JP3447931B2 - モータ内蔵タイプのパイプ駆動構造 - Google Patents

モータ内蔵タイプのパイプ駆動構造

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JP3447931B2
JP3447931B2 JP29129197A JP29129197A JP3447931B2 JP 3447931 B2 JP3447931 B2 JP 3447931B2 JP 29129197 A JP29129197 A JP 29129197A JP 29129197 A JP29129197 A JP 29129197A JP 3447931 B2 JP3447931 B2 JP 3447931B2
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正則 江川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ内蔵タイプ
のパイプ駆動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイプ内にモータと減速機とを備
え、該モータの回転が減速機によって減速されてパイプ
に伝達されるパイプ駆動構造が種々提案されている。
【0003】この種のモータ内蔵タイプのパイプ駆動構
造は、例えば図8に示されるように、コンベア2上に配
置されて搬送物4を直接移動させるためのモータローラ
MRとして使用される。あるいは、図9に示されるよう
に、ベルト6を介して搬送物4を移動させるためのモー
タプーリMPとして使用されることもある。
【0004】図10に従来公知のモータローラMR(あ
るいはモータプーリMP)の一例を示す。
【0005】パイプ10内にはモータMo と減速機Ro
が収納され、モータMo の回転が減速機Ro によって減
速されてパイプ(ドラム)10に伝達される。
【0006】モータMo は、モータ軸12を備え、この
モータ軸12は減速機Ro の入力軸13を兼ねている。
【0007】減速機Ro は、この入力軸(第1軸)13
と、該入力軸13の外周に偏心体14を介して組込ま
れ、入力軸13に対して偏心揺動回転可能とされた外歯
歯車16と、該外歯歯車16と内接噛合する内歯歯車1
8と、外歯歯車16に該外歯歯車16の偏心揺動成分を
吸収可能に連結された出力軸(第2軸)20と、を有す
るいわゆる揺動内接噛合式の遊星歯車減速機である。
【0008】入力軸(第1軸)13が1回転すると、偏
心体14を介して外歯歯車16がモータ軸12の周りで
1回だけ偏心揺動する。この偏心揺動により内歯歯車1
8と外歯歯車16との(内接)噛合位置が順次ずれて1
回転する。ところが、外歯歯車16の歯数は内歯歯車1
8の歯数よりN(通常は1)だけ少ないため、外歯歯車
16は内歯歯車18に対してその「歯数差N」の分だけ
位相がずれる(自転する)ことになる。
【0009】従って、この外歯歯車16の自転成分だけ
を取り出せば、(歯数差N)/(外歯歯車の歯数)とい
う大きな減速比が得られる。この従来例では、具体的に
は外歯歯車16の揺動成分は出力軸(第2軸)20側か
ら突出形成した内ピン22と、外歯歯車16側に貫通形
成した内ピン孔24との遊嵌によって吸収される。そし
て自転成分のみを該内ピン22を介して出力軸(第2
軸)20に伝達する構成を採用している。
【0010】出力軸20に伝達された回転トルクは、ブ
ラケット26を介してパイプ(ドラム)10に伝達され
る。
【0011】ところで、パイプ10をこの伝達されてき
た回転トルクによって実際に回転させるためには、その
反作用トルクをどこかで受け止めなければならない。こ
のモータローラMRでは、この反作用トルクは具体的に
は内歯歯車18を回転させようとするトルクとして、あ
るいはモータ軸12を逆回転させようとするトルクとし
て発生する。内歯歯車18側に発生する反作用トルク
は、ケース30、取付板32、固定パイプ(ドラム)3
4、ボルト36を介して固定軸38にまで伝達される。
又、モータ軸12に発生する反作用トルクは、ケース3
0を介して同じく固定軸38にまで伝達される。そし
て、固定軸38をコンベア等の外部部材40に取付ける
ことによってこれらの反作用トルクを受け止めるように
している。
【0012】なお、減速機Ro の出力軸20は、軸受4
2、カバー44等を介してコンベア等の外部部材40に
回転自在に取付けられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパイプ駆動構造に係るモータローラMR(ある
いはモータプーリMP)においては、以下のような種々
の問題があった。
【0014】第1の問題は、各部材の剛性や耐久性を確
保するために、ローラ全体の大きさや重量が大きくなり
易いということであった。
【0015】即ち、従来のパイプ駆動構造においては、
パイプ10を回転させるためのトルクの反作用としてモ
ータ軸12側に発生するトルクを固定軸38に伝達する
と共に、内歯歯車18側に発生するトルクをケース3
0、取付板32、固定パイプ34、ボルト36を介して
同じく固定軸38にまで伝達する構造とされていた。そ
のため、パイプ10の内側に固定パイプ34が「二重
に」配置される構成となり、大型化(特に半径方向の大
型化)が避けられず、又部品点数も増大した。
【0016】しかも、個々の部材がそれぞれパイプ10
を回転させるための出力トルクと同等のトルクを伝達す
る必要があるため、各部材の剛性や耐久性を相応に確保
するにはそれぞれ相応の厚さや高さが要求された。その
ため、従来の構造では結果的に全体が大きく、又重くな
ってしまうという問題があった。
【0017】第2の問題は、減速機Ro やモータMo を
構成する各部材の組付精度を高く維持するのが非常に困
難であるということであった。
【0018】この種のパイプ駆動構造は、採用されてい
る減速機の構造が揺動内接噛合式の遊星歯車構造である
関係上、モータ軸12の軸心に対して内歯歯車18や出
力軸20の軸心が精度良く一致しているように組付ける
ことが特に要求される。しかしながら、従来の構造で
は、減速機Ro がパイプ10のほぼ中央位置における
「空間」で、いわば浮いた状態で組付けられていた。そ
のため、各部材の軸心を一致させた状態で組付け、且
つ、この状態を長期に維持するのが非常に困難であっ
た。各部材の軸心が精度良く一致していないと、各部材
に無理な力が働き易く、振動の発生や耐久性の低下を誘
引し易い。
【0019】第3の問題は、パイプ(ローラ)の軸方向
長の確保が困難であるということであった。
【0020】即ち、この種のモータローラでは、搬送物
の大きさに応じて種々の大きさ(軸方向長)の製品需要
がある。ところが従来の構造は、パイプ10の一端部か
ら他端部まで、パイプ10の内部には何らかの駆動部材
が存在していたため、異なるパイプ長のモータローラを
製作するにはそのパイプ長に対応した専用の駆動ユニッ
トを用意しなければならず、その結果、製品として需要
者に提供できるモータローラのパイプ長の種類も当然限
定されたものとなり需要者の要求に必ずしも良好に答え
られないという問題があった。
【0021】第4の問題は、モータローラの交換の際の
取付け、取外しが困難であるということであった。
【0022】即ち、この種のモータローラ、あるいはモ
ータプーリは、例えばコンベア等のより大きな外部部材
の一部品を構成するものであるため、該コンベアに要求
される搬送仕様の変更に伴ってしばしば交換される。
又、破損修理等のメインテナンスのためにもしばしば取
外される。そのため、交換が容易であることが強く要求
されるが、従来の駆動構造では、外部部材に対する固定
構造が複雑なため、交換に多大な手間と時間がかかると
いう問題があった。
【0023】又、特定の位置には特定の軸方向長のモー
タローラしか取付けることができず、該モータローラの
軸方向長がわずかでも異なると、外部部材側の取付部を
改良しない限り取付けることができないという問題もあ
った。
【0024】本発明は、このような従来の種々の問題に
鑑みてなされたものであって、構造の合理的な簡素化に
より、部品点数の減少、重量の低減、組付時の芯出しの
容易性の確保、パイプ軸方向長の設計の自由度の増大、
外部部材に対する取付け・取外しの簡易化等を同時に全
て実現することをその課題としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、パイプ内にモータと減速機とを備え、該モータの回
転が減速機によって減速されてパイプに伝達される構造
であって、前記減速機が、前記モータの回転を受ける第
1軸と、該第1軸の外周に該第1軸に対して偏心揺動回
転可能に組込まれた外歯歯車と、該外歯歯車と内接噛合
する内歯歯車と、外歯歯車に該外歯歯車の偏心揺動成分
を吸収可能に連結された第2軸と、を有する揺動内接噛
合式の遊星歯車減速機とされた、モータ内蔵タイプのパ
イプ駆動構造において、前記パイプの両端部に配置され
た軸受と、該軸受を介してパイプと相対回転可能に保持
されると共に、外部部材に回転不能に取付けられる一対
の取付軸と、を備え、前記モータのフレームが、前記一
対の取付軸のうちの一方に、該モータのモータ軸をパイ
プ中央側に向けた状態で保持され、前記減速機の第1軸
がこの中央側に向けられたモータ軸と連結され、前記減
速機の第2軸がパイプに相対回転不能に連結され、且
つ、前記減速機の内歯歯車が前記一対の取付軸のうちの
前記一方に連結されると共に、前記パイプに該パイプと
相対回転可能に保持されたことにより、上記課題を解決
したものである。
【0026】請求項2の記載の発明は、請求項1におい
て、前記一対の取付軸のうち少なくとも片方が、ばねに
よってパイプの軸方向に沿ってスライド自在、且つ復帰
自在とされたことにより、該パイプ駆動構造に係るモー
タプーリ等をワンタッチで外部部材に取付け・取外し可
能とすると共に、モータローラの軸方向長が若干異なっ
ても取付けの交換性(互換性)を保てるようにしたもの
である。
【0027】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、前記内歯歯車が前記モータのフレームと一体化され
ていることにより、部品点数を削減でき、又、内歯歯車
の中心とモータ軸の中心を完全に一致させるようにした
ものである。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項1におい
て、更に前記パイプの内周側に該パイプと一体で回転す
る防振ハウジングを備え、前記モータのフレームが該防
振ハウジングに組込まれた軸受によっても支持されるよ
うにしたものである。これにより、減速機の内歯歯車と
外歯歯車との噛み合いによる振動や、モータの回転によ
るそのモータ自体の振動がパイプに伝達されるのを防止
し、パイプ自体の低振動と低騒音を達成できる。
【0029】請求項5、あるいは6に記載された発明
は、請求項1において、前記減速機の外歯歯車に前記第
2軸が外歯歯車の偏心揺動成分を吸収可能に連結される
構成として、外歯歯車側と第2軸側との間に揺動シャフ
トを介在させ、該揺動シャフトの一端と外歯歯車、及
び、揺動シャフトの他端と第2軸を、それぞれスプライ
ン、あるいはユニバーサルジョイントで結合する構成を
採用したものである。
【0030】これにより、外歯歯車に従来は必須であっ
た内ピン孔を形成する必要が無くなるため、外歯歯車の
半径をそれだけ小さくすることができ、減速機の半径方
向の大きさを小さくできる。その結果、出力が大きく且
つ直径の小さなパイプ駆動構造を容易に得ることができ
るようになる。又、揺動シャフトの長さを変更すること
により、パイプの軸方向長の変化に対し柔軟に対応する
ことができるようにもなる。更には、この揺動シャフト
両端のスプライン結合におけるがたの存在、あるいはユ
ニバーサルジョイントの機能により、外歯歯車と第2軸
との軸心の組付上のずれも吸収することができる。軸心
のずれの吸収ができると、それだけ振動や騒音を低減で
き、又、一方側の軸にかかったラジアル方向の力が他方
側に伝達されるのを防止することができる。
【0031】なお、揺動シャフトの一端と外歯歯車、同
他端と第2軸との結合は、両方とも「スプライン結合」
であってよく、又、両方とも「ユニバーサルジョイント
による結合」であってもよい。更には、一方と他方とで
別々の結合方法を採用してもよい。
【0032】請求項7に記載の発明は、請求項1におい
て、前記一対の取付軸のうちの前記一方の側のパイプ端
から前記減速機の第2軸とパイプが連結される位置まで
のパイプ軸方向の長さが、パイプ全体の軸方向の長さが
変わっても一定に維持されるようにしたものである。こ
れにより、パイプの軸方向の長さが異なるパイプに対し
ても、駆動部品の種類を増やすことなく、又、大きさも
変えずに単一のアッセンブルユニットで対応でき、低コ
ストで需要者の多様なニーズに対応することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0034】図1に本発明に係るパイプの駆動構造が適
用されたモータローラMRの実施形態を示す。なお、図
2は図1の要部拡大断面図、図3〜図5はそれぞれ図2
における矢示III −III 、IV−IV、及びV−V線に沿う
断面図である。
【0035】まず、このモータローラMRの構造上の特
徴を概略的に説明する。パイプ110内にはモータMと
減速機Rが収容されている。モータMの回転は減速機R
によって減速され、その減速出力がパイプ110に伝達
される。この基本構造は従来と同一である。
【0036】減速機Rは、いわゆる揺動内接噛合式の遊
星歯車減速機に属するもので、モータMのモータ軸11
2と一体化された入力軸(第1軸)113と、偏心体1
14を介して該入力軸113の外周において入力軸11
3に対して偏心揺動回転可能に組込まれた外歯歯車11
6と、該外歯歯車116と内接噛合する内歯歯車118
と、外歯歯車116に該外歯歯車116の偏心揺動成分
を吸収可能に連結された出力軸(第2軸)120と、か
ら主に構成される。出力軸120はかしめ等によりパイ
プ110に相対回転不能に固定されている。
【0037】この減速機Rの基本構造自体は従来とほぼ
同様であるが、この実施形態では、外歯歯車116の偏
心揺動成分を吸収する構成が従来とは異なっている。
【0038】即ち、減速機Rからの減速された回転を受
ける出力軸120は、後述する揺動シャフト190を介
して回転を受ける。
【0039】又、この実施形態では、モータ軸112
(=入力軸113)と減速機Rの加工・組付けする上で
のわずかな誤差による連結のがたにより、円滑な動力伝
達ができなくなるのを防止し、又、外歯歯車116の本
来的な揺動運動によって発生する振動や騒音を低減させ
るため、モータMや減速機Rの各部材の支持の仕方など
を大きく変えたことが、従来とは異なる。このことによ
り、大幅な振動と騒音の低減ができ、又回転の損失も最
小限にし、各部品の耐久性の向上を達成している。
【0040】パイプ110の両端部110a、110b
には、ブラケット148、149を介して軸受160、
162が配置されている。又、この軸受160、162
を介して一対の取付軸150、152がそれぞれパイプ
110と相対回転可能に保持されている。この一対の取
付軸150、152は、コンベアの支柱等の外部部材1
40に(パイプ110ごと)回転不能に取付けられる。
【0041】このモータMの外周を構成するフレーム
(モータフレーム)203は、一対の取付軸150、1
52のうち一方(図示の例では右側の取付軸150)
に、モータMのモータ軸112(=入力軸113)をパ
イプ110の中央側に向けた状態で皿ボルト136によ
り保持されている。この取付軸150は、外部部材14
0に回転不能に取り付けられているため、結局モータフ
レーム203は外壁材142、取付軸150を介して固
定的に取り付けられていることになる。
【0042】パイプの内周側には、パイプ110とかし
め等により一体で回転する防振素材で形成された防振ハ
ウジング207が配置されている。モータフレーム20
3の減速機R側は、この防振ハウジング207に組み込
まれた軸受け206によって支持されている。この結
果、モータフレーム203は、防振ハウジング207と
軸受206を介してパイプと連結されているので、パイ
プ110とは振動を遮断した状態で相対回転可能とな
る。
【0043】以下このモータローラMRの各部材のより
具体的な構成を詳細に説明する。
【0044】モータMは、パイプ110の内部に収容さ
れ得る大きさであれば、その種類は問われない。この実
施形態では、小型、軽量特性を利用して、DC24Vの
図示せぬ直流電源によりリード線154を介して駆動さ
れる整流子モータが採用されている。
【0045】整流子モータは、電圧を調整するコントロ
ーラ(図示省略)と組合わせることにより、安価に速度
制御が可能である。
【0046】なお、より高精度なモータ制御を必要とす
る場合には、例えばDCブラシレスモータを専用のコン
トローラと組合わせるようにすれば、負荷変動等があっ
ても一定のパターンで正確に変速制御することができ、
自動機や無人システムに対応することも可能となる。
【0047】更に、この他に交流電源に対応するものと
して、誘導モータを利用することもでき、電源に応じて
三相あるいは単相のモータを選択できる。この場合、い
わゆるインバータ制御を組合わせることで簡単な速度制
御を行うことができる。
【0048】このように、パイプ110内に収容するこ
とができる限り、どのような形式のどのような構造のモ
ータであっても、その種類は問われない。従って、モー
タローラMRの用途と目的に応じて適宜選択すればよ
い。
【0049】このモータローラMRにおいては、減速機
Rの内歯歯車118と、モータフレーム203は一体化
されている。なお、前述したようにモータフレーム20
3は、一方の取付軸150に保持されているため、結局
内歯歯車118は該モータフレーム203を介して取付
軸150に連結されていることになる。内歯歯車118
とモータフレーム203が一体化されることにより、モ
ータフレーム203と内歯歯車118を連結する際の高
精度な加工を必要としなくなり、外歯歯車116と内歯
歯車118の噛み合わせ不良を誘引する個体間のばらつ
きは、それだけ少なくなる。
【0050】モータフレーム203は、前述したよう
に、パイプ内周側に防振素材によっての役割をする防振
ハウジング207に組み込まれた軸受206によっても
支持されている。このことにより、モータ軸112の回
転や、内歯歯車118と外歯歯車116との噛み合いに
よる振動が発生した場合でも、その振動がモータフレー
ム203を介して防振ハウジング207で吸収されるの
で、パイプ110には伝わりにくくなる。
【0051】又、前述したように、この実施形態では、
モータ軸112と入力軸(第1軸)113が一体化され
ている。従来は、連結により発生するわずかながたや、
加工誤差による軸心のずれが、(これらが高速回転部材
であるだけに)大きな振動の要因となっていた。このモ
ータ軸112と入力軸113とを一体化することによっ
て、軸心のずれは全く発生しなくなり、振動の発生防止
になる。又、万一モータMを取り外さなくてはならなく
なった場合(故障やオーバーホール等)に、軸心を合わ
せる作業がなくなり、作業性も向上する。又、当然に部
品点数を削減できる。なお、このモータ軸112(入力
軸113)には、バランスウェイト212を取付けられ
ており、外歯歯車116の揺動に伴う振動をこのバラン
スウェイト212の逆方向の揺動によって吸収するよう
にしている。
【0052】モータ軸112は、モータフレーム203
によって軸受161を介して支持されている。このこと
により、内歯歯車118の中心と、モータ軸112の軸
心は常に一致する。何故ならば、内歯歯車118はモー
タフレーム203と一体化されており、モータ軸112
はモータフレーム203により軸受161を介して支持
されているため、例えば外からの衝撃等によりモータフ
レーム203が振動した場合でも、内歯歯車118とモ
ータ軸112は一体的に振動するためである。その結
果、内歯歯車118と外歯歯車116との噛み合いは常
に安定し、全ての歯の噛み合いに対して等しいトルクを
掛けることができる。又、パイプ110が多少変形・損
傷しても、その影響をほとんど受けずにすむ。なお、モ
ータ軸112と入力軸(第1軸)113とが一体化され
ていない場合は、少なくとも一方が軸受161に支持さ
れていれば、相応の効果が得られる。
【0053】モータMのモータ軸112(入力軸11
3)は、前述したように、パイプ110の中央側に向け
られており、その先端の外周がカット(いわゆるDカッ
ト)されている。又、このDカット処理した部分が減速
機Rの偏心体114に被せられている。このことによ
り、モータ軸112、内歯歯車118及びパイプ110
の中心であるO1 と外歯歯車の中心であるO2 の偏心量
eを常に一定に維持することができる。又、モータ軸1
12と偏心体114とが、相対回転不能となり、安定し
た回転の伝達ができる。
【0054】減速機Rにおける外歯歯車116の揺動成
分を吸収する構成は、従来のように内ピン22と内ピン
孔24の遊嵌によるのではなく、このモータローラMR
のパイプ110が軸方向に長いことを利用して、外歯歯
車116側と出力軸(第2軸)120側との間に揺動シ
ャフト190を介在させる方法を採用している。揺動シ
ャフト190の一端190aと外歯歯車116との連
結、及び揺動シャフト190の他端190bと出力軸
(第2軸)120との連結は、それぞれがたの大きなス
プラインによって実現されている。揺動シャフト190
の両端には、該揺動シャフトと一体のスプライン軸19
2、196があり、出力軸側のスプライン軸192は出
力軸120と一体の出力スプライン194をスプライン
連結されている。又、モータM側のスプライン軸196
は外歯歯車116とスプライン連結されている。
【0055】この結果、外歯歯車116はその半径方向
の寸法が(内ピン孔24を形成しなくて済むため)非常
に小さく設計でき、それだけ減速機Rの(特に半径方向
の)寸法が小さくできている。
【0056】外歯歯車116の歯数は、図3、図6ある
いは図7に示されるように、同一の内歯歯車118に対
して何種類か選択できる(符号116−2、116−
3)。これにより、コストの高い内歯歯車118を共通
にしながら、外歯歯車116及び偏心体114のみを1
16−2及び114−2、あるいは、116−3及び1
14−3に交換することにより、何種類かの減速比を容
易に得ることができる。
【0057】なお、前記揺動シャフト190の両端19
0a、190bにおける外歯歯車116、出力軸(第2
軸)120との結合は、そのいずれもスプラインによる
結合ではなくユニバーサルジョイントによる結合に変更
可能である。
【0058】ユニバーサルジョイントによる結合は、若
干コスト高にはなるものの、揺動吸収の性能が高いた
め、特に外歯歯車116側との結合に採用するとより低
騒音、低振動が実現できる。なお、いずれの場合も、こ
の揺動シャフト190を介した揺動吸収により、外歯歯
車116の揺動軌跡に対する出力軸120側の軸心のず
れを支障なく吸収できる。
【0059】ところで、出力軸120は、前述したパイ
プ110の内周側にある防振ハウジング207とスペー
サ211を介して連結されている。このことにより、取
付軸150、152のうち一方(図示の例では150)
から出力軸120までの全駆動部材を単一のアッセンブ
ルユニットとして構成できる。このことは、パイプ11
0の軸方向の長さが変わっても、この単一のアッセンブ
ルユニットを各々の(長さの異なる)パイプ110にそ
っくり取付けることで対応できることを意味する。即
ち、本構造においては、(他方側の)取付軸152と出
力軸120とが完全に分離されている。そのため、「パ
イプ110の一端である110aから出力軸120とパ
イプ110との連結位置110cまでの距離L1 を常に
一定とし、該連結位置110cとパイプ110の他端1
10bまでの距離L2 のみをパイプ110の長さに応じ
て可変とする」ことが容易に実現できる。この結果、パ
イプ110の半径が一定で、軸方向の長さのみが異なる
複数種のパイプに対して、出力軸120と取付軸152
側との距離L2 を変化させるだけで、何ら部品を変える
ことなく、同一のユニットで対応ができる。
【0060】取付軸150、152(図示の例では左側
の取付軸152)のパイプ110の中心側にはブラケッ
ト149に固定され、ばねを収納できるスペースの確保
されたばねケース209が設けられている。そのばねケ
ース209の中には、ばね156が内蔵されており、該
ばね156の一端は取付軸152に当接している。又、
他端は、ばねケース209の端に受止められたボール2
10に当接している。このことによって、一対の取付軸
150、152のうち、片方の取付軸152がばね15
6の伸縮により、パイプ110の軸方向に沿ってスライ
ド自在、且つ復帰自在となっている。
【0061】なお、ここで取付軸150をスライド可能
とするために、ばね156を用いたが、ばね156に限
るものではなく、取付軸を軸方向に対してスライド可能
とするものであれば良い。
【0062】次に、この実施形態の作用を説明する。
【0063】モータMのモータ軸112(=入力軸11
3)が1回転すると、、偏心体114を介して外歯歯車
116が入力軸113の周りで1回だけ偏心揺動する。
この偏心揺動により内歯歯車118と外歯歯車116と
の(内接)噛合位置が順次ずれて1回転する。ここで、
外歯歯車116の歯数は内歯歯車118の歯数よりN
(図3の場合N=3、図6の場合N=2、図7の場合N
=1)だけ少ないため、外歯歯車116は内歯歯車11
8に対しその「歯数差N」の分だけ位相がずれることに
なる。ところが、この実施形態の場合、外歯歯車116
は揺動シャフト190を介して出力軸(第2軸)120
に連結されている。そのため、外歯歯車116は、その
揺動成分が揺動シャフト190によって吸収され、この
位相差による自転成分のみが減速回転として出力軸12
0に伝達され、これが更にパイプ110へと伝達され
る。
【0064】ここで、本実施形態ではモータ軸と第1軸
が一体なので、連結によるがたの振動は一切ない。又、
従来は、モータローラMRに大きな衝撃が加わった場合
に、モータ軸112の中心と内歯歯車118の中心がず
れ、内歯歯車118と外歯歯車116との噛み合いの力
のかかり具合の不均衡が生じることがあったが、モータ
軸112を軸支しているモータフレーム203と内歯歯
車は一体なので、こうした不具合が生じることもほとん
どなくなった。
【0065】この結果、内歯歯車118と外歯歯車11
6は、どの歯の噛み合いに対しても同一のトルクを掛け
ることができ、常に安定した噛み合いの実現により、偏
摩耗や振動、騒音の防止ができる。
【0066】又、通常回転する上で発生する微振動は、
モータフレーム203を軸支している防振ハウジング2
07が振動を吸収する。そのため、パイプ110には、
結果として駆動系の振動や騒音が伝達されにくくなる。
又、特に、各部品間のがたによる振動を構造根本の見直
しから低減させているため、動力を損失することなく伝
達が行われ、駆動効率を高めることができると共に、各
部品の耐久性も向上できる。
【0067】又、取付軸152がばね156を利用した
スライド構造となっているため、外部部材140への取
付け・取外しをワンタッチで行うことができ、破損した
ときやメインテナンスのためのローラ交換が非常に容易
である。又、このスライド構造により、若干軸方向長が
異なるモータローラであっても支障なく同一の外部部材
140の同一位置に取付けることができる。
【0068】なお、この実施形態では外歯歯車の揺動成
分を吸収する構造として揺動シャフトを介在させた構造
を採用していたが、(もしパイプの半径が大きくてもよ
いならば)従来の内ピンと内ピン孔による構造をそのま
ま採用するようにしてもよい。
【0069】更には、この実施形態では、取付けの容易
性を考慮して取付軸の一方をスライド構造にしていた
が、コンベア等の外部部材の被取付位置の構造によって
は両方の取付軸とも単なる固定構造の取付軸としてもよ
い。逆に、両方の取付軸ともスライド構造の取付軸とし
てもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
従来のパイプ駆動構造の回転を伝達させる軸の軸心を抜
本的に見直すことにより、部品点数の減少、重量の低
減、パイプ駆動の振動・騒音の低減、パイプ軸方向長の
設計の自由度の増大、外部部材に対する取付け・取外し
の容易化等を同時に全て実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ駆動構造が適用されたモー
タローラの縦断面図
【図2】図1の減速機付近の部分拡大断面図
【図3】図2の矢示III −III 線に沿う断面図
【図4】図2の矢示IV−IV線に沿う断面図
【図5】図2の矢示V−V線に沿う断面図
【図6】外歯歯車の変形例を示す図3相当の断面図
【図7】同じく外歯歯車の変形例を示す図3相当の断面
【図8】パイプ駆動構造をモータローラに適用した例を
示す概略正面図
【図9】パイプ駆動構造をモータプーリに適用した例を
示す概略正面図
【図10】従来のモータプーリ(あるいはモータロー
ラ)の構成を示す縦断面図
【符号の説明】
M…モータ R…減速機 110…パイプ 112…モータ軸 113…第1軸(入力軸) 116…外歯歯車 118…内歯歯車 120…第2軸(出力軸) 150、152…取付軸 156…ばね 190…揺動シャフト 203…モータフレーム 207…防振ハウジング 211…スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 和良 愛知県大府市朝日町六丁目1番地 住友 重機械工業株式会社 名古屋製造所内 (56)参考文献 特開 昭60−122614(JP,A) 実開 昭50−148792(JP,U) 実開 昭59−142294(JP,U) 特公 昭37−6057(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/116 F16H 1/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ内にモータと減速機とを備え、該モ
    ータの回転が減速機によって減速されてパイプに伝達さ
    れる構造であって、前記減速機が、前記モータの回転を
    受ける第1軸と、該第1軸の外周に該第1軸に対して偏
    心揺動回転可能に組込まれた外歯歯車と、該外歯歯車と
    内接噛合する内歯歯車と、外歯歯車に該外歯歯車の偏心
    揺動成分を吸収可能に連結された第2軸と、を有する揺
    動内接噛合式の遊星歯車減速機とされた、モータ内蔵タ
    イプのパイプ駆動構造において、 前記パイプの両端部に配置された軸受と、 該軸受を介してパイプと相対回転可能に保持されると共
    に、外部部材に回転不能に取付けられる一対の取付軸
    と、を備え、 前記モータのフレームが、前記一対の取付軸のうちの一
    方に、該モータのモータ軸をパイプ中央側に向けた状態
    で保持され、 前記減速機の第1軸がこの中央側に向けられたモータ軸
    と連結され、 前記減速機の第2軸がパイプに相対回転不能に連結さ
    れ、且つ、 前記減速機の内歯歯車が前記一対の取付軸のうちの前記
    一方に連結されると共に、前記パイプに該パイプと相対
    回転可能に保持されたことを特徴とするモータ内蔵タイ
    プのパイプ駆動構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記一対の取付軸のう
    ち少なくとも片方が、ばねによってパイプの軸方向に沿
    ってスライド自在、且つ復帰自在とされたことを特徴と
    するモータ内蔵タイプのパイプ駆動構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記内歯歯車が前記モータのフレームと一体化されてい
    ることを特徴とするモータ内蔵タイプのパイプ駆動構
    造。
  4. 【請求項4】請求項1において更に前記パイプの内周側
    に該パイプと一体で回転する防振ハウジングを備え、 前記モータのフレームが該防振ハウジングに組込まれた
    軸受によっても支持されていることを特徴とするモータ
    内蔵タイプのパイプ駆動構造。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記減速機の外歯歯車
    に前記第2軸が外歯歯車の偏心揺動成分を吸収可能に連
    結される構成として、外歯歯車側と第2軸側との間に揺
    動シャフトを介在させ、該揺動シャフトの一端と外歯歯
    車、及び、揺動シャフトの他端と第2軸を、それぞれス
    プラインで結合する構成を採用したことを特徴とするモ
    ータ内蔵タイプのパイプ駆動構造。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記減速機の外歯歯車
    に前記第2軸が外歯歯車の偏心揺動成分を吸収可能に連
    結される構成として、外歯歯車側と第2軸側との間に揺
    動シャフトを介在させ、該揺動シャフトの一端と外歯歯
    車、及び、揺動シャフトの他端と第2軸を、それぞれユ
    ニバーサルジョイントで結合する構成を採用したことを
    特徴とするモータ内蔵タイプのパイプ駆動構造。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記一対の取付軸のう
    ちの前記一方の側のパイプ端から前記減速機の第2軸と
    パイプが連結される位置までのパイプ軸方向の長さが、
    パイプ全体の軸方向の長さが変わっても一定に維持され
    たことを特徴とするモータ内蔵タイプのパイプ駆動構
    造。
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