JP3446247B2 - 離型剤の塗布装置 - Google Patents
離型剤の塗布装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一度使用した後の水平
な定盤の表面の付着物などを完全に除去してから、離型
剤を均一に塗布する離型剤の塗布装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来から、たとえば、ALCパネルを製
造する場合には、箱状の型枠の内面に液状の離型剤を塗
布してから補強用鉄筋籠を設置し、原料スラリーを注入
して発泡させ、所定時間経過後、半可塑性状態に固化し
たならば型枠の側板を開いたり、型枠から半可塑性体を
取り出してパネル幅が所定寸法になるように表面を水平
に切削してから、所定長さになるようにピアノ線で垂直
に切断する。その後オートクレーブに装入して高温高圧
で水蒸気養生して製品にしている。使用後の型枠には局
部的に半可塑性体やALCの破片が付着しているため、
この型枠を再使用するためにはこれらの付着物を完全に
除去してから、離型剤を均一に塗布する必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この付着物は部分的に
固着して剥離し難いが、完全に除去してから離型剤を均
一に塗布しないと次の製品に欠陥が生ずるため、従来こ
れらの除去作業や、離型剤の塗布作業は作業員が各種の
工具を使用して長時間かけて行っていた。そのため手数
がかかるばかりでなく、粉塵や臭気のため作業環境も悪
く安全衛生上の問題もあった。又、スポンジ主ローラに
上方から離型剤を滴下したり、あるいは主ローラの中心
軸から離型剤を圧送してスポンジに含浸させて型枠に離
型剤を塗布する方法もあるが、主ローラの離型剤の塗膜
厚さが一定しないことやローラと型枠との接触が不完全
のため、均一に塗布することが困難であった。さらに、
この塗布装置は独立しているので、型枠表面の付着物の
除去作業を完了してからこの作業を行うので時間がかか
るという問題もあった。 【0004】本発明は、水平な定盤と垂直な外周部側板
が分離した型枠の定盤を、手数をかけずに表面の付着物
を完全に除去してから、離型剤を均一に塗布する自動装
置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
を解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結
果、主・副ローラの間に離型剤を一定に供給して塗布す
る離型剤塗布部と、これに隣接して回転ブラシからなる
研掃機構とを同一架台に移動可能に設けることによって
目的を達することを見いだして本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、水平な定盤の表面を研掃して
該定盤表面に離型剤を塗布する装置であって、前記定盤
の全長に亘って相対的に移動可能な架台に、表面が軟質
ゴム製の水平な主ローラとこの主ローラに当接して従動
する副ローラの間に液状の離型剤を一定に供給し、主ロ
ーラを定盤表面に押圧して離型剤を塗布する昇降可能な
離型剤塗布部と、回転軸に軸支され定盤表面の付着物を
除去する複数の回転ブラシおよびこの回転ブラシによる
除去物を吸引するフードを備えた研掃機構を、それぞれ
独立して搭載した構成となした離型剤の塗布装置を要旨
とするものである。 【0006】本発明に使用する各部品は、従来からある
ものを使用することができる。 【0007】 【作用】同一の架台に定盤表面の付着物を除去する研掃
機構と、離型剤を塗布する塗布部を昇降可能に搭載し、
この架台を定盤の全長に亘って相対的に移動可能に配設
したので、塗布部を上昇させた状態で、一旦、架台を定
盤の全長に亘って相対的に移動させて、その全表面の付
着物を除去し、次に、塗布部を降下させた状態で架台を
逆方向に移動させると、再度定盤の表面を掃除しながら
離型剤を塗布することができる。このように研掃機構は
往復して定盤の表面を掃除するので付着物は完全に除去
され、又、離型剤が一定に供給され表面が軟質ゴムのロ
ーラを定盤表面に押圧して離型剤を塗布するので均一な
厚さの塗膜を形成することができる。 【0008】 【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。 【0009】図1は、本発明装置の一実施例を示す正面
図、図2は、図1の平面図、図3は、本発明装置を一部
切欠いて示す正面図、図4は、本発明装置における研掃
機構と塗布部の一実施例を示す側面図で、(A)は研掃
機構を示す図、(B)は塗布部を示す図である。 【0010】本発明装置1は、定盤表面の付着物を除去
する研掃機構10と、離型剤を塗布する塗布部20とを
主要部として構成されていて、これら両者はガーダー3
に懸架されている架台2に搭載されて構成されている。
すなわち、研掃機構10において、11は、回転軸であ
って、架台2に固着された一対のエアシリンダ13を介
してわずかに昇降可能に懸吊されているフレーム12に
2列に相互の位置を互いにずらして垂直に軸支され、上
端には各々モーター11aが直結された8本の回転軸と
して形成されている。14は、回転ブラシであって、ワ
イヤブラシ14aを板状に束ねたもの6枚を一体として
形成され、8本の回転軸11のそれぞれの先端にとりつ
けられ、隣接する回転ブラシ14bとは幅方向に重なり
合うように配置されている。15は、フードであって、
回転ブラシ14の上面と外周面を覆うように設けられて
いて、吸引口15aからブロワー(図示せず)を介して
集塵機に接続されている。又、塗布部20において、2
1は、主ローラであって、表面が軟質ゴムで作られ、回
転軸の両端部を軸受板24に軸支されている。22は、
副ローラであって、主ローラに当接して従動し得るよう
に回転軸の両端部を軸受板24に軸支されている。24
は、軸受板であって、架台2に固着された一対のエアシ
リンダー26を介して懸吊されており、垂直な2対のガ
イド25に摺動し同調ラックで水平を保ちながら昇降可
能になっている。主ローラ21と副ローラ22とはその
回転軸と軸受板24、軸受板24に取付けられたモータ
ー29に軸支され相互に噛合うギア21a、22a、2
4a、28aを介して反対方向に常時回転し、主ローラ
21表面の離型剤の膜厚を一定に保つようになってい
る。又、主ローラ21の回転速度は、後述する架台2の
走行機構と同調しており、塗布時には主ローラ21の表
面は、定盤4の表面に一定速度で転動するようになって
いる。離型剤一定供給機構は、副ローラ22の上方の架
台2に取付けられている槽27から配管28と電磁弁を
通して離型剤を主ローラ21と副ローラ22の接線の上
部にその液面を液面計で検出して一定範囲のレベルを保
ちつつ供給される。又、架台2の移動機構は、この架台
2の移動方向と直角方向の両端部を懸吊するガーダー3
が定盤4の上方両側に定盤4の全長よりも長く水平に立
設されており、架台2の両端部はLMガイド32により
ガーダー3上面のLMレール33に懸吊されている。し
かして、架台2に取付けられたモーター31がカウンタ
ーシャフトの両端のピニオン32及びガーダー3内に配
設されたラックに噛合って前後進するようになってい
る。又、ガーダー3の柱30には、定盤4の静止位置の
前後に同水準のテーブル34が固着されている。 【0011】本発明装置はこのように形成されているの
で、この装置1の架台2を図1の左方に移動し、塗布部
20は、シリンダ26を作動させて上昇した状態で待機
させておく。定盤4がガーダー3の下方に移動してきて
4箇所のストッパーで固定されると、研掃機構10のフ
レーム12はエアシリンダ13で降下し、吸引ブロワー
が始動し、同時に各モーター11も始動して全回転ブラ
シ14が回転する。ついで、架台2のモーター31が始
動し架台2は、図の右方に向かって前進しながら定盤4
の表面を研掃する。回転ブラシ14が定盤4の末端に達
したならば、モーター31が逆転するとともに塗布部2
0のエアシリンダ26が作動して軸受板29が降下し、
主ローラ21が定盤4の表面に一定速度で転動して離型
剤を塗布する。 【0012】したがって、架台2は図の左方に向かって
前進しながら定盤4を再度研掃すると同時に離型剤が塗
布される。このとき離型剤は、主ローラ21と副ローラ
22の接線の上部に一定のレベルを保つように供給され
るので定盤4に均一に塗布される。装置1が左端部に達
したならば塗布部20のエアシリンダ26を逆作動させ
るとともにモーター29を停止して軸受板24を上昇さ
せ、主ローラ21と副ローラ22を停止する。又、回転
ブラシ14のモーター11と吸引ブロワーを停止すると
最初の待機位置にもどるので、塗布作業を完了した定盤
4を次工程に搬出し、次の定盤を搬入する作業を繰り返
せば、順次定盤の研掃と離型剤の塗布を行うことができ
る。なお、この例では、装置1の架台2を移動させてい
たが、架台2を固定して定盤4を移動させてもよい。 【0013】 【発明の効果】本発明は、主・副ローラの間に離型剤を
一定に供給する塗布部と、これに隣接して回転ブラシか
らなる研掃機構とを架台上を移動可能に設けたものであ
るから、塗布部を上昇させた状態で、一旦、架台を定盤
の全長に亘って相対的に移動可能に配設したので、塗布
部を上昇させた状態で、架台を定盤の全長に亘って相対
的に移動させて、その全表面の付着物を除去し、次に、
塗布部を降下させた状態で架台を逆方向に移動させる
と、再度定盤の表面を研掃しながら離型剤を塗布するこ
とができ、研掃機構は往復して定盤の表面を研掃するの
で付着物は完全に除去され、又、離型剤が一定に供給さ
れ表面が軟質ゴムの主ローラを定盤表面に押圧して離型
剤を塗布するので均一な厚さの塗膜を形成することがで
きるなど優れた効果が認められる。
な定盤の表面の付着物などを完全に除去してから、離型
剤を均一に塗布する離型剤の塗布装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来から、たとえば、ALCパネルを製
造する場合には、箱状の型枠の内面に液状の離型剤を塗
布してから補強用鉄筋籠を設置し、原料スラリーを注入
して発泡させ、所定時間経過後、半可塑性状態に固化し
たならば型枠の側板を開いたり、型枠から半可塑性体を
取り出してパネル幅が所定寸法になるように表面を水平
に切削してから、所定長さになるようにピアノ線で垂直
に切断する。その後オートクレーブに装入して高温高圧
で水蒸気養生して製品にしている。使用後の型枠には局
部的に半可塑性体やALCの破片が付着しているため、
この型枠を再使用するためにはこれらの付着物を完全に
除去してから、離型剤を均一に塗布する必要がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この付着物は部分的に
固着して剥離し難いが、完全に除去してから離型剤を均
一に塗布しないと次の製品に欠陥が生ずるため、従来こ
れらの除去作業や、離型剤の塗布作業は作業員が各種の
工具を使用して長時間かけて行っていた。そのため手数
がかかるばかりでなく、粉塵や臭気のため作業環境も悪
く安全衛生上の問題もあった。又、スポンジ主ローラに
上方から離型剤を滴下したり、あるいは主ローラの中心
軸から離型剤を圧送してスポンジに含浸させて型枠に離
型剤を塗布する方法もあるが、主ローラの離型剤の塗膜
厚さが一定しないことやローラと型枠との接触が不完全
のため、均一に塗布することが困難であった。さらに、
この塗布装置は独立しているので、型枠表面の付着物の
除去作業を完了してからこの作業を行うので時間がかか
るという問題もあった。 【0004】本発明は、水平な定盤と垂直な外周部側板
が分離した型枠の定盤を、手数をかけずに表面の付着物
を完全に除去してから、離型剤を均一に塗布する自動装
置を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
を解決し、前記目的を達成するために研究を重ねた結
果、主・副ローラの間に離型剤を一定に供給して塗布す
る離型剤塗布部と、これに隣接して回転ブラシからなる
研掃機構とを同一架台に移動可能に設けることによって
目的を達することを見いだして本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、水平な定盤の表面を研掃して
該定盤表面に離型剤を塗布する装置であって、前記定盤
の全長に亘って相対的に移動可能な架台に、表面が軟質
ゴム製の水平な主ローラとこの主ローラに当接して従動
する副ローラの間に液状の離型剤を一定に供給し、主ロ
ーラを定盤表面に押圧して離型剤を塗布する昇降可能な
離型剤塗布部と、回転軸に軸支され定盤表面の付着物を
除去する複数の回転ブラシおよびこの回転ブラシによる
除去物を吸引するフードを備えた研掃機構を、それぞれ
独立して搭載した構成となした離型剤の塗布装置を要旨
とするものである。 【0006】本発明に使用する各部品は、従来からある
ものを使用することができる。 【0007】 【作用】同一の架台に定盤表面の付着物を除去する研掃
機構と、離型剤を塗布する塗布部を昇降可能に搭載し、
この架台を定盤の全長に亘って相対的に移動可能に配設
したので、塗布部を上昇させた状態で、一旦、架台を定
盤の全長に亘って相対的に移動させて、その全表面の付
着物を除去し、次に、塗布部を降下させた状態で架台を
逆方向に移動させると、再度定盤の表面を掃除しながら
離型剤を塗布することができる。このように研掃機構は
往復して定盤の表面を掃除するので付着物は完全に除去
され、又、離型剤が一定に供給され表面が軟質ゴムのロ
ーラを定盤表面に押圧して離型剤を塗布するので均一な
厚さの塗膜を形成することができる。 【0008】 【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て述べる。 【0009】図1は、本発明装置の一実施例を示す正面
図、図2は、図1の平面図、図3は、本発明装置を一部
切欠いて示す正面図、図4は、本発明装置における研掃
機構と塗布部の一実施例を示す側面図で、(A)は研掃
機構を示す図、(B)は塗布部を示す図である。 【0010】本発明装置1は、定盤表面の付着物を除去
する研掃機構10と、離型剤を塗布する塗布部20とを
主要部として構成されていて、これら両者はガーダー3
に懸架されている架台2に搭載されて構成されている。
すなわち、研掃機構10において、11は、回転軸であ
って、架台2に固着された一対のエアシリンダ13を介
してわずかに昇降可能に懸吊されているフレーム12に
2列に相互の位置を互いにずらして垂直に軸支され、上
端には各々モーター11aが直結された8本の回転軸と
して形成されている。14は、回転ブラシであって、ワ
イヤブラシ14aを板状に束ねたもの6枚を一体として
形成され、8本の回転軸11のそれぞれの先端にとりつ
けられ、隣接する回転ブラシ14bとは幅方向に重なり
合うように配置されている。15は、フードであって、
回転ブラシ14の上面と外周面を覆うように設けられて
いて、吸引口15aからブロワー(図示せず)を介して
集塵機に接続されている。又、塗布部20において、2
1は、主ローラであって、表面が軟質ゴムで作られ、回
転軸の両端部を軸受板24に軸支されている。22は、
副ローラであって、主ローラに当接して従動し得るよう
に回転軸の両端部を軸受板24に軸支されている。24
は、軸受板であって、架台2に固着された一対のエアシ
リンダー26を介して懸吊されており、垂直な2対のガ
イド25に摺動し同調ラックで水平を保ちながら昇降可
能になっている。主ローラ21と副ローラ22とはその
回転軸と軸受板24、軸受板24に取付けられたモータ
ー29に軸支され相互に噛合うギア21a、22a、2
4a、28aを介して反対方向に常時回転し、主ローラ
21表面の離型剤の膜厚を一定に保つようになってい
る。又、主ローラ21の回転速度は、後述する架台2の
走行機構と同調しており、塗布時には主ローラ21の表
面は、定盤4の表面に一定速度で転動するようになって
いる。離型剤一定供給機構は、副ローラ22の上方の架
台2に取付けられている槽27から配管28と電磁弁を
通して離型剤を主ローラ21と副ローラ22の接線の上
部にその液面を液面計で検出して一定範囲のレベルを保
ちつつ供給される。又、架台2の移動機構は、この架台
2の移動方向と直角方向の両端部を懸吊するガーダー3
が定盤4の上方両側に定盤4の全長よりも長く水平に立
設されており、架台2の両端部はLMガイド32により
ガーダー3上面のLMレール33に懸吊されている。し
かして、架台2に取付けられたモーター31がカウンタ
ーシャフトの両端のピニオン32及びガーダー3内に配
設されたラックに噛合って前後進するようになってい
る。又、ガーダー3の柱30には、定盤4の静止位置の
前後に同水準のテーブル34が固着されている。 【0011】本発明装置はこのように形成されているの
で、この装置1の架台2を図1の左方に移動し、塗布部
20は、シリンダ26を作動させて上昇した状態で待機
させておく。定盤4がガーダー3の下方に移動してきて
4箇所のストッパーで固定されると、研掃機構10のフ
レーム12はエアシリンダ13で降下し、吸引ブロワー
が始動し、同時に各モーター11も始動して全回転ブラ
シ14が回転する。ついで、架台2のモーター31が始
動し架台2は、図の右方に向かって前進しながら定盤4
の表面を研掃する。回転ブラシ14が定盤4の末端に達
したならば、モーター31が逆転するとともに塗布部2
0のエアシリンダ26が作動して軸受板29が降下し、
主ローラ21が定盤4の表面に一定速度で転動して離型
剤を塗布する。 【0012】したがって、架台2は図の左方に向かって
前進しながら定盤4を再度研掃すると同時に離型剤が塗
布される。このとき離型剤は、主ローラ21と副ローラ
22の接線の上部に一定のレベルを保つように供給され
るので定盤4に均一に塗布される。装置1が左端部に達
したならば塗布部20のエアシリンダ26を逆作動させ
るとともにモーター29を停止して軸受板24を上昇さ
せ、主ローラ21と副ローラ22を停止する。又、回転
ブラシ14のモーター11と吸引ブロワーを停止すると
最初の待機位置にもどるので、塗布作業を完了した定盤
4を次工程に搬出し、次の定盤を搬入する作業を繰り返
せば、順次定盤の研掃と離型剤の塗布を行うことができ
る。なお、この例では、装置1の架台2を移動させてい
たが、架台2を固定して定盤4を移動させてもよい。 【0013】 【発明の効果】本発明は、主・副ローラの間に離型剤を
一定に供給する塗布部と、これに隣接して回転ブラシか
らなる研掃機構とを架台上を移動可能に設けたものであ
るから、塗布部を上昇させた状態で、一旦、架台を定盤
の全長に亘って相対的に移動可能に配設したので、塗布
部を上昇させた状態で、架台を定盤の全長に亘って相対
的に移動させて、その全表面の付着物を除去し、次に、
塗布部を降下させた状態で架台を逆方向に移動させる
と、再度定盤の表面を研掃しながら離型剤を塗布するこ
とができ、研掃機構は往復して定盤の表面を研掃するの
で付着物は完全に除去され、又、離型剤が一定に供給さ
れ表面が軟質ゴムの主ローラを定盤表面に押圧して離型
剤を塗布するので均一な厚さの塗膜を形成することがで
きるなど優れた効果が認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明装置を一部切欠いて示す正面図である。
【図4】本発明装置における研掃機構と塗布部の一実施
例を示す側面図で、(A)は研掃機構を示す図、(B)
は塗布部を示す図である。 【符号の説明】 1 本発明装置 2 架台 3 ガーダー 4 定盤 10 研掃機構 11 回転軸 12 フレーム 13 エアシリンダ 14 回転ブラシ 15 フード 20 塗布部 21 主ローラ 22 副ローラ 24 軸受板 25 ガイド 26 シリンダ 27 槽 28 配管 29 モーター 30 柱 31 モーター 32 LMガイド 33 LMレール 34 テーブル
例を示す側面図で、(A)は研掃機構を示す図、(B)
は塗布部を示す図である。 【符号の説明】 1 本発明装置 2 架台 3 ガーダー 4 定盤 10 研掃機構 11 回転軸 12 フレーム 13 エアシリンダ 14 回転ブラシ 15 フード 20 塗布部 21 主ローラ 22 副ローラ 24 軸受板 25 ガイド 26 シリンダ 27 槽 28 配管 29 モーター 30 柱 31 モーター 32 LMガイド 33 LMレール 34 テーブル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B05C 1/00 - 3/20
B05C 11/00
E04G 19/00
B22C 23/00 - 23/02
B28B 13/00 - 19/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 水平な定盤の表面を研掃して該定盤表面
に離型剤を塗布する装置であって、前記定盤の全長に亘
って相対的に移動可能な架台に、表面が軟質ゴム製の水
平な主ローラとこの主ローラに当接して従動する副ロー
ラの間に液状の離型剤を一定に供給し、主ローラを定盤
表面に押圧して離型剤を塗布する昇降可能な離型剤塗布
部と、回転軸に軸支され定盤表面の付着物を除去する複
数の回転ブラシおよびこの回転ブラシによる除去物を吸
引するフードを備えた研掃機構を、それぞれ独立して搭
載した構成となしたことを特徴とする離型剤の塗布装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13525893A JP3446247B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 離型剤の塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13525893A JP3446247B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 離型剤の塗布装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321338A JPH06321338A (ja) | 1994-11-22 |
JP3446247B2 true JP3446247B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=15147506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13525893A Expired - Fee Related JP3446247B2 (ja) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | 離型剤の塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3446247B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107160529A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-09-15 | 湖北凯利板业有限公司 | 一种秸秆粉料拌胶铺装系统 |
CN107139308A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-09-08 | 湖北凯利板业有限公司 | 一种秸秆粉料铺装机 |
CN107263668A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-10-20 | 湖北凯利板业有限公司 | 一种用于铺装机的托板底涂装置 |
-
1993
- 1993-05-13 JP JP13525893A patent/JP3446247B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06321338A (ja) | 1994-11-22 |
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