JP3445908B2 - 重合用分散剤の製造法 - Google Patents

重合用分散剤の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合用分散剤の製
造法に関する。更に詳しくは、本発明は、界面活性剤を
使用することなく単量体を重合させる、いわゆるソープ
フリー重合に適した重合用分散剤の製造法に関する。本
発明の製造法により得られた重合用分散剤は、粒度分布
の狭いスチレン系樹脂粒子および発泡性スチレン系樹脂
粒子の製造法の一つであるソープフリー重合用の分散剤
として好適に使用される。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】スチ
レン系樹脂粒子の製造法としては、水性媒体中で、スチ
レン系単量体に懸濁安定剤を添加して重合させる懸濁重
合法が知られている。この懸濁重合法において使用され
る懸濁安定剤は、熱安定性、機械的強度および透明性等
の観点から、難水溶性無機塩が使用されている。この難
水溶性無機塩は単量体との親和性に乏しいので、通常、
少量の界面活性剤が懸濁安定助剤として使用される。
【0003】しかしながら、難水溶性無機塩と界面活性
剤を使用した懸濁重合法は、特定の粒度の範囲に粒子を
揃えることが困難であり、粒度分布幅の広い樹脂粒子し
か得られなかった。これに対して、粒径の揃った粒子を
製造するために難水溶性リン酸塩の存在下で、界面活性
剤を使用することなく、スチレン系単量体を重合させる
方法(いわゆるソープフリー重合法)が知られている
(特公昭46−15112号公報、米国特許26523
92号)。ソープフリー重合のための添加剤として、特
公昭46−15112号公報では水溶性亜硫酸塩が、米
国特許2652392号では水溶性過硫酸塩が添加され
ている。このようにこれら特許では、分散剤すなわち難
水溶性リン酸塩は、難水溶性無機塩と界面活性剤を使用
した一般的な懸濁重合法で使用される難水溶性リン酸塩
である。
【0004】発泡性スチレン系樹脂は、一般に粒径0.
25〜2.0mmの粒子が使用されている。粒径が0.
25〜0.5mmの粒子は、カップ等の温湯容器、鋳造
におけるフルモールド法用等に、粒径が0.5〜1.2
mmの粒子は各種梱包用、魚箱用等の型物成形体とし
て、0.7〜2.0mmは、軽量盛土工法、屋根等の断
熱材、緩衝包装材としてのブロック用に主に使用されて
いる。
【0005】このため、上記のそれぞれの用途に応じて
狭い粒度分布の粒子を提供する必要がある。しかしなが
ら従来の難水溶性リン酸塩を使用したソープフリー重合
法によるスチレン系樹脂粒子の製造では、一般的な懸濁
重合法よりも粒度分布幅は狭くなるが、なお十分満足で
きるものではなく製造・在庫管理の煩雑さや不必要な粒
子の処理等の問題がなお残っている。
【0006】従って、この粒度分布幅を更に狭くするこ
とが生産性、在庫管理の点で 非常に重要である。しか
しながら従来の懸濁重合用難水溶性リン酸塩は界面活性
剤を分散助剤とする懸濁重合反応に好適なように改良が
加えられてきた。すなわち水溶液中重合性単量体の分散
力が高くなるように開発されてきた。その改良について
は特公昭54−44313号、特開平5−222103
号、特開平6−220108号、特開平7−10200
5号および特開平7−102006号等が知られ、沈降
半減期と電気伝導度がその改善の指標とされている。こ
の指標において、沈降半減期は長いほど、電気伝導度は
低いほど分散剤として適している。更に結晶形態の特定
化、微粒子化、凝集防止、そのままX線回折分析した際
の結晶性の増大等と検討が加えられてきた。更に本発明
者らはこの分散剤を約800℃で約3時間焼成し、X線
回折分析するとハイドロキシアパタイト100%である
ことの知見を得ている。
【0007】しかしながら、上記分散剤は、界面活性剤
を添加しないソープフリー重合反応の分散剤としては適
したものではなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を鑑み本
発明の発明者らは、鋭意検討の結果、ある一定の条件で
合成した非晶質リン酸カルシウムをソープフリー重合用
分散剤として使用すると、その重合物は所望の粒径で狭
い粒度分布幅を有すると共に発泡成形体とした際の品質
の優れた樹脂粒子が得られることを見い出した。
【0009】また、この非晶質リン酸カルシウムを約8
00℃で約3時間焼成し、X線回折分析するとハイドロ
キシアパタイトとβ−TCPの混合物であることがわか
った。更に、この非晶質リン酸カルシウムは、ソープフ
リー重合用分散剤として特に適していることを見いだし
た。そこで、上記重合用分散剤の合成方法を更に検討し
たところ、安定的に再現良く重合用分散剤を製造する方
法を見いだし本発明に到った。
【0010】かくして本発明によれば、5〜25重量%
の水酸化カルシウムの水性スラリーに、CaO/P2
5 (重量比)が1.20〜1.45に相当する量でかつ
濃度が50〜85重量%のリン酸水溶液を、下記性質を
示す非晶質リン酸カルシウムが生成しうる速度で添加す
ることにより、下記性質 (i)非晶質リン酸カルシウムが10重量%の水性スラ
リーのとき150μS/cm〜10000μS/cmの
電気伝導度をかつ1.5重量%の水性スラリーのとき5
分〜20分の沈降半減期をそれぞれ示す、および (ii)約800℃で約3時間焼成して結晶化されたとき
主成分としてハイドロキシアパタイトとβ−TCPを生
成しかつX線回折装置で測定した時のハイドロキシアパ
タイトとβ−TCPの最強ピークの強度から算出したβ
−TCPのピーク強度割合が5%〜100%である の少なくとも一方を満たす非晶質リン酸カルシウムから
なる重合用分散剤の製造法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の製造法によれば、下記性
質(i)および(ii) (i)非晶質リン酸カルシウムが10重量%の水性スラ
リーのとき150μS/cm〜10000μS/cmの
電気伝導度をかつ1.5重量%の水性スラリーのとき5
分〜20分の沈降半減期をそれぞれ示す (ii)約800℃で約3時間焼成して結晶化されたとき
主成分としてハイドロキシアパタイトとβ−TCPを生
成しかつX線回折装置で測定した時のハイドロキシアパ
タイトとβ−TCPの最強ピークの強度から算出したβ
−TCPのピーク強度割合が5%〜100%である の少なくとも一方を満たす非晶質リン酸カルシウムから
なる重合用分散剤を製造することができる。
【0012】また、本発明の製造法により形成される重
合用分散剤は、配合時のCaO/P 2 5 (重量比)
1.20〜1.45と実質的に同一のCaO/P2 5
(重量比)を有している。本発明の製造法により得られ
た重合用分散剤は、非晶質リン酸カルシウムからなり、
(i)非晶質リン酸カルシウムが10重量%の水性スラ
リーのとき150μS/cm〜10000μS/cm
(好ましくは300μS/cm〜8000μS/cm)
の電気伝導度をかつ1.5重量%の水性スラリーのとき
5分〜20分(好ましくは5分〜15分)の沈降半減期
をそれぞれ示す。
【0013】沈降半減期が5分未満であると、分散剤粒
子が大きくなるため分散剤としての効果が劣り過ぎ重合
反応が完結できなくなる。一方、20分より大きくなる
と分散剤としての効果が良くなり過ぎるため液滴の保護
効果が強く粒度分布が広くなってしまい適当ではない。
電気伝導度が150μS/cmより小さいと分散効果が
良くなり過ぎるためか重合体粒子の粒度分布が広くなり
好ましくない。一方、10000μS/cmより大きく
なるとその電解質の影響の為か重合反応に種々の影響が
でて、重合が完結できない場合も生じるので好ましくな
い。
【0014】なお、上記性質は、本発明の製造法を経る
ことにより重合用分散剤に付与される性質であり、(i
i)約800℃で約3時間焼成して結晶化されたとき主
成分としてハイドロキシアパタイトとβ−TCPを生成
しかつX線回折装置で測定した時のハイドロキシアパタ
イトとβ−TCPの最強ピークの強度から算出したβ−
TCPのピーク強度割合が5%〜100%(好ましくは
25%〜100%)である。
【0015】重合用分散剤製造後に、重合用分散剤をろ
過し、140℃で3時間乾燥後、X線回折装置で測定し
てもピークがブロードで解析できない。このことは、本
発明の製造法により得られる重合用分散剤が、結晶化さ
れていない非晶質リン酸カルシウムであることを意味し
ている。そこで約800℃で約3時間焼成して結晶化さ
せることによって、ハイドロキシアパタイトとβ−TC
Pが主成分となり解析できるようになる。X線回折装置
で測定した時のハイドロキシアパタイトとβ−TCPの
最強ピークの強度から算出したβ−TCPのピーク強度
割合が、5%未満になると分散力が増すためか粒度分布
が広くなってしまい適さない。なお、同様に従来のハイ
ドロキシアパタイトの製法で合成した分散剤や市販のT
CPと表示されている分散剤を分析したところほぼ10
0%ハイドロキシアパタイトであることが判った。ま
た、製造温度を60℃以上にした場合に得られる重合用
分散剤は、ブロードであったピークがピークらしくなる
がまだ解析することはできなかった。更に、例えば、特
開平6−220108号公報では、X線回折分析チャー
トのピークがシャープになったハイドロキシアパタイト
が懸濁重合用に適しているとしている。また、本発明者
らの実験では水酸化カルシウムとリン酸の反応温度を高
くすればピークがシャープになることも見いだしてい
る。
【0016】上記性質(i)および(ii)は、そのどち
らかを少なくとも有していればよく、両方を備えていて
もよい。以下、本発明の重合用分散剤の製造法を説明す
る。本発明の重合用分散剤の製造法において、リン酸水
溶液添加前の水酸化カルシウムの水性スラリーの濃度は
5〜25重量%であることが好ましい。5重量%未満で
あると得られる分散剤の濃度が薄くなり経済的ではない
ので好ましくない。25重量%より高くなるとリン酸と
の反応中に粘度が上がりすぎ、得られる分散剤が所望の
分散効果を奏さないので好ましくない。
【0017】次に、水酸化カルシウムにリン酸水溶液が
添加される。このリン酸水溶液の濃度は、50〜85重
量%、好ましくは60〜85重量%である。50重量%
より薄い場合、市販のリン酸から更に希釈する必要があ
るため工程が増えるので好ましくなく、また製造される
分散剤の濃度が薄くなってしまい、濃縮が必要となる等
経済的ではなくなるので好ましくない。また更に、分散
効果がより強い分散剤が得られ、上記性質(i)および
/又は(ii)を有する分散剤が得られないので好ましく
ない。
【0018】なお、20重量%未満の薄いリン酸を使用
した場合、焼成した際には、ほとんどハイドロキシアパ
タイトとなり所望の分散剤が得られない。このため安定
的に再現良く製造するためには50重量%以上の濃度が
重要である。特に、一般にリン酸は、75重量%又は8
5重量%として市販されていることから、そのまま使用
することが希釈などの余分な作業がなく保管も含め最も
経済的であるので好ましい。
【0019】一方、85重量%より濃い場合、合成反応
上は問題ないが、リン酸の氷結の危険性が大きく、製造
プロセス上の不都合が生じるので好ましくない。次に、
リン酸水溶液は、上記性質(i)および/又は(ii)を
示す非晶質リン酸カルシウムが生成しうる速度で添加さ
れる。リン酸水溶液の添加速度は、具体的には五酸化二
リン換算で水酸化カルシウム1kgあたり15g/分〜
45g/分(より好ましくは25g/分〜40g/分)
であることが好ましい(以下、五酸化二リン換算で水酸
化カルシウム1kgあたりのリン酸水溶液の添加速度を
リン酸添加速度と称する)。添加速度が15g/分より
小さいとハイドロキシアパタイト100%となるため適
さない。45g/分より大きくなると合成反応が均一に
行えず、分散効果の弱すぎる分散剤となるため適さな
い。上記範囲外の場合、約800℃で約3時間焼成し解
析すると酸化カルシウムのピークが現れることから未反
応物が多く含まれることが判った。このことからより好
ましい性質の重合用分散剤を製造するためには、リン酸
添加速度が上記範囲を満たすことが好ましい。なお、リ
ン酸添加速度を10g/分の速度で配合時のCaO/P
2 5 (重量比)を1.35として分散剤を製造した場
合、10回の製造中、6回は100%ハイドロキシアパ
タイトの前駆体となり、4回は本発明の分散剤が製造さ
れた。従って、本発明の分散剤を安定良く製造するに
は、リン酸の濃度と添加速度と共に、添加開始時の温度
も重要な要因であることがわかる。
【0020】ここで、反応系の最終pHは8以下の酸性
側であることが好ましい。反応系の最終pHが8を超え
る場合は、ハイドロキシアパタイトが安定的に生成し、
上記性質(i)および/又は(ii)を有する所望の分散
剤が得られるからである。なお、CaO/P2 5 (重
量比)が1.3までは、特別な処理を行わなくとも最終
pHを8以下にすることができるが、1.30〜1.4
5の場合は、リン酸水溶液の添加速度を上記の好ましい
範囲内に調整すること、以下に記載するように温度条件
を調整すること、及びリン酸水溶液の濃度を調整するこ
との3条件を適宜組合せることにより上記性質(i)お
よび/又は(ii)を有する所望の分散剤を得ることがで
きる。
【0021】水酸化カルシウムの水性スラリーへのリン
酸水溶液の添加開始時の温度は、配合時のCaO/P2
5 (重量比)を1.30〜1.45として分散剤を製
造する場合、60℃〜130℃の範囲が好ましい。Ca
O/P2 5 (重量比)がこの範囲の場合、60℃未満
では所望の性質を有する分散剤を得ることができないの
で好ましくない。一方、130℃より高いと、ブルシャ
イトが生成し、分散剤として機能しないので好ましくな
い。
【0022】配合時のCaO/P2 5 (重量比)を
1.20〜1.30として分散剤を製造する場合、リン
酸水溶液の添加開始時の温度は、130℃以下が好まし
い。重量比がいずれの範囲でも、反応温度は一定である
ことが好ましい。一定の温度でないと、得られる分散剤
の品質がばらつき、それらの分散剤を使ったソープフリ
ー重合で得られる重合粒子の平均粒径(D50)がばら
つくことになるので好ましくない。但し、この反応は、
発熱反応であるので、反応開始時の温度を常に同じ条件
下に制御すれば、同じ品質の分散剤を得ることができ
る。ここで、70℃以上の場合、反応が短時間で終了
し、かつ添加するリン酸水溶液が高濃度であるため、反
応中の温度制御を厳密に制御する必要がないため好まし
い。なお、95℃を超える場合は沸騰の危険性があるた
めオートクレーブ等の耐圧容器を使用することが好まし
い。
【0023】添加時のスラリー撹拌速度は、撹拌翼の先
端速度で1.0〜5.0m/分が適している。撹拌速度
が1.0m/分よりも小さいと 反応が不均一になるた
め分散力が弱くなり過ぎてしまい、スチレン系樹脂の重
合に使用した場合、重合反応が完結できなくなるので好
ましくない。5.0m/分より大きい場合は、100%
ハイドロキシアパタイトが生じる場合があるので好まし
くない。
【0024】上記本発明の製造法により得られた分散剤
は、そのままでも使用できるが、3〜20重量%水性ス
ラリーの状態又はスプレードライヤー処理した粉末状態
のものが好ましい。ここで、3重量%未満の水性スラリ
ーでは製造する際の生産性が低下し実用的でない。20
重量%を超える水性スラリーでは水酸化カルシウムとリ
ン酸の反応時に粘度が上がり過ぎるため所望の分散剤が
製造できないので好ましくない。
【0025】また、付随的な効果として、本発明の製造
法により得られた分散剤は、保管による分散剤粒子の凝
集によっても重合反応への影響がないという結果が得ら
れた。本発明の分散剤は沈降しやすいため、容器内です
ぐに水分と固形分が分離してしまう。そのため凝集しや
すい。従来の分散剤においては凝集すると分散効果が悪
くなり粒度分布の再現性が悪くなったり、分散不良にな
り重合が完結できない場合があった。しかし本発明の製
造法により得られた分散剤は、凝集しても重合には影響
がないことが判り、保管に注意を払う必要がない。すな
わち分散剤の安定化のために、安定化処理や安定化装置
が不要であるという効果を奏する。
【0026】なお、本発明の製造法により得られた分散
剤は、界面活性剤を使用することなく、単量体を重合さ
せる方法(いわゆるソープフリー重合法)に使用するこ
とが好ましい。単量体としては、スチレン単量体又はス
チレン単量体を主成分とする他の単量体との混合物が挙
げられる。他の単量体として、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロロスチレ
ン等のスチレン系単量体、メチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、イソブチルメタクリレート等のメタ
クリレート単量体、エチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート等のアクリレート単量体、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル系単
量体、ジビニルベンゼン、ポリエチレングリコールジメ
タクリレート等の多官能性単量体等が挙げられる。
【0027】次に、本発明の非晶質リン酸カルシウムに
対して用いられた測定法について説明する。 [重合用分散剤のCaO/P2 5 (重量比)の測定方
法]粉末はそのまま、スラリー状のものは濾過して14
0℃3時間乾燥させた後、試料を1N硝酸に溶解し、シ
ーケンシャル型高周波プラズマ発光分光分析装置(セイ
コー電子工業(株)製)を用いてカルシウムとリンの量
を測定し、CaO/P2 5 (重量比)を算出した。な
お、配合時のCaO/P2 5 (重量比)は、使用する
水酸化カルシウム及びリン酸の濃度により換算した値を
示している。
【0028】[電気伝導度の測定方法]試料を10重量
%水性スラリーにして、導電率計(堀場製作所社製)で
測定した。
【0029】[沈降半減期の測定方法]試料が均一に分
散された1.5重量%水性スラリーを、100ミリリッ
トルの沈降管に入れて25℃で静置し、沈降物の体積が
50ミリリットルになるまでの時間を測定したものであ
る。
【0030】[ハイドロキシアパタイトとβ−TCP最
強ピーク強度割合の測定方法]粉末はそのまま、スラリ
ー状のものは濾過して、140℃3時間乾燥させた後、
試料を約800℃で約3時間焼成して結晶化させ、X線
回折装置(理学電機社製)で測定しそれぞれの最強ピー
ク[ハイドロキシアパタイト(ミラー指数(211)2
θ=31.7°)、第三リン酸カルシウム(β−TC
P)(ミラー指数(217)2θ=31.0°)]のピ
ーク強度(X線の単位時間当たりのカウント数)を比較
して、下記式によりβ−TCPのピーク強度割合(%)
を求めた。
【0031】β−TCPのピーク強度割合(%)=β−
TCPのピーク強度/(ハイドロキシアパタイトのピー
ク強度+β−TCPのピーク強度)×100
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例について
説明する。 実施例1 [非晶質リン酸カルシウムの合成方法]5リットル容器
に4075gのイオン交換水と355gの水酸化カルシ
ウムを仕込み分散液とした。この分散液を強力撹拌下で
407.7gの75.1重量%リン酸水溶液をプランジ
ャーポンプで連続的に30分で添加した。この添加最終
時の温度は40℃であった。リン酸添加終了後30分間
撹拌しながら放置冷却してスラリーを得た。このスラリ
ーの固形分は10.24重量%であり、CaO/P2
5 (重量比)を測定すると1.20であった。リン酸水
溶液添加開始時の水酸化カルシウム分散液の温度は20
℃であった。
【0033】次に、本発明の重合についての実施例と比
較例を示す。なお、以下において、ピーク3ふるいと
は、JIS標準ふるい目開き2.36mm(7.5メッ
シュ)、目開き2.00mm(8.6メッシュ)、目開
き1.70mm(10メッシュ)、目開き1.40mm
(12メッシュ)、目開き1.18mm(14メッシ
ュ)、目開き1.00mm(16メッシュ)、目開き
0.85mm(18メッシュ)、目開き0.71mm
(22メッシュ)、目開き0.60mm(26メッシ
ュ)、目開き0.50mm(30メッシュ)、目開き
0.425mm(36メッシュ)、目開き0.355
(42メッシュ)、目開き0.300mm(50メッシ
ュ)、目開き0.250mm(60メッシュ)、目開き
0.121mm(70メッシュ)、目開き0.180m
m(83メッシュ)、で分級し、累積重量分布曲線を基
にして累積重量が50%となる粒径(メディアン径)を
D50とし、D50の粒径が属する範囲から分布割合の
多い3個のふるいの範囲の粒度分布の割合を示したもの
をいう。 実施例2〜11、比較例1〜6
【0034】[ソープフリー重合方法1]100リット
ルのオートクレーブに分散剤として固形分で120g相
当量の表1に示した性状の非晶質リン酸カルシウムの水
性スラリー(約10重量%)を加え、更に0.4gの亜
硫酸水素ナトリウムと140gの過酸化ベンゾイル(純
度75%)、30gのt−ブチルパーオキシベンゾエー
ト、40kgのイオン交換水および40kgのスチレン
単量体を混合して仕込み、攪拌下で溶解および分散させ
懸濁液を形成した。
【0035】次に、200rpmの攪拌下でスチレン単
量体を90℃、6時間、更に115℃で2時間重合反応
させた。反応終了後、冷却し、オートクレーブから内容
物を取り出し、遠心分離工程に付した後、乾燥させたス
チレン樹脂粒子を得た。得られたスチレン樹脂粒子の粒
度分布(ピーク3ふるい)を表1に示した。更に、図1
に実施例3及び4、図2に比較例2〜4の乾燥時(14
0℃3時間)のX線回折分析チャートを、図3に実施例
3及び4、図4に比較例1,2及び4の焼成時(約80
0℃)のX線回折分析チャートを示した。
【0036】
【表1】
【0037】但し、実施例10、11と比較例5、6
は、表1のように過硫酸カリウムを添加したものであ
る。また、比較例3〜6は、従来から界面活性剤と併用
する重合用分散剤として知られている太平化学(株)製
TCP−10、ブーデンハイム化学社製リン酸三カルシ
ウムC13−09を用いたものである。従来の分散剤は
約800℃で結晶化させると第三リン酸カルシウム(T
CP)と表示されていても、実際はハイドロキシアパタ
イトであることが判った。それに対して、本発明の重合
用分散剤は約800℃で結晶化させるとハイドロキシア
パタイトと第三リン酸カルシウム(β−TCP)又はほ
とんどが第三リン酸カルシウム(β−TCP)から構成
されていた。
【0038】そして、従来の分散剤(比較例3〜6)は
重合反応系において単量体モノマー液滴の分散保護効果
が強いと考えられる。しかし、本発明の重合法において
はこの単量体液滴の分散保護効果が弱いことが粒度分布
をより狭くする効果となることがわかった。また、図1
〜4より、比較例の市販の分散剤は、ハイドロキシアパ
タイトの吸収が明確であるが、実施例の分散剤は、ピー
クがブロードであり、複数の物質の混合物であることが
わかった。更に、実施例の分散剤は、ハイドロキシアパ
タイトとβ−TCPの混合物であることがわかった。
【0039】実施例12〜14、比較例7〜11 [非晶質リン酸カルシウムの合成方法]5リットル容器
にイオン交換水と水酸化カルシウムを仕込み分散液とす
る。この分散液を360rpmの撹拌下でリン酸水溶液
をプランジャーポンプで30分かけて連続的に添加し
た。リン酸添加終了後30分間撹拌放置し、冷却してス
ラリーを得た。このスラリーの固形分が10重量%にな
るように水酸化カルシウム、リン酸量を決定した。Ca
O/P2 5 (配合時の重量比、以下配合重量比と称す
る)、リン酸の濃度、リン酸添加スタート時の水酸化カ
ルシウム分散液の温度は表2の通りである。
【0040】[ソープフリー重合反応2]100リット
ルのオートクレーブに分散剤として固形分で120g相
当量の上記の条件で製造した非晶質リン酸カルシウムの
水性スラリー(約10重量%)を加え、更に0.65g
の亜硫酸水素ナトリウムを添加し、次に140gの過酸
化ベンゾイル(純度75%)、30gのt−ブチルパー
オキシベンゾエート、40kgのイオン交換水および4
0kgのスチレン単量体を混合して仕込み、攪拌下で溶
解および分散させ懸濁液を形成した。次にこの懸濁液
を、175rpmの攪拌下でスチレン単量体を90℃、
6時間、更に115℃で2時間重合反応させた。反応終
了後、冷却し、オートクレーブから内容物を取り出し、
遠心分離工程に付した後、乾燥させスチレン樹脂粒子を
得た。得られたスチレン樹脂粒子の粒度分布(ピーク3
ふるい)を表2に示した。
【0041】
【表2】
【0042】表2からも、β−TCPの割合が5〜10
0%の範囲内にあるか、又は電気伝導度が150〜10
000μS/cmかつ沈降半減期が5〜20分の範囲内
にある本発明の分散剤は、ソープフリー重合反応におい
て、粒度分布の狭い樹脂粒子を提供できることがわかっ
た。
【0043】実施例15〜17、比較例12〜14 [非晶質リン酸カルシウムの合成方法]5リットルオー
トクレーブに4075gのイオン交換水と355gの水
酸化カルシウムを仕込み分散液とする。この分散液を3
60rpmの撹拌下で365.4gの75.1重量%リ
ン酸水溶液をプランジャーポンプで20分間で連続的に
添加した(CaO/P2 5 (配合重量比)1.35、
リン酸添加速度28g/分)。リン酸添加終了後30分
間撹拌放置し、冷却してスラリーを得た。このスラリー
の固形分は約10重量%であった。リン酸添加スタート
時の水酸化カルシウム分散液の温度は表3の通りであ
る。
【0044】[ソープフリー重合反応3]100リット
ルのオートクレーブに分散剤として固形分で120g相
当量の上記の条件で製造した非晶質リン酸カルシウムの
水性スラリー(約10重量%)を加え、更に0.3gの
過硫酸カリウムを添加し、次に140gの過酸化ベンゾ
イル(純度75%)、30gのt−ブチルパーオキシベ
ンゾエート、40kgのイオン交換水および40kgの
スチレン単量体を混合して仕込み、攪拌下で溶解および
分散させ懸濁液を形成した。次にこの懸濁液を、実施例
12〜14、比較例7〜11と同様に重合反応させスチ
レン樹脂粒子を得た。得られたスチレン樹脂粒子の粒度
分布(ピーク3ふるい)を表3に示した。
【0045】
【表3】
【0046】表3からも、β−TCPの割合が5〜10
0%の範囲内にあるか、又は電気伝導度が150〜10
000μS/cmかつ沈降半減期が5〜20分の範囲内
にある本発明の分散剤は、ソープフリー重合反応におい
て、粒度分布の狭い樹脂粒子を提供できることがわかっ
た。
【0047】比較例15 5リットルのオートクレーブに4075gのイオン交換
水と355gの水酸化カルシウムを仕込み分散液とす
る。この分散液を360rpmの撹拌下で30℃に昇温
し、365.4gの75.1重量%リン酸水溶液をペリ
スターポンプで90分かけて連続的に添加した(添加速
度6.2g/分、CaO/P2 5 (配合重量比)1.
35)。リン酸添加終了後の温度は50℃〜54℃であ
り、このまま30分間撹拌放置し、冷却してスラリーを
得た。このスラリーの固形分は約10重量%である。こ
の反応を10回繰り返しその物性を測定し、その結果を
表4に示した。
【0048】
【表4】
【0049】実施例18、比較例16〜21 比較例21と同様に3から5回各種の条件下で合成反応
を繰り返し、目的とするソープフリー重合用分散剤の生
成した回数を調査し、合成反応の確実性の指標とした。
使用部材量、リン酸濃度、リン酸添加速度、生成反応開
始温度および結果については表5に示した。更に比較例
17についても再掲載した。
【0050】
【表5】
【0051】実施例19〜22、比較例22〜27 [非晶質リン酸カルシウムの合成方法]5リットルオー
トクレーブに2100gのイオン交換水と250gの水
酸化カルシウムを仕込み分散液とする。この分散液を8
0℃に加熱し、360rpmの撹拌下で265gの7
5.1重量%リン酸水溶液に2100gのイオン交換水
を加えて希釈し(8.4重量%)プランジャーポンプで
連続的に添加した(リン酸添加速度は113.3、3
7.8、18.9、12.6、9.4g/分の5段
階)。またリン酸を希釈しない場合は2100gのイオ
ン交換水をオートクレーブに初めに添加し合成反応を行
った。更に75重量%リン酸をそのまま15分以上かけ
て添加する場合には、プランジャーポンプでは吐出量の
下限以下となるためペリスターポンプを使用した。リン
酸添加終了後の温度は78℃〜82℃で、そのまま30
分間撹拌放置し、冷却してスラリーを得た。このときの
スラリーの固形分は約7重量%であった。リン酸添加時
間は表6の通りである。
【0052】[一般懸濁重合反応]100リットルのオ
ートクレーブに分散剤として固形分で60g相当量の上
記の条件で製造した非晶質リン酸カルシウムの水性スラ
リー(約7重量%)を加え、更に懸濁安定助剤として
2.2gのα−オレフィンスルフォネートを添加し、次
に140gの過酸化ベンゾイル(純度75%)、30g
のt−ブチルパーオキシベンゾエート、40kgのイオ
ン交換水および40kgのスチレン単量体を混合して仕
込み攪拌下で溶解および分散させ懸濁液を形成した。次
にこの懸濁液を、125rpmの撹拌下でスチレン単量
体を90℃6時間、更に115℃で2時間重合反応させ
た。反応途中の2および3時間目にそれぞれ固形分で6
gの同じ分散剤を追加添加した。反応終了後、冷却し、
オートクレーブから内容物を取り出し、遠心分離工程に
付したのち、乾燥させたスチレン樹脂粒子を得た。得ら
れたスチレン樹脂粒子の粒度分布(ピーク3ふるい)を
表6に示した。
【0053】
【表6】
【0054】表6から、本発明の分散剤は、ソープフリ
ー重合反応に使用することが特に好ましく、一般の懸濁
重合反応にはむかないことがわかった。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、所望の粒径で狭い粒度
分布幅を有すると共に発泡成形体とした際の品質の優れ
た樹脂粒子を提供することのできる非晶質リン酸カルシ
ウムからなる重合用分散剤を安定的に再現良く重合用分
散剤製造する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3及び4の乾燥時の分散剤のX線回折分
析チャートである。
【図2】比較例2〜4の乾燥時の分散剤のX線回折分析
チャートである。
【図3】実施例3及び4の焼成時のX線回折分析チャー
トである。
【図4】比較例1,2及び4の焼成時のX線回折分析チ
ャートである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−192468(JP,A) 特開 平5−222103(JP,A) 特開 昭62−132713(JP,A) 特開 平7−102006(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 25/00 - 25/46 C08F 2/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5〜25重量%の水酸化カルシウムの水
    性スラリーに、CaO/P2 5 (重量比)が1.20
    〜1.45に相当する量でかつ濃度が50〜85重量%
    のリン酸水溶液を、下記性質を示す非晶質リン酸カルシ
    ウムが生成しうる速度で添加することにより、下記性質 (i)非晶質リン酸カルシウムが10重量%の水性スラ
    リーのとき150μS/cm〜10000μS/cmの
    電気伝導度をかつ1.5重量%の水性スラリーのとき5
    分〜20分の沈降半減期をそれぞれ示す、および (ii)約800℃で約3時間焼成して結晶化されたとき
    主成分としてハイドロキシアパタイトとβ−TCPを生
    成しかつX線回折装置で測定した時のハイドロキシアパ
    タイトとβ−TCPの最強ピークの強度から算出したβ
    −TCPのピーク強度割合が5%〜100%である の少なくとも一方を満たす非晶質リン酸カルシウムから
    なる重合用分散剤の製造法。
  2. 【請求項2】 リン酸水溶液が、水酸化カルシウム1k
    gあたり五酸化二リン換算で15g/分〜45g/分の
    速度で添加される請求項1の製造法。
  3. 【請求項3】 水性スラリーが、リン酸水溶液の添加開
    始時において60℃〜130℃の温度を有する請求項1
    又は2の製造法。
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