JP3446871B2 - 電子部品装着装置における部品供給装置 - Google Patents

電子部品装着装置における部品供給装置

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JP3446871B2
JP3446871B2 JP17642697A JP17642697A JP3446871B2 JP 3446871 B2 JP3446871 B2 JP 3446871B2 JP 17642697 A JP17642697 A JP 17642697A JP 17642697 A JP17642697 A JP 17642697A JP 3446871 B2 JP3446871 B2 JP 3446871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品をパレッ
トを介して供給する多機能型の電子部品装着装置におけ
る部品供給装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の部品供給装置として、多
数の電子部品をトレイの上に整列配置し、更にこのトレ
イを1個または複数個、パレットに搭載し、このパレッ
トを装置本体側のピックアップ位置に臨ませることで、
電子部品を装置本体に直接的に或いは間接的(特開平3
−257896号公報)に供給するものが、知られてい
る。このような部品供給装置は、主に多リード部品など
の比較的大きい電子部品を供給するものであり、トレイ
を搭載したパレットを複数枚ストックすると共に所望の
パレットを引出し経路のレベルに合わせるように昇降さ
せるエレベータ機構と、パレットを引出し経路に沿って
エレベータ機構からピックアップ位置まで引き出すパレ
ット導入機構とを備えている。 【0003】パレット導入機構は、パレットの前縁部に
上側から回動してこれを係止する係止アーム、および係
止アームをパレットに対して係脱動作させるソレノイド
とを備えた係止アームユニットと、係止アームユニット
を、モータを駆動源として引出し経路に沿って進退させ
る移動装置とを備えている。エレベータ機構からパレッ
トを引き出す動作は、先ず移動装置を駆動して係止アー
ムおよびソレノイドを前進させ、係止アームがパレット
に達したところでこれを停止させ、次にソレノイドを励
磁(または消磁)して係止アームを回動させてパレット
を係止する。そしてこの状態で係止アームおよびソレノ
イドを後退させて、パレットをピックアップ位置まで引
き出すようにしている。また、使用済みのパレットをエ
レベータ機構に戻す場合には、全く逆の手順となる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の部品
供給装置では、そのパレット導入機構に、移動装置のモ
ータと、係止アームユニットのソレノイドとの2つのア
クチュエータ(駆動源)が必要となり、構造が複雑にな
る問題があった。また、このモータとソレノイドとは、
相互に連動して駆動するため、制御が複雑になる問題が
あった。 【0005】本発明は、パレットのピックアップ位置へ
の導入を、簡単な構造で且つ簡単な制御で行うことがで
きる電子部品装着装置における部品供給装置を提供する
ことをその目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の他の部品供給装
置は、トレイを介して多数の電子部品を搭載したパレッ
トを収容したパレット収容手段と、前進してパレット収
容手段内のパレットを係止し、後退してパレットをパレ
ット収容手段から電子部品のピックアップ位置まで引き
出すパレット導入手段とを備えた電子部品装着装置にお
ける部品供給装置において、パレット導入手段は、パレ
ットに対し係脱自在に構成された係止アームと、係止ア
ームを係脱動作させるアーム作動機構と、係止アームお
よびアーム作動機構を引出し方向に進退させる駆動手段
とを備え、アーム作動機構は、係止アームを係脱自在に
支持するアーム支持ブロックと、アーム支持ブロックを
引出し方向に進退自在に支持すると共に駆動手段により
進退される機構本体と、前進する係止アームがパレット
の係止位置に達した状態で、機構本体のオーバーランを
許容すると共にアーム支持ブロックの前進を停止させる
ストッパと、機構本体に固定され、機構本体のオーバー
ラン部分における進退に伴って係止アームを係脱動作さ
せる作動部材とを有していることを特徴とする。 【0007】この構成によれば、駆動手段により、係止
アームおよびアーム作動機構がパレット収容手段に向か
って前進してゆくと、ストッパによりアーム支持ブロッ
クの前進が阻止され、機構本体のみがオーバーランする
ように前進する。このとき、機構本体と共に前進する作
動部材が、係止位置に停止している係止アームに係止解
除動作させる。ここで係止アームに使用済みのパレット
が係止されている場合には、この動作でパレットをパレ
ット収容手段に戻すことなる。次に、後退動作に移る
と、機構本体の後退に伴って、作動部材が係止位置に停
止している係止アームに係止動作させる。さらに機構本
体が後退を続行すると係止アームも後退を開始し、パレ
ットを引き出してくる。すなわち、パレットを引き出す
(進退させる)ための駆動手段を利用して、係止アーム
に係脱動作を行わせることができる。したがって、係止
アームを係脱動作させるための動力源を省略することが
できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る部品供給装置を搭載した電子部品
装着装置について説明する。この電子部品装着装置は、
いわゆる多機能チップマウンタであり、チップコンデン
サやチップ抵抗などの表面実装部品、およびフラットパ
ックICなどの多リード部品などの各種の電子部品を実
装可能に構成されている。図1は電子部品装着装置の平
面図であり、同図に示すように、この電子部品装着装置
1は、供給された電子部品を基板に装着する装置本体2
と、装置本体2に表面実装部品などの小さな電子部品を
供給する第1部品供給装置3と、装着装置本体2に多リ
ード部品などの大きな電子部品を供給する第2部品供給
装置4とを備えている。 【0009】装置本体2は、機台5と、機台5の中央部
にセットテーブル7を有する基板搬送機構6と、2つの
装着ヘッド9と基板認識カメラ10とを搭載したヘッド
ユニット8と、ヘッドユニット8をXY方向に移動させ
るXYステージ11とを備えている。XYステージ11
の作動により、装着ヘッド9が第1部品供給装置3また
は第2部品供給装置4に臨んで電子部品をピックアップ
し、この電子部品を更にセットテーブル7上にセットし
た基板に装着する。この動作を繰り返して基板への電子
部品の装着が完了すると、基板は基板搬送機構6によ
り、その搬送路12上を先方に送り出され、これに代わ
って新たな基板がセットテーブル7に導入される。 【0010】第1部品供給装置3は、カセット形式のテ
ープフィーダ13を多数、横並びに配設したものであ
り、部品供給側の先端部が搬送路12に平行な機台5の
一の辺に臨むように、すなわち装着ヘッド9のピックア
ップ位置に臨むように配設されている。各テープフィー
ダ13には、キャリアテープ(図示では省略)に装填さ
れた状態で電子部品が収容され、電子部品はテープフィ
ーダ13の先端から1つずつ供給される。 【0011】第2部品供給装置4は、第1部品供給装置
3が臨む機台5の1の辺に直角に交わる他の1の辺に配
設されている。第2部品供給装置4では、多数個の電子
部品をトレイTの上に整列配置し、更にこのトレイTを
1個または複数個、パレットPに搭載し、このパレット
Pを第1部品供給装置3とセットテーブル7との間のピ
ックアップ位置に臨ませることで、電子部品を装着装置
本体2に供給する。 【0012】一方、各装着ヘッド9の下端部には、電子
部品を吸着する吸着ノズル14が着脱自在に装着されて
いる。吸着ノズル14には複数種のものが用意されてお
り、電子部品の平面形状や重量などに対応して、適宜交
換できるようになっている。この場合、交換のための吸
着ノズル14は、機台5の上面に配設したノズルストッ
カ15に収容されている。ノズルストッカ15には、使
用する複数種の吸着ノズル14が横並びにセットされて
いる。 【0013】また、ノズルストッカ15の近傍には、吸
着ノズル14に吸着した電子部品の位置認識を行う部品
認識カメラ16が配設されている。吸着ノズル14に吸
着した電子部品は基板への装着に先立ち、この部品認識
カメラ16により、吸着ノズル14の軸心に対するX方
向、Y方向およびθ方向(水平面内における回転角)の
位置ずれ量が検出される。そして、この検出結果に基づ
いて、吸着ノズル14の回転によりθ方向の位置ずれが
補正され、XYステージ11によりX方向およびY方向
の位置ずれが補正される。 【0014】次に、図1および図2を参照して、第2部
品供給装置4について詳細に説明する。第2部品供給装
置4は、多数のパレットPをストックすると共に、パレ
ットPを所定のレベル位置まで鉛直方向に搬送するエレ
ベータ機構(パレット収容手段)21と、パレットPを
エレベータ機構21から装着装置本体2のピックアップ
位置まで水平方向に搬送するパレット導入機構(パレッ
ト導入手段)22とで構成されている。 【0015】エレベータ機構21は、多数のパレットP
を上下方向に多数収容するパレットストッカ31と、こ
のパレットストッカ31を介して各パレットPを昇降せ
る昇降機構32とで構成されている。パレットストッカ
31は、内部にパレットPを載置する棚部材33を上下
方向に多数段配設して、構成されている。パレットスト
ッカ31の図示右側は広く開口されており、この部分か
らパレットPが装置本体2側に引き出される。 【0016】昇降機構32は、パレットストッカ31を
保持する図外のフレームと、フレームの一部に螺合して
これを昇降させるボールねじ34と、ボールねじ34の
両側に配設されフレームの昇降動を案内する左右一対の
ガイドレール35,35と、ボールねじ34の基端に連
結されこれを回転させる昇降モータ36とで構成されて
いる。昇降モータ36を介してボールねじ34が正逆回
転することにより、フレームがガイドレール35,35
に案内されて昇降する。フレームが昇降すると、これに
保持したパレットストッカ31が、パレットPを収容し
た状態で昇降する。 【0017】このように構成されたエレベータ機構21
は、その昇降機構32の昇降モータ36がコントローラ
23に接続されており、コントローラ23により、その
昇降動作が制御される。そして、昇降動作では、パレッ
トストッカ31の所望の2つの棚部材33のレベル位置
と、後述するパレット導入機構22の上下2つの引出し
経路41a,41bのレベル位置とを合致させる。もっ
とも、各棚部材33の配設間隔は、2つの引出し通路4
1a,41bの配設間隔とほぼ同一になるように、設定
されている。 【0018】一方、パレット導入機構22は、2つの引
出し経路41a,41bに合致させてエレベータ機構2
1に待機させたパレットPを、それぞれの引出し経路4
1a,41bに沿って選択的に引き出してピックアップ
位置に導入するものである。このパレット導入機構22
は、エレベータ機構21に臨んでパレットPを係止する
係止アームユニット42と、係止アームユニット42を
引出し経路41a,41bに沿って進退させる駆動機構
43とで構成されている。そして、この駆動機構43も
上記のコントローラ23に接続され、エレベータ機構2
1と連動するようになっている。 【0019】ここで、係止アームユニット42および駆
動機構43を説明する前に、図3を参照して、上記の2
つの引出し経路41a,41bの使い分けについて、簡
単に説明する。同図に示すように、2つの引出し経路4
1a,41bは、上側の引出し経路41aが「レベル
1」の位置に、下側の引出し経路41bが「レベル2」
の位置に配設されており、またエレベータ機構21は、
パレットPを適宜、「レベル1」または「レベル2」の
位置に臨ませる。そして、パレットP上において、その
丈が低い薄型トレイTaをセットしたパレットPは「レ
ベル1」から供給され、その丈が高い厚型トレイTbを
セットしたパレットPは「レベル2」から供給される。 【0020】このように、丈の低いトレイTaを「レベ
ル1」に導入し、丈の高いトレイTbを「レベル2」に
導入するようにしているので、ピックアップ位置におけ
るトレイTの頂面のレベルは、トレイTの高低の影響を
受けず、そのレベル差dは小さくなる。このため、トレ
イTの高低に関係なく、ピックアップ位置に導入したト
レイTのうち最も頂面のレベルの高いものに合わせて、
装着ヘッド9の移動基準レベルを設定すればよい。すな
わち、ピックアップ動作における装着ヘッド9の下降
(上昇)ストロークは、最小限のものになる。なお、こ
の場合、「レベル1」にするか「レベル2」にするかの
判断は、図外の高さ検出センサ、或いはコントローラ2
3に予め入力されているデータの処理により行われる。 【0021】図4および図5に示すように、係止アーム
ユニット42は、一対のアーム片52,52で構成され
た係止アーム51と、一対のアーム片52,52をそれ
ぞれ回動自在に支持するアーム支持ブロック53と、ア
ーム支持ブロック53を引出し方向に進退自在に支持す
るユニット本体54とで構成されている。両アーム片5
2,52は、それぞれ略「L」字状に形成されると共に
線対称に配設されており、水平面内において、その屈曲
部分を中心に相互に逆方向に回動する。また、各アーム
片52の尾端部には、円形突起55が突設されており、
この円形突起55に後述するユニット本体54の作動部
材65が当接して、アーム片52を回動させるようにな
っている。さらに、図示では模式的に示しているが、両
アーム52,52片間には圧縮ばね56が掛け渡され、
両アーム片52,52を開脚方向、すなわち係止方向に
付勢している。各アーム片52の回動軸57は、アーム
支持ブロック53を鉛直方向に貫通しており、その下端
部には、アーム支持ブロック53の一部に当接して、各
アーム片52の開脚方向の回動端位置を規制する規制円
板58が取り付けられている。 【0022】また、各アーム片52の先端部には、上側
に突設したピン状の第1係止部59と、下側に突設した
ピン状の第2係止部60とが、それぞれ取り付けられて
いる。この第1係止部59と第2係止部60とは、水平
面内において、回動方向にわずかに位置ずれして配設さ
れており、パレットPの係止受け部Paに対して第1係
止部59が第2係止部60に優先して係止されるように
なっている。具体的には、各アーム片52は、上記の
「レベル1」および「レベル2」に待機しているパレッ
トPの間隙に臨むように配設され、第1係止部59は
「レベル1」待機するパレットPを係止し、第2係止部
60は「レベル2」待機するパレットPを係止する。 【0023】したがって、「レベル1」および「レベル
2」にそれぞれパレットPが待機している状態で、両ア
ーム片52,52が係止動作(開脚動作)すると、第1
係止部59は「レベル1」のパレットPを係止するが、
第2係止部60は「レベル2」のパレットPを係止する
ことができず、係止解除状態を維持する。もちろん、
「レベル1」にのみパレットPが待機している状態で
も、同様である。また、「レベル2」にのみパレットP
が待機している状態では、第2係止部60は「レベル
2」のパレットPを係止する(図6参照)。すなわち、
この係止アーム51は、上側(「レベル1」)のパレッ
トPを優先して引き出すべく、これを係止する。 【0024】このように、上側の第1係止部59と下側
の第2係止部60とを、回動方向に位置ずれして設けて
いるため、単一の係止アーム51により、上側のパレッ
トPを優先として、上下のパレットPを選択的に係止す
ることができる。すなわち、簡単な構造でかつ機械的
に、上側のパレットPを優先して、引き出すことができ
る。 【0025】一方、各パレットPの係止受け部Paは、
パレットPの水平縁部Pbを「C」字状に切り欠いて形
成されている。この係止受け部Paに対して両アーム片
52,52は、係止受け部Pa内に臨んだ状態で、係止
および係止解除動作する。したがって、係止アーム51
が係止解除状態にあるときには、これを後退させなくて
も、各パレットPを上下方向に移動させることができ
る。例えば、使用済みのパレットPをエレベータ機構2
1に戻して係止解除した後、新たなパレットPをこれに
臨ませれば、瞬時にこのパレットPを係止することがで
きる。 【0026】係止アーム51を支持するアーム支持ブロ
ック53は、下部に形成したスライド部61で、後述す
るユニット本体54のレール部63に進退自在に係合し
ている。また、アーム支持ブロック53には、係止アー
ム51が係止位置まで前進したときに、左右一対のスト
ッパ44,44が突き当たるようになっている。 【0027】ユニット本体54は、中間のベース62
と、ベース62上に突設したレール部63と、ベース6
2の下側に取り付けたスライダ64とで構成されてい
る。スライダ64は、後述する駆動機構43のセンター
レール71に係合しており、ユニット本体54は、この
センターレール71に案内されてパレットPの引出し方
向に進退される。また、ベース62の上面には、左右一
対の作動部材65,65が固定されており、この一対の
作動部材65,65が上記一対のアーム片(円形突起5
5)52,52にそれぞれ当接することで、上記の圧縮
ばね56に抗しての係止アーム51が係止解除動作す
る。 【0028】ここで、図6を参照して、係止アームユニ
ット42の一連の係止および係止解除動作について説明
する。駆動機構43により、使用済みのパレットPをエ
レベータ機構21に戻すべく、係止アームユニット42
がセンターレール71上を前進してくると、係止アーム
51が係止位置に達したところで、すなわちパレットP
がエレベータ機構21に収容されたところで、アーム支
持ブロック53がストッパPに突き当たる。しかし、ユ
ニット本体54はオーバーランするように更に前進す
る。すると、ユニット本体54の作動部材65がアーム
片52に突き当たりこれを押圧して行く。この作動部材
65の押圧により、係止アーム51が圧縮ばね56に抗
しての係止解除動作し、使用済みパレットPを開放する
(同図(b)参照)。 【0029】ここで、エレベータ機構21が駆動して、
新たなパレットPを係止アーム51に臨ませる。続い
て、オーバーランしたユニット本体54が後退を開始す
る。これにより、上記とは逆の手順で、作動部材65が
後退し、係止アーム51が圧縮ばね56により係止動作
する(同図(a)参照)。係止アーム51がパレットP
を係止すると、これとほぼ同時にユニット本体54のス
トッパ部分にアーム支持ブロック53のスライド部61
が突き当たって、アーム支持ブロック53はユニット本
体54と共に後退してゆく。このようにして、パレット
Pに対する係止アーム51の係脱が行われると共に、パ
レットPの交換が行われる。 【0030】このように、係止アーム51の係脱動作
を、駆動機構43を動力源として行うことができる。す
なわち、係止アーム51を係脱動作させる専用のアクチ
ュエータが不要となり、構造を単純化することができ、
且つコストを低減することができる。 【0031】次に、図7を参照して、駆動機構43につ
いて説明する。同図に示すように、駆動機構43は、係
止アームユニット42を進退自在に支持するセンターレ
ール71と、係止アームユニット42をセンターレール
71に沿って進退させる駆動モータ72と、駆動モータ
72の回転動力を係止アームユニット42に伝達するタ
イミングベルト73を備えている。タイミングベルト7
3は、パレットPの引出し方向に離間して配設した一対
の従動プーリ74,74と、駆動モータ72の主軸に取
り付けた駆動プーリ75と、この従動プーリ74および
駆動プーリ75間に配設した一対の中間プーリ76,7
6とに、掛け渡されている。また、タイミングベルト7
3には、係止アームユニット42のユニット本体54の
側部が固定されており、タイミングベルト73が正逆走
行することにより、係止アームユニット42が進退す
る。 【0032】駆動モータ72は、ステッピングモータで
構成されており、上記のコントローラ23により、その
駆動が制御されるようになっている。この場合、コント
ローラ23は駆動モータ72を制御し、係止アームユニ
ット42を定速で進退させるが、上記のオーバーラン部
分では係止アームユニット42の進退を減速させる。係
止アーム51の係止位置、およびユニット本体54がオ
ーバーランして最終的に停止する位置は、図外のセンサ
やスイッチで検出され、この検出信号を受けてコントロ
ーラ23は、駆動モータ72を減速させる。このため、
係止アーム51の係止および係止解除動作は極めてゆっ
くり行われる。なお、この減速は、段階的ななものでも
よいし、加速度的なものでもよい。また、係止動作のと
きのみ減速するようにしてもよい。 【0033】このような制御を行うことにより、係止ア
ーム51の係止動作の際に両アーム片52,52がパレ
ットPの係止受け部Paに当たるが、その衝撃は極めて
小さいものとなり、パレットPに搭載されている電子部
品が、トレイTの収容溝から飛び出すなどの不具合を生
ずることはない。また、両アーム片52,52自体、水
平方向からパレットPに当たるため、この点でも電子部
品の飛び出しを抑制することができる。さらに、両アー
ム片52,52の係止力は逆方向に作用し相殺されるた
め、パレットPがアーム片52により動かされることが
なく、この点でも電子部品の飛び出しを抑制することが
できる。 【0034】なお、上記の実施形態とは逆に、係止アー
ムを閉脚動作で係止動作させ、開脚動作で係止解除動作
させることも可能である。かかる場合には、パレットの
係止受け部は、水平縁部の中央に凸部分が形状されるよ
うに、左右に2箇所を「C」字状に切り欠くようにす
る。 【0035】 【発明の効果】以上のように本発明の部品供給装置によ
れば、係止アームの係脱動作を、係止アームを進退させ
る駆動手段で行うことができるため、係止アームの係脱
動作専用の動力源を省略することができ、装置構成およ
び制御を単純化することができると共に、装置コストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る部品供給装置を搭載
した電子部品装着装置の平面図である。 【図2】実施形態に係る第2部品供給装置の側面図であ
る。 【図3】「レベル1」および「レベル2」の使い分けを
説明する説明図である。 【図4】パレット導入機構の係止アームユニット廻りの
平面図である。 【図5】パレット導入機構の係止アームユニット廻りの
側面図である。 【図6】係止アームの係止および係止解除動作を説明す
る動作説明図である。 【図7】パレット導入機構の平面図である。 【符号の説明】 1 電子部品装着装置 2 装置本体 4 第2部品供給装置 9 装着ヘッド 21 エレベータ機構 22 パレット導入機構 23 コントローラ 41 引出し経路 42 係止アームユニット 43 駆動機構 44 ストッパ 51 係止アーム 53 アーム支持ブロック 54 ユニット本体 65 作動部材 72 駆動モータ T トレイ P パレット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 トレイを介して多数の電子部品を搭載し
    たパレットを収容したパレット収容手段と、 前進して当該パレット収容手段内のパレットを係止し、
    後退して当該パレットを当該パレット収容手段から電子
    部品のピックアップ位置まで引き出すパレット導入手段
    とを備えた電子部品装着装置における部品供給装置にお
    いて、 前記パレット導入手段は、パレットに対し係脱自在に構
    成された係止アームと、当該係止アームを係脱動作させ
    るアーム作動機構と、前記係止アームおよび前記アーム
    作動機構を引出し方向に進退させる駆動手段とを備え、 前記アーム作動機構は、前記係止アームを係脱自在に支
    持するアーム支持ブロックと、当該アーム支持ブロック
    を前記引出し方向に進退自在に支持すると共に前記駆動
    手段により進退される機構本体と、前進する前記係止ア
    ームがパレットの係止位置に達した状態で、前記機構本
    体のオーバーランを許容すると共に前記アーム支持ブロ
    ックの前進を停止させるストッパと、前記機構本体に固
    定され、前記機構本体のオーバーラン部分における進退
    に伴って当該係止アームを係脱動作させる作動部材とを
    有していることを特徴とする電子部品装着装置における
    部品供給装置。
JP17642697A 1997-06-05 1997-06-17 電子部品装着装置における部品供給装置 Expired - Fee Related JP3446871B2 (ja)

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