JP3447588B2 - メモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents
メモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶媒体Info
- Publication number
- JP3447588B2 JP3447588B2 JP32256198A JP32256198A JP3447588B2 JP 3447588 B2 JP3447588 B2 JP 3447588B2 JP 32256198 A JP32256198 A JP 32256198A JP 32256198 A JP32256198 A JP 32256198A JP 3447588 B2 JP3447588 B2 JP 3447588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tlb
- address
- conversion
- register
- memory management
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
Landscapes
- Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
Description
理アドレスに変換するTLB変換を行うメモリ管理装
置、方法及びこれに用いられるプログラムを記憶した記
憶媒体に関するものである。
(メモリ管理ユニット)内部には、4エントリ程度のJ
TLBと、64〜128エントリのMTLBとがある。
アドレス変換を行うときには、MTLBの64〜128
エントリのすべてで仮想アドレスの比較を行っていた。
さらに、エントリ数の少ないJTLBで、ミスヒットが
発生した場合、MTLBのエントリ全てを比較し、目的
のアドレスが格納されているエントリをJTLBにコピ
ーしてから、再度アドレス変換を行うという動作が必要
であった。なお、本発明に関する従来技術として、例え
ば特開平4−328656号公報、特開平9−1614
88号公報、特開平10−111832号公報、特公平
6−100987号公報の各公報に開示された技術があ
る。
は、低消費電力化できないという問題があった。その理
由は、仮想アドレスを比較する際に、すべてのTLBエ
ントリと比較してしまうからである。
されたもので、分割した小TLBを複数もつ、TLB変
換方式を提供するものである。
めに、本発明は以下の特徴を有する。 請求項1記載の発
明は、仮想アドレスと物理アドレスとを格納する格納手
段と、入力される仮想アドレスと格納手段により格納さ
れたアドレスとを比較する比較手段と、両アドレスが一
致したとき格納手段により格納された物理アドレスから
対応する物理アドレスを出力する出力手段とをそれぞれ
含んで成る複数のTLB部と、アドレス空間IDが切り
替えられたときにカウント値を加算するレジスタを有
し、加算された該カウント値に関連付けられたTLB部
を選択して動作させる制御手段とを有することを特徴と
する。
が、選択されたTLB部を動作させて比較手段により比
較を行わせ両アドレスが一致しない場合、複数のTLB
部を巡回的に動作させることを特徴とする。
理アドレスとを格納する格納手段と、入力される仮想ア
ドレスと格納手段により格納されたアドレスとを比較す
る比較手段と、両アドレスが一致したとき格納手段によ
り格納された物理アドレスから対応する物理アドレスを
出力する出力手段とをそれぞれ含んで成る複数のTLB
部と、TLB変換を行う命令が分岐命令である場合に、
複数のTLB部のそれぞれに関連付けられて設けられて
カウント信号がアサートされるとカウント値を加算する
分岐変換レジスタを有して、カウント値が一番大きい分
岐変換レジスタに関連付けられたTLB部を選択して動
作させる制御手段とを有することを特徴とする。
信号が、比較手段による比較により両アドレスが一致し
たときに、当該比較手段を含むTLB部から、当該TL
B部に関連付けられて設けられた分岐変換レジスタにア
サートされることを特徴とする。
が切り替えられたときにカウント値を加算するレジスタ
を有するメモリ管理装置におけるメモリ管理方法であっ
て、レジスタのカウント値に関連付けられたTLB部を
選択して動作させ、その選択したTLB部において、入
力される仮想アドレスと格納されたアドレスとを比較
し、両アドレスが一致したとき格納された物理アドレス
から対応する物理アドレスを出力することを特徴とす
る。
部を動作させて比較を行い、両アド レスが一致しない場
合、複数のTLB部を巡回的に動作させることを特徴と
する。
命令が分岐命令である場合に、複数のTLB部のそれぞ
れに関連付けられて設けられてカウント信号がアサート
されるとカウント値を加算する分岐変換レジスタを有す
るメモリ管理装置におけるメモリ管理方法であって、T
LB変換を行う命令が分岐命令である場合に、カウント
値が一番大きい分岐変換レジスタに関連付けられたTL
B部を選択して動作させ、その選択したTLB部におい
て、入力される仮想アドレスと格納されたアドレスとを
比較し、両アドレスが一致したとき格納された物理アド
レスから対応する物理アドレスを出力することを特徴と
する。
信号が、入力された仮想アドレスと物理アドレスとを比
較して両アドレスが一致したときに、該比較を行った比
較手段を含むTLB部から、当該TLB部に関連付けら
れて設けられた分岐変換レジスタにアサートされたこと
を特徴とする。
が切り替えられたときにカウント値を加算するレジスタ
を有するメモリ管理装置のプログラムを記憶した記憶媒
体であって、メモリ管理装置に、レジスタのカウント値
に関連付けられたTLB部を選択して動作させる処理
と、選択したTLB部において、入力される仮想アドレ
スと格納されたアドレスとを比較する比較処理と、両ア
ドレスが一致したとき格納された物理アドレスから対応
する物理アドレスを出力する処理とを実行させることを
特徴とする。
理で両アドレスが一致しない場合、複数のTLB部を巡
回的に動作させることを特徴とする。
う命令が分岐命令である場合に、複 数のTLB部のそれ
ぞれに関連付けられて設けられてカウント信号がアサー
トされるとカウント値を加算する分岐変換レジスタを有
するメモリ管理装置のプログラムを記憶した記憶媒体で
あって、メモリ管理装置に、TLB変換を行う命令が分
岐命令である場合に、カウント値が一番大きい分岐変換
レジスタに関連付けられたTLB部を選択して動作させ
る処理と、選択したTLB部において、入力される仮想
アドレスと格納されたアドレスとを比較する処理と、両
アドレスが一致したとき格納された物理アドレスから対
応する物理アドレスを出力する処理とを実行させること
を特徴とする。
ト信号が、入力された仮想アドレスと物理アドレスとを
比較して両アドレスが一致したときに、該比較を行った
比較手段を含むTLB部から、当該TLB部に関連付け
られて設けられた分岐変換レジスタにアサートされたこ
とを特徴とする。
施形態を図面と共に説明する。各実施形態は、TLBエ
ントリを小分割し、どの小TLBをアドレス変換に使用
するのかを、TLBアービタが巡回優先順位方式又は分
岐予測方式で管理することを特徴とする。
ック図である。図1において、TLBアービタ5は、M
MU1に入力される仮想アドレス2を巡回優先順位方式
で第1のTLB6、第2のTLB7、第3のTLB8、
第4のTLB9の内、どれを変換バッファとして使うか
を選択する。
アドレスバス2から仮想アドレスを入力し、物理アドレ
スバス3に物理アドレスを出力する機能を有している。
MMU1は、TLBアービタ5及び第1のTLB6、第
2のTLB7、第3のTLB8、第4のTLB9を有す
る。TLB6〜9は、それぞれ4つのエントリを持つ。
TLBアービタ5は、TLB6〜9の内、どれを使用す
るのかを巡回優先順位方式で決定する。
許可信号10〜13がアサートされる。TLB変換が行
われた後、TLB変換カウント信号14〜17がアサー
トされ、TLB通常変換カウント値レジスタ22〜25
のカウントがアップする。なお、レジスタ26〜29
は、後述する第2の実施形態による分岐予測方式を行う
ときに用いられる。
アサートされると、TLB通常変換カウント値レジスタ
22〜25、及びTLB分岐変換カウントレジスタ26
〜29のカウント値が0に初期化される。仮想アドレス
バス2から入力された仮想アドレスが、TLB6〜9の
いずれの仮想アドレス格納メモリの値と一致しない場合
には、TLBミスヒット信号31がアサートされる。
システムによって、アドレス空間IDが切り替えられた
ときにアサートされる。レジスタ33は、TLB6〜9
の内、どのTLBで変換を行っているときにタスク切替
信号32がアサートされたのかの番号を示しているレジ
スタである。番号はTLB6が1、TLB7が2、TL
B8が3、TLB9が4に対応している。
って、1ずつ加算される。本実施形態では、TLB6〜
9の4つが示されているので、3ビットのレジスタで構
成されており、レジスタの値が4(すなわち3’b10
0)になったときに、タスク切替信号32がアサートさ
れると、レジスタの値は1に戻る。レジスタ33の初期
値は1になっている。
つのエントリには、仮想アドレスバス2から仮想アドレ
スが入力され、物理アドレスバス3に物理アドレスが出
力される。1 つのエントリは、仮想アドレス比較器10
1、物理アドレス出力バッファ103、仮想アドレス格
納メモリ104、物理アドレス格納メモリ105、論理
積回路106で構成される。以下、エントリ2〜4も同
じ構成である。
ドレス出力許可信号108〜111が出力されている。
エンコーダ107は、物理アドレス出力許可信号108
〜111の内、いずれか1つがアサートされたときにの
み、TLB変換カウント信号14をアサートする。ま
た、エンコーダ107は、物理アドレス出力許可信号1
08〜111の内、複数のTLB変換許可信号がアサー
トされているときや、どのTLB変換許可信号もアサー
トされていないときには、TLB変換カウント信号14
をネゲートする。
ドレスと、仮想アドレス格納メモリ104の値とが等し
いときは、ヒット信号102がアサートされて、物理ア
ドレス出力バッファ103から物理アドレスバス3に物
理アドレスが出力される。TLB変換許可信号10がア
サートされていないときには、論理積回路106からの
出力がネゲートされるので、物理アドレス出力バッファ
103からの物理アドレスの出力はない。なお、上記説
明では、第1のTLB6について述べたが、TLB7〜
9についても同じ構成及び動作である。
図2、図3、図4を参照しながら説明する。図3、図4
は図1、図2の回路の動作を示すフローチャートであ
る。MMU1を使用するための前処理として、オペレー
ティングシステムは、システム起動時に、TLB6〜9
内の仮想アドレス格納メモリ104には仮想アドレス
を、物理アドレス格納メモリ105には物理アドレスを
登録する処理を行う。
5は、TLB変換許可信号1(10)をアサートする
(ステップA1) 。これで、TLB6は変換可能状態と
なり、TLB変換処理を行う(ステップA2) 。第1の
TLB6は、TLB変換許可信号1(10)がアサート
されると、入力された仮想アドレスと、仮想アドレス格
納メモリ104に格納されている値が等しいかどうかの
判定を、仮想アドレス比較器101にて行い(ステップ
A3) 、等しい場合には、ヒット信号102がアサート
され、等しくない場合には、ヒット信号102はアサー
トされない(ステップA4) 。
ば、TLB6は、物理アドレスを出力し、且つ物理アド
レス出力許可信号108をアサートするので、エンコー
ダ107はTLB変換カウント信号1(14)をアサー
トし、TLB変換カウントユニット1(18)は、TL
B変換通常カウント値レジスタ1(22)に保存されて
いる値をカウントアップする(ステップA5) 。
もアサートされなければ、TLB変換カウント信号1
(14)はアサートされないので、TLB変換通常カウ
ント値レジスタ1(22)に保存されている値は変化せ
ず、TLBアービタ5は、TLB変換許可信号1(1
0)をネゲートし、TLB変換許可信号2(11)をア
サートする(ステップB1) 。
されると、TLB7は変換可能状態となり、TLB変換
処理を行う(ステップB2)。第2のTLB7は、TL
B変換許可信号2(11)がアサートされると、入力さ
れた仮想アドレスと、仮想アドレス格納メモリに格納さ
れている値が等しいかどうかの判定を、仮想アドレス比
較器にて行い(ステップB3) 、等しい場合には、ヒッ
ト信号がアサートされ、等しくない場合には、ヒット信
号はアサートされない(ステップB4) 。
B7は、物理アドレスを出力し、且つ物理アドレス出力
許可信号をアサートするので、エンコーダはTLB変換
カウント信号2(15)をアサートし、TLB変換カウ
ントユニット2(19)は、TLB変換通常カウント値
レジスタ2(23)に保存されている値をカウントアッ
プする(ステップB5)。ヒット信号が4つのエントリ
でどれもアサートされなければ、TLB変換カウント信
号2(15)はアサートされないので、TLB変換通常
カウント値レジスタ2(23)に保存されている値は変
化せず、TLBアービタ5は、TLB変換許可信号2
(11)をネゲートし、TLB変換許可信号3(12)
をアサートする(ステップC1)。
されると、TLB8は変換可能状態となり、TLB変換
処理を行う(ステップC2) 。第2のTLB8は、TL
B変換許可信号3(12)がアサートされると、入力さ
れた仮想アドレスと、仮想アドレス格納メモリに格納さ
れている値が等しいかどうかの判定を、仮想アドレス比
較器にて行い(ステップC3) 、等しい場合には、ヒッ
ト信号がアサートされ、等しくない場合には、ヒット信
号はアサートされない(ステップC4) 。
B8は、物理アドレスを出力し、且つ物理アドレス出力
許可信号をアサートするので、エンコーダはTLB変換
カウント信号3(16)をアサートし、TLB変換カウ
ントユニット3(20)は、TLB変換通常カウント値
レジスタ3(24)に保存されている値をカウントアッ
プする(ステップC5) 。
ートされなければ、TLB変換カウント信号3(16)
はアサートされないので、TLB変換通常カウント値レ
ジスタ3(24)に保存されている値は変化せず、TL
Bアービタ5は、TLB変換許可信号3(12)をネゲ
ートし、TLB変換許可信号4(13)をアサートする
(ステップD1) 。
されると、TLB9は変換可能状態となり、TLB変換
処理を行う(ステップD2) 。第2のTLB9は、TL
B変換許可信号4(13)がアサートされると、入力さ
れた仮想アドレスと、仮想アドレス格納メモリに格納さ
れている値が等しいかどうかの判定を、仮想アドレス比
較器にて行い(ステップD3) 、等しい場合には、ヒッ
ト信号がアサートされ、等しくない場合には、ヒット信
号はアサートされない(ステップD4) 。
B9は、物理アドレスを出力し、且つ物理アドレス出力
許可信号をアサートするので、エンコーダはTLB変換
カウント信号4(17)をアサートし、TLB変換カウ
ントユニット4(21)は、TLB変換通常カウント値
レジスタ4(25)に保存されている値をカウントアッ
プする(ステップD5) 。
ートされなければ、TLB変換カウント信号4(17)
はアサートされないので、TLB変換通常カウント値レ
ジスタ4(25)に保存されている値は変化せず、TL
Bアービタ5は、TLB変換許可信号4(13)をネゲ
ートし、TLBミスヒット信号31をアサートする。
は、TLB変換許可信号10〜13がアサートされてい
る、いないに関わらず、常にアサートすることができ、
アサートによって、TLB通常変換カウント値レジスタ
22〜25をすべて0に初期化する。
レス空間IDが切り替えられたときには、タスク切替信
号32がアサートされ、レジスタ33の値が1だけ加算
される。もし、レジスタ33の値が4(3’b100)
ならば、レジスタ33の値は1に戻る。例えば、レジス
タ33の値が2のとき、すなわち、TLB7にてTLB
変換を行っている時に、タスク切替信号32がアサート
されたときには、レジスタ33の値は3になり、これ以
降、TLB8→TLB9→TLB6→TLB7という順
番にてTLB変換を行う。
1のときには、TLB6→TLB7→TLB8→TLB
9、レジスタ33の値が2のときには、TLB7→TL
B8→TLB9→TLB6、レジスタ33の値が3のと
きには、TLB8→TLB9→TLB6→TLB7、レ
ジスタ33の値が4のときには、TLB9→TLB6→
TLB7→TLB8、というようにTLB変換を行う順
番を変化させていく。
図5を参照して説明する。本実施形態においては、分岐
アドレス変換要求信号4が追加されている。分岐アドレ
ス変換要求信号4は、TLB変換を行う命令が分岐命令
(jmp等) であったときにアサートされる。
れると、TLB通常変換カウント値レジスタ22〜25
の代わりに、TLB分岐変換カウント値レジスタ26〜
29が使われるように、TLB変換カウントユニット1
8〜21は制御を行う。TLB変換カウント信号14〜
17がアサートされると、TLB分岐変換カウント値レ
ジスタ26〜29の値は1加算される。
岐アドレス変換要求信号4がアサートされると、TLB
アービタ5はTLB分岐変換カウント値レジスタ26〜
29の内、一番カウント値が大きいところのTLBに対
してTLB変換要求信号をアサートする。例えば、TL
B分岐変換カウント値レジスタ26〜29の内、一番カ
ウント値が大きいのが、TLB分岐変換カウント値レジ
スタ27だったとすれば、TLB変換要求信号2(1
1)がアサートされ、TLB7→TLB8→TLB9→
TLB6の順でTLB変換が行われることになる。
限定できるので、特定の分岐先が多いプログラムを実行
させるときには、特定のTLBに分岐命令で使用する仮
想アドレス、物理アドレスを格納すればよいという特徴
を持つ。
ば、仮想アドレスを比較する回数が少なくて済むと共
に、常に一つのTLBのみを動作させるので、低消費電
力で動作が可能になる。
報における技術と、本発明とを比較する。まず、上記特
開平4−328656号公報には、キャッシュのセンス
アンプの消費電力を削減することについて記載されてい
る。しかし、本発明はセンスアンプのオン・オフにより
低消費電力化を狙うものではない。本発明においては、
TLBでは、一度タグメモリを比較すると、そのタグを
比較し続けるという「局所性」を持っている。この局所
性により、上記公報の技術を行わなくても低消費電力化
を実現できてしまうことになる。また、本発明は、セン
スアンプのないタイプ、即ち、全てのTLBをゲートア
レイで構成する場合にも適用することができる。
は、CAMメモリを複数のブロックに分割し、さらに対
応する複数の比較部を並列動作させることにより、比較
部の回路規模を小さくするというものである。これに対
して本発明は、複数の比較部が同時に動作するのではな
く、常に一つの小TLBのみを動作させることによっ
て、低消費電力化を実現するものである。
報は、タグメモリを大小に分割して、大タグメモリをア
クセスする回数を減らすというものである。これに対し
て本発明は、タグメモリを分割するものではない。ま
た、上記公報のようにNウェイのセットアソシアティブ
方式ではない。
は、アドレス変換バッファを分割する/しないモードを
設け、分割モードでは、特定の領域をOSのアドレス変
換専用に割り当てるというものである。これに対して本
発明は、上記分割する/しないモードは存在しない。さ
らに、特定の領域をOS専用にするのではなく、アドレ
ス変換の頻度が多いものを小TLBに割り当てておくこ
とにより、アドレス比較対象が減り、消費電力化を実現
することができる。
リから成るコンピュータシステムで制御する場合、上記
メモリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒
体には、図3、図4のフローチャートによる処理を実行
するためのプログラムが格納される。この記憶媒体とし
ては、半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁
気媒体等を用いることができる。
のメモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶
媒体によれば、仮想アドレスを比較する回数を少なくす
ることができる。その理由は、常に同時に仮想アドレス
を比較するのは、実施の形態の場合たかだか4つにすぎ
ないからである。
プログラムを記憶した記憶媒体によれば、低消費電力で
の動作が可能になる。その理由は、一つのTLBが変換
処理中であるときには、そのほかのTLBは変換処理を
行わないためである。
る。
ク図である。
示すフローチャートである。
構成を示すブロック図である。
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 仮想アドレスと物理アドレスとを格納す
る格納手段と、 入力される仮想アドレスと前記格納手段により格納され
たアドレスとを比較する比較手段と、 前記両アドレスが一致したとき前記格納手段により格納
された物理アドレスから対応する物理アドレスを出力す
る出力手段とをそれぞれ含んで成る複数のTLB部と、アドレス空間IDが切り替えられたときにカウント値を
加算するレジスタを有し、加算された該カウント値に関
連付けられたTLB部を 選択して動作させる制御手段と
を有することを特徴とするメモリ管理装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記選択されたTLB
部を動作させて前記比較手段により比較を行わせ前記両
アドレスが一致しない場合、前記複数のTLB部を巡回
的に動作させることを特徴とする請求項1記載のメモリ
管理装置。 - 【請求項3】 仮想アドレスと物理アドレスとを格納す
る格納手段と、 入力される仮想アドレスと前記格納手段により格納され
たアドレスとを比較する比較手段と、 前記両アドレスが一致したとき前記格納手段により格納
された物理アドレスから対応する物理アドレスを出力す
る出力手段とをそれぞれ含んで成る複数のTLB部と、TLB変換を行う命令が分岐命令である場合に、前記複
数のTLB部のそれぞれに関連付けられて設けられてカ
ウント信号がアサートされるとカウント値を加算する分
岐変換レジスタを有して、カウント値が一番大きい分岐
変換レジスタに関連付けられたTLB部を 選択して動作
させる制御手段とを有することを特徴とするメモリ管理
装置。 - 【請求項4】 前記カウント信号は、前記比較手段によ
る前記比較により前記両アドレスが一致したときに、当
該比較手段を含むTLB部から、当該TLB部に関連付
けられて設けられた分岐変換レジスタにアサートされる
ことを特徴と する請求項3記載のメモリ管理装置。 - 【請求項5】 アドレス空間IDが切り替えられたとき
にカウント値を加算するレジスタを有するメモリ管理装
置におけるメモリ管理方法であって、 前記レジスタのカウント値に関連付けられたTLB部を
選択して動作させ、その選択したTLB部において、入
力される仮想アドレスと格納されたアドレスとを比較
し、両アドレスが一致したとき格納された物理アドレス
から対応する物理アドレスを出力することを特徴とする
メモリ管理方法。 - 【請求項6】 前記選択されたTLB部を動作させて前
記比較を行い、前記両アドレスが一致しない場合、前記
複数のTLB部を巡回的に動作させることを特徴とする
請求項5記載のメモリ管理方法。 - 【請求項7】 TLB変換を行う命令が分岐命令である
場合に、前記複数のTLB部のそれぞれに関連付けられ
て設けられてカウント信号がアサートされるとカウント
値を加算する分岐変換レジスタを有するメモリ管理装置
におけるメモリ管理方法であって、 TLB変換を行う命令が分岐命令である場合に、カウン
ト値が一番大きい分岐変換レジスタに関連付けられたT
LB部を 選択して動作させ、その選択したTLB部にお
いて、入力される仮想アドレスと格納されたアドレスと
を比較し、両アドレスが一致したとき格納された物理ア
ドレスから対応する物理アドレスを出力することを特徴
とするメモリ管理方法。 - 【請求項8】 前記カウント信号は、入力された仮想ア
ドレスと物理アドレスとを比較して両アドレスが一致し
たときに、該比較を行った比較手段を含むTLB部か
ら、当該TLB部に関連付けられて設けられた分岐変換
レジスタにアサートされたことを特徴とする請求項7記
載のメモリ管理方法。 - 【請求項9】 アドレス空間IDが切り替えられたとき
にカウント値を加算するレジスタを有するメモリ管理装
置のプログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記メモリ管理装置に、 前記レジスタのカウント値に関連付けられたTLB部を
選択して動作させる処理と、 前記選択したTLB部において、入力される仮想アドレ
スと格納されたアドレスとを比較する比較処理と、 前記両アドレスが一致したとき格納された物理アドレス
から対応する物理アドレスを出力する処理とを実行させ
るためのプログラムを記憶した記憶媒体。 - 【請求項10】 前記比較処理で前記両アドレスが一致
しない場合、前記複数のTLB部を巡回的に動作させる
ことを特徴とする請求項9記載のプログラムを記憶した
記憶媒体。 - 【請求項11】 TLB変換を行う命令が分岐命令であ
る場合に、前記複数のTLB部のそれぞれに関連付けら
れて設けられてカウント信号がアサートされるとカウン
ト値を加算する分岐変換レジスタを有するメモリ管理装
置のプログラムを記憶した記憶媒体であって、 前記メモリ管理装置に、 TLB変換を行う命令が分岐命令である場合に、カウン
ト値が一番大きい分岐変換レジスタに関連付けられたT
LB部を 選択して動作させる処理と、 前記選択したTLB部において、入力される仮想アドレ
スと格納されたアドレスとを比較する処理と、 前記両アドレスが一致したとき格納された物理アドレス
から対応する物理アドレスを出力する処理とを実行させ
るためのプログラムを記憶した記憶媒体。 - 【請求項12】 前記カウント信号は、入力された仮想
アドレスと物理アドレスとを比較して両アドレスが一致
したときに、該比較を行った比較手段を含むTLB部か
ら、当該TLB部に関連付けられて設けられた分岐変換
レジスタにアサートされたことを特徴とする請求項11
記載のプログラムを記憶した記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32256198A JP3447588B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | メモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32256198A JP3447588B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | メモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000148589A JP2000148589A (ja) | 2000-05-30 |
JP3447588B2 true JP3447588B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=18145062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32256198A Expired - Fee Related JP3447588B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | メモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3447588B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100450675B1 (ko) | 2002-03-19 | 2004-10-01 | 삼성전자주식회사 | 성능향상 및 전력소모를 감소시킬 수 있는 tlb |
JP4026753B2 (ja) | 2002-07-25 | 2007-12-26 | 株式会社日立製作所 | 半導体集積回路 |
JP3806131B2 (ja) * | 2003-05-21 | 2006-08-09 | 富士通株式会社 | アドレス変換バッファの電力制御方法及びその装置 |
JP4635063B2 (ja) * | 2008-03-11 | 2011-02-16 | 株式会社東芝 | キャッシュメモリ制御回路及びプロセッサ |
-
1998
- 1998-11-12 JP JP32256198A patent/JP3447588B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000148589A (ja) | 2000-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3666689B2 (ja) | 仮想アドレス変換方法 | |
JP3740195B2 (ja) | データ処理装置 | |
US8156309B2 (en) | Translation look-aside buffer with variable page sizes | |
US5265227A (en) | Parallel protection checking in an address translation look-aside buffer | |
JP4065660B2 (ja) | 機能が並列に分散された変換索引バッファ | |
US6493812B1 (en) | Apparatus and method for virtual address aliasing and multiple page size support in a computer system having a prevalidated cache | |
US20040221128A1 (en) | Virtual to physical memory mapping in network interfaces | |
JPH1091525A (ja) | 変換索引バッファ及びメモリ管理システム | |
JP2001184263A (ja) | 旧キャッシュラインを無効化および除去する装置 | |
JPH0619793A (ja) | キャッシュ・アクセスのための仮想アドレス変換予測の履歴テーブル | |
JPH04320553A (ja) | アドレス変換機構 | |
JPH07191903A (ja) | データ処理システムおよび動作方法 | |
JPH0685156B2 (ja) | アドレス変換装置 | |
JP3045952B2 (ja) | フルアソシアティブ・アドレス変換器 | |
US5860097A (en) | Associative cache memory with improved hit time | |
JP2930071B2 (ja) | 情報処理装置およびプロセッサ | |
JPH04308953A (ja) | 仮想アドレス計算機装置 | |
JP3447588B2 (ja) | メモリ管理装置、方法及びプログラムを記憶した記憶媒体 | |
JP2846697B2 (ja) | キャッシュメモリ制御装置 | |
US5619673A (en) | Virtual access cache protection bits handling method and apparatus | |
US7076635B1 (en) | Method and apparatus for reducing instruction TLB accesses | |
US6327646B1 (en) | Translation look-aside buffer utilizing high-order bits for fast access | |
JPH03235143A (ja) | キャッシュメモリ制御装置 | |
JPS5858752B2 (ja) | アドレス変換装置 | |
JPH0962582A (ja) | 疑似セットアソシアティブ方式キャッシュメモリ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030603 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070704 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 7 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704 Year of fee payment: 10 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |