JP3447431B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JP3447431B2
JP3447431B2 JP13713695A JP13713695A JP3447431B2 JP 3447431 B2 JP3447431 B2 JP 3447431B2 JP 13713695 A JP13713695 A JP 13713695A JP 13713695 A JP13713695 A JP 13713695A JP 3447431 B2 JP3447431 B2 JP 3447431B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置や複
写装置等の原稿読取装置に関し、詳細には、複数枚の原
稿を1枚ずつ分離して読取部に搬送する原稿読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】原稿読取装置は、ファクシミリ装置や複
写装置等に利用されており、このような原稿読取装置に
おいては、従来からセットされた複数枚の原稿を1枚ず
つ分離して、原稿読取部に搬送するADF(原稿自動送
給装置)を有している。
【0003】このADFは、一般に、分離ローラが給紙
ローラに所定圧力で圧接されており、この給紙ローラと
分離ローラにより複数枚セットされた原稿を1枚ずつ分
離しつつ、原稿読取装置の原稿読取部に搬送する。
【0004】この給紙ローラと分離ローラによる原稿の
分離性能は、給紙ローラに圧接される分離ローラの圧接
力に関係しており、分離ローラは、圧縮バネ等により給
紙ローラに所定の圧接力で圧接されている。
【0005】従来の原稿読取装置においては、分離ロー
ラの給紙ローラへの圧接力を、手動操作、例えば、分離
ローラを給紙ローラに圧接させる圧縮バネのバネ力を調
節することにより、原稿の分離が適切に行われる圧接力
に調整している。
【0006】また、従来の原稿読取装置においては、原
稿の分離状態、すなわち、原稿が1枚ずつ適切に分離さ
れて送り出されているかどうかにより、給紙ローラの回
転速度を調整するファクシミリ装置が提案されている
(特開平4−86152号公報参照)。
【0007】このファクシミリ装置においては、原稿ス
タッカにセットされた原稿を自給ローラ(給紙ローラ)
の回転によって読み込み光学系に給紙するが、自給ロー
ラの初動回転をコントロールする制御手段が設けられて
おり、原稿が滑りやすいか否かをオペレータ自身もしく
は自動入力手段で判断して、滑りやすい原稿のときに
は、自給ローラを回転させる送信モータをコントロール
することにより、自給ローラを減速回転させて、滑りや
すい原稿をも確実に給紙するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿読取装置にあっては、分離ローラの給紙
ローラへの圧接力を、手動操作により原稿の分離が適切
に行われる圧接力に調整するようになっていたため、原
稿の種類により、また、分離ローラや給紙ローラの摩耗
により原稿の分離・搬送が適切に行われなくなる(以
下、ミスフィードという。)と、いちいち手動操作によ
り分離ローラと給紙ローラの圧接力を調節する必要があ
り、原稿読取装置の利用性が悪いとともに、ミスフィー
ドが発生し易いという問題があった。
【0009】この場合に、特開平4−86152号公報
記載のファクシミリ装置のように給紙ローラ(自給ロー
ラ)の回転速度を調整するようにしても、このファクシ
ミリ装置においては、給紙ローラや分離ローラの摩耗は
考慮されておらず、ミスフィードを防止することができ
ないだけでなく、いちいち原稿が滑り易いか否かを入力
操作する必要があり、ファクシミリ装置の利用性が悪い
という問題があった。
【0010】そこで、本発明は、ミスフィードの発生状
況に応じて、給紙ローラとこの給紙ローラに圧接される
分離部材との圧接力を自動調整し、また、給紙ローラの
回転をこの圧接力に応じて自動調整することにより、原
稿のミスフィードの発生を抑制することができるととも
に、利用性の良好な原稿読取装置を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
【0012】請求項1記載の発明の原稿読取装置は、
稿を読取部に搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラを
回転駆動するローラ駆動手段と、前記給紙ローラに所定
圧力で圧接され前記給紙ローラとともに前記原稿を1枚
ずつ分離する分離部材と、前記分離部材を前記給紙ロー
ラに圧接させる圧接手段と、前記圧接手段による前記分
離部材の前記給紙ローラへの圧接力を調整する圧接力調
整手段と、前記給紙ローラと前記分離部材とによる前記
原稿の分離・搬送誤りの発生割合を設定する設定手段
と、前記給紙ローラと前記分離部材とによる前記原稿の
分離・搬送動作を検出する検出手段と、前記検出手段の
検出結果と前記設定手段により設定された前記分離・搬
送誤りの発生割合とに基づいて、前記圧接力調整手段を
制御して前記圧接手段による前記分離部材の前記給紙ロ
ーラへの圧接力を制御する制御手段と、を備えることに
より、上記目的を達成している。
【0013】上記請求項1において、例えば、請求項2
に記載するように、前記原稿読取装置は、前記ローラ駆
動手段による前記給紙ローラの回転速度を制御するロー
ラ駆動制御手段を、さらに備え、前記制御手段は、前記
圧接力調整手段による前記分離部材の前記給紙ローラへ
の圧接力の調整状態に対応させて、前記ローラ駆動制御
手段を介して前記給紙ローラの回転速度を制御するもの
であってもよい。
【0014】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記制御手段は、前記分離部材の前記給紙ローラへ
の圧接力と前記給紙ローラの加速/減速速度のテーブル
データに基づいて前記ローラ駆動制御手段を介して前記
給紙ローラの回転速度を制御してもよい。
【0015】
【作用】
【0016】
【0017】
【0018】請求項1記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、ローラ駆動手段により回転駆動される給紙ローラ
と、圧接手段により給紙ローラに所定圧力で圧接される
分離部材とにより、複数枚の原稿を1枚ずつ分離して、
読取部に搬送し、圧接手段による分離部材の給紙ローラ
への圧接力は、圧接力調整手段により調整される。
【0019】そして、設定手段により、給紙ローラと分
離部材とによる原稿の分離・搬送誤りの発生割合を設定
し、給紙ローラと分離部材とによる原稿の分離・搬送動
作を検出手段により検出すると、この検出手段の検出結
果と設定手段により設定された分離・搬送誤りの発生割
合とに基づいて、制御手段が、圧接力調整手段を制御し
て圧接手段による分離部材の給紙ローラへの圧接力を制
御する。
【0020】したがって、分離部材が給紙ローラに過剰
に圧接されたり、逆に、圧接力不足となることを防止し
つつ、分離部材の給紙ローラへの圧接力を適切に自動制
御することができ、分離部材や給紙ローラの摩耗を抑制
しつつ、原稿のミスフィードの発生を抑制することがで
きる。
【0021】上記請求項1において、例えば、請求項2
に記載するように、原稿読取装置が、ローラ駆動手段に
よる給紙ローラの回転速度を制御するローラ駆動制御手
段を、さらに備え、制御手段が、圧接力調整手段による
分離部材の給紙ローラへの圧接力の調整状態に対応させ
て、ローラ駆動制御手段を介して給紙ローラの回転速度
を制御するようにすると、分離部材の給紙ローラへの圧
接力に応じて、給紙ローラの回転速度を適切に制御する
ことができ、給紙ローラを駆動するローラ駆動手段の脱
調等の発生を未然に防止することができる。
【0022】その結果、原稿のミスフィードの発生をよ
り一層抑制することができ、原稿をより一層を適切に分
離・搬送することができる。
【0023】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、制御手段が、分離部材の給紙ローラへの圧接力と給
紙ローラの加速/減速速度のテーブルデータに基づいて
ローラ駆動制御手段を介して給紙ローラの回転速度を制
御するようにすると、給紙ローラの回転速度をより一層
適切、かつ、迅速に制御することができ、原稿のミスフ
ィードの発生をより一層抑制することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0025】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0026】図1〜図4は、本発明の原稿読取装置の一
実施例を示す図である。
【0027】図1は、本発明の原稿読取装置の一実施例
を適用したファクシミリ装置の要部ブロック構成図であ
る。
【0028】図1において、ファクシミリ装置1は、主
制御部2、メモリ3、バックアップ電池4、オペポート
5、音声出力部6、駆動制御部7、記録紙駆動部8及び
ADF駆動部9等を備えている。
【0029】メモリ3は、ROM(Read Only Memory)
やRAM(Random Access Memory)等で構成され、RO
Mには、ファクシミリ装置1の基本処理プログラム、後
述する分離ローラ13(図3参照)の給紙ローラ21
(図3参照)への圧接力調整処理プログラム、給紙ロー
ラ21の回転速度制御処理プログラム及びシステムデー
タ等が格納されている。
【0030】メモリ3のRAMには、上記各種処理プロ
グラムに基づいてファクシミリ装置1の各部を制御する
のに必要な各種データや演算結果等のデータが記憶され
る。また、メモリ3は、上記給紙ローラ21の回転速度
制御処理において給紙ローラ21と分離ローラ13との
圧接力に基づいて、給紙ローラ21の回転速度、特に、
給紙ローラ21を駆動開始から一定回転速度まで回転を
加速させる際の回転速度の加速割合及び一定回転速度か
ら回転停止まで回転を減速させる際の回転速度の減速割
合、すなわち、スルーアップ/スルーダウンするための
スルーアップ/スルーダウンデータがデータテーブルの
形式で格納されている。
【0031】メモリ3のRAMは、バックアップ電池4
によりバックアップされており、ファクシミリ装置1の
電源がオフされている場合にも、メモリ3内のデータが
保持されるようになっている。
【0032】主制御部2は、メモリ3のRAMをワーク
メモリとして利用して、メモリ3のROM内のプログラ
ムに従ってファクシミリ装置1の各部を制御し、ファク
シミリ装置1としての処理を実行するとともに、上記分
離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力調整処理及び
給紙ローラ21の回転速度制御処理を実行する。
【0033】特に、主制御部2は、後述するADFにお
ける原稿40(図3参照)のミスフィードの発生の有無
や発生割合をメモリ3を利用して演算しており、そのた
めに、メモリ3のRAMには、図2に示すように、この
演算に必要なデータを格納するためのミスフィード発生
状況記憶領域3aが形成されている。
【0034】すなわち、主制御部2は、本実施例では、
ミスフィードの発生割合を適切に演算するために、原稿
40の分離・搬送を所定回数、例えば、10回行うこと
を1サイクルとして、当該1サイクルに発生するミスフ
ィードの発生割合を演算し、ミスフィードの発生割合が
設定された割合、例えば、50%を越えている場合に、
異常と判別して、分離ローラ13の給紙ローラ21への
圧接力の調整を行うとともに、スルーアップ/スルーダ
ウンテーブルを変更して供給ローラ21の回転速度を制
御する。
【0035】このように、所定回数を1サイクルとして
ミスフィードの発生をチェックし、その発生割合により
異常の有無を判別することにより、分離ローラ13の給
紙ローラ21への圧接力の調整を行うのは、原稿40の
ADFへのセットの行い方等の分離ローラ13の圧接力
以外の原因による異常の判定誤りを防止して、ミスフィ
ードの発生を適切に判別するためである。
【0036】そのために、メモリ3のRAMのミスフィ
ード発生状況記憶領域3aには、図2に示すように、上
記サイクルの回数をカウントするためのサイクルカウン
タ領域SC、ミスフィードの発生の有無(発生時に
「1」をセットする)をセットするためのエラー発生有
無領域EA及び原稿40の分離・搬送回数をカウントす
るための搬送回数カウンタ領域BCが形成されている。
【0037】図2において、P1欄は、ミスフィード
(原稿40の分離・搬送のエラー、以下、単にエラーと
いう。)が発生していない状態を示しており、P2欄
は、エラーが始めて発生したため、サイクルカウンタ領
域SCに、1サイクル目であることを示す「1」が、エ
ラー発生有無領域EAに、エラー発生を示す「1」が、
搬送回数カウンタ領域BCにエラー発生から1回目の分
離・搬送であることを示す「1」が、それぞれセットさ
れた状態を示している。また、P3欄は、1サイクル目
の9回目の分離・搬送が行われて、エラーが発生してい
ないことが示されており、P4欄は、1サイクル目の1
0回目の分離・搬送が行われて、エラーが発生したこと
を示している。さらに、P5欄は、2サイクル目の1回
目の分離・搬送が行われて、エラーが発生したことを示
している。
【0038】したがって、主制御部2は、分離部材であ
る分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を制御す
るとともに、給紙ローラ21の回転速度を制御する制御
手段として機能する。
【0039】オペポート5は、図1に示すように、入力
部5aと表示部5bを備えており、入力部(設定手段)
5aは、テンキーやスタートキー等の各種操作キーを備
えている。表示部5bは、例えば、LCD(Liquid Cry
stal Display)が利用されており、上記入力部5aの各
操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装置1
からオペレータに通知する各種情報、特に、上記圧接力
調整処理により分離ローラ13の給紙ローラ21への圧
接力を変更した旨や上記給紙ローラ21の回転速度制御
処理により給紙ローラ21の回転速度を変更した旨等を
表示する。
【0040】音声出力部6は、スピーカあるいはブザー
等が利用され、特に、上記圧接力調整処理により分離ロ
ーラ13の給紙ローラ21への圧接力を変更した旨や上
記給紙ローラ21の回転速度制御処理により給紙ローラ
21の回転速度を変更した旨等を音声出力する。
【0041】記録紙駆動部8は、図示しないプロッタの
記録紙トレーに載置された記録紙を1枚ずつプリンタの
記録部に搬送する搬送機構を総称したものであり、特
に、当該搬送機構のモータ等の駆動部を総称したもので
ある。なお、プロッタとしては、例えば、サーマル素子
を利用したサーマル記録装置、あるいは、電子写真式記
録装置等が使用され、プロッタは、例えば、サーマル記
録装置が使用されているときには、感熱記録紙に直接、
あるいは、普通記録紙にインクシートを介して間接的に
受信画像や後述するスキャナで読み取った画情報等を記
録する。
【0042】ADF駆動部9は、図示しないスキャナの
読取部に図示しない原稿載置台に載置された複数枚の原
稿40を1枚ずつ分離して搬送するADFの駆動機構部
を総称したものであり、特に、ステッピングモータ1
1、圧力調整部12、分離ローラ13及びセンサー14
等を備えている。
【0043】スキャナは、例えば、その読取部にCCD
(Charge Coupled Device)を利用したイメージスキャ
ナ等が利用されており、上記ADFを備えている。スキ
ャナは、そのADFにより、セットされた複数枚の原稿
40を1枚ずつ分離して読取部に搬送し、読取部が、搬
送されてきた原稿40を走査して、所定の解像度で読み
取る。
【0044】ADF駆動部9は、その要部を図3に示す
ように、給紙ローラ21が筐体22に図示しないブラケ
ット等を介して回転可能に取り付けられており、給紙ロ
ーラ21には、分離ローラ13が当接している。
【0045】分離ローラ13は、略L字型のアーム23
の一端に回転可能に取り付けられており、アーム23
は、筐体22に固定されたブラケット24を介して軸2
5に所定角度回動可能に支持されている。アーム23の
他端には、圧縮スプリング(圧接手段)26の一端が係
合されており、圧縮スプリング26の他端には、スライ
ダー27の一端が係合されている。
【0046】スライダー27の他端は、L字型に折り曲
げられており、スライダー27の折曲端部には、ねじ穴
部が形成されている。
【0047】スライダー27の折曲端部のねじ穴部に
は、その先端部にねじ部28aの形成されたシャフト2
8の当該ねじ部28aが螺合されており、シャフト28
は電磁クラッチ29に連結されるとともに、プーリー3
0に形成された孔内に進入している。
【0048】電磁クラッチ29は、上記図1の駆動制御
部7からの離接信号によりオン/オフし、プーリー30
と離接して、プーリー30とシャフト28との接続/切
り離しを行う。
【0049】すなわち、電磁クラッチ29がオンのと
き、その電磁効果により電磁クラッチ29とプーリー3
0が接続され、プーリー30の回転が電磁クラッチ29
を介してシャフト28に伝達される。電磁クラッチ29
がオフのとき、電磁クラッチ29とプーリー30が切り
離され、プーリー30が空回りする。
【0050】プーリー30は、タイミングベルト31に
よりアイドラ32に連結されており、アイドラ32は、
ステッピングモータ11に連結されている。
【0051】ステッピングモータ11は、上記図1の駆
動制御部7からの駆動信号により回転駆動され、ステッ
ピングモータ11の回転は、アイドラ32及びタイミン
グベルト31を介してプーリー30に伝達される。
【0052】プーリー30の回転は、上述のように、電
磁クラッチ29のオン/オフに応じて、シャフト28に
伝達/遮断される。
【0053】シャフト28が回転すると、その回転方向
とシャフト28のねじ部28aのねじ方向に応じて、ス
ライダー27が図3中矢印方向、すなわち、圧縮スプリ
ング26を伸長させる方向、あるいは、圧縮させる方向
に移動し、このスライダー27の移動に伴って、圧縮ス
プリング26のバネ力が変化する。
【0054】圧縮スプリング26のバネ力が変化する
と、アーム23の図3中時計方向の回動力が変化して、
アーム23の一端に取り付けられた分離ローラ13の給
紙ローラ21への圧接力が変化する。
【0055】したがって、上記圧接力調整部12は、上
記アーム23、ブラケット24、軸25、圧縮スプリン
グ26、スライダー27、シャフト28、電磁クラッチ
29、プーリー30、タイミングベルト31及びアイド
ラ32により構成されており、圧縮スプリング(圧接手
段)26による分離ローラ13の給紙ローラ21への圧
接力を調整する圧接力調整手段として機能する。
【0056】そして、給紙ローラ21の搬送方向手前に
は、ピックアップローラ33が配設されており、ピック
アップローラ33は、原稿40を給紙ローラ21と分離
ローラ13の間に送り出す。
【0057】再び、図1において、センサー14は、上
記給紙ローラ21と分離ローラ13による原稿40の分
離・搬送の誤り(ミスフィード)を検出するものであ
り、例えば、反射型光センサ等が利用されている。
【0058】次に、作用を説明する。
【0059】本実施例のファクシミリ装置は、原稿40
のミスフィードを検出して、その検出結果に基づいて分
離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を調整し、ま
た、給紙ローラ21の回転を制御するところにその特徴
がある。
【0060】この圧接力調整処理及び給紙ローラ回転制
御処理について、図4のフローチャートに基づいて、以
下説明する。
【0061】図4において、ファクシミリ装置1は、電
源がオンされると、主制御部2が、エラー判定の条件設
定を行う(ステップS1)。
【0062】このエラー判定の条件設定は、予めオペレ
ータにより設定されてメモリ3に格納されているエラー
判定の条件をメモリ3の所定の領域に設定する処理であ
る。なお、このエラー判定の条件設定は、ファクシミリ
装置1の電源がオンされたときに行うものに限るもので
はなく、スキャナに原稿40がセットされたことを検出
したとき、あるいは、オペポート5により原稿40の読
み取りが指示されたとき等に行うようにしてもよい。
【0063】ファクシミリ装置1のオペレータは、この
エラー判定の条件設定を行うには、オペポート5の入力
部5aによりエラー判定の条件設定モードにし、入力部
5aのキー操作により、センサー14が原稿40のミス
フィードを1回検出した後、原稿40の搬送においてミ
スフィードが発生するか否かの監視を連続して何回行う
か及び連続監視を行っている間に発生したミスフィード
の発生率が何%を越えると異常と判定して分離ローラ1
3の給紙ローラ21への圧接力を調整するか等のエラー
判定の条件を入力する。
【0064】本実施例においては、例えば、原稿40の
ミスフィードを1回検出すると、その後、10回連続し
て原稿40の分離・搬送を監視し、この10回連続の原
稿40の分離・搬送の監視中に、50%以上ミスフィー
ドが発生すると、異常ありと判定して、分離ローラ13
の給紙ローラ21への圧接力の調整、特に、圧接力を強
める調整を行う。
【0065】主制御部2は、エラー判定条件設定モード
により設定されたエラー判定条件のデータをメモリ3の
バックアップ電池4によりバックアップ可能な所定のメ
モリ領域に格納し、上記ステップS1のエラー判定条件
の設定処理により、このメモリ領域からエラー判定条件
データを圧接力調整処理及び給紙ローラ21の回転速度
制御処理に利用する所定のメモリ領域にコピーして設定
する。
【0066】主制御部2は、エラー判定の条件設定が完
了すると、ADF駆動部9を駆動して、ADFにセット
された複数枚の原稿40を1枚ずつ分離して、スキャナ
の読取部に搬送する(ステップS2)。
【0067】主制御部2は、ADFによる原稿40の分
離・搬送が行われると、センサー14の検出結果により
ミスフィードがあったかどうかチェックし(ステップS
3)、ミスフィードがないときには、ステップS2に戻
って、次の原稿40の分離・搬送を行う(ステップS
2)。
【0068】なお、このとき、主制御部2は、ミスフィ
ードが過去に一回でも発生しているときには、上記メモ
リ3のミスフィード発生状況記憶領域3aの更新処理を
行う。すなわち、メモリ3の搬送回数カウンタ領域BC
のカウント値に「1」を加算するとともに、搬送回数カ
ウンタ領域BCのカウント値が「10」になったか判別
する。但し、いま、ミスフィードが発生していないの
で、エラー発生有無領域EAには、「0」が設定された
ままの状態である。
【0069】ステップS3で、ミスフィードがあると、
メモリ3の上記ミスフィード発生状況記憶領域3aにミ
スフィード発生を記憶し(ステップS4)、エラー判別
処理を行う(ステップS5)。
【0070】なお、主制御部2は、エラー発生有無領域
EAに「1」をセットすると、このエラー発生有無領域
EAに「1」がセットされる毎に、エラー発生有無領域
EAに「1」がセットされた回数をカウントするカウン
タ(例えば、メモリ3に形成されている。)のカウント
値をカウントアップして、ミスフィードの発生回数をカ
ウントする。
【0071】そして、主制御部2は、まず、メモリ3の
ミスフィード発生状況記憶領域3aのエラー発生有無領
域EAに「1」を設定するとともに、搬送回数カウンタ
領域BCのカウント値に「1」を加算して、搬送回数カ
ウンタ領域BCのカウント値が「10」になったかチェ
ックし、搬送回数カウンタ領域BCのカウント値が、上
記エラー判定条件設定処理で設定されている設定値、例
えば、「10」に達していないときには、異常判定を行
わず、ステップS6で、異常がないと判断して、ステッ
プS2に戻り、原稿40の分離・搬送処理から上記同様
に処理を行う。
【0072】ステップS5のエラー判定処理において、
搬送回数カウンタ領域BCのカウント値が「10」に達
すると、搬送回数カウンタ領域BCのカウント値をリセ
ットして、異常判定を行う。
【0073】すなわち、主制御部2は、原稿40分離・
搬送動作におけるミスフィードの発生の監視を10回を
1サイクルとして行い、1サイクル中にミスフィードが
何回発生するか、すなわち、原稿40のミスフィードの
発生割合を算出して、ミスフィードの発生割合が上記エ
ラー判定条件設定処理で設定した発生割合、例えば、5
0%を越えているか否かチェックする。
【0074】そして、主制御部2は、原稿40のミスフ
ィードが50%を越えていると、異常と判定し、50%
以下であると、異常なしと判定する。
【0075】ステップS5のエラー判別処理において異
常なしと判定し、ステップS6で異常がないと、主制御
部2は、ステップS2に戻って、原稿40の分離・搬送
処理から上記同様の処理を行い、ステップS3で、上記
1サイクルが終わった後に、再度、原稿40のミスフィ
ードが発生すると、図2のP5欄に示すように、上記同
様に、メモリ3のミスフィード発生状況記憶領域3aの
エラー発生有無領域EAに「1」を設定し、搬送回数カ
ウンタ領域BCのカウント値に「1」を加算するととも
に、サイクルカウンタ領域SCのカウント値に「1」を
加算して、例えば、2サイクル目であることを設定す
る。
【0076】また、上記ステップS5のエラー判別処理
において異常ありと判定し、ステップS6で、異常があ
ると、主制御部2は、駆動制御部7にステッピングモー
タ11の駆動と電磁クラッチ29のオンを指示する信号
を出力し、圧接力変更処理を行う(ステップS7)。
【0077】すなわち、駆動制御部7は、主制御部2か
らの指示に応じて、ステッピングモータ11を駆動させ
るとともに、電磁クラッチ29をオンさせると、ステッ
ピングモータ11が回転して、電磁クラッチ29がオン
することにより、上述のように、ステッピングモータ1
1の回転方向に応じて、スライダー27が図3の矢印方
向、特に、分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力
を増加させる方向(図3中右方向)に移動して、圧縮ス
プリング26のバネ力が増加する方向に調整される。
【0078】そして、ステッピングモータ11を回転
し、電磁クラッチ29をオンすることにより、シャフト
28が所定回転すると、電磁クラッチ29をオフして、
電磁クラッチ29をプーリー30から切り離し、シャフ
ト28をその位置で保持する。なお、シャフト28に
は、ネジ部28aが形成されているので、シャフト28
は回転が停止した位置で保持される。
【0079】圧縮スプリング26のバネ力が調整される
と、分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力が変化
し、給紙ローラ21と分離ローラ13による原稿40の
分離・搬送性能が向上される。
【0080】したがって、原稿40のミスフィードの発
生状況を適切に判定して、その判定結果に基づいて、分
離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を調整するこ
とができ、給紙ローラ21と分離ローラ13による原稿
40の分離・搬送性能を調整することができる。
【0081】その結果、従来のように、手動により分離
ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を調整すること
なく、分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を原
稿40のミスフィードの発生状況に基づいて、自動的に
適切に調整することができ、原稿40のミスフィードの
発生を簡単、かつ、容易に抑制することができるととも
に、ファクシミリ装置1の利用性を向上させることがで
きる。
【0082】上記圧接力変更処理が完了すると、主制御
部2は、給紙ローラ21の回転速度制御処理を行う(ス
テップS8)。
【0083】すなわち、主制御部2は、分離ローラ13
の給紙ローラ21への圧接力を変更すると、この変更後
の圧接力に適した給紙ローラ21の回転速度の上記スル
ーアップ/スルーダウンテーブルの変更を行い、変更後
のスルーアップ/スルーダウンテーブルに基づいて給紙
ローラ21の回転速度を制御する。
【0084】したがって、分離ローラ13の給紙ローラ
21への圧接力の変化による給紙ローラ21を回転駆動
するモータ、例えば、ステッピングモータの脱調を未然
に防止することができ、原稿40を適切に分離・搬送す
ることができる。
【0085】主制御部2は、スルーアップ/スルーダウ
ンテーブルを変更して、給紙ローラ21の回転速度制御
処理を終了すると、オペポート5の表示部5bに上記分
離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力の変更及びス
ルーアップ/スルーダウンテーブルの変更を行った旨を
表示するとともに、音声出力部6を駆動して、上記圧接
力の変更及びスルーアップ/スルーダウンテーブルの変
更を行った旨を音声出力する。
【0086】このように、本実施例によれば、給紙ロー
ラ21と分離部材である分離ローラ13とによる原稿4
0の分離・搬送動作をセンサー14により検出し、この
検出結果に基づいて、主制御部2が、分離ローラ13の
給紙ローラ21への圧接力を制御している。
【0087】したがって、従来のように、手動操作によ
り分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を調節す
ることなく、原稿40のミスフィードの発生状況に応じ
て、分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力を自動
制御することができ、原稿40のミスフィードの発生を
抑制することができるとともに、ファクシミリ装置1の
利用性を向上させることができる。
【0088】また、本実施例によれば、入力部5aによ
り、給紙ローラ21と分離ローラ13とによる原稿40
の分離・搬送誤りの発生割合を設定し、ミスフィードの
検出結果とこの設定された分離・搬送誤りの発生割合と
に基づいて、主制御部2が、分離ローラ13の給紙ロー
ラ21への圧接力を制御しているので、分離ローラ13
が給紙ローラ21に過剰に圧接されたり、逆に、圧接力
不足となることを防止しつつ、分離ローラ13の給紙ロ
ーラ21への圧接力を自動制御することができ、分離ロ
ーラ13や給紙ローラ21の摩耗を抑制しつつ、原稿4
0のミスフィードの発生を抑制することができる。
【0089】さらに、本実施例によれば、主制御部2
が、分離ローラ13の給紙ローラ21への圧接力の調整
状態に対応させて、スルーアップ/スルーダウンテーブ
ルを変更することにより、給紙ローラ21の回転速度を
制御しているので、分離ローラ13の給紙ローラ21へ
の圧接力に応じて、給紙ローラ21の回転速度を適切に
制御することができ、給紙ローラ21を駆動するモータ
の脱調等の発生を未然に防止することができる。
【0090】その結果、原稿40のミスフィードの発生
をより一層抑制することができ、原稿40をより一層適
切に分離・搬送することができる。
【0091】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0092】例えば、上記実施例においては、ファクシ
ミリ装置に適用した場合について説明したが、ファクシ
ミリ装置に限るものではなく、複写装置等の複数枚の原
稿40を読取部に分離・搬送する原稿読取装置一般に適
用することができる。
【0093】また、上記実施例においては、分離部材と
して分離ローラ13を用いている場合について説明して
いるが、分離部材としては、分離ローラ13に限るもの
ではない。
【0094】さらに、分離ローラ13を給紙ローラ21
に圧接する圧接手段として、圧縮スプリング26を用い
ている場合について説明しているが、これに限るもので
はない。
【0095】
【発明の効果】
【0096】
【0097】
【0098】請求項1記載の発明の原稿読取装置によれ
ば、ローラ駆動手段により回転駆動される給紙ローラ
と、圧接手段により給紙ローラに所定圧力で圧接される
分離部材とにより、複数枚の原稿を1枚ずつ分離して、
読取部に搬送し、圧接手段による分離部材の給紙ローラ
への圧接力は、圧接力調整手段により調整される。
【0099】そして、設定手段により、給紙ローラと分
離部材とによる原稿の分離・搬送誤りの発生割合を設定
し、給紙ローラと分離部材とによる原稿の分離・搬送動
作を検出手段により検出すると、この検出手段の検出結
果と設定手段により設定された分離・搬送誤りの発生割
合とに基づいて、制御手段が、圧接力調整手段を制御し
て圧接手段による分離部材の給紙ローラへの圧接力を制
御する。
【0100】したがって、分離部材が給紙ローラに過剰
に圧接されたり、逆に、圧接力不足となることを防止し
つつ、分離部材の給紙ローラへの圧接力を適切に自動制
御することができ、分離部材や給紙ローラの摩耗を抑制
しつつ、原稿のミスフィードの発生を抑制することがで
きる。
【0101】上記各場合において、請求項2に記載する
ように、原稿読取装置が、ローラ駆動手段による給紙ロ
ーラの回転速度を制御するローラ駆動制御手段を、さら
に備え、制御手段が、圧接力調整手段による分離部材の
給紙ローラへの圧接力の調整状態に対応させて、ローラ
駆動制御手段を介して給紙ローラの回転速度を制御する
ようにすると、分離部材の給紙ローラへの圧接力に応じ
て、給紙ローラの回転速度を適切に制御することがで
き、給紙ローラを駆動するローラ駆動手段の脱調等の発
生を未然に防止することができる。
【0102】その結果、原稿のミスフィードの発生をよ
り一層抑制することができ、原稿をより一層を適切に分
離・搬送することができる。
【0103】また、請求項3に記載するように、制御手
段が、分離部材の給紙ローラへの圧接力と給紙ローラの
加速/減速速度のテーブルデータに基づいてローラ駆動
制御手段を介して給紙ローラの回転速度を制御するよう
にすると、給紙ローラの回転速度をより一層適切、か
つ、迅速に制御することができ、原稿のミスフィードの
発生をより一層抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿読取装置の一実施例を適用したフ
ァクシミリ装置の要部ブロック構成図。
【図2】図1のメモリに形成されるミスフィード発生状
況記憶領域のメモリ構成及びその使用方法を示す図。
【図3】図1のADF駆動部の要部側面図。
【図4】図1のファクシミリ装置による圧接力調整処理
及び給紙ローラの回転速度制御処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 主制御部 3 メモリ 3a ミスフィード発生状況記憶領域 4 バックアップ電池 5 オペポート 5a 入力部 5b 表示部 6 音声出力部 7 駆動制御部 8 記録紙駆動部 9 ADF駆動部 11 ステッピングモータ 12 圧接力調整部 13 分離ローラ 14 センサー 21 給紙ローラ 22 筐体 23 アーム 24 ブラケット 25 軸 26 圧縮スプリング 27 スライダー 28 シャフト 29 電磁クラッチ 30 プーリー 31 タイミングベルト 32 アイドラ 33 ピックアップローラ 40 原稿 EA エラー発生有無領域 BC 搬送回数カウンタ領域 SC サイクルカウンタ領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 340 B65H 1/24 B65H 7/18 H04N 1/00 108

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読取部に搬送する給紙ローラと、 前記給紙ローラを回転駆動するローラ駆動手段と、 前記給紙ローラに所定圧力で圧接され前記給紙ローラと
    ともに前記原稿を1枚ずつ分離する分離部材と、 前記分離部材を前記給紙ローラに圧接させる圧接手段
    と、 前記圧接手段による前記分離部材の前記給紙ローラへの
    圧接力を調整する圧接力調整手段と、 前記給紙ローラと前記分離部材とによる前記原稿の分離
    ・搬送誤りの発生割合を設定する設定手段と、 前記給紙ローラと前記分離部材とによる前記原稿の分離
    ・搬送動作を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果と前記設定手段により設定され
    た前記分離・搬送誤りの発生割合とに基づいて、前記圧
    接力調整手段を制御して前記圧接手段による前記分離部
    材の前記給紙ローラへの圧接力を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】前記原稿読取装置は、 前記ローラ駆動手段による前記給紙ローラの回転速度を
    制御するローラ駆動制御手段を、さらに備え、 前記制御手段は、 前記圧接力調整手段による前記分離部材の前記給紙ロー
    ラへの圧接力の調整状態に対応させて、前記ローラ駆動
    制御手段を介して前記給紙ローラの回転速度を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記分離部材の前記給紙ローラへの圧接力と前記給紙ロ
    ーラの加速/減速速度のテーブルデータに基づいて前記
    ローラ駆動制御手段を介して前記給紙ローラの回転速度
    を制御することを特徴とする請求項2記載の原稿読取装
    置。
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