JP3446724B2 - 移動通信システムとその非音声回線の増減設方法 - Google Patents

移動通信システムとその非音声回線の増減設方法

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JP3446724B2
JP3446724B2 JP2000185325A JP2000185325A JP3446724B2 JP 3446724 B2 JP3446724 B2 JP 3446724B2 JP 2000185325 A JP2000185325 A JP 2000185325A JP 2000185325 A JP2000185325 A JP 2000185325A JP 3446724 B2 JP3446724 B2 JP 3446724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信システムと
その非音声回線の増減設方法に関し、特に移動局が通信
用チャネルを用いて行う音声通信及び非音声通信を基地
局及び基地局制御装置を介して行う移動通信システムと
その非音声回線の増設及び減設の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の移動通信システムについ
て図を参照して説明する。
【0003】図7は従来の移動通信システムの一例を示
すシステム構成図、図8は図7に示す従来例における接
続要求受信処理を説明するための説明図、図9は図8に
示す従来例における接続要求受信処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
【0004】図7において、この従来例における無線通
信システムは、特開平9−135202号の開示内容を
示して、PHSの基地局111、112、113が設置
されており、これらの基地局111、112、113
は、通信用チャネル制御サーバ100の配下にある。ま
たそれぞれの基地局111、112、113は各自の無
線ゾーンを有し、無線ゾーンの中において、複数の移動
局を配下に置いている。本実施の形態においては、各基
地局111、112、113の配下には、携帯電話機型
の移動局131、132や(以降、この携帯電話機型の
移動局を単に移動局と呼ぶ。)、この携帯電話機型の移
動局にカメラとディスプレイとを具備したテレビ電話型
の携帯電話機133が存在する。この音声−動画併用移
動局133は、携帯電話機の機能に加えて、動画の表示
及び動画データの送受信を行うことができる。即ち、カ
メラ133bから入力される映像信号をITU−T勧告
H.261に従って圧縮符号化し、符号化された映像信
号を動画データとして、アンテナを介して無線チャネル
で他局に伝送する。また他局から無線チャネルで伝送さ
れてくる動画データを受信して、動画データの伸張復号
を行い、アナログの映像信号に変換してディスプレイ1
33aに表示させる。この動画データの伝送用の無線チ
ャネルと、音声データの伝送用の無線チャネルとは、そ
れぞれ別のものが割り当られる。
【0005】次に図7〜図9を参照して、呼設定が音声
のみで、空きチャネルが無く、動画伝送用のコネクショ
ンが有る場合の従来例における呼設定の動作について説
明する。
【0006】配下の基地局111が音声の呼設定要求メ
ッセージを受信すると、チャネル管理部4の管理内容を
参照して、空きチャネルが2チャネル以上有るか否かを
判定する(ステップS1)。ここでは存在しないので、
受信した呼設定メッセージは、音声−動画の2つである
か否かを判定する(ステップS2)。音声のみなので、
空きチャネルが1チャネルか否かを判定する(ステップ
S4)。空きチャネルが無いので、音声−動画併用移動
局133によって2つのコネクションが形成されている
か否かを判定する(ステップS5)。形成されていれ
ば、音声−動画併用移動局133によって動画用のコネ
クションが形成されているチャネルを1つのみ抽出する
(ステップS6)その抽出したチャネル上のコネクショ
ンを切断を指示する(ステップS7)。
【0007】切断の指示後、制御部106は切断した移
動局の識別子を複数チャネル利用希望移動局記憶部5に
記憶し(ステップS8)、切断された通信用チャネルを
基地局11に通知する(ステップS9)。このステップ
S5〜S9の様子は図9に表されている。本図におい
て、スロット4の通信用チャネルが空きチャネルにな
り、ここで新たなコネクションを確立することが可能と
なる。この切断後、その通信用チャネルを基地局11に
通知する。
【0008】通知された基地局11は、その通信用チャ
ネルでコネクションを確立して、このコネクション上で
音声データを送受信する。その一方で制御部6はコネク
ションの情報を管理情報に反映する。具体的には、音声
−動画併用移動局33によってチャネル管理部4内に
は、音声、動画の2通りの管理情報が形成されていた
が、この動画側の管理情報は、コネクションが切断され
たため削除する。これに代えて、これまで動画用のコネ
クションが形成されていた通信用チャネルで音声のコネ
クションが確立されたため、これについての管理情報
を、チャネル管理部4の管理内容に反映する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来例における移
動局通信システムにおいては、通信用チャネル制御サー
バによって、音声データが伝送されている通信用チャネ
ルと、並行伝送において非音声データが伝送されている
通信用チャネルとを管理し、非音声データ伝送より音声
データ伝送を優先させるように制御するので、音声−非
音声データの並行伝送が行われていても非音声データの
空きチャネルがあれば音声データのための新規の呼設定
が優先して行われるシステムとなっているので、非音声
データ伝送のトラフィックに関係なく、音声データ伝送
に優先してチャネルが設定されるという問題点がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムは、それぞれが複数の携帯電話機及び複数の携帯デー
タ端末と無線回線を介して接続する複数の基地局をそれ
ぞれ多重伝送路を介して通信制御する基地局制御装置を
備える移動通信システムであって、前記基地局制御装置
は前記複数の基地局のそれぞれに対して前記多重伝送路
内の非音声回線及び音声回線の割り付け配分を予め設定
した初期データ及び前記多重伝送路内の非音声回線の予
め定められた使用率又はビジー率をA%並びに音声回線
の予め定められた使用率又はビジー率をB%とするそれ
ぞれのデータが格納されている局データ格納手段と、常
に前記複数の基地局に対する前記多重伝送路のトラフィ
ック状況を監視し前記基地局に対する着信時における前
記非音声回線の使用率又はビジー率の測定値が前記A%
以上であり、且つ前記音声回線の使用率又はビジー率の
測定値が前記B%未満の場合には、前記音声回線を非音
声回線に増設すべく制御する制御手段を有し、前記制御
手段は常に前記トラフィック状況の監視の結果前記音声
回線を前記非音声回線に増設後の着信時における前記非
音声回線の使用率又はビジー率が前記A%以上であり、
且つ前記音声回線の使用率又はビジー率が前記B%以上
になると、前記音声回線を非音声回線に増設した回線を
音声回線へ戻すべく制御する。
【0011】本発明の移動通信システムの非音声回線の
増減設方法は、それぞれが複数の携帯電話機及び複数の
携帯データ端末と無線回線を介して接続する複数の基地
局をそれぞれ多重伝送路を介して通信制御する基地局制
御装置を備える移動通信システムであって、前記基地局
制御装置は前記複数の基地局のそれぞれに対して前記多
重伝送路内の非音声回線及び音声回線の割り付け配分を
予め設定した初期データ及び前記多重送路内の非音声回
線の予め定められた使用率又はビジー率をA%並びに音
声回線の予め定められた使用率又はビジー率をB%とす
るそれぞれのデータが格納されているデータ格納手段
と、前記基地局制御装置の全体を制御する制御手段を有
し、前記制御手段は常に前記複数の基地局に対する前記
多重伝送路のトラフィック状況を監視し、前記基地局に
着信時に、先ず、前記非音声回線の使用率又はビジー率
の第1の測定を行い、次に、前記局データ格納手段を参
照して前記第1の測定による第1の測定値が前記A%以
上であるかどうかをチェックして前記A%以上ならば、
次に、前記音声回線の使用率又はビジー率の第2の測定
を行い、次に、前記局データ格納手段を参照して前記第
2の測定による第2の測定値が前記B%未満であるかど
うかをチェックし、前記B%未満ならば前記初期データ
を前記非音声回線の増設になるようにデータを変更し、
このデータ変更した状態で前記多重伝送路の前記非音声
回路及び前記音声回線を制御し、前記制御手段は常に前
記トラフィック状況を監視、前記音声回線を前記非音声
回線に増設変更した後の着信時に、前記非音声回線の使
用率又はビジー率が前記A%以上であることを検出し、
且つ前記音声回線の使用率又はビジー率が前記B%以上
であることを検出すると、前記変更したデータを前記初
期データに戻し、前記増設した非音声回線を音声回線に
戻して減設する。
【0012】本発明の移動通信システムは、それぞれが
複数の携帯電話機及び複数の携帯データ端末と無線回線
を介して接続する複数の基地局をそれぞれ多重伝送路を
介して通信制御する基地局制御装置を備える移動通信シ
ステムであって、前記基地局制御装置は他の通信網と接
続する交換局にインタフェースし前記交換局と情報の送
受信を行う交換局インタフェース部と、前記複数の基地
局のそれぞれと前記多重伝送路を介してインタフェース
し、前記交換局からの情報を多重化して送信し、前記基
地局からの多重化情報を分離する多重・分離部と、前記
多重伝送路内の前記基地局に対する非音声回線及び音声
回線の各タイムスロットの割り付け配分の初期データ及
び前記多重伝送路内の前記非音声回線の予め定められた
使用率はビジー率をA%並びに前記音声回線の予め定め
られた使用率又はビジー率をB%とするそれぞれのデー
タが局データとして格納されている局データ格納部と、
前記交換局から受信したアナログ信号をデジタル信号に
変換し、また前記複数の基地局からのデジタル信号をア
ナログ信号に変換(トランスコーダ)して着信呼別に記
憶するトランスコーダ収容部と、前記多重伝送路のトラ
フィック状況部を常に監視し前記基地局制御装置を内部
メモリに記憶されているプログラムによって前記局デー
タ格納部に記憶された前記局データを参照して、前記多
重伝送路に対する前記非音声回線のタイムスロットの増
減設の制御を行うCPUとを有し、前記CPUは、前記
基地局に対する着信時における前記基地局に接続する前
記多重伝送路内の前記非音声回線のタイムスロットの使
用率又はビジー率の測定値が前記A%以上であり、且つ
前記音声回線のタイムスロットの使用率又はビジー率の
測定値が前記B%未満の場合には、前記音声回線のタイ
ムスロットを非音声回線のタイムスロットに増設して前
記初期データの割り付け配分を書替えるべく前記局デー
タ格納部を制御し、また、前記CPUは、常にトラフィ
ック状況の監視の結果、前記音声回路のタイムスロット
を非音声回線のタイムスロットに増設後の着信時におけ
る前記非音声回線の使用率又はビジー率がA%以上であ
り、且つ前記音声回線の使用率又はビジー率が前記B%
以上になると、前記音声回線を非音声回線に増設したタ
イムスロットを音声回線のタイムスロットに戻し、前記
書替えた局データを元の前記初期局データに戻すべく前
記局データ格納部を制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態のデジタル移
動通信システムを示すシステム構成図、図2は本実施の
形態における基地局制御装置を示すブロック図である。
【0015】図1において、本実施の形態のTDMA方
式によるデジタル移動通信システムは、他の移動通信網
及び固定電話網に接続する移動通信交換局(MSC)1
と、このMSC1に接続し、また基地局(BTS)31
〜3n のそれぞれと1.5Mbps多重伝送路6を介し
て接続し、BTS31 〜3n のそれぞれの接続する携帯
電話機(TL)および携帯データ端末(DT)に対する
非音声回線および通話チャネル(TCH)の増設および
減設をトラフィックの状況を常時監視することによって
基地局単位で制御する基地局制御装置(BSC)2と、
BTS31にはTL41 およびDT51 が、…BTS3n
にはTL4m およびDT5l が接続していて、システ
ムを構成している。
【0016】図2においては、本実施の形態における基
地局制御装置(BSC)2は、MSC1にインタフェー
スしMSC1からの情報の受信及びMSC1への情報の
送信を行う交換局インタフェース部21と、BTS31
〜3n にインタフェースしMSC1からの情報を多重化
して1.5Mbps多重伝送路6へ送信し、また、BT
1 〜3n から1.5Mbps多重伝送路6を介して多
重化された情報を受信して分離する多重・分離部22
と、1.5Mbps多重伝送路6内のBTS31〜3n
それぞれに対しての非音声回線及び音声回線の各タイム
スロットの配分の初期データ及び非音声回線の使用率
(もしくは非音声回線のビジー率)AおよびTCHの使
用率(もしくはTCHのビジー率)Bの予め設定された
値が格納されている局データ格納部23と、MSC1か
ら受信したアナログの音声信号をデジタル信号に変換
し、また、BTS31 〜3n からのデジタル音声信号を
アナログ信号に変換(トランスコーダ:TRAU)して
着信呼別に記憶するTRAU収容部24と、1.5Mb
ps多重伝送路6のトラフィック状況を常に監視し、制
御するCPU25とを有して構成している。BSC2全
体を予め内部メモリに記憶されているプログラムによっ
て、図3は本実施の形態における基地局制御装置(BS
C)から一つの基地局へ非音声データおよび音声データ
を1.5Mbps多重伝送路を介して多重伝送する場合
の1フレーム内のタイムスロットの寄り付け制御をBS
CのCPUによって行っていることを示す模式図であ
る。
【0017】図3において、本実施の形態においてはB
SC1によって、BTS31 〜3nへ情報を1.5Mb
ps多重伝送路6を介して多重伝送する場合に、1フレ
ーム内のタイムスロットTS1 ,TS2 ,TS3 …TS
32のそれぞれには非音声データか又は音声データを割り
付けることが初期データとして予め設定されていて、B
TS単位にこの割り付け情報がBSC2内の局データ格
納部23に格納されている。
【0018】例えば、図3において、BTS31に対し
てタイムスロットTS1 には「非音声データ」が、タイ
ムスロットTS2 ,TS3 のそれぞれには「音声デー
タ」が…タイムスロットTS32には「音声データ」が入
るように局データ格納部23に割り付け設定の局データ
が初期データとして予め登録されている。
【0019】尚、BSC2のTRAU収納部24にはT
RAU241 ,242 …24P が収容されてあり、また
各BTS31 〜3n にはそれぞれ送受信器(TRX)3
1,32…36が収容されている。
【0020】図4は本実施の形態における基地局制御装
置2のCPU25による非音声回線及び通話チャネル
(TCH)の使用状況の監視のもとでの1.5Mbps
多重伝送路6へのフレーム内のタイムスロットの割り付
け設定を示し、(a)は通常の使用状況の場合の割り付
け設定を示す模式図、(b)は使用状況が予め定められ
た条件を満たした場合にTCHを非音声回線に切り替わ
った場合を示す模式図、図5は、本実施の形態における
ある一つの基地局における非音声回線および通話チャネ
ル(TCH)の使用率の時間変化の一例を示すグラフ、
図6は本実施の形態における基地局制御装置2の全基地
局31 〜3n のそれぞれに対する非音声回線の増設設定
の動作を示すフローチャートである。
【0021】次に本実施の形態における基地局制御装置
の全基地局のそれぞれに対する非音声回線の増設の動作
について図1〜図6を参照して説明する。
【0022】以下の説明においては、説明をわかりやす
くするために、基地局31 の場合のみについて説明す
る。
【0023】図3に示すようBSC2とBTS31 間の
1.5Mbps多重伝送路6のフレームのタイムスロッ
トTS1 には「非音声データ」が、タイムスロットTS
2 ,TS3 のそれぞれには「音声データ」…タイムスロ
ットTS32には「音声データ」が入るように局データ格
納部23に割り付け設定の局データが予め登録されてい
る。
【0024】また、本実施の形態におけるBSC2のC
PU25では、BTS31 〜3n のそれぞれに対して着
信時常に非音声回線とTCH(通話チャネル)の使用状
況の相関関係を監視しており、以下、の条件を同時
に満たした場合に非音声回線の増設(音声回線の自動切
替制御)を実施する。
【0025】非音声回線使用率もしくは非音声回線ビ
ジー率がA%以上 TCH使用率もしくはTCHビジー率がB%未満 この「A」および「B」の値は予めBSC2の局データ
格納部23に予め登録されている。
【0026】また、着信時においた使用状況が、例え
ば、 (a)非音声回線使用率をAa% (b)TCH使用率をBb% (ここで、Aa={(現在使用している非音声回線のタ
イムスロット数)÷(現在使用可能な非音声回線全スロ
ット数)}×100、 Bb={(現在使用しているTCHのタイムスロット
数)÷(現在使用可能なTCHの全スロット数)}×1
00 と定義する。)である場合に、「A」,「B」と「A
a」,「Bb」との比較によってBSC2のCPU25
は非音声回線の増設及び減設の制御を行う。
【0027】次に、非音声回線の増設及び減設の制御方
法については、図6に示すフローチャートを基に以下に
説明する。
【0028】S101:BSC2のCPU25にて、着
信時に基地局31 〜3n に対するそれぞれの1.5Mb
ps多重伝送路6の非音声回線使用率及び非音声回線ビ
ジー率を常に監視しており、その比率を、基地局単位に
局データ格納部23に局データとして予め設定している
それぞれの切替しきい値(A%)と比較する。
【0029】S102:BSC2のCPU25にて、着
信時に基地局31 〜3n に対するそれぞれの1.5Mb
ps多重伝送路6のTCH使用率及びTCHビジー率も
常に監視しており、その比率を、基地局単位に局データ
格納部23に局データとして予め設定しているそれぞれ
の切替しきい値(B%)と比較する。
【0030】S103:S101及びS102での
「A」及び「B」のしきい値監視において、ともに条件
を満足する場合、局データ格納部22の自動書き換えを
実施する。
【0031】例えば、着信時の観測で、Aa≧A、なら
ば、まずの条件が満たされることにより、BSC2の
CPU25では、非音声回線が足りなく恐れがあるの事
を認識する。しかし、非音声呼よりも一般の音声呼が優
先されるべきであるので、いくら非音声呼の需要が多い
からといって、音声呼の需要も多い場合は、音声回線を
非音声回線に切り替える動作は実施すべきではない。即
ち、Bb<Bならばの条件が同時に満たされること
が、非音声回線の増設制御の実施条件となる。
【0032】S104:S103において書き換えられ
た局データを参照して、そのデータに基づき、BSCの
CPU25において非音声回線の増設を自動的に実施す
る。
【0033】例えば、図4の(a)から(b)に設定変
更される。
【0034】S105:BSC2のCPU25にて着信
に基地局31 〜3n に対するそれぞれの1.5Mbps
多重伝送路6のTCH使用率及びTCHビジー率を常に
監視しており、その比率を、局データ格納部23に局デ
ータとして設定している切替しきい値(B%)と比較す
る。
【0035】S106:S105でのしきい値監視にお
いて、条件を満足する場合、局データ格納部22の自動
書き換えを実施する。
【0036】S107:S106において書き換えられ
た局データを参照し、そのデータに基づき、BSC2の
CPU25において非音声回線の減設を自動で実施す
る。
【0037】即ち、非音声回線の増設後、今度はBa≧
Bならば、下記の条件を満たした場合はTCH(音声
回線)の増設(非音声回線の自動切替制御による減設=
切り戻し)を実施し、元の状態への切り戻しを実施す
る。
【0038】例えば、図4の(b)から(a)に設定変
更される。
【0039】TCH使用率もしくはTCHビジー率が
B%以上 このように、あくまでも非音声呼よりも音声呼が優先さ
れるべきであるので、音声呼の需要が一定値以上の場合
はTCH(音声回線)数を優先し、非音声回線の減設
(切り戻し)を実施する。
【0040】以上に示した非音声回線の増設及び減設の
局データ格納部23の局データの設定変更について図5
のグラフを基に以下に説明する。
【0041】例えば、BSC2とBTS31 間の通信に
おいて、図5を示すようにAa,Bbが時間経過によっ
て変化している場合に、a時点の状況では、Aa=A,
Bb>Bの場合で条件が満足されているものの条件
が満足されていないので、非音声回線の増設は行わな
い。その後、b時点の状況へと遷移するとAa>A,B
b≦Bとなって今度は条件が同時に満足されるの
で、ここで非音声回線の増設を行う。更にc時点の状況
へと遷移すると、Aa>A,Bb≧Bとなって条件が
満足されるので、b時に増設した非音声回線を減設し、
TCH(音声回線)の増設を行う。
【0042】以上においては非音声回線及びTCHの使
用率A,B,Aa,Bbのを基に非音声回線の増設及び
減設の制御について説明したが、非音声回線及びTCH
のビジー率A,B,Aa,Bbを基にした非音声回線の
増設及び減設の制御は同じ考え方で行えるので、その説
明を省略する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、それぞれ
が複数の携帯電話機及び複数の携帯データ端末と無線回
線を介して接続する複数の基地局をそれぞれ多重伝送路
を介して通信制御する基地局制御装置を備える移動通信
システムであって、基地局制御装置は複数の基地局のそ
れぞれに対して多重伝送路内の非音声回線及び音声回線
の配分を予め設定した初期データ及び多重伝送路内の非
音声回線の予め定められた使用率又はビジー率をA%並
びに音声回線の予め定められた使用率又はビジー率をB
%とするそれぞれのデータが格納されている局データ格
納手段と、常に複数の基地局に対する多重伝送路のトラ
フィック状況を監視し基地局に対する着信時における非
音声回線の使用率又はビジー率の測定値がA%以上であ
り、且つ音声回線の使用率又はビジー率の測定値がB%
未満の場合には、音声回線を非音声回線に増設すべく制
御する制御手段を有し、また制御手段はトラフィック状
況の監視の結果音声回線を非音声回線に増設後の着信時
における非音声回線の使用率又はビジー率がA%以上で
あり、且つ音声回線の使用率又はビジー率がB%以上に
なると、音声回線を非音声回線に増設した回線を音声回
線へ戻すべく制御することにより、以下に示す結果を得
ることができる。
【0044】第1の効果は、BSCの制御手段において
は、トラヒック状況を常に監視しているので、常に最適
な非音声回線数を割り付けが可能である。
【0045】第2の効果は、最適な非音声回線数をフレ
シキブルに設定できるので、あらかじめ必要以上の余分
な非音声回線設定をする必要が無く、また空いている音
声回線を非音声回線用に割り付ける事で、伝送路の有効
利用が可能である。
【0046】第3の効果は、格納手段の設定および管理
をBSCの制御手段において自動で実施しているので、
保守者によるデータの書き換え作業を伴わずに格納手段
のデータの変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のデジタル移動通信シス
テムを示すシステム構成図である。
【図2】本実施の形態における基地局制御装置を示すブ
ロック図である。
【図3】本実施の形態における基地局制御装置から一つ
の基地局へ非音声データ及び音声データを1.5Mbp
s多重伝送路を介して多重伝送する場合の1フレーム内
のタイムスロットの割り付け制御をBSCのCPUによ
って行っていることを示す模式図である。
【図4】本実施の形態における1.5Mbps多重伝送
路へのフレーム内のタイムスロットの割り付け設定を示
し、(a)は通常の使用状況の場合の割り付け設定を示
す模式図、(b)は使用状況が予め定められた条件を満
たした場合にTCHを非音声回線に切り替えた場合を示
す模式図である。
【図5】本実施の形態におけるある一つの基地局におけ
る非音声回線および通話チャネル(TCH)の使用率の
時間変化の一例を示すグラフである。
【図6】本実施の形態における基地局制御装置の全基地
局のそれぞれに対する非音声回線の増設設定の動作を示
すフローチャートである。
【図7】従来の移動通信システムの一例を示すシステム
構成図である。
【図8】図7に示す従来例における接続要求受信処理を
説明するための説明図である。
【図9】図7に示す従来例における接続要求受信処理の
内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 移動通信交換局(MSC) 2 基地局制御装置(BSC) 31 〜3n 基地局(BTS) 41 〜4m 携帯電話機(TL) 51 〜5l 携帯データ端末(DT) 6 1.5Mbps多重伝送路 21 交換局インタフェース部 22 多重・分離部 23 局データ格納部 24 TRAU収容部 25 CPU 241 ,242 〜24P トランスコーダ(TRA
U) 31,32〜36 送受信盤(TRX) TS1 ,TS2 〜TS32 タイムスロット(TS)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが複数の携帯電話機及び複数の
    携帯データ端末と無線回線を介して接続する複数の基地
    局をそれぞれ多重伝送路を介して通信制御する基地局制
    御装置を備える移動通信システムであって、 前記基地局制御装置は前記複数の基地局のそれぞれに対
    して前記多重伝送路内の非音声回線及び音声回線の割り
    付け配分を予め設定した初期データ及び前記多重伝送路
    内の非音声回線の予め定められた使用率又はビジー率を
    A%並びに音声回線の予め定められた使用率又はビジー
    率をB%とするそれぞれのデータが格納されている局デ
    ータ格納手段と、常に前記複数の基地局に対する前記多
    重伝送路のトラフィック状況を監視し前記基地局に対す
    る着信時における前記非音声回線の使用率又はビジー率
    の測定値が前記A%以上であり、且つ前記音声回線の使
    用率又はビジー率の測定値が前記B%未満の場合には、
    前記音声回線を非音声回線に増設すべく制御する制御手
    段を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は常に前記トラフィック状
    況の監視の結果前記音声回線を前記非音声回線に増設後
    の着信時における前記非音声回線の使用率又はビジー率
    が前記A%以上であり、且つ前記音声回線の使用率又は
    ビジー率が前記B%以上になると、前記音声回線を非音
    声回線に増設した回線を音声回線へ戻すべく制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 それぞれが複数の携帯電話機及び複数の
    携帯データ端末と無線回線を介して接続する複数の基地
    局をそれぞれ多重伝送路を介して通信制御する基地局制
    御装置を備える移動通信システムであって、 前記基地局制御装置は前記複数の基地局のそれぞれに対
    して前記多重伝送路内の非音声回線及び音声回線の割り
    付け配分を予め設定した初期データ及び前記多重送路内
    の非音声回線の予め定められた使用率又はビジー率をA
    %並びに音声回線の予め定められた使用率又はビジー率
    をB%とするそれぞれのデータが格納されているデータ
    格納手段と、前記基地局制御装置の全体を制御する制御
    手段を有し、 前記制御手段は常に前記複数の基地局に対する前記多重
    伝送路のトラフィック状況を監視し、前記基地局に着信
    時に、先ず、前記非音声回線の使用率又はビジー率の第
    1の測定を行い、次に、前記局データ格納手段を参照し
    て前記第1の測定による第1の測定値が前記A%以上で
    あるかどうかをチェックして前記A%以上ならば、次
    に、前記音声回線の使用率又はビジー率の第2の測定を
    行い、次に、前記局データ格納手段を参照して前記第2
    の測定による第2の測定値が前記B%未満であるかどう
    かをチェックし、前記B%未満ならば前記初期データを
    前記非音声回線の増設になるようにデータを変更し、こ
    のデータ変更した状態で前記多重伝送路の前記非音声回
    路及び前記音声回線を制御することを特徴とする移動通
    信システムの非音声回線の増減設方法。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は常に前記トラフィック状
    況を監視、前記音声回線を前記非音声回線に増設変更し
    た後の着信時に、前記非音声回線の使用率又はビジー率
    が前記A%以上であることを検出し、且つ前記音声回線
    の使用率又はビジー率が前記B%以上であることを検出
    すると、前記変更したデータを前記初期データに戻し、
    前記増設した非音声回線を音声回線に戻して減設するこ
    とを特徴とする請求項3記載の移動通信システムの非音
    声回線の増減設方法。
  5. 【請求項5】 それぞれが複数の携帯電話機及び複数の
    携帯データ端末と無線回線を介して接続する複数の基地
    局をそれぞれ多重伝送路を介して通信制御する基地局制
    御装置を備える移動通信システムであって、 前記基地局制御装置は他の通信網と接続する交換局にイ
    ンタフェースし前記交換局と情報の送受信を行う交換局
    インタフェース部と、前記複数の基地局のそれぞれと前
    記多重伝送路を介してインタフェースし、前記交換局か
    らの情報を多重化して送信し、前記基地局からの多重化
    情報を分離する多重・分離部と、前記多重伝送路内の前
    記基地局に対する非音声回線及び音声回線の各タイムス
    ロットの割り付け配分の初期データ及び前記多重伝送路
    内の前記非音声回線の予め定められた使用率はビジー率
    をA%並びに前記音声回線の予め定められた使用率又は
    ビジー率をB%とするそれぞれのデータが局データとし
    て格納されている局データ格納部と、前記交換局から受
    信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、また前記
    複数の基地局からのデジタル信号をアナログ信号に変換
    (トランスコーダ)して着信呼別に記憶するトランスコ
    ーダ収容部と、前記多重伝送路のトラフィック状況部を
    常に監視し前記基地局制御装置を内部メモリに記憶され
    ているプログラムによって前記局データ格納部に記憶さ
    れた前記局データを参照して、前記多重伝送路に対する
    前記非音声回線のタイムスロットの増減設の制御を行う
    CPUとを有することを特徴とする移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記CPUは、前記基地局に対する着信
    時における前記基地局に接続する前記多重伝送路内の前
    記非音声回線のタイムスロットの使用率又はビジー率の
    測定値が前記A%以上であり、且つ前記音声回線のタイ
    ムスロットの使用率又はビジー率の測定値が前記B%未
    満の場合には、前記音声回線のタイムスロットを非音声
    回線のタイムスロットに増設して前記初期データの割り
    付け配分を書替えるべく前記局データ格納部を制御する
    ことを特徴とする請求項5記載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記CPUは、常にトラフィック状況の
    監視の結果、前記音声回路のタイムスロットを非音声回
    線のタイムスロットに増設後の着信時における前記非音
    声回線の使用率又はビジー率が前記A%以上であり、且
    つ前記音声回線の使用率又はビジー率が前記B%以上に
    なると、前記音声回線を非音声回線に増設したタイムス
    ロットを音声回線のタイムスロットに戻し、前記書替え
    た局データを元の前記初期局データに戻すべく前記局デ
    ータ格納部を制御することを特徴とする請求項5,6記
    載の移動通信システム。
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