JP3446396B2 - 高周波受信変換装置 - Google Patents
高周波受信変換装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
（以下，ＶＴＲと称す）等を含む受信フロントエンド手
段に使用して有効な高周波受信変換装置に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】従来の高周波受信変換装置について、そ
の一例を図２を用いて説明する。 【０００３】図２は従来のテレビジョン（以下，ＴＶと
称す）放送を受信するアンテナ・チューナー，チューナ
ーからの中間周波信号を映像音声のベースバンド信号に
復調する映像・音声復調回路とＶＴＲの記録部から再生
出力される映像，音声信号を高周波信号に変換するＲＦ
モジュレーターが構成されている高周波受信変換装置の
一例を示すブロック図である。図２において、１はアン
テナからのＴＶ放送信号等の高周波信号が入力されるア
ンテナ入力端子、２はアンテナ出力端子で、このアンテ
ナ出力端子２は同軸ケーブルを通してテレビジョン受像
機（図示せず）に接続されるものである。また，ＲＦモ
ジュレーター１１からの高周波変調信号をスイッチ回路
１０を通してアンテナ出力端子２に出力し，同軸ケーブ
ルを介してテレビジョン受像機に接続されるものであ
る。このときＲＦデモジュレータ１１から出力される高
周波信号は外部からの制御信号すなわちアンテナ切り替
え制御信号により，スイッチ回路１０が切り替えられ出
力されるものである。９はアンテナ分配器で、アンテナ
入力端子１からの高周波信号をチューナー１４と、スイ
ッチ回路１０を通してアンテナ出力端子２とに分配する
ものである。１１はＲＦモジュレーターで，ＶＴＲの記
録部からの映像音声信号を映像音声処理回路を通して得
られたベースバンド映像音声信号をＲＦ変調して高周波
信号を取り出し，切り替え信号入力端子７から入力され
るアンテナ切り替え制御信号によりスイッチ回路１０が
切り替えられ、アンテナ出力２に出力するものである。
一般的に国内のＶＴＲにおいては１チャンネルあるいは
２チャンネルの映像，音声搬送波周波数の信号が出力さ
れ，同軸ケーブルを介してテレビジョン受信機に接続さ
れ受信できる。１０はスイッチ回路で，分配器９からの
ＴＶ信号とＲＦモジュレーター１１からの映像音声搬送
波周波数信号をアンテナ切り替え制御信号により切り替
える回路で，一般的にはトランジスタやダイオード回路
により切り替えるものである。７はアンテナ切り替え制
御端子で，必要に応じてアンテナ出力端子２にアンテナ
入力端子１からのＴＶ信号かあるいはＲＦモジュレター
１１からの高周波信号を出力するための制御信号入力端
子である。１４はチューナーで、ＴＶ信号を受信選択
し，中間周波数信号に変換するものである。１５はアン
テナ部とチューナー部を有するアンテナ・チューナーで
ある。１６は受信選択された映像音声中間波数信号をベ
ースバンド信号に復調する映像音声復調回路である。１
７は映像復調されたべースバンド映像信号を記録再生手
段（図示せず）に出力する映像出力端子である。１８は
音声復調されたベースバンド音声信号が取り出される音
声出力端子である。１７，１８から取り出された信号は
ＶＴＲの映像・音声信号処理回路に入力されるものであ
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、アンテナ入力端子１から入力されたＴＶ
信号が直接分配器９に入力されるため、ＴＶ信号レベル
の弱い地域（弱電界地域）において受信感度が悪いの
で、ＴＶ受信画質が劣化するという問題点があった。 【０００５】本発明は上記問題点を解決するもので、Ｔ
Ｖ信号レベルの弱い地域においても受信感度を改善し、
高感度の受信画質を実現する高周波受信変換装置を提供
することを目的とするものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波受信変換装置は、テレビジョン受像機
に接続して使用されるビデオテープレコーダーに内蔵す
る高周波受信装置であって，アンテナで受信するテレビ
ジョン信号を入力するアンテナ入力端子と、アンテナ入
力端子からテレビジョン信号が入力され２つの出力端子
にそれぞれ切り替え可能な第１のスイッチと、第１のス
イッチの一方の出力端子に接続された高周波増幅器と、
高周波増幅器と第１のスイッチの他方の出力端子とが接
続されそれぞれ切り替え可能な第２のスイッチと、第２
のスイッチから出力されるテレビジョン信号を分配する
分配器と、分配器の一方の出力信号とビデオテープレコ
ーダーの記録再生手段からの入力信号とをそれぞれ切り
替えて出力する第３のスイッチと、分配器の他方の出力
信号から所望の放送信号を受信選択するチューナーと、
チューナーで受信選択した放送信号を映像及び音声信号
に復調する映像音声復調回路と、シリアル制御データを
出力するタイマーマイコンと、タイマーマイコンから出
力されるシリアル制御データにより第１及び第２のスイ
ッチを切り替えるよう制御するＰＬＬ回路とを備えたも
のである。 【０００７】 【作用】上記手段によれば、増幅回路部の信号経路の制
御を、タイマーマイコンからのシリアルデータによりＰ
ＬＬ回路に供給し、ＢＡＮＤ出力ポートからの制御信号
により切り替えることを可能とする構成とすることによ
り，高周波受信装置のみで切り替え制御を完結できコス
トも上がらず、専用の外部制御回路を削減できるもので
ある。 【０００８】 【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。 【０００９】図１は本実施例の高周波受信変換装置のブ
ロック図である。図１において、従来技術と同一の構成
要素については同一番号を付与してその説明を省略す
る。３はアンテナ入力端子１の出力に接続された第１の
スイッチ回路、４は第１のスイッチ回路３から出力され
た信号を増幅する高周波増幅器、５は高周波増幅器４の
出力信号または第１のスイッチ３の出力信号とを切り替
える第２のスイッチ、６は第１のスイッチ回路３の出力
を第２のスイッチ回路５に接続する信号経路である。２
０は映像音声復調回路部１６で発生するＲＦ・ＡＧＣ電
圧であり、アンテナ入力端子１に入力されたＴＶ信号の
電界強度に対応して変化する電圧である。２１はＲＦ・
ＡＧＣ電圧２０を検知しＬＯＷあるいはＨＩＧＨの制御
信号を出力する電圧検出器である。この電圧検出器２１
はコンパレーター回路により構成されるものであるがこ
れに限定されるものではない。第１のスイッチ回路３は
電圧検出器２１から出力される制御信号により切り替え
られるものである。８は第１スイッチ回路３と第２スイ
ッチ回路５と高周波増幅器４と信号経路６とから構成さ
れる高周波増幅回路部である。２０は本装置が内蔵され
たＶＴＲの動作を制御するシステムマイコン、２１はタ
イマーマイコンである。２０、２１はそれぞれシリアル
データにより制御されている。２２はＰＬＬ回路を制御
するシリアルデータであり、このデータはシステムマイ
コン２０、タイマーマイコン２１にて構成されるがこれ
に限定されるものではない。２３はチューナー１４に設
けられたＰＬＬ回路、７はＰＬＬ回路２３からのＢＡＮ
Ｄ出力ポートである。２４はシステムマイコン２０とタ
イマーマイコン２１とチューナー１４とを備えた高周波
増幅回路制御部である。 【００１０】以上のように構成された本発明の高周波受
信変換装置について、以下その動作を説明する。 【００１１】まず、入力信号のレベルによって任意に高
周波増幅器４を経由させるか高周波増幅器４を経由させ
ないかをオンスクリーンディスプレー（図示せず）上で
選択し、システムマイコン２０よりタイマーマイコン２
１にシリアルデータにて伝送し、更にタイマーマイコン
２１よりＰＬＬ回路２３にシリアルデータにて伝送す
る。ＰＬＬ回路２３よりＢＡＮＤ出力ポート７の一つを
高周波増幅回路部８の制御信号として用い、高周波増幅
回路部８の切り替えを行う。 【００１２】次に高周波増幅回路部８について、その動
作を説明する。外部アンテナからＴＶ信号がアンテナ入
力端子１に入力される。この入力信号のレベルに対応し
て任意に制御信号７を印加することより，第１，２スイ
ッチ回路３、５を切り替え、高周波増幅器４を通す信号
経路か，あるいは高周波増幅器４を通さない信号経路６
かに切り替えるものである。一般的には入力レベルの小
さいとき（弱電界レベル）には第１のスイッチ３と第２
のスイッチ５とはａ側に切り替わり、入力信号は高周波
増幅器４を介して分配器９に入力される。入力レベルの
大きいときには、第１のスイッチ３と第３のスイッチ５
とはｂ側に切り替わり、入力信号は信号経路６を介して
分配器９に入力される。 【００１３】このように制御されたＴＶ信号は分配器９
で分配され、一方のＴＶ信号はチューナー１４に入力さ
れ所望の信号に受信選択される。そして、中間周波数信
号に変換され、映像・音声復調回路１６に入力される。
映像・音声復調回路１６に入力された中間周波数信号は
ベースバンドの映像，音声信号に復調され，映像信号端
子１７及び音声信号端子１８を介して，ＶＴＲの映像・
音声信号処理回路に伝送される。 【００１４】分配器９のもう一方のＴＶ信号はアンテナ
スイッチ回路１０に入力される。アンテナスイッチ回路
１０ではアンテナ切り替え制御信号入力部１０から入力
される制御信号により、分配器９側のａ端子とＲＦモジ
ュレーター１１側のｂ端子に切り替えられる。通常、ア
ンテナで受信したＴＶ信号を、そのままＴＶ受像器に表
示する場合はアンテナスイッチ回路１０はａ側に接続さ
れ、分配器９の出力信号がアンテナ出力端子２から同軸
ケーブルを介してＴＶ受像器へ出力される。また、ＶＴ
Ｒで再生された映像音声信号をＴＶ受像器に入力する場
合は、アンテナスイッチ回路１０はｂ側に接続され、映
像入力端子１２と音声入力端子１３とに入力される映像
音声信号が、ＲＦモジュレーター１１を介してアンテナ
出力端子２から同軸ケーブルを介してＴＶ受像器に出力
される。 【００１５】以上のように本実施例によれば、アンテナ
入力端子１に入力されるＴＶ信号レベルが弱い場合、第
１のスイッチ回路３の出力を高周波増幅器４を介して増
幅するようにしたので、ＴＶ信号レベルの弱い場合でも
受信感度を改善することができる。 【００１６】 【発明の効果】以上のように本発明は、アンテナ・チュ
ーナー部の分配器の前段に第１，第２スイッチ回路、高
周波増幅器等を備え，アンテナ入力からの高周波信号を
第１スイッチ回路，高周波増幅器及び第２スイッチ回路
を介する信号経路と第１，２スイッチ回路を介して高周
波増幅器を通さない信号経路を有する増幅回路部を構成
し，増幅回路部の信号経路の制御をタイマーマイコンか
らのシリアルデータにてチューナ部に設けられたＰＬＬ
回路に供給し、ＢＡＮＤ出力ポートからの制御信号によ
り、入力されるＴＶ信号を高周波増幅器に通すか否かを
制御できるので、ＴＶ信号レベルの弱い地域（弱電界地
域）においても受信感度を改善し、歪特性の良い優れた
効果を有するものである。
（以下，ＶＴＲと称す）等を含む受信フロントエンド手
段に使用して有効な高周波受信変換装置に関するもので
ある。 【０００２】 【従来の技術】従来の高周波受信変換装置について、そ
の一例を図２を用いて説明する。 【０００３】図２は従来のテレビジョン（以下，ＴＶと
称す）放送を受信するアンテナ・チューナー，チューナ
ーからの中間周波信号を映像音声のベースバンド信号に
復調する映像・音声復調回路とＶＴＲの記録部から再生
出力される映像，音声信号を高周波信号に変換するＲＦ
モジュレーターが構成されている高周波受信変換装置の
一例を示すブロック図である。図２において、１はアン
テナからのＴＶ放送信号等の高周波信号が入力されるア
ンテナ入力端子、２はアンテナ出力端子で、このアンテ
ナ出力端子２は同軸ケーブルを通してテレビジョン受像
機（図示せず）に接続されるものである。また，ＲＦモ
ジュレーター１１からの高周波変調信号をスイッチ回路
１０を通してアンテナ出力端子２に出力し，同軸ケーブ
ルを介してテレビジョン受像機に接続されるものであ
る。このときＲＦデモジュレータ１１から出力される高
周波信号は外部からの制御信号すなわちアンテナ切り替
え制御信号により，スイッチ回路１０が切り替えられ出
力されるものである。９はアンテナ分配器で、アンテナ
入力端子１からの高周波信号をチューナー１４と、スイ
ッチ回路１０を通してアンテナ出力端子２とに分配する
ものである。１１はＲＦモジュレーターで，ＶＴＲの記
録部からの映像音声信号を映像音声処理回路を通して得
られたベースバンド映像音声信号をＲＦ変調して高周波
信号を取り出し，切り替え信号入力端子７から入力され
るアンテナ切り替え制御信号によりスイッチ回路１０が
切り替えられ、アンテナ出力２に出力するものである。
一般的に国内のＶＴＲにおいては１チャンネルあるいは
２チャンネルの映像，音声搬送波周波数の信号が出力さ
れ，同軸ケーブルを介してテレビジョン受信機に接続さ
れ受信できる。１０はスイッチ回路で，分配器９からの
ＴＶ信号とＲＦモジュレーター１１からの映像音声搬送
波周波数信号をアンテナ切り替え制御信号により切り替
える回路で，一般的にはトランジスタやダイオード回路
により切り替えるものである。７はアンテナ切り替え制
御端子で，必要に応じてアンテナ出力端子２にアンテナ
入力端子１からのＴＶ信号かあるいはＲＦモジュレター
１１からの高周波信号を出力するための制御信号入力端
子である。１４はチューナーで、ＴＶ信号を受信選択
し，中間周波数信号に変換するものである。１５はアン
テナ部とチューナー部を有するアンテナ・チューナーで
ある。１６は受信選択された映像音声中間波数信号をベ
ースバンド信号に復調する映像音声復調回路である。１
７は映像復調されたべースバンド映像信号を記録再生手
段（図示せず）に出力する映像出力端子である。１８は
音声復調されたベースバンド音声信号が取り出される音
声出力端子である。１７，１８から取り出された信号は
ＶＴＲの映像・音声信号処理回路に入力されるものであ
る。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、アンテナ入力端子１から入力されたＴＶ
信号が直接分配器９に入力されるため、ＴＶ信号レベル
の弱い地域（弱電界地域）において受信感度が悪いの
で、ＴＶ受信画質が劣化するという問題点があった。 【０００５】本発明は上記問題点を解決するもので、Ｔ
Ｖ信号レベルの弱い地域においても受信感度を改善し、
高感度の受信画質を実現する高周波受信変換装置を提供
することを目的とするものである。 【０００６】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波受信変換装置は、テレビジョン受像機
に接続して使用されるビデオテープレコーダーに内蔵す
る高周波受信装置であって，アンテナで受信するテレビ
ジョン信号を入力するアンテナ入力端子と、アンテナ入
力端子からテレビジョン信号が入力され２つの出力端子
にそれぞれ切り替え可能な第１のスイッチと、第１のス
イッチの一方の出力端子に接続された高周波増幅器と、
高周波増幅器と第１のスイッチの他方の出力端子とが接
続されそれぞれ切り替え可能な第２のスイッチと、第２
のスイッチから出力されるテレビジョン信号を分配する
分配器と、分配器の一方の出力信号とビデオテープレコ
ーダーの記録再生手段からの入力信号とをそれぞれ切り
替えて出力する第３のスイッチと、分配器の他方の出力
信号から所望の放送信号を受信選択するチューナーと、
チューナーで受信選択した放送信号を映像及び音声信号
に復調する映像音声復調回路と、シリアル制御データを
出力するタイマーマイコンと、タイマーマイコンから出
力されるシリアル制御データにより第１及び第２のスイ
ッチを切り替えるよう制御するＰＬＬ回路とを備えたも
のである。 【０００７】 【作用】上記手段によれば、増幅回路部の信号経路の制
御を、タイマーマイコンからのシリアルデータによりＰ
ＬＬ回路に供給し、ＢＡＮＤ出力ポートからの制御信号
により切り替えることを可能とする構成とすることによ
り，高周波受信装置のみで切り替え制御を完結できコス
トも上がらず、専用の外部制御回路を削減できるもので
ある。 【０００８】 【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。 【０００９】図１は本実施例の高周波受信変換装置のブ
ロック図である。図１において、従来技術と同一の構成
要素については同一番号を付与してその説明を省略す
る。３はアンテナ入力端子１の出力に接続された第１の
スイッチ回路、４は第１のスイッチ回路３から出力され
た信号を増幅する高周波増幅器、５は高周波増幅器４の
出力信号または第１のスイッチ３の出力信号とを切り替
える第２のスイッチ、６は第１のスイッチ回路３の出力
を第２のスイッチ回路５に接続する信号経路である。２
０は映像音声復調回路部１６で発生するＲＦ・ＡＧＣ電
圧であり、アンテナ入力端子１に入力されたＴＶ信号の
電界強度に対応して変化する電圧である。２１はＲＦ・
ＡＧＣ電圧２０を検知しＬＯＷあるいはＨＩＧＨの制御
信号を出力する電圧検出器である。この電圧検出器２１
はコンパレーター回路により構成されるものであるがこ
れに限定されるものではない。第１のスイッチ回路３は
電圧検出器２１から出力される制御信号により切り替え
られるものである。８は第１スイッチ回路３と第２スイ
ッチ回路５と高周波増幅器４と信号経路６とから構成さ
れる高周波増幅回路部である。２０は本装置が内蔵され
たＶＴＲの動作を制御するシステムマイコン、２１はタ
イマーマイコンである。２０、２１はそれぞれシリアル
データにより制御されている。２２はＰＬＬ回路を制御
するシリアルデータであり、このデータはシステムマイ
コン２０、タイマーマイコン２１にて構成されるがこれ
に限定されるものではない。２３はチューナー１４に設
けられたＰＬＬ回路、７はＰＬＬ回路２３からのＢＡＮ
Ｄ出力ポートである。２４はシステムマイコン２０とタ
イマーマイコン２１とチューナー１４とを備えた高周波
増幅回路制御部である。 【００１０】以上のように構成された本発明の高周波受
信変換装置について、以下その動作を説明する。 【００１１】まず、入力信号のレベルによって任意に高
周波増幅器４を経由させるか高周波増幅器４を経由させ
ないかをオンスクリーンディスプレー（図示せず）上で
選択し、システムマイコン２０よりタイマーマイコン２
１にシリアルデータにて伝送し、更にタイマーマイコン
２１よりＰＬＬ回路２３にシリアルデータにて伝送す
る。ＰＬＬ回路２３よりＢＡＮＤ出力ポート７の一つを
高周波増幅回路部８の制御信号として用い、高周波増幅
回路部８の切り替えを行う。 【００１２】次に高周波増幅回路部８について、その動
作を説明する。外部アンテナからＴＶ信号がアンテナ入
力端子１に入力される。この入力信号のレベルに対応し
て任意に制御信号７を印加することより，第１，２スイ
ッチ回路３、５を切り替え、高周波増幅器４を通す信号
経路か，あるいは高周波増幅器４を通さない信号経路６
かに切り替えるものである。一般的には入力レベルの小
さいとき（弱電界レベル）には第１のスイッチ３と第２
のスイッチ５とはａ側に切り替わり、入力信号は高周波
増幅器４を介して分配器９に入力される。入力レベルの
大きいときには、第１のスイッチ３と第３のスイッチ５
とはｂ側に切り替わり、入力信号は信号経路６を介して
分配器９に入力される。 【００１３】このように制御されたＴＶ信号は分配器９
で分配され、一方のＴＶ信号はチューナー１４に入力さ
れ所望の信号に受信選択される。そして、中間周波数信
号に変換され、映像・音声復調回路１６に入力される。
映像・音声復調回路１６に入力された中間周波数信号は
ベースバンドの映像，音声信号に復調され，映像信号端
子１７及び音声信号端子１８を介して，ＶＴＲの映像・
音声信号処理回路に伝送される。 【００１４】分配器９のもう一方のＴＶ信号はアンテナ
スイッチ回路１０に入力される。アンテナスイッチ回路
１０ではアンテナ切り替え制御信号入力部１０から入力
される制御信号により、分配器９側のａ端子とＲＦモジ
ュレーター１１側のｂ端子に切り替えられる。通常、ア
ンテナで受信したＴＶ信号を、そのままＴＶ受像器に表
示する場合はアンテナスイッチ回路１０はａ側に接続さ
れ、分配器９の出力信号がアンテナ出力端子２から同軸
ケーブルを介してＴＶ受像器へ出力される。また、ＶＴ
Ｒで再生された映像音声信号をＴＶ受像器に入力する場
合は、アンテナスイッチ回路１０はｂ側に接続され、映
像入力端子１２と音声入力端子１３とに入力される映像
音声信号が、ＲＦモジュレーター１１を介してアンテナ
出力端子２から同軸ケーブルを介してＴＶ受像器に出力
される。 【００１５】以上のように本実施例によれば、アンテナ
入力端子１に入力されるＴＶ信号レベルが弱い場合、第
１のスイッチ回路３の出力を高周波増幅器４を介して増
幅するようにしたので、ＴＶ信号レベルの弱い場合でも
受信感度を改善することができる。 【００１６】 【発明の効果】以上のように本発明は、アンテナ・チュ
ーナー部の分配器の前段に第１，第２スイッチ回路、高
周波増幅器等を備え，アンテナ入力からの高周波信号を
第１スイッチ回路，高周波増幅器及び第２スイッチ回路
を介する信号経路と第１，２スイッチ回路を介して高周
波増幅器を通さない信号経路を有する増幅回路部を構成
し，増幅回路部の信号経路の制御をタイマーマイコンか
らのシリアルデータにてチューナ部に設けられたＰＬＬ
回路に供給し、ＢＡＮＤ出力ポートからの制御信号によ
り、入力されるＴＶ信号を高周波増幅器に通すか否かを
制御できるので、ＴＶ信号レベルの弱い地域（弱電界地
域）においても受信感度を改善し、歪特性の良い優れた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の高周波受信変換装置のブロ
ック図 【図２】従来の高周波受信変換装置のブロック図 【符号の説明】 １ アンテナ入力端子 ２ アンテナ出力端子 ３ 第１スイッチ回路 ４ 高周波増幅器 ５ 第２スイッチ回路 ６ 信号経路 ７ 制御信号 ８ 増幅回路部 ９ アンテナ分配器 １０ アンテナスイッチ回路 １１ ＲＦモジュレーター ２０ システムマイコン ２１ タイマーマイコン ２３ ＰＬＬ回路
ック図 【図２】従来の高周波受信変換装置のブロック図 【符号の説明】 １ アンテナ入力端子 ２ アンテナ出力端子 ３ 第１スイッチ回路 ４ 高周波増幅器 ５ 第２スイッチ回路 ６ 信号経路 ７ 制御信号 ８ 増幅回路部 ９ アンテナ分配器 １０ アンテナスイッチ回路 １１ ＲＦモジュレーター ２０ システムマイコン ２１ タイマーマイコン ２３ ＰＬＬ回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平３−38176（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−304640（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−199487（ＪＰ，Ａ)
実開 昭61−78484（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04N 5/38 - 5/46
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 テレビジョン受像機に接続して使用され
るビデオテープレコーダーに内蔵する高周波受信装置で
あって，アンテナで受信するテレビジョン信号を入力す
るアンテナ入力端子と、前記アンテナ入力端子からテレ
ビジョン信号が入力され２つの出力端子にそれぞれ切り
替え可能な第１のスイッチと、前記第１のスイッチの一
方の出力端子に接続された高周波増幅器と、前記高周波
増幅器と前記第１のスイッチの他方の出力端子とが接続
されそれぞれ切り替え可能な第２のスイッチと、前記第
２のスイッチから出力される前記テレビジョン信号を分
配する分配器と、前記分配器の一方の出力信号とビデオ
テープレコーダーの記録再生手段からの入力信号とをそ
れぞれ切り替えて出力する第３のスイッチと、前記分配
器の他方の出力信号から所望の放送信号を受信選択する
チューナーと、前記チューナーで受信選択した放送信号
を映像及び音声信号に復調する映像音声復調回路と、シ
リアル制御データを出力するタイマーマイコンと、前記
タイマーマイコンから出力されるシリアル制御データに
より前記第１及び第２のスイッチを切り替えるよう制御
するＰＬＬ回路とを備えたことを特徴とする高周波受信
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14461195A JP3446396B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 高周波受信変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14461195A JP3446396B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 高周波受信変換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08340492A JPH08340492A (ja) | 1996-12-24 |
| JP3446396B2 true JP3446396B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=15366060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14461195A Expired - Fee Related JP3446396B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 高周波受信変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3446396B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP14461195A patent/JP3446396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08340492A (ja) | 1996-12-24 |
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