きスロッ
トルバルブ44は、被処理物である放射性汚染廃棄物7
の状態によっていずれか一方が開となり、他方は閉とな
る。本実施例では、真空引き電磁弁29が開、真空引き
スロットルバルブ44が閉であるとして説明する。
MHzのマイクロ波が導波管45と多分岐導波管ユニッ
ト46を経てオーブン本体3の真空引き乾燥室31に照
射される。このように多分岐導波管ユニット46を経て
マイクロ波を照射すると、スターラーやターンテーブル
がなくても放射性汚染廃棄物7をほぼ均一にマイクロ波
加熱することができる。また、ターンテーブルがないの
で、放射性汚染廃棄物7が大きく、重くても支障なくほ
ぼ均一に加熱することができる。このとき、導波管45
の途中に配置されているアイソレーター47が、マイク
ロ波発振器4に有害となるオーブン本体3よりの反射波
を吸収し、マイクロ波発振器4を保護する。
引きポンプ12,蒸気トラップ冷却媒体冷却機20,蒸
気トラップ冷却媒体循環ポンプ21がオンになると、真
空引きポンプ12の作動により真空引き乾燥室31内が
真空引きされ、減圧状態になる。従って、放射性汚染廃
棄物7から、減圧下で水分が蒸発される。このとき放射
性汚染廃棄物7の温度は低下するが、温度低下を防ぐた
めマイクロ波にて加熱している。
真空引きポンプ12側に向かう途中で、蒸気トラップ手
段14の第1,第2の蒸気トラップ外管15,16内で
第1,第2の蒸気トラップ内管17,18を通る冷却媒
体の冷却作用により凝縮されて液体に戻り、捕水タンク
22に捕水される。
中の放射性物質は、真空引きポンプ12までの途中に配
置されたラジオアイソトープ捕集部28で捕集する。そ
の後、気体は、真空引きポンプ12を経て排気管30か
ら排気する。
み、蒸気の発生が少なくなると、水分検出センサ26及
び真空センサ27が蒸気発生量の低下を検出する。この
水分検出センサ26等からの信号で、マイクロ波発振器
4,真空引きポンプ12,蒸気トラップ冷却媒体冷却機
20,蒸気トラップ冷却媒体循環ポンプ21がオフとな
る。
波加熱が止まり、真空引きポンプ12のオフにより真空
引きが止まり、蒸気トラップ冷却媒体冷却機20及び蒸
気トラップ冷却媒体循環ポンプ21がオフになる。ま
た、このとき真空引き電磁弁43が閉となる。また、パ
ージ用電磁弁13は開となり、真空引き電磁弁29は開
いた状態を維持し、第1,第2の蒸気トラップ外管1
5,16内は大気圧に戻る。
49がオンになり、エアー電磁弁52が開、オゾン用電
磁弁55が開になる。エアーがオゾン発生器49に供給
されると、空気中に存在する約20%の酸素(O2 )
が、弗酸に次ぐ酸化力を有するオゾン(O3 )にな
る。このオゾンがオゾン・エアー供給配管54を経て真
空引き乾燥室31内に供給され、真空引きされた状態に
ある放射性汚染廃棄物7が該オゾンに触されて、該放射
性汚染廃棄物7の消臭が、オゾンによる強力な酸化作用
により効率よく行われる。同時に、該真空引き乾燥室3
1内面や放射性汚染廃棄物収容通気性容器34の内外面
の消臭も行うことができる。また、オゾンによる強力な
酸化作用により、放射性汚染廃棄物7等に付着する細菌
の殺菌も行わせることができる。
御盤のプログラムタイマーが作動し始め、オゾンの供給
の開始から若干の時間遅れの後、該プログラムタイマー
からの指令でオゾン・エアー用電磁弁61が開となり、
排気用ブロアー63がオンとなる。これにより真空引き
乾燥室31内には、コンプレッサー51からの圧力でオ
ゾンが供給されつつ、排気用ブロアー63の吸引作用で
排気が行われる。このときの排気に含まれる放射性物質
は、排気用ブロアー63の入口側に配置されたラジオア
イソトープ捕集部62で捕集する。このようにして規定
時間オゾン雰囲気に保った状態で消臭を行い、その消臭
時間が経過すると前述したプログラムタイマーから信号
が出てオゾン発生器49がオフ、オゾン用電磁弁55が
閉、エアー電磁弁56が開となる。
器34内を含めたオーブン本体3の真空引き乾燥室31
内におけるオゾンの排出がオゾン・エアー排気管60を
経て行われる。
が、作業者に害を及ぼさない濃度に達する時間になる
と、前述したプログラムタイマーから信号が出て、イン
ターロック具33によるインターロックをオフとし、コ
ンプレッサー51をオフとし、排気用ブロアー63をオ
フとし、エアー電磁弁52を閉とし、エアー電磁弁56
を閉とし、オゾン・エアー用電磁弁61を閉とする。
ブン本体3におけるオーブン扉32のロックが図3のよ
うに外れ、図2に示すように該オーブン扉32を開ける
ことが可能になる。従って、オーブン扉32を開け、放
射性汚染廃棄物収容通気性容器34をオーブン本体3の
外に取り出し、該容器34内より乾燥された放射性汚染
廃棄物被処理物7を取り出し、規定の場所に保管する。
捕水タンク22に捕水された汚染液体は捕水排出バルブ
24を開き、捕水収納容器25に移す。この捕水収納容
器25は規定の保管方法にて処理する。
8を開とし、清掃液をドレン受け容器59に収容する。
このドレン受け容器59も規定の保管方法にて処理す
る。
ン濃度が、作業者に害を及ぼさない濃度に達するときの
認定は、真空引き乾燥室31内にオゾンセンサーを設け
て行うこともできる。
汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置によれば、下
記のような優れた効果を得ることができる。
クロ波乾燥方法では、放射性汚染廃棄物をマイクロ波加
熱オーブン内における真空引き乾燥室内で真空引き下で
マイクロ波加熱乾燥を行い、該マイクロ波加熱乾燥の終
了後に、真空引きされた状態にある該真空引き乾燥室内
にオゾンを供給するので、真空引きされた状態にある該
放射性汚染廃棄物にオゾンを吸収させて、該放射性汚染
廃棄物の消臭を、オゾンによる強力な酸化作用により効
率よく行わせることができる。同時に、該真空引き乾燥
室内面の消臭も行うことができる。
り、放射性汚染廃棄物等に付着する細菌の殺菌も行わせ
ることができる。
クロ波乾燥装置では、マイクロ波加熱オーブンの室を真
空引き乾燥室として構成しているので、マイクロ波加熱
オーブン内で放射性汚染廃棄物の収容容器を継ぎ手で真
空引き手段に着脱する面倒な作業がなくなり、作業性を
向上させることができる。
する真空引き乾燥室に配置される放射性汚染廃棄物収容
通気性容器は通気性を有するので、該マイクロ波加熱オ
ーブンの室が構成する真空引き乾燥室を真空引きしたと
き、該放射性汚染廃棄物収容通気性容器内も一緒に真空
引きすることができる。かつまた、放射性汚染廃棄物の
乾燥が終了して該マイクロ波加熱オーブンの室が構成す
る真空引き乾燥室にオゾンを供給したとき、該放射性汚
染廃棄物収容通気性容器内にも一緒にオゾンを供給する
ことができる。従って、請求項2に記載の放射性汚染廃
棄物用マイクロ波乾燥装置によれば、効率よく放射性汚
染動物の乾燥と消臭を行うことができる。
扉に、真空引き乾燥室内のオゾン濃度が許容濃度以下に
なるまでロックを維持するインターロック具を設けてい
るので、濃度の高いオゾンで作業者が被害を受けるのを
回避することができる。
燥装置の一実施例の概略構成を示す縦断面図である。
扉の開閉説明図である。
ック具におけるロック外れ状態を示す説明図である。
ック具におけるロック状態を示す説明図である。
気性容器の平面図である。
気性容器の縦断面図である。
説明図である。
の概略構成を示す縦断面図である。
廃棄物収容密閉容器に対する真空引き配管の接続状態を
示す要部縦断図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 放射性汚染動物,該動物の排泄物,放射
性汚染使用済ガーゼ等の放射性汚染廃棄物をマイクロ波
加熱オーブン内における真空引き乾燥室内で真空引き下
でマイクロ波加熱乾燥を行い、該マイクロ波加熱乾燥の
終了後に、真空引きされた状態にある該真空引き乾燥室
内にオゾンを供給して消臭することを特徴とする放射性
汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法。 - 【請求項2】 放射性汚染動物,該動物の排泄物,放射
性汚染使用済ガーゼ等の放射性汚染廃棄物を、マイクロ
波加熱オーブン内における真空引き乾燥室内で、真空引
き下でマイクロ波加熱乾燥を行う放射性汚染廃棄物用マ
イクロ波乾燥装置において、 前記マイクロ波加熱オーブンの室は真空引き乾燥室とし
て構成され、該真空引き乾燥室内には前記放射性汚染廃
棄物を収容する放射性汚染廃棄物収容通気性容器が収容
され、前記真空引き乾燥室にはその内部を真空引きする
真空引き手段が接続され、前記真空引き乾燥室にはその
内部にオゾンを供給するオゾン供給手段が接続され、前
記マイクロ波加熱オーブンには前記真空引き乾燥室内の
オゾン濃度が許容濃度以下になるまでオーブン扉のロッ
クを維持するインターロック具が設けられていることを
特徴とする放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12365493A JP3448315B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12365493A JP3448315B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06331268A JPH06331268A (ja) | 1994-11-29 |
JP3448315B2 true JP3448315B2 (ja) | 2003-09-22 |
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ID=14865972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12365493A Expired - Lifetime JP3448315B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 放射性汚染廃棄物用マイクロ波乾燥方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3448315B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3483811B2 (ja) * | 1999-09-01 | 2004-01-06 | 株式会社富士工業 | 放射性有機物を含有する腐敗性廃棄物の乾燥処理装置 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12365493A patent/JP3448315B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06331268A (ja) | 1994-11-29 |
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