JP3446606B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JP3446606B2
JP3446606B2 JP12107598A JP12107598A JP3446606B2 JP 3446606 B2 JP3446606 B2 JP 3446606B2 JP 12107598 A JP12107598 A JP 12107598A JP 12107598 A JP12107598 A JP 12107598A JP 3446606 B2 JP3446606 B2 JP 3446606B2
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガスの空燃比を
目標空燃比に一致させるようにフィードバック制御する
内燃機関の空燃比制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子制御化されたエンジン制御で
は、排ガスの空燃比のリッチ/リーンを検出する酸素セ
ンサ、又は空燃比をリニアに検出する空燃比センサの出
力に基づいて、排ガスの空燃比を目標空燃比(理論空燃
比)に一致させるように燃料噴射量をフィードバック補
正することで、排ガス浄化用の三元触媒の浄化率を高め
て、排気エミッションを低減するようにしている。
【0003】このシステムでは、失火発生時には失火気
筒から排出される多量の空気によって、図9に示すよう
に、センサ出力がリーン側に大きく振れるため、失火発
生時に通常時と同じ空燃比フィードバック補正を続ける
と、センサのリーン出力によって空燃比が大きくリッチ
側に補正されてしまい、正常燃焼復帰時には過リッチ状
態となってしまう。しかも、一旦、過リッチ状態となっ
た空燃比は、フィードバック補正によりリーン側とリッ
チ側に交互に大きく振られながらその振幅を徐々に小さ
くして目標空燃比に収束するという経過をたどるため、
正常燃焼復帰後の空燃比が大きく乱れて、目標空燃比に
収束するまでに暫く時間がかかり、その間、排気エミッ
ションの増加やドライバビリティ低下を招くことにな
る。
【0004】そこで、特許第2672877号公報に示
すように、失火検出時に、フィードバック補正量を所定
値に固定してフィードバック補正を停止することで、失
火による空燃比の過補正を回避することが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、失火検出時に
フィードバック補正量を所定値に固定すると、失火から
正常燃焼に復帰してフィードバック補正を再開したとき
に、運転状態によってはフィードバック補正量が失火時
の固定値から大きくずれることがあり、これが正常燃焼
復帰直後の空燃比制御を不安定にする原因となる。
【0006】この場合、酸素センサの出力により、排ガ
スの空燃比のリッチ/リーンに応じて燃料噴射量をステ
ップ的に補正するフィードバックシステムでは、フィー
ドバック補正の応答性が遅いため、失火検出時にフィー
ドバック補正量を所定値に固定しても、正常燃焼復帰後
のフィードバック補正への影響は比較的少ない。
【0007】しかし、空燃比センサの出力により、排ガ
スの空燃比に応じて燃料噴射量をリニアにフィードバッ
ク補正するフィードバックシステムでは、フィードバッ
ク補正の応答性が速いため、正常燃焼復帰後のフィード
バック補正再開時の補正量が失火時の固定値から大きく
ずれると、フィードバック補正再開後の空燃比の乱れが
増幅されて空燃比制御が不安定となってしまう。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、失火発生後の空燃比
のずれを小さくできて、空燃比を速やかに目標空燃比に
収束させることができる内燃機関の空燃比制御装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の空燃比制御装置によ
れば、正常燃焼時には、排ガスの空燃比を空燃比検出手
段で検出して、これを目標空燃比に一致させるように燃
料噴射量を空燃比フィードバック制御手段によりフィー
ドバック補正する。その後、失火検出手段により失火を
検出した時には、空燃比フィードバック制御手段による
フィードバック補正量をフィードバック補正量制限手段
によって制限する。このようにすれば、失火時にも、フ
ィードバック補正を実施して、排ガスの空燃比に応じて
所定の制限範囲内でフィードバック補正量を設定するこ
とができる。これにより、失火による空燃比の過補正を
回避できると共に、従来のように、失火検出時にフィー
ドバック補正量を所定値に固定する場合とは異なり、排
ガスの空燃比に応じて所定の制限範囲内でフィードバッ
ク補正量を適正化することができる。これにより、失火
発生後のフィードバック補正量の変動振幅を小さくでき
て、空燃比を目標空燃比に速やかに収束させることがで
きる。
【0010】更に、請求項1に係る発明は、フィードバ
ック補正量を制限するガード値を、失火検出直前のフィ
ードバック補正量を基準にしてリッチ側とリーン側の少
なくとも一方に設定するところに特徴がある。このよう
にすれば、失火直前のフィードバック補正量、つまり、
失火の影響を受けていないフィードバック補正量に応じ
た適切なガード値を設定することができ、失火発生後の
空燃比制御の安定性を更に高めることができる。
【0011】また、失火から正常燃焼に復帰した直後
は、空燃比が乱れるため、フィードバック補正の応答性
が速いシステムでは、正常燃焼復帰直後にフィードバッ
ク補正を再開すると、正常燃焼復帰直後の空燃比の乱れ
に敏感に応答して正常燃焼復帰後の空燃比制御が不安定
になるおそれがある。
【0012】この対策として、請求項のように、失火
検出から所定期間経過するまでフィードバック補正量の
制限を継続することが好ましい。このようにすれば、正
常燃焼復帰後も、空燃比がある程度安定するまでの間
は、フィードバック補正量の制限を継続して空燃比の過
補正を回避することができ、正常燃焼復帰後の空燃比制
御の安定性を更に高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】《実施形態(1)》以下、本発明
の実施形態(1)を図1乃至図10に基づいて説明す
る。まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の
概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸
気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けら
れ、このエアクリーナ13の下流側には、吸気温度TH
Aを検出する吸気温度センサ14と、吸入空気量Gaを
検出するエアフローメータ10とが設けられている。こ
のエアフローメータ10の下流側には、スロットルバル
ブ15とスロットル開度THを検出するスロットル開度
センサ16とが設けられている。
【0014】更に、スロットルバルブ15の下流側に
は、吸気管圧力PMを検出する吸気管圧力センサ17が
設けられ、この吸気管圧力センサ17の下流側にサージ
タンク18が設けられている。このサージタンク18に
は、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホ
ールド19が接続され、この吸気マニホールド19の各
気筒の分岐管部にそれぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁2
0が取り付けられている。各気筒の燃料噴射弁20に
は、図示はしないが、燃料タンクから燃料ポンプで汲み
上げた燃料が供給される。
【0015】また、エンジン11には各気筒毎に点火プ
ラグ21が取り付けられ、各点火プラグ21には、点火
回路22で発生した高圧電流がディストリビュータ23
を介して供給される。このディストリビュータ23に
は、720℃A(クランク軸2回転)毎に例えば24個
のパルス信号を出力するクランク角センサ24が設けら
れ、このクランク角センサ24の出力パルス周波数によ
ってエンジン回転数Neを検出するようになっている。
また、エンジン11には、エンジン冷却水温THWを検
出する水温センサ38が取り付けられている。
【0016】一方、エンジン11の排気ポート(図示せ
ず)には、排気マニホールド25を介して排気管26が
接続され、この排気管26の途中に排ガス中のCO,H
C,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒27が設けら
れている。この触媒27の上流側には、排ガスの空燃比
に応じたリニアな空燃比信号λを出力する空燃比センサ
28(空燃比検出手段)が設けられている。また、触媒
27の下流側には、排ガスの空燃比が理論空燃比に対し
てリッチかリーンかによって出力電圧R/Lが反転する
酸素センサ29が設けられている。
【0017】上述した各種のセンサの出力はエンジン制
御回路30内に入力ポート31を介して読み込まれる。
このエンジン制御回路30は、マイクロコンピュータを
主体として構成され、CPU32、ROM33(記憶媒
体)、RAM34、バッテリ(図示せず)でバックアッ
プされたバックアップRAM35等を備え、ROM33
に記憶された後述する図2、図4、図7及び図8に示す
燃料噴射制御用のプログラムや点火制御プログラム(図
示せず)を実行することで、各種センサで検出されたエ
ンジン運転パラメータを用いて燃料噴射量TAUや点火
時期Ig等を演算し、その演算結果に応じた信号を出力
ポート36から燃料噴射弁20や点火回路22に出力し
てエンジン11の運転を制御する。
【0018】以下、このエンジン制御回路30が実行す
る各種プログラムの処理の流れを説明する。
【0019】[空燃比制御]図2に示す空燃比制御プロ
グラムは、空燃比のフィードバック制御を通じて燃料噴
射量TAUを設定するプログラムであり、例えば燃料噴
射タイミング毎(例えば4気筒エンジンの場合180℃
A毎)に起動され、特許請求の範囲でいう空燃比フィー
ドバック制御手段としての役割を果たす。本プログラム
が起動されると、まず、ステップ101で、前記各種セ
ンサからの検出信号(例えばエンジン回転数Ne、吸気
管圧力PM、冷却水温THW、排ガスの空燃比λ、排ガ
スの酸素濃度R/L等)を読み込む。この後、ステップ
102で、エンジン運転状態(エンジン回転数Neと吸
気管圧力PM等)に応じてマップ等から基本燃料噴射量
Tpを演算する。
【0020】そして、次のステップ103で、空燃比フ
ィードバック条件が成立しているか否かを判定する。こ
こで、空燃比フィードバック条件は、次の(A1)〜
(A4)の条件を全て満たした時に成立し、1つでも満
たさない条件があれば、不成立となる。 (A1)各種の燃料増量補正が行われていないこと (A2)燃料カット中でないこと (A3)高負荷運転中でないこと (A4)空燃比センサ28が活性化していること
【0021】尚、上記(A4)の空燃比センサ28の活
性化の有無は、例えば、冷却水温THWが所定温度
(例えば30℃)以上となっているか否かで判定した
り、始動後の経過時間が所定時間以上となっているか
否かで判定したり、実際に空燃比センサ28から出力
λが出たか否かで判定したり、或は、空燃比センサ2
8の素子インピーダンス(素子温相当)を検出してその
素子インピーダンスから判定しても良い。
【0022】上記ステップ103で、空燃比フィードバ
ック条件が不成立と判定された場合には、ステップ10
4に進み、空燃比補正係数FAF(フィードバック補正
量に相当)を「1.0」に設定して、ステップ109に
進む。この場合は、空燃比の補正は行われない。
【0023】一方、上記ステップ103で、空燃比フィ
ードバック条件成立と判定された場合には、ステップ1
05に進み、触媒28が活性化しているか否かを判定す
る。この触媒28の活性の有無は、例えば、冷却水温T
HWが所定温度(例えば40℃)以上となっているか否
かで判定する。このステップ105で、触媒28が活性
化していると判定された時には、ステップ106に進
み、後述する図4の目標空燃比設定プログラムを実行
し、触媒28下流の酸素センサ29の出力R/Lに基づ
いて目標空燃比λTGを設定してから、ステップ108
に進む。
【0024】これに対し、上記ステップ105におい
て、触媒28が活性化していないと判定された時には、
ステップ107に進み、図3に示す冷却水温THWをパ
ラメータとする目標空燃比マップを検索して、その時点
の冷却水温THWに応じた目標空燃比λTGを設定して
ステップ108に進む。
【0025】以上のようにして、ステップ106又は1
07で目標空燃比λTGを設定した後、ステップ108
に進み、目標空燃比λTGと空燃比センサ28の出力λ
(空燃比)とに基づいて空燃比補正係数FAFを後述す
る図7のFAF設定プログラムにより算出する。
【0026】そして、次のステップ109で、基本燃料
噴射量Tp、空燃比補正係数FAF及びバックアップR
AM35に格納されている空燃比の学習補正量KGjの
うちの現在の運転領域に属する学習補正量KGjを用い
て、次式の演算を実行し、燃料噴射量TAUを算出し
て、本プログラムを終了する。 TAU=Tp・FAF・KGj・FALL ここで、FALLは、空燃比補正係数FAFと学習補正
量KGjによらない他の補正係数(例えばエンジン温度
による補正係数、加減速時の補正係数等)である。
【0027】[目標空燃比設定]図4に示す目標空燃比
設定プログラムは、図2の空燃比制御プログラムのステ
ップ106で実行されるサブルーチンである。本プログ
ラムが起動されると、まずステップ111〜113で、
酸素センサ29の出力R/Lに基づいて、実際の空燃比
と空燃比センサ28の出力λ(検出した空燃比)とのず
れを補正するように、目標空燃比の中央値λTGCを設
定する。具体的には、まずステップ111で、酸素セン
サ29の出力R/Lがリッチ(R)かリーン(L)かを
判別し、リッチ(R)の場合は、ステップ112に進
み、中央値λTGCを所定値λMだけ大きく、すなわち
λMだけリーンに設定する(λTGC←λTGC+λ
M)。
【0028】一方、酸素センサ29の出力R/Lがリー
ン(L)の場合は、ステップ113に進み、中央値λT
GCを所定値λMだけ小さく、すなわちλMだけリッチ
に設定する(λTGC←λTGC一λM)。図5は、こ
のような酸素センサ29の出力R/Lに基づいて目標空
燃比の中央値λTGCを設定する場合の一例を示してい
る。
【0029】以上のようにして、目標空燃比の中央値λ
TGCを設定した後、ステップ114〜123で、いわ
ゆるディザ制御により目標空燃比λTGを次のようにし
て設定する。まず、ステップ114で、ディザ周期カウ
ンタのカウント値CDZAがディザ周期TDZA以上と
なっているか否かを判定する。このディザ周期TDZA
は、当該ディザ制御の分解能を決定する因子であり、後
述するステップ118の処理により、エンジン11の運
転状態に対応した望ましい値がその都度設定される。
【0030】もし、ディザ周期カウンタのカウント値C
DZAがディザ周期TDZAよりも小さければ、ステッ
プ115に進み、ディザ周期カウンタのカウント値CD
ZAを1インクリメントして、ステップ123の処理を
実行する。この場合は、目標空燃比λTGの値を更新す
ることなく、その時点で設定されている目標空燃比λT
Gの値を維持する。
【0031】一方、ディザ周期カウンタのカウント値C
DZAがディザ周期TDZA以上であれば、ステップ1
16に進み、ディザ周期カウンタのカウント値CDZA
を「0」にリセットした後、ディザ制御により目標空燃
比λTGが前記中央値λTGCを中心にしてリッチ/リ
ーン側に交互に階段状に変化するように、以下の処理を
実行する。
【0032】まず、ステップ117,118で、ディザ
振幅λDZAとディザ周期TDZAを設定する。ここ
で、ディザ振幅λDZAは、ディザ制御の制御量を決定
する因子であり、ディザ周期TDZAと同じく、エンジ
ン11の運転状態に対応した望ましい値がその都度設定
される。これらディザ振幅λDZAとディザ周期TDZ
Aは、エンジン回転数Neと吸気管圧力PMとをパラメ
ータとする2次元マップ(図示せず)を検索して、その
時点のエンジン回転数Neと吸気管圧力PMに対応する
ディザ振幅λDZAとディザ周期TDZAを求める。
【0033】この後、ステップ119で、ディザ処理フ
ラグXDZRが「0」であるか否かを判定する。このデ
ィザ処理フラグXDZRは、目標空燃比中央値λTGC
に対して目標空燃比λTGをリッチに設定する場合にX
DZR=1にセットし、リーンに設定する場合にXDZ
R=0にリセットする。
【0034】上記ステップ119で、XDZR=0と判
定された場合、つまり前回のディザ制御で目標空燃比中
央値λTGCに対して目標空燃比λTGがリーンに設定
されている場合には、ステップ120に進み、今回のデ
ィザ制御で目標空燃比λTGがリッチに設定されるよう
に、ディザ処理フラグXDZRを「1」にセットする。
これに対し、上記ステップ119で、XDZR=1と判
定された場合、つまり前回のディザ制御で目標空燃比中
央値λTGCに対して目標空燃比λTGがリッチに設定
されている場合には、ステップ121に進み、今回のデ
ィザ制御で目標空燃比λTGがリーンに設定されるよう
に、ディザ処理フラグXDZRを「0」にリセットす
る。
【0035】このようにして、ステップ120又は12
1で、ディザ処理フラグXDZRを反転させ、更に、X
DZR=1の場合には、ステップ122で、ディザ振幅
λDZAを−値に反転させる(XDZR=0の場合はス
テップ112又は113で設定したディザ振幅λDZA
をそのまま用いる)。この後、ステップ123で、目標
空燃比中央値λTGCとディザ振幅λDZAとから目標
空燃比λTGを設定する。例えば、前回のディザ制御で
目標空燃比中央値λTGCに対して目標空燃比λTGが
リーンに設定された場合には、今回のディザ制御で、目
標空燃比λTGを中央値λTGCに対してディザ振幅λ
DZAだけリッチに設定するように、次式により目標空
燃比λTGを算出する。 λTG=λTGC−λDZA
【0036】逆に、前回のディザ制御で目標空燃比中央
値λTGCに対して目標空燃比λTGがリッチに設定さ
れた場合には、今回のディザ制御で、目標空燃比λTG
を中央値λTGCに対してディザ振幅λDZAだけリー
ンに設定するように、次式により目標空燃比λTGを算
出する。 λTG=λTGC+λDZA
【0037】このようなディザ制御により、図6に示す
ように、目標空燃比λTGが中央値λTGCを中心にし
てリッチ/リーン側に交互にディザ振幅λDZAだけ階
段状に変化するように設定される。
【0038】[FAF設定]図7に示す空燃比補正係数
FAF設定プログラムは、図2の空燃比制御プログラム
のステップ108で実行されるサブルーチンであり、例
えば燃料噴射タイミング毎に起動され、特許請求の範囲
でいうフィードバック補正量制限手段としての役割を果
たす。本プログラムが起動されると、まずステップ20
1で、今回失火が発生したか否かを判定する。この失火
判定方法は、例えば、所定クランク角毎(例えば4気筒
の場合180℃A毎)の回転変化量から判定する方法、
各気筒の燃焼状態又は筒内圧力から判定する方法等、従
来より一般的に知られている方法を用いれば良い。この
ステップ201の処理は、特許請求の範囲でいう失火検
出手段としての役割を果たす。
【0039】このステップ201で、もし、今回失火あ
りと判定された場合には、ステップ202に進み、カウ
ンタcfafgのカウント値が「0」よりも大きいか否
かを判定する。このカウンタcfafgは、失火発生後
に空燃比補正係数FAFを制限する期間(以下「FAF
制限期間」という)を定めるものであり、後述するよう
に、FAF制限期間中に、正常燃焼する毎に1ずつダウ
ンカウントされ、cfafg=0になった時にFAF制
限期間が終了する。
【0040】失火検出時に、ステップ202で、カウン
タcfafg=0(FAF制限期間中でない)と判定さ
れた場合には、ステップ203に進み、カウンタcfa
fgのカウント値を初期値(例えば20)にセットして
FAF制限期間を開始する。ここで、初期値は、失火発
生により乱れた空燃比がある程度安定するまでの正常燃
焼回数(噴射回数)である。これにより、FAF制限期
間は、失火発生から正常燃焼回数がカウンタcfafg
の初期値(例えば20)に達するまでの期間に設定され
る。
【0041】この後、ステップ204に進み、空燃比補
正係数FAFのFAF制限期間中のリッチ側のガード値
FAFGHを次式により算出する。 FAFGH=FAF(i-1) +KFAFG
【0042】ここで、FAF(i-1) は前回の空燃比補正
係数、すなわち、失火直前の空燃比補正係数、KFAF
Gは予め設定された制限量である。これにより、FAF
制限期間中のリッチ側のガード値FAFGHは失火直前
の空燃比補正係数FAF(i-1) に応じた適切なガード値
が設定される。このFAF制限期間中のガード値FAF
GHは、通常時に後述するステップ211で設定される
リッチ側ガード値(例えば1.25)より小さく且つ
1.0より大きい値に設定される。
【0043】この後、ステップ205に進み、図2のス
テップ106又は107で設定した目標空燃比λTGと
空燃比センサ28の出力λ(排ガスの空燃比)とに基づ
いて今回の空燃比補正係数FAF(i) を次式により算出
する。
【0044】FAF(i) =K1・λ(i) +K2・FAF
(i-3) +K3・FAF(i-2)+K4・FAF(i-1) +Z
I(i) 但し、ZI(i) =ZI(i-1) +Ka・{λTG−λ(i)
} ここで、添字の(i) 〜(i-3) はサンプリング時期を示
し、K1〜K4は最適フィードバック定数、Kaは積分
定数である。
【0045】FAF(i) 算出後、ステップ206に進
み、今回の空燃比補正係数FAF(i)がFAF制限期間
中のガード値FAFGHよりも大きいか否かを判定す
る。もし、空燃比補正係数FAF(i) がガード値FAF
GHより大きければ、ステップ207に進み、空燃比補
正係数FAF(i) をガード値FAFGHでガード処理し
て[FAF(i) =FAFGH]、本プログラムを終了す
る。
【0046】一方、空燃比補正係数FAF(i) がガード
値FAFGH以下であれば、ステップ205で算出した
空燃比補正係数FAF(i) をそのまま採用して、本プロ
グラムを終了する。
【0047】その後、ステップ201で、失火なしと判
定される毎に、ステップ208に進み、FAF制限期間
設定用のカウンタcfafgのカウント値が「0」より
も大きいか否か、つまりFAF制限期間中であるか否か
を判定し、FAF制限期間中であれば、ステップ209
に進み、カウンタcfafgのカウント値を「1」だけ
カウントダウンする。これにより、FAF制限期間中
は、正常燃焼する毎にカウンタcfafgのカウント値
を1ずつダウンカウントする。この後、ステップ210
で、ガード値FAFGHを前回のガード値FAFGH(i
-1) で保持する。これにより、FAF制限期間中は、ガ
ード値FAFGHが失火検出時に設定したガード値に保
持される。FAF制限期間中も、前述した失火検出時と
同じく、空燃比補正係数FAF(i) の算出とガード処理
が行われる(ステップ205〜207)。
【0048】尚、正常燃焼復帰後、FAF制限期間中に
再び失火が発生した場合には、ステップ201→ステッ
プ202→ステップ210と進み、ガード値FAFGH
を前回のガード値FAFGH(i-1) で保持した後、前述
した失火検出時と同じく、空燃比補正係数FAF(i) の
算出とガード処理を行う(ステップ205〜207)。
尚、FAF制限期間中に再び失火が発生した場合、カウ
ンタcfafgを初期値「20」にリセットしてFAF
制限期間を再設定するようにしても良い。
【0049】その後、カウンタcfafgのカウント値
が「0」になると、FAF制限期間が終了する。この後
は、燃焼が正常であれば、ステップ201→ステップ2
08→ステップ211と進み、ガード値FAFGHを通
常のリッチ側ガード値(例えば1.25)にセットし、
空燃比補正係数FAF(i) の算出とガード処理を行う
(ステップ205〜207)。
【0050】以上のようにして、失火が発生してからF
AF制限期間が終了するまでは、空燃比補正係数FAF
の上限を、失火直前の空燃比補正係数を基準にして設定
したリッチ側のガード値FAFGHでガード処理する。
通常時は、空燃比補正係数FAFの上限を通常のリッチ
側ガード値(1.25)でガード処理する。
【0051】[空燃比学習]図8に示す空燃比学習プロ
グラムは、所定クランク角毎に起動される。本プログラ
ムが起動されると、まずステップ301で、後述する例
えば8つの運転領域0〜7についての空燃比学習が全て
終了したか否かを判定する。この判定は、各運転領域0
〜7に対応した学習フラグXDOM0〜XDOM7が学
習終了を意味する「1」であるか否かによって行われ
る。8つの運転領域0〜7の空燃比学習が全て終了して
いる場合(XDOM0〜XDOM7=1の場合)には、
ステップ303に進み、学習終了フラグXAFLNを全
領域学習終了を意味する「1」にセットする。
【0052】一方、運転領域0〜7のうちのいずれか1
つでも空燃比学習が終了していない場合には、ステップ
301からステップ302に進み、学習終了フラグXA
FLNを「0」にリセットする。
【0053】この後、ステップ304で、下記の(B
1)〜(B6)の学習条件が成立しているか否かを判定
する。 (B1)空燃比フィードバック制御中であること (B2)冷却水温THWが例えば80℃以上であること (B3)始動後増量が「0」であること (B4)暖機増量が「0」であること (B5)現在の運転領域に入ってから所定クランク角だ
け経過していること (B6)バッテリ電圧が例えば11.5V以上であるこ
と これら(B1)〜(B6)の条件を1つでも満たさない
ものがあれば、学習条件が不成立となり、ステップ30
5以降の学習処理を行うことなく、本プログラムを終了
する。
【0054】一方、(B1)〜(B6)の条件を全て満
たせば、学習条件が成立し、ステップ305以降の学習
処理を次のようにして実行する。まず、ステップ305
で、RAM34に格納されている空燃比補正係数FAF
の平均値FAFAVを読み込んだ後、ステップ306
で、アイドル時(IDLON)であるか否かを判定し、
アイドル時か走行時かに応じて、以下のような学習処理
を実行する。
【0055】すなわち、走行時である場合には、ステッ
プ307に進み、その時点のエンジン回転数Neが10
00〜3200rpmの範囲内(安定した走行状態)で
あるか否かを判定し、範囲外であれば、以降の処理を行
うことなく、本プログラムを終了する。一方、エンジン
回転数Neが1000〜3200rpmの範囲内であれ
ば、学習処理が可能と判断して、ステップ308に進
み、エンジン11の運転領域が「1」〜「7」のいずれ
の領域に該当するか判定する。この運転領域の判定は、
エンジン11の負荷(例えば吸気管圧力PM)に基づい
て行われ、該負荷の大きさに応じて、運転領域「1」〜
「7」のいずれかの領域を当該学習処理領域として設定
する。この後、ステップ309で、上記ステップ308
で設定した領域i(iは「1」〜「7」のいずれか)に
対応する学習フラグXDOMiをセットする。
【0056】一方、ステップ306において、アイドル
時と判定された場合には、エンジン回転数Neが例え
ば600〜1000rpmの範囲内(安定したアイドル
状態)であるか否か(ステップ310)、また、吸気
管圧力PMが例えば173mmHgより高いか否かを判
定する(ステップ311)。これら2つの条件,の
いずれか一方でも満たさなければ、以降の処理を行うこ
となく、本プログラムを終了する。
【0057】これに対し、2つの条件,を共に満た
せば、学習処理が可能であると判断して、ステップ31
2に進み、その運転領域を領域「0」に設定した後、ス
テップ313で、上記ステップ312で設定した領域
「0」に対応する学習フラグXDOM0をセットする。
【0058】以上のようにして、現在の運転状態に応じ
て学習フラグXDOMi又はXDOM0をセットした
後、ステップ314〜317で、空燃比の学習補正量K
Gj(j=0〜7)の設定、又は既に設定した学習補正
量KGjの更新を実行する。この学習処理は、まずステ
ップ314で、前記ステップ305で読み込んだ空燃比
補正係数の平均値FAFAVの基準値(1.0)からの
ずれ量(1−FAFAV)を判定し、ずれ量が所定値
(例えば2%)以上であれば、当該領域の学習補正量K
Gjを所定値K%だけ補正し(ステップ315)、ずれ
量が所定値(例えば一2%)以下であれば、当該領域の
学習補正量KGjを所定値L%だけ補正する(ステップ
317)。もし、ずれ量が上記所定値内であれば、当該
領域の学習補正量KGjを維持する(ステップ31
6)。
【0059】この後、ステップ318で、上記ステップ
315〜317で設定(更新)した学習補正量KGjの
上下限チェック(ガード処理)を実行する。この上下限
チェックでは、学習補正量KGjの上限値が例えば
「1.2」に設定され、下限値が例えば「0.8」に設
定される。これら上下限値は、上述したエンジン11の
運転領域毎に設定しても良い。このようにして設定され
た学習補正量KGjは、バックアップRAM35に運転
領域毎に格納される。
【0060】以上説明した本実施形態(1)の空燃比制
御の効果を従来の空燃比制御と比較して説明する。失火
が発生すると、失火気筒から排出される多量の空気によ
って、図9、図10に示すように、空燃比センサ28の
出力がリーン側に大きく振れる。このため、図9に示す
比較例のように、失火発生時に、通常時と同じ空燃比フ
ィードバック補正を続けると、空燃比センサのリーン出
力によって空燃比が大きくリッチ側に補正されてしま
い、正常燃焼復帰時には過リッチ状態となってしまう。
しかも、一旦、過リッチ状態となった空燃比は、フィー
ドバック補正によりリーン側とリッチ側に交互に大きく
振られながらその振幅を徐々に小さくして目標空燃比に
収束するという経過をたどるため、正常燃焼復帰後の空
燃比が大きく乱れて、目標空燃比に収束するまでに暫く
時間がかかり、その間、排気エミッションの増加やドラ
イバビリティ低下を招くことになる。
【0061】これに対して、本実施形態(1)の空燃比
制御では、図10に示すように、失火発生から空燃比が
ある程度安定するまでの期間をFAF制限期間とし、こ
のFAF制限期間中は、空燃比補正係数FAFの上限を
ガード値FAFGHでガード処理する。このため、失火
発生時に空燃比のフィードバック補正を継続して行って
も、空燃比補正係数FAFが過大な値となる(リッチ側
の振幅が過大になる)ことを防止でき、空燃比補正係数
FAFの振幅を適正範囲に抑えることができる。これに
より、FAF制限期間中に空燃比フィードバック補正に
より空燃比を目標空燃比に速やかに収束させることがで
きると共に、FAF制限期間終了前後の空燃比補正係数
FAFを一致させることができる。これにより、失火発
生後の空燃比のずれを最小限に抑えることができて、失
火発生後の排気エミッション増加やドライバビリティ低
下を最小限に抑えることができる。
【0062】《実施形態(2)》次に、本発明の実施形
態(2)を図11及び図12に基づいて説明する。前記
実施形態(1)では、空燃比補正係数FAFの上限を、
失火直前の空燃比補正係数を基準にしてリッチ側に設定
したガード値FAFGHでガードするようにしたが、本
実施形態(2)は、空燃比補正係数FAFの下限を、失
火直前の空燃比補正係数を基準にしてリーン側に設定し
たガード値FAFGLでガードするようしたものであ
る。
【0063】本実施形態(2)で実行する図11の空燃
比補正係数FAF設定プログラムは、リーン側のガード
値FAFGLを設定する処理(ステップ403,41
0,411)とガード処理(ステップ406,407)
を除いて、前記実施形態(1)の図7のプログラムと同
じである。
【0064】本プログラムでは、失火検出時に、FAF
制限期間設定用のカウンタcfafgを初期値(例えば
20)にセットして(ステップ401,402,40
3)、FAF制限期間中のリーン側のガード値FAFG
Lを次式により算出する(ステップ404)。 FAFGL=FAF(i-1) −KFAFG
【0065】ここで、KFAFGは予め設定された制限
量である。これにより、FAF制限期間中のリーン側の
ガード値FAFGLは失火直前の空燃比補正係数FAF
(i-1) に応じた適切なガード値が設定される。このFA
F制限期間中のリーン側のガード値FAFGLは、通常
時に後述するステップ411で設定されるリーン側ガー
ド値(例えば0.75)より大きく且つ1.0より小さ
い値に設定される。
【0066】この後、今回の空燃比補正係数FAF(i)
を算出した後(ステップ405)、空燃比補正係数FA
F(i) の下限をFAF制限期間中のリーン側のガード値
FAFGLでガード処理する(ステップ406,40
7)。
【0067】FAF制限期間中は、リーン側のガード値
FAFGLが失火検出時に設定したガード値に保持され
(ステップ410)、空燃比補正係数FAF(i) の算出
とリーン側のガード処理が行われる(ステップ405〜
407)。
【0068】その後、失火検出後の正常燃焼回数が例え
ば20回になると、FAF制限期間が終了する。この後
は、燃焼が正常であれば、ステップ401→ステップ4
08→ステップ411と進み、リーン側のガード値FA
FGLを通常のリーン側ガード値(例えば0.75)に
セットし、空燃比補正係数FAF(i) の算出とリーン側
ガード処理を行う(ステップ405〜407)。
【0069】以上説明した本実施形態(2)の空燃比制
御では、図12に示すように、失火発生から空燃比があ
る程度安定するまでのFAF制限期間中は、空燃比補正
係数FAFの下限を、失火直前の空燃比補正係数を基準
にして設定したリーン側のガード値FAFGLでガード
処理するため、失火発生時に空燃比のフィードバック補
正を継続して行っても、空燃比補正係数FAFが過小な
値となる(リーン側の振幅が過大になる)ことを防止で
き、空燃比補正係数FAFの振幅を適正範囲に抑えるこ
とができる。これにより、空燃比補正係数FAFのリッ
チ側をガード処理する前記実施形態(1)と同じく、F
AF制限期間中に空燃比フィードバック補正により空燃
比を目標空燃比に速やかに収束させることができ、失火
発生時の空燃比のずれを最小限に抑えることができる。
【0070】尚、上記実施形態(1),(2)を組み合
わせて、空燃比補正係数FAFの上限及び下限を、それ
ぞれガード値FAFGH及びFAFGLでガードするよ
うにしても良い。
【0071】また、各実施形態(1),(2)では、空
燃比補正係数FAFのガード値FAFGH,FAFGL
を、失火直前の空燃比補正係数を基準にして設定するこ
とで、失火の影響を受けていない空燃比補正係数に応じ
た適切なガード値FAFGH,FAFGLを設定するこ
とができる利点がある。
【0072】しかし、空燃比補正係数FAFのガード値
の設定方法は、これに限定されるものではなく、例え
ば、通常のガード値[実施形態(1)では1.25、実
施形態(2)では0.75]を基準にして、失火検出時
に、通常のガード値に所定の係数を掛け合わせて失火検
出時のガード値を設定するようにしても良い。或は、ガ
ード値FAFGH,FAFGLとして、予め設定された
固定値を用いるようにしても良い。
【0073】また、各実施形態(1),(2)では、F
AF制限期間を失火後の正常燃焼回数で定めることで、
FAF制限期間を失火発生により乱れた空燃比を目標空
燃比に回復させるまでに要する期間を考慮した最適な期
間に設定するようにしたが、これ以外に、FAF制限期
間を、例えばクランク角や経過時間で定めるようにして
も良い。この場合、カウンタcfafgを所定クランク
角毎又は所定時間毎にカウントダウンするようにすれば
良い。また、カウンタcfafgの初期値を失火検出時
の運転状態に応じて変化させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)を示すエンジン制御シ
ステム全体の概略構成図
【図2】空燃比制御プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図3】目標空燃比マップを概念的に示す図
【図4】目標空燃比設定プログラムの処理の流れを示す
フローチャート
【図5】酸素センサの出力と目標空燃比の中央値λTG
Cとの関係を示すタイムチャート
【図6】酸素センサの出力と目標空燃比λTGとの関係
を示すタイムチャート
【図7】実施形態(1)における空燃比補正係数FAF
設定プログラムの処理の流れを示すタイムチャート
【図8】空燃比学習プログラムの処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図9】比較例の空燃比制御を行った場合の一例を示す
タイムチャート
【図10】実施形態(1)の空燃比制御を行った場合の
一例を示すタイムチャート
【図11】本発明の実施形態(2)における空燃比補正
係数FAF設定プログラムの処理の流れを示すタイムチ
ャート
【図12】実施形態(2)の空燃比制御を行った場合の
一例を示すタイムチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、20…燃料噴射弁、26
…排気管、28…空燃比センサ(空燃比検出手段)、2
8…触媒、29…酸素センサ、30…エンジン制御回路
(空燃比フィードバック制御手段、失火検出手段、フィ
ードバック補正量制限手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−27856(JP,A) 特開 平9−217640(JP,A) 特開 平7−109942(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 41/14 310 F02D 41/22 305 F02D 45/00 345 F02D 45/00 368

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスの空燃比を検出する空燃比検出手
    段と、前記排ガスの空燃比を目標空燃比に一致させるよ
    うに燃料噴射量をフィードバック補正する空燃比フィー
    ドバック制御手段とを備えた内燃機関の空燃比制御装置
    において、 内燃機関の失火を検出する失火検出手段と、 前記失火検出手段により失火を検出した時に前記空燃比
    フィードバック制御手段によるフィードバック補正量を
    ガード値により制限するフィードバック補正量制限手段
    とを備え 前記フィードバック補正量制限手段は、前記ガード値
    を、失火検出直前のフィードバック補正量を基準にして
    リッチ側とリーン側の少なくとも一方に設定する ことを
    特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 前記フィードバック補正量制限手段は、
    失火検出から所定期間経過するまで前記フィードバック
    補正量の制限を継続することを特徴とする請求項1に
    載の内燃機関の空燃比制御装置。
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