JP3447310B2 - 駆動ディスク - Google Patents

駆動ディスク

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JP3447310B2
JP3447310B2 JP20882892A JP20882892A JP3447310B2 JP 3447310 B2 JP3447310 B2 JP 3447310B2 JP 20882892 A JP20882892 A JP 20882892A JP 20882892 A JP20882892 A JP 20882892A JP 3447310 B2 JP3447310 B2 JP 3447310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に内燃機関の補助ユ
ニットを駆動するためのベルト駆動装置又はチェーン駆
動装置用の駆動ディスクであって、駆動ディスクが内燃
機関の駆動軸のような軸上に固定されていてかつ入力部
材並びに入力部材に対して相対的に回動可能な出力部材
を有していて、これら部材が周方向で圧縮可能な蓄力
器、例えばコイル圧縮ばねを有する緩衝装置を介して回
転連結されていてかつ軸受けを介して互いに相対的に回
動可能に支承されていて、更に、緩衝体を介して駆動デ
ィスクと同じ軸に結合可能な、減衰質量を有する振動減
衰機構が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の駆動ディスクはすでに
本発明とほぼ合致する西ドイツ国出願P412620
9.3号明細書から公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に述べた形式の駆動ディスクを改良して、特に所要構造
スペースを減少できかつ組立を簡単に行うことができ、
更に本発明による駆動ディスクを特に簡単かつ安価に製
作できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、冒頭に述べた駆動ディスクがベルト又はチェーンの
ようなエンドレスな駆動部材用の成形部を備えた、半径
方向で外側の軸方向にのびる範囲を有していて、この範
囲の半径方向で内側に減衰質量及び緩衝装置が配置され
ていて、この場合外側の軸方向範囲、振動減衰機構及び
緩衝装置が軸方向で互いに内外にはめ込まれるようにな
っていることによって解決された。
【0005】
【発明の効果】このような構成によって、半径方向並び
に特に軸方向で比較的小型に構成された特にコンパクト
な駆動ディスクが得られる。
【0006】特に有利には、減衰質量及び緩衝装置は少
なくともほぼ外側の軸方向範囲の軸方向の延び範囲内に
配置されていて、この場合減衰質量は環状に構成できか
つ緩衝装置もしくは緩衝装置の蓄力器に軸方向で被せら
れる。
【0007】更に駆動ディスクを構成するために有利に
は、環状の減衰質量が直接外側の軸方向範囲に隣接して
少なくともほぼこの範囲の半径方向で内側に設けられて
いて、この場合外側の軸方向範囲と減衰質量との間に、
例えば1mm乃至2mmの大きさの極めて小さなギャッ
プが設けられている。
【0008】更に有利には駆動ディスクを構成するため
に、環状の減衰質量の半径方向で内側に設けられるディ
スク状もしくはコップ状に構成された減衰機構の入力部
材が設けられている。
【0009】それというのも緩衝装置の緩衝部材は少な
くともほぼ軸方向で減衰機構の入力部材によって形成さ
れた自由スペース内にスペースを節減して収容されるか
らである。減衰質量及び減衰機構の入力部材はエラスト
マーから成るリングによって結合されている。
【0010】本発明の有利な構成では、減衰機構の入力
部材は軸によって駆動できかつ同時に緩衝装置の入力部
材を支持できる。駆動ディスクと減衰機構の入力部材と
の間の固定個所は有利には駆動ディスクの緩衝出力部材
と緩衝入力部材との間の支承部の半径方向で内側に設け
ることができる。
【0011】駆動ディスクと減衰機構とから成るユニッ
トを取り付けるために有利には、減衰機構の入力部材の
コップ状もしくはディスク状の凹所が、減衰機構の入力
部材が固定される軸端に向けて開かれて、つまり軸端に
向けて凹面状に形成されている。
【0012】有利には減衰機構の入力部材と緩衝装置の
入力部材との間の固定個所並びに緩衝装置の出力部材と
入力部材との間のころがり軸受けは少なくともほぼ同じ
軸方向高さに設けられている。
【0013】駆動ディスクの構造及び機能のために有利
には、半径方向で外側から半径方向で内向きの順序でみ
て、成形部を備えた外側の軸方向範囲、環状の減衰質
量、蓄力器を有する回転弾性的な緩衝装置及び緩衝装置
の出力部材と入力部材との間に配置された軸受けが設け
られている。
【0014】この場合蓄力器は有利にはほぼシールされ
たケーシングの内部に収容されていて、このケーシング
は円環状の外側の区分を有しかつ少なくとも部分的に粘
性の媒体、例えばグリスによって充填されている。
【0015】この場合ケーシングはエンドレスな駆動部
材用の成形部を支持する緩衝装置の出力部材によって少
なくとも部分的に構成されている。
【0016】緩衝装置の出力部材は少なくとも部分的に
薄板成形部材によって形成でき、この薄板成形部材は半
径方向で外側でエンドレスな駆動部材用の成形部を有す
る軸方向の付加部を支持もしくは有していてかつ付加部
の一方の軸方向端部から出発して半径方向で内向きに、
蓄力器を受容及び案内するために外側の付加部によって
制限された構造スペース内で軸方向にのびる環状の湾曲
部を形成して、のびている。
【0017】湾曲部の半径方向で内側では薄板成形部材
は別のスリーブ状の付加部を有していて、この付加部は
内周面にころがり軸受けの外レース用の支承座を有して
いる。
【0018】蓄力器用の円環状の受容部もしくはケーシ
ングを形成するために、半径方向で外側の範囲を介して
第1のもしくは一方の薄板成形部材に結合される別の薄
板成形部材が設けられている。この別の薄板成形部材は
同様に蓄力器用の受容部を形成するために単数又は複数
の湾曲部を有している。
【0019】このような構成では有利には、少なくとも
1つの、有利には2つの薄板成形部材は押し込み変形部
を有していて、この押し込み変形部は環状もしくは円環
状の受容部の範囲で受容部内に収容される蓄力器の端部
範囲用の支持部を有している。
【0020】軸に結合される緩衝装置の入力部材は有利
には同様に負荷範囲を有していて、この負荷範囲は半径
方向にのびかつ周方向でみて隣接する蓄力器の端部範囲
の間に係合している。
【0021】緩衝装置の入力部材は軸方向にのびる範囲
を有していて、この範囲は一端で半径方向で内向きにの
びる固定範囲にかつ他端で半径方向で外向きにのびる、
蓄力器用の負荷範囲を有するフランジ範囲に移行してい
る。この場合負荷範囲は半径方向で蓄力器用の環状もし
くは円環状の受容部内に係合している。
【0022】緩衝装置の入力部材の軸方向範囲は有利に
はころがり軸受けの内レースを受容する。更にこの軸方
向範囲はコップ状に形成できかつ周方向に亘って、組立
中駆動ディスクを軸上に回動不能に保持する組立工具用
の成形部を有している。
【0023】緩衝装置の入力部材の内側もしくは中央の
コップ状の凹所は有利にはカバーキャップによって閉鎖
される。このカバーキャップは緩衝装置の出力部材によ
って支持されている。有利にはカバーキャップは適当な
軸に駆動ディスクを取り付けた後で緩衝装置の入力部材
に取り付けられる。
【0024】
【実施例】第1図及び第2図で図示のベルト車は結合部
材2を介して、内燃機関のクランク軸のような駆動され
る軸に回動不能に結合されている。
【0025】ベルト車1は回転弾性的な緩衝装置5を介
して連結されている緩衝出力部材4及び緩衝入力部材3
を有している。緩衝出力部材4は2つの薄板成形部材
6,7から形成され、この薄板成形部材は互いに不動に
結合されていてかつコイル圧縮ばねとしての緩衝装置5
蓄力器9用の受容部として働く円環状の切欠きである
室8を形成している。
【0026】薄板成形部材7は半径方向で外側で軸方向
にのびる範囲10を有していて、この範囲にはエンドレ
スな駆動ベルト用の成形部11が設けられている。
【0027】薄板成形部材7は一方の端部で半径方向範
囲12に移行していて、この半径方向範囲は半径方向で
内側で蓄力器9を取り囲むシェル状の範囲13に接続さ
れていて、この範囲は、蓄力器9が挿入される環状の湾
曲部14を形成している。
【0028】シェル状の範囲13は外側の軸方向範囲1
0によって制限された軸方向の構造スペース内にのびて
いてかつ半径方向で内側で、湾曲部14から離反しての
びる軸方向の付加部15を有している。
【0029】軸方向の付加部15は内側でころがり軸受
け16を受容していて、このころがり軸受けを介してベ
ルト車1の緩衝入力部材3及び緩衝出力部材4が回動可
能に支承されている。
【0030】薄板成形部材6は薄板成形部材7の半径方
向範囲12に外側の縁部範囲17を介して、つまり周方
向全体に亘ってのびる溶接結合部18を介して固定され
ている。
【0031】溶接結合部18はレーザー溶接によって製
作される。半径方向で更に内側では薄板成形部材6は湾
曲した範囲19を有していて、この範囲は蓄力器9を半
径方向で覆いかつ薄板成形部材7のシェル状の範囲13
と共に蓄力器9用の受容部として働く円環状の室8を形
成している。
【0032】室8は少なくとも部分的にペースト状の媒
体、例えばグリスによって充填されている。
【0033】駆動ディスク1の緩衝入力部材3は軸方向
にのびる軸方向範囲20を有していて、この範囲は軸方
向で外側の薄板成形部材6に面した端部で、半径方向で
外向きにのびるフランジ範囲に移行している。軸方向の
他方の端部では軸方向範囲20は半径方向で内向きの環
状のフランジ範囲22に接続されている。
【0034】緩衝入力部材3の外側の半径方向範囲21
はコイル圧縮ばね9を支持もしくは負荷するために張り
出し部23を形成している。内側の半径方向範囲22は
減衰機構25の減衰入力部材24に結合されている。
【0035】このような結合は例えば第1図の下側半部
で図示されているようにリベット結合によって及び/又
は第1図の上側半分で図示されているようにねじ結合に
よって行われる。
【0036】軸方向範囲20の外周面にはころがり軸受
け25の内レース26が受容されている。この場合ころ
がり軸受け16は減衰機構25の減衰入力部材24に面
した端部範囲20aに受容されているので、ころがり軸
受けは軸方向範囲20の段部20bと減衰入力部材24
との間で軸方向で確保される。
【0037】蓄力器9の端部範囲を負荷するために両薄
板部材6,7は、2つの隣接する蓄力器9の端部範囲の
間でのびるポケット26,27としての軸方向の押し込
み変形部を有している。
【0038】減衰機構の減衰入力部材24はコップ状に
もしくはディスク状に構成されていてかつ外側で緩衝体
28を間挿して減衰質量29を支持している。緩衝体2
8は、減衰機構の減衰入力部材24と減衰質量29との
間に設けられたエラストマー製のリングから成るねじり
振動緩衝体によって構成されている。
【0039】減衰質量29はベルト車1の外側の軸方向
の付加部10の軸方向の延び範囲でしかも直接わずかな
空隙30を形成して付加部に隣接するように設けられて
いる。
【0040】コップ状の減衰機構の減衰入力部材24
ベルト車1を駆動するかもしくはベルト車1によって駆
動されるユニットの軸に対して、減衰機構25のコップ
状もしくはディスク状の凹所31が軸方向で駆動される
もしくは駆動するユニットから離反する方向に開かれて
いるように、配置されている。
【0041】緩衝装置の緩衝入力部材3の半径方向範囲
22はコップ状の凹所31の底部に固定されている。減
衰機構の減衰入力部材24は半径方向で内側でボス32
を有していて、このボスは軸に減衰機構25もしくはベ
ルト車を駆動結合するのに用いられる。
【0042】薄板成形部材7は横断面でみてC字形もし
くはU字形に構成されている。薄板成形部材7によって
形成された環状室33内には減衰質量29並びに減衰機
構の減衰入力部材24の軸方向にのびる縁部34が受容
されている。
【0043】減衰機構25及びベルト車1を軸方向で互
いに係合させることによって緩衝ユニットのスペースの
節減された構造が得られる。
【0044】ころがり軸受け16及び振動緩衝装置5は
ディスク状の凹所31内に受容されている。この場合こ
ろがり軸受け16は、少なくともほぼ緩衝装置5の緩衝
入力部材3と減衰機構25との間の固定個所35の軸方
向高さに配置されている。固定個所は図示の実施例では
半径方向でころがり軸受け16の内側に設けられてい
る。
【0045】ころがり軸受け16は軸方向でみて振動緩
衝装置5もしくは蓄力器9に隣接して配置されていて、
この場合蓄力器はほぼ半径方向でころがり軸受け16の
外側に設けられている。
【0046】緩衝装置5の緩衝入力部材3の軸方向範囲
20及び内側の半径方向範囲22は、固定ねじ38のヘ
ッド37を収容するコップ状の凹所36を形成もしくは
制限している。特に第2図から明らかなように、軸方向
範囲20は組立工具用の半径方向の押し込み変形部39
としての成形部を有している。
【0047】固定ねじ38を締め付けた場合押し込み変
形部39を介してベルト車1の回動が阻止される。
【0048】更に軸方向範囲20は半径方向で内側で
環状の室8を制限するのに用いられる。半径方向で内側
で室8を閉鎖することは、薄板成形部材6の半径方向で
内側の範囲とフランジ範囲21との間に比較的小さな軸
方向ギャップ40が設けられることによって保証され
る。
【0049】コップ状の凹所36はカバーキャップ41
によって閉鎖される。カバーキャップ41は緩衝装置5
緩衝出力部材4によって支持されている。このために
軸方向で外側の薄板成形部材6は、カバーキャップ41
が固定される自由な縁部範囲6aが設けられるように半
径方向で内向きに突出している。
【0050】実施例ではカバーキャップ41は変形可能
な材料、例えばプラスチックから製作されている。
【0051】カバーキャップの外周面には半径方向で外
向きに開放されたU字形の範囲41aが成形されてい
て、この範囲は薄板成形部材6の縁部範囲6aをクラン
プのように取り囲む。
【0052】カバーキャップ41はベルト車と減衰機構
25とから成るユニットを駆動されるもしくは駆動する
ユニットに取り付けた後で取り付けられる。カバーキャ
ップ41によって、ほこりがコップ状の凹所36内にも
しくはギャップ40を介して粘性の媒体によって少なく
とも部分的に充填された円環状の室8内に達することが
回避される。
【0053】更にコップ状の凹所36の閉鎖によって内
燃機関にユニットを固定する際の騒音放射が減少される
ようになる。
【0054】ベルト車と減衰機構25とから成るユニッ
トの熱的な負荷を減少させるために減衰機構の減衰入力
部材24の底部範囲に軸方向の切欠き42が設けられて
いる。この切欠き42は周方向で縦長に形成できかつ周
方向に亘って均一に分配されている。切欠き42は減衰
機構の緩衝体28の半径方向で内側に設けられている。
【0055】半径方向で室8の外側もしくは両薄板成形
部材6,7の間に設けられる溶接結合部18としての閉
鎖部の外側には同様に軸方向の切欠き43が設けられて
いる。この軸方向の切欠きは、このような切欠き43を
図示した第2図から明らかなように、周方向で縦長に形
成されている。
【0056】第2図では1つのこのような冷却用の切欠
き43のみが図示されている。しかしながら有利には多
数のこのよう切欠き43を、例えば4〜16個の間の個
数で周方向に亘って有利には均一に分配できる。
【0057】回転する装置の場合冷却空気は減衰機構2
5の外面から有利にはファンのように作用する切欠き4
2内に導入される。この場合この冷却空気はコップ状の
範囲34と緩衝装置5もしくは薄板成形部材7のシェル
状の範囲13との間を案内されかつ切欠き43及びスリ
ット30を介して半径方向で外向きに流出する。
【0058】このような換気によって特にエラストマー
から成る緩衝体28の過熱が回避される。
【0059】適当な空気冷却形式は第3図による実施例
の場合にも使用される。
【0060】第3図で図示のユニットは第1図及び第2
図で図示のユニットとは、ころがり軸受け116及びベ
ルト車101の振動緩衝装置105を受容する減衰機構
減衰入力部材124のコップ状もしくはディスク状の
凹所131が軸方向で駆動されるもしくは駆動するユニ
ットの方向で開放されていることが異なっている。
【0061】つまり振動緩衝装置105は軸方向で駆動
されるもしくは駆動するユニットとコップ状に形成され
た減衰機構125の減衰入力部材124との間に位置し
ている。
【0062】環状の凹所131の半径方向で内側では減
衰機構125の減衰入力部材124は中央の軸方向の凹
所150を有していて、この凹所は軸方向で逆向きに開
放されている。
【0063】外側の減衰質量129はほぼ同様に半径方
向で、成形部111を備えた軸方向の延び範囲110内
部に設けられている。
【0064】ころがり軸受け116は、緩衝装置の緩衝
出力部材114と減衰機構125の減衰入力部材124
との間に配置されている。緩衝装置の緩衝入力部材10
は、第1図及び第2図による緩衝入力部材3と減衰機
構25とに関連して記述したのと類似の形式で、固定部
材を介して減衰機構125の減衰入力部材124に結合
されている。
【0065】緩衝装置の緩衝入力部材103の半径方向
で内側の範囲は減衰機構125の減衰入力部材124
ボス132上に定心されている。
【0066】蓄力器109は、第1図及び第2図に関連
して記述したのと類似の形式で、室108内に収容され
ている。
【0067】第3図の実施例ではころがり軸受け116
は少なくともほぼ回転弾性的な緩衝装置105と同じ軸
方向高さに配置されている。
【0068】ベルト車101の減衰出力部材104は同
様に2つの薄板成形部材106,107によって形成さ
れているが、この場合成形部111を備えた薄板成形部
材107はほぼ外側の軸方向の付加部110から半径方
向で内向きにのびる、蓄力器109用の負荷範囲127
を備えたフランジ範囲112を有している。
【0069】第2の薄板成形部材106は軸方向で半径
方向範囲112の方向にC字形もしくはU字形に形成さ
れていて、この場合外側の軸方向範囲106aは蓄力器
109を案内しかつ半径方向で支持するのに用いられか
つ内側の軸方向にのびる範囲106bは減衰機構の減衰
入力部材124上にころがり軸受けを支承するのに用い
られる。
【0070】緩衝入力部材103と薄板成形部材107
の半径方向で内側の範囲との間には軸方向で締め付け固
定された皿ばねもしくはダイヤフラム151としてのシ
ールが設けられている。
【0071】薄板成形部材106はほぼ減衰機構の減衰
入力部材124の環状の凹所131内に収容されてい
る。
【0072】本発明に関連して適用される別の有利な実
施例に関しては、本発明の内容と合致する西ドイツ国出
願P4126209.3号明細書参照。この内容に関し
ては蓄力器9,109の設計、寸法決め及び配置形式が
該当する。
【0073】本発明は図示の実施例に限定されるもので
はなく、特に、本発明の種々の実施例に関連して及び/
又は西ドイツ国出願P4126209.3号明細書に関
連して記載された個々の特徴もしくは構成部材を組み合
わせることによって得られる変化実施例も含む。
【0074】更に図示の実施例で記載の特徴もしくは機
能形式自体が個々に独立の発明を成すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】減衰機構を有するベルト車の断面図。
【図2】第1図矢印IIの方向でみた図。
【図3】本発明によるベルト車の別の断面図。
【符号の説明】
1,101 ベルト車3,103 緩衝入力部材 24,124 減衰入力部材 4,114 緩衝出力部材 104 減衰出力部材 5,105 緩衝装置 6,7,106,107 薄板成形部材 8 9,109 蓄力器 10,20 軸方向範囲 11,111 成形部 12,21,22,112 半径方向範囲 13,19,41a 範囲 14 湾曲部 15 付加部 16,116 ころがり軸受け 23 張り出し部 25,125 減衰機構 26 内レース 28 緩衝体 29,129 減衰質量 31,36,131 凹所 35 固定個所 41 カバーキャップ
フロントページの続き (72)発明者 シュテファン ファルトヴィース ドイツ連邦共和国 オッタースヴァイア ー ブルーメンシュトラーセ 4 (56)参考文献 実開 昭63−11948(JP,U) 実開 平1−132854(JP,U) 実開 昭52−30545(JP,U) 実開 昭64−53668(JP,U) 実開 昭59−32138(JP,U) 実開 昭59−81836(JP,U) 実開 昭62−69647(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/12 - 15/139

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト駆動装置又はチェーン駆動装置用
    の駆動ディスクであって、駆動ディスクが内燃機関の駆
    動軸のような軸上に固定されていてかつ入力部材並びに
    入力部材に対して相対的に回動可能な出力部材を有して
    いて、これら部材が周方向で圧縮可能な蓄力器を有する
    緩衝装置を介して回転連結されていてかつ軸受けを介し
    て互いに相対的に回動可能に支承されていて、更に、緩
    衝体を介して駆動ディスクと同じ軸に結合可能な、減衰
    質量を有する振動減衰機構が設けられている形式のもの
    において、駆動ディスクがベルト又はチェーンのような
    エンドレスな駆動部材用の成形部を備えた、半径方向で
    外側の軸方向にのびる範囲を有していて、この範囲の半
    径方向で内側に減衰質量及び緩衝装置が配置されてい
    て、この場合外側の軸方向範囲、振動減衰機構及び緩衝
    装置が軸方向で互いに内外にはめ込まれるようになって
    いること特徴とする、駆動ディスク。
  2. 【請求項2】 減衰質量及び緩衝装置が少なくともほぼ
    外側の軸方向範囲の軸方向の延び範囲内に配置されてい
    る、請求項1記載の駆動ディスク。
  3. 【請求項3】 環状の減衰質量が直接外側の軸方向範囲
    に隣接してこの範囲の半径方向で内側に設けられてい
    る、請求項1又は2記載の駆動ディスク。
  4. 【請求項4】 環状の減衰質量の半径方向で内側に設け
    られる減衰機構の入力部材がコップ状に構成されていて
    かつ緩衝装置が少なくともほぼ軸方向で減衰機構の入力
    部材によって形成された自由スペース内に収容されてい
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載の駆動ディ
    スク。
  5. 【請求項5】 減衰機構の入力部材が軸によって駆動可
    能でかつ緩衝装置の入力部材を支持している、請求項1
    から4までのいずれか1項記載の駆動ディスク。
  6. 【請求項6】 駆動ディスクと減衰機構の入力部材との
    間の固定個所が駆動ディスクの緩衝出力部材と緩衝入力
    部材との間の支承部の半径方向で内側に設けられてい
    る、請求項1から5までのいずれか1項記載の駆動ディ
    スク。
  7. 【請求項7】 減衰機構の入力部材のコップ状の凹所
    が、減衰機構の入力部材が固定される軸端に向けて開か
    れている、請求項4から6までのいずれか1項記載の駆
    動ディスク。
  8. 【請求項8】 減衰機構の入力部材と緩衝装置の入力部
    材との間の固定個所並びに緩衝装置の出力部材と入力部
    材との間のころがり軸受けが少なくともほぼ同じ軸方向
    高さに設けられている、請求項1から7までのいずれか
    1項記載の駆動ディスク。
  9. 【請求項9】 半径方向で外側から半径方向で内向きの
    順序でみて、成形部を備えた外側の軸方向範囲、環状の
    減衰質量、蓄力器を有する緩衝装置及び緩衝装置の出力
    部材と入力部材との間に配置された軸受けが設けられて
    いる、請求項1から8までのいずれか1項記載の駆動デ
    ィスク。
  10. 【請求項10】 蓄力器がほぼシールされたケーシング
    の内部に収容されていて、このケーシングが少なくとも
    部分的に粘性の媒体、例えばグリスによって充填されて
    いる、請求項1から9までのいずれか1項記載の駆動デ
    ィスク。
  11. 【請求項11】 ケーシングがエンドレスな駆動部材用
    の成形部を支持する緩衝装置の出力部材によって少なく
    とも部分的に構成されている、請求項10記載の駆動デ
    ィスク。
  12. 【請求項12】 緩衝装置の出力部材が薄板成形部材を
    有していて、この薄板成形部材が半径方向で外側でエン
    ドレスな駆動部材用の成形部を備えた軸方向の付加部を
    有していてかつ付加部の一方の軸方向端部から出発して
    半径方向で内向きに、蓄力器を受容及び案内するために
    付加部内で軸方向にのびる環状の湾曲部を形成して、の
    びていて、この場合薄板成形部材が湾曲部の半径方向で
    内側で別のスリーブ状の付加部を形成していて、この付
    加部が内周面にころがり軸受けの外レース用の支承座を
    形成している、請求項1から11までのいずれか1項記
    載の駆動ディスク。
  13. 【請求項13】 別の薄板成形部材が設けられていて、
    この薄板成形部材が半径方向で外側で一方の薄板成形部
    材に結合されていて、かつ、蓄力器用の円環状の受容部
    を形成するために一方の薄板成形部材の湾曲部を軸方向
    で被っている、請求項12記載の駆動ディスク。
  14. 【請求項14】 両薄板成形部材が押し込み変形部を有
    していて、この押し込み変形部が円環状の受容部の範囲
    で蓄力器の端部範囲用の支持部を有している、請求項1
    3記載の駆動ディスク。
  15. 【請求項15】 軸に結合される緩衝装置の入力部材が
    半径方向の負荷範囲を有していて、この負荷範囲が周方
    向でみて蓄力器の間に係合している、請求項1から14
    までのいずれか1項記載の駆動ディスク。
  16. 【請求項16】 緩衝装置の入力部材が軸方向範囲を有
    していて、この範囲が一端で半径方向で内向きにのびる
    固定フランジにかつ他端で半径方向で外向きにのびる、
    蓄力器用の負荷範囲を有するフランジ範囲に移行してい
    る、請求項1から15までのいずれか1項記載の駆動デ
    ィスク。
  17. 【請求項17】 入力部材の軸方向範囲がころがり軸受
    けの内レースを受容している、請求項16記載の駆動デ
    ィスク。
  18. 【請求項18】 入力部材の軸方向範囲がコップ状に形
    成されていてかつ周方向に亘ってみて、組立工具用の成
    形部を有している、請求項16又は17項記載の駆動デ
    ィスク。
  19. 【請求項19】 緩衝装置の入力部材のコップ状の凹所
    がカバーキャップによって閉鎖されている、請求項16
    から18までのいずれか1項記載の駆動ディスク。
  20. 【請求項20】 カバーキャップが緩衝装置の出力部材
    によって支持されている、請求項19記載の駆動ディス
    ク。
  21. 【請求項21】 ケーシングがカバーキャップによって
    閉鎖されていて、このカバーキャップが、適当な軸に駆
    動ディスクを取り付けた後で、緩衝装置の入力部材に取
    り付可能である、請求項10から20までのいずれか1
    項記載の駆動ディスク。
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