JP3445846B2 - 血行促進器 - Google Patents

血行促進器

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JP3445846B2
JP3445846B2 JP24808394A JP24808394A JP3445846B2 JP 3445846 B2 JP3445846 B2 JP 3445846B2 JP 24808394 A JP24808394 A JP 24808394A JP 24808394 A JP24808394 A JP 24808394A JP 3445846 B2 JP3445846 B2 JP 3445846B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、身体に装着したエア
ーバッグに圧搾空気を給排気して膨縮させ、このエアー
バッグの膨脹圧力を身体に間欠的に作用させて身体の血
行促進を図るようにした血行促進器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の血行促進器は、身体に装
着したエアーバッグに圧搾空気を供給し膨脹させ、この
膨脹に伴う膨脹圧力によって身体を強く締め付けて血管
を圧縮した後、この圧搾空気を急速に排気して膨脹圧力
を取り除くことにより、圧縮していた血管を急速に開き
それまで阻止されていた血液の流れを瞬間的に解放する
ことにより血液の流れを促進するものである。そして、
エアーバッグの給排気はエアーバッグに供給された圧搾
空気の圧力が所定圧力になったことを検知して排気をし
て膨縮を繰り返すものであるが、この所定の圧力値は個
人差があり、また、使用者により所望する圧力値は必ず
しも一定てはない。また、前記所定圧力はエアーバッグ
の空気の供給時間により設定するようになっているが、
この時間による設定では使用者の体格によって前記所定
圧力値になるまでの圧搾空気の供給時間にばらつきがあ
るため、使用者が自己の所望する圧力値に設定する場合
は、調節つまみ等により繰り返し調節する必要があっ
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の血
行促進器においては、所望の圧力値を設定することが難
しいため、使用者が自己の所望の圧力値で使用すること
が難しく、非常に使勝手が悪いという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、請求項1記載の発明は、圧
搾空気の給排気により膨縮するとともに身体の少なくと
も一部に装着されるエアーバッグと、このエアーバッグ
に管体を介して圧搾空気を供給する圧搾空気供給手段
と、前記管体に連通して設けられこの管体の内部を外部
に対して開閉する弁手段と、前記エアーバックに供給さ
れる圧搾空気の圧力を検出する圧力検出手段と、圧搾空
気の供給信号および圧力値書込信号を入力する入力手段
と、圧力値を記憶する記憶手段と、前記入力手段から入
力された圧力値書込信号に基づいて前記圧力検出手段で
検出されている圧力値を前記記憶手段に書き込む書込手
段と、前記記憶手段に記憶された圧力値と前記圧力検出
手段で検知された圧力値とを比較し両者が一致している
とき一致信号を出力する圧力値比較手段と、前記入力手
段から入力された圧搾空気供給信号に基づいて前記圧搾
空気供給手段から供給されたエアーバッグ内の圧力が所
望の圧力値となった時入力された圧力値書込信号に応じ
て前記圧力検出手段で検出されている圧力値を前記書込
手段を介して前記記憶手段に書き込み記憶させるととも
に、前記圧力値比較手段から一致信号が出力されるまで
圧搾空気供給手段からエアーバッグに圧搾空気を供給し
前記一致信号の出力に応じて前記弁手段を開いてエアー
バッグの圧搾空気を排気するように制御する制御手段と
を備えた血行促進器としたものである。 【0005】 【作用】上記のように構成した請求項1記載の発明は、
使用者が入力手段から圧搾空気信号を入力してエアーバ
ッグに圧搾空気の供給を開始し所望の圧力になったこと
を感知したきに圧力値書込信号を入力することにより、
この時点の圧力値を記憶手段に設定することができるの
で、所望の圧力値を簡単かつ確実に設定することができ
る。 【0006】 【実施例】つぎに、この発明の実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。 【0007】血行促進器1は、図1に示すようにエアー
バッグ2とこのエアーバッグ2に圧搾空気を供給する装
置本体3とからなっている。そして、前記エアーバッグ
2は、例えば塩化ビニールあるいはポリウレタン等から
なる軟質かつ気密性を有する2枚のシート材4aおよび
4bを合わせてその外縁部を接着等により気密的に固着
し内部に空間部4cを形成した袋状に形成されるととも
に、図1においては、上半身5に装着する上着タイプと
して示してあるが、身体の一部に装着できるように構成
されている。このエアーバッグ2にはエアーチューブ6
bが接続され、また、前記装置本体3には圧搾空気を供
給するための管体としてのエアーチューブ6aが接続さ
れている。そして、両エアーチューブ6a、6bは後述
する急速排気弁25に接続されている。なお、急速排気
弁25はエアーバッグ2側に設けられており、エアーチ
ューブ6bはエアーチューブ6aより短く形成されてい
る。 【0008】つぎに、装置本体3について説明する。7
は上部筐体7aと下部筐体7bとからなる装置本体3の
筐体で、この筐体7の内部には後述する圧搾空気供給装
置20が設けられている。 【0009】前記筐体7の正面中央部には圧力値の大き
さをアナログ的に表示する圧力値表示器8が設けられて
いる。この圧力値表示器8は図において左から右側に
く程表示高さが高くなる表示バー8aないし8nから構
成され裏面には発光ダイオードが配置されている。そし
て、前記表示バーの高さは圧力値の大きさを示すように
なっており圧力値に応じた表示バーに対応した発光ダ
イオードを発光させて圧力値を示すようになっている。 【0010】前記筐体7の図の右側には収納凹部9が形
成されており、この収納凹部9には入力手段としてのリ
モートコントロール装置10が着脱自在に収納されてい
る。このリモートコントロール装置10は赤外線により
信号を送信するもので、赤外線を発光する赤外線発光ダ
イオード11がその一端部に設けられているとともに圧
搾空気供給信号入力釦10a、膨縮回数入力釦10b、
所望圧力値設定釦10cおよび圧搾空気供給停止信号入
力釦10d等が設けられている。また、前記収納凹部9
には受信部の構成要素である赤外線信号を受信する受光
用センサー12が配設されている。さらに、装置本体3
の左側上部に後述するエアーバッグ2の膨縮回数を表示
する表示器13が設けられ、その下方には電源スイッチ
14が設けられている。また、装置本体3の一側面には
前記エアーチューブ6aの一端が接続されている。な
お、15は電源コードである。 【0011】つぎに、前記圧搾空気供給装置20につい
て、図2のブロック図を用いて説明する。図2におい
て、21は中央演算処理装置(CPU)、リードオンリ
ーメモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリー(R
AM)等からなる制御手段としての制御装置である。
の制御装置21には前記リモートコントロール装置10
からの入力信号を受光用センサー12を介して受信する
受信部22、前記圧力値表示器8およびエアーバッグ2
の膨縮回数を表示する表示器13が接続されている。な
お、制御装置21には電源スイッチ14を介して電力が
供給されるようになっている。また、前記制御装置21
には書き換え可能な記憶手段としてのメモリー23が接
続されている。このメモリー23は前記リモートコント
ロール装置10から入力されるエアーバッグ2の膨縮回
数値および後述する圧搾空気の所望圧力値を記憶するよ
うになっている。そして、記憶された圧搾空気の所望圧
力値は制御装置21を介して前記圧力値表示器8に表示
される。なお、この所望圧力値および膨縮回数値は使用
者が所望する値つまり自分に適した値を指すものであっ
て、これらの値は使用者が使用に当たって任意に設定す
るものである。 【0012】つぎに、24は圧搾空気供給手段としての
コンプレッサーで、このコンプレッサー24は前記エア
ーチューブ6a、急速排気弁25およびエアーチューブ
6bを介して前記エアーバッグ2に圧搾空気を供給する
ようになっている。前記エアーチューブ6aにはこのエ
アーチューブ6aの内部に連通した管27が接続され、
この管27は管27aと管27bとに分岐されている。
管27aには圧力検出手段としての半導体圧力センサー
からなる圧力センサー28が接続されており、管27b
には電磁弁29が接続されている。そして、前記圧力セ
ンサー28は前記コンプレッサー24から供給されるエ
アーチューブ6a内の圧搾空気の圧力値を常時検出する
ようになっている。この圧力センサー28で検出される
圧力値は圧搾空気が供給され始めると徐々に大きくな
り、また供給が停止され後述する電磁弁29が開くと急
速に低下するように常時変化しているが、この変化して
いる圧力値は制御装置21を介して前記圧力値表示器8
に表示される。したがって、使用者はこの圧力値を目視
により常時確認することができる。 【0013】また、前記制御装置21には書込手段30
が接続されており、この書込手段30は、制御装置21
に前記入力手段10の所望圧力値設定釦10cから所望
圧力値書込信号が入力されたとき、制御装置21によっ
て制御され、前記圧力センサー28が現在検出している
管27内の圧力つまりエアーバッグ2内の圧搾空気の圧
力値を前記メモリー23に書き込むように機能するもの
である。 【0014】そして、この圧力センサー28には圧力値
比較器31が接続されている。この圧力値比較器31
は、圧力センサー28で検出した圧搾空気の圧力値と前
記メモリー23に書き込まれた前記所望圧力値とを常時
比較し、両者が一致つまり同じ大きさになったときに一
致信号を前記制御装置21に対して出力するようになっ
ている。そして、圧力値比較器31から一致信号が出力
されると制御装置21は、前記コンプレッサー24を停
止させ圧搾空気のエアーバッグへの供給を停止すると同
時に管27を通してエアーチューブ6a内部を外部と
連通させるために電磁弁29を開くように制御するよう
になっている。前記電磁弁29は常時は閉じており通
電されているときのみ開くようになっており、圧搾空気
の供給停止のため前記コンプレッサー24が停止したと
き、前記エアーチューブ6aの内部を外部と連通させエ
アーチューブ6a内の圧力を低下させるように機能する
ものである。 【0015】前記電磁弁29には電磁弁動作カウンター
32が接続されており、この電磁弁動作カウンター32
は電磁弁29が開いたとき動作するものである。つまり
前記エアーバッグ2に圧搾空気が供給されて所望圧力値
に達し、圧力センサー28を介して圧力値比較器31か
ら出力された一致信号に基づいて、制御装置21がコン
プレッサー24を停止させるとともに電磁弁29を開く
ことになるが、電磁弁動作カウンター32はこの電磁弁
29の開いた回数すなわちエアーバッグ2の膨縮回数を
計数するようになっている。 【0016】前記電磁弁動作カウンター32には圧搾空
気供給装置20を自動モードと手動モードに切り換える
ための切換器33が接続されている。すなわち前記電磁
弁動作カウンター32が膨縮回数値比較器34と接続さ
れると自動モードとなり、切り離されると手動モードと
なるようになっている。なお、このモード切り換えは前
記リモートコントロール装置10の操作によってなされ
る。 【0017】前記膨縮回数値比較器34は、自動モード
つまり切換器33により電磁弁動作カウンター32と接
続されている場合は、使用者が使用に先立って前記リモ
ートコントロール装置10を介してメモリーに設定した
エアーバッグ2の膨縮回数値と前記電磁弁動作カウンタ
ー32の計数値とを比較し、両者が一致したとき一致信
号を前記制御装置21に出力する。制御装置21は、膨
縮回数値比較器34から一致信号を受けると前記エアー
バッグ2への圧搾空気の供給を停止させるよう前記コン
プレッサー24を停止させると同時に、前記エアーチュ
ーブ6a内部を外部に連通させるため前記電磁弁29を
開くようにコンプレッサー24と電磁弁29を制御す
る。すなわち、使用者が設定した所望の回数だけエアー
バッグ2の膨縮が繰り返されると自動的にエアーバッグ
2への圧搾空気の供給が停止され、エアーバッグ2の圧
搾空気は排気されて圧搾空気供給装置20は動作を停止
するものである。なお、膨縮回数値比較器34の計数値
は前記表示器13に表示される。 【0018】つぎに、前記切換器33によって電磁弁動
作カウンター32を膨縮回数値比較器34から切り離し
て手動モードとした場合は、電磁弁動作カウンター32
は直接制御装置21に接続され、この電磁弁動作カウン
ター32の計数値は制御装置21を介して表示器13に
表示されるようになっている。したがって、使用者が手
動モードを選択した場合は前記表示器に表示される膨縮
回数値を目視で確認しながら所望の回数値となったとき
前記リモートコントロール装置10から圧搾空気供給停
止信号を入力し圧搾空気供給装置20の動作を停止させ
ればよい。 【0019】つぎに、急速排気弁25について説明す
る。この急速排気弁25は前記コンプレッサー24から
圧搾空気が供給されて基準圧力値に達して供給が停止さ
れたとき前記エアーバッグ2の圧搾空気を急速に排気さ
せるよう機能するものであり、その構成を図3に基づい
て説明する。この急速排気弁25は対向壁35a、35
bを有する中空の筐体35と、この筐体35内に前記対
向壁35a、35b方向に対して移動自在に配設された
板状の弁体36とから構成されている。前記弁体36は
中央部に通気孔36aが形成されるとともに常時は、こ
の通気孔36aを閉じている弾性材からなる弁36bを
有している。そして、この弁36bは前記コンプレッサ
ー24からの圧搾空気をエアーバッグ2側に流す方向に
開くようになっている。また、前記対向壁35aおよび
35bの中央部には、それぞれ接続管37および38が
設けられているとともに対向壁35bには急速排気孔3
9が形成されている。そして、前記接続管37には前記
エアーチューブ6aが接続され、また、接続管38はエ
アーバッグ2のエアーチューブ6bに接続されている。 【0020】つぎに、この急速排気弁25の動作につい
て説明する。まず、前記コンプレッサー24からエアー
バッグ2に圧搾空気の供給が開始されると、弁体36は
圧搾空気によって図3(B)に示すように対向壁35b
に密着するまで移動し前記急速排気孔39を閉じる。こ
のとき前記弁36bは開き圧搾空気は通気孔36aを通
ってエアーバッグ2に供給される。そして、エアーバッ
グ2が徐々に膨脹するとともにエアーバッグ2内の圧搾
空気の圧力値つまり前記エアーチューブ6a内の圧力値
も大きくなり、設定された所望圧力値に達して制御装置
21によりコンプレッサー24の動作が停止され電磁弁
29が開かれると、エアーチューブ6a内の圧力が低下
するため前記弁体36は図3(A)に示すように対向壁
35bから離れて通気孔36aは弁体36bで閉じられ
れるとともに前記急速排気孔39が開き、この急速排気
孔39を通してエアーバッグ2内の圧搾空気は急速に排
気される。このエアーバック2内の圧搾空気の給排気は
前記電磁弁29と急速排気弁25とが共働してなされて
おりこの両者で弁手段を構成している。 【0021】つぎに、上記実施例の血行促進器1の動作
について説明する。 【0022】まず、使用者が手動モードを選択した場合
について説明する。 【0023】使用者は使用に当たって手動モードを前記
リモートコントロール装置10の操作により選択する。
ついで、エアーバッグ2を上半身に装着した後、リモー
トコントロール装置10を操作して圧搾空気供給信号を
入力すると、この圧搾空気供給信号にもとづき制御装置
21はコンプレッサー24を動作させ、コンプレッサー
24からエアーチューブ6a、急速排気弁25および、
エアーチューブ6bを介してエアーバッグ2に圧搾空気
の供給が開始される。これにより、エアーバッグ2内の
圧搾空気の圧力値およびエアーチューブ6aの圧力値が
徐々に大きくなり、この圧力値は圧力センサー28によ
り検出されるとともに圧力値表示器8に表示される。 【0024】そして、エアーバッグ2内の圧力値は次第
に高くなっていくが、その過程において自己の所望圧力
値であると感じたときに、リモートコントロール装置1
0から圧搾空気供給停止信号を入力する。この圧搾空気
供給停止信号に基づいて制御装置21はコンプレッサー
24を停止させ、また、エアーバッグ2内の圧搾空気の
排気をするため電磁弁29を開くよう制御する。エアー
バッグ2の排気が進行するに伴い圧力が低下していく
が、この過程で使用者が、自己が所望する圧力つまり血
液が流れ出す圧力と感じたときに、再びリモートコント
ロール装置10を操作して圧搾空気供給信号を入力する
と、この圧搾空気供給信号装置20に基づいて制御装置
21はコンプレッサー24を動作させて、エアーバッ
グ2に圧搾空気の供給を開始する。そして、上述したよ
うに使用者は自己の所望の圧力値であると感じたとき
リモートコントロール装置10から圧搾空気供給停
止信号を入力して、エアーバッグ2の圧搾空気を排気さ
せる。この給排気つまりエアーバッグ2の膨縮回数は電
磁弁動作カウンター32で計数され表示器13に表示
れている。このため、使用者は表示器13に表示されて
いる計数値を目視しつつ所定の回数に達するまで前記
圧搾空気供給信号を入力と圧搾空気供給停止信号との入
力を交互に繰り返して装置20を動作させればよい。 【0025】そして、上述したようにエアーバッグ2の
膨縮による身体の締付けとこの締付けの急速な解放とに
よって、血管の圧縮と急速な解放を繰り返すことにより
血行を促進させることができる。 【0026】なお、上記の場合、エアーバッグ2への圧
搾空気の供給を停止する場合は、コンプレッサー24を
停止させるようにしているため、コンプレッサーから圧
搾空気の供給をし続け別にエアーバッグへの供給と外部
への排気を切り換える切換弁を設けて、この切換弁の切
り換えにより供給停止するようにした場合に比べ切り換
え弁を不要としているだけコスト低減を図ることができ
る。また、前記切換弁を使用してコンプレッサーからの
圧搾空気を外部へ排気するようにしたものでは、外部へ
の排気を行う弁が動作不良を起こした場合エアーバッグ
内の圧力が異常に高くなるという問題を回避するため安
全弁を設けており、この安全弁の動作圧は通常の排気圧
より高く設定されているため、この動作圧になるまでコ
ンプレッサーを駆動させなければならず、それだけコン
プレッサーに負荷がかかり、ひいてはコンプレッサーの
故障あるいは寿命が短くなるという問題がしょうじる
が、上記実施例のようにコンプレッサーを停止するよう
にした場合は前記問題も生じることがない。 【0027】つぎに、自動モードの動作について説明す
る。使用者は使用に当たって自動モードを前記リモート
コントロール装置10の操作により選択し、ついで所望
の膨縮回数値を入力しメモリー23に設定した後、エア
ーバッグ2を上半身に装着し、リモートコントロール装
置10を操作して圧搾空気供給信号を入力し装置20を
動作させると、コンプレッサー24からエアーチューブ
6a、急速排気弁25および、エアーチューブ6bを介
してエアーバッグ2に圧搾空気の供給が開始され、エア
ーバッグ2内の圧搾空気の圧力値およびエアーチューブ
6aの圧力値が徐々に大きくなり、この圧力値は圧力セ
ンサー28により検出されるとともに圧力値表示器8に
表示される。 【0028】そして、エアーバッグ2内の圧力値は次第
に高くなっていくが、その過程において自己の所望圧力
値であると感じたときに、リモートコントロール装置1
0の所望圧力値設定設定釦10cを操作して、この圧力
値を書き込む書込信号を入力する。この書込信号は制御
装置21に送るられ、制御装置21は、この所望の圧力
値の書込信号に基づいて前記書込手段30を制御して前
記圧力センサー28がこの時点で検出している圧力値を
所望圧力値として前記メモリー23に書き込み設定す
る。そして、その後のエアーバッグ2への圧搾空気の給
排気においては、圧力センサー28で検出した圧力値と
前記メモリー23に記憶された所望圧力値とが圧力値比
較器31で比較され両者が一致したとき一致信号を制御
装置21に出力する。この一致信号に基づいて制御装置
21はコンプレッサー24を停止する同時に電磁弁29
を開きエアーチューブ6aの内部を外部と連通させエア
ーチューブ6a内の圧力値を低下させる。すると前記急
速排気弁25が動作してエアーバッグ2内の圧搾空気を
急速に外部に排気する。そして、前記電磁弁29が開く
よう動作したとき前記電磁弁動作カウンター32は1回
動作したとして計数する。そして、エアーバッグ2内の
圧搾空気が排気された後、所定時間が経過すると前記制
御装置21は再び電磁弁29を閉じるとともにコンプレ
ッサー24を動作させてエアーバッグ2への圧搾空気の
供給を開始し、上述の動作を繰り返してエアーバッグ2
の膨縮動作を繰り返し継続する。この膨縮動作は電磁弁
29の動作として前記電磁弁動作カウンター32により
計数されており、この計数値は膨縮回数値比較器34で
前記メモリー23に設定されている膨縮回数値と比較さ
れ両者が一致すると一致信号を制御装置21に出力す
る。制御装置21はこの一致信号に基づいて前記コンプ
レッサー24を停止するとともに電磁弁29を開くよう
制御するのでエアーチューブ6a内の圧力は低下し、急
速排気弁25が動作し、エアーバッグ2内の圧搾空気も
急速排気孔39を介して排気される。そして、エアーバ
ッグ2内の圧搾空気の排気が終了した後、制御装置21
は圧搾空気供給装置20を停止させ、血行促進器1の運
転を停止させる。 【0029】そして、血行促進器1の運転中つまり使用
中においては、圧搾空気の供給が開始されると前記エア
ーバッグ2が徐々に膨脹し、この膨脹に伴う膨脹圧力に
より身体は徐々に締め付けられて血管は圧縮され血液の
流れは一時的に抑制されるが、その後エアーバッグ2内
の圧搾空気の急速な排気に伴いそれまでの締め付けが急
速に解放されるため圧縮されていた血管も同様に急速に
解放され、流れを抑制されていた血液もまた急速に流れ
るようになり、この血液の流れの強制的抑制とこの抑制
の急速な解放の繰り返しにより血行は促進されることに
なる。 【0030】なお、上記実施例では圧力センサー28は
エアーチューブ6a内の圧力を検出するようにしている
が、これは、エアーバッグ2内の圧力を検出するように
することもできる。 【0031】また、上記実施例では所望圧力値の設定は
所望圧力値設定釦10cからの入力に基づいて行ってい
るが、この設定は所望の圧力値となったとき圧搾空気の
供給を停止するために圧搾空気供給停止入力釦10dか
ら入力する停止信号に基づいて設定するようにしてもよ
い。 【0032】 【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、使用者が入力手段から圧搾空気信号を入力してエ
アーバッグに圧搾空気の供給を開始し所望の圧力になっ
たときに圧力値書込信号を入力することにより、この時
点の圧力値を記憶手段に設定することができるので、所
望の圧力値を簡単かつ確実に設定することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す血行促進器の構成を示す
図。 【図2】上記実施例の圧搾空気供給装置のブロック図。 【図3】上記実施例の急速排気弁の断面図で、(A)は
エアーバツグの排気状態における動作状態を、(B)は
エアーバツグの給気状態における動作状態を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 血行促進器 2 エアーバツグ 3 装置本体 6a エアーチューブ(管体) 8 圧力値表示器 10 リモートコントロール(入力手段) 13 表示器(表示手段) 21 制御装置(制御手段) 23 メモリー(記憶手段) 24 コンプレッサー(圧搾空気供給手段) 25 急速排気弁(弁手段) 28 圧力センサー(圧力検出手段) 29 電磁弁(弁手段) 30 圧力値比較器(圧力比較手段) 31 電磁弁動作カウンター(膨縮回数計数手段) 33 膨縮回数比較器(膨縮回数値比較手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−68164(JP,A) 特開 昭60−21754(JP,A) 特開 昭57−134159(JP,A) 特開 昭62−14853(JP,A) 特開 平5−38351(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】圧搾空気の給排気により膨縮するとともに
    身体の少なくとも一部に装着されるエアーバッグと、こ
    のエアーバッグに管体を介して圧搾空気を供給する圧搾
    空気供給手段と、前記管体に連通して設けられこの管体
    の内部を外部に対して開閉する弁手段と、前記エアーバ
    ックに供給される圧搾空気の圧力を検出する圧力検出手
    段と、圧搾空気の供給信号および圧力値書込信号を入力
    する入力手段と、圧力値を記憶する記憶手段と、前記入
    力手段から入力された圧力値書込信号に基づいて前記圧
    力検出手段で検出されている圧力値を前記記憶手段に書
    き込む書込手段と、前記記憶手段に記憶された圧力値と
    前記圧力検出手段で検知された圧力値とを比較し両者が
    一致しているとき一致信号を出力する圧力値比較手段
    と、前記入力手段から入力された圧搾空気供給信号に基
    づいて前記圧搾空気供給手段から供給されたエアーバッ
    グ内の圧力が所望の圧力値となった時入力された圧力値
    書込信号に応じて前記圧力検出手段で検出されている圧
    力値を前記書込手段を介して前記記憶手段に書き込み記
    憶させるとともに、前記圧力値比較手段から一致信号が
    出力されるまで圧搾空気供給手段からエアーバッグに圧
    搾空気を供給し前記一致信号の出力に応じて前記弁手段
    を開いてエアーバッグの圧搾空気を排気するように制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする血行促進器。
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